JPH07230692A - マルチポートメモリ - Google Patents

マルチポートメモリ

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Publication number
JPH07230692A
JPH07230692A JP6020195A JP2019594A JPH07230692A JP H07230692 A JPH07230692 A JP H07230692A JP 6020195 A JP6020195 A JP 6020195A JP 2019594 A JP2019594 A JP 2019594A JP H07230692 A JPH07230692 A JP H07230692A
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JP
Japan
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bit line
read
memory cell
circuit
dummy
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6020195A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yamamoto
浩明 山本
Naoshi Higaki
直志 檜垣
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、マルチポートメモリに関し、読み
出し誤動作をなくしつつ、読み出し速度の向上及び消費
電力の低減を達成することを目的とする。 【構成】 マルチポートメモリセルは、読み出しワード
線上への読み出されワード電圧の印加で読み出されたと
き、マルチポートメモリセルの内容に応じて読み出しビ
ット線上に電位変化を生じさせないか、又は微小変化を
生じさせるマルチポートメモリにおいて、センス増幅回
路の他方の入力端に一端を接続した参照ビット線と、参
照ビット線の他端に接続されたプリチャージ回路と、参
照ビット線にマルチポートメモリセル対応に設けられ且
つマルチポートメモリセルと同じ出力回路構成とされ、
読み出しワード線によって駆動されるダミーセルと、参
照ビット線に接続されたプルアップ回路とを設けたこと
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチポートメモリセ
ルの読み出し回路を改良したマルチポートメモリに関す
る。
【0002】従来からマルチポートメモリを使用してデ
ータ処理を行っている。この形式のメモリにおいても、
シングルポートメモリの場合と同様、その読み出しにお
いて、タイミングマージンや、ノイズマージンが大きい
ことが要求されるし、又読み出し時間が短く、消費電流
の少ないことも要求されている。
【0003】
【従来の技術】従来のマルチポートメモリの例として第
1形式のデュアルポートメモリを図6に示す。図6に示
す第1形式のデュアルポートメモリは、マルチポートメ
モリセルの読み出し駆動によりマルチポートメモリセル
から出力される微小振幅の電圧を2本の読み出しビット
線1001 ,1002 の内の対応する読み出しビット線
上に出力させ、その電圧変化を前記対応する読み出しビ
ット線、例えば1021が接続されているセンス増幅回
路1021 へ供給して該センス増幅回路1021へ供給
されている参照電圧1041 との差動増幅を為して前記
マルチポートメモリセルに記憶されているビット“1”
又は“0”を高レベルの電圧、又は低レベルの電圧とし
てセンス増幅回路1021 から出力させることにより、
デュアルポートメモリセルの読み出しを行っている。
【0004】前述の読み出し駆動は、図7に示すよう
に、2本の読み出しワード線1061,1062 のいず
れか一方に所定の読み出しワード電圧を供給してMOS
トランジスタ1101 ,1102 を導通させることで行
われる。そのとき、マルチポートメモリセル114のラ
ッチ116にラッチされている内容に応じてMOSトラ
ンジスタ1131 ,1132 が導通し、又は非導通とな
るから、プリチャージ回路1071 ,1072 によって
プリチャージされている読み出しビット線100 1 ,1
002 の内の対応する読み出しビット線上には、デュア
ルポートメモリセル114のラッチ116に記憶されて
いるビットの内容に従った微小振幅の電圧が現れれる。
【0005】前記読み出しに必要なタイミング信号、即
ち差動増幅回路1021 ,1022のタイミング信号
(センスイネーブル信号)及び差動増幅回路1021
102 2 の出力を外部に出力するための出力バッファ1
031,1032 のためのタイミング信号の生成は、クロ
