JPH0723252Y2 - Ptp包装用積層包材 - Google Patents

Ptp包装用積層包材

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JPH0723252Y2
JPH0723252Y2 JP1988048695U JP4869588U JPH0723252Y2 JP H0723252 Y2 JPH0723252 Y2 JP H0723252Y2 JP 1988048695 U JP1988048695 U JP 1988048695U JP 4869588 U JP4869588 U JP 4869588U JP H0723252 Y2 JPH0723252 Y2 JP H0723252Y2
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輝 岩井
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はPTP包装に使用される積層包材に関する。
〔従来の技術〕
近年、ブリスター包装形式の1種であるPTP包装(Press
Through Pack)は、透明なプラスチックシートを医療
錠剤(カプセル錠剤、裸平錠剤など)等の被包装品の形
状に沿って熱成型し、その中に被包装品を入れ、しかる
後、予め表面に接着剤を塗布した台紙に熱接着して構成
する包装技法として広く知られている。
このPTP包装による包装は上記の如き包材を用いて構成
され、中でも開封性を良くする目的で台紙をアルミ箔等
の押圧破断可能なものにて構成しているため、被包装品
が必要な時にはプラスチックシートを上方から指等にて
押圧することにより被包装品を介して台紙を破断し、そ
の結果、被包装品を容易に取り出すことができるという
ものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、PTP包装による包装では台紙が破断し易
いものであるため、特に被包装品が医療錠剤等のような
ものの場合、子供が取り出し誤って飲み込んでしまい事
故につながるという問題があり、また外力により無意に
台紙が破損して被包装品の品質に悪影響を与えたり或い
は被包装品が外に飛び出してしまい、更に、積載等に際
して荷重により台紙が損傷し易い欠点があった。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、必要な時以外
は台紙が破断されて被包装品が無意に取り出されること
等がなく、必要時には従来通りの易開封性を有するPTP
包装用積層包材を提供することを目的とする。
〔課題を解決しようとする手段〕
本考案は、(1)押圧破断可能な台紙基材上に、被包装
品の形状に相応して賦型された成形シートが接着された
PTP包装用積層包材において、上記台紙基材の裏面側に
剥離層、ポリエチレン樹脂の押出コート層、及び上記台
紙基材より引裂強度の強い支持材が順次積層されている
ことを特徴とするPTP包装用積層包材を要旨とするもの
である。(2)また上記(1)のPTP包装用積層包材に
おいて支持材の台紙基材側に印刷層が設けられているこ
とが好ましい。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案PTP包装用積層包材1の一実施例を示
し、本考案積層包材1は台紙基材2と、該台紙基材2に
接着された成型シート3と、台紙基材2の剥離層4と、
該剥離層4を介して台紙基材2にポリエチレン樹脂の押
出コート層10により仮接着されて積層された支持材5か
ら構成される。
上記台紙基材2は押圧により簡単に破断されるものであ
り、その材質は特に限定されるものではなく、例えば厚
さが10〜100μmのアルミ箔等の金属箔である。この台
紙基材2の片面には第1図に示すように成型シート3を
接着するためのヒートシール層6が設けられる。ヒート
シール層6は成型シート3と熱接着することができる従
来周知の感熱接着剤等を用いて形成される。
成型シート3は、成型用シートを被包装品7の形状に相
応して各種形状に賦型したものであり、賦型した部分に
被包装品7を収納して台紙基材2にヒートシールして接
着される。成型シート3としてはポリ塩化ビニルシー
ト、ポリプロピレンシート等の一般のPTP包装に用いら
れるシートが挙げられる。この成型シートは外部から被
包装品が視認できるようにするため透明性を有するもの
が好ましい。成型シート3の厚さは30〜100μm程度で
