JPH07233825A - 車両用ディスクブレーキ - Google Patents
車両用ディスクブレーキInfo
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- JPH07233825A JPH07233825A JP6024473A JP2447394A JPH07233825A JP H07233825 A JPH07233825 A JP H07233825A JP 6024473 A JP6024473 A JP 6024473A JP 2447394 A JP2447394 A JP 2447394A JP H07233825 A JPH07233825 A JP H07233825A
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- JP
- Japan
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- working arm
- disc
- connecting member
- caliper
- rotor
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D2055/0004—Parts or details of disc brakes
- F16D2055/0037—Protective covers
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】２分割されたキャリパピースを連結しつつ、制
動反力によるブリッジ部の変形を有効に防止する。キャ
リパボディと連結ボルトの耐久性を高める。 【構成】キャリパピース２ａ，２ｂをつなぐ連結部材５
に、パッドリテーナ５ａ，５ａとパイプガード５ｂを一
体形成する。キャリパピース２ａ，２ｂのディスク回入
側及び回出側で、それぞれ連結部材５を分割ブリッジ部
２ｆ，２ｇの内側面に跨がって配設する。双方の連結部
材５のパッドリテーナ５ａ，５ａを、ブリッジ部２ｅの
内側でディスクロータ３の両側部に対向して配設し、パ
イプガード５ｂを、ブリッジ部２ｅのディスク回入側ま
たは回出側の端部から突出して配設する。分割ブリッジ
部２ｆ，２ｇの外側からボルト孔１９ａに差し込まれる
連結ボルト４をめねじ孔５ｅにねじ込んで、キャリパピ
ース２ａ，２ｂを一体に連結する。パッドリテーナ５ａ
の脚片５ｃ，５ｃに、摩擦パッド１５の耳片１７ａ，１
７ａを係止する。パイプガード５ｂとブリッジ部２ｅの
ディスク周方向の端部とによって、連通パイプ１１の中
央部分を保持する。
動反力によるブリッジ部の変形を有効に防止する。キャ
リパボディと連結ボルトの耐久性を高める。 【構成】キャリパピース２ａ，２ｂをつなぐ連結部材５
に、パッドリテーナ５ａ，５ａとパイプガード５ｂを一
体形成する。キャリパピース２ａ，２ｂのディスク回入
側及び回出側で、それぞれ連結部材５を分割ブリッジ部
２ｆ，２ｇの内側面に跨がって配設する。双方の連結部
材５のパッドリテーナ５ａ，５ａを、ブリッジ部２ｅの
内側でディスクロータ３の両側部に対向して配設し、パ
イプガード５ｂを、ブリッジ部２ｅのディスク回入側ま
たは回出側の端部から突出して配設する。分割ブリッジ
部２ｆ，２ｇの外側からボルト孔１９ａに差し込まれる
連結ボルト４をめねじ孔５ｅにねじ込んで、キャリパピ
ース２ａ，２ｂを一体に連結する。パッドリテーナ５ａ
の脚片５ｃ，５ｃに、摩擦パッド１５の耳片１７ａ，１
７ａを係止する。パイプガード５ｂとブリッジ部２ｅの
ディスク周方向の端部とによって、連通パイプ１１の中
央部分を保持する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や自動二・三輪
車等の各種走行車両に適用されるディスクブレーキに係
り、詳しくはこのディスクブレーキに用いられるキャリ
パボディが、一対のキャリパピースによって構成される
分割型で、両キャリパピースを連結ボルトによって一体
に連結する構造のディスクブレーキに関する。
車等の各種走行車両に適用されるディスクブレーキに係
り、詳しくはこのディスクブレーキに用いられるキャリ
パボディが、一対のキャリパピースによって構成される
分割型で、両キャリパピースを連結ボルトによって一体
に連結する構造のディスクブレーキに関する。
【０００２】
【従来の技術】車両用ディスクブレーキのキャリパボデ
ィとして、例えば特開昭６３−１３５６２３号公報に示
されるものがある。このキャリパボディは、ブリッジ部
の中央をディスクロータの回転方向に沿って分断し、デ
ィスクロータの両側部に対向配置される第１作用腕と第
