JPH07234115A - 板材の反り量測定方法 - Google Patents

板材の反り量測定方法

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JPH07234115A
JPH07234115A JP5114494A JP5114494A JPH07234115A JP H07234115 A JPH07234115 A JP H07234115A JP 5114494 A JP5114494 A JP 5114494A JP 5114494 A JP5114494 A JP 5114494A JP H07234115 A JPH07234115 A JP H07234115A
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JP
Japan
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plate
plate material
measuring
measured
spot
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JP5114494A
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English (en)
Inventor
Eiji Matsukuma
英治 松隈
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH07234115A publication Critical patent/JPH07234115A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光源あるいはカメラ等がずれた場合でも正確
な反り量を測定できる反り量測定方法を提供する。 【構成】 測定対象板材10の直前に、少なくとも表裏
が半透明の校正用の透光平板11を設け、該透光平板1
1を通してスポット光を前記測定対象板材10に照射し
て、前記透光平板11の表裏面及び前記測定対象板材1
0からの反射光を撮像してその位置を検出し、前記透光
平板10の表裏面からの反射光を基準にして前記測定対
象板材10の反り量を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば製鉄所において
製造される鋼板等の板材の反り量測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製鉄プロセスにおける鋼板の平坦度は製
品品質に対する重要な要因の一つであり、従来は目視確
認が行われていたが、極めて非能率及び不正確であるの
で、近年は例えば、特開昭59−138906号公報に
記載のように鋼板にスポットレーザー光を照射し、この
レーザー光を鋼板の幅方向に移動させて、該鋼板に照射
されるレーザースポットの位置を光センサーによって検
知し、その変位量から鋼板の反りを測定する方法が提案
されていた。このようなスポット光を用いて鋼板の反り
測定の一般的な方法を、図6を参照しながら概略説明す
ると、スポット光源50から鋼板51に向けてスポット
光を照射し、そのスポット照射部Qからの反射光をCC
Dカメラ(光センサーの一例)52で受光し、撮像面に
おける変位bから次式に基づいて鋼板51までの距離d
を測定していた。 d=a/(cotθ+b/f) ( fはレンズの焦点距離)・・(1)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例に係る反りの測定方法においては、スポット光源5
0またはCCDカメラ52の保持部材が振動あるいは熱
膨張、熱収縮等の外的要因によってずれた場合には、正
確な測定ができないという問題点があった。本発明はか
かる事情に鑑みてなされたもので、スポット光源あるい
はカメラ等がずれた場合でも正確な反り量を測定できる
板材の反り量測定方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の板材の反り量測定方法は、測定対象板材の直前
に、少なくとも表裏が半透明の校正用の透光平板を設
け、該透光平板を通してスポット光を前記測定対象板材
に照射して、前記透光平板の表裏面及び前記測定対象板
材からの反射光を撮像してその位置を検出し、前記透光
平板の表裏面からの反射光を基準にして前記測定対象板
材の反り量を測定するように構成されている。
【0005】
【作用】請求項1記載の板材の反り量測定方法において
は、測定対象板材の直前に、少なくとも表裏が半透明の
校正用の透光平板を設け、照射されるスポット光の表裏
面からの反射光及び測定対象板材からの反射光を撮像し
てそれぞれの位置を検出し、厚さの一定な前記透光平板
の厚みに比較させながら、測定対象板材までの画像上の
距離を測定し、この測定値と、前記透光平板の厚みから
測定対象板材の位置を検出しているので、仮に光源の位
置あるいは撮像カメラ等の位置が振動あるいは熱等によ
ってずれても、常に正確な測定対象板材の位置を検出で
きる。
【0006】
【実施例】続いて、本発明を具体化した実施例につき説
明し、本発明の理解に供する。ここに、図1は本発明の
一実施例に係る板材の反り量測定方法を示す斜視図、図
2は測定原理を示す部分断面図、図3は画像上の点を示
す説明図、図4は反り量の決定フロー図、図5は反り量
の測定結果を示すグラフである。
【0007】まず、本発明の一実施例に係る板材の反り
量測定方法に使用する機器について説明するが、図1に
示すように、測定対象板材の一例である鋼板10に対し
て略平行に配置された透光平板の一例であるガラス平板
11と、該ガラス平板11の手前側に複数配置され平行
なスポット光として例えばレーザー光を発信するレーザ
ー光源の一例である半導体レーザー12と、前記スポッ
トレーザー光の反射光を撮像するCCDカメラ13、該
CCDカメラ13に接続される画像処理装置14とを有
している。
【0008】前記ガラス平板11は、板厚の均一なガラ
ス平板を使用し、重量等で撓まないように周囲に適当に
枠体を設け、図示しない支持部材によって所定位置に支
持されている。そして、前記ガラス平板11の表裏には
照射されるスポットレーザー光の一部が拡散反射する半
透明処理(例えば、すりガラスのように表裏に細かい凹
凸を施す処理、表裏にやや不透明の樹脂等で被覆する処
理、あるいはスポットレーザー光の一部が通過して一部
