JPH1123979A - 傾斜鏡筒および顕微鏡 - Google Patents

傾斜鏡筒および顕微鏡

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JPH1123979A
JPH1123979A JP9183596A JP18359697A JPH1123979A JP H1123979 A JPH1123979 A JP H1123979A JP 9183596 A JP9183596 A JP 9183596A JP 18359697 A JP18359697 A JP 18359697A JP H1123979 A JPH1123979 A JP H1123979A
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JP
Japan
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light beam
optical unit
reflecting surface
reflecting
emitted
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JP9183596A
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English (en)
Inventor
Yasuo Yonezawa
康男 米澤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 接眼レンズの射出光軸の傾斜角が制限される
ことなく、コンパクトな構成の傾斜鏡筒を提供する。 【解決手段】 傾斜鏡の三つの光学ユニットのうち、第
二光学ユニットは、第一光学ユニットの射出光束を90
゜反射偏向させる第一反射面と、第一反射面での入射光
束と射出光束とで決定される平面に垂直で、かつ第一反
射面からの射出光束を含む平面内に90゜反射偏向させ
る第二反射面と、第二反射面と平行に設けた第三反射面
と、第三反射面からの射出光束と垂直な面内に90゜反
射偏向させる第四反射面と、を有し、第三反射面は、第
二反射面からの光束を、90゜反射偏向させ、かつ第二
反射面への入射光束と同一方向に反射偏向させ、第四反
射面は、前記第三反射面からの射出光束を、90゜反射
偏向させ、かつ第一反射面の入射光束とは180゜偏向
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実体顕微鏡および
生物顕微鏡等の接眼部の傾斜鏡筒に関し、特に、接眼レ
ンズを含む観察系を回転させて、観察者の視準位置を変
えられるように構成した傾斜鏡筒に関する。
【0002】
【従来技術】従来、顕微鏡等による試料の観察時、観察
による疲労を少なくし、観察者が楽な姿勢で観察および
作業ができるように視準位置が上下に変えられるように
なっている。その場合、結像レンズ系を固定し、反射偏
向装置および接眼部を含む観察系、すなわち、傾斜鏡筒
のみを操作して観察者の視準位置が変えられる。
【0003】上記の観察者の視準位置を変えることので
きる傾斜鏡筒の例としては、特開昭61−190310
号公報に開示されている。該公報には、図3および図4
に示すように、結像レンズ11と、直角プリズム12お
よび直角プリズム14ならびに梯形プリズム13とから
なる反射偏向装置と、菱形プリズム15と、接眼レンズ
16とからなる傾斜鏡筒が開示されている。該傾斜鏡筒
においては、梯形プリズム13と直角プリズム14とを
それぞれの入射光軸の回りに回転させることにより、接
眼レンズ16の射出光軸16Aの傾斜角2θを鉛直方向
から水平方向近傍まで調整が可能となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術では、接眼レンズの射出光軸の傾斜角が
水平に近づくと、梯形プリズムが下がってくる。従っ
て、梯形プリズムが、結像レンズの光軸となす角が約4
5゜近くまで傾斜すると、顕微鏡等の本体部分の、例え
ば、結像レンズの外郭と干渉するようになる。この干渉
を避けようとすると、接眼レンズの射出光軸の傾斜角が
制限され、水平方向からの視準ができない、或いは、構
造上大型化し複雑かつ回転部の負担が大きくなるという
問題があった。
【0005】本発明では、上記のような問題点を解決す
るために、接眼レンズの射出光軸の傾斜角が制限される
ことなく、コンパクトな構成の傾斜鏡筒を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本発明
は、入射光束を90゜反射偏向させる第一光学ユニット
と、該第一光学ユニットの射出光束を反射偏向させる第
二光学ユニットと、該第二光学ユニットの射出光束を9
0゜反射偏向させる第三光学ユニットと、を含む傾斜鏡
筒において、前記第二光学ユニットは、前記第一光学ユ