ック信号を入力とする複数段のゲート回路115を経て
得るようにしている(図6参照)。
【0006】なお、デュアルポートメモリセル114へ
の書き込みは、図7に示すように、書き込みビット線1
181 ,1182 上に書き込みたいビットに対応する電
圧を書き込み増幅回路1211 ,1212 から供給した
状態において、書き込みビット線1181 ,1182
いずれかの線に対応する書き込みワード線1221 ,1
222 上に書き込みワード電圧を供給することによって
デュアルポートメモリセルに書き込みたいビットが書き
込まれる。
【0007】第2形式のデュアルポートメモリの要部構
成を図8及び図9に示す。即ち、図8に示すように、図
7のラッチ116と、MOSトランジスタ1101 及び
MOSトランジスタ1102 との間に、それぞれドライ
バ1151 、1152 を設けると共に、入力と出力との
間に接続されたMOSトランジスタ1321 ,132 2
(MOSトランジスタ1322 は図8に図示せず)によ
りフィードバックを掛けたインバータ1301 ,130
2 (インバータ1302 は図8に図示せず)でセンス増
幅回路1021 A,1022 Aを構成してマルチポート
メモリセル116の内容を電源電圧までフルスィングさ
せて読み出すようにしている。そして、センス増幅回路
1021 A,1022 A(センス増幅回路1022 Aは
図8に図示せず)から出力される信号は、出力バッファ
1031 A,1032 A(出力バッファ1032 Aは図
8に図示せず)を経て出力される。その出力バッファ1
031 A,1032 Aのタイミング信号は、クロック信
号を複数段のゲート回路115Aを経て生成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6及び図7に示すデ
ュアルポートメモリにおいては、その製造プロセスのば
らつきによりトランジスタの特性が変化したり、配線容
量が変化することがあり、そのような場合には、タイミ
ングのずれ、電位のずれが発生する。そのため、誤動作
するおそれがある。このような不具合を回避するために
は、タイミングマージンや、ノイズマージンを小さく設
定せざるを得なくなる。その結果としてタイミングマー
ジンや,ノイズマージンを大きく取れない。
【0009】図8に示すデュアルポートメモリにおいて
は、マルチポートメモリセルの内容に応じてこれに応答
するドライバ1151 ,1152 によりフルスィングさ
せているため、デュアルポートメモリの読み出しに時間
が掛かるし、消費電力も大きくなる。
【0010】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、読み出し誤動作を引き起こさないように
タイミングマージン、ノイズマージンを大きくしつつ、
読み出し速度の向上及び消費電力の低減を達成し得るマ
ルチポートメモリを提供することをその目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に記載
する発明の原理ブロック図を示す。図2は、請求項2乃
至請求項4に記載する発明の原理ブロック図を示す。
【0012】請求項1に記載する発明は、図1に示すよ
うに、マルチポートメモリセル2と、該マルチポートメ
モリセルの読み出し出力端に接続された読み出しビット
線4と、該読み出しビット線4の一端に接続されたプリ
チャージ回路6と、前記読み出しビット線4の他端に一
方の入力端を接続したセンス増幅回路8を有し、前記マ
ルチポートメモリセル2は、読み出しワード線10上へ
の読み出しワード電圧の印加で読み出されたとき、前記
マルチポートメモリセル2の内容に応じて前記読み出し
ビット線4上に電位変化を生じさせないか、又は微小変
化を生じさせるマルチポートメモリにおいて、前記セン
ス増幅回路8の他方の入力端に一端を接続した参照ビッ
ト線12と、該参照ビット線10の他端に接続されたプ
リチャージ回路14と、前記参照ビット線12にマルチ
ポートメモリセル対応に設けられ且つマルチポートメモ
リセルと同じ出力回路構成とされ、読み出しワード線1
0によって駆動されるダミーセル16と、前記参照ビッ
ト線12に接続されたプルアップ回路18とを設けたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項2に記載する発明は、図2に示すよ
うに、請求項1に記載のマルチポートメモリにおいて、
ダミービット線20と、該ダミービット線20の一端に
接続されたプリチャージ回路22と、前記ダミービット
線20にマルチポートメモリセル対応に設けられ且つマ
ルチポートメモリセルと同じ出力回路構成とされ、読み
出しワード線14によって駆動されるダミーセル24
と、前記ダミーセル線20の電位変化をマルチポートメ
