JPH07234812A - 分散システムにおけるデータコンペア方式 - Google Patents

分散システムにおけるデータコンペア方式

Info

Publication number
JPH07234812A
JPH07234812A JP6025346A JP2534694A JPH07234812A JP H07234812 A JPH07234812 A JP H07234812A JP 6025346 A JP6025346 A JP 6025346A JP 2534694 A JP2534694 A JP 2534694A JP H07234812 A JPH07234812 A JP H07234812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
update
data
record
file
checksum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6025346A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Komiya
啓介 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6025346A priority Critical patent/JPH07234812A/ja
Publication of JPH07234812A publication Critical patent/JPH07234812A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない転送量で、かつ短時間で高精度なデー
タ整合性を保証する分散システムにおけるデータコンペ
ア方式を提供する。 【構成】 ホスト計算機において、更新前及び更新後の
ファイル全体チェックサム、レコード更新に関する情報
を含む更新レコードから成る更新ログファイルと、レコ
ードの変更件数に関する管理情報を含む管理ファイル
と、を生成、更新し分散計算機に転送する。分散計算機
において、転送された更新ログファイルに含まれる更新
レコードに従い自計算機のマスタファイルのレコード更
新を行うとともに更新ログファイル及び管理ファイルを
生成、更新する。レコード更新の際に算出された更新前
及び更新後のファイル全体チェックサム、更新後トータ
ルレコード件数等の各データと、ホスト計算機から転送
された当該各データと、をコンペアすることによりデー
タの整合性を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は分散システムにおいて、
主局のデータベースの内容と各従局のデータベースの内
容とをより少ないデータ転送量でかつより短時間で比較
しうるデータコンペア方式に関する。
【0002】
【従来の技術】1つの主局たるホスト計算機と従局たる
1乃至複数の分散計算機から成る分散システムにおい
て、そのうち、例えば商品管理システムにおける商品在
庫データベース、証明書自動交付装置システムにおける
住民記録データベース等においては、各分散計算機にお
いてもホスト計算機が有するデータベースの内容とある
時点において全く同一内容のデータベースを持たなくて
はならない。
【0003】従来、各計算機の有するデータベースの内
容が同一であることを確認する方法として、ホスト計算
機が有するデータベースの全データを各分散計算機に転
送し、比較していた。
【0004】また、特開昭63−278155号公報に
は、データベース更新の際に更新ログ情報を収集して他
の計算機システムに転送し、他の計算機システムでは、
自計算機システムの更新ログ情報と転送された更新ログ
情報との差分を取ることでマージした後、レコードを更
新しデータ整合性を保証する構成が開示されている。
【0005】また、特開平2−294765号公報に
は、データベースの更新回数を管理して、ホストシステ
ムにおける更新回数と分散システムにおける更新回数と
を比較してデータの整合性を図る構成が開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
全データを転送しデータを比較する方式では、データの
転送に時間がかかり、また、データの比較にも多くの時
間がかかってしまうという問題があった。証明書自動交
付装置システムの有するマスタファイルは、1千文字程
度のレコードサイズのレコードを1万件以上のデータを
有しており、ピーク時には1日1千件以上にのぼること
もあるのでより少ない転送量で、かつ迅速なデータコン
ペア方式が望まれる。
【0007】また、更新ログ情報の差分を取り最新のデ
ータでのみレコードを更新してしまうと、レコードが更
新される順番も重要なデータであるシステムには流用す
ることはできないという問題があった。
【0008】また、更新回数のみの比較では、偶然によ
る一致の場合異常であることを発見することはできない
という問題があった。
【0009】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、少ない転送量で、
かつ短時間で高精度なデータ整合性を保証する分散シス
テムにおけるデータコンペア方式を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、主局と少なくとも
1つ以上の従局とを有し各局それぞれにデータベースを
有する分散システムにおいて前記主局のデータベースの
