JPH07229597A - 低温タンクのメンブレン構造 - Google Patents

低温タンクのメンブレン構造

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JPH07229597A
JPH07229597A JP6021263A JP2126394A JPH07229597A JP H07229597 A JPH07229597 A JP H07229597A JP 6021263 A JP6021263 A JP 6021263A JP 2126394 A JP2126394 A JP 2126394A JP H07229597 A JPH07229597 A JP H07229597A
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fold
bent
rib
folds
folding
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JP6021263A
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Nobuyuki Nishioka
信之 西岡
Yasuhiro Kokayu
康弘 小粥
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 溶接線長の大幅な短縮と折り曲げひだ重ね継
手の採用により,工期の短縮と疲労強度の向上及び信頼
性の向上を図る。 【構成】 低温液を貯蔵する低温タンクにおいて,曲げ
加工により一枚の長尺板に上下複数段に横方向の折り曲
げひだ16を設けた多条ひだシート1と,横方向に折り
曲げひだ16を設け且つ上下両側部中央にU字状切欠部
を設けた屈曲ひだ2と,縦方向に折り曲げひだ16を設
け且つ左右両側部に三角状切欠部を設けた折り曲げひだ
シート3と,横方向に折り曲げひだ16を設けた三角形
の接続ピース4とを有し,上記各部分を組み合わせて格
子状の折り曲げひだ16を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低温液を貯蔵するタン
クの内壁に貼られたメンブレン構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の液化ガス等の極低温液を
貯蔵する低温タンクの断面を示している。12が円筒状
に造られたコンクリート躯体で、このコンクリート躯体
12の内周面に保冷材6が貼られ、この保冷材6の表面
にステンレス製メンブレンがアンカ9により固定されて
いる。メンブレンは、平板部8とひだ部7とにより構成
され、低温液13に直接触れている。
【0003】図8は、上記メンブレン構造を示し、図9
は、上記ひだ7部の構造を示している。図9に示すよう
に板の端部を折り曲げて、折り曲げ端縁を2枚重ねに
し、その部分を溶接14して、合掌形断面のひだ部7を
形成して、ひだ部7と直交した方向に低温時の収縮変形
を吸収する機能を持たせる一方、図8に示すようにひだ
部7が格子状になるように各メインブレンを組み合わせ
たものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図7〜図9に示す
従来の低温タンクのメインブレン構造では、板の端部を
折り曲げて、折り曲げ端縁を2枚重ねにし、その部分を
溶接14して、合掌形断面のひだ部7を形成して、ひだ
部7と直交した方向に低温時の収縮変形を吸収する機能
を持たせる一方、図8に示すようにひだ部7が格子状に
なるように各メインブレンを組み合わせおり、ヘリ継手
部の疲労被害度が大きくて、低温タンンクの大型化の傷
害になっている。
【0005】またヘリ継手部及びひだ部7の消失する箇
所に接合されるエンドピース15(図8参照)の溶接線
長が長くて、それに伴い検査対象箇所も多くなる。また
ひだ部7とひだ部7とを連続させるためにもエンドピー
ス15を用いなければならず、溶接線交差部が生じて、
強度上の弱点になっている。また現地溶接の割合が大き
く、メンブレンブロックの据え付けに要する工期が長い
上、ヘリ継手であるため、据え付け精度の確保が困難に