モリセルの読み出しタイミング信号として出力するタイ
ミング信号出力回路26とを設けたことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載する発明は、図2に示すよ
うに、請求項2に記載のマルチポートメモリにおいて、
読み出しタイミング信号をセンス増幅回路8のタイミン
グ入力に供給することを特徴とする。
【0015】請求項4に記載する発明は、図2に示すよ
うに、請求項2に記載のマルチポートメモリにおいて、
センス増幅回路8の出力を外部に出力する出力回路28
を動作させるタイミング信号として読み出しタイミング
信号を供給することを特徴とする。
【0016】
【作用】請求項1に記載する発明は、マルチポートメモ
リセルの読み出しに用いられる参照ビット線12を読み
出しビット線と同じ負荷構成にし、且つプルアップ回路
18を接続したので、マルチポートメモリセルに2進の
一方の値が書き込まれているときには、読み出しビット
線4上の電位には変化はなく、参照ビット線12上の電
位はプルアップ回路18によりその変化を抑えられつ
つ、時間の経過と共に漸減して行く。又、マルチポート
メモリセルに2進の他方の値が書き込まれているときに
は、読み出しビット線4上の電位は、参照ビット線12
上の電位よりも急速に降下して行く。
【0017】従って、センス増幅回路8は、前記電位の
変化の差異から、マルチポートメモリセルに書き込まれ
ている内容を判別して出力することができる。このよう
な読み出しに供される参照ビット線12の負荷構成は、
読み出しビット線4と同じ負荷構成とされているので、
参照ビット線12及び読み出しビット線4のいずれもプ
ロセスのばらつき、配線容量の差異もほぼ同様となる。
従って、タイミングのずれや、電位の変化の差異をほと
んど無くし、タイミングマージン及びノイズマージンが
大きく取れ、又読み出しビット線上の電圧変化を微小変
化にしているので、読み出しを高速にすることができる
し、消費電力を少なくすることができる。
【0018】請求項2に記載する発明は、マルチポート
メモリセルの読み出しタイミング信号を出力するダミー
ビット線20の負荷構成を読み出しビット線4の負荷構
成と同様にしているので、プロセスのばらつき、配線容
量の変化等も、読み出しビット線と、ダミービット線と
では、ほぼ同等となり、タイミング信号のずれ、電圧の
変化もほぼ同等になる。従って、タイミングマージンが
大きく取れ、タイミング合わせが容易になる。
【0019】請求項3に記載する発明は、請求項2に記
載する発明の読み出しタイミング信号をセンス増幅回路
8のタイミング信号として供給する。請求項2で得られ
る作用効果を享受し得る。
【0020】請求項4に記載する発明は、センス増幅回
路8の出力信号を外部へ出力させる出力回路のタイミン
グ信号として、請求項2に記載する発明の読み出しタイ
ミング信号を供給する。従って、請求項2に記載する発
明で得られる作用効果を享受し得る。
【0021】
【実施例】図3は、請求項1乃至請求項4に係る発明の
実施例を示す。この実施例もデュアルポートメモリで実
施する例である。図3に示す構成要素のうち、図6及び
図7に示す構成要素と同一の構成要素には同一の参照番
号を付してその説明を省略する。又、デュアルポートメ
モリセルの書き込み側は、図3を明瞭にするため省略し
てあるが、それは図7と同一である。
【0022】デュアルポートメモリセルからの読み出し
系のうちの読み出しビット線100 1 ,1002 までの
構成、即ちセンス増幅回路1021 ,1022 への読み
出しビット線1001 ,1002 の接続までは、図6及
び図7と同じである。ここで、センス増幅回路1022
は、図示しないが、読み出しビット線1002 に接続さ
れるセンス増幅回路である。
【0023】これら両センス増幅回路1021,1022
毎に、デュアルポートメモリセルの読み出しのための参
照電圧供給系及び読み出しタイミング信号供給系を次の
ように構成したことに、請求項1乃至請求項4に係る発
明の特徴部分がある。以下に、参照電圧供給系及び読み
出しタイミング信号供給系を説明するが、その際にデュ
アルポートメモリの一方の系を構成する構成要素の参照
番号に添字0を付して該一方の系の構成要素の参照番号
とする。又、他方の系を構成する構成要素の参照番号に
添字1を付して該他方の系の構成要素の参照番号とす
る。但し、図3には、他方の系を構成する構成要素は、
図面を簡略にするために図示してない。
【0024】センス増幅回路1021 ,1022 への参
照電圧供給系は、それぞれ参照ビット線301 ,302
と、これら参照ビット線301 ,302 の一端に接続さ
れるプリチャージ回路321,322 と、各参照ビット線
301 ,302 にデュアルポートメモリセル対応に接続
され、デュアルポートメモリセル114と同一の出力回
