JPH07229441A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH07229441A
JPH07229441A JP6021236A JP2123694A JPH07229441A JP H07229441 A JPH07229441 A JP H07229441A JP 6021236 A JP6021236 A JP 6021236A JP 2123694 A JP2123694 A JP 2123694A JP H07229441 A JPH07229441 A JP H07229441A
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JP
Japan
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air amount
intake
cylinder
estimated
valve
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JP6021236A
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English (en)
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Toshiyuki Takimoto
敏幸 滝本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の各気筒の吸気通路に設けた吸気制
御弁の開閉により吸入空気量を変える内燃機関の吸気装
置において、アクセル開度の変化等の運転者が要求した
変化に対し、吸入空気量を示す信号を精度よく、かつ追
随性よく送出すること。 【構成】 内燃機関の各気筒に吸気制御弁を設け、アク
セル操作量が変化した後に最初に作動制御を開始する気
筒の空気量を、標準空気量推定手段により推定された前
記気筒の推定吸入空気量と、空気量演算手段によって実
際に吸入された空気量の算出が終了した気筒の吸気制御
弁の閉弁時期により推定された推定標準吸入空気量との
差と、空気量演算手段によって算出された実際に吸入し
た空気量とから空気量推定手段によって推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の吸気装置、特
に吸気制御弁の開閉により吸入空気量を制御する吸気装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の各気筒の吸気通路に吸気制御
弁を配設し、この吸気制御弁の開閉時期を調節すること
によってポンピングロスを低減する方法が公知であり、
例えば特開平4−292528号公報に開示されたもの
がある。同公報の装置では、吸気制御弁の開弁期間中の
平均開度を全開よりも小さい開度に低減し、所定の吸入
空気量を得るための吸気制御弁の閉弁完了の時期を遅く
し、吸気制御弁の閉鎖から吸入工程の終了までの期間を
短くすることによってポンピングロスを低減している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報の
装置は、いわゆる電子制御内燃機関に使用されるもので
あるが、電子制御内燃機関においては、吸入空気量に基
づいて所要の燃料噴射量、また、火花点火機関において
はその点火時期が決定されるのでアクセル開度の変化等
の運転者の要求に対応して機関を制御するためには、ア
クセル開度の変化等に対応した空気量を迅速、正確に求
めることが最も重要である。
【0004】ところが上記公報の装置においては吸入空
気量を吸気圧センサの信号値と吸気制御弁の開弁時間か
ら求めている。しかし吸入空気は吸気制御弁の開閉に応
じて脈動しているのである時点の信号値は吸入された全
空気量を代表していない。したがって、ある時点の信号
値をもとに吸入空気量を求めると精度よく必要とされる
空気量を求めることができない。この精度上の問題点を
解決するためには、例えば特開平1−271647号公
報に示されている様に1サイクルの間に吸入された空気
量を平均する方法があるが、同公報に示された方法では
平均値を算出する演算が終わるまで吸入空気量は求まら
ずアクセル開度の変化等に迅速に対応することができな
い。
【0005】本発明は上記問題に鑑み、内燃機関の各気
筒の吸気通路に設けた吸気制御弁の開閉により吸入空気
量を変える内燃機関の吸気装置において、アクセル開度
の変化等の運転者が要求した変化に対し、吸入空気量を
示す信号を精度よく、かつ追随性よく送出することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内燃機
関の各気筒の吸気通路に設けた吸気制御弁の開閉により
吸入空気量を制御する内燃機関の吸気装置において、ア
クセル操作量から吸気制御弁の閉弁時期を決定する閉弁
時期決定手段と、該閉弁時期決定手段により決定された
閉弁時期により標準吸入空気量を推定する標準空気量推
