JPH07234822A - カウント装置 - Google Patents

カウント装置

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JPH07234822A
JPH07234822A JP2454294A JP2454294A JPH07234822A JP H07234822 A JPH07234822 A JP H07234822A JP 2454294 A JP2454294 A JP 2454294A JP 2454294 A JP2454294 A JP 2454294A JP H07234822 A JPH07234822 A JP H07234822A
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JP
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JP2454294A
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Noboru Nitta
昇 仁田
Makoto Iwasaki
信 岩崎
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】EEPROMに記憶された累積カウント値の信
頼性を保障しつつそのカウント値累積記憶エリアの寿命
を飛躍的に伸長できる低コストで取扱い容易なカウント
装置を提供する。 【構成】EEPROM15のカウント値累積記憶エリア
を複数(2つ)のアドレス部Ad・A,Ad・Bから形
成するとともに書込み記憶制御手段(11,12)を選
択された書込みタイミングになるごとにカウンタ30に
よるのカウント値Dを各アドレス部Ad・A,Ad・B
に順番に累積書込み記憶可能に構成した。また、エラー
発生したアドレス部Ad・iは使用禁止とし、さらに使
用禁止とされたアドレス部の代替アドレス部を用意して
使用中のアドレス部の数を一定に保持できるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EEPROMを利用し
たカウント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種のOA機器,産業機器等では、部品
交換時期管理やユーティリティ補給時期管理等のため
に、予め決められた事象の発生回数をカウントし、その
累積カウント値が予め決められた設定値になったか否か
を判別して部品交換等を行っている。例えば、電子写真
装置では写真形成をする毎に用紙枚数をカウントしその
累積カウント値が設定値以上となると像担持体の交換や
トナー補給を行っている。また、インクジェットプリン
タでは印字量ごとのインク消費量をカウントし、設定値
以上となった場合にインクタンクを交換している。各種
プリンタの印字ヘッドの交換時期も同様に管理されてい
る。
【0003】このように各種管理等に用いられるカウン
ト装置は、電源ON−OFFに関係なくカウントした事
象の発生回数を累積カウント値として記憶保持しておく
必要があることから、書込み自在な不揮発生のEEPR
OMを利用して構築される場合が多い。しかし、EEP
ROMは書込み回数が所定回数以上となると寿命に達し
てしまうので、累積カウント値に異常(エラー)が発生
したり値そのものが消失してしまうことがある。また、
寿命に達しない以前でも外部ノイズ等の事由により狂っ
てしまう場合があるので、メカ構造のカウント装置より
も寿命が短く使用目的によっては信頼性に欠けるという
問題がある。
【0004】そこで、本出願人は、図14に示す如く、
EEPROM15Pのカウント値累積記憶エリアとして
複数(例えば、3つ)のアドレス部Ad・A,Ad・
B,Ad・Cを設け、カウンタ13Pで事象が発生する
毎にカウントした発生回数D(Da=Db=Dc)を各
アドレス部に同時に書込み記憶させ、かつ各カウント値
Da,Db,Dcを比較してバラツキのある場合はその
最大値を正しい累積カウント値として採用する方式を提
案(特開平3−221973号公報)している。この提
案方式によれば、アドレス部Adを増大する程に信頼性
を向上できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アドレ
ス部Adをいかに増大しても寿命の伸長化の点でなお改
善の余地がある。すなわち、例えばインクジェットプリ
ンタにおいて、印字量(例えば、ドット数)を事象の発
生回数として管理する必要がある場合、その累積カウン
ト値は膨大となる。したがって、累積カウント値がある
値に到達すると、各アドレス部の寿命が一定時期範囲内
において一斉に尽きてしまうという事態が発生する。
【0006】本発明の目的は、EEPROMに記憶され
た累積カウント値の信頼性を保障しつつそのカウント値
累積記憶エリアの寿命を飛躍的に伸長できる低コストで
取扱い容易なカウント装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】EEPROMを利用した
カウント装置の各種使用目的を分析するに、累積カウン
ト値の絶対値を問題とすることは非常に少ない。換言す
れば、設定値が例えば“100,000”とされている
場合にEEPROMのカウント値累積記憶エリアに記憶
されている累積カウント値が例えば“99,995”で
あった場合でもその値(99,995)そのものが正し
ければ良とする使用態様が圧倒的に多いことに着目し、
本発明はEEPROMのカウント値累積記憶エリアを複
数のアドレス部から形成するとともにカウンタのカウン
ト値を各アドレス部に順番に累積書込み記憶可能として