データと前記各従局のデータベースのデータとを比較す
るデータコンペア方式において、前記各従局は、チェッ
クサムデータとレコード変更件数に関する管理情報とに
よりデータを比較することを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の分
散システムにおけるデータコンペア方式において、前記
チェックサムデータは、レコード更新毎に作成されるレ
コード更新前のチェックサムデータと当該レコード更新
後のチェックサムデータとを含むことを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項2記載の分
散システムにおけるデータコンペア方式において、前記
各従局は、自局で算出するレコード更新前及びレコード
更新後のチェックサムデータと、前記主局のレコード更
新前及びレコード更新後のチェックサムデータと、をレ
コード更新毎にそれぞれ比較することを特徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、主局と少なくとも
1つ以上の従局とを有し各局それぞれにデータベースを
有する分散システムにおいて前記主局のデータベースの
データと前記各従局のデータベースのデータとを比較す
るデータコンペア方式において、前記主局は、レコード
更新に関する更新情報と、レコードの変更件数に関する
管理情報と、チェックサムデータと、を前記各従局に転
送することを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4記
載の分散システムにおけるデータコンペア方式におい
て、前記チェックサムデータは、データベースに記録さ
れているレコード毎に求められたチェックサムから算出
するファイル全体チェックサムを含むことを特徴とす
る。
【0015】
【作用】以上のように、本発明に係るデータコンペア方
式においては、主局から各従局に対して更新情報と管理
情報とチェックサムデータとのみを転送する。更新情報
にはレコード更新前及びレコード更新後のチェックサム
データが含まれている。管理情報にはレコード変更件数
が、また、チェックサムデータにはファイル全体チェッ
クサムが含まれている。
【0016】各従局では、主局の更新情報に従いデータ
ベースの内容を更新する。更新により作成された管理情
報及びチャックサムデータと、主局に関する管理情報及
びチャックサムデータと、を比較することで更新終了時
におけるデータの整合性を確認することができる。
【0017】また、各従局において、更新時に作成され
るレコード更新前及びレコード更新後のチェックサムデ
ータと、主局の更新情報に含まれるレコード更新前及び
レコード更新後のチェックサムデータと、を1レコード
更新毎に比較することでデータの整合性を確認すること
ができる。
【0018】また、更新情報と管理情報とチャックサム
データとのみでデータの整合性を確認することができる
ので、主局から各従局へのデータ転送量を少なくするこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施
例を説明する。
【0020】図1は、本発明に係るデータコンペア方式
が実施される分散システムの構成図である。ホスト計算
機2は、実際のデータが格納されているマスタファイル
4と、マスタファイル4の内容(レコード)を更新する
際のログ等レコード更新に関する更新情報を収集する更
新ログファイル6と、マスタファイル4内のレコードの
変更件数に関する変更情報、後述するファイル全体チェ
ックサム等のデータを管理するマスタファイル管理ファ
イル(以下、管理ファイルという)8と、を有する。分
散計算機12は、ホスト計算機2と同様のマスタファイ
ル14と更新ログファイル16と管理ファイル18とを
有する。ホスト計算機2と分散計算機12とは、公衆回
線等を介して接続されている。なお、分散計算機12
は、複数有する場合もあるが、全ての分散計算機におい
て同様に動作するので本実施例においては1台のみで説
明する。また、マスタファイル4、14は各計算機2、
12に複数個作成されてもよいが、説明上、各計算機
2、12に各1つで説明する。
【0021】チェックサムの計算方法 本実施例においては、チェックサムを有効に使用するこ
とでデータ転送量並びに高精度なデータコンペアを行う
データ数をより少なくすることを特徴とする。以下、本
実施例におけるチェックサムの計算方法について図2、
3を用いて説明する。
【0022】取り扱うデータが数字のみであればそのま
ま数字データとして取り扱えばよいが、例えば住民票等
の証明書自動交付装置システムにおいては漢字等の文字
データをも取り扱う必要がある。この場合、文字データ
をEBCDIC、JISコード等で取り扱えばよい。本
実施例においては1レコードがカナ文字データと数字デ
ータとで生成された例で説明する。
【0023】図2は、マスタファイル4に格納されてい
るレコードの内容を示した図である。各レコードはカナ
文字データ9文字と数字データ6桁とで構成されてい
る。図3は、カナ文字データを数字データに変換するた
めに用いるテーブルの例を示す。本実施例では、計算し
やすいように5行10列の10進数コードで表現する。
なお、スペースは‘00’とする。
【0024】図3のテーブルを用いてカナ文字データを
数字データに変換する。例えば、「アイカワ イチロ
ウ」は「01,02,11,91,00,02,32,
