JPH0722981A - 時分割多重デジタル無線通信装置 - Google Patents

時分割多重デジタル無線通信装置

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JPH0722981A
JPH0722981A JP5160720A JP16072093A JPH0722981A JP H0722981 A JPH0722981 A JP H0722981A JP 5160720 A JP5160720 A JP 5160720A JP 16072093 A JP16072093 A JP 16072093A JP H0722981 A JPH0722981 A JP H0722981A
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JP
Japan
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signal
frequency
mixer
output
time
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Withdrawn
Application number
JP5160720A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Sekido
哲也 関戸
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 自己が生成するキャリア信号に起因する受信
時の感度抑圧現象を回避できるようにする。 【構成】 送信信号に関わる信号の周波数と受信信号に
関わる信号の周波数とが同一又は近似となる構成を有
し、基準発振器8の出力の周波数を1/N(N:正の整
数)に分周する分周器19と、この分周器の出力と前記
基準発振器の出力で規正されるPLL構成の第2ローカ
ル発振器9の出力とを入力するミキサ16とを設けてあ
る。前記ミキサを送信時に動作させて、送信用のキャリ
ア信号を生成させるように制御信号を供給し、受信時に
は前記ミキサの動作を停止させて前記キャリア信号の生
成を休止させるように制御信号を供給する構成にしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は時分割多重デジタル無線
通信装置に関し、特に、自己が生成するキャリア信号に
起因する受信時の感度抑圧現象を回避できるようにした
時分割多重デジタル無線通信装置に係る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の時分割多重デジタル無線通
信装置の一例を示すブロック構成図である。同図におい
て、アンテナ(図示省略)に誘起した受信信号(周波数
はf1)はアンテナスイッチ1及び低雑音増幅器2を介
して第1受信ミキサ3に入力し、この第1受信ミキサ3
には第1ローカル発振器7からのローカル信号(周波数
f1±f2、f2 は第1中間周波信号の周波数)が供給
されている。前記第1受信ミキサ3は入力信号の周波数
と前記第1ローカル発振器7におけるローカル信号の周
波数の差の周波数f2の第1中間周波信号を出力し、こ
の第1中間周波信号は増幅器4を介して第2受信ミキサ
5に入力している。
【0003】前記第2受信ミキサ5には第3ローカル発
振器10からのローカル信号(周波数f2 ±f3 、f3
は第2中間周波信号の周波数)が入力しており、この第
2受信ミキサ5は復調器6に前記第3ローカル発振器1
0からのローカル信号の周波数と前記第1中間周波信号
の周波数の差の周波数f3の第2中間周波信号を供給し
ている。そして、前記復調器6から復調出力が得られる
ようになっている。
【0004】一方、送信部について説明すると、不図示
のベースバンド信号処理部からの同相成分ベースバンド
信号(I信号)は変調器14に入力しており、この変調
器14には第2ローカル発振器9からキャリア信号(周
波数はf2)が入力している。また、直交位相成分ベー
スバンド信号(Q信号)は変調器17に入力しており、
この変調器17には前記第2ローカル発振器9からのキ
ャリア信号をフェーズシフター15でその位相をπ/2
ずらせたキャリア信号が入力している。前記変調器14
と前記変調器17の出力は加算器13にそれぞれ入力し
ており、この加算器13の出力は送信ミキサ12に入力
している。この送信ミキサ12には前記第1ローカル発
振器7からのローカル信号が入力しており、両入力信号
の混合出力は送信信号(周波数はf1 )として送信電力
増幅器11に入力している。この送信電力増幅器11で
増幅された送信信号は前記アンテナスイッチ1を介して
アンテナへ送られる。なお、基準発振器8(周波数はf
4 )は前記第1ローカル発振器7や前記第2ローカル発
振器9をPLLに構成する際の基準信号を得るための水
