JPH07230393A - 情報処理システムおよび情報処理システムのプログラムデバッグ方法 - Google Patents

情報処理システムおよび情報処理システムのプログラムデバッグ方法

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JPH07230393A
JPH07230393A JP6020166A JP2016694A JPH07230393A JP H07230393 A JPH07230393 A JP H07230393A JP 6020166 A JP6020166 A JP 6020166A JP 2016694 A JP2016694 A JP 2016694A JP H07230393 A JPH07230393 A JP H07230393A
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JP
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program
information processing
information
symbol
address
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JP6020166A
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Koichi Kimura
浩一 木村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実行プログラムのデバッグ処理時に可読性の
高いソースプログラムのシンボル名でアドレス指定を行
うことができる。 【構成】 入力装置4からの入力情報が前記シンボル名
かどうかを判別する判別手段がシンボル名と判別した場
合に、シンボル情報部6に記憶されたシンボル名を参照
して実アドレス情報に変換する変換手段とをホストコン
ピュータ1に設け、入力装置4からの入力情報が前記シ
ンボル名であると判別した場合に、制御プログラム5が
シンボル情報部6に記憶されたシンボル名を参照して実
アドレス情報に変換する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各情報処理装置が相互
に通信可能な情報処理システムに係り、入力されるシン
ボル情報に従って生成されるデバッグ対象の実行プログ
ラムの実アドレスに従ってプログラムのデバッグを実行
する情報処理システムおよび情報処理システムのプログ
ラムデバッグ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プログラム開発環境下において、
デバッガと呼ばれるプログラムと開発対象となるプログ
ラムとが共に実行のプラットフォームである情報処理装
置、例えば携帯型端末装置上に置かれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】また、デバッガに対す
る入力を外部の機器から行う通信によって外部機器から
行うということも行われていたが、シンボルの情報が削
除された状態で作業を行うため、実行するプログラムを
CPUが直接実行する機械語のレベルでしか扱えなかっ
た。
【0004】別のアプローチとして、パーソナルコンピ
ュータ等でプログラムの環境をシミュレートすることに
よりデバッグを行うという手段があるが、これはシミュ
レートするためのプログラムが別途必要であるというこ
と、シミュレータではプログラムのロジック検証は行え
るが、対象となる機械に付属する周辺機器の制御を含ん
だシステムのデバッグが行えないという欠点があった。
【0005】この様に、従来携帯型端末上で動作するプ
ログラムを作成する途中でのデバッグ作業は、携帯型端
末のメモリ容量等の理由により、シンボル名の情報を実
行プログラムに付加することができなかったり、また、
携帯型端末上で動作するデバッガを通常のコンピュータ
で使用されているような高機能のものにするのが難しい
という理由で、デバッグの対象となるプログラムは、実
行プログラムに変換される以前のソースプログラムに比
べると可読性の低い、機械語に近いレベル状態のプログ
ラムに対して行わなければならなかった。
【0006】従来の情報処理装置を利用した開発システ
ムで行われるデバッグは、実行プログラムの中に特定の
変数の値を表示する命令を挿入して実行時に表示させる
スナップショットと呼ばれる手法を用いていた。また、
機械語レベルのデバッガを使用したり、デバッグ対象機
器がプログラム開発時と異なるキーボードレイアウトの
ため使いにくい、あるいはシンボル名の入力を行うこと
ができない等の問題点があった。
【0007】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の第1の目的は、一方の情報処
理装置で動作する実行プログラムを他方の情報処理装置
に転送し、いずれかの情報処理装置より入力される情報
がソースプログラム中の各シンボル名である場合に、記
憶されたシンボル情報を参照して一方の情報処理装置の
デバッグ対象のプログラムが実行される記憶領域の実ア
ドレスに変換することにより、デバッグ対象の一方の情
報処理装置における実行プログラムのデバッグ処理時に
可読性の高いソースプログラムのシンボル名でアドレス
指定を行える情報処理システムを提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、一方の情報処理装
置で動作する実行プログラムを他方の情報処理装置に転
送し、いずれかの情報処理装置より入力される情報がソ
ースプログラム中の各シンボル名である場合に、記憶さ
れたシンボル情報を参照して一方の情報処理装置のデバ
ッグ対象のプログラムが実行される記憶領域の実アドレ
スに変換して実行プログラムのデバッグを実行処理する
ことにより、デバッグ対象の一方の情報処理装置におけ
る実行プログラムのデバッグ処理時に可読性の高いソー
スプログラムのシンボル名でアドレス指定しながら効率
よく実行プログラムのデバッグを行える情報処理システ
ムのプログラムデバッグ方法を提供することである。
【0009】本発明の第3の目的は、一方の情報処理装
置で動作する実行プログラムを他方の情報処理装置に転
送し、いずれかの情報処理装置より入力される情報がソ
ースプログラム中の各シンボル名である場合に、記憶さ
れたシンボル情報を参照して一方の情報処理装置のデバ
ッグ対象のプログラムが実行される記憶領域の実アドレ
スに変換して機械語のレベルの実行プログラムのデバッ
グを実行処理することにより、デバッグ対象の一方の情
報処理装置における実行プログラムのデバッグ処理時に
可読性の高いソースプログラムのシンボル名でアドレス
指定しながら効率よく可読性の低い実行プログラムのデ
バッグを行える情報処理システムのプログラムデデバッ
グ方法を提供することである。
【0010】本発明の第4の目的は、一方の情報処理装
置で動作する実行プログラムを他方の情報処理装置に転
送し、いずれかの情報処理装置より入力される情報がソ
ースプログラム中の各シンボル名である場合に、記憶さ
れたシンボル情報を参照して一方の情報処理装置のデバ
ッグ対象のプログラムが実行される記憶領域の実アドレ
スに変換して中間言語レベルの実行プログラムのデバッ
グを実行処理することにより、デバッグ対象の一方の情
報処理装置における中間言語レベルの実行プログラムの
デバッグ処理時に可読性の高いソースプログラムのシン
ボル名でアドレス指定しながら効率よく実行プログラム
のデバッグを行える情報処理システムのプログラムデバ
ッグ方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、一方の情
