JPH0723425U - バッグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 嵩低く扁平に折り畳むとができるバッグを提
供する。 【構成】 二つ折りにより対向する対の表壁１１と、こ
の両表壁の平行する両側縁間に二つ折りにして存在させ
ると共に、両側縁を表壁の側縁全長に固着１３した両側
壁１２と、この側壁の表壁二つ折り側に位置する端縁同
志の固着１４とから成り、両表壁の内側に側壁を重ね合
わせて嵩を低く折り畳む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、例えばレンタルショップでのビデオカセットなどのレンタル商品 の貸し出しに使用するバッグに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のバッグは、図７から図１０に示すように、底壁１と、この底壁１の両側 縁から連なって上向きに突出すると共に、対向する一対の表壁２と、この両表壁 ２の側縁に側縁を、かつ底壁１の端縁に下縁をそれぞれ縫着３した側壁４と、両 側壁４の底面両側縁間の二等分線上に側縁をそれぞれに縫着３した仕切壁５と、 片方の表壁２の上縁から連なる蓋壁６とで構成されている。

【０００３】 上記バッグの材質には、布が用いられている。

【０００４】 なお、布にかえて軟質な合成樹脂シートを使用し、縫着にかえて熱溶着するこ ともある。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような構成によると、不使用時に、図７に示すように底部を倒立Ｖ字状 に、両側壁を平面Ｖ字状にそれぞれ屈曲しながら、互に両表壁を接近させて扁平 に折り畳んでも、底部の端縁と側壁の下縁との縫着部分の重なりにより厚みが増 して、強い復元力が働き、嵩を低くする偏平な折り畳ができない。

【０００６】 特に偏平な折り畳のできないバッグを積み上げると、嵩張る問題があった。

【０００７】 そこで、この考案の課題は、嵩低く折り畳むことができるようにする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】 上記の課題を解決するために、この考案は、二つ折りにより対向する対の表壁 と、この両表壁の平行する両側縁部間に二つ折りにして存在させると共に、両側 縁を上記両表壁の側縁全長に固着した両側壁と、この側壁の上記表壁の二つ折り 側に位置する端縁同志を固着した固着部とから成るバッグを採用する。

【０００９】 また、二つ折りにより対向する対の表壁と、この両表壁の平行する両側縁部間 に二つ折りにして存在させると共に、外側縁全長を上記両表壁の側縁全長に固着 した両側壁と、この各側壁の重なり合った内側縁全長を固着した固着部とから成 るバッグを採用する。

【００１０】 さらに、二つ折りにより対向する対の表壁と、この両表壁の両側縁から連なっ て上記両表壁の内側に折り込むと共に、二つ折りにより対向する側壁と、この両 側壁の内方に向き、かつ重なり合った側縁を固着した固着部とから成るバッグを 採用する。

【００１１】

【作用】

バッグに例えばレンタル商品を収納しないときは、二つ折りにより対向する両 表壁の内側に二つ折りの側壁が重なり合って薄い偏平な状態になる。

【００１２】 バッグに商品を収納すると、二つ折りの側壁が直線状態に広がる。

【００１３】 この時、両表壁の下縁二つ折りの部分は、側壁の広がりにともない直線状態に 押し広げられて底になり、側壁の端縁同志の固着部は、直線な状態で広がった底 の部分に重なっている。

【００１４】 また、バッグに例えばレンタル商品を収納しないときは、二つ折りにより対向 する両表壁の内側に二つ折りの側壁が重なり合って薄い偏平な状態になる。

【００１５】 バッグに商品を収納すると、二つ折りの側壁が固着部から左右に展開しながら 直線状態に広がる。

【００１６】 このとき、両表壁の下縁二つ折りの部分は、側壁の広がりにともない直線状態 に押し広げられて底になる。

【００１７】 さらに、バッグにレンタル商品を収納しないときは、二つ折りにより対向する 両表壁の内側に二つ折りになった側壁が重なり合って薄い偏平な状態になる。

【００１８】 バッグに商品を収納すると、二つ折りの側壁が固着部から左右に展開しながら 直線状態に広がる。

【００１９】 このとき、両表壁の下縁二つ折りの部分は、側壁の広がりにともない直線状態 に押し広げられて底になる。

【００２０】

【実施例】

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。

【００２１】 （第１実施例） 図１及び図２に示すように、１１、１１は、二つ折りにより対向する対の表壁 である。

【００２２】 １２は二つ折りにともない同方向に向く両側縁が外向きになって両表壁１１、 １１の平行する両側縁部間にそれぞれ介在した側壁で、この側壁１２の片方の側 縁は、片方の表壁１１の側縁全長に、側壁１２のもう片方の側縁は、もう片方の 表壁１１の側縁全長にそれぞれ固着１３してある。

