JPH07230042A - 光路方向切替え可能な望遠鏡 - Google Patents

光路方向切替え可能な望遠鏡

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JPH07230042A
JPH07230042A JP4515194A JP4515194A JPH07230042A JP H07230042 A JPH07230042 A JP H07230042A JP 4515194 A JP4515194 A JP 4515194A JP 4515194 A JP4515194 A JP 4515194A JP H07230042 A JPH07230042 A JP H07230042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prism
objective lens
optical path
axis
light
Prior art date
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Pending
Application number
JP4515194A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Morizumi
雅明 森住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP4515194A priority Critical patent/JPH07230042A/ja
Publication of JPH07230042A publication Critical patent/JPH07230042A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直視方向と斜視方向の両者の観察が1つの望
遠鏡で可能となるようにする。 【構成】 対物レンズ10からの入射光を対物レンズ光
路軸に対して斜め方向へ出射させる第1プリズム12
と、この第1プリズム12の出射光軸を回動軸として回
動自在となる第2プリズム16とを設ける。この第2プ
リズム16により、第1プリズム12からの入射光を上
記対物レンズ光路軸と平行に出射させ、一方180度回
動したときは、入射光を対物レンズ光路軸に対して45
度又は60度の斜め方向に出射させるようにすることに
より、直視方向と斜視方向が切替えられるようにする。
なお、この第1プリズム12又は第2プリズム16の反
射面を、ダハ面として、正立正像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、野外観察等に用いら
れ、直視方向だけでなく、斜視方向の観察が可能となる
望遠鏡の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】野外観察、鳥類観察、射撃確認等におい
て、フィールドスコープ等として望遠鏡が用いられてい
る。この望遠鏡としては、対物レンズと接眼レンズの両
者の光軸方向が一致する直視タイプのものだけでなく、
この対物レンズの光軸方向と接眼レンズの光軸方向が所
定の角度に設定された斜視タイプのものがある。この斜
視タイプの望遠鏡によれば、例えば観察者は上側を仰ぐ
ことなく、斜め上方(仰角方向)を観察できることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、望遠鏡で良好な観察を行うためには、別体となって
いる直視タイプと斜視タイプの両者の望遠鏡が必要とな
り、持ち運びにおいて、或いは使用上、管理上におい
て、不便であるという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、直視方向と斜視方向の両者の観察
が1つの望遠鏡で可能となる光路方向切替え可能な望遠
鏡を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1請求項に係る光路方向切替え可能な望遠鏡は、
対物レンズ側に取り付けられ、この対物レンズからの入
射光を対物レンズ光路軸に対して斜め方向へ出射させる
第1プリズムと、この第1プリズムの出射光軸を回動軸
として回動自在となるように接眼レンズ側に取り付けら
れ、第1プリズムからの入射光を上記対物レンズ光路軸
と平行に出射させる一方、所定の位置まで回動したとき
は、第1プリズムからの入射光を対物レンズ光路軸に対
して鋭角方向に出射させる第2プリズムと、を含んでな
ることを特徴とする。第2請求項の発明は、上記第1プ
リズム又は第2プリズムのいずれか一方の反射面に、ダ
ハ面を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によれば、第2プリズムは接眼レン
ズと共に第1プリズム側に対して回動するように構成さ
れ、直視位置にセットされたときは、第1プリズムから
出射された斜め方向の光は、第2プリズムで水平方向に
配置された対物レンズ光路軸に平行となるように反射さ
れる。従って、この場合は直視方向の観察が可能とな
る。一方、上記所定位置から例えば180度回転させる
と、第1プリズムから出射された斜め方向の光は、第2
プリズムで更に対物レンズ光路軸に対し斜め方向へ出射
される。この斜め方向の角度は、対物レンズ光路軸に対
して、例えば45度或いは60度の鋭角とされる。従っ
て、第2プリズム及び接眼レンズを回動させることによ
って、直視と斜視を切替えることができることになる。
