JPH07229138A - 汚染土壌の修復方法 - Google Patents
汚染土壌の修復方法Info
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- JPH07229138A JPH07229138A JP6013293A JP1329394A JPH07229138A JP H07229138 A JPH07229138 A JP H07229138A JP 6013293 A JP6013293 A JP 6013293A JP 1329394 A JP1329394 A JP 1329394A JP H07229138 A JPH07229138 A JP H07229138A
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Fire-Extinguishing Compositions (AREA)
- Immobilizing And Processing Of Enzymes And Microorganisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 汚染物質分解微生物と団粒形成剤とを散布な
どの方法で汚染土壌に加え、適宜、加熱や攪拌などの物
理的外乱を施す。 【効果】 土壌の団粒化が促進され、汚染物質分解微生
物の生残率が向上し、汚染土壌の良好かつ安定的な修復
を行うことができる。
どの方法で汚染土壌に加え、適宜、加熱や攪拌などの物
理的外乱を施す。 【効果】 土壌の団粒化が促進され、汚染物質分解微生
物の生残率が向上し、汚染土壌の良好かつ安定的な修復
を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚染物質分解微生物を
利用して行う汚染土壌の修復方法に関する。
利用して行う汚染土壌の修復方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ケミカルハザードとして認識されている
物質の分解、除去、あるいは拡散防止の技術開発は焦眉
の急となっている。特に、その除去が環境保全上緊急課
題となっている物質、すなわち、難分解性化学物質、重
金属、生物起源の難分解性物質、原油などについては、
各分野で技術的検討が進められている。
物質の分解、除去、あるいは拡散防止の技術開発は焦眉
の急となっている。特に、その除去が環境保全上緊急課
題となっている物質、すなわち、難分解性化学物質、重
金属、生物起源の難分解性物質、原油などについては、
各分野で技術的検討が進められている。
【0003】その中の1つとして、汚染土壌修復技術が
ある。現在、この分野の技術としては、土壌に拡散した
重金属等を固定化,無害化する原位置ガラス固定化技術
や、土中の揮発性化学物質を回収する真空抽出法等があ
る。しかしながら、広大な土地に拡散してしまった汚染
物質を処理するには、これらの方法では莫大な費用と時
間がかかることが問題とされてきた。
ある。現在、この分野の技術としては、土壌に拡散した
重金属等を固定化,無害化する原位置ガラス固定化技術
や、土中の揮発性化学物質を回収する真空抽出法等があ
る。しかしながら、広大な土地に拡散してしまった汚染
物質を処理するには、これらの方法では莫大な費用と時
間がかかることが問題とされてきた。
【0004】最近、この問題点に対する技術として、バ
イオレメディエーションが注目されて来ている。これ
は、もともと土壌にいる微生物の分解、合成、濃縮の能
力を強化,活用したり、あるいは汚染物質分解の能力を
もつ微生物を積極的に導入することで汚染土壌を修復す
るもので、コストおよび操作性において有利であり、低
濃度汚染の修復に有効であると考えられており、早期の
技術開発が期待されている。
イオレメディエーションが注目されて来ている。これ
は、もともと土壌にいる微生物の分解、合成、濃縮の能
力を強化,活用したり、あるいは汚染物質分解の能力を
もつ微生物を積極的に導入することで汚染土壌を修復す
るもので、コストおよび操作性において有利であり、低
濃度汚染の修復に有効であると考えられており、早期の
技術開発が期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、微生物
による分解では、投与した汚染物質分解微生物が汚染土
壌中に優位に存在し、かつ活性な状態を保つ必要がある
にもかかわらず、分解微生物数の急激な減少により浄化