ニットの射出光束を90゜反射偏向させる第一反射面
と、該第一反射面での入射光束と射出光束とで決定され
る平面に垂直で、かつ該第一反射面からの射出光束を含
む平面内に90゜反射偏向させる第二反射面と、該第二
反射面と平行に設けた第三反射面と、該第三反射面から
の射出光束と垂直な面内に90゜反射偏向させる第四反
射面と、を有し、前記第三反射面は、前記第二反射面か
らの光束を、90゜反射偏向させ、かつ前記第二反射面
への入射光束と同一方向に反射偏向させ、前記第四反射
面は、前記第三反射面からの射出光束を、90゜反射偏
向させ、かつ前記第一反射面の入射光束とは180゜偏
向させる。また、対物レンズと、該対物レンズからの光
束を結像させる結像レンズと、該結像レンズからの射出
光束を90゜反射偏向させる第一光学ユニットと、該第
一光学ユニットの射出光束を反射偏向させる第二光学ユ
ニットと、該第二光学ユニットの射出光束を90゜反射
偏向させる第三光学ユニットと、該第三光学ユニットか
らの光束を平行光束にする接眼レンズと、を含む顕微鏡
において、前記第二光学ユニットは、前記第一光学ユニ
ットの射出光束を90゜反射偏向させる第一反射面と、
該第一反射面での入射光束と射出光束とで決定される平
面に垂直で、かつ該第一反射面からの射出光束を含む平
面内に90゜反射偏向させる第二反射面と、該第二反射
面と平行に設けた第三反射面と、該第三反射面からの射
出光束と垂直な面内に90゜反射偏向させる第四反射面
と、を有し、前記第三反射面は、前記第二反射面からの
光束を、90゜反射偏向させ、かつ前記第二反射面への
入射光束と同一方向に反射偏向させ、前記第四反射面
は、前記第三反射面からの射出光束を、90゜反射偏向
させ、かつ前記第一反射面の入射光束とは180゜偏向
させる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明の傾斜
鏡筒は、従来の梯形プリズムの機能、この場合、像の上
下左右の関係を変えずに一定とする機能を有している。
すなわち、第二光学ユニットを第一反射面を有する直角
プリズム3および第四反射面を有する直角ブリズム5と
それらの中間に直角プリズム3の第一反射面での入射光
束と射出光束とで決定される平面に垂直で、かつ直角プ
リズム3の射出光束を含む平面内で2回、光束を90゜
偏向する反射偏向面を有する菱形プリズム4によって構
成する。これにより、第二光学ユニットの入射光束の光
軸の方向を変えずに射出光束の光軸の位置を平行移動さ
せることができる。その結果、光路長Lを最短とするこ
とができ、また光軸を距離Sだけ引き離すことができ
る。従って、第二光学ユニットが第一光学ユニットに対
して、45゜を超えて回転しても、顕微鏡等の本体に第
二光学ユニットが、空間的に余裕があるため干渉するこ
とがなくなる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す傾斜鏡筒の
光学系の断面図である。図1に示す実施例において、結
像レンズ1は、対物レンズ0によってできた像を再結像
させる。第一光学ユニットは、結像レンズ1の射出光束
を90゜反射偏向させる反射面を有する直角プリズム2
を構成する。第二光学ユニットは、第一反射面を有する
直角プリズム3と、第四反射面を有する直角ブリズム5
と、それらの中間に互いに平行な第二反射面と第三反射
面とを有する菱形プリズム4と、によって構成されてい
る。直角プリズム3および直角プリズム5は、入射光束
をそれぞれ90゜反射偏向させる。菱形プリズム4は、
直角プリズム3の第一反射面での入射光束と射出光束と
で決定される平面に垂直で、かつ直角プリズム3の射出
光束を含む平面内で2回反射させ、入射光束の光軸3A
の方向を変えずに射出光束の光軸4Aの位置を平行移動
させる。第三光学ユニットは、入射光束を90゜反射偏
向させる反射面を有する直角プリズム6を構成する。接
眼レンズ8は、第三光学ユニットからの光束を平行光束
とする。尚、第一反射面から第四反射面までの反射面
は、プリズムの代わりに反射鏡を使用してもよい。
【0009】以上のように、第一光学ユニットと、第二
光学ユニットと、第三光学ユニットとから構成された傾
斜鏡筒は、各光学ユニットの反射作用により、上下左右
が反転することなく、像7を作る。また、第二光学ユニ
ットの射出光束の光軸5Aにそった射出方向は、光軸2
Aにそった入射光束の入射方向に対し180゜偏向され
ている。また、菱形プリズム4を用いているため、光軸
3Aの位置を光軸4Aの位置まで平行移動することがで
きる。従って、第三光学ユニットが顕微鏡等の本体と干
渉しなくなる。さらに、第二光学ユニットは、直角プリ
ズム2の射出光束の光軸2Aの回りに回転可能で、それ
によって生じる像の回転を補正するため、第三光学ユニ
ットは、直角プリズム5の射出光束の光軸5Aの回りに
回転可能であることが望ましい。このような構造で、第
二光学ユニットが直角プリズム2の射出光束の光軸2A