85,03」と変換される。この数字データと数字デー
タ「064000」とで生成されたレコードを一定単位
に区切り、その単位毎を数値に見立てて総和を算出する
ことでレコード単位チェックサムを算出する。この例で
は、8ずつに区切り‘01021191’、‘0002
3285’、‘03064000’とし、その総和10
21191+23285+3064000=41084
76がこのレコードのレコード単位チェックサムとな
る。
【0025】次に、ファイル全体チェックサムは、レコ
ード毎に算出したレコード単位チェックサムの総和を算
出することで求める。図2によれば、4108476+
36879295+、・・・、+72747699=4
86063703となる。なお、本実施例におけるチェ
ックサムは8桁までを有効桁数としているので、ファイ
ル全体チェックサムは、最上位桁の‘4’を無視し86
063703となる。
【0026】このようにして、容量の大小に関係なく各
データベースにたった1つのチェックサムを算出するこ
とができる。
【0027】更新ログファイルの生成、更新 図4は、更新ログファイル6、16の内容を示した図で
ある。本実施例における更新ログファイル6、16は、
計算機2、12毎に1つ生成される。この更新ログファ
イル6、16には、マスタファイル4、14のレコード
が更新される度に更新ログ情報として1つのレコード
(以下、更新レコードという)が生成される。更新レコ
ード60は、「追加」、「変更」、「削除」等の更新種
別60aと、「更新未」、「更新済OK」、「更新済N
G」を示す更新フラグ60bと、マスタファイル名60
cと、更新レコードキー60dと、を含む。また、前述
したファイル全体チェックサムであって、レコードを更
新する前に算出した更新前ファイル全体チェックサム6
0eと、レコードを更新した後に算出した更新後ファイ
ル全体チェックサム60fと、を含む。更に、更新後の
全レコード件数を示す更新後トータルレコード件数60
gと、更新後における種別毎のレコード件数60h、6
0i、60jと、更新後の実際のレコードの内容を示す
更新後レコード内容60kと、を含む。
【0028】図5は、ホスト計算機2における更新ログ
ファイル6への更新レコード60の生成処理及び後述す
る管理ファイル8の更新レコードの更新処理を示したフ
ローチャートであり、更に主なデータの流れをも示して
いる。
【0029】以下、ホスト計算機2において更新レコー
ド60が生成される動作について図5のフローチャート
を用いて説明する。
【0030】マスタファイル4のレコード更新が発生す
ると、更新レコードが生成され、更新ログファイル6に
収集され順次蓄積される。ステップ101においては、
この更新レコード60に更新種別60a、マスタファイ
ル名60c、更新レコードキー60d、更新後レコード
内容60k、がセットされる。ステップ102におい
て、更新対象となるレコードのレコード単位チェックサ
ムを算出する。ステップ103において、更新前ファイ
ル全体チェックサム60eを算出するが、もし、マスタ
ファイルを初めて生成するケースでなければ、直前の更
新レコード60の更新後ファイル全体チェックサム60
fあるいは後述するファイル全体チェックサム80aを
流用することができる。ステップ104において、計算
済みのレコード単位チェックサムを用いて更新後ファイ
ル全体チェックサム60fを算出する。更新後ファイル
全体チェックサム60fは、更新前ファイル全体チェッ
クサム60eから対象となるレコードの更新前のレコー
ド単位チェックサムを減算し、更新後のレコード単位チ
ェックサムを加算することで容易に算出することができ
る。ステップ105において、更新後トータルレコード
件数60gを算出する。これは、更新種別60aが「追
加」であれば1を加算、「変更」であれば変更せず、
「削除」であれば1を減算する。ステップ106におい
ては、更新種別60aに対応したレコード件数に1を加
算する。すなわち、更新種別60aが「追加」であれば
更新後追加レコード件数60hに、「変更」であれば更
新後変更レコード件数60iに、「削除」であれば更新
後削除レコード件数60jに、1を加算する。
【0031】ここで、更新フラグ60bに「更新未」を
セットし(ステップ107)、マスタファイル4のレコ
ードを実際に更新し(ステップ108)、その後、更新
フラグ60bを正常終了であれば「更新OK」をセット
する(ステップ109)。
【0032】このようにして、レコード更新のある度に
更新レコードを収集し順次蓄積していくことで更新ログ
ファイル6を更新する。なお、分散計算機12において
もほぼ同様に更新ログファイル16を生成する。
【0033】前述したように、各更新ログファイル6、
16には、計算機2、12毎に1つ生成されるため複数
のマスタファイルが存在してもいいようにマスタファイ
ル名60cのフィールドが設けられているが、マスタフ
ァイル名60cのフィールドを削除し、複数ある各マス
タファイルそれぞれに対応させて複数個の更新ログファ
イルを生成するようにしてもよい。
【0034】管理ファイルの生成、更新 図6は、管理ファイル8、18の内容を示した図であ
る。本実施例における管理ファイル8、18は、計算機
2、12毎に1つ生成され、各管理ファイル8、18に
は、各計算機2、12に存在するマスタファイルの数の
レコード(以下、管理レコードという)が作成される。
前述した更新ログファイル6、16がレコード更新前後
に関する情報に対して、管理ファイル8、18は、マス