能力が維持できないという問題がある。
による分解では、投与した汚染物質分解微生物が汚染土
壌中に優位に存在し、かつ活性な状態を保つ必要がある
にもかかわらず、分解微生物数の急激な減少により浄化
能力が維持できないという問題がある。
【0006】その理由として、汚染地域の土壌環境が投
与した分解微生物の生育に適さないことや、土着の微生
物との競合関係などが挙げられる。例えば土壌は不均一
な系であるため、水分環境や塩類濃度等が変動しやす
く、これが分解微生物の生存を困難にする場合がある。
また、競争力の強い土着微生物によって駆逐されたり、
あるいは原生動物によって捕食されたりすることもある
と考えられる。
与した分解微生物の生育に適さないことや、土着の微生
物との競合関係などが挙げられる。例えば土壌は不均一
な系であるため、水分環境や塩類濃度等が変動しやす
く、これが分解微生物の生存を困難にする場合がある。
また、競争力の強い土着微生物によって駆逐されたり、
あるいは原生動物によって捕食されたりすることもある
と考えられる。
【0007】土壌に投与した分解微生物が競合微生物等
からの攻撃を避けたり、その活性を維持するための方法
として、人為的に作った担体に微生物を吸着あるいは結
合してから、土壌に投与し、マイクロハビタットとする
方法が考えられる。しかし、分解微生物が好適な環境を
得、土中で他の微生物と共生関係を保ち、原生動物の攻
撃を避けることができ、更に微生物担体自体が環境を汚
染しないという要求を満足する担体材料の選定は難しく
多大な時間を要する。また単一な素材で作った人工的な
担体でこの要求を満足するものは数少なく、また担体自
体の費用も必要となるなどの欠点を有している。
からの攻撃を避けたり、その活性を維持するための方法
として、人為的に作った担体に微生物を吸着あるいは結
合してから、土壌に投与し、マイクロハビタットとする
方法が考えられる。しかし、分解微生物が好適な環境を
得、土中で他の微生物と共生関係を保ち、原生動物の攻
撃を避けることができ、更に微生物担体自体が環境を汚
染しないという要求を満足する担体材料の選定は難しく
多大な時間を要する。また単一な素材で作った人工的な
担体でこの要求を満足するものは数少なく、また担体自
体の費用も必要となるなどの欠点を有している。
【0008】また、土壌粒子自体をより効率的にマイク
ロハビタットとして利用することが想像されるが、その
ような試みはあまりなされていない。土壌が団粒化する
と、微生物の生残に好都合となると予想されるが、実際
に嫌気性微生物に有機物を与え、その分解生成物によっ
て団粒化を促進させる方法が、特開昭60−69184
に開示されている。しかしながら、微生物の分解生成物
に依存する団粒化は不安定で長時間を要する。このよう
な欠点を克服し、好気性微生物にも適応できる、より確
実な団粒化を行なうことにより、確実な土壌修復を可能
とすることが望まれる。
ロハビタットとして利用することが想像されるが、その
ような試みはあまりなされていない。土壌が団粒化する
と、微生物の生残に好都合となると予想されるが、実際
に嫌気性微生物に有機物を与え、その分解生成物によっ
て団粒化を促進させる方法が、特開昭60−69184
に開示されている。しかしながら、微生物の分解生成物
に依存する団粒化は不安定で長時間を要する。このよう
な欠点を克服し、好気性微生物にも適応できる、より確
実な団粒化を行なうことにより、確実な土壌修復を可能
とすることが望まれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
に対し検討を加えた結果、団粒構造を持つ土壌が共生系
における住み分けを効果的に成り立たせることを見いだ
した。そして、汚染物質分解微生物と団粒形成剤とを土
壌に散布し、次いでその土壌に人工降雨などを施すこと
により、そのような団粒構造が容易かつ速やかに得ら
れ、汚染物質分解微生物の活性を良好に維持できること
を見出し、本発明に至った。
に対し検討を加えた結果、団粒構造を持つ土壌が共生系
における住み分けを効果的に成り立たせることを見いだ
した。そして、汚染物質分解微生物と団粒形成剤とを土
壌に散布し、次いでその土壌に人工降雨などを施すこと
により、そのような団粒構造が容易かつ速やかに得ら
れ、汚染物質分解微生物の活性を良好に維持できること
を見出し、本発明に至った。
【0010】すなわち本発明は、(1)汚染物質分解微
生物と団粒形成剤とを汚染土壌に加えることを特徴とす