２作用腕のそれぞれに、ブリッジ部の半分づつを一体に
有する一対のキャリパピースを形成し、分割面を突き合
わせた両キャリパピースの分割ブリッジ部に複数の連結
ボルトをディスク軸方向に螺着してキャリパピースを連
結した構造となっている。
ィとして、例えば特開昭６３−１３５６２３号公報に示
されるものがある。このキャリパボディは、ブリッジ部
の中央をディスクロータの回転方向に沿って分断し、デ
ィスクロータの両側部に対向配置される第１作用腕と第
２作用腕のそれぞれに、ブリッジ部の半分づつを一体に
有する一対のキャリパピースを形成し、分割面を突き合
わせた両キャリパピースの分割ブリッジ部に複数の連結
ボルトをディスク軸方向に螺着してキャリパピースを連
結した構造となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述の構成で制動作用
が行なわれると、双方の作用腕が摩擦パッドからの制動
反力によってディスクロータと反対方向へ押し戻され、
キャリパボディは全体として、ブリッジ部を支点にハの
字状に変形するため、制動トルクの損失を招く原因とな
っていた。特にブリッジ部の内側面には、上述の制動反
力が引張り荷重として作用し、次いで内側面の引張り変
形が、ブリッジ部の外側面に圧縮荷重として作用するた
め、ブリッジ部は全体として外側へ反り返るように変形
し、更にはブリッジ部の変形が、連結ボルトにも曲げ荷
重として作用するため、好ましくなかった。
が行なわれると、双方の作用腕が摩擦パッドからの制動
反力によってディスクロータと反対方向へ押し戻され、
キャリパボディは全体として、ブリッジ部を支点にハの
字状に変形するため、制動トルクの損失を招く原因とな
っていた。特にブリッジ部の内側面には、上述の制動反
力が引張り荷重として作用し、次いで内側面の引張り変
形が、ブリッジ部の外側面に圧縮荷重として作用するた
め、ブリッジ部は全体として外側へ反り返るように変形
し、更にはブリッジ部の変形が、連結ボルトにも曲げ荷
重として作用するため、好ましくなかった。
【０００４】本発明は、このような実情を背景にしてな
されたもので、その目的とするところは、双方のキャリ
パピースを連結しつつ、制動反力によるブリッジ部の変
形を有効に防止することのできる車両用ディスクブレー
キを提供することにある。
されたもので、その目的とするところは、双方のキャリ
パピースを連結しつつ、制動反力によるブリッジ部の変
形を有効に防止することのできる車両用ディスクブレー
キを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、第１発明では、ディスクロータの両側部に対向配置
される第１作用腕と第２作用腕とをディスクロータの外
側を跨いでつなぐキャリパボディのブリッジ部を、前記
ディスクロータの回転方向に沿って分断し、前記第１作
用腕と第２作用腕のそれぞれに分割ブリッジ部を一体に
有する一対のキャリパピースを複数の連結ボルトで連結
し、第１作用腕と第２作用腕との間に、一対の摩擦パッ
ドをディスクロータを挟んで配設した車両用ディスクブ
レーキにおいて、前記双方の分割ブリッジ部の内側面に
跨がって連結部材を配設し、該連結部材と各分割ブリッ
ジ部に、前記連結ボルトをディスク半径方向へ螺着して
両キャリパピースを連結する。
め、第１発明では、ディスクロータの両側部に対向配置
される第１作用腕と第２作用腕とをディスクロータの外
側を跨いでつなぐキャリパボディのブリッジ部を、前記
ディスクロータの回転方向に沿って分断し、前記第１作
用腕と第２作用腕のそれぞれに分割ブリッジ部を一体に
有する一対のキャリパピースを複数の連結ボルトで連結
し、第１作用腕と第２作用腕との間に、一対の摩擦パッ
ドをディスクロータを挟んで配設した車両用ディスクブ
レーキにおいて、前記双方の分割ブリッジ部の内側面に
跨がって連結部材を配設し、該連結部材と各分割ブリッ
ジ部に、前記連結ボルトをディスク半径方向へ螺着して
両キャリパピースを連結する。
【０００６】また第２発明は、ディスクロータの両側部
に対向配置される第１作用腕と第２作用腕とをディスク
ロータの外側を跨いでつなぐキャリパボディのブリッジ
部を、前記ディスクロータの回転方向に沿って分断し、
前記第１作用腕と第２作用腕のそれぞれに分割ブリッジ
部を一体に有する一対のキャリパピースを複数の連結ボ
ルトで連結し、第１作用腕と第２作用腕との間に、一対
の摩擦パッドをディスクロータを挟んで配設すると共
に、第１作用腕と第２作用腕に対向形成されたシリンダ
孔にそれぞれピストンを収容して、該ピストンとシリン
ダ孔の底部との間に画成されたディスクロータ両側部の