報処理装置と他方の情報処理装置とが通信制御プログラ
ムに基づいて相互に通信可能な情報処理システムにおい
て、デバッグ対象の実行プログラムを実行する一方の情
報処理装置の記憶領域の各アドレスに一致させるための
所定のシンボル名を記憶するシンボル情報記憶手段と、
一方の情報処理装置から他方の情報処理装置に転送され
る一方の情報処理装置で動作する実行プログラムを記憶
する記憶手段を他方の情報処理装置側に設け、前記実行
プログラムに記述されているシンボル名またはアドレス
指定情報を入力する入力手段と、転送する情報を表示す
る表示手段とを双方の情報処理装置側に設け、前記入力
手段からの入力情報が前記シンボル名かどうかを判別す
る判別手段と、この判別手段がシンボル名である場合
に、前記シンボル情報記憶手段に記憶されたシンボル名
を参照して実アドレス情報に変換する変換手段とを一方
の情報処理装置に設けたものである。
【0012】第2の発明は、デバッグ対象の実行プログ
ラムを実行する一方の情報処理装置の記憶領域の各アド
レスに一致させるための所定のシンボル名を記憶するシ
ンボル情報記憶手段を有し、一方の情報処理装置と他方
の情報処理装置とが通信制御プログラムに基づいて相互
に通信可能な情報処理システムのプログラムデバッグ方
法において、前記実行プログラムに記述されているシン
ボル名またはアドレス指定情報を入力する入力工程と、
入力情報が前記シンボル名かどうかを判別する判別工程
と、入力情報がシンボル名である場合に、前記シンボル
情報記憶手段に記憶されたシンボル名を参照して実アド
レス情報に変換する変換工程とを有し、一方または他方
の情報処理装置側から入力されるシンボル名に応じて一
方の情報処理装置で実行される実行プログラムの実アド
レスを生成するものである。
【0013】第3の発明は、デバッグ対象の実行プログ
ラムを機械語レベルのプログラムで記述するように構成
したものである。
【0014】第4の発明は、デバッグ対象の実行プログ
ラムを中間言語により翻訳・実行するレベルのプログラ
ムで記述するように構成したものである。
【0015】
【作用】第1の発明においては、入力手段からの入力情
報が前記シンボル名であると判別手段が判別した場合
に、変換手段が前記シンボル記憶手段に記憶されたシン
ボル名を参照して実アドレス情報に変換して、デバッグ
対象の一方の情報処理装置における実行プログラムのデ
バッグ処理時に可読性の高いソースプログラムのシンボ
ル名でアドレス指定を行うものである。
【0016】第2の発明においては、実行プログラムに
記述されているシンボル名またはアドレス指定情報が一
方または他方の情報処理装置から入力されたと判別した
場合に、前記シンボル情報記憶手段に記憶されたシンボ
ル名を参照して実アドレス情報に変換し、一方または他
方の情報処理装置側から入力されるシンボル名に応じて
一方の情報処理装置で実行される実行プログラムの実ア
ドレスを生成して、デバッグ対象の一方の情報処理装置
における実行プログラムのデバッグ処理時に可読性の高
いソースプログラムのシンボル名でアドレス指定しなが
ら効率よく実行プログラムのデバッグを行うものであ
る。
【0017】第3の発明においては、一方の情報処理装
置のデバッグ対象のプログラムが入力情報を実行される
記憶領域の実アドレスに変換して機械語のレベルの実行
プログラムのデバッグを実行処理することにより、デバ
ッグ対象の一方の情報処理装置における実行プログラム
のデバッグ処理時に可読性の高いソースプログラムのシ
ンボル名でアドレス指定しながら効率よく可読性の低い
実行プログラムのデバッグを行うものである。
【0018】第4の発明においては、記憶されたシンボ
ル情報を参照して一方の情報処理装置のデバッグ対象の
プログラムが入力情報を実行される記憶領域の実アドレ
スに変換して中間言語レベルの実行プログラムのデバッ
グを実行処理することにより、デバッグ対象の一方の情
報処理装置における中間言語レベルの実行プログラムの
デバッグ処理時に可読性の高いソースプログラムのシン
ボル名でアドレス指定しながら効率よく実行プログラム
のデバッグを行うものである。
【0019】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示す情報処
理システムの構成を示す外観斜視図である。
【0020】図において、1はホストコンピュータで、
後述するコントロールユニットを有し、プログラムに基
づいて種々のデータ処理を行う。2は携帯型端末装置
で、ホストコンピュータ1とインタフェースケーブルI
/Fを介して接続される。3は表示装置で、入力装置4
から入力されたデータを表示するとともに、システム状
態をプログラムに応じて表示する。なお、入力装置4
は、キーボード4aとポインティングデバイス4bから
構成されている場合を示す。
【0021】本実施例における第2の情報処理装置は、
携帯可能なターミナル装置(携帯型の端末装置2)で構
成しており、該第2の情報処理装置が後述するプログラ
ムデバッグ方法を使用してプログラムデバッグ処理を行
うものである。
【0022】また、本実施例における第1の情報処理装
置として、ホストコンピュータ本体1を使用し、第2の
情報処理装置として、携帯型端末装置(ターミナル装
置)2を使用し、インタフェースケーブルI/Fを介し
てデータ通信する構成としている。
【0023】また、携帯可能なターミナル装置で構成さ
れた第2の情報処理装置が所定のインタフェースケーブ
ルI/Fを介してプログラムデバッグ方法を使用してデ
バッグ処理を行うものである。本実施例では、所定のイ
ンタフェースケーブルが汎用I/FケーブルとしてのR
S232C等で構成されているので、種々のホストコン
ピュータと携帯型端末装置2とを接続して、後述するプ
ログラムデバッグ方法を使用したプログラムのデバッグ
処理が可能となる。
【0024】さらに、携帯可能なターミナル装置で構成
された第2の情報処理装置が所定のネットワークおよび
所定の通信インタフェースケーブルを介してプログラム
デバッグ方法を使用してデバッグ処理を行うものであ
る。本実施例では、所定のネットワークが汎用LAN
が、イーサネット(商品名),ネットウエア(商品
名),ローカルトーク(商品名)等で構成され、ホスト
コンピュータと携帯型端末装置2とが遠隔されて使用さ
れる環境においても、後述するプログラムデバッグ方法
を使用したプログラムのデバッグ処理が可能となる。
【0025】また、携帯可能なターミナル装置で構成さ
れた第2の情報処理装置が所定の通信プロトコルに基づ
いてプログラムデバッグ方法を使用してデバッグ処理を
行うものである。本実施例では、リモコン通信に使用さ
れる無線通信原理を利用した通信インタフェースを備え
て、ホストコンピュータと携帯型端末装置2とが直接ケ
ーブル接続することなく、遠隔されて使用される環境に
おいても、後述するプログラムデバッグ方法を使用した
プログラムのデバッグ処理が可能となる。
【0026】図2は、図1に示したコンピュータシステ
ムの制御構成を説明するブロック図であり、図1と同一
のものには同一の符号を付してある。
【0027】図において、5はホスト側の制御プログラ
ム(携帯型端末装置2との交信を行うプログラム)で、
オペレーティングシステム(OS)11にその実行状態
が管理されている。ホスト側の制御プログラム5は、入
力装置4からのユーザの入力の読み取りと、表示装置3
に対する出力と、携帯型端末側の制御プログラム9に対
する通信動作を行う。
【0028】6はシンボル情報部で、実行形態のプログ
ラム10に対応するシンボル情報を記憶している。12
は前記携帯型端末装置2のOSで、携帯型端末側の制御
プログラム9,実行プログラム10の実行を管理する。
7,8は通信制御部で、通信経路(例えば所定のインタ
