JPH07231482A - 無線電話通信システム - Google Patents

無線電話通信システム

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Publication number
JPH07231482A
JPH07231482A JP6022649A JP2264994A JPH07231482A JP H07231482 A JPH07231482 A JP H07231482A JP 6022649 A JP6022649 A JP 6022649A JP 2264994 A JP2264994 A JP 2264994A JP H07231482 A JPH07231482 A JP H07231482A
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JP
Japan
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mobile terminal
wireless telephone
public
private
telephone system
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Application number
JP6022649A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Imai
裕之 今井
Takayuki Suematsu
孝之 末松
Kazuhiro Ando
和弘 安道
Shinichiro Omi
愼一郎 近江
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 移動端末の位置管理および発着信を最適にし
た無線電話通信システムを提供する。 【構成】 公衆用無線電話システム2は、相対的に広い
第1のサービスエリアαにおいて公衆向け無線電話接続
サービスを提供すると共に、公衆用呼出エリア情報α
a,αb,αcを発信する。自営用無線電話システム3
は、相対的に狭い第2のサービスエリアβにおいて自営
向け無線電話接続サービスを提供すると共に、自営用呼
出エリア情報βa,βbを発信する。移動端末5は、公
衆用および自営用の各無線電話システムの両方から無線
電話接続サービスの提供を受け、公衆用および自営用の
各呼出エリア情報の変化状態に基づいて、現在属してい
るサービスエリアが移動したことを検出し、移動先およ
び移動元の公衆用または自営用の無線電話システムに対
して、サービスエリアの移動を通知する。両無線電話シ
ステムの少なくともいずれか一方は、当該通知に基づい
て、移動端末の現在位置を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線電話通信システム
に関し、より特定的には、異なる無線電話システムから
の電話サービスを複合的に提供する無線電話通信システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話網等の公衆用無線電話
システムや、コードレス電話機等を用いた自営用無線電
話システムの基盤の整備が進展するとともに、半導体技
術および高密度実装技術の進展に伴い、自動車電話、携
帯電話等の移動端末やコードレス電話機の子機の小型化
が実現されている。このため、公衆用無線電話システム
や、自営用無線電話システムが盛んに利用されている。
【0003】図5は、従来の無線電話通信システムの全
体構成を示すブロック図である。図5において、無線電
話通信システムは、公衆有線電話回線101と、公衆用
無線電話システム102と、自営用無線電話システム1
03と、一般加入電話機等の自営用有線電話端末104
と、自営用無線電話システム103の端末である移動端
末105と、公衆用無線電話システム102の端末であ
る子機106とを備える。公衆用無線電話システム10
2と自営用無線電話システム103とは、公衆有線電話
回線101を介して接続される。公衆用無線電話システ
ム102は、第1種電気通信事業者により運営されてお
り、電話交換機等により構成された公衆用無線電話接続
サービス部121と、幹線道路に沿って設けられた複数
(図示3つ)の公衆用無線基地局122a,122b,
122cとを備え、相対的に広い第1のサービスエリア
αにおいて無線接続サービスを提供している。公衆用無
線電話システム102の公衆用無線基地局122a,1
22b,122cは、第1のエリア情報として個別の公
衆用呼出エリア情報αa,αb,αcを定期的にそれぞ
れ発信している。
【0004】一方、自営用無線電話システム103は、
構内交換機等により構成された自営用無線電話サービス
部131と、家庭内、工場内、ビル内等に設けられた複
数(図示2つ)の自営用無線基地局132a,132b
とを備え、相対的に狭い第2のサービスエリアβにおい
て無線電話接続サービスを提供する。なお、第1のサー
ビスエリアαと第2のサービスエリアβとは、一部にお
いて重複する重複部γをそれぞれ含んでいる。自営用無
線電話システム103の公衆用無線基地局132a,1
32bは、第2のエリア情報として個別の自営用呼出エ
リア情報βa,βbを定期的にそれぞれ発信している。
【0005】公衆用無線電話システム2から無線電話接
続サービスの提供を受ける場合、利用者は、まず、無線
電話接続サービスを提供する第一種通信事業者に予め加
入登録手続きをし、加入料金と引き換えに移動端末10
5の貸し出しを受ける。また、利用者は、毎月、一定額
の基本料金を納めるとともに、発信および着信の通話利
用に応じた通話料金を納める。これにより、利用者は、
公衆用無線電話システム2から無線電話接続サービスの
提供を受けることができる。
【0006】移動端末105が第1のサービスエリアα
(非重複部α1および重複部γ)内で移動している場
合、移動端末105は、公衆用呼出エリア情報αa,α
b,αcのいずれかを受信することができる。受信した
公衆用呼出エリア情報が前回受信した公衆用呼出エリア
情報と異なる場合、移動端末105は、第1のサービス
エリアα内の現在位置を知らせるため、公衆用無線基地
局122a,122b,122cのいずれかを経由し
て、自己の移動端末の識別番号または第1のサービスエ
リアα内における電話番号と、最新の公衆用呼出エリア
情報とを公衆用無線電話接続サービス部121に通知す
る。
【0007】公衆用無線電話接続サービス部121は、
各移動端末105について、図6に示す位置情報管理テ
ーブル121aを備えている。公衆用無線電話接続サー
ビス部121は、第1のサービスエリアα(非重複部α
1および重複部γ)内の移動端末105の公衆用呼出エ
リア情報を移動端末105からの通知により最新の公衆
用呼出エリア情報に更新する。これにより、公衆用無線
電話接続サービス部121は、第1のサービスエリアα
内にいる限り、移動端末105の現在位置を最新の公衆