累積カウント値の信頼性を向上しつつカウント値累積記
憶エリア全体の寿命を大幅に伸長させることができる構
成とし、前記課題を解消するものである。
【0008】すなわち、請求項1の発明にかかるカウン
ト装置は、事象が発生するごとにその発生回数をカウン
トするカウンタと,このカウンタでカウントしたカウン
ト値を選択された書込みタイミングでEEPROMのカ
ウント値累積記憶エリアに累積して書込み記憶させる書
込み記憶制御手段とを備えたカウント装置において、前
記EEPROMのカウント値累積記憶エリアを複数のア
ドレス部から形成するとともに、前記書込み記憶制御手
段を前記書込みタイミングになるごとに前記カウント値
を各アドレス部に順番に書込み記憶可能に形成した、こ
とを特徴とする。
【0009】また、請求項2の発明にかかるカウント装
置は、事象が発生するごとにその発生回数をカウントす
るカウンタと,このカウンタでカウントしたカウント値
を選択された書込みタイミングでEEPROMのカウン
ト値累積記憶エリアに累積して書込み記憶させる書込み
記憶制御手段とを備えたカウント装置において、前記E
EPROMのカウント値累積記憶エリアを複数のアドレ
ス部から形成するとともに、前記書込み記憶制御手段を
前記書込みタイミングになるごとに前記カウント値を各
アドレス部に順番に書込み記憶可能に形成し、かついず
れかのアドレス部に異常が発生した場合に当該アドレス
部を使用禁止とする使用禁止制御手段を設けた、ことを
特徴とする。
【0010】さらに、請求項3の発明にかかるカウント
装置は、事象が発生するごとにその発生回数をカウント
するカウンタと,このカウンタでカウントしたカウント
値を選択された書込みタイミングでEEPROMのカウ
ント値累積記憶エリアに累積して書込み記憶させる書込
み記憶制御手段とを備えたカウント装置において、前記
EEPROMのカウント値累積記憶エリアを複数の常用
アドレス部と複数の予備アドレス部とから形成するとと
もに、前記書込み記憶制御手段を前記書込みタイミング
になるごとに前記カウント値を各常用アドレスに順番に
書込み記憶するように形成し、かつ該各常用アドレス部
のうちのいずれかの常用アドレス部に異常が発生した場
合に当該常用アドレス部を使用禁止とする使用禁止制御
手段と,使用禁止とされた常用アドレス部を該各予備ア
ドレス部のうちの任意または予め対応された予備アドレ
ス部に代替えさせる代替制御手段とを設けた、ことを特
徴とする。
【0011】
【作用】上記構成による請求項1の発明の場合、カウン
タは事象が発生する毎にその発生回数をカウントする。
すると、書込み記憶制御手段が、書込みタイミングにな
るごとにカウント値を各アドレス部に順番に累積書込み
記憶する。例えば、アドレス部Ad・Aにはカウント値
“N”、アドレス部Ad・Bにはカウント値“N+
1”、アドレス部Ad・Cにはカウント値“N+2”が
書込み記憶される。
【0012】したがって、アドレス部を3つとすれば、
各アドレス部への書込み記憶は3回の書込みタイミング
中に1回だけ行われるから、各アドレス部の寿命を3倍
に伸長するとができる。また、累積カウント値
(“N”)が記憶される1つのアドレス部に異常が生じ
たとしても他のアドレス部に正確な“N−1”や“N+
1”が累積記憶されているので、信頼性が高まる。
【0013】また、請求項2の発明の場合、書込み記憶
制御手段は各アドレス部にカウント値を請求項1の発明
の場合と同様に順番に累積書込み記憶する。しかも、い
ずれかのアドレス部に異常が発生した場合には、使用禁
止制御手段が当該アドレス部を使用禁止とする。したが
って、書込み記憶制御手段は、使用禁止アドレス部を外
してその次の順番のアドレス部にカウント値を累積記憶
書込する。
【0014】よって、請求項1の発明の場合と同様な作
用を奏することができる他、さらに異常発生アドレス部
を外すので、使用中のどのアドレス部に記憶されている
累積カウント値も、その値が常に正しい。したがって、
信頼性が一段と高まり、累積カウント値の読出し処理も
容易化できる。
【0015】さらに、請求項3の発明の場合、書込み記
憶制御手段は、請求項1および請求項2の場合と同様に
カウント値を常用アドレス部に順番に累積書込み記憶す
る。また、常用アドレス部のいずれかに異常が発生する
と使用禁止制御手段が請求項2の発明の場合と同様に当
該常用アドレス部を使用禁止とする。
【0016】すると、代替制御手段が予備アドレス部の
うちの例えば予め対応された予備アドレス部を使用禁止
された常用アドレス部に代替えさせる。したがって、書
込み記憶制御手段は、順番が来たときは当該代替予備ア
ドレス部にカウント値を累積書込みする。
【0017】かくして、請求項1および請求項2の発明
の場合と同様の作用を奏する他、さらに、請求項2の発
明の場合に比較して使用禁止のアドレス部が発生しても
のその代替アドレス部に書込み記憶できるので、寿命の
尽きた常用アドレス部を次々に新しい予備アドレス部に
交換できるから、カウント値累積記憶エリア全体の寿命
をより大幅に伸長できかつ信頼性を一段と高められる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本カウント装置は、図1〜図3に示す如
く、EEPROM15のカウント値累積記憶エリアを複
数(この第1実施例では2つ)のアドレス部(Ad・
A,Ad・B)から形成するとともに、書込み記憶制御
手段(11,12)を書込みタイミングになるごとに累
積カウント値(M)を各アドレス部に順番に書込み可能
に構成し、カウント値累積記憶エリアの寿命を大幅(2
倍)に伸長をできるように形成してある。
