JPS5934873Y2 - 籾乾燥機における乾燥籾滞留防止装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は昇降機による投擲粗金シャッター筐体の開閉操
作で乾燥機本体内へ投擲して循環乾燥作業金賞ませたり
或は乾燥籾全排出樋金介して外部に排出したり、又は次
位の調整加工機等に供給せしめた際、何等かの原因で排
出樋内に乾燥籾が滞溜する事態となっても、乾燥籾が昇
降機内へ逆流することなく総て乾燥機本体へ還元させて
昇降機の過負荷現象による破損全未然に防止した籾乾燥
機における乾燥籾の滞留防止装置に関する。

さきに本出願人は乾燥機本体と昇降機と金投擲窓金経て
連通し、上記投擲窓の前面には開閉操作により投擲粗金
乾燥機本体内へ投擲させて循環乾燥作業金賞ませたり、
或は乾燥籾を投擲窓から排出樋へ排出させるシャッター
金枢着した籾乾燥機の搬入、搬出装置金開発し、相当の
効果音発揮せしめている。

ところで上述装置にあっては、シャッターの切替作動で
昇降機と連通状となった排出樋には何等の溢流手段が設
けられていないので、何かの原因等により排出樋金繰て
乾燥籾全排出させる作業中に該乾燥籾が順次排出樋内に
滞留される事態となった場合には滞留状が排出樋より昇
降機側へ逆流して昇降損金過負荷現象により破損させる
事故が発生する欠点があった。

本考案は前記に鑑み、乾燥機本体と昇降機と金投擲窓金
経て連通し、上記投擲窓の前面には開閉操作により投擲
状全乾燥機本体内へ投擲させたり或は投擲窓の前部側方
の乾燥機本体内に配設した排出用収容槽内へ搬入させる
シャッター筐体金枢着すると共に乾燥籾排出樋金偏えた
排出用収容槽の底部に開口した溢流窓には滞留乾燥籾の
重量負荷で自由に開閉される溢流開閉弁を枢着して、例
え乾燥籾が排出樋内に滞留せられる現象が発生しても、
該滞留乾燥籾金総て乾燥機本体へ還元させ、昇降機の過
負荷による破損事故金未然に防止せしめた籾乾燥機にお
ける乾燥籾滞留防止装置金提供しようとしたものであっ
て、以下に本考案装置の構成を添附図面に示された好適
な一実施例について説明する。

第１．図において、１は籾が整流下する過程において熱
風金浴びて乾燥される乾燥機本体であって、全体音横長
角筒状に形成されている。

２は乾燥機本体１の一側に付設された投擲中の昇降機で
あって、設昇降機２内には粗金揚送し、然かも揚送した
籾を乾燥機本体１内へ投擲させるための投擲用パケット
４會多数装着したベルト３ば回転自在に懸回収納されて
いる。

そして上記昇降機２の上部に投擲窓５余聞口して乾燥機
本体１と連通せしめる。

６は投擲窓５の前面に振動自在となるよう枢着されたシ
ャッター筐体であってへ全体金平面より見て略三角形状
に形成し、投擲窓５の対向側には投擲窓５と合致する投
擲通路Ｉが開口されると共に他の一側には連通口８が開
口されている。

９は昇降機２に設けた投擲窓５の設定位置側方の乾燥機
本体１へ一部が乾燥機本体１外へ露出する如く装着され
た排出用収容槽であって、該排出用収容槽９の底壁１０
は外部へ向けて傾斜状ならしめると共に底壁１０の低位
置には乾燥粗金外部へ排出させたり或は次位の調整加工
機へ供給せしめるための乾燥籾排出樋１１が接続されて
いる。

そして、シャッター筐体６の連通口８と対向する面は開
放状１２ならし□めると共に乾燥機本体１内に位置せし
めた排出用収容槽９の一側には溢流窓１３を開口し、該
溢流窓１３は排出用収容槽９内に滞留した乾燥籾の重量
負荷が所定値以上となった時に自由に押し開かれる溢流
開閉弁１４金枢着せしめである。

１５は溢流開閉弁１４に付設された重錘である。

従ってシャッター筐体６全第３図鎖線位置に振動した際
には投擲用パケット４により粗金投擲窓５より乾燥機本
体１内へ投擲搬入し、又シャッター筐体６金第３図実線
位置とした際には乾燥粗金シャッター筐体６金経て排出
用収容槽９内へ投擲搬入させた後、乾燥籾排出樋１１で
所要場所へ排出させる作用を営１せる。

