JPH0723042Y2 - 圧延ロールの交換装置 - Google Patents

圧延ロールの交換装置

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JPH0723042Y2
JPH0723042Y2 JP3509390U JP3509390U JPH0723042Y2 JP H0723042 Y2 JPH0723042 Y2 JP H0723042Y2 JP 3509390 U JP3509390 U JP 3509390U JP 3509390 U JP3509390 U JP 3509390U JP H0723042 Y2 JPH0723042 Y2 JP H0723042Y2
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紘一 泉
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、圧延ロールの交換装置に関する。
従来の技術 典型的な先行技術としては、丸善株式会社発行、日本鉄
鋼協会編「鉄鋼便覧III(1)圧延基礎・鋼板 第3
版」第594頁に冷間圧延機の圧延ロールの交換装置が開
示されている。たとえばサイドシフト式と呼ばれる先行
技術は、圧延設備において多く採用されており、圧延機
のハウジングに垂直方向に配置されたシフテイング台車
を圧延方向に移動可能とし、このシフテイング台車を圧
延機ハウジングに近接離反移動可能に、台車上に設けて
構成される。シフテイング台車には、圧延機から引出さ
れる旧ロールを乗載することができ、あるいはまた圧延
機に挿入すべき新ロールが乗載される。
考案が解決すべき課題 このような先行技術はいずれも、同一ロール形状の圧延
ロールの新・旧交換を行うことは可能であるけれども、
各種のロール径の異なるワークロールなどの圧延ロール
とそれに付属されるカートリッジを交換することができ
るようには構成されていない。
最近、製品の多様化に伴い、1台の圧延機に課せられる
圧延条件は非常に幅広いものとなり、(a)比較的大径
のワークロールを上下に対をなして設けられる中間ロー
ルおよびバツクアツプロールで、またはバツクアツプロ
ールのみで支持して圧延を行う圧延機型式だけでなく、
(b)被圧延材のより一層の広幅化、薄物化、硬質材化
に対応してより一層の強圧下圧延を目指すために小径の
ワークロールを中間ロールおよびバツクアツプロール
で、またはバツクアツプロールのみで支持するだけでな
く、そのワークロールの圧延方向側で水平ロールを設け
てワークロールの側方を支持するようにした圧延機型式
も採用されてきている。1台の圧延機でこのような各種
の圧延機型式の操業を行う際に、短時間に交換を行わな
ければならないワークロールの交換作業を、また圧延機
型式の組替え作業を、自動化することが望まれている。
本考案の目的は、各種の圧延機型式に対応して、ワーク
ロールなどの圧延ロールとそれに付属されるカートリッ
ジを自動的に交換することができるようにした圧延ロー
ルの交換装置を提供することである。
課題を解決するための手段 本考案は、圧延機のハウジングに圧延方向に垂直方向に
引出し可能に複数のカートリツジを設け、そのうちの1
つのカートリツジは、ワークロールのチヨツクを支持
し、他のカートリツジはワークロールのチヨツクとその
ワークロールの被圧延材方向の側方で支持する水平ロー
ルとを備え、 ハウジングの圧延方向に対し垂直方向に近接離反移動可
能な第1台車と、 第1台車上で圧延方向に平行に移動可能である第2台車
であつて、新ロールを載置する新ロール載置台と、旧ロ
ールを載置する旧ロール載置台と、新または旧のカート
リツジを載置するカートリツジ載置台とが、圧延方向に
沿つて設けられる、そのような第2台車と、 第1台車上で、第2台車に関して圧延機とは反対側に配
置され、新ロール載置台から新ロールを圧延機に挿入
し、または旧ロールを圧延機から旧ロール載置台上に引
出すロール挿入/引出し手段と、 第1台車上で、第2台車に関して圧延機とは反対側に配
置され、新カートリツジをカートリツジ載置台から圧延
機に挿入し、または旧カートリツジを圧延機からカート
リツジ載置台に引出すカートリツジ挿入/引出し手段
と、 第1台車に関して圧延機とは反対側で固定位置に設けら
れ、旧カートリツジをカートリツジ載置台から引出して
載置する旧カートリツジ引出し/載置手段と、 第1台車に関して圧延機と反対側で固定位置に設けら
