JPH0723123Y2 - 工作機械のワーク排出装置 - Google Patents

工作機械のワーク排出装置

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JPH0723123Y2
JPH0723123Y2 JP8540889U JP8540889U JPH0723123Y2 JP H0723123 Y2 JPH0723123 Y2 JP H0723123Y2 JP 8540889 U JP8540889 U JP 8540889U JP 8540889 U JP8540889 U JP 8540889U JP H0723123 Y2 JPH0723123 Y2 JP H0723123Y2
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JP
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work
chuck
shield plate
bucket
discharge duct
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正幸 佐野
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Nakamura Tome Precision Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は工作機械のワーク排出装置に関するもので、
シュートを通して加工済ワークを機外に排出する構造の
ワーク排出装置の改良に関するものである。
《従来の技術》 旋盤等の工作機械のカバー等に設けたワーク排出ダクト
のシュートを通して加工済ワークを機外に排出する構造
は公知である。第4図はこのような構造のワーク搬出装
置を備えた旋盤の一例を示したもので、加工済ワーク3
を一旦バケット9で受け取った後ワーク排出ダクト14を
通して機外に排出する構造の装置が示されている。
同図中、1は主軸台、2はチャック、3はチャック2に
把持されたワークであり、チャック2はチャック開閉シ
リンダ4によって開閉される。5は主軸台1に固定した
ブラケットで、このブラケットに支点ピン6でアーム7
が枢支されており、該アームの先端に支持ピン8でバケ
ット9が枢支されている。アーム7は、図示しない油圧
シリンダで図の実線の位置と想像線の位置との間、即ち
カバー10に隣接する位置とチャック2の直下の位置との
間で往復駆動される。バケット9は、その底部に錘11が
固定されており、自由状態ではこの錘の作用により、そ
の開口を上方に向けた状態で保持される。一方、主軸台
1にはカム板12が固定されており、またバケット9には
係合ピン13が固着されて、アーム7がワーク排出ダクト
14側に揺動したときにカム板12と係合ピン13が当接して
バケット9を倒伏させる。ワーク排出ダクト14は、装置
を覆うカバー10に設けた開口で、シュート15が設けら
れ、倒伏したバケット9から重力によって落下するワー
クを機外に導いている。
ワーク排出ダクト14には、騒音の漏出や塵埃の進入を避
けるための遮蔽板16が設けられている。従来この遮蔽板
は、可撓性を備えたゴムシートでつくられており、第5
図に示すように可撓性ゴムシート16Aの上縁をワーク排
出ダクト14に固定して該シートの撓みによりワーク3を
通過させる構造であった。
なお図に示すように加工済ワーク3をワーク排出ダクト
14まで搬送するためのバケット9のような補助搬送体を
設けた構造は、主に2主軸対向型の旋盤に用いられる構
造で、第4図に実線で示す位置、即ちアーム7がカバー
10の方に揺動した状態が定常状態とされ、主軸台1が対
向する主軸台17に接近したときにバケット9がその接近
動作を阻害しない構造となっている。
《考案が解決しようとする課題》 従来の装置では、ワーク3の加工が終了した後、チャッ
ク2に開放指令を与え、この指令が与えられてから所定
時間通過した後、またはチャック2の開放を検出するリ
ミットスイッチ等が作動してから所定時間経過した後、
次の加工動作に写るようになっている。ところが、チャ
ック2が開放されたにも係わらず、ワークが排出されず
にチャック2内に残っている場合、またはバケット9か
らワーク排出ダクト14へのワーク3の移動が円滑に行わ