路構成とされた参照電圧発生用のダミーセル341 ,3
2 と、各参照ビット線301 ,302 に接続されるプ
ルアップ用NMOSトランジスタ361,362とで構成
されている。そして、参照ビット線301 ,302 の他
端は、センス増幅回路1021 ,1022 の他方の入力
端に接続されている。なお、ダミーセル341 ,342
は、MOSトランジスタ381 ,401 及びMOSトラ
ンジスタ382 ,402 から構成されている。
【0025】又、センス増幅回路1021 ,1022
並びに出力バッファ1031 ,1032 へ読み出しタイ
ミング信号を供給する読み出しタイミング信号供給系
は、ダミービット線421 ,422 と、ダミーセル線4
1 ,422 の一端を接続されるプリチャージ回路44
1 ,442 と、デュアルポートメモリセル114の2つ
の読み出しポート1111 ,1112 対応にダミーセル
線421,422 に接続され、デュアルポートメモリセル
114の出力回路構成と同一とされたダミーセル4
1 ,462 と、ダミービット線421 ,422 の他端
をセンス増幅回路1021 ,1022 のタイミング信号
入力端に接続するゲート回路521 ,522 と、ゲート
回路521 ,522 の出力を出力バッファ回路10
1 ,1032 のタイミング信号入力端に接続するゲー
ト回路541 ,561 とから成る。
【0026】図3において、デュアルポートメモリセル
114は、図1及び図2のマルチポートメモリセル2に
対応し、読み出しビット線1001 ,1002 は、図1
及び図2の読み出しビット線4に対応する。プリチャー
ジ回路1071 ,1072 は、図1及び図2のプリチャ
ージ回路6に対応し、センス増幅回路1021 ,102
2 は、図1及び図2のセンス増幅回路8に対応する。読
み出しワード線106 1 ,1062 は、図1及び図2の
読み出しワード線10に対応し、参照ビット線301
302 は、図1及び図2の参照ビット線12に対応す
る。プリチャージ回路321 ,322 は、図1及び図2
のプリチャージ回路14に対応し、ダミーセル341
342 は、図1及び図2のダミーセル16に対応する。
プルアップ用NMOSトランジスタ361 ,362 は、
図1及び図2のプルアップ回路18に対応する。ダミー
ビット線421 ,422 は、図2のダミービット線20
に対応し、プリチャージ回路441 ,442 は、図2の
プリチャージ回路22に対応する。ダミーセル461
462 は、図2のダミーセル24に対応する。インバー
タ521 ,522 、541 ,542 、561 ,56
2 は、図2のタイミング信号出力回路26に対応し、出
力バッファ1031 ,1032 は、図2の出力回路28
に対応する。
【0027】前述のように構成される請求項1乃至請求
項4に係る発明の動作を以下に説明する。デュアルポー
トメモリセル114へのビットは、従来と同様にして書
き込まれる。その読み出しも、従来と同様に読み出しワ
ード線に読み出しワード電圧を供給することによって、
開始される。
【0028】前記読み出しワード線への読み出しワード
電圧の供給によって、読み出されたビット電圧は、参照
ビット線301,302 から供給される参照電圧との差動
増幅をセンス増幅回路1021 ,1022 で行うこと自
体は、以下に述べる点を除き、従来と同様であり、この
差動増幅回路1021 ,1022 によって検出されたデ
ュアルポートセルに記憶されたビットは、出力バッファ
1031 ,1032 を経て読み出される。この読み出し
の動作状態を説明すると、次のようになる。
【0029】読み出しビット線1001 ,1002 上に
現れる電圧と、参照ビット線301,302 上に現れる
電圧とは、図3及び図4に示すようになる。図3は、例
えばデュアルポートメモリセルに“0”が記憶されてい
る場合である。デュアルポートメモリセルに“0”が記
憶されているときには、読み出しワード線に読み出しワ
ード電圧が掛かってトランジスタ1101 ,1102
導通したとしても、導通したトランジスタ1101 ,1
102 を経て読み出しビット線1001 ,1002 上の
電位に変化は生じない。
【0030】しかし、参照ビット線301 ,302 上の
電圧は、次のようになる。即ち、MOSトランジスタ3
1 ,382 は、常時導通状態にあるから、読み出しワ
ード線1061 ,1062 に読み出しワード電圧が供給
されたと、MOSトランジスタ401 が導通して参照ビ
ット線301 ,302 上の電荷を常時導通しているMO
Sトランジスタ381 ,382 を経て大地電位へ放電す
るので、参照ビット線301 ,302 上の電位は急速に
降下しようとするが、プルアップ用MOSトランジスタ
361 ,362 の働きにより、図3に示すように降下を