定手段と、実際に吸入された空気量を算出する空気量演
算手段と、アクセル操作量が変化した後に最初に作動制
御を開始する気筒の空気量を、標準空気量推定手段によ
り推定された前記気筒の推定標準吸入空気量と、前記空
気量演算手段によって実際に吸入された空気量の算出が
終了した気筒の吸気制御弁の閉弁時期により推定された
推定標準吸入空気量との差と、前記空気量演算手段によ
って算出された実際に吸入した空気量とから推定する空
気量推定手段とを、有することを特徴とする内燃機関の
吸気装置が提供される。
【0007】
【作用】本発明では、アクセル操作量が変化した後に最
初に作動制御を開始する気筒の空気量を、標準空気量推
定手段により推定された前記気筒の推定標準吸入空気量
と、空気量演算手段によって実際に吸入された空気量の
算出が終了した気筒の吸気制御弁の閉弁時期により推定
された推定標準吸入空気量との差と、空気量演算手段に
よって算出された実際に吸入した空気量とから、空気量
推定手段によって推定し、該推定された空気量に基づい
てアクセル操作量が変化した後に最初に作動制御を開始
する気筒からアクセル操作量の変化に対応した制御が行
われる。
【0008】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の第1の実施例の構成を模式的に現
した図であって、本第1の実施例は、空気量センサが1
個の場合である。図1において#1、#2、#3、#4
はそれぞれ1番気筒、2番気筒、3番気筒、4番気筒を
示しているがこれら各気筒に吸入される空気は、先ずエ
アクリーナ5で濾過され、空気量センサ6で計量され、
サージタンク7を経て吸気制御弁8に達し、この吸気制
御弁8が開き、且つ吸気弁9が開いている間だけ各気筒
に吸入される。また10は燃料噴射弁、11は点火プラ
グ、12は点火プラグ11に高圧電流を分配する点火装
置である。
【0009】100はエンジンコントロールコンピュー
タ(以下ECUという)であって、入力処理回路11
0、第1A/D変換器120、第2A/D変換器13
0、デジタルコンピュータ140、出力処理回路150
から成り、請求項1における閉弁時期決定手段、標準空
気量推定手段、空気量演算手段、空気量推定手段として
の作用をおこなう。
【0010】入力処理回路110には、クランク角度セ
ンサ21、基準角度センサ22、その他各種センサ2
3、その他各種スイッチ24からの信号が入力され、そ
れぞれ適切な処理をされてデジタルコンピュータ150
に送られる。また、第1A/D変換器120には、空気
量センサ6からのアナログ信号が入力され、約100μ
sec毎の比較的速い周期でA/D変換処理をされてデ
ジタルコンピュータ150に送られ、第2A/D変換器
130にはアクセル開度センサ31、その他各種センサ
32からのアナログ信号が入力され約4msec毎の比
較的速い周期でA/D変換処理をされてデジタルコンピ
ュータ150に送られる。
【0011】デジタルコンピュータ140は、前記入力
処理回路110、第1A/D変換器120、第2A/D
変換器130から送られてきた信号を演算処理して各種
の制御をおこなうための信号を出力処理回路150に送
る。出力処理回路150は、前記デジタルコンピュータ
140から送られてきた信号を、各制御対象用に振り分
け、整理して送出する。この出力処理回路150から送
出される信号によって吸気制御弁8の開弁時間、燃料噴
射弁10の噴射量、点火プラグ11の点火時期およびそ
の他のアクチュエータ41が制御される。
【0012】次に、上記の様に構成された実施例におけ
る空気量の算出と、その空気量を用いた燃料噴射量ある
いは点火時期の制御について説明する。始めに、空気量
センサ6から送られてくる空気量センサ信号の処理につ
いて説明する。上述の様に、本実施例では、第1A/D
変換器120と第2A/D変換器130の2個のA/D
変換器を備え、第1A/D変換器120は空気量センサ
6から送られてくる空気量センサ信号からのアナログ信
号のA/D変換を、第2A/D変換器130はアクセル
開度センサ31、その他各種センサ32からのアナログ
信号のA/D変換をおこなうが、第1A/D変換器12
0は約100μsec毎の比較的速い周期で、第2A/
D変換器130は約4msec毎の比較的遅い周期で実
行される。
【0013】第1A/D変換器120のA/D変換終了
毎に図2のフローチャートに示される様に、起動される
割り込み演算処理にて、A/D変換値の読み込み、物理
量への換算、物理量換算値の積算を実行する。以下、図
2のフローチャートの各ステップの説明をする。 ・ステップ101では、現在時刻をA/D変換終了時の
時刻TADEND として読み込む。 ・ステップ102では、A/D変換された値を読み込
む。 ・ステップ103では、ステップ102で読み込んだ値
を物理量である空気量GAに変換する。 ・ステップ104では、今回求めた空気量GAを前回ま
でに求めた空気量の和ΣGA(i-1) に加算し、今回まで
の和ΣGAを求める。 ・ステップ105では、前回までに空気量GAを加算し