れ、新カートリツジを載置し、カートリツジ載置台に挿
入する新カートリツジ載置/挿入手段とを含むことを特
徴とする圧延ロールの交換装置である。
作用 本考案に従えば、圧延機のハウジングには、(a)比較
的大径のワークロールを挿入し、このハウジングには、
その大径のワークロールのチヨツクを支持するカートリ
ツジを引出し可能に設ける圧延機型式と、(b)またこ
のハウジングには比較的小径のワークロールを挿入し、
そのワークロールを被圧延材の方向すなわち圧延方向側
で支持する水平ロールを備えるカートリツジをハウジン
グに引出し可能に設ける圧延機型式などとを1台の圧延
機で実現することができ、これらの各圧延機型式に応じ
て、ワークロールなどの圧延ロールだけを、または圧延
ロールとカートリツジとを、自動的に交換することがで
きる。
圧延機のハウジングから旧カートリツジおよび旧ロール
が抜出されている状態において、圧延機型式を組替えて
新カートリツジと新ロールをそのハウジングに挿入する
にあたつては、新カートリツジをクレーンなどによつて
新カートリツジ載置挿入手段に載置し、新ロールを第2
台車の新ロール載置台に載置し、次に新カートリツジ載
置挿入手段上の新カートリツジを第2台車のカートリツ
ジ載置台に押込んで載置し、そこで第1台車をハウジン
グに近接移動し、この第1台車に設けられているカート
リツジ挿入/引出し手段によつてカートリツジ載置台上
の新カートリツジをハウジングに挿入し、その後ロール
挿入/引出し手段によつて新ロール載置台上の新ロール
をハウジグに挿入する。
ハウジングから旧カートリツジと旧ロールを抜出すにあ
たつては、第1台車をハウジングに近接移動した状態
で、ロール挿入/引出し手段によつてハウジング内の旧
ロールを第2台車の旧ロール載置台上に引出して載置
し、次にカートリツジ挿入/引出し手段によつてハウジ
ング内の旧カートリツジを第2台車のカートリツジ載置
台上に引出して載置し、その後、第1台車をハウジング
から離反する方向に移動して後退させ、カートリツジ載
置台上の旧カートリツジを、旧カートリツジ引出し載置
手段上に引出して載置し、こうして旧カートリツジ引出
し載置手段上の旧カートリツジおよび旧ロール載置台上
の旧ロールをクレーンなどによつて搬出する。このよう
にして、圧延機型式を自動的に組替えることができる。
圧延ロールとしてのたとえばワークロールを交換するに
あたつては、新ワークロールを第2台車の新ロール載置
台上にクレーンなどを用いて載置し、次に第1台車をハ
ウジングに近接移動し、ハウジング内の旧ロールを第2
台車の旧ロール載置台に引出して載置し、次に新ロール
載置台上の新ロールをハウジング内に挿入し、これらの
旧ロールの引出しおよび新ロールの挿入は、第1台車に
設けられているロール挿入/引出し手段によつて行い、
その後、第1台車をハウジングから離反する方向に移動
して後退し、旧ロール載置台上の旧ロールをクレーンな
どで搬出する。こうしてワークロールなどの圧延ロール
の交換を自動化することができる。
実施例 第1図は本考案の一実施例の平面図であり、第2図は第
1図の切断面線II-IIから見た断面図である。圧延機1
は、一対の逆U字状のハウジング2に、ワークロール3
と、そのチヨツク4を支持するカートリツジ12とが圧延
方向6に垂直な水平方向(第1図の左方)に引出し可能
に設けられる。被圧延材は矢符6で示される圧延方向に
供給されてワークロール3によつて圧延が行われる。ワ
ークロール3とともに、後述するように、中間ロールな
どの交換もまた可能である。
第2図には、参照符3aで示される大径の圧延ロールを中
間ロール7によつて支持する圧延機型式と、小径のワー
クロール3bを中間ロール7bで支持する圧延機型式とが示
されており、これらの圧延機型式を用いて操業すること
ができる。中間ロール7は省略され得る。第6図におけ
る圧延機型式ではカートリツジは参照符12cで示され、
また第7図の圧延機型式ではカートリツジは参照符12d
で示されている。以下の説明では添え字a〜dを省略し
て総括的に示すことがある。
この圧延ロールの交換装置では、第1台車13が車輪14に
よつてレール15に沿つてハウジング2に圧延方向6に垂
直方向(第1図の左右方向)に近接離反移動可能に設け
られる。この第1台車13はモータ16によつて駆動されて
自走可能である。
第1台車13上には、圧延方向6(第1図の上下方向)に