フェース(汎用としては、例えばRS232C),LA
N(ローカルエリアネットワーク),無線等)を介して
ホストコンピュータ1で開発した実行プログラムを携帯
型端末装置2に対する転送を制御する。携帯型端末側の
制御プログラム9は、通信経路を通じてホスト側の制御
プログラム5から入力されたコマンド,データに従って
各種の動作を行い、また、デバッグの対象となる実行プ
ログラムに対する監視の処理を行う。
【0029】この図に示されるように、開発のホストと
なるホストコンピュータ1には携帯型端末装置2との交
信を行うための制御プログラム5と、実行形態のプログ
ラム10に対応するシンボル情報部6が置かれ、携帯型
端末には開発ホストからダウンロードした実行形態のプ
ログラム10と、ホストとの交信と実行プログラム10
の監視および制御を行う制御プログラム9が置かれてい
る。なお、実行プログラム10は、制御プログラム9の
制御の下で動作し、ユーザが任意の操作を外部から加え
ることが可能である。
【0030】これにより、ホストコンピュータ1に入力
されたコマンド,データは、ホスト側の制御プログラム
5によって解析され、データ中にシンボル名があったな
らば、シンボル情報中で入力されたシンボル名と同一の
ものを検索(後述する検索処理ルーチンに従って実行さ
れる)し、見つかった場合にはそのシンボルに対応する
アドレスを取得する。この時、ユーザの入力ミス等で検
索が失敗した場合にはエラーとなる。
【0031】また、変換後のアドレスによって通信経路
を通じてホスト側制御プログラム5に対しての指示を行
う。
【0032】端末側の制御プログラム9は、受信したコ
マンドに対応する動作を行い、指定のコマンドが何等か
の結果をホスト側の制御プログラム5に対して返さなけ
ればならない場合には、端末側の制御プログラム9はホ
スト側の制御プログラム5に対して送信を行う。ここで
必要があれば、ホスト側制御プログラム5は受信したデ
ータを加工して出力することにより、ユーザが認識しや
すいようにすることも可能である。
【0033】以下、本発明の第1の発明に係る各手段と
第1実施例との各部との対応およびその作用について説
明する。
【0034】第1実施例において、一方の情報処理装置
(ホストコンピュータ1)と他方の情報処理装置(携帯
型端末装置2)とが通信制御プログラム(各制御プログ
ラム5,9)に基づいて相互に通信可能な第1の発明に
係る情報処理システムは、デバッグ対象の実行プログラ
ムを実行する一方の情報処理装置の記憶領域の各アドレ
スに一致させるための所定のシンボル名を記憶するシン
ボル情報記憶手段(シンボル情報部6)と、一方の情報
処理装置から他方の情報処理装置に転送される一方の情
報処理装置で動作する実行プログラムを記憶する記憶手
段(実行プログラム10)を他方の情報処理装置側に設
け、前記実行プログラム10に記述されているシンボル
名またはアドレス指定情報を入力する入力手段(入力装
置4等)と、転送する情報を表示する表示手段(表示装
置3)とを双方の情報処理装置側(図2に示した例で
は、ホストコンピュータ1側のみに設けられる構成とな
っている)に設け、例えば入力装置4からの入力情報が
前記シンボル名かどうかを判別する判別手段(後述する
CPU13が制御プログラム5に基づいて判別する手
段)と、この判別手段がシンボル名である場合に、シン
ボル情報部6に記憶されたシンボル名を参照して実アド
レス情報に変換する変換手段(後述するCPU13が制
御プログラム5に基づいて変換する)とを一方の情報処
理装置に設け、判別手段が入力装置4からの入力情報が
前記シンボル名であると判別した場合に、制御プログラ
ム5がシンボル情報部6に記憶されたシンボル名を参照
して実アドレス情報に変換して、デバッグ対象の一方の
情報処理装置における実行プログラムのデバッグ処理時
に可読性の高いソースプログラムのシンボル名でアドレ
ス指定を行うものである。
【0035】図3は、図1に示したコンピュータシステ
ムの要部詳細ブロック図である。
【0036】図において、13はCPUで、RAM16
に常駐するOSの管理下で実行されるプログラムに基づ
いて表示機器14,入力機器15,通信ポート17,外
部記憶装置18等のアクセスを制御している。19は携
帯型端末装置2側のCPUで、ROM23に記憶された
データ処理プログラムをRAM22に常駐するOSの管
理下で実行して、表示機器20にその処理結果を表示し
たり、入力機器24からの入力を処理する。また、通信
ポート21とホストコンピュータ1側の通信ポート17
とを介して通信を行い、携帯型端末装置2のプログラム
のデバッグを行う。
【0037】なお、ホスト側の制御プログラム5は入力
機器15から入力されたデータあるいは通信ポート17
から入力されたデータを読出し、必要に応じて表示機器
14に表示する。また、実行プログラム10と携帯型端
末装置2側の制御プログラム9は内部記憶装置としての
RAM22に展開される。
【0038】図4は、図2に示したシンボル情報部6に
記憶されたシンボル情報の一例を示す図である。
【0039】この図に示されるように、本実施例のシン
ボル情報は、シンボル名が対応するアドレスが実記憶領
域上において何番地であるかというアドレス情報をプロ
グラムの特定部分を基準として表したデータ構造となっ
ている。
【0040】このため、プログラムが実行される際に
は、プログラムが実記憶領域に置かれるアドレスは一意
に決定できる状態となる。これにより、決定したアドレ
スの特定部分を基準として、上述したシンボル情報とを
突き合わせることによって、あるシンボルが実際には携
帯型端末のメモリ上で何番地に対応するかということを
決定することができる。また、ユーザがシンボルを入力
した際には、ホストコンピュータ側の制御プログラム5
は、シンボル情報よりシンボルを検索し、そのシンボル
が示すアドレスを取得する。
【0041】図5は、図2に示したホストコンピュータ
1から転送されるコマンドパケットの一例を示す図であ
る。
【0042】この図に示される様に、ホストコンピュー
タ1と携帯型端末装置2との通信時には、先頭にある1
バイトのコマンド指定と、それに続くパラメータフィー
ルドから構成されるコマンドパケットを作成して携帯型
端末装置2側に転送される。
【0043】図6は、図2に示したホストコンピュータ
1のコマンド処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0044】まず、ユーザが入力装置4からコマンドを
入力すると(1)、該コマンドが終了コマンドかどうか
を判定し(2)、YESならば処理を終了し、NOなら
ば入力されたコマンドに対応した動作を行い(3)、ユ
ーザが終了を示すコマンドが入力されるまで、コマンド
実行を繰り返す。これにより、実行プログラム10は、
あらかじめホストコンピュータ1の実行形式へと変換さ
れ、携帯型端末装置2へ転送されて行く。
【0045】以下、図7に示すプログラム転送指定画面
および図8に示すフローチャートを参照しながらデバッ
グ対象プログラム指定処理動作について説明する。
【0046】図8は本発明の一実施例を示す情報処理装
置のプログラムデバッグ方法における第1の対象プログ
ラム指定処理手順の一例を示すフローチャートである。
なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0047】ユーザがプログラムを指定すると、ホスト
側の制御プログラム5は通信を行うためのデータパケッ
トを図5に示したプロトコルに従って作成し、携帯型端
末装置2側の制御プログラム9に対して送信する。
【0048】制御プログラム9は、指定されたプログラ
ムを実行可能状態にするように、2次記憶装置としての
ROM23から実メモリとしてのRAM22へ展開する