晶発振器である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の時分割多重デジ
タル無線通信装置、例えば、PHP(パーソナルハンデ
ィーホーン)システムの装置にあっては、周波数f1 と
して1.9GHz帯が使われ、周波数f2 は240MH
z帯が選定され、周波数f3 は数MHzにされている。
従って、前記第1ローカル発振器7や前記第2ローカル
発振器9は、通常、図2に示したように基準発振器8を
使用するPLLに構成されるが、第3ローカル発振器1
0はコストやスペースの節約を考慮して単独の水晶発振
器が用いられることが多い。そのような事情から、無線
通信装置内には二つの非同期の発振源が存在することに
なる。そのため、相互干渉等の不都合が生じ易く、それ
を避けるため一つの基準発振源に基づいて必要な周波数
の信号を生成する構成にされることが望まれていた。図
3は、それを実現すべく構成された無線装置の例を示す
ブロック図である。この無線装置では図2に示した無線
装置の第3ローカル発振器10を使用せずに第2受信ミ
キサ18を設け、周波数f1 帯で準同期検波を行い、I
/Qベースバンド信号を得るようにされている。しかし
ながら、この構成の無線装置には常に発振を継続する発
信周波数が240MHz帯と極めて高い第2ローカル発
振器9が存在し、しかもその発振周波数f2 と受信第1
中間周波数f2 とが同一であるために、厳重なシールド
を行わない限り、受信期間中に自己が発生する信号に起
因して感度抑圧妨害等を受けるという欠点があった。
【0006】そこで、本発明はそのような問題に鑑み、
自己が生成するキャリア信号に起因する受信時の感度抑
圧現象等を回避できるようにした時分割多重デジタル無
線通信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の時分割多重デジ
タル無線通信装置は、送信信号に関わる信号の周波数と
受信信号に関わる信号の周波数とが同一又は近似となる
構成を有する時分割多重デジタル無線通信装置であり、
一つの基準発振器を備えている。
【0008】また、前記時分割多重デジタル無線通信装
置には、前記基準発振器の出力或いはこの出力の周波数
を1/N(N:正の整数)に分周した出力と前記基準発
振器の出力で規正されるPLL構成の発振器の出力とを
入力するミキサとを設けてある。そして、前記時分割多
重デジタル無線通信装置は、前記ミキサを送信時に動作
させてこのミキサに送信用のキャリア信号を生成させる
よう前記ミキサに制御信号を供給し、受信時には前記ミ
キサの動作を停止させて前記キャリア信号の生成を休止
させるよう前記ミキサに制御信号を供給する構成にして
ある。
【0009】
【作用】送信時にはミキサが動作し送信用のキャリア信
号を生成することができ、受信時には前記ミキサの動作
が停止するので、キャリア信号の周波数と同一若しくは
近似の周波数の信号を増幅する増幅器の入力段にキャリ
ア信号が回り込むことはないので、受信時に感度抑圧等
が起こるおそれもなくなる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示すブ
ロック構成図である。同図において、この実施例のもの
では、従来例として示した前記第3ローカル発振器10
は設けずに、前記第2ローカル発振器9で前記第3ロー
カル発振器10が生成していたf2 ±f3 の周波数のロ
ーカル信号を発生させ、これを前記第2受信ミキサ5に
供給している。送信用のキャリア信号を生成するために
ミキサ16を設けており、このミキサ16には基準発振
器8の出力を1/N分周器19で分周した分周出力(周
波数はf3 )と前記第2ローカル発振器9の出力とをそ
れぞれ入力している。そして、前記ミキサ16は周波数
f2 の出力を変調器14とフェーズシフター15に供給
しており、且つ、図外の回路から、その作動・不作動を
制御する制御信号を入力している。その他の構成は従来
例として示した図2の無線通信装置と同じである。
【0011】而して、受信時にはアンテナに誘起した周
波数f1 の受信信号はアンテナスイッチ1及び低雑音増
幅器2を介して第1受信ミキサ3に入力し、ここで周波
数f2 の第1中間周波信号に変換される。この第1中間
周波信号は増幅器4で増幅された後第2受信ミキサ5に
入力し、ここで周波数f3 の第2中間周波信号に変換さ
れ、この第2中間周波信号は復調器6に入力し、この復
調器6から復調信号が得られるようになっている。受信
時には前記ミキサ16には、その動作を停止させる制御
信号が入力しているので、前記ミキサ16は周波数f2
のキャリア信号を出力していない。従って、第1中間周
波信号への妨害は生じ得ない。
【0012】一方、送信時には、前記ミキサ16への制
御信号が前記ミキサ16を機能させるように変更され、
前記ミキサ16は周波数f2 のキャリア信号を出力す