移動可能である第2台車17が設けられる。この第2台車
17には、新ロールを載置する新ロール載置台18と、旧ロ
ールを載置する旧ロール載置台19と、新または旧のカー
トリツジを載置するカートリツジ載置台20とが圧延方向
6に沿つてこの順序で設けられる。新ロール載置台18の
新ロール載置位置の中心線を参照符21で示し、その中心
線21を通る鉛直面を121で示し、旧ロール載置台19の旧
ロールを載置する位置の中心線を参照符22で示し、その
中心線22を通る鉛直面を122で示し、カートリツジ載置
台20のカートリツジを載置する位置の中心線を参照符23
で示す。この第2台車17は、車輪24を有し、この車輪24
は第1台車13に設けられているレール25に沿つて移動可
能である。この第2台車17を駆動するために、ロール用
油圧複動シリンダC1とカートリツジ用油圧複動シリンダ
C2とが設けられる。シリンダC1はピン29によつて第1台
車13に連結され、シリンダC2のシリンダヘツドはピン30
によつて第2台車17に連結される。これらのシリンダC
1,C2のピストン棒26,27は、連結部分28において連結さ
れる。第1図および第2図の状態では、シリンダC1のピ
ストン棒26は縮小されており、シリンダC2のピストン棒
27は伸長されている。
第1台車13上には、新ロールを圧延機1に挿入し、また
は圧延機1から旧ロールを引出すためのロール挿入/引
出し手段32が設けられる。このロール挿入/引出し手段
32は、第2台車17に関して圧延機1とは反対側(第1図
の左方)に配置されている。このロール挿入/引出し手
段32は、新ロール載置台18上に載置された新ロールを前
述のように圧延機1に挿入することができ、また圧延機
1にある旧ロールを旧ロール載置台19上に引出すために
用いられる。
カートリツジ挿入/引出し手段33は、第1台車13上に設
けられ、第2台車17に関して圧延機1とは反対側(第1
図の左方)に配置され、カートリツジ載置台20に予め載
置されている新カートリツジを圧延機1に押込んで挿入
するために用いられ、またそのカートリツジ載置台20に
圧延機1から旧カートリツジを引出して載置するために
用いられる。ロール挿入/引出し手段32とカートリツジ
挿入/引出し手段33とは、圧延方向6に沿つてこの順序
で設けられる。
旧カートリツジ引出し/載置手段34は、第1台車13に関
して圧延機1とは反対側(第1図の左方)で固定位置に
設けられる。この旧カートリツジ引出し/載置手段34
は、第2台車17に設けられているカートリツジ載置台20
上から旧カートリツジを引出して、旧カートリツジ載置
台35上に載置することができる。旧カートリツジ載置台
35の載置位置の中心線は、参照符36で示される。
新カートリツジ載置/挿入手段37は、第1台車13に関し
て圧延機1とは反対側(第1図の左方)で固定位置に設
けられる。この新カートリツジ載置/挿入手段37は、新
カートリツジを載置する新カートリツジ載置台38を有
し、この新カートリツジ載置台38の載置位置の中心線
は、参照符39で示される。新カートリツジ載置台38上の
新カートリツジは、第2台車17のカートリツジ載置台20
に押込んで挿入される。旧カートリツジ引出し/載置手
段34と新カートリツジ載置/挿入手段37とは、圧延方向
6に沿つてこの順序で配置され、この実施例では、カー
トリツジ挿入/引出し手段33よりも圧延方向6の下流側
に配置される。
ロール用シリンダC1のストローク1は、旧カートリツ
ジ引出し/載置手段34の中心線36と、新カートリツジ載
置/挿入手段37の中心線39との間の距離に等しく、また
新ロール挿入/引出し手段18の中心線21と旧ロール挿入
/引出し手段19の中心線22との距離に等しく定められ
る。
カートリツジ用シリンダC2のストロークl2は、カートリ
ツジ挿入/引出し手段33の中心線40と、旧カートリツジ
引出し/載置手段34の中心線36との間の距離に等しく定
められる。ロール挿入/引出し手段32の中心線41と、カ
ートリツジ挿入/引出し手段33の中心線40との間の距離
をl3とするとき、旧ロール載置台18の中心線22とカート
リツジ載置台20の中心線23との距離は、(l2+l3)に定
められる。カートリツジ挿入/引出し手段33の中心線40
の延長上に、圧延機1に挿入されているカートリツジ5
の中心線42が存在する。またロール挿入/引出し手段32
の中心線41の延長上に、圧延機1に挿入されているワー