抑圧されつつ漸減する。
【0031】これと並行して、ダミーセル461 ,46
2 は、ダミーセル341 ,342 と同じ構成なので、読
み出しワード線1061 ,1062 への読み出しワード
電圧の供給によりダミービット線421 ,422 の電圧
は、急速に降下させられる。その電圧変化が、インバー
タ521 、又はインバータ522 を経てセンス増幅回路
1021 ,1022 へセンスイネーブル信号として供給
され、又インバータ541 ,561 、及びインバータ5
2 ,562 を更に経て出力バッファ1031,103
2 へ出力イネーブル信号として供給される。
【0032】前述のような変化しない読み出しビット線
1001 ,1002 上の電位と、時間の経過と共に変化
する参照ビット線301 ,302 上の電位とから、前述
のようにセンス増幅回路1021 , 1022 は、前述の
ようにして供給されるセンスイネーブル信号に応答して
デュアルポートメモリセル114に書き込まれているビ
ット“0”を検出する。その検出されたビットは、前述
のようにして出力バッファ1031 ,1032 へ供給さ
れる出力イネーブル信号に応答する出力バッファ103
1 ,1032 を経て外部回路へ出力される。
【0033】又、デュアルポートメモリセル114へ書
き込まれたビットが“1”である場合は、読み出しビッ
ト線1001 ,1002 上の電圧は、デュアルポートメ
モリセル114のMOSトランジスタ1131 ,113
2 の導通により、図4に示すように時間の経過と共に降
下する。この場合における参照ビット線301 ,3
2 、及びダミービット線421 ,422 上に発生する
電圧変化は、デュアルポートメモリセル114へ書き込
まれたビットが“0”である場合について説明した電圧
変化と同様である。
【0034】従って、センス増幅回路1021 ,102
2 は、図4に示すように大きく変化する読み出しビット
線301 ,302 上の電圧変化、及びセンスイネーブル
信号に応答して“1”を検出し、その“1”を出力バッ
ファ1031 ,1032 を経て外部回路へ出力する。
【0035】この読み出しに供される参照電圧は、読み
出しビット線301 ,302 と同じ負荷構成の参照ビッ
ト線301 ,302 から供給されるから、読み出しビッ
ト線1001 ,1002 にノイズが乗ったとしても、そ
のノイズは、又参照ビット線301 ,302 にも同等に
乗るから、差動増幅されてのビットの検出には殆ど影響
を及ぼさない。プロセスのばらつき、配線容量の差異も
ほぼ同じになる。従って、タイミングのずれ、電位変化
もほぼ同じになり、タイミングマージン及びノイズマー
ジンを大きく取ることが可能になる。又、読み出しビッ
ト線1001 、1002 上の電圧変化を小振幅にしてい
るから、従来のフルスイングの場合のようなビットの読
み出しに時間が掛かることは無くなるし、又消費電力も
少なくて済む。
【0036】又、センスイネーブル信号及び出力イネー
ブル信号は、読み出しビット線30 1 ,302 と同じ負
荷構成のダミービット線421 ,422 、そしてインバ
ータ521 ,522 を経てセンス増幅回路1021 ,1
022 へ、又インバータ54 1 ,542 、インバータ5
1 ,562 を経て出力バッファ1031 ,1032
供給されるから、プロセスのばらつき、配線容量の変化
等も、読み出しビット線1001 ,1002 と、ダミー
ビット線421 ,422 とでは、ほぼ同等となり、タイ
ミング信号のずれ、電圧の変化もほぼ同等になる。従っ
て、タイミングマージンが大きく取れ、タイミング合わ
せが容易になる。
【0037】前述した作用効果は、デュアルポートメモ
リ内の他のデュアルポートメモリセルでも同様である。
なお、前記実施例におけるダミービット線を従来のタイ
ミング信号の供給回路(図6参照)で代替してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、参
照電圧供給回路を読み出しビット線と同じ負荷構成と
し、参照ビット線をプルアップ回路でプルアップしたの
で、ノイズマージンを大きくしつつ、読み出しを高速に
し、消費電力を少なくすることができる。又、センスイ
ネーブル信号及び出力イネーブル信号の供給回路を読み
出しビット線と同じ負荷構成としたことにより、プロセ
スのばらつき、配線容量などの違いによるタイミング及
び電位のずれに対する余裕度を大きくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載する発明の原理ブロック図であ
る。
【図2】請求項2乃至請求項4に記載する発明の原理ブ
ロック図である。
【図3】請求項1乃至請求項4に記載する発明の一実施
例を示す図である。