等,操作を行う。
【0049】ここで、CPU19は指定されたプログラ
ムを実行することができるかどうかを判定し(1)、R
OM23に指定プログラムが存在しない場合または実行
に必要なメモリ容量をRAM22に確保できない等の場
合により即実行可能な状態に設定できなかったと判定し
た場合は、ステップ(4)に進み、その旨をエラーを表
すコードとともに携帯型端末装置2からホストコンピュ
ータ1へ送信して、処理を終了する。
【0050】一方、ステップ(1)の判定でYESの場
合は、指定されたプログラムが展開された領域の先頭ア
ドレスをホストコンピュータ1側の制御プログラム5に
対して送信する(2)。次いで、ホストコンピュータ1
側の制御プログラム5は、以後の作業の高速化を目的と
して、シンボル情報のプログラムの先頭をベースアドレ
スに構成されているアドレス部分を実アドレスに変換す
るシンボル情報の再構成を行い(3)、処理を終了す
る。
【0051】ただし、ユーザによるアドレスの指定がシ
ンボルではなく、アドレスを表す数値によって指定され
た場合には、上記の変換動作は行われない。
【0052】以下、図9に示すフローチャートに示すプ
ログラムデバッグ方法を参照しながら、第2,第3の発
明の構成と第1実施例との対応およびその作用について
説明する。
【0053】第2の発明によれば、実行プログラムに記
述されているシンボル名またはアドレス指定情報を入力
する入力工程と、入力情報が前記シンボル名かどうかを
判別する判別工程と、入力情報がシンボル名である場合
に、シンボル情報記憶手段に記憶されたシンボル名を参
照して実アドレス情報に変換する変換工程とを実行し
て、前記実行プログラムに記述されているシンボル名ま
たはアドレス指定情報が一方または他方の情報処理装置
から入力されたと判別した場合に、前記シンボル情報記
憶手段に記憶されたシンボル名を参照して実アドレス情
報に変換し、一方または他方の情報処理装置側から入力
されるシンボル名に応じて一方の情報処理装置で実行さ
れる実行プログラムの実アドレスを生成して、デバッグ
対象の一方の情報処理装置における実行プログラムのデ
バッグ処理時に可読性の高いソースプログラムのシンボ
ル名でアドレス指定しながら効率よく実行プログラムの
デバッグを行うものであり、図2,図3との構成を備え
る第2の情報処理装置として機能する携帯型端末装置2
からRS232C等のインタフェース(通信手段)を介
して前記第1の情報処理装置として機能するホストコン
ピュータ1に入力された(図9に示すステップ(1))
コマンドを、前記シンボル情報部6に記憶される前記参
照情報(シンボル名に対応する変換アドレスが対となっ
て記憶されている)情報に基づいて前記シンボル名によ
るアドレス指定を前記第1の情報処理装置の実アドレス
(例えばシンボル名「AAA」であれば実アドレス「8
000h)に変換し(図9に示すステップ(3))なが
ら転送し、該コマンドに対して前記第1の情報処理装置
から転送される(図9に示すステップ(4))デバッグ
情報を第2の情報処理装置の表示部(例えば液晶ディス
プレイパネル)に表示するので、実行プログラムのデバ
ッグの際におけるアドレス指定等をソースプログラムの
シンボル名で指定することが可能となる。
【0054】第3の発明によれば、一方の情報処理装置
(ホストコンピュータ)のデバッグ対象のプログラムが
入力情報(シンボル名等)を実行される記憶領域の実ア
ドレスに変換して機械語のレベルの実行プログラムのデ
バッグを実行処理することにより、デバッグ対象の一方
の情報処理装置における実行プログラムのデバッグ処理
時に可読性の高いソースプログラムのシンボル名でアド
レス指定しながら効率よく可読性の低い実行プログラム
のデバッグを行うものである。
【0055】図9は本発明の一実施例を示す情報処理装
置のプログラムデバッグ方法における第1のブレークポ
イント設定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0056】ホストコンピュータ1に対しては、サブル
ーチンの名称等のシンボルを使用して、このシンボルに
相当するアドレスに実行が移ったならば、そこで実行を
中断するようにユーザが指令する(1)。これにより、
ホストコンピュータ1側の制御プログラム5は、入力装
置4から入力されたデータの読み取り動作を行い、シン
ボルによるアドレス指定がなされているかどうかを判定
し(2)、NOならばステップ(4)以降に進み、YE
Sならば制御プログラム5は、読み取ったデータを入力
データ中のアドレス指定に使用されているシンボルをシ
ンボル情報を参照して実番地に変換する(3)。変換し
た後に、実アドレスによってプログラムのブレークポイ
ントを設定指示するように、プロトコルに従って作成し
たデータパケットを携帯型端末装置2の制御プログラム
9に対して送信して(4)、処理を終了する。
【0057】これを受けて、携帯型端末装置2の制御プ
ログラム9は受信したデータに従ってブレークポイント
を設定する。以下、図10に示すブレークポイント確認
処理を実行する。
【0058】図10は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法における第1のブレーク
ポイント確認処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0059】ホストコンピュータ1から転送されたパケ
ットを受信したら、携帯型端末装置2側の制御プログラ
ム9は、ブレークポイントが設定されているかどうかを
判定し(1)、NOならば処理を終了し、YESならば
携帯型端末装置2からホストコンピュータ1の制御プロ
グラム5に対してアドレスを送信し(2)、受信したら
ブレークポイントのアドレスのデータをホストコンピュ
ータ1側の表示機器14に表示して(3)、処理を終了
する。
【0060】図11は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法におけるメモリ参照処理
手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)
〜(9)は各ステップを示す。
【0061】ホストコンピュータ1側の制御プログラム
5が入力装置4からユーザにより入力されると(1)、
入力されたアドレスまたはアドレスを示すシンボルを読
み取り、それがシンボルで表現されているかどうかを判
定し(2)、NOならばステップ(4)以降に進み、Y
ESならば上述したように実アドレスへと変換する
(3)。ただし、シンボルとして、CPUのレジスタ名
を記述することもでき、その場合には、シンボル情報を
用いての変換はされず、実アドレスへの変換は、携帯型
端末装置2側の制御プログラム9によって実際のレジス
タ値を反映して行われる。次いで、メモリ内容をホスト
コンピュータ1に対して送信するよう指示するコマンド
と、その開始アドレス、必要があれば送信する範囲をプ
ロトコルに従ってデータパケットを作成し、通信経路を
通じて携帯型端末装置2に送信する(4)。データパケ
ットを受信した携帯型端末装置2側の制御プログラム9
は、データパケットから指定アドレスと範囲を読み出し
(5)、指定範囲中かどうかを判定し(6)、NOなら
ば処理を終了し、YESならば現在のアドレスポインタ
が指示するデータを読み出し(7)、アドレスポインタ
をインクリメントし(8)、読み出したデータを端末か
らホストコンピュータ1へ送信して(9)、ステップ
(6)に戻る。
【0062】これにより、携帯型端末装置2側の制御プ
ログラム9は、データパケット中のアドレス指定に従っ
てそのアドレスのデータをホストコンピュータ1側に送
信する範囲が指定されていれば、そのアドレスまで、指
定されていない場合には、あらかじめ定められているデ