【0019】また、中間にドットカウントメモリ13N
を設け、カウンタ30のカウント値(D)を1行印字終
了ごとにバッファとしてのドットカウントメモリ30に
加算(累計)記憶するものと形成してカウンタ30の小
型小容量化と低コスト化とを図るとともに、書込み記憶
制御手段(11,12)をこのドットカウントメモリ1
3Nに累積記憶されたカウント値(N)を選択された書
込みタイミングでEEPROM15に書込み記憶するも
のと形成し、カウント値累積記憶エリア(Ad・A,A
d・B)の一層の長寿命化を図っている。
【0020】また、データ圧縮変換制御手段(11,1
2)を設け、ドットカウントメモリ13Nの累積カウン
ト値(N)を定数Aで除した圧縮累積カウント値(M)
に変換してから、EEPROM15に書込み記憶させる
ように形成し、カウント値累積記憶エリアの一層の小容
量化と書込み記憶制御の高速化を図っている。
【0021】さらに、図3に示すタイミング信号STR
を出力するタイミング信号出力制御手段(11,12)
を設け、書込みタイミングを印字ヘッド1のプライム機
能が実行されたタイミングに選択し、EEPROM15
への書込み回数を減少させ一層の長寿命化を図ってい
る。
【0022】さらに、チェックデータ書込み制御手段
(11,12)を設け、各アドレス部Ad・A,Ad・
Bに累積カウント値(M)とともにチェックデータを書
込み可能に形成し、かつエラーチェック制御手段(1
1,12)と累積カウント値復元制御手段(11,1
2)とを設け、カウント値累積記憶エリアから累積カウ
ント値(Mi)を読出してドットカウントメモリ13N
に復元する際にエラーチェックを行いかつ異常のない方
のアドレス部に記憶されている累積カウント値(Mi)
を読出すことができるように形成してある。
【0023】ここに、本カウント装置は、図1に示すイ
ンクジェットプリンタ(1,2,3,10)に一体的に
組み込まれ、印字ヘッド1と一体化されたインクタンク
1T内のインク消費量を印字(事象)の発生回数(ドッ
ト数)としてカウントし、その交換時期を管理するため
に使用されるものとされている。したがって、インク補
給表示制御手段(11,12)を設け、表示器(IN
G)18にその旨を表示するものと形成してある。
【0024】まず、インクジェットプリンタを図1を参
照して説明する。制御部10は、CPU11,ROM1
2,RAM13,イメージRAM14,発振器16,操
作パネル(PNL)17,上位機器(図示省略)との通
信用インターフェイス19,入出力ポート(I/O)2
0等を含みプリンタ全体を駆動制御するものと形成され
ている。
【0025】また、印字ヘッド1,キャリアモータ2,
用紙送りモータ3は、各ドライバ1D,2D,3Dを介
して制御部10に接続され、適時に適量だけ駆動制御さ
れる。
【0026】すなわち、インターフェイス19を介して
上位機器から伝送された印字データは、CPU11によ
ってイメージRAM14に格納される。すると、印字デ
ータ出力制御プログラムを格納させたROM12とCP
U11とから形成された印字データ出力制御手段が、印
字データ信号Dpとクロック信号CLKとを印字ヘッド
1(ドライバ1D)に出力する。これをソフトウェア動
作をブロック表示させた図3に示す。
【0027】すると、CPU11がキャリアモータ2を
駆動制御しつつ用紙上に1行分の印字をさせる。そし
て、1行分が終了すると、用紙送りモータ3を駆動制御
して用紙送りを行い改行する。なお、Ni(i=1,
2,…,n)行印字が終了するごとに印字ヘッド1につ
いてのプライム機能を実行するものと形成されている。
【0028】ここにおいて、カウンタ30は、図1,図
3に示す如く、印字データ出力制御手段(11,12)
から出力される印字データ信号Dpとクロック信号CL
Kとを入力として、印字量(ドット数)Dをカウントす
るものと形成されている。すなわち、事象(印字)が発
生するごとにその回数(印字量=ドット数)をカウント
する。
【0029】このカウンタ30は、カウント制御手段
(CPU11,ROM12)によって印字指令があった
場合にカウント動作を開始(図4のST10)し、かつ
1行印字が終了(ST11のYES)するごとにカウン
ト値Dが読取りされる(ST12)となるとともに、読
取りされたカウント値DがCPU11によってドットカ
ウントメモリ13Nに記憶されるとクリア(D→0)さ
れるものと形成されている(ST14)。したがって、
1行分の印字量D(ドット数)をカウントするだけでよ
いので、小型小容量で低コストである。
【0030】また、ドットカウントメモリ13Nの累積
カウント値Nは、印字ヘッド1(インクタンク1T)の
交換がされた場合(ST16のYES)に出力される図
3に示すリセット信号RSTによって零(0)クリアさ
れる。また、電源が投入(ON)されたときに働く累積
カウント値復元制御手段(CPU11,ROM12)に
よって、EEPROM15から読出された累積カウント
値(M)に対応する累積カウント値Nがドットカウント
メモリ13Nに復元書込みされる(図6のST30,S
T43)。
【0031】さて、EEPROM15のカウント値累積
記憶エリアは、図2に示す如く、複数(2つ)のアドレ
ス部Ad・A,Ad・Bから形成されている。また、各
アドレス部Ad・A,Ad・Bには、カウント値(M
i)の他にランダム的で任意に選択されたチェックデー
タ(Ei)が書込可能とされている。
【0032】また、書込み記憶制御手段は、図3に示す
上記タイミング信号STRが入力されるごとにドットカ
ウントメモリ13Nに記憶されている累積カウント値N
を各アドレス部Ad・A,Ad・Bに順番に書込み記憶