る。そして、このキャリア信号は前記加算器13、前記
変調器14,17、前記フェーズシフター15で構成さ
れた直交変調器へ加えられ、被変調信号が生成され、こ
の信号は送信ミキサ12で周波数f1 の被変調信号に変
換され、次いで、送信電力増幅器11で増幅されて、前
記アンテナスイッチ1を介してアンテナへ送られる。
【0013】なお、前述の実施例では、基準発振器8の
出力を1/N分周器19で分周した信号(周波数f3)
をミキサ16に供給する構成にしたが、基準発振器8の
出力周波数がf3である場合には、この出力を直接ミキ
サ16に供給するようにしてもよい。この場合、当然1
/N分周器19を設ける必要はない。また、前述の実施
例では、第1中間周波信号の周波数と送信用のキャリア
信号の周波数が同一の場合について説明したが、両者の
周波数が同一ではなくかなり近似している場合であって
も前記構成を採ることにより感度抑圧現象等を回避する
ことができる。また、送信信号に関わる信号の周波数と
受信信号に関わる信号の周波数とが同一又は近似となる
場合には、実施例に示したように送信用のキャリア信号
の周波数と第1中間周波信号の周波数との間の関係だけ
に限らず、いかなる場合でも前記実施例に示した技術思
想を援用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、自己が生成するキャリア信号に起因する受信時の
感度抑圧現象等を完全に回避でき、従って、厳重なシー
ルドを施さなくても済むようになり、装置自体を小型に
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック構成図である。
【図2】従来の時分割多重デジタル無線通信装置の一例
を示すブロック構成図である。
【図3】従来の時分割多重デジタル無線通信装置の他の
例を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
4 増幅器 8 基準発振器 9 第2ローカル発振器 16 ミキサ 19 1/N分周器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信信号に関わる信号の周波数と受信信
    号に関わる信号の周波数とが同一又は近似となる構成を
    有する時分割多重デジタル無線通信装置において、 一つの基準発振器と該基準発振器の出力と前記基準発振
    器の出力で規正されるPLL構成の発振器の出力とを入
    力するミキサとを設け、該ミキサを送信時に動作させて
    該ミキサに送信用のキャリア信号を生成させるよう前記
    ミキサに制御信号を供給し、受信時には前記ミキサの動
    作を停止させて前記キャリア信号の生成を休止させるよ
    う前記ミキサに制御信号を供給することを特徴とする時
    分割多重デジタル無線通信装置。
  2. 【請求項2】 送信信号に関わる信号の周波数と受信信
    号に関わる信号の周波数とが同一又は近似となる構成を
    有する時分割多重デジタル無線通信装置において、 一つの基準発振器と該基準発振器の出力の周波数を1/
    N(N:正の整数)の周波数に分周する分周器と、 該分周器の出力と前記基準発振器の出力で規正されるP
    LL構成の発振器の出力とを入力するミキサとを設け、
    該ミキサを送信時に動作させて該ミキサに送信用のキャ
    リア信号を生成させるよう前記ミキサに制御信号を供給
    し、受信時には前記ミキサの動作を停止させて前記キャ
    リア信号の生成を休止させるよう前記ミキサに制御信号
    を供給することを特徴とする時分割多重デジタル無線通
    信装置。
JP5160720A 1993-06-30 1993-06-30 時分割多重デジタル無線通信装置 Withdrawn JPH0722981A (ja)

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JPH0722981A true JPH0722981A (ja) 1995-01-24

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ID=15721016

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5898907A (en) * 1996-02-09 1999-04-27 Nec Corporation Radio transmitter-receiver adopting both a single frequency and a double frequency conversion

Cited By (1)

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Effective date: 20000905