れずにバケット9の出口部分でワーク3が引っ掛かって
いるような場合には、次工程でチャック2が対向するチ
ャック2に接近したときに、主軸台1の主軸とこれに対
向する主軸台17の主軸とがワークを挟んで衝突したり、
バケット9の出口部分で引っ掛かっているワークによっ
てバケット9やワーク排出ダクト14が破壊されるという
問題が生ずる。また従来の構造では、ワーク排出ダクト
14の遮蔽板16が可撓性のあるゴム板などで製作されてい
たため、装置外からワーク排出ダクト14の内側にまで手
を挿入することが、可能で、7−7排出ダクト14に引っ
掛った7−7を取り出すために手を挿入したときに、主
軸台1が移動してバケット9によって手が挟まれるいう
重大な事故が発生する危険もあった。
この考案は、上述したような従来の問題を解決すること
を目的としてなされたもので、加工済ワークが機外に完
全に排出される前に次工程の加工動作が行われることが
なく、かつワーク排出ダクトからの作業者の手足の挿入
による事故の発生を回避したワーク排出装置を提供する
ことを課題としている。
《課題を解決するための手段》 この考案の装置では、ワーク排出ダクト14に設置される
遮蔽板16として、硬質樹脂板や金属板等の剛性のある板
体を用いている。この遮蔽板16は、ワーク排出ダクト14
の上方に横方向に架設した支軸21に固定して該支軸をワ
ーク排出ダクト14の側壁で回動自在に支持するか、或い
は蝶番等により遮蔽板16の上縁を枢支して、揺動可能に
設けられている。遮蔽板16は、自重によって支軸21ない
し蝶番から垂直に垂下しており、その下縁16aはシュー
ト15に接近した位置にある。ワーク排出ダクト14には、
遮蔽板16の外側への回動を検出するセンサ29を設けられ
ている。シュート15は、その内側が高くなっており、従
って遮蔽板16は、シュート15と衝突するため内側には回
動しない。
旋盤を制御する制御装置は、チャック2を開いた後、一
定時間待機し、この待機時間中にセンサ29から遮蔽板16
が一旦揺動した後、元の位置に復帰したいという信号が
入力されたことを条件として制御を次の工程に進める。
《作用》 加工済ワーク3がチャック2内に残存している場合、ま
たは加工済ワークがバケット9の出口部分に引っ掛かっ
ている場合には、遮蔽板16は揺動しない。従って遮蔽板
16が揺動位置から復帰したいという動作は検出されず、
旋盤は次工程の動作を開始しない。また加工済ワーク3
がワーク排出ダクト14の途中で引っ掛かった場合には、
遮蔽板16が揺動した状態のままで留まるから、遮蔽板16
が揺動位置から復帰したという信号は検出されず、この
場合にも旋盤は次工程の動作を開始しない。従ってチャ
ック2が開かれてから一定時間旋盤が停止したままであ
るときに、アラームを出力させるようにしておけば、加
工済ワーク3の排出不良を作業者に知らせることがで
き、装置の破損も防止できる。また遮蔽板16は内側には
揺動しないから、外部から作業者が手を挿入することは
できず、従ってワーク排出ダクト14から手が挿入される
ことによって生ずる人身事故は回避できる。
《実施例》 第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示したもの
で、1は主軸台、2はチャック、9はアーム7によって
主軸台1に揺動自在に支持されたバケット、12は主軸台
1に装着されたカム板、13はバケット9に固定した係合
ピン、14はカバー10に設けたワーク排出ダクト、15はワ
ーク排出ダクト内に固定されたシュートであり、これら
は第4図の説明において説明した。
21はワーク排出ダクトの側壁22、23に軸受24、25で回動
自在に装架された支軸、26は支軸21にネジ26で固定され
た遮蔽板であり、この遮蔽板は、透明合成樹脂板で製作
されている。27は支軸21の一方の突出端に固定されたリ
ングで、そのリングの一箇所に突片28が装着されてい
る。29はブラケット30でワーク排出ダクトの側壁22に装
着された近接スイッチで、この近接スイッチは、遮蔽板
16が自然な垂下状態にあるときに前記突片28と対向する
位置に設けられている。
次に上記構造の装置のワーク排出動作について説明す
る。チャック2に把持されたワーク3の加工が終了する
と、図示しない油圧シリンダにより、アーム7が第1図
の想像線の位置に揺動し、バケット9がチャック2の直
