JP2755175B2 - データ統計情報時系列管理システムおよびデータ統計情報集計演算方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、データの統計情報を参
照するシステムに関し、特にデータ統計情報時系列管理
システムおよびデータ統計情報時系列管理方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のデータ統計情報時系列管
理システムは、例えば図１０に示すように、現時点の顧
客の状況を記憶する顧客情報ファイル１１０と、顧客情
報ファイル１１０より一定期間ごとに統計情報を作成す
る統計情報作成処理部１１１と、統計情報作成処理部１
１１により作成された統計情報を記憶する統計情報累積
ファイル１１２と、どの情報を参照するのかを指示し、
その参照結果を表示するディスプレイ端末１１４と、参
照指示にしたがい統計情報累積ファイル１１２より参照
結果を取り出す統計情報参照処理部１１３とから構成さ
れていた。統計情報作成処理部１１１は、統計情報が顧
客情報ファイル１１０に図１１に示すように記憶されて
いる場合に、統計情報累積ファイル１１２に図１２に示
す情報を記憶させる。この作業を一定期間ごとに繰り返
すことにより統計情報累積ファイル１１２が得られる。
この結果、例えば「１９９３年４月から１９９３年６月
までの２０〜２９才の人数の推移」や「１９９３年４月
から１９９３年６月までの給与振込の有る人の推移」と
いう情報は即座に得られた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
統計情報時系列管理システムは、定型の条件には十分な
効果を発揮するが、任意の条件に対しては要求を満足す
ることができない。例えば、「１９９３年４月から１９
９３年６月までの給与振込の有る人で２０〜２９才の人
の推移」という場合には図１２に示す統計情報累積ファ
イル１１２では結果を求めることができない。この場
合、統計情報累積ファイル１１２を作成するときに、上
述の条件を満たす項目を１つ追加すれば結果を求めるこ
とは可能になる。しかし、異なる条件を求められたとき
に再度項目を追加しなければならず、任意の条件に対し
て結果を即座に求めることができない。

【０００４】本発明は、上記従来の欠点を解消し、定型
な条件だけでなく任意の条件に対して結果を即座に求め
ることを可能とするデータ統計情報時系列管理システム
およびデータ統計情報時系列管理システムを提供するこ
とを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデータ統計情報時系列管理システムは、複
数の項目を持つ現時点のデータを記憶する現時点データ
記憶手段と、この現時点データ記憶手段に記憶された各
項目のデータが２値で表現できるかを示す属性情報を記
憶する属性情報記憶手段と、一定期間毎に、前記現時点
データ記憶手段に記憶された現時点のデータおよび前記
属性情報記憶手段に記憶された属性情報を用いて、２値
で表現できない属性情報を持つ項目については当該項目
のデータ値毎に各現時点のデータの識別情報を対応さ
せ、２値で表現できる属性情報を持つ項目については当
該項目の各現時点のデータを２値で表現した項目別情報
を作成する項目別情報作成手段と、この項目別情報作成
手段により作成された項目別情報を累積して記憶する項
目別情報累積記憶手段と、この項目別情報累積記憶手段
に記憶された項目別情報を参照可能とする項目別情報参
照手段と、この項目別情報参照手段に参照指示を入力す
る参照指示入力手段と、前記項目別情報参照手段が参照
した結果を表示する参照結果表示手段とを備える構成と
している。

【０００６】また、他の態様では、複数の項目を持つ現
時点のデータを記憶する現時点データ記憶手段と、この
現時点データ記憶手段に記憶された各項目のデータが２
値で表現できるかを示す属性情報を記憶する属性情報記
憶手段と、一定期間毎に、前記現時点データ記憶手段に
記憶された現時点のデータおよび前記属性情報記憶手段
に記憶された属性情報を用いて、２値によって表現でき
ない属性情報を持つ項目については当該項目のデータ値
毎に各現時点のデータの識別情報を対応させ、２値で表
現できる属性情報を持つ項目については当該項目の各現
時点のデータを２値で表現した項目別情報を作成する項
目別情報作成手段と、この項目別情報作成手段により作
成された項目別情報を累積して記憶する項目別情報累積
記憶手段と、この項目別情報累積記憶手段に記憶された
項目別情報を参照し、２値で表現できない属性情報を持
つ項目別情報についてはデータ値毎にデータを２値で表
現し、データ値間で論理和演算を行うと共に、この論理
和演算結果と２値で表現できる属性情報を持つ項目別情
報との間で論理積演算を行う項目別情報参照手段と、こ
の項目別情報参照手段に参照指示を入力する参照指示入
力手段と、前記項目別情報参照手段が参照した結果を表
示する参照結果表示手段とを備える構成としている。