液圧室を、ディスクロータの外側を跨いで配設される連
通パイプにて連通させた車両用ディスクブレーキにおい
て、前記双方の分割ブリッジ部の内側面に跨がって連結
部材を配設し、該連結部材と各分割ブリッジ部に、前記
連結ボルトをディスク半径方向へ螺着して両キャリパピ
ースを連結すると共に、前記連結部材に、前記連通パイ
プのパイプガードを一体に形成する。
に対向配置される第１作用腕と第２作用腕とをディスク
ロータの外側を跨いでつなぐキャリパボディのブリッジ
部を、前記ディスクロータの回転方向に沿って分断し、
前記第１作用腕と第２作用腕のそれぞれに分割ブリッジ
部を一体に有する一対のキャリパピースを複数の連結ボ
ルトで連結し、第１作用腕と第２作用腕との間に、一対
の摩擦パッドをディスクロータを挟んで配設すると共
に、第１作用腕と第２作用腕に対向形成されたシリンダ
孔にそれぞれピストンを収容して、該ピストンとシリン
ダ孔の底部との間に画成されたディスクロータ両側部の
液圧室を、ディスクロータの外側を跨いで配設される連
通パイプにて連通させた車両用ディスクブレーキにおい
て、前記双方の分割ブリッジ部の内側面に跨がって連結
部材を配設し、該連結部材と各分割ブリッジ部に、前記
連結ボルトをディスク半径方向へ螺着して両キャリパピ
ースを連結すると共に、前記連結部材に、前記連通パイ
プのパイプガードを一体に形成する。
【０００７】更に第３発明では、第１発明または第２発
明の連結部材に、摩擦パッドの側面を支承するパッドリ
テーナを一体形成する。
明の連結部材に、摩擦パッドの側面を支承するパッドリ
テーナを一体形成する。
【０００８】
【作用】第１及び第２発明では、連結部材が連結ボルト
の締付けトルクによって、双方の分割ブリッジ部の内側
面に強固に密着し、制動反力によるブリッジ部内側面の
引張り変形を極力防止する。またブリッジ部外側面の圧
縮変形は、ブリッジ部内側面の引張り変形が抑制される
ため、生じにくくなる。更に、連結ボルトをディスク半
径方向へ挿通するので、連結ボルトをディスク軸方向へ
挿通していた従来に較べると、連結ボルトの本数を増加
することができ、連結部材と分割ブリッジ部の結合強度
なる締付けトルクを増大して、ブリッジ部の変形を一層
防止する。
の締付けトルクによって、双方の分割ブリッジ部の内側
面に強固に密着し、制動反力によるブリッジ部内側面の
引張り変形を極力防止する。またブリッジ部外側面の圧
縮変形は、ブリッジ部内側面の引張り変形が抑制される
ため、生じにくくなる。更に、連結ボルトをディスク半
径方向へ挿通するので、連結ボルトをディスク軸方向へ
挿通していた従来に較べると、連結ボルトの本数を増加
することができ、連結部材と分割ブリッジ部の結合強度
なる締付けトルクを増大して、ブリッジ部の変形を一層
防止する。
【０００９】また第２発明では、パイプガードが連結部
材と一体にキャリパボディへ組付けられ、パイプガード
が、連通パイプを走行振動やディスクロータとの干渉，
飛石等の外力から守りながら保持する。第３発明では、
パッドリテーナが連結部材と一体にキャリパボディへ組
付けられ、制動時の摩擦パッドをディスク軸方向へ円滑
に案内する。
材と一体にキャリパボディへ組付けられ、パイプガード
が、連通パイプを走行振動やディスクロータとの干渉，
飛石等の外力から守りながら保持する。第３発明では、
パッドリテーナが連結部材と一体にキャリパボディへ組
付けられ、制動時の摩擦パッドをディスク軸方向へ円滑
に案内する。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１１】ディスクブレーキ１は、キャリパボディ２
を、ブリッジ部２ｅの中央部で、矢印Ａ方向へ回転する
ディスクロータ３の回転方向と平行に分断して、一対の
キャリパピース２ａ，２ｂに分割し、両キャリパピース
２ａ，２ｂの分割ブリッジ部２ｆ，２ｇのディスク回入
側と回出側とを、それぞれ４本の連結ボルト４と連結部
材５を用いて一体に連結した分割型で、一方のキャリパ
ピース２ａは、ディスクロータ３の一側部に配設される
第１作用腕２ｃと一方の分割ブリッジ部２ｆとで構成さ
れ、他方のキャリパピース２ｂは、ディスクロータ３の
他側部に配設される第２作用腕２ｄと、他方の分割ブリ
ッジ部２ｇとからなっている。
を、ブリッジ部２ｅの中央部で、矢印Ａ方向へ回転する
ディスクロータ３の回転方向と平行に分断して、一対の
キャリパピース２ａ，２ｂに分割し、両キャリパピース
２ａ，２ｂの分割ブリッジ部２ｆ，２ｇのディスク回入
側と回出側とを、それぞれ４本の連結ボルト４と連結部
材５を用いて一体に連結した分割型で、一方のキャリパ
ピース２ａは、ディスクロータ３の一側部に配設される