ある。
本考案における支持材5は台紙基材2に比し引裂強度が
強いものであって台紙基材の如く押圧により簡単に破断
されない強度を有するものである。支持材5としては台
紙基材2より引裂強度の強いものであれば特に限定され
ず、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ナイロン、セロハン等の合成樹脂シート又はフィル
ムが挙げられる。尚、支持材5には第1図に示すように
文字、記号、模様等の印刷層8を設けることができる。
また印刷層8を設ける場合、更にイソシアネート系樹
脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共
重合体等からなる厚さが1〜5μm程度のアンカーコー
ト層9を設けることができる。
支持材5は台紙基材2に設けられる剥離層4を介して該
台紙基材2に対して剥離可能に積層される。剥離層4は
ゴム系樹脂、アクリル系樹脂、硝化綿、塩素化イソプロ
ピレン等の剥離性樹脂を塗布して形成される。
支持材5を台紙基材2に積層するに際しては、ポリエチ
レン樹脂を厚さが数μm〜数10μm程度になるように剥
離層4と支持材5との間に押出ラミネートしてポリエチ
レン樹脂の押出コート層10を介在させて台紙基材2側に
仮接着させる。
上記の如き構成からなる本考案積層包材1を用いてPTP
包装するには、通常のPTP包装方法にて行うことができ
る。例えば、必要に応じて片面に印刷層8、アンカー層
9を既知の印刷方法にて塗布形成した支持材5と、片面
にヒートシール層6を設け、他面に剥離層4を塗布形成
した台紙基材2をそれぞれ準備し、上記支持材5と台紙
基材2をアンカー層9面と剥離層4面を対向させ、押出
機にてポリエチレン樹脂を塗布しながら両者を仮接着せ
しめる。次いで、この支持材5を積層した台紙基材と、
熱成形機等にて各種形状に成型し充填機にて被包装品を
成型部分に充填した成型シート3をヒートシールして接
着させることによりPTP包装を行う。
本考案積層包材1を用いてPTP包装した包装物から被包
装品7を取り出すに当たっては、まず第1図に示すよう
に所定の支持材5を台紙基材2から剥離し(この際の剥
離は、剥離層4とポリエチレン樹脂の押出コート層10の
間で行われる)、第2図に示す如く支持材5を剥離除去
した状態とし、しかる後、成型シート3の成型部分を指
等により図中矢印Aに示すように押圧することにより、
成型シート3が変形して被包装品7が押されて台紙基材
2が破断し、その破断箇所から被包装品7を取り出すこ
とができる。
尚、本考案においては台紙基材2側及び/又は支持材5
側(剥離される層全体)にミシン目等のハーフカット処
理を施して、各被包装品7を包装している範囲毎に分割
できるように構成してもよい。特に支持材5側に上記の
如きハーフカット処理を施すことが好ましく、この処理
を施すことにより、所定の支持材5のみを分割して剥離
除去することができ、その結果、取り出しの必要な被包
装品7が存在する台紙基材2部分のみを露出させてその
取り出しを可能とし、取り出し不要な台紙基材2部分に
は常に支持材5が存在して該台紙基材部分の損傷等を防
止することができる。
本考案積層包材1は、錠剤、カプセル剤等の医療薬品;
チョコレート等の食品等の被包装品をPTP包装するため
に幅広く用いることができる。
次に、具体的実施例を挙げて本考案を更に詳細に説明す
る。
厚さが30μmのアルミ箔の片面に塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体樹脂を塗布して厚さが3μmのヒートシー
ル層を形成し、他面にアクリル系樹脂を塗布して厚さが
3μmの剥離層を形成した。
一方、厚さが12μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムの片面に印刷インキにて印刷層を塗布形成し、その
上に厚さが3μmのアンカー層を塗布形成した。
次いで、上記アルミ箔とフィルムをポリエチレン樹脂を
押出機にて厚さ20μmに塗布しながらラミネートした。
このラミネートしたものを、既知のPTP充填包装機(CKD
製)の台紙供給部にセットし、上記包装機に備えられた
加熱成型ドラムにてポリ塩化ビニルシート(厚さ50μ
m)を所定の形状に成型し、その成型部分にカプセル錠
剤を1個ずつ充填した成型シートを供給し、その両者を
ヒートシールすることによりPTP包装を行った。
このPTP包装により得られたものは、ポリエチレンテレ