【００２３】 また、側壁１２の両表壁１１、１１の二つ折れ側に到達している端縁同志は、 固着１４してある。

【００２４】 上記の固着１３、１４は、図示の場合表壁１１及び側壁１２に布を用いたため 、縫着したが、軟質な合成樹脂シートを用いた場合、熱溶着すればよい。

【００２５】 上記のように構成すると、バッグに商品を収納しないときは、図２に示すよう に、二つ折りにより対向する両表壁１１、１１の内側に二つ折りの側壁１２が重 なり合って薄い偏平な状態になる。

【００２６】 勿論、側壁１２の固着１３部分は、両表壁１１、１１の二つ折り屈曲部分の内 側に重なっている。

【００２７】 バッグに商品を収納すると、両表壁１１、１１の互に相反する方向への広がり にともない二つ折りの側壁１２も直線状態に広がる。

【００２８】 すると、両表壁１１、１１の下縁二つ折りの部分は、側壁１２の広がりにとも ない直線状態に押し広げられて図３及び図４に示すように、底になる。

【００２９】 なお、固着１４の部分は、直線状になって表壁１１、１１の底の部分に重なり 、側壁１２のバッグの底側は、三角形に折り重なっている。

【００３０】 （第２実施例） 図５に示す表壁１１、１１は、第１実施例と同様につき説明を省略する。

【００３１】 ２２は両表壁１１、１１の二つ折りの形状に屈曲して、両表紙１１、１１側縁 部間にそれぞれ介在すると共に、外側縁全長を両表壁１１、１１の側縁に固着２ ３した側壁である。

【００３２】 また、側壁２２の重なり合う内側縁は、固着２４してある。

【００３３】 上記のように構成すると、第１実施例と同様に商品を収納しない場合のバッグ は、嵩低く折り畳むことができ、商品の収納にともない第１実施例と同様になる 。

【００３４】 （第３実施例） 図６に示す表壁１１、１１は、第１実施例と同様につき説明を省略する。

【００３５】 また、両表壁１１、１１の両側縁から連なって上記両表壁１１、１１の内側に 折り返して一枚の連続する側壁３２を設け、この側壁３２の内方に向く側縁を重 ね合わせて固着３３する。

【００３６】 上記のように構成すると、第１実施例と同様に商品を収納しない場合のバッグ は、嵩低く折り畳むことができ、商品の収納にともない第１実施例と同様になる 。

【００３７】 図中３５は片方の表壁１１に連成した蓋壁、３６は仕切壁である。

【００３８】

【効果】

この考案に係るバッグは、以上のように構成してあるので、商品の収納前にあ っては、両表壁の内面に側壁を重ね合わせて嵩低くなる。

【００３９】 このため、多くのバッグを重ねても嵩張らない利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案に係る第１実施例の一部切欠斜視図

【図２】同上の横断平面図

【図３】商品収納状態の斜視図

【図４】同上の横断平面図

【図５】第２実施例の要部を示す斜視図

【図６】第３実施例の要部を示す斜視図

【図７】従来品の一部切欠斜視図

【図８】同上の縦断正面図

【図９】商品収納状態の斜視図

【図１０】同上の横断平面図

【符号の説明】

１１ 表壁 １２、２２、３２ 側壁 １３、１４、２３、２４ 固着

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 二つ折りにより対向する対の表壁と、こ
   の両表壁の平行する両側縁部間に二つ折りにして存在さ
   せると共に、両側縁を上記両表壁の側縁全長に固着した
   両側壁と、この側壁の上記表壁の二つ折り側に位置する
   端縁同志を固着した固着部とから成るバッグ。
2. 【請求項２】 二つ折りにより対向する対の表壁と、こ
   の両表壁の平行する両側縁部間に二つ折りにして存在さ
   せると共に、外側縁全長を上記両表壁の側縁全長に固着
   した両側壁と、この各側壁の重なり合った内側縁全長を
   固着した固着部とから成るバッグ。
3. 【請求項３】 二つ折りにより対向する対の表壁と、こ
   の両表壁の両側縁から連なって上記両表壁の内側に折り
   込むと共に、二つ折りにより対向する側壁と、この両側
   壁の内方に向き、かつ重なり合った側縁を固着した固着
   部とから成るバッグ。