クロール3の中心線43が存在する。
第3図は第1台車13が第1図の後退位置から圧延機1に
近接移動した状態を示し、第4図は第3図に示された状
態における平面図を示している。第2台車17に設けられ
ている車輪24は、第1台車13上のレール25に沿つて前述
のように移動することができる。
第5図は、圧延機1のスタンド2付近の簡略化した斜視
図である。ワークロール3のチヨツク70(後述の第8図
参照)を案内するためのレール51,54が設けられ、さら
にまた中間ロール8またはバツクアツプロール7,9のチ
ヨツクを案内するためのレール55,56;57,58が設けられ
る。レール52,54は、カートリツジ12を案内する。
第6図は、大径ワークロール3cを用いる圧延機型式を簡
略化して示す図である。ワークロール3cのチヨツクに
は、係止片61,62;63,64がそれぞれ設けられており、こ
れらの係止片はU字状の係止溝を有するレール51,65;5
3,66にそれぞれ係止される。レール51,53は、油圧複動
シリンダなどの昇降駆動手段67によつて上下に変位可能
であり、レール65,66はカートリツジ12cに設けられてい
る油圧複動シリンダなどの昇降駆動手段68によつて上下
に変位可能である。レール55〜58もまた、油圧複動シリ
ンダなどの昇降駆動手段によつて上下に変位可能であ
り、これによつて中間ロール8cのチヨツクを上下に変位
することができる。
第7図は小径ワークロール3dを用いる圧延機型式の簡略
化した側面図であつて、その一部は第8図に拡大して、
かつ簡略化して示されるように、小径ワークロール3dの
チヨツク70には、係止片71,72が設けられ、これらの係
止片71,72はU字状の溝を有するレール51,53に嵌まり込
んで係止する。これによつてワークロール3dは、片持ち
状でレール51,53に沿つて圧延機1に挿入し、または圧
延機1から引出すことができる。チヨツク70には係止溝
73が形成され、この溝73にはカートリツジ12dに設けら
れた係止片74が係止する。この係止片74はカートリツジ
12dに設けられている油圧複動シリンダなどによつて構
成される昇降駆動手段75によつて昇降変位され、またそ
の係止片74は係止溝73から離脱するように矢符76の方向
に引込み可能となつている。カートリツジ12dには、ワ
ークロール3dの圧延機出側の一側方を支持する水平中間
ロール10と、水平サイドサポートロール11とがそれぞれ
設けられている。カートリツジ12a〜12dは、一対のハウ
ジング2間にわたつて延びて構成される。
第9図はロール挿入/引出し手段32の拡大した側面図で
あり、第10図はカートリツジ挿入/引出し手段33の拡大
した側面図であり、第11図はこれらの手段32,33の正面
図である。これらの図面を参照して、ロール挿入/引出
し手段32では、油圧複動シリンダC3が第1台車13に取付
けられており、車輪80を有する移動体81が台車13に設け
られ、待機用レール82上、ならびに新ロール載置台18お
よび旧ロール載置台19にわたつて移動可能に設けられ
る。移動体81には、ワークロールのチヨツクに設けてあ
る連結片83および中間ロール8のチヨツクに設けてある
連結片84に係脱可能な連結部材85,86が備えられる。こ
れらの連結部材85,86は、油圧複動シリンダ87,89によつ
て駆動される。
カートリツジ挿入/引出し手段33は、第1台車13に取付
けられている油圧複動シリンダC4を有し、このシリンダ
C4によつて移動体91が駆動される。この移動体91には車
輪92が設けられ、第1台車13に取付けられている待機用
レール93上と第2台車17に設けられているカートリツジ
載置台20とにわたつて、移動可能となつている。カート
リツジ12に形成される連結片95には、移動体91に設けら
れる連結部材96が係脱可能に設けられ、この連結部材96
はシリンダ97によつて駆動される。
第12図は、旧カートリツジ引出し/載置手段34の側面図
である。新カートリツジ載置/挿入手段37もまた、同様
な構成を有する。この旧カートリツジ引出し/載置手段
34は、固定位置に取付けられている本体98上に、ねじ棒
99がモータ100によつて回転駆動されるように構成さ
れ、ねじ棒99にはナツト部材101が螺合する。ナツト部
材101には移動体102が固定されており、カートリツジ12
の連結片95には、移動体102に設けられた連結部材103が
係脱可能に設けられる。この移動体102がカートリツジ