する手段で、順番書込制御プログラムを格納させたRO
M12とCPU11とから形成され図5のST22〜2
4で実行される。この実施例の場合は、交互に書込み記
憶する。
【0033】すなわち、図2(A)に示す書込み記憶状
態にあったとして、その後の(n+1)回目の書込み記
憶タイミングの際は、CPU11がドットカウントメモ
リ13Nから累積カウント値Nを読出す(図5のST2
0)。すると、データ圧縮変換制御手段(CPU11,
ROM12)がカウント値Mに圧縮変換(M=N/A)
する(ST21)。定数Aを例えば“10,000”と
しておけば、Ni行分のドット数(N)を1/10,0
00に圧縮できる。
【0034】ここに、書込み記憶制御手段(11,1
2)は、前回(n回目)に書込み記憶したアドレス部が
“Ad・A”であることを確認(ST22のYES)す
ると、当該カウント値M(=Mb)を図2(B)に示す
アドレス部Ad・Bに書込み記憶する(ST24)。こ
の際、チェックデータ書込み制御手段(11,12)に
よって、チェックデータEb(=Ei)も記憶される。
【0035】したがって、前回(n回目)の書込み記憶
後を示す図2(A)と今回〔(n+1)回目〕の書込み
記憶後を示す同(B)とを比較すれば、カウント値累積
記憶エリアのアドレス部Ad・Aについては変化ない
が、アドレス部Ad・Bについては前々回〔(n−1)
回目〕のカウント値Mbが今回〔(n+1)回目〕のカ
ウント値Mbに書替えられる。
【0036】すなわち、アドレス部Ad・AとAd・B
とにドットカウントメモリ13Nからの累積カウント値
N(M)が交互に書込み記憶されるので、書込み記憶回
数の半減によりカウント値累積記憶エリア全体の寿命を
2倍に伸長できること明白である。
【0037】ところで、一旦装置電源を遮断(OFF)
すると、RAM13の一部記憶エリアから形成されたド
ットカウントメモリ13Nの累積カウント値Nは消失し
てしまう。この復元は累積カウント値復元制御手段(C
PU11,ROM12)によって実行される。
【0038】すなわち、電源が投入(ON)されると、
図6のプログラムが起動される。累積カウント値復元制
御手段(11,12)は、図2(B)に示す各アドレス
部Ad・A,Ad・Bから各累積カウント値Ma,Mb
を読出す(ST30)。原則的に値の大きい方すなわち
装置電源が遮断(OFF)される以前に最終的に書込み
記憶された累積カウント値M(N)を復元するものと形
成されているので、ST31でどちらが大きいかを判別
する。
【0039】例えば、Mb>Maの場合(ST31のY
ES)、エラーチェック制御手段(CPU11,ROM
12)がアドレス部Ad・BからチェックデータEbを
読出して異常(エラー)があるか否かをチェックする
(ST32)。異常がなければ累積カウント値Mbが正
しいと判別する(ST33のYES)。
【0040】引続き、データ拡大変換制御手段(CPU
11,ROM12)が、拡大変換(Nb=Mb×A)し
て累積カウント値Nbを求める(ST34)。かくし
て、累積カウント値復元制御手段(11,12)が、こ
の累積カウント値Nb(=Ni)をドットカウントメモ
リ13Nに復元する(ST43)。したがって、電源投
入後のドットカウントメモリ13Nには、それまでの総
印字量(事象の総発生回数)Niを復元することができ
る。
【0041】なお、選択された累積カウント値Mbが異
常であると判別(ST33のNO)されたときは、他方
の正しい累積カウント値Maが復元される(ST35,
ST36のYES,ST39,ST43)。いずれの累
積カウント値Ma,Mbも異常である場合(ST36の
NO,ST41のNO)は、エラー処理される(ST4
2)。
【0042】次に、インク補給表示制御手段は、ドット
カウントメモリ13Nに記憶されている累積カウント値
Nと、ROM12またはRAM13に予めセットされた
設定値Nfrとを比較してN≧Nfrとなった場合に、
表示器18にインク補給つまりインクタンク1Tが一体
化された印字ヘッド1の交換を催促する表示を行う手段
で、CPU11とROM12とから形成され図7のST
50〜52で実行される。なお、設定値Nfrは、イン
クタンク1T内の使用可能インク量をドット数に換算し
た値である。
【0043】次に、この第1実施例の作用を説明する。
印字開始指令によって,印字データ信号出力制御手段
(11,12)が図3に示す印字データDpとクロック
信号CCKとを印字ヘッド1(1D)に出力する。する
と、カウント制御手段(11,12)がカウンタ30を
起動させる。
【0044】すなわち、カウンタ30は、印字量(ドッ
ト数)Dをカウント(D=D+1)し始める(図4のS
T10)。1行印字が終了(ST11のYES)する
と、カウント値(1行分ドット数)Dは、CPU11に
よってドットカウントメモリ13Nに累積(加算)記憶
される(ST13)。この場合、カウンタ30はクリア
(D→0)される(ST14)。
【0045】なお、以上の手順は、印字終了(ST15
のYES)まで繰返して行われる。また、ドットカウン
トメモリ13Nに記憶された累積カウント値Nは装置電
源の遮断で消失する。さらに、印字ヘッド交換後の装置
電源投入(ON)時(ST16のYES)に出力される
図3のリセット信号RSTによって、初期化(N→0)
処理される(ST17)。
【0046】印字運転続行中に、印字ヘッド1のプライ
ム機能が実行されると、タイミング信号出力制御手段
(11,12)が図3に示すタイミング信号STRを出
力する。すると、書込み記憶制御手段(11,12)が
働き、ドットカウントメモリ13Nから現在の累積カウ
ント値Nを読出す(図5のST20)。引続き、データ