タファイル4、14の現時点の内容に関する情報を有し
ている。従って、更新ログファイル6、16のレコード
更新後に関するデータは、管理ファイル8、18の内容
と一部重複する。更新レコード80は、前述したファイ
ル全体チェックサム80aと、「OK」、「NG」、
「未チェック」を示すチェック結果フラグ80bと、マ
スタファイル内の全レコード数を示すトータルレコード
件数80cと、更新種別毎のレコード件数80d、80
e、80fと、を含む。
【0035】以下、ホスト計算機2において管理ファイ
ル8の管理レコードが更新される動作について図5のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0036】前述したように、マスタファイル4が更新
されると(ステップ107)、ステップ111におい
て、上記方法でファイル全体チェックサム80aを算出
する。これは、更新ログファイル6にセットされた更新
後ファイル全体チェックサム60fを流用することがで
きる。ステップ112において、現時点におけるマスタ
ファイル4内の全レコード件数(トータルレコード件
数)80cを算出する。これは、直前のトータルレコー
ド件数80cに更新種別が「追加」の場合は1を加算、
「削除」の場合は1を減算することで求めることができ
る。「変更」の場合は加減しない。ステップ113にお
いて、更新種別に対応したレコード件数80d、80
e、80fに加算する。すなわち、「追加」であれば追
加レコード件数80dに、「変更」であれば変更レコー
ド件数80eに、「削除」であれば削除レコード件数8
0fに、1を加算する。その後、ステップ114におい
て、チェック結果フラグ80bに「未チェック」をセッ
トする。
【0037】このようにして、レコード更新がある度に
管理ファイル8内のレコード更新されたマスタファイル
に対応した管理レコード80が更新される。なお、分散
計算機12においても同様に管理ファイル18が生成さ
れ、管理レコード80が更新される。
【0038】前述したように、各管理ファイル8、18
は、計算機2、12毎に1つ作成されるているが、各マ
スタファイルそれぞれに対応させて複数個の管理ファイ
ルを作成するようにしてもよい。
【0039】なお、詳細は後述するが、管理ファイル8
を分散計算機12に転送するときまでに更新を終了させ
ておけばよいので、上記のようにレコード更新毎に更新
しなくてもデータ転送時に作成するようにしてもよい。
【0040】また、更新ログファイル6、16と管理フ
ァイル8、18との重複部分は、適当に運用することで
いずれかのデータを削除してもよい。
【0041】データコンペア方式の動作 以下、本実施例における動作について説明する。
【0042】前述したように、ホスト計算機2において
レコード更新が発生すると、前述したように、更新ログ
ファイル6と管理ファイル8とを生成、更新する。そし
て、一定のタイミング(例えば日次処理)あるいは要求
によりホスト計算機2から各分散計算機12にデータを
転送する。
【0043】本実施例において特徴的なことは、この転
送されるデータは、更新レコード60を含む前記更新ロ
グファイル6と、管理レコード80を含む管理情報前記
管理ファイル8と、のみであることである。これによ
り、データベース全体のデータを転送する必要がなく、
より少ない転送量ですむ。従って、転送にかかる時間の
短縮化を図ることができる。また、使用する通信サービ
スによっては通信料金の削減にもつながる。
【0044】図7は、分散計算機12における更新ログ
ファイル16への更新レコード60の生成処理及び管理
ファイル18の更新レコード80の更新処理を示したフ
ローチャートであり、更に主なデータの流れをも示して
いる。
【0045】以下、分散計算機12におけるデータコン
ペア方式の動作について説明する。
【0046】分散計算機12は、ホスト計算機2からデ
ータを受信すると、分散計算機12におけるマスタファ
イル14の更新を開始する。この更新処理は、ホスト計
算機2から受信した更新ログファイル16に従って行わ
れる。まず、ステップ201において、受信した更新ロ
グファイルから更新レコード60を読み取る。ステップ
202においては、更新ログファイル16に生成され、
受信した更新レコード60に従い更新処理を行う。この
更新処理、すなわち更新ログファイル16内への更新レ
コード60の生成は、前述したのと同様、該当するレコ
ードのレコード単位チェックサムの算出、更新前ファイ
ル全体チェックサム60eの算出、更新後ファイル全体
チェックサム60fの算出、更新後トータルレコード件
数60gの算出、更新種別60aに対応したレコード件
数60h、60i、60jの加算、を行う。ステップ2
03においては、マスタファイル名60cに指定された
マスタファイルの当該レコードの更新を行う。なお、更
新フラグ60bに関しては後述する。ステップ204に
おいては管理ファイル18の管理レコード80の更新を
行う。この更新処理は、前述したのと同様、ファイル全
体チェックサム80aの算出、トータルレコード件数8
0cの算出、更新種別に対応したレコード件数80d、
80e、80fいずれかの加算、を行う。なお、チェッ
ク結果フラグ80bに関しては後述する。
【0047】次に、ホスト計算機2から送られてきた更
新ログファイル6及び管理ファイル8と、分散計算機1
2において前述した手順で生成、更新された更新ログフ
ァイル16及び管理ファイル18と、を比較する。ま