【0007】また、上記第1プリズム又は第2プリズム
の反射面をダハプリズムで構成すると、小さなプリズム
で所定回数の反射が効率よく行われ、正立正像をコンパ
クトな構成で得ることができる。
【0008】
【実施例】図1には、第1実施例に係る光路方向切替え
可能な望遠鏡の構成が示され、図2には第1実施例の光
路の軌跡が示され、図3には切替え動作を説明する外観
図が示されている。図1において、対物レンズ10側に
第1プリズム12が一体となるように配置され、接眼レ
ンズ14側に第2プリズム16が一体となるように配置
される。そして、この接眼レンズ14と第2プリズム1
6は、対物レンズ10側に対し、或いは逆に対物レンズ
10と第1プリズム12は、接眼レンズ14に対し、回
動軸18を軸にして回動自在に構成される。例えば、図
3に示されるように、上記対物レンズ10及び第1プリ
ズム12を設けた本体20に、上記接眼レンズ14及び
第2プリズム16を設けた回動部22が回動自在となる
ように取り付けられ、この回動部22が直視方向を観察
するとき、鎖線のP1 の位置に、斜視方向を観察すると
き、実線P2 の位置にセットするように構成される。
【0009】そうして、図2に示されるように、上記第
1プリズム12には3つの反射面が形成され、第1反射
面12Aと第2反射面12Bには反射率を上げる反射コ
ートが塗布されている。この第1プリズム12によれ
ば、第1反射面12Aによって、対物レンズ光路軸10
0上の光は水平方向から下側へ135度戻る方向に反射
され、更に第2反射面12Bと第3反射面12Cで反射
されることにより、出射光は上記光路軸100から角度
α1 =22.5度の斜め上側方向に向うようになる。そ
して、第2プリズム16はその回動軸200が上記第1
プリズム12の出射光軸と一致するように配置されてお
り、図示されるように、第2プリズム12は鎖線の直視
位置P1 から180度離れた斜視位置P2 へ回動され
る。
【0010】上記第2プリズム16は、ダハ面とされた
第1反射面16Aと第2反射面16Bを有し、この3回
の反射により、入射光を角度22.5度だけシフトさせ
る。即ち、回動部22が直視位置P1 にセットされてい
るときは、第1プリズム12からの入射光を22.5度
だけ下側にシフトさせるので、第2プリズム16の出射
光101は水平方向へ戻り対物レンズ光路軸100の方
向と一致する。一方、回動部22が斜視位置P2 にセッ
トされているときは、入射光を22.5度だけ上側にシ
フトさせるので、第2プリズム16の出射光102は対
物レンズ光路軸100に対して45度(角度β)上側へ
向かうことになる。
【0011】また、実施例では、第1反射面16Aが、
図1に示されるように屋根状(ダハ面)とされており、
第1プリズム12と第2プリズム16で反射される回数
は6回となるので、正立正像を得ることができる。この
ダハ面の形成によれば、プリズムの全体的な大きさを変
えることなく、反射回数を調整することができるという
利点がある。なお、このダハ面は、第1プリズム12の
第3反射面12Cに形成するようにしてもよい。
【0012】上記第1実施例の構成によれば、図3に示
されるように、第2プリズム16及び接眼レンズ14を
設けた回動部22が回動軸18を軸として回動され、直
視位置P1 と斜視位置P2 の両位置に切り替えることが
可能となる。例えば、図1に示される直視位置P1 にセ
ットされたときは、図2に示されるように、第1プリズ
ム12で斜め方向へ変換された対物レンズ10からの光
は、第2プリズム16で元の水平方向(101)へ再変
換される。従って、この場合では、観察者が向いた方向
の視野領域が拡大されて観察される。
【0013】一方、図2の実線で示されるように、第2
プリズム16(回動部22)が斜視位置P2 にセットさ
れたときは、第1プリズム12で水平方向から22.5
度斜め上方へ変換された対物レンズ10からの光が、第
2プリズム16で更に22.5度斜め方向へ変換される
(102)。従って、この場合には、観察者が水平方向
を向いたと仮定すると、水平方向から45度(角度β)
上側を向く方向の視野領域が拡大されて観察されること
になる。
【0014】図4には、第2実施例の構成が示されてお
り、この第2実施例は異なるプリズムの構成で、斜視角
度を60度とした例である。即ち、第1プリズム24は
反射コートが形成された第1反射面24A及び第2反射
面24Bを有し、第2プリズム26はダハ面とされた第
1反射面26A、第2反射面26B及び第3反射面26
Cを有している。この第1プリズム24によれば、第1
反射面24Aによって、対物レンズ光路軸100上の光
は水平方向から下側へ120度戻る方向に反射され、出
射光は上記光路軸100から角度α2 =30度の斜め上
方に向う。一方、第2プリズム26は回動軸201が上
記第1プリズム24の出射光軸と一致するように配置さ
れ、2回の反射により入射光を角度30度だけシフトさ
せる。なお、上記ダハ面は、第1プリズム24の第2反
射面24Bに形成するようにしてもよい。
【0015】このような第2実施例によれば、第2プリ
ズム26及び接眼レンズ14が直視位置P1 にセットさ
れているときは、第1プリズム24からの入射光を30
度だけ下側にシフトさせるので、第2プリズム26の出
射光103は水平方向へ戻り対物レンズ光路軸100の
方向と一致する。従って、この場合は、観察者が向いた
方向の視野領域が拡大されて観察される。一方、斜視位
置P2 にセットされているときは、入射光を30度だけ