圧縮変換制御手段(11,12)がデータ圧縮変換(M
=N/A)する(ST21)。
【0047】ここにおいて、書込み記憶制御手段(1
1,12)は、前回(n回目)に書込み記憶したEEP
ROM15内のカウント値累積記憶エリアを形成するア
ドレス部が図2(A)に示すアドレス部Ad・Aであっ
たと判別(ST22のYES)すると、今回〔(n+
1)回目〕の当該累積カウント値Mb(=M)を図2
(B)に示す如くアドレスAd・Bに書込み記憶する
(ST24)。この際、アドレス部Ad・Bには、チェ
ックデータ書込み制御手段(11,12)によってチェ
ックデータEb(=E)が書込まれる。
【0048】したがって、次回〔(n+2)回目〕の累
積カウント値Ma(=M)は、アドレス部Ad・Aに書
込み記憶されることになる。このようにして、複数(2
つ)のアドレス部Ad・A,Ad・Bに順番(交互)に
累積カウント値Miが書込み記憶されるから、カウント
値累積記憶メモリ(EEPROM15)の寿命を2倍に
伸長できるわけである。
【0049】さて、装置電源が一旦OFFされ、再びO
Nされた場合は、EEPROM15(Ad・A,Ad・
B)に記憶されている累積カウント値Miをドットカウ
ントメモリ13Nに復元する必要がある。すなわち、累
積カウント値復元制御手段(11,12)は、EEPR
OM15から両累積カウント値Ma,Mbを読だす(図
6のST30)。そして、例えばMb>Maと判別(S
T31のYES)すると、エラーチェック制御手段(1
1,12)が働き当該アドレス部Ad・Bから〔(n+
1)回目〕に書込み記憶されたチェックデータEbを読
出(ST32)しそのエラーチェックを行う(ST3
3)。
【0050】異常(エラー)がないと判別(ST33の
YES)されると、データ拡大変換制御手段(11,1
2)が拡大変換(Nb=Mb×A)する(ST34)。
ここにおいて、累積カウント値復元制御手段(11,1
2)は、当該累積カウント値Nb(=Ni)をドットカ
ウントメモリ13Nに復元記憶する(ST43)。
【0051】図2(B)に示す〔(n+1)回目〕に書
込み記憶された累積カウント値Mbがエラーであるとさ
れた場合つまりアドレス部Ad・Bにエラーがあると判
別(ST33のNO)された場合は、その前(n回目)
の累積カウント値Maが復元される(ST35,ST3
6YES,ST39,ST43)。
【0052】なお、Ma>Mbと判別(ST31のN
O)された場合も同様である(ST37〜41)。両方
ともエラーの場合(ST36のNO,ST41のNO)
には、エラー処理される(ST42)。
【0053】さて、印字運転中に、設定サイクルタイム
毎に、インク補給表示制御手段(11,12)は、予め
セットされた設定値Nfrとドットカウントメモリ13
Nの累積カウント値Nとを読出し(図7のST50)、
N≧Nfrと判別(ST51のYES)すると表示器1
8にインク補給表示を行う(ST52)。したがって、
印字ヘッド1(1T)を交換し、鮮明印字を保障するこ
とができる。
【0054】しかして、この第1実施例によれば、EE
PROM15のカウント値累積記憶エリアを複数(2
つ)のアドレス部Ad・A,Ad・Bから形成するとと
もに書込み記憶制御手段(11,12)を選択された書
込みタイミングになるごとにカウンタ30のカウント値
Dに基づく累積カウント値N(M)を各アドレス部に順
番(交互)に書込み記憶可能に構成されているので、E
EPROM15に記憶された累積カウント値Mi(N
i)の信頼性を高く保障しつつそのカウント値累積記憶
エリアの寿命を飛躍的に伸長でき、低コストで取扱いも
非常に容易である。アドレス部Ad・iの数(i)に相
当する倍数(i)だけ長寿命化できる。
【0055】また、カウンタ30とEEPROM15と
の中間にドットカウントメモリ13Nを設け、カウンタ
30のカウント値Dをドットカウントメモリ13Nに累
積記憶させかつ選択されたタイミングになるごとにEE
PROM15に書込み記憶するように形成されているの
で、カウンタ30の小型小容量化と低コスト化を達成で
きるとともに、書込み回数減少化によりEEPROMの
寿命をより伸長できる。
【0056】また、データ圧縮変換制御手段(11,1
2)およびデータ拡大変換制御手段(11,12)を設
け、EEPROM15には圧縮された累積カウント値M
iを書込み記憶させかつドットカウントメモリ13Nに
は拡大させた累積カウント値Niを復元するものと形成
されているので、EEPROM15の小容量化と書込み
読出し処理を一段と高速化できる。
【0057】また、チェックデータ書込み制御手段(1
1,12)とエラーチェック制御手段(11,12)と
を設け、各アドレス部Ad・iに累積カウント値Miと
ともにチェックデータを書込み、累積カウント値の復元
の際に、値の大きい方でかつ正しい累積カウント値Mi
(Ni)をドットカウントメモリ13Nに復元するもの
と形成されているので、この点からも信頼性をより高め
れらる。
【0058】また、インク補給表示制御手段(11,1
2)が設定値Nfrとドットカウントメモリ13Nに記
憶された累積カウント値Nとを比較してインク補給(印
字ヘッド交換)の時期を表示するものと形成されている
ので、EEPROM15に圧縮変換した累積カウント値
Mを記憶させるように形成しておいても、具体的な印字
量(ドット数)による詳細の比較を行って的確な表示が
できる。
【0059】(第2実施例)この第2実施例は、第1実
施例の場合と同じ構成・機能(図1〜図7)を有し、さ
らに使用禁止制御手段(11,12)を設け、異常(エ
ラー)が発生したアドレス部Ad・iについてはその後
の使用を禁止してEEPROM15に記憶された累積カ