【０００７】上記目的を達成する他のデータ統計情報時
系列管理方法は、複数の項目を持つ現時点におけるデー
タを記憶するステップと、これら各項目のデータが２値
で表現できるかを示す属性情報を記憶するステップと、
一定期間毎に、２値で表現できない属性情報を持つ項目
については当該項目のデータ値毎に各現時点のデータの
識別情報を対応させ、２値で表現できる属性情報を持つ
項目については当該項目の各現時点のデータを２値で表
現した項目別情報を作成するステップと、これら作成さ
れた項目別情報を累積して記憶するステップと、これら
累積して記憶されている項目別情報を参照し、２値で表
現できない属性情報を持つ項目別情報についてはデータ
値毎にデータを２値で表現し、データ値間で論理和演算
を行うと共に、この論理和演算結果と２値で表現できる
属性情報を持つ項目別情報との間で論理積演算を行うス
テップと、前記参照指示を入力するステップと、前記参
照した結果を表示するステップから構成される。

【０００８】

【作用】本発明では、各項目のデータが２値で表現でき
るかを示す属性情報を記憶しておき、一定期間毎に、２
値で表現できない属性情報を持つ項目については当該項
目のデータ値毎に各現時点のデータの識別情報を対応さ
せ、２値で表現できる属性情報を持つ項目については当
該項目の各現時点のデータを２値で表現した項目別情報
を作成し、記憶していく。そして、参照指示の入力に応
じた項目別情報を用い、２値で表現できない属性情報を
持つ項目別情報についてはデータ値毎にデータを２値で
表現し、データ値間で論理和演算を行うと共に、この論
理和演算結果と２値で表現できる属性情報を持つ項目別
情報との間で論理積演算を行い、その結果を表示する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づい
て説明する。図１は本発明のデータ統計情報時系列管理
システムの基本的構成を示すブロック図である。同図に
示すデータ統計情報時系列管理システムは、複数の項目
を持つ現時点のデータを記憶する現時点データ記憶装置
１０と、現時点データ記憶装置１０に記憶された各項目
のデータが２値で表現できるかを示す属性情報を記憶す
る属性情報記憶装置１６と、一定期間毎に、２値で表現
できない属性情報を持つ項目については当該項目のデー
タ値毎に各現時点のデータの識別情報を対応させ、２値
で表現できる属性情報を持つ項目については当該項目の
各現時点のデータを２値で表現した項目別情報を作成す
る項目別情報作成手段１１と、作成された項目別情報を
累積して記憶する項目別情報累積記憶装置１２と、この
項目別情報累積記憶装置１２に記憶された項目別情報を
参照可能とする項目別情報参照手段１４と、この項目別
情報参照手段１４に参照指示を入力する参照指示入力装
置１３と、項目別情報参照手段１４が参照した結果を表
示する参照結果表示装置１５とを具備する。そして、属
性情報記憶装置１６が、各項目のデータが２値で表現で
きるかを示す属性情報を記憶しておく。一定期間毎に、
項目別情報作成手段１１が、２値で表現できない属性情
報を持つ項目については当該項目のデータ値毎に各現時
点のデータの識別情報を対応させ、２値で表現できる属
性情報を持つ項目については当該項目の各現時点のデー
タを２値で表現した項目別情報を作成し、これを項目別
情報累積記憶装置１２に記憶していく。この後、項目別
情報参照手段１４が、参照指示の入力に応じた項目別情
報を用い、例えば２値で表現できない属性情報を持つ項
目別情報についてはデータ値毎にデータを２値で表現
し、データ値間で論理和演算を行うと共に、この論理和
演算結果と２値で表現できる属性情報を持つ項目別情報
との間で論理積演算を行い、その結果を参照結果表示装
置１５に表示する。