用呼出エリア情報で管理することができる。なお、移動
端末105が第1のサービスエリアαの重複部γから第
2のサービスエリアβの非重複部β1に移動した場合
や、非重複部α1から非重複部β1に移動した場合、移
動端末105と公衆用無線基地局122a,122b,
122cとの相互の通信が途絶える。この場合には、公
衆用無線電話接続サービス部121は、移動端末105
の最新の公衆用呼出エリア情報を保存しておく。
【0008】移動端末105が第1のサービスエリアα
の非重複部α1または重複部γにおいて発呼した場合、
公衆用無線基地局122a,122b,122cのいず
れかは、移動端末105からの発呼信号を受信すること
ができる。この場合、公衆用無線電話接続サービス部1
21は、移動端末105の端末契約の照合を行った後に
通話を接続する。一方、移動端末105に対する着信の
場合には、公衆用無線電話接続サービス部121は、移
動端末105の端末契約の照合を行った後に、位置情報
管理テーブル121aの移動端末105の位置情報に基
づいて、該当する公衆用無線基地局122a,122
b,122cから移動端末105に対して着呼信号を送
信し、移動端末105からの応答により通話を接続す
る。
【0009】一方、子機106は、移動端末105と同
様にして、第2のサービスエリアβ内の現在位置を知ら
せるため、自営用無線基地局132a,132bを経由
して、自己の移動端末識別番号または第2のサービスエ
リアβ内における電話番号と、最新の自営用呼出エリア
情報とをサービス部131に通知する。自営用無線電話
接続サービス部131は、各子機106について、図7
に示す位置情報管理テーブル131aを備えている。自
営用無線電話接続サービス部131は、第2のサービス
エリアβ内の子機106の自営用呼出エリア情報を、子
機106からの通知により最新の自営用呼出エリア情報
に更新する。これにより、自営用無線電話サービス部1
31は、子機106の現在位置を最新の自営用呼出エリ
ア情報で管理することができる。なお、子機106が第
2のサービスエリアβ外に移動した場合には、自営用無
線電話接続サービス部131は、子機106の最新の自
営用呼出エリア情報を保存しておく。
【0010】ところで、最近、パーソナル・ハンディ・
ホーン(PHP)の実用化が進んでおり、公衆用無線電
話システムおよび自営用無線電話システムにおいて、P
HPの採用が検討されている。PHPにおいては、移動
端末は、第2のサービスエリアβにおいては自営用の携
帯端末として用いることができ、第1のサービスエリア
αにおいては公衆用の携帯端末として用いることができ
る。すなわち、移動端末は、子機106および移動端末
105として兼用できるとともに、自営用無線電話シス
テムおよび公衆用無線電話システムの両方から無線電話
接続サービスの提供を受けることができる。したがっ
て、図5の公衆用無線電話システム102および自営用
無線電話システム103をPHPに対応させ、従来の場
合と同様に、公衆用無線電話接続サービス部121で
は、最新の公衆用呼出エリア情報で移動端末200(図
5参照)の現在位置を管理(図6参照)し、自営用無線
電話サービス部131では、最新の自営用呼出エリア情
報で移動端末200の現在位置を管理(図7参照)する
ことが考えられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
無線電話通信システムをPHPに対応した無線電話通信
システムに適用した場合、公衆用無線電話システム10
2は移動端末200の現在位置を第1のサービスエリア
α(非重複部α1および重複部γ)内の最新の公衆用呼
出エリア情報のみで管理し、自営用無線電話システム1
03は移動端末200の現在位置を第2のサービスエリ
アβ(非重複部β1および重複部γ)内の最新の自営用
呼出エリア情報のみで管理するため、移動端末200の
最適な位置管理や最適な発着信ができないという問題点
があった。
【0012】例えば、移動端末200が第1のサービス
エリアαにいると考えられる場合、自営用有線電話端末
104の発信者は、公衆用無線電話システム102内の
移動端末200の電話番号をダイヤルする。この場合に
おいて、移動端末200が第2のサービスエリアβの非
重複部β1に移動しているときには、移動端末200の
最新の公衆用呼出エリア情報のみを管理しているため、
公衆用無線電話システム102は、移動端末200から
応答がないため、移動端末200がサービスエリア外ま
たは電源OFF状態と判断していた。このため、移動端
末200は、自営用無線電話システム103の第2のサ
ービスエリアβ内にいるにも拘わらず、無線接続サービ
スの提供を受けることができないという問題があった。
同様に、自営用無線電話システム103内の電話番号を
ダイヤルした場合において、第1のサービスエリアαの
非重複部α1に移動しているときにも、同じ問題点を生
じた。
【0013】また、移動端末200が重複部γに移動し
ているときには、例えば自営用有線電話端末104の発
信者が公衆用無線電話システム102内の電話番号をダ
イヤルした場合、公衆用無線電話システム102経由で
発信者からの発呼を移動端末200に対して着信させる
ことができる。しかしながら、自営用無線電話システム
103を経由した有線電話接続サービス料金よりも割高
な公衆用の無線電話サービス料金を支払わなければなら
ないという問題点があった。
【0014】本発明は、上述した技術的課題を解決し、
移動端末の位置管理および発着信を最適にした無線電話
通信システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
異なる無線電話システムからの電話サービスを複合的に
提供する無線電話通信システムであって、相対的に広い
第1のサービスエリアにおいて公衆向け無線電話接続サ
ービスを提供すると共に、第1のエリア情報を発信する
公衆用無線電話システム、相対的に狭い第2のサービス
エリアにおいて自営向け無線電話接続サービスを提供す
ると共に、第2のエリア情報を発信する自営用無線電話
システム、公衆用無線電話システムと自営用無線電話シ
ステムとを通信可能に接続する公衆有線電話回線、およ
び公衆用無線電話システムおよび自営用無線電話システ
ムの両方から無線電話接続サービスの提供を受ける移動
端末を備え、移動端末は、公衆用無線電話システムまた
は自営用無線電話システムから受信する第1または第2
のエリア情報の変化状態に基づいて、現在属しているサ
ービスエリアが移動したことを検出する移動検出手段
と、移動検出手段がサービスエリアの移動を検出した場
合、移動先および移動元の公衆用無線電話システムまた
は自営用無線電話システムに対して、サービスエリアの
移動を通知する通知手段とを含み、公衆用無線電話シス
テムおよび自営用無線電話システムの少なくともいずれ
か一方は、通知手段からの通知に基づいて、移動端末の
現在位置を管理する管理手段を含む。