第１作用腕２ｃと一方の分割ブリッジ部２ｆとで構成さ
れ、他方のキャリパピース２ｂは、ディスクロータ３の
他側部に配設される第２作用腕２ｄと、他方の分割ブリ
ッジ部２ｇとからなっている。
【００１２】第１作用腕２ｃの車体取付け部２ｈ，２ｈ
には、それぞれボルト孔２ｉがディスク半径方向へ貫通
形成されており、キャリパボディ２は、各ボルト孔２ｉ
に挿通される取付けボルトを車体（いずれも図示せず）
に螺着して取付けされる。
には、それぞれボルト孔２ｉがディスク半径方向へ貫通
形成されており、キャリパボディ２は、各ボルト孔２ｉ
に挿通される取付けボルトを車体（いずれも図示せず）
に螺着して取付けされる。
【００１３】第１及び第２作用腕２ｃ，２ｄには、ディ
スクロータ側に開口する大小２個づつのシリンダ孔６が
ディスク周方向に対向して設けられており、各シリンダ
孔６にはそれぞれピストン７が収容され、該シリンダ孔
６とピストン７の底部間に液圧室８が画成される。第１
作用腕２ｃには、上述の車体取付け部２ｈ，２ｈのほ
か、ディスク回出側の液圧室８にユニオン孔９が連通し
て設けられており、作用腕２ｃ，２ｄで隣接するそれぞ
れ２つの液圧室８，８は液通孔１０にて連通し、また両
作用腕２ｃ，２ｄのディスク回出側の２つの液圧室８，
８は、キャリパボディ２のディスク回出側でディスクロ
ータ３の外側を跨ぐ連通パイプ１１にて連通している。
スクロータ側に開口する大小２個づつのシリンダ孔６が
ディスク周方向に対向して設けられており、各シリンダ
孔６にはそれぞれピストン７が収容され、該シリンダ孔
６とピストン７の底部間に液圧室８が画成される。第１
作用腕２ｃには、上述の車体取付け部２ｈ，２ｈのほ
か、ディスク回出側の液圧室８にユニオン孔９が連通し
て設けられており、作用腕２ｃ，２ｄで隣接するそれぞ
れ２つの液圧室８，８は液通孔１０にて連通し、また両
作用腕２ｃ，２ｄのディスク回出側の２つの液圧室８，
８は、キャリパボディ２のディスク回出側でディスクロ
ータ３の外側を跨ぐ連通パイプ１１にて連通している。
【００１４】第１作用腕２ｃのディスク回出側の液圧室
８には、図示しない公知の液圧マスタリンダで昇圧され
た作動液がユニオン孔９を通して供給され、更に液通孔
１０と連通パイプ１１を通して、他の３つの液圧室８へ
供給されるようになっている。また、ディスク回入側の
２つの液圧室８，８には、それぞれブリーダ孔１２が連
通形成されていて、作動液中に混入するエアを、ブリー
ダ孔１２に螺着されたブリーダスクリュ１３を通して外
部へ排出できるようになっている。
８には、図示しない公知の液圧マスタリンダで昇圧され
た作動液がユニオン孔９を通して供給され、更に液通孔
１０と連通パイプ１１を通して、他の３つの液圧室８へ
供給されるようになっている。また、ディスク回入側の
２つの液圧室８，８には、それぞれブリーダ孔１２が連
通形成されていて、作動液中に混入するエアを、ブリー
ダ孔１２に螺着されたブリーダスクリュ１３を通して外
部へ排出できるようになっている。
【００１５】キャリパボディ２のブリッジ部２ｅには、
矩形の天井開口部１４が、双方の分割ブリッジ部２ｆ，
２ｇに跨がって形成されており、該天井開口部１４の内
側にには、一対の摩擦パッド１５，１５が、ディスクロ
ータ３を挟んで配設されている。各摩擦パッド１５は、
ライニング１６と裏板１７とからなっており、裏板１７
の両側部に突出する耳片１７ａ，１７ａを、前述の連結
部材５，５に一体形成されたパッドリテーナ５ａ，５ａ
の脚片５ｃ，５ｃに支承させ、裏板１７の外面を、天井
開口部１４にディスクロータ３を跨いで架設される強度
メンバー１８で抜け止めして、ディスク軸方向へ移動可
能に支持されており、メンテナンスやパッド交換時に
は、強度メンバー１８を取外した天井開口部１４を通し
て抜き差しされる。
矩形の天井開口部１４が、双方の分割ブリッジ部２ｆ，
２ｇに跨がって形成されており、該天井開口部１４の内
側にには、一対の摩擦パッド１５，１５が、ディスクロ
ータ３を挟んで配設されている。各摩擦パッド１５は、
ライニング１６と裏板１７とからなっており、裏板１７
の両側部に突出する耳片１７ａ，１７ａを、前述の連結
部材５，５に一体形成されたパッドリテーナ５ａ，５ａ
の脚片５ｃ，５ｃに支承させ、裏板１７の外面を、天井
開口部１４にディスクロータ３を跨いで架設される強度
メンバー１８で抜け止めして、ディスク軸方向へ移動可
能に支持されており、メンテナンスやパッド交換時に
は、強度メンバー１８を取外した天井開口部１４を通し
て抜き差しされる。
【００１６】前記連結部材５は、ディスク軸方向にブリ
ッジ部２ｅの内側面と同一幅を持ち、またディスク周方