【００１０】図２は本発明の一実施例に係るデータ統計
情報時系列管理システムの構成を示すブロック図であ
る。同図に示すデータ統計情報時系列管理システムは、
顧客情報ファイル２０と、項目属性情報ファイル２５
と、項目別情報作成処理部２１と、項目別情報累積ファ
イル２２と、項目別情報参照処理部２４と、ディスプレ
イ端末２３とから構成される。

【００１１】図３は顧客情報ファイル２０のファイル内
容の一例を示す図である。同図に示すように、顧客情報
ファイル２０は、現在の顧客別に、データの一連の識別
情報である一連番号、名前、年齢、定期預金残高および
給与振込の有無を記憶している。

【００１２】図４は項目属性情報ファイル２５のファイ
ル内容の一例を示す図である。同図に示すように、項目
属性情報ファイル２５は、顧客情報ファイル２０に記憶
されているデータの項目別のその項目に格納される情報
が多岐に渡る（例えば、定期預金残高というような項目
は無限に情報の種類があり、２値で表現できない情報）
ことを識別するための符号“１”と、その項目に格納さ
れる情報が有限である（例えば、給与振込の有無という
ような項目は“有り”と“無し”の２種類だけであり、
２値で表現できる情報）ことを識別するための符号
“２”とを記憶している（以下、この符号を“属性”と
呼ぶ。）。

【００１３】図５は項目別情報累積ファイル２２のファ
イル内容の一例を示す図である。同図に示すように、項
目別情報累積ファイル２２は、月別に項目別情報２６を
累積記憶している。

【００１４】図６は、図５に示した項目別情報２６の内
容の一例を示す図である。同図に示すように、項目別情
報２６は、例えば１９９３年１月というように、その月
の年齢情報２７、定期預金残高情報２８および給与振込
の有無情報２９を記憶している。

【００１５】図７は図６に示した年齢情報２７の内容の
一例を示す図である。同図に示すように、年齢情報２７
は、顧客情報ファイル２０の顧客別に振られている一連
番号の中で、該当する一連番号を格納する一連番号情報
３０を年齢別に記憶している。

【００１６】図８は図６に示した給与振込の有無情報２
９の内容の一例を示す図である。同図に示すように、給
与振込の有無情報２９は、給与振込の有無別にビット情
報３１を記憶している。ビット情報３１は、一番左端の
ビットが、顧客情報ファイル２０の一連番号の１を表
し、そこから右に順に２、３、…となり、一番右端のビ
ットが、顧客情報ファイル２０の一連番号の１０を表
す。また、その条件に該当する場合はビットが“１”と
なり、該当しない場合は“０”となる。

【００１７】次に、このように構成された本実施例のデ
ータ統計情報時系列管理システムの動作について説明す
る。まず、項目別情報作成処理部２１は、各月末におい
て、顧客情報ファイル２０より一連番号、年齢、定期預
金残高および給与振込の有無を入力し、項目属性情報フ
ァイル２５より項目名および属性を入力して、属性によ
り２値で表現できない項目については一連番号情報を対
応させ、２値で表現できる項目についてはビット情報を
作成して、項目別情報累積ファイル２２に記憶させる。
例えば、図３中の顧客情報ファイル２０の名前が“Ｄ”
の人の場合に、図４中の項目属性情報ファイル２５の属
性が“１”である年齢と属性が“２”である給与振込の
有無について説明すると、年齢が４１才であるので年齢
情報２７の“４１才”の欄に、一連番号情報３０として
名前“Ｄ”の一連番号の“４”が記憶される（図７の４
１才の欄参照）。また、給与振込の有無は“無し”であ
るので給与振込の有無情報２９の“無し”の欄に、ビッ
ト情報３１として左から４番目のビットに“１”と記憶
される（図８参照）。

【００１８】次に、項目別情報参照処理部２４は、ディ
スプレイ端末２３より参照指示の入力を行い、その参照
指示により項目別情報累積ファイル２２より該当する年
月の項目別情報を入力し、項目属性情報ファイル２５よ
り属性を入力して、参照指示に該当する件数を計算して
ディスプレイ端末２３に表示する。