ウント値Miの信頼性を一段と高めることができるよう
に構成したものである。
【0060】すなわち、第1実施例で説明した通り、順
番書込み記憶方式とすると、アドレス部Ad・iの数
(i)に比例した倍数(i)でその寿命を伸長できる。
しかし、アドレス部Ad・iの中には部分的に早く劣化
する場合もありかつ書込み不良により記憶された累積カ
ウント値Miにエラーが発生する場合もある。したがっ
て、かかる場合のアドレス部に累積カウント値Miを書
込み記憶したのでは書込み・読出し復元処理の遅速化を
招きかつ結果として信頼性を低下することにもなり得
る。
【0061】そこで、この第2実施例では、図9に示す
如く、EEPROM15のカウント値累積記憶エリアを
複数(6つ)のアドレス部Ad・A〜Ad・Fから形成
するとともに、エラーチェック制御手段(11,12)
によって、アドレス部Ad・iに書込み記憶された累積
カウント値Mi(Ei)が異常(エラー)であると判別
(図8のST60,ST61のNO)された場合は、当
該アドレス部Ad・iをその後に使用禁止とするように
形成してある。
【0062】すなわち、使用禁止制御手段は、CPU1
1とROM12とから形成され、図8のST62で実行
される。全てのアドレス部Ad・iが正常の場合には図
9(A)に示す如く順番に書込み記憶されるのに対し、
例えばn回目の書込みがされたアドレス部Ad・Aにエ
ラーが発生した場合(図8のST61のNO)には、図
9(B)に示すように当該アドレス部Ad・Aを使用禁
止とするように形成してある。
【0063】したがって、n回目の累積カウント値(M
a)はどのアドレス部Ad・iにも書込み記憶されない
が、この場合でもアドレス部Ad・Fにはその前〔(n
−1回目〕の累積カウント値Mfが記憶され、かつ次の
アドレス部Ad・Bに次回〔(n+1)回目〕の累積カ
ウント値Mbが記憶されているので、インク補給管理に
ついて問題は生じないわけである。
【0064】但し、書込み記憶制御手段(11,12)
を飛越し書込み記憶可能に形成し、図9(B)の場合で
言えば、正常なアドレス部Ad・Bに当該(n)回目の
累積カウント値Mb(=Ma)を記憶するように構成し
てもよい。このようにすると、アドレス部Ad・B〜A
d・Fには、n回目〜(n+4)回目の累積カウント値
が記憶されることになるから、この場合にもインク補給
管理を支障なく行える。
【0065】しかして、この第2実施例によれば、第1
実施例の場合と同じ作用効果を奏することができる他、
さらにエラーが発生したアドレス部Ad・iを使用禁止
とするので、累積カウント値Miの書込み記憶・読出し
復元処理の高速化を保持でき記憶されているどの累積カ
ウント値Miの信頼性をもより向上できる。
【0066】(第3実施例)この第3実施例は図10,
図11に示される。第2実施例の場合、エラーの発生し
たアドレス部Ad・iを使用禁止としているので、プリ
ンタの運転時間が長くなるに従い使用禁止中のアドレス
部が増大する。つまり、正常のアドレス部の減少によ
り、残りの各アドレス部Ad・iへの書込み記憶回数が
当初よりも多くなるから経時的に寿命が短くなる傾向と
なる。
【0067】ここに、この第3実施例では、使用禁止さ
れたアドレス部Ad・iに代る代替アドレス部を用意し
て使用可能なアドレス部Ad・iの数を常に一定として
一層の長寿命化と信頼性向上とを安定して保持できるよ
うに構成してある。
【0068】すなわち、EEPROM15のカウント値
累積記憶エリアを、例えば図11に示す如く、複数(2
つ)の常用アドレス部Ad・A,Ad・Bおよび複数
(2つ)の予備アドレス部Ad・C,Ad・Dから形成
し、かつ代替制御手段(11,12)を設け、使用禁止
制御手段(1,12)がアドレス部(例えば、Ad・
A)を使用禁止とした場合に任意または予め対応させた
予備アドレス部(例えば、Ad・C)に代替させるよう
に構成してある。
【0069】なお、この第3実施例では、常用アドレス
部と予備アドレス部とを同数(2)としかつ一方の常用
アドレス部が使用禁止(図10のST72)とされた場
合には予備アドレス部をAd・C,Ad・Dの順番で代
替えさせるものとしてある。
【0070】ここに、代替制御手段は、CPU11とR
OM12とから形成され図10のST73で実行され
る。例えば,図11(A)に示す常用アドレス部Ad・
Aが使用禁止とされた場合(図10のST70,ST7
1のNO,ST72)、代替制御手段(11,12)は
図11(B)に示すように予備アドレス部Ad・Cをエ
ラーが発生した常用アドレス部Ad・Aの代替と選択す
る。
【0071】したがって、書込み記憶制御手段(11,
12)によるn回目の書込みがされた常用アドレス部A
d・Aが使用禁止とされた場合、(n+1)回目は次の
アドレス部Ad・Bに書込み記憶される。しかし、(n
+2)回目の累積カウント値は、図11(B)に示す如
く、使用禁止中の常用アドレスAd・Aではなく先の代
替予備アドレス部Ad・Cに書込み記憶される。同様
に、(n+3)回目は常用アドレス部Ad・Bに記憶さ
れる。
【0072】なお、この第3実施例の場合も、第2実施
例の場合と同様に書込み記憶制御手段(11,12)を
飛越し書込み記憶可能に形成してもよい。上記場合でい
えば、(n)回目の累計カウント値Ma(=Mb)を常
用アドレス部Ad・Bに書込み記憶させることができ
る。
【0073】しかして、この第3実施例によれば、第1
および第2実施例の場合と同様の作用効果を奏すること
ができる他、さらに寿命が尽きた常用アドレス部に代っ
て新しい予備アドレス部を代替使用できるからEEPR
OM15のカウント値累積記憶エリアの寿命を常用アド