た個数CGA(i-1) に1を加算し、今回までの空気量GA
を加算した個数CGAを求める。 ・ステップ106では、次のA/D変換開始の時刻TAD
STA にA/D変換終了時の時刻TADEND に100μse
cを加算した値TADEN+100μsecをセットする。 ・ステップ107では、A/D変換開始タイマーにTAD
STA をセットして終了する。
【0014】また、図3のフローチャートに示される様
に、クランク角度センサ21、基準角度センサ22の信
号に応じて設定されたクランク角度毎に、前記物理量換
算値の積算値を積算回数で割って、その設定されたクラ
ンク角度の間の平均値を求めるが、本実施例の様に4気
筒エンジンの場合には、各気筒の吸気行程に同期した1
80°CA区間が前記の平均値を求める平均期間として
設定される。以下、図3のフローチャートの各ステップ
の説明をする。 ・ステップ201では、空気量平均タイミングかどうか
を判定し、YESであればステップ202に進み、NO
であれば終了する。 ・ステップ202では、図2のステップ104で求めた
ΣGAをMΣGAに置き換える。 ・ステップ203では、図2のステップ105で求めた
CGAをMCGAに置き換える。 ・ステップ204では、図2のステップ104で求めた
ΣGAに0を入れクリアする。 ・ステップ205では、図2のステップ105で求めた
CGAに0を入れクリアする。 ・ステップ206では、MΣGAをMCGAで除算し、
空気量平均値GAAVE を求め終了する。
【0015】次に、本発明の特徴となる制御について説
明するが、制御の対象となるのは吸気制御弁8、燃料噴
射弁10、点火装置12、およびその他のアクチュエー
タ41であるが、ここでは吸気制御弁8と燃料噴射弁1
0についての説明をおこない、点火装置12、およびそ
の他のアクチュエータ41の説明は省略する。そして、
吸気制御弁8の開弁時期は対応気筒の吸気TDC前18
0°CAに固定的にセットされ、閉弁時期が可変とされ
るが閉弁時期を最終的に確定し、その確定された時期を
セットするのは対応気筒の吸気TDCの時点でおこなわ
れる。また、燃料噴射弁10の制御は、吸気TDC前1
80°CAの時点で燃料噴射時間が演算され、吸気TD
C前60°CAで噴射終了となる様におこなわれる。
【0016】以下、図4を参照して#2気筒の制御につ
いて説明していくが、図4中の▽印(#2気筒の吸気T
DC180°CA前)を基準時点として#2気筒の制御
量が演算される。なお、アクセル踏み込み量の変化は前
記▽印前180°CAの間の例えば▼印の時点で発生し
ている。
【0017】(1)吸気制御弁の要求閉弁時期の演算:
この基準時点におけるアクセル開度センサ信号などに応
じて図5に示されるフローチャートにしたがって要求閉
弁時期を予め記憶された特性マップ(図示しない)によ
り決定する。この基準時点で決定された要求閉弁時期が
180°CA遅れて吸気が始まる#2気筒で実行され
る。なお、図5のフローチャートは簡単であるので各ス
テップの説明は省略する。
【0018】(2)平均空気量の演算:この基準時点で
算出される平均空気量は、基準時点の前180°CA間
の空気量センサ信号から物理量である空気量に変換され
た値を積算して平均化したものであり、#3気筒に実際
に吸入された空気量を示すものである。この空気量に対
応する吸気制御弁の閉弁時期はこの基準時点の前180
°CA間に実行されたものであり、それはこの基準時点
の前360°CAの時点で算出されたものである。
【0019】(3)空気増減量の演算:先ず、この基準
時点から180°CA〜360°CA後に吸入される#
2気筒の空気量を決定する上記の(1)で決定された要
求閉弁時期を用いて、予め実験的に求められ、記憶され
ている閉弁時期、エンジン回転数に対する吸入空気量マ
ップ(図6)から、#2気筒に吸入されるであろう推定
空気量を求める。次に、この基準時点で最新の積算平均
された空気量が求まっている#3気筒について、この基
準時点から360°CA前に算出され、実行された閉弁
時期から、前記と同様に、吸入空気量マップ(図6)か
ら、#3気筒の推定空気量を求める。ここで、#3気筒
については、既に、この基準時点で最新の積算平均され
た実際の空気量が求まっているにもかかわらず推定空気
量を求め直すのは、後述する様に空気増減量の演算にお
いて、減算される方の#2気筒の空気量が推定空気量で
あり、減算する方の値を実際の空気量にすると一方にの
み環境条件等の要素が入り込み好ましくないためであ
る。この様にして算出された#2気筒の推定空気量から
#3気筒の推定空気量を減算した値を、吸気制御弁の閉
弁時期変化に基づいた空気増減量として算出する。
【0020】(4)空気量予測値の演算:上記(2)で
求めたこの基準時点で算出された最新の空気量、この場
合、#3気筒に実際に吸入された空気量に、上記(3)
で求めた空気増減量を加算した値を、第2気筒が吸入す
るであろう空気量予測値とする。
【0021】(5)燃料噴射時間、点火時期の演算:上
記(4)で求めた空気量予測値に基づいて燃料噴射量、
点火時期の制御量の演算をおこなう。