ず、更新前ファイル全体チェックサム60eを比較し
(ステップ205)、一致していなければ更新フラグ6
0bに「更新済NG」をセットする(ステップ20
6)。同様に、更新後ファイル全体チェックサム60
f、更新後トータルレコード件数60g、更新種別60
aに対応したレコード件数60h、60i、60j、を
比較し(ステップ207、209、211)、一致して
いなければ更新フラグ60bに「更新済NG」をセット
する(ステップ208、210、212)。なお、更新
レコード60の更新後ファイル全体チェックサム60f
と管理レコード80のファイル全体チェックサム80
a、また、更新レコード60の更新後トータルレコード
件数60gと管理レコード80のトータルレコード件数
80c、更には更新種別60aに対応したレコード件数
60h、60i、60jとレコード件数80d、80
e、80f、は同じデータとなるので管理ファイルの比
較として取り扱ってもよい。また、前述したように、い
ずれかのデータを削除することもできる。あるいは、各
ファイルの機能を無視してデータ量の削減のみに注目す
れば1つにマージすることもできる。
【0048】ここで、更新フラグ60bに「更新済N
G」がセットされていなければ、この時点においてマス
タファイルの4、14のデータは一致していると判断
し、更新フラグ60bに「更新済OK」をセットし(ス
テップ213)、更にチェック結果フラグ80bに[O
K」をセットする(ステップ214)。また、更新フラ
グ60bに「更新済NG」がセットされていれば、この
時点においてマスタファイル4、14のデータを比較し
た結果、一致していないと判断し、チェック結果フラグ
80bに[NG」をセットする(ステップ215)。そ
して、マスタファイル4、14が一致していない旨をプ
リンタ等に表示させ何らかの一致対応処理をするよう警
告を発する(ステップ216)。この警告には、更新ロ
グファイル16及び管理ファイル18の内容を表示して
もよい。以上の処理が終了すると、ホスト計算機2から
受信した更新ログファイルに含まれている次の更新レコ
ード60を取り出す。個の処理を繰り返し行い、更新レ
コード60がなくなれば処理は終了する。
【0049】以上のように、本実施例においては、ホス
ト計算機2から転送された更新ログファイル6内の更新
レコード60に従いチェックサムデータを用いることで
分散計算機12のマスタファイル14を確実に更新でき
データコンペアによるデータ整合性を保証することがで
きる。更に、データコンペアを更新レコード60毎に行
うので高精度なデータ整合性を保証することができる。
また、データコンペアの際に使用されるデータ、更新レ
コード60並びに管理レコード80のデータは非常に簡
単な計算であり、また前回の計算結果をも利用できるの
でデータコンペアに要する時間も短時間で行うことがで
きる。
【0050】もちろん、単に全レコード更新処理終了後
に管理ファイル8と更新処理によって更新された管理フ
ァイル18との比較、若しくはホスト計算機2から転送
された更新ログファイル6と更新処理によって作成され
た更新ログファイル16との比較、あるいはその両方の
比較を行ってもよい。
【0051】しかしながら、全レコード更新処理終了後
にのみデータコンペアを行う場合は、一定のタイミング
内に、例えばあるレコードのデータAがデータBに更新
されその後データCに更新された場合は、データAがデ
ータCに更新された場合、あるいはデータAがデータD
に更新されその後データCに更新された場合、との差が
なくなり同じ更新処理がされたことになる。これは、時
々刻々と変動する単価、あるいは住民票の住所の変遷等
中途の更新処理を無視できない場合に不都合が生じる。
【0052】そこで、本実施例においては、1レコード
更新毎にデータコンペアを行い、一連の更新処理途中に
おける不都合をも発見可能にした。このように、本実施
例におけるデータコンペア方式によれば、データコンペ
アをチェックサムデータを用いレコード更新毎に行うこ
とでより少ないデータで高精度なデータコンペアを行う
ことができる。従って、これに伴いホスト計算機2から
分散計算機12に転送すべき転送量も削減することがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るデータコン
ペア方式によれば、実際のデータの比較は行わずチェッ
クサムデータ等を用いてデータコンペアするので、確実
にしかも短時間でデータコンペアを行うことが可能とな
る。従って、転送すべきデータ量をも少なくすることが
可能となる。
【0054】また、更新前及び更新後のチェックサムデ
ータを用い1レコード更新毎にデータコンペアを行うこ
とができるようにしたので、一連のレコード更新処理途
中における不都合をも発見することが可能である。
【0055】また、データベースの容量に関係なく1つ
のみのチェックサム、すなわちファイル全体チェックサ
ムを生成し、これを用いてデータコンペアを行うように
したので、データの転送量を削減できるとともにコンペ
アすべきデータをも削減することができるので短時間で
データコンペアを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータコンペア方式が実施される
分散システムの構成図である。
【図2】本実施例におけるマスタファイルに格納されて
いるレコードの内容を示した図である。
【図3】本実施例において、カナ文字データを数字デー
タに変換するために用いるテーブルの例を示した図であ