フォルトの数値までの範囲のデータをホスト側制御プロ
グラム5に送信する。ホスト側の制御プログラム5は、
受信したデータをホストコンピュータ1側の表示装置3
に対して出力する。この時、ホストコンピュータ1側の
制御プログラム5は、ユーザ選択によって、バイト単
位,ワード単位,文字列とみなす(コントロールコード
等の表示不可能な文字コードは適当な文字に置換する)
等のフォーマットで出力することができるように構成さ
れている。
【0063】図12は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法におけるメモリ書換え処
理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0064】ユーザが入力装置4を通じてアドレスもし
くは範囲が入力されると(1)、該アドレスまたは該ア
ドレスを表すシンボルを読み取り、シンボルによるアド
レス指定がなされているかどうかを判定し(2)、NO
ならばステップ(4)以降に進み、YESならばシンボ
ルの実アドレスへの変換を行い(3)、ホストコンピュ
ータ1から携帯型端末装置2に対して開始アドレスを送
信する(4)。携帯型端末装置2側の制御プログラム9
は、指定されたアドレスの内容をホストコンピュータ1
側に対して送信する(5)。該データを受信したら、ホ
ストコンピュータ1側の表示装置3に該データを表示す
る(6)。次いで、書き換えデータを入力し(7)、入
力されたデータが終了指示であるかどうかを判断し
(8)、YESの場合には処理を終了し、そうでない場
合は、現在のアドレスポインタのデータを変更し
(9)、アドレスポインタをインクリメントし(1
0)、変更データを携帯型端末装置2からホストコンピ
ュータ1へ送信し(11)、変更データをホストコンピ
ュータ1の表示装置3に表示して(12)、ステップ
(5)に戻る。
【0065】これにより、ユーザが変更の終了を示す入
力を行わない限り、ユーザの入力データで携帯型の端末
装置2の指定のアドレスの内容を書き換え、指定アドレ
スを変更するという動作を継続する。そして、新たなデ
ータをメモリへ転送した後に、そのデータをホスト側に
送り返すホスト側の制御プログラム5は、変更後のデー
タを受信した後に、変更前のデータと、変更後のデータ
をホスト側の表示装置3に出力する。
【0066】なお、入力されたデータがデータとして認
められないものであった場合、ホストコンピュータ1側
の制御プログラムが、その旨をユーザに通知し、この時
携帯型端末装置2側の制御プログラム9に対して変更デ
ータの送信等は行わない。また、入力するデータをユー
ザの指定によってバイトデータ,ワードデータ,文字列
データ等のフォーマットで入力することが可能に構成さ
れており、ホストコンピュータ1側の制御プログラム5
は、各種のフォーマットで入力されたデータを統一的な
フォーマットに変換し、変換した結果を携帯型端末装置
2側に送信する。
【0067】図13は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法におけるプログラム実行
処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0068】ユーザが実行開始番地の指定/無指定のい
ずれを指定しているかを判定し(1)、実行開始番地が
指定されなかった場合は、開始番地をデフォルトアドレ
スとして(3)、ステップ(4)以降に進む。
【0069】一方、ステップ(1)の判定でYESの場
合は指定番地を開始番地とし(2)、ホストコンピュー
タ1から携帯型端末装置2にコマンド,実行開番地の指
定の有無,実行開始番地をプロトコルに従ってデータパ
ケットに作成し、携帯型端末装置2に送信する(4)。
次いで、携帯型端末装置2側の制御プログラム9は受信
したデータに従ってプログラムを実行させる(5)。そ
して、プログラム実行終了後または中断後の状態を携帯
型端末装置2からホストコンピュータ1に送信して
(6)、処理を終了する。なお、ステップ(1)の判定
で、実行開始番地指定がなされなかった場合、例えばロ
ード直後であれば、プログラムのエントリポイントが、
ブレークポイントでブレークした後の状態であれば、前
回ブレークした次の命令のある番地を開始番地として動
作する。
【0070】図14は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法におけるステップ実行処
理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(9)は各ステップを示す。
【0071】まず、ユーザから実行開始アドレスの指定
がなされているかどうかを判断し(1)、指定がなされ
ていない場合には、デフォルトアドレスを開始番地とし
て(3)、ステップ(4)以降に進み、指定されている
と判定した場合には、指定番地を開始番地とし(2)、
ホストコンピュータ1から携帯型端末装置2にコマン
ド,実行開始番地をパケットとして送信する(4)。こ
れに応じて携帯型端末装置2側の制御プログラム9は指
定の番地にある1命令を実行し(5)、デフォルトの開
始アドレスを命令実行後のアドレスにして(6)、実行
後にその時点でのCPUのレジスタや特定の番地の情報
をホストコンピュータ1側に送信する(7)。これに応
じて、ホストコンピュータ1側の制御プログラム5は、
受信したそれらのデータをホストコンピュータ1側の表
示装置3に表示する(8)。次いで、繰り返し指定かど
うかを判定し(9)、NOならば処理を終了し、YES
ならばステップ(5)に戻る。
【0072】これにより、ホストコンピュータ1から携
帯型端末装置2に送られてきたこれらのコマンドに対す
る結果は、携帯型端末装置2からホストコンピュータ1
へ送信される。そして、ホストコンピュータ1側ではそ
の情報を用いてユーザに対して、携帯型端末装置2の現
在の情報を知らせるための表示等を行う。従って、端末
装置2の内部状態の表示を、携帯型端末装置2が装備す
る画面ではなく、通信回線の先にあるホストコンピュー
タ1に送信することによって、デバッグ対象のプログラ
ムの画面出力を邪魔することなくデバッグ作業を行うこ
とができるとともに、デバッガに対する入力も携帯型端
末装置2のユーザインタフェースに影響されることなく
行える。
【0073】このように、上記実施例では開発プログラ
ムが実行される携帯型端末装置2の持つ種々の制限に影
響されることなく、デバッグに必要とされるアドレスの
指定をその時々の状況によって変化しがちである実アド
レスの数値そのものではなく、ソースプログラムを作成
したときの名称を使用できるようにすることによって、
開発効率を向上させる開発システムを構築することがで
きる。
【0074】なお、上記実施例では、ホストコンピュー
タ1のCPU13が、例えばインテル社製の8086を
利用しているので、機械語プログラムでのブレークポイ
ントのコードとして「Int 3h(機械語でCC
h)」の命令コードを使用している。
【0075】上記実施例では、機械語に翻訳されたプロ
グラムのデバッグ方法について説明したが、本発明は後
述するようにプログラム実行時にインタプリタと呼ばれ
る解釈プログラムを中間において、実行時にプログラム
を解釈しながら動作するシステムにも制御プログラムに
解釈機能を付加することにより適用することができる。 〔第2実施例〕以下、本発明に係る第4の発明と第2実
施例との対応およびその作用について説明する。
【0076】第4の発明は、図1〜図3に示した構成を
備えた情報処理システムにおいて、記憶されたシンボル
情報を参照して一方の情報処理装置(ホストコンピュー
タ1)のデバッグ対象のプログラムが入力情報(シンボ
ル名等)を実行される記憶領域の実アドレスに変換して