載置台20を移動することによつて、圧延機1内の旧カー
トリツジをカートリツジ載置台20上に引出して載置する
ことができる。新カートリツジ載置/挿入手段37もま
た、第1図に示されるようにモータ111と移動体112とを
有する。
第13図は、本考案の一実施例の電気的構成を示すブロツ
ク図である。処理回路106には、入力手段107が設けら
れ、この入力手段107によつて新カートリツジおよび新
ワークロールの圧延機1への挿入、旧カートリツジおよ
び旧ワークロールの圧延機1からの引出し、ならびにワ
ークロールの交換などの各動作モードを入力して設定す
ることができる。処理回路106は、シリンダC1〜C4を動
作させ、また新および旧のカートリツジならびに新およ
び旧のワークロールなどの圧延ロールなどを運搬するク
レーン108を制御する。
第14図を参照して、圧延機1のスタンド2に新カートリ
ツジ12と新ワークロール3などの圧延ロールを挿入する
ための動作を説明する。このような動作モードが入力手
段107によつて設定されると、まずステツプa1からステ
ツプa2に移る。まず(1)第1台車13を第1図および第
2図に示される後退位置とし、このときシリンダC1を縮
小しておき、シリンダC2を伸長しておく。この状態は、
第1図および第2図に示されるとおりである。この最初
の状態において、新ロール載置台18上に天井クレーンな
どのクレーン108によつて新ロールを、たとえば第2図
に示されるように下中間ロール2、下ワークロール3、
上ワークロール3、および中間ロール7の順で搭載して
載置する。また(2)これらの新ロールと対を成すカー
トリツジ12を天井クレーンによつて新カートリツジ載置
/挿入手段37の載置台38上に搭載して載置する。(3)
次にロール用シリンダC1を伸長して、そのストローク
1だけ第2台車17を圧延方向6の下流側(第1図の上
方)に移動する。これによつてカートリツジ載置台20の
中心線23と、新カートリツジ載置/挿入手段37の中心線
39とが一致する。
次にステツプa3において、(4)新カートリツジ載置/
挿入手段37におけるモータ111によつて移動体112を移動
し、載置台38上の新カートリツジをカートリツジ載置台
20上に押込んで載置する。次にシリンダC1を再び縮小し
て第2台車17を圧延方向6の上流側(第1図の下方)に
移動して第1図の状態に戻す。
次にステツプa4で、(5)第1台車13のモータ16によつ
て、その第1台車13を圧延機1寄りに近接移動して前進
させ、第3図および第4図の状態とする。このとき第1
台車13に設けてある連結片114は、固定位置に設けてあ
るクランプ部材115に係合して、第1台車13の移動が阻
止されてクランプされる。
次にステツプa5において、(6)カートリツジ用シリン
ダC2を縮小して第2台車17をストロークl2だけ圧延方向
上流側(第1図の下方)に移動し、これによつてカート
リツジ載置台20の中心線23と、圧延機1のスタンド2に
おけるカートリツジ12が装着されるべき位置の中心線42
とが一致し、さらにまたカートリツジ挿入/引出し手段
33の軸線40に一致する。そこで(7)カートリツジ挿入
/引出し手段33のシリンダC4が伸長されて移動体91が圧
延機1側に駆動され、そのためカートリツジ載置台20上
の新カートリツジが圧延機1内にレール52,54に沿つて
移動されて挿入する。(8)この新カートリツジの挿入
が完了すると、カートリツジ挿入/引出し手段33の移動
体91をもとに戻し、またカートリツジ用シリンダC2をス
トロークl2だけ伸長して第2台車17を第1図に示される
状態に戻す。さらにロール用シリンダC1をストローク
1だけ伸長し、第2台車17を第1図の状態からさらに距
離1だけ第1図の上方に移動する。これによつて新ロ
ール載置台18の軸線21は、圧延機1におけるワークロー
ル3などのロールが装着される中心線43と一致する。
(9)そこでロール挿入/引出し手段32のシリンダC3を
伸長して、移動体81を圧延機1側に近接するように移動
して新ロール載置台18上に載置されている新ロール3,7
をレール51,53,55〜58によつて圧延機1に挿入する。こ
うして新カートリツジ12と新ロール3,7の圧延機1への
挿入作業を完了する。
ステツプa6では、(10)ロール用シリンダC1をストロー
ク1だけ縮小して第1図の状態に戻し、次に第1台車
13を圧延機1から離反移動して後退する。(11)第1台
