JPH07234177A - 検体搬送システム - Google Patents

検体搬送システム

Info

Publication number
JPH07234177A
JPH07234177A JP2767294A JP2767294A JPH07234177A JP H07234177 A JPH07234177 A JP H07234177A JP 2767294 A JP2767294 A JP 2767294A JP 2767294 A JP2767294 A JP 2767294A JP H07234177 A JPH07234177 A JP H07234177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
racks
sample
centrifuge
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2767294A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sato
隆 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2767294A priority Critical patent/JPH07234177A/ja
Publication of JPH07234177A publication Critical patent/JPH07234177A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】臨床検査分野において、遠心機とその下流機器
の処理能力が整合された、処理能力の大きい検体搬送シ
ステムを提供すること。 【構成】遠心機1,2,3は、遠心分離処理前のラック
4aを搬送する未処理ラック搬送ライン5と、処理済み
ラック4bを搬送する既処理ラック搬送ライン6に接続
され、前者の上流には、相当数のラックを搭載し、取外
し運搬可能なトレイ7a,7bを設置したラック投入部
8が接続され、後者の下流には、ラック滞留部9,開栓
機10,5連ノズルの分注機11が接続される。一方、
前記遠心機1,2,3、他のシステム構成機器は、各々
の制御部12〜18を経由してシステム全体を統括制御
する中央処理装置19に電気的に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は臨床検査分野において、
特に検体検査自動化のための検体搬送システムの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の検体搬送システムにおいて、血液
検体の遠心分離は、搬送ラインに対し手動(オフライ
ン)で運用される場合と、自動(オンライン)で運用さ
れる場合がある。前者は検体容器を装着したラックを遠
心機に手で搭載し、遠心分離ののち搬送ラインに手で移
載する方式であり、後者は遠心機と搬送ラインが機械的
に接続され、ラックのロード,遠心分離,アンロードが
自動的に行われる方式で、近年増加傾向にある。
【0003】後者において、遠心機と他のシステム構成
機器の処理能力はシステムの処理能力に見合って整合さ
れることが望ましい。しかるに遠心機は一般にバッチ処
理されるため、下流の機器から見た単位時間当りに供給
されるラックの数(例えて言えばラックの流量)は変動
し、遠心機へのラックロードと遠心分離の際は零、アン
ロードの際は最大値となるため、連続処理を前提とする
下流機器にとって処理能力整合はなかなか難しい。例え
ば、 ラックの収容能力:5検体/ラック 遠心機の収容能
力:12ラック/バッチ 遠心機の動作周期:15分/バッチ(ロード,遠心分
離,アンロード各5分) 遠心機の平均処理能力:4バッチ/h=48ラック/h とすると遠心機の1バッチ毎に12ラックが5分間でア
ンロードされる。これらのラックが停滞せず処理される
条件は、下流機器の処理能力が144ラック/h(=1
2ラック/5分/60分/h)以上ということである
が、前記ロード、遠心分離の10分休止が不稼働である
ことからシステムの平均処理能力は遠心機の能力に制限
され48ラック/hに留まる。また、前記144ラック
/hに満たない場合は搬送ラインにラックが停滞するた
め遠心機からのアンロード動作が終了せず、遠心機、結
果的にシステムの処理能力は前記48ラック/hより低
下する。
【0004】また、最近では更に大きい処理能力を要求
されることも多く、2台の遠心機を搬送ラインに沿って
配置し処理を分担させる例がある。この例において、特
に下流機器の処理能力が充分でない場合、搬送ラインが
共用であるため未処理ラックと既処理ラックが混線、停
滞状態となり、結局処理能力は2台の加算値96ラック
/hに対し大きく不足することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記従来技
術は、搬送ラインに遠心機を接続する場合、遠心機のバ
ッチ処理に起因するラックの流量変化を緩和してシステ
ムの処理能力と整合させることについて配慮が充分でな
く、また複数の遠心機を設ける場合、搬送ラインで生ず
る未処理ラックと既処理ラックの混線、停滞を解消する
ことについて配慮が充分でないため、システムの処理能
力を落したり、下流機器に過大な処理能力を要求するな
どの問題がある。
【0006】本発明の目的は、遠心機とその下流機器の
処理能力が整合された、処理能力の大きい検体搬送シス
テムを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、遠心機の下流搬送ラインにラッ
ク滞留部を設け、複数の遠心機を設ける場合は未処理ラ
ック専用の搬送ラインと既処理ラック専用の搬送ライン
を設けるようにしたものである。
【0008】
【作用】まず遠心機より断続的に(前例では10分置
き、5分間で12ラック)搬出されるラックはラック滞
留部に搬入され、平準化して(前例を用いると15分間
で12ラック)搬出されるため、下流機器に過大な処理
能力を要求することなくシステムの処理能力と整合す