が反射するハーフミラー処理等をいう)が施され、該ガ
ラス平板11の表裏を通過したレーザー光を撮像できる
ようになっている。なお、適当な透光効率を有するハー
フミラー処理を行うと、更に照射する鋼板10への照射
スポット光が拡散レーザー光とならず、精度の良い測定
を行うことができる。なお、前記ガラス平板の代わりに
片面あるいは全体が半透明処理を施された二枚の薄い透
光板を一定距離離して対向配置し、透光平板とすること
も可能である。
【0009】前記半導体レーザー12は、その光軸が平
行で、しかも前記ガラス平板11に対して垂直方向にな
るように設けられ、測定後の修正を容易にしているが、
測定後位置修正を行うのであれば、前記ガラス平板11
に対して多少傾いていても差し支えない。そして、この
実施例においては、半導体レーザー12の個数は6個で
あるが、鋼板のより精密なプロフィールを得ようとする
場合には数多く配置し、粗でよければその数を減少す
る。また、鋼板の板幅に応じて、半導体レーザー12を
板幅方向に平行移動させてプロフィールを得ることも可
能である。
【0010】前記CCDカメラ13は、半導体レーザー
12の光軸に対して角度を有して配置され、半導体レー
ザー12から照射されたスポットレーザー光のガラス平
板11及び鋼板10からの反射レーザー光をある程度の
間隔をおいて撮像できるようになっている。従って、C
CDカメラ13はガラス平板11に対して鋼板10の進
行方向前部または後部にやや角度を成して配置するのが
好ましい。
【0011】前記画像処理装置14は、CCDカメラ1
3からの映像信号を受けて、これをデジタル信号に変換
し必要な場合これを記憶するメモリ回路と、前記デジタ
ル信号化された映像信号を2値化して演算処理するコン
ピュータとを有して構成されている。前記コンピュータ
には2値化された映像信号の重心位置を演算して、得ら
れたデータから鋼板10の反り量を含むプロフィールを
演算する手段がプログラムとして記載されている。
【0012】以下、図2〜図4を参照しながら、本発明
の一実施例に係る板材の反り量測定方法について詳しく
説明すると、半導体レーザー12からガラス平板11を
通してスポットレーザー光を鋼板10に照射し、斜め方
向からCCDカメラ13で撮像し(ステップa)、この
撮像信号をデジタル化して、適当なしきい値で2値化す
る(ステップb)。そして、一つの半導体レーザー12
から照射された光は、ガラスの表と裏、及び鋼板の表面
にスポット像を作り、撮像した各スポット光の画像メモ
リ座標系における重心位置を求めると、図3に示すよう
にP(x、y)、P1 (x1 、y1 )、P0 (x0 、y
0 )となる(ステップc)。このP0 、P1 、Pは、ガ
ラス平板11の表裏の位置、即ち厚み(t)、及び鋼板
10の表面位置に対応するので、ガラス平板11の厚み
tを一定にしておくと、鋼板10とガラス平板11の距
離L1 は、L0 がL1 より十分大きい場合には、以下の
式(2)によって近似的に決定されることになる(ステ
ップd)。
【0013】
【数1】
【0014】式(2)は、スポットレーザー光の角度あ
るいはCCDカメラの位置とは無関係であるので、これ
らが変化しても正確の鋼板の位置を測定できることにな
る。以上の処理を、各半導体レーザー12について行
い、各スポットレーザー光に対応する鋼板の位置をプロ
ットすると図5のようになって、鋼板10のプロフィー
ルとなり、反り量が測定できる(ステップe)。
【0015】なお、必要な場合には、ガラス平板11の
屈折率とCCDカメラ13の位置を考慮して測定値を補
正することは当然可能であるし、この場合CCDカメラ
13の移動に対する誤差の割合は極めて僅少であるの
で、十分実用性を有する。また、前記ガラス板の厚みは
温度によって多少変化するので、必要な場合は温度係数
を用いて補正することも可能である。前記実施例におい
ては、板材として鋼板を例に挙げたが、その他の金属板
あるいは合成樹脂板、木板等であっても当然本発明を適
用できる。
【0016】
【発明の効果】請求項1記載の板材の反り量測定方法は
以上の説明からも明らかなように、半透明の校正用の透
光平板を設けているので、仮にスポット光源あるいは撮
像位置がずれても、正確に測定対象板材の反り量及びプ
ロフィールを測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る板材の反り量測定方法
を示す斜視図である。
【図2】測定原理を示す部分断面図である。
【図3】画像上の点を示す説明図である。
【図4】フロー図である。
【図5】測定結果を示すグラフである。
【図6】従来例に係るレーザー光を用いた鋼板の反り量
を測定する装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 鋼板(測定対象板材) 11 ガラス平板(透光平板) 12 半導体レーザー 13 CCDカメラ 14 画像処理装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象板材の直前に、少なくとも表裏
    が半透明の校正用の透光平板を設け、該透光平板を通し
    てスポット光を前記測定対象板材に照射して、前記透光
    平板の表裏面及び前記測定対象板材からの反射光を撮像
    してその位置を検出し、前記透光平板の表裏面からの反
    射光を基準にして前記測定対象板材の反り量を測定する
    ことを特徴とする板材の反り量測定方法。
JP5114494A 1994-02-23 1994-02-23 板材の反り量測定方法 Withdrawn JPH07234115A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105091787A (zh) * 2014-05-06 2015-11-25 北京智朗芯光科技有限公司 实时快速检测晶片基底二维形貌的装置
CN105091777A (zh) * 2014-05-06 2015-11-25 北京智朗芯光科技有限公司 实时快速检测晶片基底二维形貌的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105091787A (zh) * 2014-05-06 2015-11-25 北京智朗芯光科技有限公司 实时快速检测晶片基底二维形貌的装置
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