【0016】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、第1および第2のサービスエリアは、そ
れぞれ相互に重複する重複部を含んでおり、移動検出手
段は、第1のエリア情報のみを受信する状態から第1お
よび第2のエリア情報の両方を受信する状態に変化した
場合、移動端末が第1のサービスエリアから第2のサー
ビスエリアへ移動したと検出する。
【0017】請求項3に係る発明は、請求項2に記載の
ものにおいて、第1のエリア情報のみを受信する状態か
ら第1および第2のエリア情報の両方を受信する状態に
変化した場合、通知手段からの通知は、公衆用無線電話
システムに対して直接伝達される。
【0018】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、通知手段は、移動先の公衆用無線電話シ
ステムまたは自営用無線電話システムにおいて登録され
ている移動端末の電話番号と、移動元の自営用無線電話
システムまたは公衆用無線電話システムにおいて登録さ
れている移動端末の電話番号とを、移動元の自営用無線
電話システムまたは公衆用無線電話システムに対して通
知し、管理手段は、通知手段から通知された移動端末の
識別番号または電話番号に基づいて、移動端末の現在位
置を管理する。
【0019】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、公衆用無線電話システムおよび自営用無
線電話システムの少なくともいずれか一方は、さらに移
動端末に対する発信者からの発呼を着信したとき、管理
手段で管理されている当該移動端末の現在位置に基づい
て、当該移動端末が自己のサービスエリア内に位置して
いるか否かを判別する判別手段と、判別手段の判別の結
果、移動端末が自己のサービスエリア内に位置していな
い場合、管理手段で管理されている当該移動端末の現在
位置を、発信者に対して通知する現在位置通知手段とを
含む。
【0020】請求項6に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、公衆用無線電話システムおよび自営用無
線電話システムの少なくともいずれか一方は、さらに移
動端末に対する発信者からの発呼を着信したとき、管理
手段で管理されている当該移動端末の現在位置に基づい
て、移動端末が自己のサービスエリア内に位置している
か否かを判別する判別手段と、判別手段の判別の結果、
移動端末が自己のサービスエリア内に位置していない場
合、着信を、公衆有線電話回線を経由して、他のサービ
スエリアに位置している当該移動端末に対して転送する
着信転送手段とを含む。
【0021】
【作用】請求項1に係る発明においては、公衆用無線電
話システムは、相対的に広い第1のサービスエリアにお
いて公衆向け無線電話接続サービスを提供すると共に、
第1のエリア情報を発信する。自営用無線電話システム
は、相対的に狭い第2のサービスエリアにおいて自営向
け無線電話接続サービスを提供すると共に、第2のエリ
ア情報を発信する。公衆有線電話回線は、公衆用無線電
話システムと自営用無線電話システムとを通信可能に接
続する。移動端末は、公衆用無線電話システムおよび自
営用無線電話システムの両方から無線電話接続サービス
の提供を受ける。移動端末の移動検出手段は、公衆用無
線電話システムまたは自営用無線電話システムから受信
する第1または第2のエリア情報の変化状態に基づい
て、現在属しているサービスエリアが移動したことを検
出する。移動端末の通知手段は、移動検出手段がサービ
スエリアの移動を検出した場合、移動先および移動元の
公衆用無線電話システムまたは自営用無線電話システム
に対して、サービスエリアの移動を通知する。公衆用無
線電話システムおよび自営用無線電話システムの少なく
ともいずれか一方は、通知手段からの通知に基づいて、
移動端末の現在位置を管理する管理手段を含む。したが
って、移動端末の位置管理および発着信が最適に行わ
れ、この結果、移動先および移動元のシステムに対する
着信を移動先のシステムに振り替えることが可能にな
り、移動端末は移動先のシステムにおいて無線接続サー
ビスの提供を受けることができる。
【0022】請求項2に係る発明においては、第1およ
び第2のサービスエリアは、それぞれ相互に重複する重
複部を含んでおり、移動検出手段は、第1のエリア情報
のみを受信する状態から第1および第2のエリア情報の
両方を受信する状態に変化した場合、移動端末が第1の
サービスエリアから第2のサービスエリアへ移動したと
検出する。したがって、移動端末からの発信に際して
は、自営用無線電話システムへ発信することにより、割
高な公衆用の無線電話サービス料金を支払う必要がなく
なる。
【0023】請求項3に係る発明においては、第1のエ
リア情報のみを受信する状態から第1および第2のエリ
ア情報の両方を受信する状態に変化した場合、通知手段
からの通知は、公衆用無線電話システムに対して伝達さ
れる。したがって、自営用無線電話システムから無線接
続サービスを受けることにより、割高な公衆用の無線電
話サービス料金を支払う必要がなくなる。
【0024】請求項4に係る発明においては、通知手段
は、移動先の公衆用無線電話システムまたは自営用無線
電話システムにおいて登録されている移動端末の電話番
号と、移動元の自営用無線電話システムまたは公衆用無
線電話システムにおいて登録されている移動端末の電話
番号とを、移動元の自営用無線電話システムまたは公衆
用無線電話システムに対して通知し、管理手段は、通知
手段から通知された移動端末の識別番号または電話番号
に基づいて、移動端末の現在位置を管理する。したがっ
て、システムの再構成の必要がなく、既存の設備を用い
て容易に移動端末の位置管理および発着信を最適に行う
ことができる。
【0025】請求項5に係る発明においては、公衆用無
線電話システムおよび自営用無線電話システムの少なく
ともいずれか一方は、判別手段と、現在位置通知手段と
を含む。判別手段は、移動端末に対する発信者からの発
呼を着信したとき、管理手段で管理されている当該移動
端末の現在位置に基づいて、当該移動端末が自己のサー
ビスエリア内に位置しているか否かを判別する。現在位
置通知手段は、判別手段の判別の結果、移動端末が自己
のサービスエリア内に位置していない場合、管理手段で
管理されている当該移動端末の現在位置を、発信者に対
して通知する。したがって、発信者は、移動元のシステ
ムに着信した場合であっても、移動先のシステム内の移
動端末の現在位置を知ることができる。この結果、発信
者は移動先のシステム内の移動端末に対し発呼するのが
容易になる。
【0026】請求項6に係る発明においては、公衆用無
線電話システムおよび自営用無線電話システムの少なく
ともいずれか一方は、判別手段と、着信転送手段とを含
む。判別手段は、移動端末に対する発信者からの発呼を
着信したとき、管理手段で管理されている当該移動端末