中間言語レベルの実行プログラムのデバッグを実行処理
することにより、デバッグ対象の一方の情報処理装置に
おける中間言語レベルの実行プログラムのデバッグ処理
時に可読性の高いソースプログラムのシンボル名(図1
6を参照)でアドレス指定しながら効率よく実行プログ
ラムのデバッグを行うものである。
【0077】図15はインタプリタ方式の実行モジュー
ルの構成を説明する図である。
【0078】この図に示すように、インタプリタを介し
て実行されるプログラムの場合、実行速度の向上やプロ
グラムサイズの縮小を目的としてソースプログラムを中
間言語と呼ばれる形態のプログラムに変換して使用する
ことが多い。中間言語に変換されたプログラムは、実行
コードの部分と変数表のブロックから構成され、変換時
に名前表が作成される。なお、中間言語に変換されたプ
ログラムは、携帯型端末装置2に置かれ、後述する名前
表はホスト側のメモリに置かれる。
【0079】図16はインタプリタ方式の実行モジュー
ルの名前表の一例を示すデータ構造図である。
【0080】この図に示されるように、中間言語プログ
ラムの名前表は、実行プログラム内にある名前表領域の
先頭を基準として、それに対するオフセットアドレス,
変数の属性,変数の長さ,名前の綴りから構成されてい
る。また、関数,手続等の名前もそれぞれの属性ととも
にこの表に格納される。変数表では、携帯型端末装置2
にローディングするためにモジュールを変換するとき
に、実行プログラムのサイズを小さくすることを目的と
して、名前の綴りの部分を削除する形で変換される。
【0081】図17は本発明の第2実施例を示す情報処
理装置のプログラムデバッグ方法を適用するコンピュー
タシステムのプログラム構成を説明するブロック図であ
る。
【0082】図において、101はホストコンピュータ
で、後述するコントロールユニットを有し、プログラム
に基づいて種々のデータ処理を行う。102は携帯型端
末装置で、ホストコンピュータ100とインタフェース
ケーブルを介して接続される。103は表示装置で、入
力装置104から入力されたデータを表示するととも
に、システム状態をプログラムに応じて表示する。な
お、入力装置104は、キーボード104aとポインテ
ィングデバイス104bから構成されている場合を示
す。
【0083】105はホスト側の制御プログラム(携帯
型端末装置102との交信を行うプログラム)で、OS
112にその実行状態が管理されている。ホスト側の制
御プログラム105は、入力装置104からのユーザの
入力の読み取りと、表示装置103に対する出力と、携
帯型端末側の制御プログラム109に対する通信動作を
行う。
【0084】106は名前表で、図16に示す内容が記
憶されている。113は前記携帯型端末装置102のO
Sで、携帯型端末側の制御プログラム109,中間言語
に変換された実行プログラム110の実行を管理する。
107,108は通信制御部で、通信経路(例えばRS
232C,LAN,無線等)を介してホストコンピュー
タ101で開発した実行プログラムを携帯型端末装置1
02に転送を制御する。携帯型端末装置102側の制御
プログラム109は、通信経路を通じてホスト側の制御
プログラム105から入力されたコマンド,データに従
って各種の動作を行い、また、デバッグの対象となる実
行プログラムに対する監視の処理を行う。111はイン
タプリタで、中間言語を解釈実行する。
【0085】図18は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法における第2の対象プロ
グラム指定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0086】ユーザがプログラムを指定すると、ホスト
側の制御プログラム105は通信を行うためのデータパ
ケットを図5に示したプロトコルに従って作成し、携帯
型端末装置102側の制御プログラム109に対して送
信する。
【0087】制御プログラム109は、指定されたプロ
グラムを実行可能状態にするように、図3に示した2次
記憶装置としてのROM23から実メモリとしてのRA
M22へ展開する等,操作を行う。
【0088】ここで、CPU19は指定されたプログラ
ムを実行することができるかどうかを判定し(1)、R
OM23に指定プログラムが存在しない場合または実行
に必要なメモリ容量をRAM22に確保できない等の場
合により即実行可能な状態に設定できなかったと判定し
た場合は(3)、ステップ(4)に進み、その旨をエラ
ーを表すコードとともに携帯型端末装置102からホス
トコンピュータ101へ送信して、処理を終了する。
【0089】一方、ステップ(1)の判定でYESの場
合は、指定されたプログラムが展開された領域の先頭ア
ドレスをホストコンピュータ101側の制御プログラム
105に対して送信する(2)。次いで、ホストコンピ
ュータ101側の制御プログラム105は、以後の作業
の高速化を目的として、シンボル情報のプログラムの先
頭をベースアドレスに構成されているアドレス部分を実
アドレスに変換するシンボル情報の再構成を名前表10
6を参照しながら行い(3)、処理を終了する。
【0090】図19は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法における第2のブレーク
ポイント設定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0091】ホストコンピュータ101に対しては、サ
ブルーチンの名称等のシンボルを使用して、このシンボ
ルに相当するアドレスに実行が移ったならば、そこで実
行を中断するようにユーザが指令する(1)。これによ
り、ホストコンピュータ101側の制御プログラム10
5は、入力装置104から入力されたデータの読み取り
動作を行い、シンボルによるアドレス指定がなされてい
るかどうかを判定し(2)、NOならばステップ(4)
以降に進み、YESならば制御プログラム105は、読
み取ったデータを入力データ中のアドレス指定に使用さ
れているシンボルを名前表106を参照して実番地に変
換する(3)。変換した後に、実アドレスによってプロ
グラムのブレークポイント設定指示するように、プロト
コルに従って作成したデータパケットを携帯型の端末装
置102の制御プログラム109に対して送信して
(4)、処理を終了する。
【0092】次いで、携帯型端末装置102の制御プロ
グラム109は、受信したデータに従ってインタプリタ
111に対して実行停止箇所の指定を出す。その指令を
受けたインタプリタ111は、該実行番地を実行しよう
としたときに、プログラムの解釈を中断するように設定
する(5)。なお、当該設定は、中間言語プログラム中
に実行の中断を指令するコードを書き込む(同時に書き
換えられる以前のコードの保存も行う)、あるいはイン
タプリタ中に実行をブレークする番地,条件等を保存し
ておく。ここで設定されたブレークポイントは、インタ
プリタがそれを認識した時点で中間言語プログラムの解
釈・実行は中断され、携帯型端末装置102の制御をイ
ンタプリタ111から制御プログラム109に復帰する
ように働く。なお、ブレークポイントの確認は図10に
示した第1のブレークポイント確認処理に準ずるの説明
は省略する。
【0093】図20は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法における変数の参照処理
手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)
〜(9)は各ステップを示す。
【0094】ホストコンピュータ101側の制御プログ
ラム105が入力装置104からユーザによりアドレス
またはアドレスを示すシンボルが入力されると(1)、