フタレートフィルムが設けられているため、アルミ箔が
容易に破断するものではなかった。また、包装されたカ
プセル錠剤は、上記フィルムを剥離した後、成型シート
を指で押圧することにより簡単に取り出すことができ
た。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のPTP包装用積層包材は台
紙基材の裏面側に剥離層、ポリエチレン樹脂の押出コー
ト層、及び上記台紙基材より引裂強度の強い支持材が順
次積層されているため、台紙基材が支持材によって保護
されると共に、剥離層とポリエチレン樹脂の押出コート
層との間は通常の取り扱いでは剥離しない程度に強く密
着しているが、両者の剥離強度はさほど高くないため手
で剥離する場合には剥離層とポリエチレン樹脂の押出コ
ート層との界面できれいに剥離する。更に、ポリエチレ
ン樹脂の押出コート層は、層形成に押出ラミネートの容
易且つ安価な手段を用いることができるため、PTP包装
用積層包材の製造が容易でしかも安価に提供できる。
又、ポリエチレン樹脂の押出コート層に接着剤の溶剤等
が残留する虞れも無いため、安全性の高い包材が得られ
る。上記のように、剥離層と押出コート層との界面が剥
離し易く形成されている本考案のPTP包装用積層包材
は、通常は無意な外力等によって台紙基材が容易に破断
したり損傷することがなく、その結果、子供が誤って危
険な被包装品を飲んでしまうという事故を未然に防止す
ることができ、また無意為な台紙基材の破損等により被
包装品の品質低下や被包装品の脱落の虞れがなく、しか
も積載等による荷重により台紙基材が損傷する虞れもな
い。また支持材の積層により、被包装品の品質保持機能
を向上せしめることができる。
また、本考案の積層包材は被包装品の取り出しに際して
支持材を台紙基材から剥離、除去した後、成型シートを
押圧することにより台紙基材を破断させて被包装品を容
易に取り出すことができるため、従来のPTP包装の如き
易開封性にも優れたものである。
本考案のPTP包装用積層包材において、支持材の台紙基
材側に印刷層が設けられている場合、印刷層は引裂強度
の強い支持材に設けられているので、引裂強度の強い支
持材に印刷することは引裂強度の弱い台紙基材に設ける
よりも容易である。更に台紙基材の強度を考慮しなくて
も良いため、台紙基材を薄く形成することが可能であ
る。又、印刷層が支持材の台紙基材側に設けられ、積層
包材の外面ではなく内面に位置するため印刷層は支持材
によって保護される。尚、印刷層の上に接着剤層が直接
接する場合であっても、接着剤層はポリエチレン樹脂の
押出コート層であるため印刷層に悪影響を与えない。こ
のように支持材に印刷層が設けられた構成とすること
で、本考案のPTP包装用積層包材に各種の文字、記号、
模様等を容易に付与可能であり、被包装品の表示をして
取り扱い者に被包装品の識別を良好ならしめたり、意匠
効果を向上せしめたりすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のPTP包装用積層包材を示す縦断面図、
第2図は被包装品を取り出す状態を示す断面説明図であ
る。 1……PTP包装用積層包材 2……台紙基材、3……成型シート 4……剥離層、5……支持材 7……被包装品 10……ポリエチレン樹脂の押出コート層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押圧破断可能な台紙基材上に、被包装品の
    形状に相応して賦型された成形シートが接着されたPTP
    包装用積層包材において、上記台紙基材の裏面側に剥離
    層、ポリエチレン樹脂の押出コート層、及び上記台紙基
    材より引裂強度の強い支持材が順次積層されていること
    を特徴とするPTP包装用積層包材。
  2. 【請求項2】支持材の台紙基材側に印刷層が設けられて
    いる請求項1記載のPTP包装用積層包材。
JP1988048695U 1988-04-11 1988-04-11 Ptp包装用積層包材 Expired - Lifetime JPH0723252Y2 (ja)

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JPH01156031U JPH01156031U (ja) 1989-10-26
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