る汚染土壌の修復方法、(2)汚染物質分解微生物と団
粒形成剤とを汚染土壌に散布することを特徴とする汚染
土壌の修復方法、(3)汚染物質分解微生物と団粒形成
剤とを汚染土壌に散布し、次いで該土壌に物理的外乱を
施すことを特徴とする汚染土壌の修復方法、および
(4)団粒形成剤を汚染土壌に散布し、次いで該土壌に
物理的外乱を施し、さらに汚染物質分解微生物を加える
ことを特徴とする汚染土壌の修復方法を提供する。
生物と団粒形成剤とを汚染土壌に加えることを特徴とす
る汚染土壌の修復方法、(2)汚染物質分解微生物と団
粒形成剤とを汚染土壌に散布することを特徴とする汚染
土壌の修復方法、(3)汚染物質分解微生物と団粒形成
剤とを汚染土壌に散布し、次いで該土壌に物理的外乱を
施すことを特徴とする汚染土壌の修復方法、および
(4)団粒形成剤を汚染土壌に散布し、次いで該土壌に
物理的外乱を施し、さらに汚染物質分解微生物を加える
ことを特徴とする汚染土壌の修復方法を提供する。
【0011】土壌の団粒構造は極微小な粒子が会合した
微小団粒が凝集したもので、そこには様々な大きさの孔
隙が存在する。一般に6μm以下の孔隙は毛管引力が強
く水分保持能力が強いため、乾燥に弱いグラム陰性菌な
どの繁殖に適している。また6μm以上の孔隙は毛管引
力が弱いため、カビ,菌糸など大きな微生物の繁殖に適
している。このようにして一つの団粒構造内に複数の微
生物が共生し住み分け構造が形成されている。分解微生
物をこの団粒構造内の特に微小孔隙内に優先的に棲息さ
せれば、多様な土壌環境中で、多様な微生物との共存,
住み分けが可能となる。
微小団粒が凝集したもので、そこには様々な大きさの孔
隙が存在する。一般に6μm以下の孔隙は毛管引力が強
く水分保持能力が強いため、乾燥に弱いグラム陰性菌な
どの繁殖に適している。また6μm以上の孔隙は毛管引
力が弱いため、カビ,菌糸など大きな微生物の繁殖に適
している。このようにして一つの団粒構造内に複数の微
生物が共生し住み分け構造が形成されている。分解微生
物をこの団粒構造内の特に微小孔隙内に優先的に棲息さ
せれば、多様な土壌環境中で、多様な微生物との共存,
住み分けが可能となる。
【0012】また、土壌内で多くのバクテリアは土壌内
の水相に浮遊しているのではなく、むしろ通常は、静電
的相互作用や粘着物質を生産することにより固相表面に
固定して、同一の菌種が集団で生残している。その場合
でも孔隙率が高く、また孔隙の構造が複雑であれば、同
一菌種が表面に付着して生残増殖が可能となり、結果と
して高い生物分解活性を得ることができる。
の水相に浮遊しているのではなく、むしろ通常は、静電
的相互作用や粘着物質を生産することにより固相表面に
固定して、同一の菌種が集団で生残している。その場合
でも孔隙率が高く、また孔隙の構造が複雑であれば、同
一菌種が表面に付着して生残増殖が可能となり、結果と
して高い生物分解活性を得ることができる。
【0013】本発明の方法はどのような種類の微生物に
対しても適用でき、かつどのような性質の土壌でも対応
可能であるため、分解除去の対象となる化学物質に合わ
せて微生物種などを適宜選択して用いることができる。
例えば、有機化合物の分解に利用されるPseudomonas属
の細菌を用いることができる。また、様々な物質を分解
するバクテリアが知られており、Methylosinus、Methyl
omonas、Methylobacterium、Alcaligenes、Mycobacteri
um、Nitrosomonas、Xanthomonas、Spirillum、Vibrio、
Bacterium、Acromobacter、Acinetobacter、Flavobacte
rium、Chromobacterium、Desulfotomaculum、Micrococc
us、Sarcina、Bacillus、Streptomyces、Nocardia、Cor
ynebacterium、Pseudobacterium、Arthrobacter、Brevi
bacterium、Saccharomyces、Lactobacillusの各属に属
する微生物等を用いることができる。
対しても適用でき、かつどのような性質の土壌でも対応
可能であるため、分解除去の対象となる化学物質に合わ
せて微生物種などを適宜選択して用いることができる。
例えば、有機化合物の分解に利用されるPseudomonas属
の細菌を用いることができる。また、様々な物質を分解