の現在位置に基づいて、移動端末が自己のサービスエリ
ア内に位置しているか否かを判別する。着信転送手段
は、判別手段の判別の結果、移動端末が自己のサービス
エリア内に位置していない場合、着信を、公衆有線電話
回線を経由して、他のサービスエリアに位置している当
該移動端末に対して転送する。したがって、発信者は、
移動元のシステムに着信した場合であっても、移動先の
システム内の移動端末と通話することができる。
【0027】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例の無線電話通信シス
テムの全体構成を示すブロック図である。図1におい
て、無線電話通信システムは、第1種電気通信事業者に
より運営される公衆有線電話回線1と、第1種電気通信
事業者により運営され、PHPに対応した公衆用無線電
話システム2と、PHPに対応した自営用無線電話シス
テム3と、一般加入電話機等の自営用有線電話端末4
と、PHPに対応した移動端末5とを備える。公衆用無
線電話システム2と、自営用無線電話システム3と、自
営用有線電話端末4とは、相互に通信可能に公衆有線電
話回線1の公衆電話回線11a,11b,11cに接続
される。
【0028】公衆用無線電話システム2は、電話交換機
等により構成された公衆用無線電話接続サービス部21
と、幹線道路に沿ったビルや、電話ボックス上に設けら
れた複数(図示3つ)の公衆用無線基地局22a,22
b,22cとを備え、相対的に広い第1のサービスエリ
アαにおいて無線接続サービスを提供している。公衆用
無線電話システム2から無線電話接続サービスの提供を
受ける場合、利用者は、まず、無線電話接続サービスを
提供する第一種通信事業者に予め加入登録手続きをす
る。また、利用者は、毎月、一定額の基本料金を納める
とともに、発信および着信の通話利用に応じた通話料金
を納める。これにより、利用者は、公衆用無線電話シス
テム2から無線電話接続サービスの提供を受けることが
できる。
【0029】自営用無線電話システム3は、構内交換機
等により構成された自営用無線電話サービス部31と、
家庭内、工場内、ビル内等に設けられた複数(図示2
つ)の自営用無線基地局32a,32bとを備え、相対
的に狭い第2のサービスエリアβにおいて無線電話接続
サービスを提供する。なお、第1のサービスエリアαと
第2のサービスエリアβとは、一部において重複する重
複部γをそれぞれ含んでいる。自営用無線電話システム
3から無線電話接続サービスの提供を受ける場合、利用
者は、自営用無線電話システム3の運営者に移動端末5
の加入登録手続きをするだけで、自営用無線電話システ
ム3から無線電話接続サービスの提供を受けることがで
きる。このため、移動端末5は、公衆用無線電話システ
ム2と自営用無線電話システム3との両方から無線電話
接続サービスの提供を受けることができる。
【0030】公衆用無線電話システム2の公衆用無線基
地局22a,22b,22cは、第1のエリア情報とし
て、個別の公衆用呼出エリア情報αa,αb,αcを制
御チャネルで定期的にそれぞれ発信している。また、公
衆用無線電話接続サービス部21は、その内部に設けら
れた位置情報管理テーブル21aで各移動端末5の現在
位置の管理等を実行する。自営用無線電話システム10
3の自営用無線基地局32a,32bは、第2のエリア
情報として、個別の自営用呼出エリア情報βa,βbを
制御チャネルで定期的にそれぞれ発信している。また、
自営用無線電話サービス部31は、その内部に設けられ
た位置情報管理テーブル31aで各移動端末5の現在位
置の管理等を実行する。なお、重複エリアγにおいて
は、公衆用無線基地局22aから発信された公衆用呼出
エリア情報αaと、自営用無線基地局32bから発信さ
れた自営用呼出エリア情報βbとの両方を受信すること
ができる。
【0031】図2は、図1の移動端末5の構成を示すブ
ロック図である。図2において、移動端末5は、送受信
用のアンテナ51と、送信部52と、受信部53と、送
受信を制御する送受信制御部54と、発呼時等に操作さ
れるダイヤル部55と、公衆用呼出エリア情報および自
営用呼出エリア情報のいずれかを記憶するメモリ56と
を備える。
【0032】次いで、移動端末5の動作と、公衆用無線
電話システム2、自営用無線電話システム3の位置情報
の管理および着信の動作とを順次説明する。まず、移動
端末5の位置検出、位置情報通知動作について説明す
る。移動端末5が第1のサービスエリアαの非重複部α
1内で移動している場合、移動端末5は、公衆用無線基
地局22a,22b,22cから送信された公衆用呼出
エリア情報αa,αb,αcのいずれかだけを受信する
ことができる。この場合には、移動端末5の送受信制御
部54は、アンテナ51で受信した公衆用呼出エリア情
報αa,αb,αcのいずれかを受信部53を介してメ
モリ56に記憶する。移動端末5が非重複部α1内で移
動すると、アンテナ51で受信する公衆用呼出エリア情
報αa,αb,αcがそのいずれかに変化する。この場
合には、送受信制御部54は、自己が第1のサービスエ
リアα内にいると判断するとともに、最新の公衆用呼出
エリア情報をメモリ56に更新記憶する。そして、送受
信制御部54は、送信部52およびアンテナ51から公
衆用無線基地局22a,22b,22cのいずれかを経
由して、現在属している公衆用無線電話接続サービス部
21に最新の公衆用呼出エリア情報を通知する。
【0033】移動端末5が第2のサービスエリアβ(非
重複部β1および重複部γ)内で移動している場合、移
動端末5は、自営用無線基地局132a,132bから
送信された自営用呼出エリア情報βa,βbのいずれ
か、または公衆用無線基地局22aから送信された公衆
用呼出エリア情報αaと、自営用無線基地局32bから
送信された自営用呼出エリア情報βbとの両方を受信す
ることができる。この場合には、送受信制御部54は、
アンテナ51で受信した自営用呼出エリア情報βa,β
bのいずれかを受信部53を介してメモリ56に記憶す
る。移動端末5が第2のサービスエリアβ内で移動する
と、アンテナ51で受信する自営用呼出エリア情報β
a,βbがそのいずれかに変化する。この場合には、送
受信制御部54は、自己が第2のサービスエリアβ内に
いると判断するとともに、最新の自営用呼出エリア情報
をメモリ56に更新記憶する。そして、送受信制御部5
4は、送信部52およびアンテナ51から自営用無線基
地局32a,32bのいずれかを経由して、現在属して
いる自営用無線電話サービス部31に最新の位置情報を
通知する。
【0034】次いで、移動端末5の第1および第2のサ
ービスエリアα,β間の移動検出、通知動作について説
明する。移動端末5が第1のサービスエリアαの非重複
部α1から重複部γに移動した場合、移動端末5は、公
衆用呼出エリア情報αa,αb,αcのいずれかの受信
状態から、公衆用無線基地局22aから送信された位置
情報αaと、自営用無線基地局32bから送信された位