向に、ディスクロータ３とブリッジ部２ｅの内側面と同
心状に湾曲させた板材で、ディスク周方向の一端部に
は、上述のパッドリテーナ５ａが一体形成され、またデ
ィスク周方向の他端部には、連通パイプ１１を保持する
パイプガード５ｂが一体形成されている。パッドリテー
ナ５ａは、連結部材５の両側を挟んで配設されるＬ字状
の脚片５ｃ，５ｃと、連結部材５の一端部外側を跨いで
双方の脚片５ｃ，５ｃをつなぐ連結片５ｄとで門型に形
成されており、一方パイプガード５ｂは、連結部材５の
他端部を連通パイプ１１と同径に湾曲形成されている。
ッジ部２ｅの内側面と同一幅を持ち、またディスク周方
向に、ディスクロータ３とブリッジ部２ｅの内側面と同
心状に湾曲させた板材で、ディスク周方向の一端部に
は、上述のパッドリテーナ５ａが一体形成され、またデ
ィスク周方向の他端部には、連通パイプ１１を保持する
パイプガード５ｂが一体形成されている。パッドリテー
ナ５ａは、連結部材５の両側を挟んで配設されるＬ字状
の脚片５ｃ，５ｃと、連結部材５の一端部外側を跨いで
双方の脚片５ｃ，５ｃをつなぐ連結片５ｄとで門型に形
成されており、一方パイプガード５ｂは、連結部材５の
他端部を連通パイプ１１と同径に湾曲形成されている。
【００１７】ディスクロータ３の外周面と、該ディスク
ロータ３のロータ溝となるブリッジ部２ｅの内側面との
間には、連結部材５の板厚よりも幅広な間隙が設定され
ており、また分割ブリッジ部２ｆ，２ｇのディスク回入
側と回出側には、ディスク半径方向に連続するボルト孔
１９ａとざぐり孔１９ｂとが、それぞれ２組づつ設けら
れている。
ロータ３のロータ溝となるブリッジ部２ｅの内側面との
間には、連結部材５の板厚よりも幅広な間隙が設定され
ており、また分割ブリッジ部２ｆ，２ｇのディスク回入
側と回出側には、ディスク半径方向に連続するボルト孔
１９ａとざぐり孔１９ｂとが、それぞれ２組づつ設けら
れている。
【００１８】上述の連結部材５には、４個のめねじ孔５
ｅが、それぞれ分割ブリッジ部２ｆ，２ｇのボルト孔１
９ａとざぐり孔１９ｂとに位置合わせして形成されてお
り、連結部材５は、キャリパピース２ａ，２ｂのディス
ク回入側と回出側のそれぞれで、パッドリテーナ５ａの
連結片５ｄを天井開口部１４のディスク回入側面または
回出側面に接触させながら、分割ブリッジ部２ｆ，２ｇ
の内側面に跨がって配設され、分割ブリッジ部２ｆ，２
ｇの外側からボルト孔１９ａに差し込まれる連結ボルト
４をめねじ孔５ｅにねじ込むことにより、キャリパピー
ス２ａ，２ｂが一体に連結される。
ｅが、それぞれ分割ブリッジ部２ｆ，２ｇのボルト孔１
９ａとざぐり孔１９ｂとに位置合わせして形成されてお
り、連結部材５は、キャリパピース２ａ，２ｂのディス
ク回入側と回出側のそれぞれで、パッドリテーナ５ａの
連結片５ｄを天井開口部１４のディスク回入側面または
回出側面に接触させながら、分割ブリッジ部２ｆ，２ｇ
の内側面に跨がって配設され、分割ブリッジ部２ｆ，２
ｇの外側からボルト孔１９ａに差し込まれる連結ボルト
４をめねじ孔５ｅにねじ込むことにより、キャリパピー
ス２ａ，２ｂが一体に連結される。
【００１９】この連結により、双方のパッドリテーナ５
ａ，５ａが、ブリッジ部２ｅの内側でディスクロータ３
の両側部に対向して配設され、またパイプガード５ｂ
が、ブリッジ部２ｅのディスク回入側または回出側の端
部から突出して配設される。パッドリテーナ５ａの脚片
５ｃ，５ｃには、上述の如く摩擦パッド１５の耳片１７
ａ，１７ａが係止され、パイプガード５ｂとブリッジ部
２ｅのディスク周方向の端部とによって、連通パイプ１
１の中央部分が保持される。連通パイプ１１はこの保持
によって、走行振動によるガタ付きやディスクロータ３
との干渉を防止され、また飛石等の外力からも保護され
るようになる。
ａ，５ａが、ブリッジ部２ｅの内側でディスクロータ３
の両側部に対向して配設され、またパイプガード５ｂ
が、ブリッジ部２ｅのディスク回入側または回出側の端
部から突出して配設される。パッドリテーナ５ａの脚片
５ｃ，５ｃには、上述の如く摩擦パッド１５の耳片１７
ａ，１７ａが係止され、パイプガード５ｂとブリッジ部
２ｅのディスク周方向の端部とによって、連通パイプ１
１の中央部分が保持される。連通パイプ１１はこの保持
によって、走行振動によるガタ付きやディスクロータ３
との干渉を防止され、また飛石等の外力からも保護され
るようになる。
【００２０】このように構成される本実施例は、液圧マ
スタリンダから各液圧室８へ供給される作動液によっ
て、それぞれのピストン７がシリンダ孔６を開口部方向
へ移動して行き、該ピストン７が摩擦パッド１５，１５
を押動し、両摩擦パッド１５，１５のライニング１６，