下の位置に移動する。このときバケット9は、その錘11
の作用により開口を上方に向けた状態で保持される。こ
の状態でチャックに開指令が与えられる。チャック2が
開くと、加工済ワーク3は重力によってバケット9内に
落下する。次にアーム7が第1図の実線で示す位置に復
帰し、この復帰動作の途中においてバケット係合ピン13
とカム板12とが衝突してバケット9を倒伏させ、ワーク
3をシュート15に向けて放出する。シュート15上を落下
するワークは、その通過時に遮蔽板16を外側に揺動させ
る。ワークが通過してしまうと、遮蔽板16は自重により
元の位置に復帰する。この遮蔽板16の揺動および復帰動
作は近接スイッチ29によって検出される。
第3図は制御器から与えられるワーク排出指令イおよび
近接スイッチ29の出力信号ロを線図で示したものであ
る。aはチャック2が開かれるタイミングであり、bは
遮蔽板16の位置にワークが到達したときのタイミングで
あり、cはワークが通過した後、遮蔽板16が元の位置に
戻ったタイミングである。このcのタイミング即ち近接
スイッチ29の出力が一旦オフになってから再度オンにな
ったタイミングにおいて、ワーク排出指令イは解除さ
れ、制御は次の指令に進む。チャック2が開かれたにも
係わらず、チャック2にワークが引っ掛かった場合やバ
ケット9の出口でワークが引っ掛かった場合等には、近
接スイッチ29の出力は第3図のDのようになり、またワ
ークが遮蔽板16を揺動させた状態で引っ掛かったときに
は、近接スイッチ29の出力は第3図のEのようになり、
いずれの場合にも近接スイッチ29のオフからオンへの信
号は出力されない。そしてチャック2が開かれたタイミ
ングaから設定された時間が経過しても近接スイッチ29
のオフからオンへの信号が出力されない場合には、アラ
ームが発っせられる。
なお上記の説明では、2主軸対向型の旋盤を想定して、
チャック2の直下からワーク排出ダクト14までバケット
9でワークを搬送する構造のもので説明したが、この構
造に限られるわけではなく、2軸対向型の旋盤に本考案
の構造を採用する場合であっても、バケット9の代わり
に折り畳み収納される補助シュートや伸縮可能なシュー
ト等を用いることが可能である。
《考案の効果》 以上説明したこの考案の構成によれば、加工済ワークが
完全に装置外に排出されない限り、工作機械は次工程の
動作を行わないから、加工済ワークが排出されないで内
部に留まった状態のまま工作機械が次工程の動作を開始
することによって生ずる事故を完全に防止できる。また
この考案の遮蔽板は、装置の内側に向っては揺動しない
ため、外側から工作機械内部へ手を挿入することは不可
能であり、人身事故を未然に防止できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの考案の一実施例を示す図で、
第1図はワーク排出装置を断面にして工作機械の要部と
共に示した図、第2図はワーク排出装置の正面図、第3
図はワーク排出動作時の制御信号を示すタイミングチャ
ート、第4図はワーク排出装置を工作機械内部側から見
た斜視図である。第5図は従来のワーク排出装置の断面
図である。 図中、 2:チャック、3:ワーク 10:工作機械のカバー、14:ワーク排出ダクト 15:シュート、16:遮蔽板 16a:遮蔽板の下縁、21:支軸 29:近接スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋盤のカバー(10)に開口するワーク排出
    ダクト(14)に剛性のある板体からなる遮蔽板(16)が
    設けられ、この遮蔽板(16)はその下縁(16a)を加工
    済ワーク(3)の排出シュート(15)に接近させて外側
    にのみ揺動可能に装着されており、この遮蔽板(16)の
    外側への回動を検出するセンサ(29)が設けられ、ワー
    ク(3)の加工終了後チャック(2)を開いた後一定時
    間待機し、この待機時間中にセンサ(29)から遮蔽板
    (16)が一旦揺動した後元の位置に復帰したという信号
    が入力されたことを条件として制御をワーク排出工程の
    次の工程に進めることを特徴とする、工作機械のワーク
    排出装置。
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