車13が後退位置にある状態で、次の鋼種圧延のための圧
延機型式に備えて、新ロールおよび新カートリツジを天
井クレーンによつて前述の動作(1)と同様に準備す
る。
第15図を参照して、圧延機1における圧延機型式を変更
するために、圧延機1の旧カートリツジおよび旧ロール
の引出しを行う作業を第15図を参照して説明する。ステ
ツプb1からステツプb2に移り、第1図の最初の状態か
ら、(12)第1台車13が圧延機1に近接移動して前進
し、クランプ部材115によつて第1台車13の移動が阻止
される。
そこでステツプb3に移り、まず(13)ロール挿入/引出
し手段32のシリンダC3を伸長して移動体81を圧延機1寄
りに移動し、連結部材85,86とワークロール3のための
連結片83と、中間ロール7のための連結片84とを係合し
て連結し、次にシリンダC3を縮小してこれらのロール3,
7を旧ロール載置台19上に引出す。その後(14)カート
リツジ用シリンダC2を縮小し、これによつて第2台車17
は第1図の下方にストロークl2だけ移動し、そのカート
リツジ載置台20の軸線23は圧延機1におけるカートリツ
ジのための軸線42と、第2台車17に取付けてあるカート
リツジ挿入/引出し手段33の軸線40とが一致した状態と
なる。そこでカートリツジ挿入/引出し手段33のシリン
ダC4を伸長して、移動体91を圧延機1寄りに移動し、連
結部材96とカートリツジの連結片95とを連結し、次にシ
リンダC4を縮小し、旧カートリツジをカートリツジ載置
台20上に引出して載置する。そこで(15)カートリツジ
用シリンダC2を伸長してストロークl2だけ第2台車17を
第1図の上方に移動して、再び第1図の状態に戻す。
ステツプb4では、(16)第1台車13は圧延機1から離反
移動して後退し、第1図の状態に戻る。
そこでステツプb5において、(17)カートリツジ載置台
20上の旧カートリツジを、旧カートリツジ引出し/載置
手段34によつて引出して、その載置台35上に載せる。そ
の後、(18)ロール用シリンダC1をストローク1だけ
伸長して第2台車17を第1図の上方に移動し、これによ
つてカートリツジ載置台20の軸線23を新カートリツジ載
置/挿入手段37の軸線39に一致した状態し、この状態で
カートリツジ載置台20上に、新カートリツジ載置台38上
に予め準備してある新カートリツジを押出す。後の動作
は、第14図のステツプa2と同様であつて、こうして旧カ
ートリツジおよび旧ワークロールを抜出した後に、新カ
ートリツジおよび新ワークロールの挿入を引続き、行う
ことができる。
第16図を参照して、圧延機1から旧ロールを引出し、代
りに新ロールを圧延機1に挿入する動作述べる。ステツ
プc1からステツプc2に移り、第1図に示される状態にお
いて、(19)新ロールを新ロール載置台18上にクレーン
で運搬して載置する。そこでステツプc3に移り、(20)
第1台車13を圧延機1に近接移動し、次のステツプc4に
おいて(21)ロール挿入/引出し手段32を用いて圧延機
1における旧ロールを旧ロール載置台19上に引出して載
置する。
次にステツプc5において(22)ロール用シリンダC1を伸
長してストローク1だけ第2台車17を第1図の上方に
移動し、そこでロール挿入/引出し手段32によつて、新
ロール載置台18上の新ロールを圧延機1に挿入する。
ステツプc6では、(23)第1台車13を圧延機1から離反
移動して後退させ、(24)次にシリンダC1を縮小して第
1図の状態に戻す。ステツプc7では、(25)旧ロール載
置台19上の旧ロールをクレーンで運搬して搬出する。ス
テツプc8において、こうして一連のロール交換作業を終
了する。
このようなカートリツジおよびロールの交換作業は、第
6図および第7図に示される圧延機型式においても同様
に実施することができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、(a)大径のワークロー
ルを中間ロールおよびバツクアツプロールで、もしくは
バツクアツプロールで支持する圧延機型式と、(b)小
径ワークロールを中間ロールとバツクアツプロールとに
よつてもしくはバツクアツプロールのみで支持するとと
もに、被圧延材方向でワークロールの一側方を水平ロー
ルによつて支持するようにした圧延機型式とを、1台の
圧延機ハウジングを用いて操業する際において、その圧
延機型式の組替えのためにワークロールなどの圧延ロー