上側にシフトさせるので、第2プリズム26の出射光1
04は対物レンズ光路軸100に対して60度(角度
β)上側へ向かうことになる。従って、この場合は、観
察者が水平方向を向いても、水平方向から60度上側の
方向の視野領域が拡大されて観察されることになる。
【0016】上記第1及び第2実施例においては、上記
構成の他に、第1プリズム12と第2プリズム26の組
合せ、第1プリズム24と第2プリズム16の組合せと
することもでき、また斜視方向の角度βは鋭角(0<β
<90)の範囲で設定することができる。更に、実施例
では上記の斜視方向が上側である場合を説明したが、こ
の斜視方向は下側でも、左右方向でも同様である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、第1請求項の発明
によれば、対物レンズ光路軸に対して斜め方向へ出射さ
せる第1プリズムと、この第1プリズムの出射光軸を回
動軸として回動する第2プリズムとを設け、この第2プ
リズムによって第1プリズムからの入射光を対物レンズ
光路軸と平行に出射させる一方、所定角度回動させたと
き、対物レンズ光路軸から鋭角方向に出射させるように
したので、直視方向と斜視方向を切替えて観察すること
が可能となる。従って、従来のように、2個の望遠鏡を
用意する必要はなく、持ち運びにおいて、或いは使用
上、管理上において便利となるという利点がある。
【0018】また、第2請求項によれば、ダハ面によ
り、効率よく反射回数を調整することができ、コンパク
トな望遠鏡を製作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る光路方向切替え可能
な望遠鏡の構成を示す斜視図である。
【図2】図1の構成での光路軌跡を示す図である。
【図3】第1実施例の全体において切替え動作を示す説
明図である。
【図4】第2実施例の構成及び光路軌跡を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 … 対物レンズ、 12,24 … 第1プリズム、 14 … 接眼レンズ、 16,26 … 第2プリズム、 200,201 … 回動軸。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズ側に取り付けられ、この対物
    レンズからの入射光を対物レンズ光路軸に対して斜め方
    向へ出射させる第1プリズムと、この第1プリズムの出
    射光軸を回動軸として回動自在となるように接眼レンズ
    側に取り付けられ、第1プリズムからの入射光を上記対
    物レンズ光路軸と平行に出射させる一方、所定の位置ま
    で回動したときは、第1プリズムからの入射光を対物レ
    ンズ光路軸に対して鋭角方向に出射させる第2プリズム
    と、を含んでなる光路方向切替え可能な望遠鏡。
  2. 【請求項2】 上記第1プリズム又は第2プリズムのい
    ずれか一方の反射面に、ダハ面を設けたことを特徴とす
    る上記第1請求項記載の光路方向切替え可能な望遠鏡。
JP4515194A 1994-02-18 1994-02-18 光路方向切替え可能な望遠鏡 Pending JPH07230042A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4515194A JPH07230042A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 光路方向切替え可能な望遠鏡

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JP4515194A JPH07230042A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 光路方向切替え可能な望遠鏡

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JPH07230042A true JPH07230042A (ja) 1995-08-29

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ID=12711281

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JP4515194A Pending JPH07230042A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 光路方向切替え可能な望遠鏡

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JP (1) JPH07230042A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105874371A (zh) * 2014-02-13 2016-08-17 奥林匹斯冬季和Ibe有限公司 棱镜组、棱镜座装置和具有可变视向的内窥镜
US10216071B2 (en) 2015-04-27 2019-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Optical system and optical apparatus including the same

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