置情報βbとの両方の受信状態に変化する。移動端末5
の送受信制御部54は、この受信状態の変化に基づい
て、自己の第1のサービスエリアαから第2のサービス
エリアβへのエリア移動を検出する。また、送受信制御
部54は、移動元の公衆用無線電話システム2内におけ
る電話番号と、移動先の自営用無線電話システム3内に
おける電話番号とを、公衆用無線基地局22aを経由し
て、または自営用無線電話システム3および公衆有線電
話回線1を経由して、移動元の公衆用無線電話接続サー
ビス部21に対して直接通知する。また、現在属してい
る移動先の自営用無線電話システム3に対しては、通常
の位置情報通知動作が実行される。
【0035】移動端末5が重複部γから自営用無線電話
システム3の非重複部β1に移動した場合、移動端末5
は、位置情報αaと、位置情報βbとの両方の受信状態
から自営用呼出エリア情報βa,βbのいずれかの受信
状態に変化する。この場合には、既に第1のサービスエ
リアαから第2のサービスエリアβへのエリア移動を検
出しているため、送受信制御部54は、エリア間移動と
判断せずに、第2のサービスエリアβ内移動と判断す
る。
【0036】移動端末5が重複部γを通らずに第1のサ
ービスエリアαの非重複部α1から第2のサービスエリ
アβの非重複部β1に移動した場合、移動端末5は、公
衆用呼出エリア情報αa,αb,αcのいずれかの受信
状態から自営用呼出エリア情報βa,βbのいずれかの
受信状態に変化する。移動端末5は、この受信状態の変
化に基づいて、自己の第1のサービスエリアαから第2
のサービスエリアβへのエリア移動を検出する。ここ
で、移動端末5と公衆用無線基地局22a,22b,2
2cとの相互間の通信が途絶えるため、公衆用無線電話
接続サービス部21に自営用無線電話システム3内にお
ける現在位置を直接通知することができない。このた
め、移動端末5は、移動元の公衆用無線電話システム2
内における電話番号と、移動先の自営用無線電話システ
ム3内における電話番号とを、デジタル信号や、PB信
号等を用い、自営用無線基地局32a,32b、自営用
無線電話サービス部31、公衆有線電話回線1を経由し
て、移動元の公衆用無線電話システム2の公衆用無線電
話接続サービス部21に通知する。なお、現在属してい
る移動先の自営用無線電話システム3に対しては、通常
の位置情報通知動作が実行される。
【0037】一方、移動端末5が重複部γから第1のサ
ービスエリアαの非重複部α1に移動した場合、移動端
末5は、公衆用呼出エリア情報αaと、自営用呼出エリ
ア情報βbとの両方の受信状態から、公衆用呼出エリア
情報αa,αb,αcのいずれかの受信状態に変化す
る。移動端末5の送受信制御部54は、この受信状態の
変化に基づいて、自己の第2のサービスエリアβから第
1のサービスエリアαへのエリア移動を検出する。ま
た、送受信制御部54は、移動元の自営用無線電話シス
テム3内における電話番号と、移動先の公衆用無線電話
システム2内における電話番号とを、自営用無線基地局
32bを経由して移動元の自営用無線電話サービス部3
1に直接通知する。また、現在属している移動先の公衆
用無線電話システム2に対しては、通常の位置情報通知
動作が実行される。
【0038】移動端末5が重複部γを通らずに第2のサ
ービスエリアβの非重複部β1から第1のサービスエリ
アαの非重複部α1に移動した場合、移動端末5は、自
営用呼出エリア情報βa,βbのいずれかの受信状態か
ら公衆用呼出エリア情報αa,αb,αcのいずれかの
受信状態に変化する。送受信制御部54は、この受信状
態の変化に基づいて、自己の第2のサービスエリアβか
ら第1のサービスエリアαへのエリア移動を検出する。
ここで、移動端末5と自営用無線基地局32a,32b
との相互間の通信が途絶えるため、自営用無線電話サー
ビス部31に公衆用無線電話システム2内における現在
位置を直接通知することができない。このため、送受信
制御部54は、移動元の自営用無線電話システム3内に
おける電話番号と、移動先の公衆用無線電話システム2
内における電話番号とを、デジタル信号や、PB信号等
を用い、公衆用無線基地局22a,22b,22c、公
衆用無線電話接続サービス部21、公衆有線電話回線1
を経由して、移動元の自営用無線電話システム3の自営
用無線電話サービス部31に通知する。なお、現在属し
ている移動先の公衆用無線電話システム2に対しては、
通常の位置情報通知動作が実行される。
【0039】なお、移動端末5のエリア間の移動検出
を、公衆用無線基地局22a,22b,22cから発信
される公衆用呼出エリア情報αa,αb,αc、および
自営用無線基地局32a,32bから発信される自営用
呼出エリア情報βa,βbの状態変化に基づいて、自動
的に検出し、移動先のシステムに自動的に切り換えるよ
うにしてもよい。また、エリア間の移動の自動検出結果
を、移動端末5の所有者に音声や表示等で通知するよう
にしてもよい。また、移動端末5のダイヤル部55に設
けられた切換スイッチ(図示せず)の設定操作に基づい
て、エリア間の移動を検出するとともに、移動先のシス
テムに切り換えるようにしてもよい。さらに、エリア間
の移動の自動検出結果を所有者に通知し、切換スイッチ
の設定操作により移動先のシステムに切り換えるように
してもよい。
【0040】次いで、公衆用無線電話システム2、自営
用無線電話システム3の位置情報の管理および着信の動
作を説明する。図3は図1の位置情報管理テーブル21
aの構成を示す図であり、図4は図1の位置管理テーブ
ル31aの構成を示す図である。図3において、公衆用
無線電話システム2の公衆用無線電話接続サービス部2
1は、各移動端末5を移動端末の識別番号または公衆用
無線電話システム2内の電話番号と、現在位置で管理し
ている。第1のサービスエリアαの非重複部α1内で
は、移動端末5から通知された最新の公衆用呼出エリア
情報に基づき、移動端末5の現在位置を管理する。一
方、第2のサービスエリアβの重複部γまたは非重複部
β1内では、移動端末5から通知された自営用無線電話
システム3内でその移動端末5を呼び出す電話番号で移
動端末5の現在位置を管理する。
【0041】ここで、公衆用無線電話接続サービス部2
1が自営用無線電話システム3内の電話番号で移動端末
5の現在位置を管理するのは、一般的に、公衆用無線電
話システム2と、自営用無線電話システム3とで位置情
報の管理の仕方が異なるため、管理の仕方を一致させよ
うとすると、公衆用無線電話接続サービス部21および
自営用無線電話サービス部31を全面的に再構成する必
要がある。しかしながら、他システム内での位置情報と
して電話番号を使用するようにすると、公衆用無線電話
接続サービス部21を再構成する必要がなく、既存の公
衆用無線電話接続サービス部21をそのまま用いること
ができる。なお、移動端末5が重複部γを通らずに第1
のサービスエリアαの非重複部α1から第2のサービス
エリアβの非重複部β1に移動した場合には、移動端末