レス部の数に比例した倍数に伸長することを安定保持し
つつ使用中の各アドレス部Ad・iに記憶されている累
積カウント値Miの信頼性を一段と高めることができる
とともに、常用アドレス部の数を第2実施例の場合に比
較して減らすことができるから書込み・読出し復元処理
を一層迅速化できる。
【0074】(第4実施例)図12,図13に示され
る。この第4実施例は、第3実施例に対して一段と高速
処理可能とするとともにカウント値累積メモリの使用状
態と劣化状態とを正確に把握できるように構成してあ
る。
【0075】すなわち、図12に示す如く、例えば、4
つの常用アドレス部Ad・A〜Ad・Dと対応する数
(4)の予備アドレス部Ad・E〜Ad・Hを設け、か
つEEPROM15に8ビットのアドレスインデックス
Ad・Xを設けるとともに、ROM12に図13に示す
代替選択手順プログラムを格納させてある。
【0076】かかる構成の第4実施例の場合、当初、ア
ドレスインデックスAd・Xの0〜3(A〜D)ビット
には図12(A)に示す如く“1”がセットされ、4〜
7(E〜H)ビットは“0”とされている。したがっ
て、書込み記憶制御手段(11,12)は、“1”がセ
ットされたビットに対応する常用アドレス部Ad・A〜
Ad・Dに、図13(A)に示す順番に従って累積カウ
ント値Miを書込み記憶する。
【0077】使用禁止制御手段(11,12)が常用ア
ドレス部Ad・Cを使用禁止とした場合(図10のST
72)には、代替制御手段(11,12)が図12
(B)に示す如くアドレスインデックスAd・Xの2
(C)ビットを“0”とするとともに4(E)ビットを
“1”にセットして予備アドレス部Ad・Eを代替アド
レス部に、選択する(図10のST73)。
【0078】したがって、書込み記憶制御手段(11,
12)は、図13(A)に示す如く、A→B→C→Dに
代えてE→A→B→Dの順番に書込み記憶する。この結
果を図12(B)に示す。かくして、予備アドレス部A
d・E〜Ad・Hが使用尽されるまで、使用中のアドレ
ス部Ad・iの数(4)が一定となり寿命の尽きたアド
レス部は次々に新しいアドレス部で代替えされる。した
がって、記憶された累積カウント値Miの信頼性がより
高くかつカウント値累積記憶エリアの一層の長寿命化を
達成できるとともに、書込み記憶制御をより高速かつ容
易に行え、安定した運転ができる。
【0079】さらに、この第4実施例では、4つの常用
アドレス部Ad・A〜Ad・Dの全てが予備アドレス部
Ad・E〜Ad・Hに代替えされた後でかついずれかの
予備アドレス部Ad・iがエラーとなった場合でも、残
り2つの予備アドレス部が正常の間は使用可能に形成し
てある。したがって、この場合でも第1実施例の場合と
同様な作用効果を奏し得る。
【0080】なお、以上の実施例では、カウンタ30で
カウントしたカウント値Dを中間に設けられたドットカ
ウントメモリ13Nに一旦累積記憶しかつこの累積カウ
ント値Nを累積カウント値Mに圧縮変換してからEEP
ROM15のカウント値累積記憶メモリ(Ad・i)に
書込み記憶するように構成したが、カウンタ30でのカ
ウント値DをEEPROM15(Ad・i)に直接書込
み記憶するように構成しても実施することができること
明白である。また、カウンタをカウントプログラムを格
納させたROM12とこれを実行するCPU11とカウ
ント値Dを記憶するメモリ(RAM13)とからソフト
ウェア的構造として構築しても実施できる。いずれの場
合も、本発明はそのまま適用される。
【0081】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、EEPROM
のカウント値累積記憶エリアを複数のアドレス部から形
成するとともに書込み記憶制御手段を選択された書込み
タイミングになるごとにカウンタのカウント値に基づく
累積カウント値を各アドレス部に順番に書込み記憶可能
に構成されているので、EEPROMに記憶された累積
カウント値の信頼性を高く保障しつつそのカウント値累
積記憶エリアの寿命を飛躍的に伸長でき、低コストで取
扱いも非常に容易である。アドレス部の数に相当する倍
数だけ長寿命化できる。
【0082】また、請求項2の発明によれば、EEPR
OMのカウント値累積記憶エリアを複数のアドレス部か
ら形成するとともに書込み記憶制御手段を書込みタイミ
ングになるごとにカウント値を各アドレス部に順番に書
込み記憶可能に形成し、かついずれかのアドレス部に異
常が発生した場合に当該アドレス部を使用禁止とする使
用禁止制御手段を設けた構成とされているので、請求項
1の場合と同様の効果を奏することができる他、さらに
エラーが発生したアドレス部を使用禁止して外すことが
できるから、EEPROMに記憶されている全ての累積
カウント値の信頼性をより向上できかつ累積カウント値
の書込み記憶処理および読出し復元処理の単純化および
高速化を図れる。
【0083】さらに、請求項3の発明によれば、EEP
ROMのカウント値累積記憶エリアを複数の常用アドレ
ス部と複数の予備アドレス部とから形成するとともに、
書込み記憶制御手段を書込みタイミングになるごとにカ
ウント値を各常用アドレスに順番に書込み記憶するよう
に形成し、かつ該各常用アドレス部のうちのいずれかの
常用アドレス部に異常が発生した場合に当該常用アドレ
ス部を使用禁止とする使用禁止制御手段と,使用禁止と
された常用アドレス部を該各予備アドレス部のうちの任
意または予め対応された予備アドレス部に代替えさせる
代替制御手段とを設け、予備アドレス部が使用尽される
まで使用中のアドレス部の数を一定に保持しつつ寿命の
尽きたアドレス部は次々に新しいアドレス部に代替する