【0022】また、本実施例では空気増減量算出に用い
た閉弁時期、エンジン回転数に対するマップ(図6)の
学習補正をおこなっている。これは、標準状態で実験的
に求めた前記空気量マップと実際の空気量がずれるの
は、主に気圧、気温の変化によるものと考えられエンジ
ン条件によらず、ほぼ一率に変化するものが多いので、
平均空気量が求まる毎に、対応する閉弁時期により前記
空気量マップから標準空気量を求め、この標準空気量に
対する実際の平均空気量の誤差率を求め、その誤差率に
応じて、標準空気量学習補正係数を更新し、この標準空
気量学習補正係数を前記の空気増減量算出の際の空気量
の推定に反映させるものであって、これによって空気量
の推定精度が向上する。
【0023】したがって、本実施例では、アクセル操作
量が変化した後に最初に作動制御を開始する気筒の空気
量を、前記気筒の推定標準吸入空気量と実際に吸入され
た空気量の算出が終了した気筒の吸気制御弁の閉弁時期
により推定された推定標準吸入空気量との差と、前記実
際に吸入した空気量とから空気量推定手段によって推定
し、該推定された空気量に基づいてアクセル操作量が変
化した後に最初に作動制御を開始する気筒からアクセル
操作量の変化に対応した制御が行われ、アクセル操作量
が変化し、実際に吸入される空気量が変わった時に、燃
料噴射量や点火時期等も、それに遅滞無く対応した値が
精度良く推定されて提供される。
【0024】図7および図8は上記の制御のフローチャ
ートで、このフローチャートにしたがってECUが作動
する。また、図9は各種演算のタイミングを示す詳細図
である。 ・ステップ1001では、図2に示した内容で空気量の
平均処理をおこなう。 ・ステップ1002では、180°CA回転するのに要
する時間からエンジン回転数を算出する。 ・ステップ1003では、第N気筒の吸気TDCかどう
かを判定し、YESであればステップ1004に進み、
NOであれば終了する。
【0025】・ステップ1004では、第N+1気筒の
吸気制御弁を開弁処理する。 ・ステップ1005では、第N−1気筒の吸気制御弁の
実行閉弁時期を読み込む。 ・ステップ1006では、第N気筒の吸気制御弁の要求
閉弁時期を読み込む。 ・ステップ1007では、前回(第N−1気筒)と今回
(第N気筒)の回転数の差分を今回の回転数に加算し
て、次回(第N+1気筒)の回転数を推定する。
【0026】・ステップ1008では、第N+1気筒の
吸気制御弁の要求閉弁時期を、ステップ1007で求め
た回転数と、別途入力されたアクセル開度データに基づ
き2次元マップを補間して求める。 ・ステップ1009では、クランク角で表されている第
N気筒の吸気制御弁の要求閉弁時期θVC1を平均回転
速度を基に時間TVC1に変換する。 ・ステップ1010では、第N気筒の吸気制御弁の要求
閉弁時期をセットする(吸気TDC割り込み時刻+ステ
ップ1009で求めた時間TVC1を出力タイマにセッ
トする)。 ・ステップ1011では、θVC0とNE0から図6の
2次元マップを補間して前回(第N−1気筒)の標準空
気量GASTD0を算出する。
【0027】・ステップ1012では、図3で求めた前
回(第N−1気筒)に実際に吸入された空気量の平均値
をステップ1011で求めた前回(第N−1気筒)の標
準空気量GASTD0で除算し、その比fGAを求め
る。これが、本実施例における一方の特徴である学習補
正の補正係数である。 ・ステップ1013では、θVCXとNEXから図6の
2次元マップを補間して次回(第N+1気筒)の標準空
気量GASTDXを算出する。 ・ステップ1014では、ステップ1013で求めた標
準空気量GASTDXからステップ1011で求めた標
準空気量GASTD0を減算し、それにステップ101
2で求めた補正係数fGAを乗算し空気増減量推定値Δ
GAを求める。
【0028】・ステップ1015では、図3で求めた前
回(第N−1気筒)に実際に吸入された空気量にステッ
プ1014で求めた空気増減量推定値ΔGAを加算し、
その和を回転数NEで除算し、さらに60で除算して、
次回(第N+1気筒)の1回転当たりの空気量GNを求
める。 ・ステップ1016では、ステップ1015で求めた1
回転当たりの空気量GNに、係数KTAU 、fTOTAL
を乗算し、その結果に基本噴射時間TAUVを加算して
次回(第N+1気筒)の1気筒当たりの燃料噴射時間T
AUを求める。 ・ステップ1017では、ステップ1016で求めた1
気筒当たりの燃料噴射時間TAUに基づいて次回(第N
+1気筒)の燃料噴射処理をおこない終了する。
【0029】図10は本発明の第2の実施例の構成を模
式的に示した図である。第1の実施例においては空気量
センサ6がエアクリーナ5とサージタンク7の間に1個
だけしか配設されていないのに対し、本第2の実施例で
は、各気筒の吸気制御弁8と吸気バルブ9の間にそれぞ
れ1個づつ、合計4個の空気量センサ6が配設され、各
空気量センサ6の信号電圧がECU100の第1A/D
変換器120に送出される。したがって、第1A/D変
換器120はA/D変換するセンサ信号を切り換える必