5の現在位置が一時的にわからなくなる。この場合に
は、公衆用無線電話接続サービス部21は、移動端末5
から新たな通知があるまで、最新の公衆用呼出エリア情
報または電話番号を保存しておく。
【0042】また、図4において、自営用無線電話シス
テム3の自営用無線電話サービス部31は、各移動端末
5を移動端末の識別番号または自営用無線電話システム
3内の電話番号と、現在位置で管理している。第1のサ
ービスエリアαの非重複部α1内では、公衆有線電話回
線1経由で移動端末5から通知された公衆用無線電話シ
ステム2内でその移動端末5を呼び出す電話番号で移動
端末5の現在位置を管理する。ここで、電話番号で管理
するのは、公衆用無線電話接続サービス部21の場合と
同様に、自営用無線電話サービス部31の再構成を避
け、既存の自営用無線電話サービス部31をそのまま用
いるためである。
【0043】一方、第2のサービスエリアβ(非重複部
β1および重複部γ)内では、自営用無線電話サービス
部31は、移動端末5から通知された最新の自営用呼出
エリア情報で移動端末5の現在位置を管理する。なお、
移動端末5が重複部γを通らずに第2のサービスエリア
βの非重複部β1から第1のサービスエリアαの非重複
部α1に移動した場合には、移動端末5の位置情報が一
時的にわからなくなる。この場合には、自営用無線電話
サービス部31は、移動端末5から新たな通知があるま
で、最新の自営用呼出エリア情報または電話番号を保存
しておく。
【0044】次いで、公衆用無線電話システム2、自営
用無線電話システム3の着信動作を説明する。なお、図
示しない公衆用無線電話システム2の第1のサービスエ
リアα内の他の移動端末から移動端末5に着信する場合
も、図示しない自営用無線電話システム3の第2のサー
ビスエリアβ内の他の移動端末から移動端末5に着信す
る場合も、両システム外の自営用有線電話端末4から着
信する場合も、着信動作自体に変わりがないので、自営
用有線電話端末4から発呼し、移動端末5に着信させる
ものとして説明する。
【0045】ところで、移動端末5に対する着信は、自
営用無線電話システム3を経由する場合と、公衆用無線
電話システム2を経由する場合とがある。自営用有線電
話端末4の発信者は、自営用無線電話システム3経由の
着信では、自営用無線電話システム3内における移動端
末5の電話番号(例えば、現在行われている有線電話接
続サービスでは、市外局番と、市内局番と、加入者の公
衆電話回線11bを識別する番号との組み合わせ)をダ
イヤルする。より具体的には、例えば、公衆電話回線1
1bの電話番号と、必要に応じて、自営用無線電話シス
テム3内の特定の移動端末5を指定する番号(例えば、
内線番号)とや、ダイヤルイン電話番号等をダイヤルす
る。
【0046】一方、公衆用無線電話システム2経由の着
信では、自営用有線電話端末4の発信者は、公衆用無線
電話システム2内における移動端末5の電話番号(例え
ば、現在の自動車電話・携帯電話等の無線電話接続サー
ビスでは、自動車電話網を識別する番号(030/04
0)と、移動端末5を識別する電話番号との組み合わ
せ)をダイヤルする。したがって、自営用無線電話シス
テム3を経由する場合と、公衆用無線電話システム2を
経由する場合とでは、ダイヤルする電話番号は、異な
る。このため、自営用有線電話端末4の発信者は、通話
料金等を考慮して、自営用無線電話システム3内におけ
る移動端末5の電話番号または公衆用無線電話システム
2内における移動端末5の電話番号のいずれかをダイヤ
ルする。
【0047】自営用有線電話端末4の発信者が自営用無
線電話システム3内における移動端末5の電話番号をダ
イヤルした場合、公衆電話回線11bから自営用無線電
話システム3の自営用無線電話サービス部31に対して
着信が行われる。自営用無線電話サービス部31は、位
置情報管理テーブル31aをサーチし、着呼先の移動端
末5が第2のサービスエリアβに位置しているか否か判
断する。第2のサービスエリアβに位置しているときに
は、自営用無線電話サービス部31は、位置している自
営用無線基地局32a,32bを経由して移動端末5に
着呼させ、移動端末5からの応答により、自営用有線電
話端末4と移動端末5とを接続する。これにより、自営
用有線電話端末4と移動端末5との間で通話することが
できる。なお、移動端末5が重複部γにいる場合におい
ても、自営用無線電話システム3経由で移動端末5に着
呼される。したがって、割高な公衆用無線電話システム
2経由での無線接続サービスの料金を支払う必要がなく
なる。
【0048】着呼先の移動端末5が第1のサービスエリ
アαの非重複部α1に位置しているときには、自営用無
線電話サービス部31は、自営用無線電話システム3内
の移動端末5の電話番号を公衆用無線電話システム2内
の移動端末5の電話番号に変更し、公衆有線電話回線1
を経由して公衆用無線電話システム2の公衆用無線電話
接続サービス部21を呼び出し、公衆用無線電話システ
ム2内に位置している公衆用無線基地局22a,22
b,22cを経由して移動端末5に着呼させる。これに
より、自営用無線電話システム3は、公衆用無線電話シ
ステム2の第1のサービスエリアαの非重複部α1に移
動した移動端末5への着信に対して、移動端末5の応答
により着信に応答することにより、通話を着信転送する
ことができる。
【0049】自営用有線電話端末4の発信者が公衆用無
線電話システム2内における移動端末5の電話番号をダ
イヤルした場合、公衆電話回線11aから公衆用無線電
話システム2の公衆用無線電話接続サービス部21に対
して着信が行われる。公衆用無線電話接続サービス部2
1は、位置情報管理テーブル21aをサーチし、移動端
末5が第1のサービスエリアαの非重複部α1に位置し
ているか否か判断する。着呼先の移動端末5が非重複部
α1に位置しているときには、公衆用無線電話接続サー
ビス部21は、位置している公衆用無線基地局22a,
22b,22cを経由して移動端末5に着呼させ、移動
端末5からの応答により、自営用有線電話端末4と移動
端末5とを接続する。これにより、自営用有線電話端末
4と移動端末5との間で通話することができる。
【0050】着呼先の移動端末5が第2のサービスエリ
アβに位置しているときには、公衆用無線電話接続サー
ビス部21は、公衆用無線電話システム2内の移動端末
5の電話番号を自営用無線電話システム3内の移動端末
5の電話番号に変更し、公衆有線電話回線1を経由して
自営用無線電話システム3の自営用無線電話サービス部
31を呼び出し、自営用無線電話システム3内に位置し
ている自営用無線基地局32a,32bを経由して移動
端末5に着呼させる。これにより、公衆用無線電話シス
テム2は、自営用無線電話システム3の第2のサービス
エリアβに移動した移動端末5への着信に対して、移動
端末5の応答により着信に応答することにより、通話を
着信転送することができる。なお、移動端末5が、重複
部γに位置しているとき、自営用無線電話システム3経