１６をディスクロータ３の両側面に摺接させて、制動作
用が行なわれる。
スタリンダから各液圧室８へ供給される作動液によっ
て、それぞれのピストン７がシリンダ孔６を開口部方向
へ移動して行き、該ピストン７が摩擦パッド１５，１５
を押動し、両摩擦パッド１５，１５のライニング１６，
１６をディスクロータ３の両側面に摺接させて、制動作
用が行なわれる。
【００２１】また上述の制動作用によって、摩擦パッド
１５，１５からの制動反力が、双方の作用腕２ｃ，２ｄ
をディスクロータ３と反対方向へ押し戻すように作用す
るため、キャリパボディ２はブリッジ部２ｅを支点にハ
の字状に変形しようとするが、双方の分割ブリッジ部２
ｆ，２ｇをつなぐ連結部材５が、ディスク半径方向に螺
着された連結ボルト４の締付けトルクによって分割ブリ
ッジ部２ｆ，２ｇの内側面それぞれに強固に密着し、連
結部材５がブリッジ部２ｅの当て板となって内側面の引
張り変形を有効に防止するので、キャリパボディ２のハ
の字変形が極めて小さく抑制される。
１５，１５からの制動反力が、双方の作用腕２ｃ，２ｄ
をディスクロータ３と反対方向へ押し戻すように作用す
るため、キャリパボディ２はブリッジ部２ｅを支点にハ
の字状に変形しようとするが、双方の分割ブリッジ部２
ｆ，２ｇをつなぐ連結部材５が、ディスク半径方向に螺
着された連結ボルト４の締付けトルクによって分割ブリ
ッジ部２ｆ，２ｇの内側面それぞれに強固に密着し、連
結部材５がブリッジ部２ｅの当て板となって内側面の引
張り変形を有効に防止するので、キャリパボディ２のハ
の字変形が極めて小さく抑制される。
【００２２】これにより、ディスクブレーキ１に設定さ
れた制動トルクの損失を極めて小さくすることができ
る。また連結部材５や多数の連結ボルト４が、制動反力
を小さく分散して担うので、ブリッジ部２ｅや連結ボル
ト４に大きな負荷がかからなり、キャリパボディ２と連
結ボルト４の耐久性を高めることができる。
れた制動トルクの損失を極めて小さくすることができ
る。また連結部材５や多数の連結ボルト４が、制動反力
を小さく分散して担うので、ブリッジ部２ｅや連結ボル
ト４に大きな負荷がかからなり、キャリパボディ２と連
結ボルト４の耐久性を高めることができる。
【００２３】更に、連結ボルトをディスク軸方向に用い
る従来のものでは、連結ボルトの使用本数に制限があっ
たが、本実施例は、連結ボルト４をディスク半径方向に
用いるため、ブリッジ部２ｅと連結部材５の結着に、そ
れぞれ４本の連結ボルト４を用いて結着力を強めること
ができるので、キャリパボディ２のハの字変形を抑制す
る効果が頗る高い。
る従来のものでは、連結ボルトの使用本数に制限があっ
たが、本実施例は、連結ボルト４をディスク半径方向に
用いるため、ブリッジ部２ｅと連結部材５の結着に、そ
れぞれ４本の連結ボルト４を用いて結着力を強めること
ができるので、キャリパボディ２のハの字変形を抑制す
る効果が頗る高い。
【００２４】また、それぞれの連結部材５に、パッドリ
テーナ５ａとパイプガード５ｂとを一体形成したことに
より、パッドリテーナ５ａとパイプガード５ｂの個々の
製作工程や組付け作業を不要となり、経済性を高めるこ
とができる。
テーナ５ａとパイプガード５ｂとを一体形成したことに
より、パッドリテーナ５ａとパイプガード５ｂの個々の
製作工程や組付け作業を不要となり、経済性を高めるこ
とができる。
【００２５】尚、上述の実施例では、強度部材をディス
ク回入側と回出側とに分割したもので説明したが、一体
型の強度部材としてもよい。また連結ボルトは、上述の
実施例とは逆に、ディスク半径方向内側から外方（連結
部材側から分割ブリッジ部方向）へ向けて螺着してもよ
く、更にボルト本数も、キャリパボディのハの字変形の
度合や、ブリッジ部の面積に応じて適宜増減が可能であ
る。
ク回入側と回出側とに分割したもので説明したが、一体
型の強度部材としてもよい。また連結ボルトは、上述の
実施例とは逆に、ディスク半径方向内側から外方（連結
部材側から分割ブリッジ部方向）へ向けて螺着してもよ
く、更にボルト本数も、キャリパボディのハの字変形の
度合や、ブリッジ部の面積に応じて適宜増減が可能であ
る。
【００２６】連通パイプの保護には、実施例で示した中
央部のみの保持でも有効であるが、連通パイプの略全体
をパイプガードで覆うことによって、特に飛石等の外力
から連通パイプを有効に保護することができる。また連
通パイプは、パイプガードのみで保持しても差支えな
い。
央部のみの保持でも有効であるが、連通パイプの略全体
をパイプガードで覆うことによって、特に飛石等の外力
から連通パイプを有効に保護することができる。また連