ルとカートリツジとを自動的に交換することができ、ま
たワークロールなどの圧延ロールだけを自動的に交換す
ることができるようになり、生産性が向上することにな
る。またこのような圧延ロール、さらにはカートリツジ
の交換を短時間で行うことができ、圧延操業時間の増大
を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の平面図、第2図は第1図の
切断面線II-IIから見た断面図、第3図は第1台車13が
圧延機1寄りに近接移動して前進した状態を示す第1図
および第2図に示された実施例の側面図、第4図は第3
図に示される状態における実施例の簡略化した平面図、
第5図は圧延機1のハウジング2およびその付近の簡略
化した斜視図、第6図は圧延機1の1つの圧延機型式を
示す簡略化した側面図、第7図は圧延機1の他の1つの
圧延機型式を示す簡略化した側面図、第8図は第7図の
ワークロール3b付近の拡大して示す簡略化した側面図、
第9図はロール挿入/引出し手段32の一部の拡大した側
面図、第10図はカートリツジ挿入/引出し手段33の一部
の拡大した側面図、第11図はロール挿入/引出し手段32
およびカートリツジ挿入/引出し手段33の正面図、第12
図は旧カートリツジ引出し/載置手段34の拡大して示す
側面図、第13図は本考案の一実施例の電気的構成を示す
ブロツク図、第14図は新カートリツジおよび新ロールの
処理回路106による挿入動作を説明するためのフローチ
ヤート、第15図は旧ロールおよび旧カートリツジの抜出
しの動作を説明するためのフローチヤート、第16図は旧
ロールの引出しおよび新ロールの挿入の動作を説明する
ためのフローチヤートである。 1……圧延機、2……ハウジング、3,3a,3b,3c,3d……
ワークロール、4……チヨツク、7a,7b,8c,8d……中間
ロール、9c,9d……バツクアツプロール、10……水平中
間ロール、11……水平サイドサポートロール、12,12a〜
12d……カートリツジ、13……第1台車、17……第2台
車、18……新ロール載置台、19……旧ロール載置台、20
……カートリツジ載置台、32……ロール挿入/引出し手
段、33……カートリツジ挿入/引出し手段、34……旧カ
ートリツジ引出し/載置手段、37……新カートリツジ載
置/挿入手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延機のハウジングに圧延方向に垂直方向
    に引出し可能に複数のカートリツジを設け、そのうちの
    1つのカートリツジは、ワークロールのチヨツクを支持
    し、他のカートリツジはワークロールのチヨツクとその
    ワークロールの被圧延材方向の側方で支持する水平ロー
    ルとを備え、 ハウジングの圧延方向に対し垂直方向に近接離反移動可
    能な第1台車と、 第1台車上で圧延方向に平行に移動可能である第2台車
    であつて、新ロールを載置する新ロール載置台と、旧ロ
    ールを載置する旧ロール載置台と、新または旧のカート
    リツジを載置するカートリツジ載置台とが、圧延方向に
    沿つて設けられる、そのような第2台車と、 第1台車上で、第2台車に関して圧延機とは反対側に配
    置され、新ロール載置台から新ロールを圧延機に挿入
    し、または旧ロールを圧延機から旧ロール載置台上に引
    出すロール挿入/引出し手段と、 第1台車上で、第2台車に関して圧延機とは反対側に配
    置され、新カートリツジをカートリツジ載置台から圧延
    機に挿入し、または旧カートリツジを圧延機からカート
    リツジ載置台に引出すカートリツジ挿入/引出し手段
    と、 第1台車に関して圧延機とは反対側で固定位置に設けら
    れ、旧カートリツジをカートリツジ載置台から引出して
    載置する旧カートリツジ引出し/載置手段と、 第1台車に関して圧延機と反対側で固定位置に設けら
    れ、新カートリツジを載置し、カートリツジ載置台に挿
    入する新カートリツジ載置/挿入手段とを含むことを特
    徴とする圧延ロールの交換装置。
JP3509390U 1990-03-31 1990-03-31 圧延ロールの交換装置 Expired - Lifetime JPH0723042Y2 (ja)

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