由で着信させるので、割高な公衆用無線電話システム2
経由での無線接続サービス料金を支払う必要がなく、公
衆有線電話回線1の割安な有線電話接続サービス料金を
支払うだけでよい。
【0051】以上のように、図1の無線電話システムで
は、移動端末5の位置管理、発信が最適に行われている
ので、移動端末5の位置に関わらずに、自営用無線基地
局32a,32bからの電波が受信可能な第2のサービ
スエリアβにおいては、公衆有線電話回線1に接続され
た自営用無線電話システム3を介した通話をおこなうこ
とができる。また、自営用無線基地局32a,32bか
らの電波の受信が不可能で、公衆用無線基地局22a,
22b,22cからの電波が受信可能な第1のサービス
エリアαの非重複部α1においては公衆有線電話回線1
に接続された公衆用無線電話システム2を介した通話を
行うことができる。
【0052】なお、上述の実施例では、移動端末5に対
する着信動作を説明したが、移動端末5から発呼する場
合においても、移動端末5内で管理しているシステム種
別等の位置管理情報により、第1のサービスエリアαの
非重複部α1に位置しているときには公衆用無線基地局
22a,22b,22c経由で発呼し、第2のサービス
エリアβに位置しているときには自営用無線基地局32
a,32b経由で発呼すればよい。これにより、移動端
末5は、最適な発信をすることができる。
【0053】また、上述の実施例では、ダイヤル先の公
衆用無線電話システム2の第1のサービスエリアαの非
重複部α1、自営用無線電話システム3の第2のサービ
スエリアβに移動端末5が位置していない場合、着信転
送するようにしたが、転送する代わりに、移動先のシス
テム内の移動端末5の電話番号を発信者に通知するよう
にしてもよい。これにより、発信者は、移動元のシステ
ムに着信した場合であっても、移動先のシステムの移動
端末5の電話番号を知ることができる。この結果、発信
者は、移動先のシステムの移動端末5の電話番号をダイ
ヤルすることにより、移動端末5に対し容易に着信する
ことができる。
【0054】また、上述の実施例では、公衆用無線電話
システム2および自営用無線電話システム3をそれぞれ
1つとして実施したが、公衆用無線電話システム2およ
び自営用無線電話システム3の少なくとも一方を複数に
して実施するようにしてもよい。例えば、自営用無線電
話システム3を複数にした場合には、移動端末5がある
自営用無線電話システム3から他の自営用無線電話シス
テム3へ位置を移動した場合には、移動先の自営用無線
電話システム3で規定された手順で、移動端末5の位置
が移動したことを通知するとともに、移動先の自営用無
線電話システム3から公衆用無線電話システム2に発信
して、移動端末5が他の自営用無線電話システム3内に
位置を移動したことを通知するようにしてもよい。ま
た、必要に応じて、移動先の自営用無線電話システム
3、公衆有線電話回線1を経由して、移動元自営用無線
電話システム3にも移動端末5の位置が移動したことを
通知するようにしてもよい。
【0055】さらに、上述の実施例では、位置情報管理
テーブル21a,31aの両方で移動先のシステムの移
動端末5の現在位置を管理するようにしたが、いずれか
一方だけで移動先のシステムの移動端末5の現在位置を
管理するようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、移動端末
の移動検出手段が公衆用無線電話システムまたは自営用
無線電話システムから受信する第1または第2のエリア
情報の変化状態に基づいて、現在属しているサービスエ
リアが移動したことを検出し、移動端末の通知手段が移
動先および移動元の公衆用無線電話システムまたは自営
用無線電話システムに対して、サービスエリアの移動を
通知するとともに、公衆用無線電話システムおよび自営
用無線電話システムの少なくともいずれか一方が、通知
手段からの通知に基づいて、移動端末の現在位置を管理
するようにしているので、移動端末の位置管理および発
着信が最適に行われ、この結果、移動先および移動元の
システムに対する着信を移動先のシステムに振り替える
ことが可能になり、移動端末は移動先のシステムにおい
て無線接続サービスの提供を受けることができる。
【0057】請求項2に係る発明によれば、第1および
第2のサービスエリアは、それぞれ相互に重複する重複
部を含んでおり、移動検出手段が、第1のエリア情報の
みを受信する状態から第1および第2のエリア情報の両
方を受信する状態に変化した場合、移動端末が第1のサ
ービスエリアから第2のサービスエリアへ移動したと検
出するので、移動端末からの発信に際しては、自営用無
線電話システムへ発信することにより、割高な公衆用の
無線電話サービス料金を支払う必要がなくなる。
【0058】請求項3に係る発明によれば、第1のエリ
ア情報のみを受信する状態から第1および第2のエリア
情報の両方を受信する状態に変化した場合、移動端末か
らの通知は、公衆用無線電話システムに対して直接伝達
するので、自営用無線電話システムから無線接続サービ
スを受けることにより、割高な公衆用の無線電話サービ
ス料金を支払う必要がなくなる。
【0059】請求項4に係る発明によれば、通知手段
が、移動先の公衆用無線電話システムまたは自営用無線
電話システムにおいて登録されている移動端末の電話番
号と、移動元の自営用無線電話システムまたは公衆用無
線電話システムにおいて登録されている移動端末の電話
番号とを、移動元の自営用無線電話システムまたは公衆
用無線電話システムに対して通知し、管理手段が、通知
手段から通知された移動端末の識別番号または電話番号
に基づいて、移動端末の現在位置を管理するので、シス
テムの再構成の必要がなく、既存の設備を用いて容易に
移動端末の位置管理および発着信を最適に行うことがで
きる。
【0060】請求項5に係る発明によれば、公衆用無線
電話システムおよび自営用無線電話システムの少なくと
もいずれか一方は、判別手段と、現在位置通知手段とを
含み、判別手段が、移動端末に対する発信者からの発呼
を着信したとき、管理手段で管理されている当該移動端
末の現在位置に基づいて、当該移動端末が自己のサービ
スエリア内に位置しているか否かを判別し、現在位置通
知手段が、判別手段の判別の結果、移動端末が自己のサ
ービスエリア内に位置していない場合、管理手段で管理
されている当該移動端末の現在位置を、発信者に対して
通知するので、、発信者は、移動元のシステムに着信し
た場合であっても、移動先のシステム内の移動端末の現
在位置を知ることができ、この結果、発信者は移動先の
システム内の移動端末に対し発呼するのが容易になる。
【0061】請求項6に係る発明によれば、公衆用無線
電話システムおよび自営用無線電話システムの少なくと
もいずれか一方は、判別手段と、着信転送手段とを含
み、判別手段が、移動端末に対する発信者からの発呼を
着信したとき、管理手段で管理されている当該移動端末
の現在位置に基づいて、移動端末が自己のサービスエリ