要があるが、その後の処理については第1の実施例と同
じである。本第2の実施例は第1の実施例に比べて、1
つの気筒の吸入空気量だけを検出できるため精度が良い
が、気筒数分の空気量センサが必要となり高価である。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上記の様に構成され作用する
ので、アクセル操作量が変化した後に最初に作動制御を
開始する気筒の空気量を、標準空気量推定手段により推
定された前記気筒の推定標準吸入空気量と空気量演算手
段によって実際に吸入された空気量の算出が終了した気
筒の吸気制御弁の閉弁時期により推定された推定標準吸
入空気量との差と、前記空気量演算手段によって算出さ
れた実際に吸入した空気量とから空気量推定手段によっ
て推定し、該推定された空気量に基づいてアクセル操作
量が変化した後に最初に作動制御を開始する気筒からア
クセル操作量の変化に対応した制御が行われ、アクセル
操作量が変化し、実際に吸入される空気量が変わった時
に、燃料噴射量や点火時期等も、それに遅滞無く対応し
た値が提供される。したがって、吸気制御弁を設け閉弁
時期を遅らせることによりポンピングロスを低減させる
過程において、排気エミッション、ドライバビリティ、
燃費を悪化させることなくこれを実施することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を模式的に現した
図である。
【図2】第1A/D変換器120のA/D変換終了毎に
起動される割り込み演算処理のフーチャートである。
【図3】第1A/D変換器120出行われる空気量平均
値の演算のフーチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例による制御を模式的に現
した図である。
【図5】吸気制御弁の要求閉弁時期を算出するフローチ
ャートである。
【図6】予め実験的に求められ記憶されている閉弁時
期、エンジン回転数に対する吸入空気量のマップ。
【図7】本発明の第1の実施例による制御のフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第1の実施例による制御のフローチャ
ートである。
【図9】図7、図8による制御の各演算のタイミングを
示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例の構成を模式的に現し
た図である。
【符号の説明】
#1…1番気筒 #2…2番気筒 #3…3番気筒 #4…4番気筒 5…エアクリーナ 6…空気量センサ 7…サージタンク 8…吸気制御弁 9…吸気バルブ 10…燃料噴射弁 11…点火プラグ 12…点火装置 21…クランク角度センサ 22…基準角度センサ 23…その他各種センサ 24…その他各種スイッチ 31…アクセル開度センサ 32…その他各種センサ 41…その他各種アクチュエータ 100…ECU 110…入力処理回路 120…第1A/D変換器 130…第2A/D変換器 140…デジタルコンピュータ 150…出力処理回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の各気筒の吸気通路に設けた吸
    気制御弁の開閉により吸入空気量を制御する内燃機関の
    吸気装置において、 アクセル操作量から吸気制御弁の閉弁時期を決定する閉
    弁時期決定手段と、 該閉弁時期決定手段により決定された閉弁時期により標
    準吸入空気量を推定する標準空気量推定手段と、 実際に吸入された空気量を算出する空気量演算手段と、 アクセル操作量が変化した後に最初に作動制御を開始す
    る気筒の空気量を、標準空気量推定手段により推定され
    た前記気筒の推定標準吸入空気量と、前記空気量演算手
    段によって実際に吸入された空気量の算出が終了した気
    筒の吸気制御弁の閉弁時期により推定された推定標準吸
    入空気量との差と、前記空気量演算手段によって算出さ
    れた実際に吸入した空気量とから推定する空気量推定手
    段とを、有することを特徴とする内燃機関の吸気装置。
JP6021236A 1994-02-18 1994-02-18 内燃機関の吸気装置 Pending JPH07229441A (ja)

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JP6021236A JPH07229441A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 内燃機関の吸気装置

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JP6021236A JPH07229441A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 内燃機関の吸気装置

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