シンボル表現によるアドレス指定がなされているかどう
かを判断し(2)、名前表106を参照しながらシンボ
ルを実アドレスに変換する(3)。変換作業の後、メモ
リ内容をホストコンピュータ101に対して送信するよ
う指示コマンドと、そのアドレスおよびその範囲を通信
経路を通じて携帯型端末装置102に送信する(4)。
【0095】データパケットを¥受信した携帯型端末装
置102側の制御プログラム109は、データパケット
中のアドレス指定に従ってそのアドレスのデータを読み
出し(5)、範囲中かどうかを判定し(6)、NOなら
ば処理を終了し、YESならば現在のアドレスポインタ
のデータを読み出し(7)、アドレスポインタをインク
リメントし(8)、読み出したデータを携帯型端末装置
102からホストコンピュータ101へ送信して
(9)、ステップ(6)へ戻る。
【0096】なお、送信する範囲は、指定された変数の
大きさによって決定され、名前表106の属性部を参照
することで変数の大きさを知ることができる。そして、
制御プログラム105は、受信したデータホスト側の表
示装置103に対して出力する。この時、制御プログラ
ム105は、ユーザの選択によってバイト単位,ワード
単位,文字列とみなす(表示不可能な文字コードは適当
な文字に置換する)等のフォーマットで出力することが
可能となる。
【0097】図21は本発明の一実施例を示す情報処理
装置のプログラムデバッグ方法における変数の書換え処
理手順の一例を示すフローチャートである。なお、
(1)〜(12)は各ステップを示す。
【0098】ホストコンピュータ101側の制御プログ
ラム105が入力装置104からユーザによりアドレス
またはアドレスを示すシンボルが入力されると(1)、
シンボル表現によるアドレス指定がなされているかどう
かを判断し(2)、名前表106を参照しながらシンボ
ルを実アドレスに変換する(3)。変換作業の後、メモ
リ内容をホストコンピュータ101に対して送信するよ
う指示コマンドと、そのアドレスを通信経路を通じて携
帯型端末装置102に送信する(4)。
【0099】次いで、制御プログラム109は指定アド
レスのデータを携帯型端末装置102からホストコンピ
ュータ101に送信し(5)、表示装置103に受信し
た指定データを表示する(6)。ここで、ユーザが入力
装置104から書換えデータを入力すると(7)、現在
アドレスポインタのデータを変更し(8)、アドレスポ
インタをインクリメントし(9)、変更終了が指示され
ていうるかどうかを判断し(10)、YESならば処理
を終了し、NOならば変更データを携帯型端末装置10
2からホストコンピュータ101へ送信し(11)、変
更データを受信したら、制御プログラム105が表示装
置103に表示して(12)、ステップ(6)に戻る。
以後、ユーザが変更の終了を示す入力を行うか、変数の
大きさを越えて入力を行おうとするまで、ユーザの入力
したデータで携帯型端末装置102の指定の変数の内容
を書き換え、指定アドレスを変更するという動作を継続
する。新たなデータをメモリへ転送した後に、そのデー
タをホスト側に送り返す。ホストコンピュータ101側
の制御プログラム105は、変更後のデータを受信した
後に、変更前のデータと変更後のデータを、ホスト側の
表示装置103に出力する。なお、入力されたデータが
データとして認められないものであった場合、ホスト側
の制御プログラム105がその旨をユーザに対して通知
し、この時携帯型端末装置102の制御プログラム10
9に対して変更データの送信は行われない。
【0100】なお、プログラムの実行開始処理およびス
テップ実行処理は、図13および図14に示した処理に
準ずるので説明は省略するが、プログラム実行時、携帯
型端末装置102の制御は、一旦制御プログラム109
からインタプリタ111に移され、中間言語プログラム
の解釈実行が終了、あるいは中断した時点で再び制御プ
リンタ109に制御が戻るものとする。
【0101】また、上記各実施例ではプログラムの実行
プラットフォームであるホストコンピュータ101と通
信経路により接続された携帯型端末装置102はそれぞ
れ別種の情報処理装置としてシステム構成される場合に
ついて説明したが、上記ホストコンピュータ101と携
帯型端末装置102とが同種の情報処理装置としてシス
テム構成される場合にも本発明を適用できることはいう
までもない。
【0102】さらに、上記各実施例では、ホストコンピ
ュータ101と通信経路、例えばRS232Cインタフ
ェースケーブル等により接続された携帯型端末装置10
2とが1対1に通信する場合を例として説明したが、ホ
ストコンピュータ101と携帯型端末装置102とがL
ANによって両者が接続されているシステムにおいて
も、例えば非同期通信ではモデムを使用して本実施例の
コマンドパケットの送受信により、同期通信ではモデム
間モデムで転送パケットの送受信を行うことによって同
様に本発明を適用できる。
【0103】また、イーサネット,TCP/IPのプロ
トコルを利用するシステムにおいても、上述したコマン
ドパケットを送受信することにより本発明を適用するこ
とができる。
【0104】以下、図22を参照しながら図9等に示し
たシンボルの実アドレスへの変換処理の詳細手順につい
て説明する。
【0105】図22は本発明に係る情報処理装置のプロ
グラムデバッグ方法におけるシンボルの実アドレスへの
変換処理の詳細手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0106】先ず、ホスト側制御プリンタ5は、通信制
御部7を介して端末装置側から通信された指定コマンド
が存在するかどうかを判定し(1)、NOならばエラー
処理を実行して処理を終了する。
【0107】一方、ステップ(1)の判定で、指定され
たコマンドが存在する場合には、アドレス指定がシンボ
ル名(「ABC」)で行われているかどうかを判定し
(2)、NOならばコマンド指定時の数値アドレス「・
・・h」を使用し(3)、ステップ(6)以降に進む。
【0108】一方、ステップ(2)の判定でYESの場
合には、指定されたシンボルがシンボル情報部6に存在
するかどうかを判定して(4)、NOならばエラー処理
を実行して終了し、YESの場合にはシンボルに対応す
るアドレス(図1の例では「8000h)を取り出し
(5)、指定コマンド,アドレスよりパケットを作成し
て(6)、処理を終了し、後続するホストから端末側へ
指定アドレスを送信する処理に以降する。
【0109】なお、各実施例において、第2の情報処理
装置を携帯型端末装置で構成する場合について説明した
が、通信インタフェースを備える電子機器であれば本発
明を適用できる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の発
明によれば、入力手段からの入力情報が前記シンボル名
であると判別手段が判別した場合に、変換手段が前記シ
ンボル情報記憶手段に記憶されたシンボル名を参照して
実アドレス情報に変換するので、デバッグ対象の一方の
情報処理装置における実行プログラムのデバッグ処理時
に可読性の高いソースプログラムのシンボル名でアドレ
ス指定を行うことができる。
【0111】第2の発明によれば、実行プログラムに記
述されているシンボル名またはアドレス指定情報が一方
または他方の情報処理装置から入力されたと判別した場
合に、前記シンボル情報記憶手段に記憶されたシンボル
名を参照して実アドレス情報に変換し、一方または他方
の情報処理装置側から入力されるシンボル名に応じて一
方の情報処理装置で実行される実行プログラムの実アド
レスを生成ので、デバッグ対象の一方の情報処理装置に
おける実行プログラムのデバッグ処理時に可読性の高い
ソースプログラムのシンボル名でアドレス指定しながら