る。また未処理ラック専用の搬送ラインは未処理ラック
のみ搬送して各々の遠心機に送りこみ、既処理ラック専
用の搬送ラインは遠心機から搬出された既処理ラックの
み搬送するためラックの混線,停滞を解消し、その結果
処理能力の大きい検体搬送システムを提供する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例である検体搬送シス
テムについて、特に遠心機付近に重点を置いて、図によ
り説明する。まず、血液検体の入った採血管は5本単位
でラックに収容され、各ラックは搬送ラインを構成する
ガイド溝に沿って案内され、エンドレスチェーンに一定
間隔で取付けられたフック(いずれも図示せず)による
駆動などの手段で搬送ライン方向、あるいは直角方向に
移送され、システム構成機器間を搬送される。遠心機
1,2,3は、遠心分離処理前のラック4aを搬送する
未処理ラック搬送ライン5と、処理済みラック4bを搬
送する既処理ラック搬送ライン6に接続され、前者の上
流には、相当数のラックを搭載し、取外し運搬可能なト
レイ7a,7bを設置したラック投入部8が接続され、
後者の下流には、ラック滞留部9,開栓機10,5連ノ
ズルの分注機11が接続され、以下、自動分析部,保存
用血清分取部,他の分析機のための分注部,蒸発防止処
理部,保存部,ラック取り出し部(いずれも図示せず)
などが接続される。一方、前記遠心機1,2,3、他の
システム構成機器は、各々の制御部12〜18を経由し
てシステム全体を統括制御する中央処理装置19に電気
的に接続される。
【0010】次にシステムの動作について説明する。な
お図1にはタイムチャート図2の時刻tにおけるラック
の動作が図示されている。まずオペレータは採血管入り
ラックを必要数トレイ7a,7bに搭載したのちラック
投入部8に設置し、システム起動操作を実行する。初め
にトレイ7aが選択され、遠心分離処理前のラック4a
が順次搬出され、未処理ラック搬送ライン5を経由して
3台の遠心機のロードバッファ20,21,22に1バ
ッチ分12個ずつ順次供給される。(以上の動作は図2
のA1 ,A2 ,A3 に相当する。なお、図2のタイムチ
ャートには遠心機とラックの動作に対し、搬入を記号
A,遠心機へのロードをB,遠心分離をC,アンロード
をD,搬出をEとし、これらの記号に遠心機1,2,3
の番号に対応したサフィックスを付して区分し、各動作
を5分として遠心機1,2,3を同期制御する例が示さ
れている。)次に遠心機のラック交換用扉23,24,
25が開かれ、以下ロード位置26,27,28へのラ
ック搬送、遠心機ローターのバケット(図示せず)位置
決め、搬送ロボット(図示せず)によるバケットへのラ
ック搬入が繰り返され、1バッチ分12個のラックが全
バケットに装填される(図2のB1 ,B2 ,B3 )。次
に遠心機が起動され、ローターが所定時間回転して遠心
分離を行い、停止する(図2のC1 ,C2 ,C3 )。次
に前記ラック交換用扉が開かれ、バケット位置決めのの
ち、搬送ロボットによってラックを前記ロード位置2
6,27,28にアンロードする。ここで、ラックが前
記未処理ラック搬送ライン5の下を通って既処理ラック
搬送ライン6まで同一平面を移送されるように、ロード
位置26,27,28の下部には昇降機構(図示せず)
が設けられ、アンロードされたラックを順次既処理ラッ
ク搬送ライン6の高さまで下降駆動し、アンロードバッ
ファ29,30,31に搬出する(図2のD1 ,D2
3 )。更にアンロードバッファのラックは順次既処理
ラック搬送ライン6に搬出され、ラック滞留部9に搬入
される(図2のE1 ,E2 ,E3 )。次にラック滞留部
のラックは開栓機10の処理速度に合わせてラック流量
を平準化して搬出され、以下分注機11他のシステム構
成機器間を搬送され、ラック取り出し部などへ搬出され
る。前記ラック投入部8のトレイ7aのラックが全て搬
出されるとオペレータにラック補充を要求するブザーが
鳴り、一方システムは次のトレイ7bを選択して前記同
様のラック搬送動作を続行する。
【0011】以上のようにして、中央処理装置19に登
録されたプログラムに従い検体の分析処理などが順次自
動的に実行され、処理結果が出力されて診断の用に供さ
れる。また、図2のタイムチャートに示すように、平均
処理能力48ラック/hの3台の遠心機を同期制御し、
ラック滞留部他のシステム構成機器を144ラック/h
で運用するならば、処理能力144ラック/hのシステ
ムを合理的に構築できる。
【0012】
【発明の効果】以上本発明によれば遠心機とその下流機
器の処理能力が整合された、処理能力の大きい検体搬送
システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である検体搬送システムの平
面図である。
【図2】遠心機とラック滞留部の動作タイムチャートで
ある。
【図3】図2の動作記号の説明図である。
【符号の説明】
1,2,3…遠心機、4a,4b…ラック、5…未処理
ラック搬送ライン、6…既処理ラック搬送ライン、8…
ラック投入部、9…ラック滞留部、10…開栓機、11
…分注機、19…中央処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 35/10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】血液検体の入った検体容器を搬送する搬送
    ラインに対し、少なくとも該検体容器をラインに投入す
    る検体投入部、該検体を遠心分離する遠心分離部、該検
    体を別の容器に分取分注する分注部が接続されて成る検
    体搬送システムにおいて、前記遠心分離部の下流に検体
    滞留部を設けたことを特徴とする検体搬送システム。
  2. 【請求項2】検体容器の搬送ラインは、遠心分離前の検
    体の専用搬送ラインと、遠心分離済み検体の専用搬送ラ
    インから成り、該搬送ラインに対し複数の遠心分離部を
    接続したことを特徴とする請求項1記載の検体搬送シス
    テム。