通パイプは、パイプガードのみで保持しても差支えな
い。
【００２７】更に上述の実施例では、キャリパボディの
ブリッジ部を分割ブリッジ部として２等分したが、本発
明は、双方のキャリパピースを連結部材と連結ボルトで
連結できればよく、２つの分割ブリッジ部は不均等の大
きさであってもかまわない。またピンスライド型のキャ
リパボディには、第１発明と第３発明の適用が可能であ
る。
ブリッジ部を分割ブリッジ部として２等分したが、本発
明は、双方のキャリパピースを連結部材と連結ボルトで
連結できればよく、２つの分割ブリッジ部は不均等の大
きさであってもかまわない。またピンスライド型のキャ
リパボディには、第１発明と第３発明の適用が可能であ
る。
【００２８】
【発明の効果】本発明は、２つのキャリパピースに分割
された双方の分割ブリッジ部の内側面に跨がって連結部
材を配設し、該連結部材と各分割ブリッジ部に、連結ボ
ルトをディスク半径方向へ螺着して双方のキャリパピー
スを連結したことにより、連結部材が連結ボルトの締付
けトルクによって、双方の分割ブリッジ部の内側面に強
固に密着するので、ブリッジ部内側面が制動反力によっ
て引張り変形するのを極力防止することができ、キャリ
パボディのハの字変形を抑えて、ディスクブレーキに設
定された制動トルクの損失を極めて小さくすることがで
きる。
された双方の分割ブリッジ部の内側面に跨がって連結部
材を配設し、該連結部材と各分割ブリッジ部に、連結ボ
ルトをディスク半径方向へ螺着して双方のキャリパピー
スを連結したことにより、連結部材が連結ボルトの締付
けトルクによって、双方の分割ブリッジ部の内側面に強
固に密着するので、ブリッジ部内側面が制動反力によっ
て引張り変形するのを極力防止することができ、キャリ
パボディのハの字変形を抑えて、ディスクブレーキに設
定された制動トルクの損失を極めて小さくすることがで
きる。
【００２９】更に、連結ボルトをディスク半径方向へ挿
通するので、連結ボルトをディスク軸方向へ挿通してい
た従来に較べると、連結ボルトの本数を大幅に増加する
ことができ、連結部材と分割ブリッジ部の結合強度なる
締付けトルクを増大して、ブリッジ部の変形を一層防止
することができ、しかもブリッジ部や連結ボルトにかか
る負荷を小さくなるので、キャリパボディと連結ボルト
の耐久性が高めることができる。
通するので、連結ボルトをディスク軸方向へ挿通してい
た従来に較べると、連結ボルトの本数を大幅に増加する
ことができ、連結部材と分割ブリッジ部の結合強度なる
締付けトルクを増大して、ブリッジ部の変形を一層防止
することができ、しかもブリッジ部や連結ボルトにかか
る負荷を小さくなるので、キャリパボディと連結ボルト
の耐久性が高めることができる。
【００３０】上述の連結部材には、摩擦パッドの側面を
支承するパッドリテーナを一体形成してもよく、またキ
ャリパボディがピストン対向型の場合には、上述の連結
部材に、ディスクロータ両側部の液圧室をつなぐ連通パ
イプのパイプガードを併せて一体形成することにより、
パッドリテーナやパイプガードの個々の製作工程や組付
け作業を省略できるので、作業効率の向上とコストダウ
ンとを図ることができる。
支承するパッドリテーナを一体形成してもよく、またキ
ャリパボディがピストン対向型の場合には、上述の連結
部材に、ディスクロータ両側部の液圧室をつなぐ連通パ
イプのパイプガードを併せて一体形成することにより、
パッドリテーナやパイプガードの個々の製作工程や組付
け作業を省略できるので、作業効率の向上とコストダウ
ンとを図ることができる。
【図１】図２のＩ−Ｉ断面図
【図２】本発明の一実施例を示すディスクブレーキの一
部断面平面図
部断面平面図
【図３】図２のIII −III 断面図
【図４】本発明の一実施例に用いた連結部材の斜視図
１…ディスクブレーキ ２…キャリパボディ ２ａ，２ｂ…キャリパピース ２ｃ…第１作用腕 ２ｄ…第２作用腕 ２ｅ…ブリッジ部 ２ｆ，２ｇ…分割ブリッジ部 ３…ディスクロータ ４…ディスク半径方向に螺着される連結ボルト ５…連結部材 ５ａ…連結部材５に一体形成されたパッドリテーナ ５ｂ…連結部材５に一体形成されたパイプガード ５ｃ…パッドリテーナ５ａの脚片 ５ｄ…パッドリテーナ５ａの連結片 ６…シリンダ孔 ７…ピストン ８…液圧室 １０…液通孔 １１…連通パイプ １４…天井開口部 １５…摩擦パッド １６…ライニング １７…裏板 １７ａ…裏板１７の耳片 １８…強度メンバー １９ａ…ボルト孔 １９ｂ…ざぐり孔 Ａ…ディスクロータ３の回転方向
Claims (3)
- 【請求項１】 ディスクロータの両側部に対向配置され
る第１作用腕及び第２作用腕をディスクロータの外側を
跨いでつなぐキャリパボディのブリッジ部を、前記ディ