なるという問題があった。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、溶接線長の大幅な短
縮、工期の短縮を達成でき、折り曲げひだ、重ね継手
の採用による疲労強度の向上とそれに伴う信頼性の向上
とを合わせ達成できる低温タンクのメンブレン構造を提
供しようとする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、低温液を貯蔵する低温タンクにおい
て、曲げ加工により一枚の長尺板に上下複数段に横方向
の折り曲げひだ16を設けた多条ひだシート1と、横方
向に折り曲げひだ16を設け且つ上下両側部中央にU字
状切欠部2aを設けた屈曲ひだ2と、縦方向に折り曲げ
ひだ16を設け且つ左右両側部に三角形状切欠部3aを
設けた折り曲げひだシート3と、横方向に折り曲げひだ
16を設けた三角形の接続ピース4とを有し、上記各部
分を組み合わせて格子状の折り曲げひだ16を形成して
いる。
【0008】
【作用】本発明の低温タンクのメンブレン構造は前記の
ように構成されており、各多条ひだシート1を縦方向に
は1列に、横方向には間隔を置いて多列に、それぞれ配
置し、折り曲げひだシート3を各多条ひだシート1の隣
接する縦列間に間隔を置いて上下多段に配置し、各屈曲
ひだ2を各折り曲げひだシート3の間に挿入して、各屈
曲ひだ2の横方向の折り曲げひだ16と各多条ひだシー
ト1の横方向の折り曲げひだ16とを連続させる一方、
同屈曲ひだ2の上下に位置する折り曲げひだシート3の
縦方向の折り曲げひだ16の端部を屈曲ひだ2の上下両
側部中央に設けたU字状切欠部2aに挿入して、屈曲ひ
だ2の上下に位置する各折り曲げひだシート3の縦方向
の折り曲げひだ16を連続させ、接続ピース4を各折り
曲げひだシート3の左右両側部中央に設けた三角形状切
欠部3aに挿入して、同接続ピース4の横方向の折り曲
げひだ16と各多条ひだシート1の横方向の折り曲げひ
だ16とを連続させる。
【0009】
【実施例】次に本発明の低温タンクのメンブレン構造を
図1〜図6に示す一実施例により説明すると、図1、図
2、図6の1が多条ひだシートで、同各多条ひだシート
1は、縦方向には、1列に配置され、横方向には、間隔
を置いて多列に配置される。また同各多条ひだシート1
には、横方向の折り曲げひだ16が上下複数段に形成さ
れている。即ち、同各多条ひだシート1は、曲げ加工に
より一枚の長尺板に上下複数段に横方向の折り曲げひだ
16を設けている。
【0010】図1、図4の3が折り曲げひだシートで、
同折り曲げひだシート3は、上記各多条ひだシート1の
隣接する縦列間に間隔を置いて上下多段に配置される。
同各折り曲げひだシート3の中央部には、縦方向の折り
曲げひだ16が1本ずつ形成され、同各折り曲げひだシ
ート3の左右両側部中央には、三角形の切欠部3aが対
称的に設けられている。
【0011】図1、図3の2が同じ列の各折り曲げひだ
シート3の間に配置される屈曲ひだで、同各屈曲ひだ2
の中央部には、横方向の折り曲げひだ16が1本ずつ形
成され、同各屈曲ひだ2の上下両側部中央には、U字状
の切欠部2aが対称的に設けられている。図5の4が接
続ピースで、同接続ピース4の中央部には、横方向の折
り曲げひだ16が1本ずつ形成されている。
【0012】図6の17が多条ひだシート1と屈曲ひだ
2との重ね継手部である。次に前記図1〜図6に示す各
部分を円筒状コンクリート躯体12の内周面に貼られた
保冷材6の内周面に取付けるときの組付要領を説明す
る。各多条ひだシート1を縦方向には1列に、横方向に
は間隔を置いて多列に、それぞれ配置し、折り曲げひだ
シート3を各多条ひだシート1の隣接する縦列間に間隔
を置いて上下多段に配置する。
【0013】また各屈曲ひだ2を各折り曲げひだシート
3の間に挿入して、各屈曲ひだ2の横方向の折り曲げひ
だ16と各多条ひだシート1の横方向の折り曲げひだ1
6とを連続させる一方、同屈曲ひだ2の上下に位置する
折り曲げひだシート3の縦方向の折り曲げひだ16の端
部を屈曲ひだ2の上下両側部中央に設けたU字状切欠部
2a、2aに挿入して、屈曲ひだ2の上下に位置する各
折り曲げひだシート3の縦方向の折り曲げひだ16を連
続させる。
【0014】また接続ピース4を各折り曲げひだシート
3の左右両側部中央に設けた三角形状切欠部3a、3a