効率よく実行プログラムのデバッグを行うことができ
る。
【0112】第3の発明によれば、一方の情報処理装置
のデバッグ対象のプログラムが入力情報を実行される記
憶領域の実アドレスに変換して機械語のレベルの実行プ
ログラムのデバッグを実行処理するので、デバッグ対象
の一方の情報処理装置における実行プログラムのデバッ
グ処理時に可読性の高いソースプログラムのシンボル名
でアドレス指定しながら効率よく可読性の低い実行プロ
グラムのデバッグを行うことができる。
【0113】第4の発明によれば、記憶されたシンボル
情報を参照して一方の情報処理装置のデバッグ対象のプ
ログラムが入力情報を実行される記憶領域の実アドレス
に変換して中間言語レベルの実行プログラムのデバッグ
を実行処理するので、デバッグ対象の一方の情報処理装
置における中間言語レベルの実行プログラムのデバッグ
処理時に可読性の高いソースプログラムのシンボル名で
アドレス指定しながら効率よく実行プログラムのデバッ
グを行うことができる。
【0114】従って、ソースプログラムを作成した時の
名称を使用したデバッグ処理を行えるようになり、開発
効率を向上させる開発システム環境を提供できるという
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す情報処理システムの
構成を説明する外観斜視図である。
【図2】図1に示したコンピュータシステムの制御構成
を説明するブロック図である。
【図3】図1に示したコンピュータシステムの要部詳細
ブロック図である。
【図4】図2に示したシンボル情報部に記憶されたシン
ボル情報の一例を示す図である。
【図5】本発明に係る情報処理システムのプログラムデ
バッグ方式におけるコマンドパケット作成のためのプロ
トコルの一例を示す図である。
【図6】図1に示したホストコンピュータのコマンド処
理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る情報処理システムのプログラムデ
バッグ方式における転送プログラムの指定入力を説明す
る図である。
【図8】本発明の一実施例を示す情報処理システムのプ
ログラムデバッグ方法における第1の対象プログラム指
定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の一実施例を示す情報処理システムのプ
ログラムデバッグ方法における第1のブレークポイント
設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法における第1のブレークポイン
ト確認処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法におけるメモリ参照処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法におけるメモリ書換え処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法におけるプログラム実行処理手
順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法におけるステップ実行処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図15】インタプリタ方式の実行モジュールの構成を
説明する図である。
【図16】インタプリタ方式の実行モジュールの名前表
の一例を示すデータ構造図である。
【図17】本発明の第2実施例を示すプログラムデバッ
グ方法を適用するコンピュータシステムのプログラム構
成を説明するブロック図である。
【図18】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法における第2の対象プログラム
指定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法における第2のブレークポイン
ト設定処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法における変数の参照処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の一実施例を示す情報処理システムの
プログラムデバッグ方法における変数の書換え処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図22】本発明に係る情報処理システムのプログラム
デバッグ方法におけるシンボルの実アドレスへの変換処
理の詳細手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 携帯型端末装置 3 表示装置 4 入力装置 5 制御プログラム 6 シンボル情報部 7 通信制御部 8 通信制御部 9 制御プログラム 10 実行プログラム 11 OS 12 OS

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の情報処理装置と他方の情報処理装
    置とが通信制御プログラムに基づいて相互に通信可能な
    情報処理システムにおいて、デバッグ対象の実行プログ
    ラムを実行する一方の情報処理装置の記憶領域の各アド
    レスに一致させるための所定のシンボル名を記憶するシ
    ンボル情報記憶手段と、一方の情報処理装置から他方の
    情報処理装置に転送される一方の情報処理装置で動作す
    る実行プログラムを記憶する記憶手段を他方の情報処理
    装置側に設け、前記実行プログラムに記述されているシ
    ンボル名またはアドレス指定情報を入力する入力手段
    と、転送する情報を表示する表示手段とを双方の情報処
    理装置側に設け、前記入力手段からの入力情報が前記シ
    ンボル名かどうかを判別する判別手段と、この判別手段
    がシンボル名である場合に、前記シンボル情報記憶手段
    に記憶されたシンボル名を参照して実アドレス情報に変
    換する変換手段とを一方の情報処理装置に設けたことを
    特徴とする情報処理システム。
  2. 【請求項2】 デバッグ対象の実行プログラムを実行す
    る一方の情報処理装置の記憶領域の各アドレスに一致さ
    せるための所定のシンボル名を記憶するシンボル情報記
    憶手段を有し、一方の情報処理装置と他方の情報処理装
    置とが通信制御プログラムに基づいて相互に通信可能な
    情報処理システムのプログラムデバッグ方法において、
    前記実行プログラムに記述されているシンボル名または
    アドレス指定情報を入力する入力工程と、入力情報が前
    記シンボル名かどうかを判別する判別工程と、入力情報
    がシンボル名である場合に、前記シンボル情報記憶手段
    に記憶されたシンボル名を参照して実アドレス情報に変
    換する変換工程とを有し、一方または他方の情報処理装
    置側から入力されるシンボル名に応じて一方の情報処理
    装置で実行される実行プログラムの実アドレスを生成す
    ることを特徴とする情報処理システムのプログラムデバ
    ッグ方法。
  3. 【請求項3】 デバッグ対象の実行プログラムを機械語
    レベルのプログラムで記述していることを特徴とする請
    求項2記載の情報処理システムのプログラムデバッグ方
    法。
  4. 【請求項4】 デバッグ対象の実行プログラムを中間言
    語により翻訳・実行するレベルのプログラムで記述して
    いることを特徴とする請求項2記載の情報処理システム
    のプログラムデバッグ方法。
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