ア内に位置しているか否かを判別し、着信転送手段が、
判別手段の判別の結果、移動端末が自己のサービスエリ
ア内に位置していない場合、着信を、公衆有線電話回線
を経由して、他のサービスエリアに位置している当該移
動端末に対して転送するので、発信者は、移動元のシス
テムに着信した場合であっても、移動先のシステム内の
移動端末と通話することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の無線電話通信システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図2】図1の移動端末5の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の位置情報管理テーブル21aの構成を示
す図である。
【図4】図1の位置管理テーブル31aの構成を示す図
である。
【図5】従来の無線電話通信システムの全体構成を示す
ブロック図である。
【図6】図5の位置情報管理テーブル121aの構成を
示す図である。
【図7】図5の位置情報管理テーブル131aの構成を
示す図である。
【符号の説明】
1…公衆有線電話回線 2…公衆用無線電話システム 3…自営用無線電話システム 4…自営用有線電話端末 5…移動端末 11a,11b,11c…公衆電話回線 21…公衆用無線電話接続サービス部 21a,31a…位置情報管理テーブル 22a,22b,22c…公衆用無線基地局 31…自営用無線電話サービス部 32a,32b…自営用無線基地局 51…アンテナ 52…送信部 53…受信部 54…送受信制御部 56…メモリ α…第1のサービスエリア β…第2のサービスエリア α1,β1…非重複部 γ…重複部 αa,αb,αc…公衆用呼出エリア情報 βa,βb…自営用呼出エリア情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7605−5K F (72)発明者 近江 愼一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる無線電話システムからの電話サー
    ビスを複合的に提供する無線電話通信システムであっ
    て、 相対的に広い第1のサービスエリアにおいて公衆向け無
    線電話接続サービスを提供すると共に、第1のエリア情
    報を発信する公衆用無線電話システム、 相対的に狭い第2のサービスエリアにおいて自営向け無
    線電話接続サービスを提供すると共に、第2のエリア情
    報を発信する自営用無線電話システム、 前記公衆用無線電話システムと前記自営用無線電話シス
    テムとを通信可能に接続する公衆有線電話回線、および
    前記公衆用無線電話システムおよび前記自営用無線電話
    システムの両方から無線電話接続サービスの提供を受け
    る移動端末を備え、 前記移動端末は、 前記公衆用無線電話システムまたは前記自営用無線電話
    システムから受信する前記第1または第2のエリア情報
    の変化状態に基づいて、現在属しているサービスエリア
    が移動したことを検出する移動検出手段と、 前記移動検出手段がサービスエリアの移動を検出した場
    合、移動先および移動元の前記公衆用無線電話システム
    または前記自営用無線電話システムに対して、サービス
    エリアの移動を通知する通知手段とを含み、 前記公衆用無線電話システムおよび前記自営用無線電話
    システムの少なくともいずれか一方は、前記通知手段か
    らの通知に基づいて、前記移動端末の現在位置を管理す
    る管理手段を含む、無線電話通信システム。
  2. 【請求項2】 前記第1および前記第2のサービスエリ
    アは、それぞれ相互に重複する重複部を含んでおり、 前記移動検出手段は、前記第1のエリア情報のみを受信
    する状態から前記第1および第2のエリア情報の両方を
    受信する状態に変化した場合、前記移動端末が第1のサ
    ービスエリアから第2のサービスエリアへ移動したと検
    出する、請求項1に記載の無線電話通信システム。
  3. 【請求項3】 前記第1のエリア情報のみを受信する状
    態から前記第1および第2のエリア情報の両方を受信す
    る状態に変化した場合、前記通知手段からの通知は、前
    記公衆用無線電話システムに対して伝達される、請求項
    2に記載の無線電話通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通知手段は、移動先の前記公衆用無
    線電話システムまたは前記自営用無線電話システムにお
    いて登録されている前記移動端末の電話番号と、移動元
    の前記自営用無線電話システムまたは前記公衆用無線電
    話システムにおいて登録されている前記移動端末の電話
    番号とを、移動元の前記自営用無線電話システムまたは
    前記公衆用無線電話システムに対して通知し、 前記管理手段は、前記通知手段から通知された前記移動
    端末の識別番号または電話番号に基づいて、前記移動端
    末の現在位置を管理する、請求項1に記載の無線電話通
    信システム。
  5. 【請求項5】 前記公衆用無線電話システムおよび前記
    自営用無線電話システムの少なくともいずれか一方は、
    さらに前記移動端末に対する発信者からの発呼を着信し
    たとき、前記管理手段で管理されている当該移動端末の
    現在位置に基づいて、当該移動端末が自己のサービスエ
    リア内に位置しているか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別の結果、前記移動端末が自己のサー
    ビスエリア内に位置していない場合、前記管理手段で管
    理されている当該移動端末の現在位置を、前記発信者に
    対して通知する現在位置通知手段とを含む、請求項1に
    記載の無線電話通信システム。
  6. 【請求項6】 前記公衆用無線電話システムおよび前記
    自営用無線電話システムの少なくともいずれか一方は、
    さらに前記移動端末に対する発信者からの発呼を着信し
    たとき、前記管理手段で管理されている当該移動端末の
    現在位置に基づいて、前記移動端末が自己のサービスエ
    リア内に位置しているか否かを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別の結果、前記移動端末が自己のサー
    ビスエリア内に位置していない場合、前記着信を、前記
    公衆有線電話回線を経由して、他のサービスエリアに位
    置している当該移動端末に対して転送する着信転送手段
    とを含む、請求項1に記載の無線電話通信システム。
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