る。
【図4】本実施例における更新ログファイルの内容と更
新レコードの項目を示した図である。
【図5】本実施例において、ホスト計算機における更新
ログファイルへの更新レコードの生成処理及び管理ファ
イルの更新レコードの更新処理を示したフローチャート
であるとともに主なデータの流れを示した図である。
【図6】本実施例における管理ファイルの内容と管理レ
コードの項目を示した図である。
【図7】本実施例において、分散計算機における更新ロ
グファイルへの更新レコードの生成処理及び管理ファイ
ルの更新レコードの更新処理を示したフローチャートで
あるとともに主なデータの流れを示した図である。
【符号の説明】
2 ホスト計算機 4、14 マスタファイル 6、16 更新ログファイル 8、18 マスタ管理ファイル 12 分散計算機 60 更新レコード 60b 更新フラグ 60e 更新前ファイル全体チェックサム 60f 更新後ファイル全体チェックサム 80 管理レコード 80a ファイル全体チェックサム 80b チェック結果フラグ 80c トータルレコード件数

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主局と少なくとも1つ以上の従局とを有
    し各局それぞれにデータベースを有する分散システムに
    おいて前記主局のデータベースのデータと前記各従局の
    データベースのデータとを比較するデータコンペア方式
    において、 前記各従局は、チェックサムデータとレコード変更件数
    に関する管理情報とによりデータを比較することを特徴
    とする分散システムにおけるデータコンペア方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の分散システムにおけるデ
    ータコンペア方式において、 前記チェックサムデータは、レコード更新毎に作成され
    るレコード更新前のチェックサムデータと当該レコード
    更新後のチェックサムデータとを含むことを特徴とする
    分散システムにおけるデータコンペア方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の分散システムにおけるデ
    ータコンペア方式において、 前記各従局は、自局で算出するレコード更新前及びレコ
    ード更新後のチェックサムデータと、前記主局のレコー
    ド更新前及びレコード更新後のチェックサムデータと、
    をレコード更新毎にそれぞれ比較することを特徴とする
    分散システムにおけるデータコンペア方式。
  4. 【請求項4】 主局と少なくとも1つ以上の従局とを有
    し各局それぞれにデータベースを有する分散システムに
    おいて前記主局のデータベースのデータと前記各従局の
    データベースのデータとを比較するデータコンペア方式
    において、 前記主局は、レコード更新に関する更新情報と、レコー
    ドの変更件数に関する管理情報と、チェックサムデータ
    と、を前記各従局に転送することを特徴とする分散シス
    テムにおけるデータコンペア方式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の分散システムにお
    けるデータコンペア方式において、 前記チェックサムデータは、データベースに記録されて
    いるレコード毎に求められたチェックサムから算出する
    ファイル全体チェックサムを含むことを特徴とする分散
    システムにおけるデータコンペア方式。
JP6025346A 1994-02-23 1994-02-23 分散システムにおけるデータコンペア方式 Pending JPH07234812A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025346A JPH07234812A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 分散システムにおけるデータコンペア方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025346A JPH07234812A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 分散システムにおけるデータコンペア方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07234812A true JPH07234812A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12163327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6025346A Pending JPH07234812A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 分散システムにおけるデータコンペア方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07234812A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008243150A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Nec Corp レプリケーションシステムおよびデータ同期確認方法