【００１９】例えば、図９を参照しながら説明すると、
参照指示が「１９９３年１月から１９９３年３月までの
年齢が３０才以上で給与振込の有る人の推移」である場
合に、まず項目別情報累積ファイル２２より１９９３年
１月の項目別情報の年齢情報の３０才以上に該当する３
３才、３４才、３７才、４１才および５４才の一連番号
情報３２を入力する。その際、項目属性情報ファイル２
５より年齢の属性を参照し、この場合、属性が“１”で
あるのでそれぞれの一連番号情報３２をビット情報３３
の形式に変換しながら入力する。すなわち、用意された
データの個数分のビットのうち当該年齢情報をもつデー
タの一連番号情報３２に対応する位置のビットを反転さ
せたビット情報３３に変換する。

【００２０】次に、変換されたすべてのビット情報３３
の論理和を計算して、ビット情報３４にする。

【００２１】次に、項目別情報累積ファイル２２より１
９９３年１月の項目別情報の給与振込の有無情報の「有
り」のビット情報３５を入力する。その際、項目属性情
報ファイル２５より給与振込の有無の属性を参照して、
属性が”２”であるのでそのまま入力する。そして、上
述したビット情報３４とビット情報３５との論理積を計
算する。

【００２２】次に、ビット情報３６のビットの中で”
１”になっているビットを数えると４個となり、その数
が「１９９３年１月の年齢が３０才以上で給与振込の有
る人」の人数となる。同機に１９９３年２月および１９
９３年３月の項目別情報で計算を行うことにより、「１
９９３年１月から１９９３年３月までの年齢が３０才以
上で給与振込の有る人の推移」を求める。

【００２３】次に、ディスプレイ端末２３にその結果を
表示する。

【００２４】したがって、この実施例のシステムでは、
定型な条件だけでなく任意の条件が要求されても、論理
和演算および論理積演算を行うだけでよいので、その結
果を即座に求めることができる。

【００２５】以上好ましい実施例をあげて本発明を説明
したが、本発明は必ずしも上記実施例に限定されるもの
ではない。例えば、上記実施例では、顧客情報ファイル
２０の項目を年齢、定期預金残高および給与振込の有無
としたが、これは他の項目としてもよいことはもちろん
である。また、項目別情報を作る期間を１ケ月毎とした
が、これは状況に応じて日毎、週毎、半月毎等としても
よいことはもちろんである。

【００２６】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
２値で表現できない属性情報を持つ項目別情報について
はデータ値毎にデータを２値で表現し、データ値間で論
理和演算を行うと共に、この論理和演算結果と２値で表
現できる属性情報を持つ項目別情報との間で論理積演算
を行うことで結果を求めることができるので、任意の条
件でもその結果を即座に求めることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のデータ統計情報時系列管理システム
の構成を示すブロック図である。