スクロータの回転方向に沿って分断し、前記第１作用腕
と第２作用腕のそれぞれに分割ブリッジ部を一体に有す
る一対のキャリパピースを複数の連結ボルトで連結し、
第１作用腕と第２作用腕との間に、一対の摩擦パッドを
ディスクロータを挟んで配設した車両用ディスクブレー
キにおいて、前記双方の分割ブリッジ部の内側面に跨が
って連結部材を配設し、該連結部材と各分割ブリッジ部
に、前記連結ボルトをディスク半径方向へ螺着して両キ
ャリパピースを連結したことを特徴とする車両用ディス
クブレーキ。 - 【請求項２】 ディスクロータの両側部に対向配置され
る第１作用腕と第２作用腕とをディスクロータの外側を
跨いでつなぐキャリパボディのブリッジ部を、前記ディ
スクロータの回転方向に沿って分断し、前記第１作用腕
と第２作用腕のそれぞれに分割ブリッジ部を一体に有す
る一対のキャリパピースを複数の連結ボルトで連結し、
第１作用腕と第２作用腕との間に、一対の摩擦パッドを
ディスクロータを挟んで配設すると共に、第１作用腕と
第２作用腕に対向形成されたシリンダ孔にそれぞれピス
トンを収容して、該ピストンとシリンダ孔の底部との間
に画成されたディスクロータ両側部の液圧室を、ディス
クロータの外側を跨いで配設される連通パイプにて連通
させた車両用ディスクブレーキにおいて、前記双方の分
割ブリッジ部の内側面に跨がって連結部材を配設し、該
連結部材と各分割ブリッジ部に、前記連結ボルトをディ
スク半径方向へ螺着して両キャリパピースを連結すると
共に、前記連結部材に、前記連通パイプのパイプガード
を一体形成したことを特徴とする車両用ディスクブレー
キ。 - 【請求項３】 前記連結部材に、前記摩擦パッドの側面
を支承するパッドリテーナを一体形成したことを特徴と
する請求項１または２に記載の車両用ディスクブレー
キ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6024473A JPH07233825A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 車両用ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6024473A JPH07233825A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 車両用ディスクブレーキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07233825A true JPH07233825A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12139142
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6024473A Pending JPH07233825A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 車両用ディスクブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07233825A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004048798A1 (en) * | 2002-11-28 | 2004-06-10 | Freni Brembo S.P.A. | Caliper disc brake protective device and caliper disc brake |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6024473A patent/JPH07233825A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004048798A1 (en) * | 2002-11-28 | 2004-06-10 | Freni Brembo S.P.A. | Caliper disc brake protective device and caliper disc brake |
| US7195108B2 (en) | 2002-11-28 | 2007-03-27 | Gotti Antonio | Caliper disc brake protective device and caliper disc brake |
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