JP2009181311A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd データ比較装置
US7890467B2 (en) 2007-01-10 2011-02-15 Hitachi, Ltd. Method for verifying data consistency of backup system, program and storage medium
JP2017521791A (ja) * 2015-02-13 2017-08-03 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. スタンバイノードデータベースを再構築するための方法及び装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7890467B2 (en) 2007-01-10 2011-02-15 Hitachi, Ltd. Method for verifying data consistency of backup system, program and storage medium
JP2008243150A (ja) * 2007-03-29 2008-10-09 Nec Corp レプリケーションシステムおよびデータ同期確認方法
JP2009181311A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Hitachi Computer Peripherals Co Ltd データ比較装置
JP2017521791A (ja) * 2015-02-13 2017-08-03 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. スタンバイノードデータベースを再構築するための方法及び装置
US10585895B2 (en) 2015-02-13 2020-03-10 Huawei Technologies Co., Ltd. Method and apparatus for reconstructing standby node database

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5394487A (en) Forms recognition management system and method
US4933848A (en) Method for enforcing referential constraints in a database management system
US20010014893A1 (en) Synchronization of disparate databases
US20060093109A1 (en) Methods, systems, and computer-readable mediums for indexing and rapidly searching data records
US7664731B2 (en) Method and system for storing and retrieving data using hash-accessed multiple data stores
US5657222A (en) Revenue sharing system with data capture from video buffer
JP2009245380A (ja) ジョブ処理システムおよびジョブテスト方法
JPH07234812A (ja) 分散システムにおけるデータコンペア方式
US6357002B1 (en) Automated extraction of BIOS identification information for a computer system from any of a plurality of vendors
CN114564501A (zh) 一种数据库数据存储、查询方法、装置、设备及介质
JP2770798B2 (ja) 商品コード検索方式
JPH0218652A (ja) データ集信方式
JP2604555B2 (ja) 分散コンピュータシステム
CN110554895A (zh) 一种数据调用的方法和装置
JP2000020374A (ja) レプリケーション制御システム
WO2013039420A2 (en) Relational database and operation mode of relational database
Avram The evolving MARC system: the concept of a data utility
US20020002553A1 (en) Date formatting system
CN115658790A (zh) 一种数据处理系统、方法及装置
JPS61278932A (ja) デ−タ追加処理方法
JP2550396B2 (ja) Posシステムにおけるアイテム管理方式
JP3350180B2 (ja) データ処理システム
CN113434359A (zh) 数据溯源系统构建方法、装置、电子设备及可读存储介质
CN116881240A (zh) 基于数据库的数据清理方法、装置、存储介质及电子设备
JP2755175B2 (ja) データ統計情報時系列管理システムおよびデータ統計情報集計演算方法