構成とされているので、請求項1および請求項2の発明
の場合と同様な効果を奏し得る他、さらに、カウント値
累積記憶エリア全体の寿命をより大幅に伸長できかつ信
頼性を一段と高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するためのブロック
図である。
【図2】同じく、複数のアドレス部から形成されたカウ
ント値累積記憶エリアを説明するための図である。
【図3】同じく、ソフトウェア動作を説明するための図
である。
【図4】同じく、カウント動作を説明するためのフロー
チャートである。
【図5】同じく、EEPROMへの書込み記憶動作を説
明するためのフローチャートである。
【図6】同じく、累積カウント値の復元動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図7】同じく、インク補給表示動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】本発明の第2実施例の使用禁止動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】同じく、使用禁止中のアドレス部を説明するた
めの図である。
【図10】本発明の第3実施例の代替選択動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図11】同じく、常用アドレス部と予備アドレス部と
を説明するための図である。
【図12】本発明の第4実施例のカウント値累積記憶エ
リアとアドレスインデックスとを説明するための図であ
る。
【図13】同じく、代替選択順序を説明するための図で
ある。
【図14】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 1T インクタンク 1D ドライバ 10 制御部 11 CPU(書込み記憶制御手段,使用禁止制御手
段,代替制御手段) 12 ROM(書込み記憶制御手段,使用禁止制御手
段,代替制御手段) 13 RAM 13N ドットカウントメモリ 14 イメージRAM 15 EEPROM 16 発振器 30 カウンタ D カウント値 N 累積カウント値 M データ圧縮された累積カウント値 Ad・i アドレス部(カウント値累積記憶エリア) Ad・A〜Ad・D 常用アドレス部(カウント値累積
記憶エリア) Ad・E〜Ad・H 予備アドレス部(カウント値累積
記憶エリア) Ad・X アドレスインデックス STR タイミング信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/06 H03K 21/00 C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事象が発生するごとにその発生回数をカ
    ウントするカウンタと,このカウンタでカウントしたカ
    ウント値を選択された書込みタイミングでEEPROM
    のカウント値累積記憶エリアに累積して書込み記憶させ
    る書込み記憶制御手段とを備えたカウント装置におい
    て、 前記EEPROMのカウント値累積記憶エリアを複数の
    アドレス部から形成するとともに、前記書込み記憶制御
    手段を前記書込みタイミングになるごとに前記カウント
    値を各アドレス部に順番に書込み記憶可能に形成した、
    ことを特徴とするカウント装置。
  2. 【請求項2】 事象が発生するごとにその発生回数をカ
    ウントするカウンタと,このカウンタでカウントしたカ
    ウント値を選択された書込みタイミングでEEPROM
    のカウント値累積記憶エリアに累積して書込み記憶させ
    る書込み記憶制御手段とを備えたカウント装置におい
    て、 前記EEPROMのカウント値累積記憶エリアを複数の
    アドレス部から形成するとともに、前記書込み記憶制御
    手段を前記書込みタイミングになるごとに前記カウント
    値を各アドレス部に順番に書込み記憶可能に形成し、か
    ついずれかのアドレス部に異常が発生した場合に当該ア
    ドレス部を使用禁止とする使用禁止制御手段を設けた、
    ことを特徴とするカウント装置。
  3. 【請求項3】 事象が発生するごとにその発生回数をカ
    ウントするカウンタと,このカウンタでカウントしたカ
    ウント値を選択された書込みタイミングでEEPROM
    のカウント値累積記憶エリアに累積して書込み記憶させ
    る書込み記憶制御手段とを備えたカウント装置におい
    て、 前記EEPROMのカウント値累積記憶エリアを複数の
    常用アドレス部と複数の予備アドレス部とから形成する
    とともに、前記書込み記憶制御手段を前記書込みタイミ
    ングになるごとに前記カウント値を各常用アドレスに順
    番に書込み記憶するように形成し、かつ該各常用アドレ
    ス部のうちのいずれかの常用アドレス部に異常が発生し
    た場合に当該常用アドレス部を使用禁止とする使用禁止
    制御手段と,使用禁止とされた常用アドレス部を該各予
    備アドレス部のうちの任意または予め対応された予備ア
    ドレス部に代替えさせる代替制御手段とを設けた、こと
    を特徴とするカウント装置。
JP2454294A 1994-02-22 1994-02-22 カウント装置 Pending JPH07234822A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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