JP2767294A 1994-02-25 1994-02-25 検体搬送システム Pending JPH07234177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2767294A JPH07234177A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 検体搬送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2767294A JPH07234177A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 検体搬送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07234177A true JPH07234177A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12227450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2767294A Pending JPH07234177A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 検体搬送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07234177A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011520109A (ja) * 2008-05-02 2011-07-14 オーソ−クリニカル・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 試験要素のスプリットスピン遠心分離
WO2014119378A1 (ja) * 2013-01-30 2014-08-07 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 遠心分離システム、検体前処理システム、制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011520109A (ja) * 2008-05-02 2011-07-14 オーソ−クリニカル・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 試験要素のスプリットスピン遠心分離
WO2014119378A1 (ja) * 2013-01-30 2014-08-07 株式会社 日立ハイテクノロジーズ 遠心分離システム、検体前処理システム、制御方法
CN104956230A (zh) * 2013-01-30 2015-09-30 株式会社日立高新技术 离心分离系统、检体预处理系统、控制方法
EP2952904A4 (en) * 2013-01-30 2016-10-12 Hitachi High Tech Corp CENTRIFUGATION SYSTEM, SAMPLE PRE-PROCESSING SYSTEM AND CONTROL METHOD
JPWO2014119378A1 (ja) * 2013-01-30 2017-01-26 株式会社日立ハイテクノロジーズ 遠心分離システム、検体前処理システム、制御方法
US10071385B2 (en) 2013-01-30 2018-09-11 Hitachi High-Technologies Corporation Centrifuging system, sample preprocessing system, and control method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2296819B1 (en) Centrifuge loading process within an automated laboratory system
US5679309A (en) Automated random access analyzer
WO2012090795A1 (ja) 遠心分離装置,遠心分離装置を備えた前処理システムおよび当該システムの制御方法
JP3720990B2 (ja) 検体処理システム
US20080318306A1 (en) Device for Supplying Blood Tubes to a Whole Blood Analyser
JP2010175513A (ja) 検体前処理システム
JP2003161736A (ja) 検体分析システム
WO2013180017A1 (ja) 遠心分離装置、遠心分離装置を備えた前処理システムおよび当該システムの制御方法
US8992863B2 (en) Tissue processor
CN109716141B (zh) 检体检查自动化系统
JPH02306165A (ja) 容器の移送システム
JP6775580B2 (ja) 生体液体サンプルを撹拌し収集するための装置
JP6824980B2 (ja) ソートに適した生体液体サンプルを撹拌し収集するための装置
JPH03279863A (ja) 自動分析装置
JPH07234177A (ja) 検体搬送システム
JPWO2020183982A1 (ja) 自動分析装置および自動分析方法
JPH06347466A (ja) 容器の移送方法
JPH03107766A (ja) 臨床検査装置
JPH11108935A (ja) 検体検査システム
JPH0287070A (ja) 自動化学分析装置
JP2775082B2 (ja) 自動分析装置を用いた試料の秤量方法
JPH05162812A (ja) 自動分析装置
JP3276638B2 (ja) 検体処理システム
JP4408404B2 (ja) 自動分析装置
EP0506024A2 (en) Automatic chemical analysis system and automatic chemical analysis method