を回転軸としてθ回転するとき、第三光学ユニットが同
方向に直角プリズム5の射出光束の光軸5Aを回転軸と
して2θ回転可能にする。その結果、傾斜鏡筒の接眼レ
ンズ8の射出光束の光軸8Aは、鉛直方向から水平方向
まで任意に変えられ、視準位置が観察者の姿勢に合わせ
て自由に調整できる。
【0010】また、本発明を実体顕微鏡の傾斜鏡筒また
は双眼型接眼を有する顕微鏡の傾斜鏡筒に適用する場合
は、左右一対の傾斜鏡筒が連動機構によって互いに同位
相で回転することは言うまでもない。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接眼レン
ズの射出光軸の傾斜角が、鉛直方向から水平方向まで制
限されることなく、コンパクトで、安価な構成の傾斜鏡
筒を提供できる利点があり、また、顕微鏡で試料等を観
察する時、観察者の疲労を軽減する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による傾斜鏡筒の一実施例を示
す光学系の断面図である。
【図2】図2は、図1に示す光学系の平面図である。
【図3】図3は、従来の傾斜鏡筒の光学系の断面図であ
る。
【図4】図4は、図3に示す光学系の平面図である。
【符号の説明】 0・・・対物レンズ 1・・・結像レンズ 2,3,5,6・・・直角プリズム 4・・・菱形プリズム 7・・・像 8・・・接眼レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光束を90゜反射偏向させる第一光
    学ユニットと、該第一光学ユニットの射出光束を反射偏
    向させる第二光学ユニットと、該第二光学ユニットの射
    出光束を90゜反射偏向させる第三光学ユニットと、を
    含む傾斜鏡筒において、 前記第二光学ユニットは、前記第一光学ユニットの射出
    光束を90゜反射偏向させる第一反射面と、該第一反射
    面での入射光束と射出光束とで決定される平面に垂直
    で、かつ該第一反射面からの射出光束を含む平面内に9
    0゜反射偏向させる第二反射面と、該第二反射面と平行
    に設けた第三反射面と、該第三反射面からの射出光束と
    垂直な面内に90゜反射偏向させる第四反射面と、を有
    し、 前記第三反射面は、前記第二反射面からの光束を、90
    ゜反射偏向させ、かつ前記第二反射面への入射光束と同
    一方向に反射偏向させ、 前記第四反射面は、前記第三反射面からの射出光束を、
    90゜反射偏向させ、かつ前記第一反射面の入射光束と
    は180゜偏向させることを特徴とする傾斜鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記第二光学ユニットが、前記第一光学
    ユニットの射出光束の光軸を回転軸としてθ回転すると
    き、前記第三光学ユニットは、前記第二光学ユニットの
    射出光束の光軸を回転軸として2θ回転することを特徴
    とする請求項1に記載の傾斜鏡筒。
  3. 【請求項3】 対物レンズと、該対物レンズからの光束
    を結像させる結像レンズと、該結像レンズからの射出光
    束を90゜反射偏向させる第一光学ユニットと、該第一
    光学ユニットの射出光束を反射偏向させる第二光学ユニ
    ットと、該第二光学ユニットの射出光束を90゜反射偏
    向させる第三光学ユニットと、該第三光学ユニットから
    の光束を平行光束にする接眼レンズと、を含む顕微鏡に
    おいて、 前記第二光学ユニットは、前記第一光学ユニットの射出
    光束を90゜反射偏向させる第一反射面と、該第一反射
    面での入射光束と射出光束とで決定される平面に垂直
    で、かつ該第一反射面からの射出光束を含む平面内に9
    0゜反射偏向させる第二反射面と、該第二反射面と平行
    に設けた第三反射面と、該第三反射面からの射出光束と
    垂直な面内に90゜反射偏向させる第四反射面と、を有
    し、 前記第三反射面は、前記第二反射面からの光束を、90
    ゜反射偏向させ、かつ前記第二反射面への入射光束と同
    一方向に反射偏向させ、 前記第四反射面は、前記第三反射面からの射出光束を、
    90゜反射偏向させ、かつ前記第一反射面の入射光束と
    は180゜偏向させることを特徴とする顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記第二光学ユニットが、前記第一光学
    ユニットの射出光束の光軸を回転軸としてθ回転すると
    き、前記第三光学ユニットは、前記第二光学ユニットの
    射出光束の光軸を回転軸として2θ回転することを特徴
    とする請求項3に記載の顕微鏡。
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