【図4】デュアルポートメモリセルに“0”が書き込ま
れている場合の読み出しビット線と参照ビット線との電
位変化を示す図である。
【図5】デュアルポートメモリセルに“1”が書き込ま
れている場合の読み出しビット線と参照ビット線との電
位変化を示す図である。
【図6】デュアルポートメモリセルの読み出し電圧に微
小変化を生じさせて読み出す形式のマルチポートメモリ
の構成を示す図である。
【図7】図6に示すデュアルポートメモリセルの構成を
詳細に示す図である。
【図8】デュアルポートメモリセルの読み出し電圧をフ
ルスイングさせて読み出す形式のデュアルポートメモリ
の構成を示す図である。
【図9】図8に示すデュアルポートメモリセルの構成を
示す図である。
【符号の説明】
2 マルチポートメモリセル 4 読み出しビット線 6 プリチャージ回路 8 センス増幅回路 10 読み出しワード線 12 参照ビット線 14 プリチャージ回路 16 ダミーセル 18 プルアップ回路 20 ダミービット線 22 プリチャージ回路 24 ダミーセル 26 タイミング信号出力回路 28 出力回路 321 プリチャージ回路 322 プリチャージ回路 341 ダミーセル 342 ダミーセル 361 プルアップMOSトランジスタ 362 プルアップMOSトランジスタ 421 ダミービット線 422 ダミービット線 441 プリチャージ回路 442 プリチャージ回路 461 ダミーセル 462 ダミーセル 521 インバータ 522 インバータ 541 インバータ 542 インバータ 561 インバータ 562 インバータ 1001 読み出しビット線 1002 読み出しビット線 1071 プリチャージ回路 1072 プリチャージ回路 1021 センス増幅回路 1022 センス増幅回路 1061 読み出しワード線 1062 読み出しワード線 114 デュアルポートメモリセル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチポートメモリセル(2)と、 該マルチポートメモリセルの読み出し出力端に接続され
    た読み出しビット線(4)と、 該読み出しビット線(4)の一端に接続されたプリチャ
    ージ回路(6)と、 前記読み出しビット線(4)の他端に一方の入力端を接
    続したセンス増幅回路(8)を有し、前記マルチポート
    メモリセル(2)は、読み出しワード線(10)上への
    読み出しワード電圧の印加で読み出されたとき、前記マ
    ルチポートメモリセル(2)の内容に応じて前記読み出
    しビット線(4)上に電位変化を生じさせないか、又は
    微小変化を生じさせるマルチポートメモリにおいて、 前記センス増幅回路(8)の他方の入力端に一端を接続
    した参照ビット線(12)と、 該参照ビット線(12)の他端に接続されたプリチャー
    ジ回路(14)と、 前記参照ビット線(12)にマルチポートメモリセル対
    応に設けられ且つマルチポートメモリセルと同じ出力回
    路構成とされ、読み出しワード線(10)によって駆動
    されるダミーセル(16)と、 前記参照ビット線(10)に接続されたプルアップ回路
    (18)とを設けたことを特徴とするマルチポートメモ
    リ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチポートメモリに
    おいて、 ダミービット線(20)と、 該ダミービット線(20)の一端に接続されたプリチャ
    ージ回路(22)と、 前記ダミービット線(20)にマルチポートメモリセル
    対応に設けられ且つマルチポートメモリセルと同じ出力
    回路構成とされ、読み出しワード線(14)によって駆
    動されるダミーセル(24)と、 前記ダミーセル線(20)の電位変化をマルチポートメ
    モリセルの読み出しタイミング信号として出力するタイ
    ミング信号出力回路(26)とを設けたことを特徴とす
    るマルチポートメモリ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のマルチポートメモリに
    おいて、 読み出しタイミング信号をセンス増幅回路(8)のタイ
    ミング入力に供給することを特徴とするマルチポートメ
    モリ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のマルチポートメモリに
    おいて、 センス増幅回路(8)の出力を外部に出力する出力回路
    (28)を動作させるタイミング信号として読み出しタ
    イミング信号を供給することを特徴とするマルチポート
    メモリ。
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