なお１６はシャッター筐体６金左右方向へ振動させるた
めのハンドルである。

次に本考案の作用について説明する。

今、ハンドル１６の操作でシャッター筐体６乞第３図鎖
線位置となし昇降機２１を運転して粗金回転する投擲用
パケット４で揚送すれば、段状は投擲窓５から連続状を
なして乾燥機本体１内へ投擲搬入される。

そして乾燥機本体１内に所定量の籾が搬入されたら、そ
の搬入操作音停止し、収容された粗金乾燥機本体１内を
整流させた後、昇降機２で再び乾燥機本体１内へ返流さ
せる循環乾燥作用金堂ませて乾燥させる。

そして乾燥が終了したらハンドル１６を操作し、シャッ
ター筐体６を鎖線位置より実線位置に振動させれば、乾
燥籾は投擲用パケット４の投擲作用でシャッター筐体６
に案内されて排出用収容槽９内に搬入された後、乾燥籾
排出樋１１金介し外部へ排出されたり或は次位の調整加
工機等に供給されて調整加工される。

ところで、上記のように乾燥籾排出樋１１を介して排出
させる作業中において、何等かの原因で乾燥籾が排出さ
れず滞留する事故が起きた場合には、設乾燥籾は排出樋
１１より排出用収容槽９内に次第に滞積される。

然かし乍ら上述のような場合、排出用収容槽９の底部側
には溢流開閉弁１４により閉塞された溢流窓１３が開口
されているので、上記滞留乾燥籾の滞積重量負荷が所定
値以上となった際にはその重量負荷により溢流開閉弁１
４は自動的に押し開かれ、滞留乾燥粗金排出用収容槽９
より直接乾燥機本体１内へ排出して昇降機２側へ返流さ
せること金防止する。

その結果、昇降機２が過負荷現象により破損されること
がない。

なお滞留原因金解決して乾燥籾が乾燥籾排出樋１１内金
円滑に流通して滞留状態が解消されると溢流開閉弁１４
で自動的に溢流窓１３が閉塞され、乾燥機本体１への溢
流作業が停止されるものである。

取するに本考案は、前記のような構成を具備せしめたか
ら、昇降機２の投擲窓５前面に枢着したシャッター筐体
６ｆｆ：振動して投擲窓５の前面金開放した際には回転
する多数の投擲用パケット４の投擲作用で粗金円滑に乾
燥機本体１内へ搬入して乾燥作業金営筐せることかでき
る詐りか前記シャッター筐体６により投擲窓５の前面全
遮蔽した際には乾燥籾をシャッター筐体６の案内作用で
排出用収容槽９へ供給した後、乾燥籾排出樋１１金経て
外部へ排出させたり或は次位の調整加工機等へ供給させ
ることができると共に、上記乾燥籾の排出作業時に乾燥
籾が何等かの原因で排出されず乾燥籾排出樋１１より排
出用収容槽９内へ次第に滞留される事態となっても、該
滞留乾燥籾の重量負荷作用により溢流開閉弁１４金自動
的に押し開いて該籾金総て乾燥機本体１内へ溢流させ、
昇降機２に返流されること全未然に防止し、昇降機２が
過負荷現象で破損されることを皆無ならしめ、もって長
期に亘り籾の搬入作業或は乾燥籾の排出作業音能率よく
達成させることができる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案装置の一実施例金石すものであって、第１
図は要部金破断した全体の斜視図、第２図は一部金切欠
した要部の縦断正面図、第３１は一部會切欠した要部の
横断平面図、第４図は第３図Ａ−Ａ線における拡大断面
図である。 １・・・・・・乾燥機本体、２・・・・・・昇降機、５
・・・・・・投擲窓、６・・・・・・シャッター筐体、
９・・・・・・排出用収容槽、１１・・・・・・乾燥籾
排出樋、 ・・・溢流開閉弁。 １３・・・・・・溢流窓、 １４・・・

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 乾燥機本体と昇降機と全投擲窓を経て連通し、上記投擲
   窓の前面には開閉操作により投擲粗金乾燥機本体内へ投
   擲させたり或は投擲窓の前部測方の乾燥機本体内に配設
   した排出用収容槽内へ搬入させるシャッター筐体を枢着
   すると共に、乾燥籾排出樋を備えた排出用収容槽の底部
   に開口した溢流窓には滞留乾燥籾の重量負荷で自由に開
   閉される溢流開閉弁金枢着したことを特徴とする籾乾燥
   機における乾燥籾滞留防止装置。