【図２】 本発明の一実施例に係るデータ統計情報時系
列管理システムの構成を示すブロック図である。

【図３】 図２に示した顧客情報ファイルの内容を例示
する図である。

【図４】 図２に示した項目属性情報ファイルの内容例
を示す図である。

【図５】 図２中の項目別情報累積ファイルの内容を例
示する図である。

【図６】 図２中の項目別情報累積ファイルの項目別情
報の内容を例示する図である。

【図７】 図２中の項目別情報累積ファイルの項目別情
報の年齢情報の内容を例示する図である。

【図８】 図２中の項目別情報累積ファイルの項目別情
報の給与振込の有無情報の内容を例示する図である。

【図９】 図２に示した項目別情報参照処理部の処理動
作を例示する図である。

【図１０】 従来のデータ統計情報時系列管理システム
の一例を示す図である。

【図１１】 図１０の顧客情報ファイルの内容を例示す
る図である。

【図１２】 図１０に示した統計情報累積ファイルの内
容を例示する図である。

【符号の説明】

１０ 現時点データ記憶装置 １１ 項目別情報作成手段 １２ 項目別情報累積記憶装置 １３ 参照指示入力装置 １４ 項目別情報参照手段 １５ 参照結果表示装置 １６ 属性情報記憶装置 ２０ 顧客情報ファイル ２１ 項目別情報作成処理部 ２２ 項目別情報累積ファイル ２３ ディスプレイ端末 ２４ 項目別情報参照処理部 ２５ 項目属性情報ファイル ２６ 項目別情報 ２７ 年齢情報 ２８ 定期預金残高情報 ２９ 給与振込の有無情報 ３０ 一連番号情報 ３１ ビット情報 ３２ 一連番号情報 ３３ ビット情報 ３４ ビット情報 ３５ ビット情報 ３６ ビット情報 １１０ 顧客情報ファイル １１１ 統計情報作成処理部 １１２ 統計情報累積ファイル １１３ 統計情報参照処理部 １１４ ディスプレイ端末

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一連の識別情報毎に、複数の項目を持つ
   現時点のデータを記憶する現時点データ記憶手段と、 前記現時点データ記憶手段に記憶された各項目のデータ
   が２値で表現できるかを示す属性情報を記憶する属性情
   報記憶手段と、 一定期間毎に、前記現時点データ記憶手段に記憶された
   現時点のデータおよび前記属性情報記憶手段に記憶され
   た属性情報を用いて、２値で表現できない前記属性情報
   を持つ項目については当該項目のデータ値毎に各現時点
   のデータの前記識別情報を対応させ、２値で表現できる
   前記属性情報を持つ項目については当該項目の各現時点
   のデータを２値で表現した項目別情報を作成する項目別
   情報作成手段と、 前記項目別情報作成手段により作成された項目別情報を
   累積して記憶する項目別情報累積記憶手段と、 前記項目別情報累積記憶手段に記憶された項目別情報を
   参照し、入力さた参照指示で指定された項目別情報のう
   ち、２値によって表現できない属性情報を持つ項目別情
   報については、各項目のデータ値毎に用意されたデータ
   の個数分のビットのうち当該データ値をもつデータの前
   記識別情報に対応する位置のビットを反転させたビット
   情報に変換し、ビット情報に変換した項目別情報間で論
   理和演算を行うと共に、この論理和演算結果と参照指示
   で指定された２値で表現できる属性情報を持つ項目別情
   報との間で論理積演算を行う項目別情報参照手段と、 前記項目別情報参照手段に参照指示を入力する参照指示
   入力手段と、 前記項目別情報参照手段から出力される論理積演算結果
   を参照結果として表示する参照結果表示手段とを有する
   ことを特徴とするデータ統計情報時系列管理システム。
2. 【請求項２】 前記項目別情報作成手段は、２値で表現
   できる前記属性情報を持つ項目について、データの個数
   分のビットのうち当該データ値をもつデータの前記識別
   情報に対応する位置のビットを当該項目の各現時点のデ
   ータ値で表現したビット情報からなる項目別情報を作成
   することを特徴とする請求項１に記載のデータ統計情報
   時系列管理システム。
3. 【請求項３】 一連の識別情報毎に複数の項目を持つ現
   時点におけるデータを記憶する現時点データ記憶手段か
   ら、前記現時点のデータを読み出すステップと、 各項目のデータが２値で表現できるかを示す属性情報を
   参照するステップと、 ２値によって表現できない前記属性情報を持つ項目につ
   いては当該項目のデータ値毎に各現時点のデータの前記
   識別情報を対応させ、２値で表現できる属性情報を持つ
   項目については当該項目の各現時点のデータを２値で表
   現した項目別情報を作成するステップと、 作成された前記項目別情報を累積して記憶するステップ
   と、 入力された参照指示に従ってこれら累積して記憶されて
   いる項目別情報を参照するステップと、 入力さた参照指示で指定された項目別情報のうち、２値
   によって表現できない属性情報を持つ項目別情報につい
   ては、各項目のデータ値毎に用意されたデータの個数分
   のビットのうち当該データ値をもつデータの前記識別情
   報に対応する位置のビットを反転させたビット情報に変
   換するステップと、 ビット情報に変換した項目別情報間で論理和演算を行う
   ステップと、 この論理和演算結果と参照指示で指定された２値で表現
   できる属性情報を持つ項目別情報との間で論理積演算を
   行うステップと、 前記論理積演算の結果を参照結果として表示するステッ
   プとを有することを特徴とするデータ統計情報集計演算
   方法。