に挿入して、同接続ピース4の横方向の折り曲げひだ1
6と各多条ひだシート1の横方向の折り曲げひだ16と
を連続させる。なお多条ひだシート1は、側部メンブレ
ン構造だけでなく、底部メンブレン構造にも適用が可能
であり、この場合、屈曲ひだ2は、屈曲のない通常のひ
だになる。
【0015】
【発明の効果】本発明の低温タンクのメンブレン構造は
前記のように各多条ひだシートを縦方向には1列に、横
方向には間隔を置いて多列に、それぞれ配置し、折り曲
げひだシートを各多条ひだシートの隣接する縦列間に間
隔を置いて上下多段に配置し、各屈曲ひだを各折り曲げ
ひだシートの間に挿入して、各屈曲ひだの横方向の折り
曲げひだと各多条ひだシートの横方向の折り曲げひだと
を連続させる一方、同屈曲ひだの上下に位置する折り曲
げひだシートの縦方向の折り曲げひだの端部を屈曲ひだ
の上下両側部中央に設けたU字状切欠部に挿入して、屈
曲ひだの上下に位置する各折り曲げひだシートの縦方向
の折り曲げひだを連続させ、接続ピースを各折り曲げひ
だシートの左右両側部中央に設けた三角形状切欠部に挿
入して、同接続ピースの横方向の折り曲げひだと各多条
ひだシートの横方向の折り曲げひだとを連続させるの
で、溶接線長の大幅な短縮、工期の短縮を達成でき、
折り曲げひだ、重ね継手の採用による疲労強度の向上
とそれに伴う信頼性の向上とを合わせ達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低温タンクのメンブレン構造の一実施
例を示す斜視図である。
【図2】同メンブレン構造の多条ひだシートを示す斜視
図である。
【図3】同メンブレン構造の屈曲ひだを示す斜視図であ
る。
【図4】同メンブレン構造の折り曲げひだシートを示す
斜視図である。
【図5】同メンブレン構造の接続ピースを示す斜視図で
ある。
【図6】同メンブレン構造の重ね継手を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の低温タンクのメンブレン構造を示す斜視
図である。
【図8】同メンブレン構造を示す斜視図である。
【図9】同メンブレン構造の溶接部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 多条ひだシート 2 屈曲ひだ 3 折り曲げひだシート 4 接続ピース 6 保冷材 12 円筒形コンクリート躯体 16 折り曲げひだ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温液を貯蔵する低温タンクにおいて、
    曲げ加工により一枚の長尺板に上下複数段に横方向の折
    り曲げひだ16を設けた多条ひだシート1と、横方向に
    折り曲げひだ16を設け且つ上下両側部中央にU字状切
    欠部2aを設けた屈曲ひだ2と、縦方向に折り曲げひだ
    16を設け且つ左右両側部に三角形状切欠部3aを設け
    た折り曲げひだシート3と、横方向に折り曲げひだ16
    を設けた三角形の接続ピース4とを有し、上記各部分を
    組み合わせて格子状の折り曲げひだ16を形成したこと
    を特徴とする低温タンクのメンブレン構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016515986A (ja) * 2013-04-11 2016-06-02 ギャズトランスポルト エ テクニギャズ 不浸透性バリアの波形の結合解除
CN111406177A (zh) * 2017-11-27 2020-07-10 气体运输技术公司 热绝缘且密封的罐

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JP2016515986A (ja) * 2013-04-11 2016-06-02 ギャズトランスポルト エ テクニギャズ 不浸透性バリアの波形の結合解除
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CN111406177B (zh) * 2017-11-27 2021-12-28 气体运输技术公司 热绝缘且密封的罐

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