するバクテリアが知られており、Methylosinus、Methyl
omonas、Methylobacterium、Alcaligenes、Mycobacteri
um、Nitrosomonas、Xanthomonas、Spirillum、Vibrio、
Bacterium、Acromobacter、Acinetobacter、Flavobacte
rium、Chromobacterium、Desulfotomaculum、Micrococc
us、Sarcina、Bacillus、Streptomyces、Nocardia、Cor
ynebacterium、Pseudobacterium、Arthrobacter、Brevi
bacterium、Saccharomyces、Lactobacillusの各属に属
する微生物等を用いることができる。
【0014】なお、導入微生物としては、既に単離され
ているもの、環境から目的に応じてスクリーニングした
ものが利用でき、複数の株の混合系でもよい。さらに、
スクリーニングにより分離したものの場合、それが未同
定のものでもよい。また、変異や融合および遺伝子組換
え等により、野生型と異なる微生物株としたものであっ
てもよい。
ているもの、環境から目的に応じてスクリーニングした
ものが利用でき、複数の株の混合系でもよい。さらに、
スクリーニングにより分離したものの場合、それが未同
定のものでもよい。また、変異や融合および遺伝子組換
え等により、野生型と異なる微生物株としたものであっ
てもよい。
【0015】次に、本発明の言うところの団粒形成と
は、団粒形成剤により、土壌小粒子同士の凝集が促進さ
れ、その団粒形成剤によって形成した団粒が汚染物質分
解微生物のマイクロハビタットとして形成されることを
指している。なお、土壌中に存在する微小粒子の他に、
好ましくは新たに団粒形成時の核となる微小粒子を混入
させておくと、団粒の形成が加速される。
は、団粒形成剤により、土壌小粒子同士の凝集が促進さ
れ、その団粒形成剤によって形成した団粒が汚染物質分
解微生物のマイクロハビタットとして形成されることを
指している。なお、土壌中に存在する微小粒子の他に、
好ましくは新たに団粒形成時の核となる微小粒子を混入
させておくと、団粒の形成が加速される。
【0016】団粒形成剤としては、接着効果をもち微小
団粒同士を凝集させる接着剤として作用し無害なもので
あればいずれのものを用いてもよく、例えば天然物接着
剤を使用することができる。そのような例としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン、大豆タンパク
などの蛋白質系接着剤を挙げることができる。また、D
−グルコースの縮重合体であるデンプン系接着剤は、コ
メ、トウモロコシ、ジャガイモを原料として容易に入手
できるし、デキストリンや様々なデンプン誘導体を用い
ることができる。さらには、メチルセルロース、エチル
セルロース、酢酸セルロース、ビスコース等のセルロー
ス系接着剤、あるいは各種のゴム、マンナン、アルギン
酸、カラギーナン、カンテン等の複合多糖類接着剤を用
いてもよい。もちろん、これら接着剤を複数併用しても
よい。
団粒同士を凝集させる接着剤として作用し無害なもので
あればいずれのものを用いてもよく、例えば天然物接着
剤を使用することができる。そのような例としては、に
かわ、ゼラチン、アルブミン、カゼイン、大豆タンパク
などの蛋白質系接着剤を挙げることができる。また、D
−グルコースの縮重合体であるデンプン系接着剤は、コ
メ、トウモロコシ、ジャガイモを原料として容易に入手
できるし、デキストリンや様々なデンプン誘導体を用い
ることができる。さらには、メチルセルロース、エチル
セルロース、酢酸セルロース、ビスコース等のセルロー
ス系接着剤、あるいは各種のゴム、マンナン、アルギン
酸、カラギーナン、カンテン等の複合多糖類接着剤を用
いてもよい。もちろん、これら接着剤を複数併用しても
よい。
【0017】また、ショ糖、果糖、乳糖などのグルコー
スは、汚染物質分解微生物あるいは土着の微生物がそれ
を分解し、その分解産物が微小団粒同士を凝集させる粘
着剤として作用する場合があり、それらを添加してもよ
い。
スは、汚染物質分解微生物あるいは土着の微生物がそれ
を分解し、その分解産物が微小団粒同士を凝集させる粘
着剤として作用する場合があり、それらを添加してもよ
い。
【0018】これら接着剤は、導入する土壌に合わせて
適宜選択して使用し、混合分散の容易さを考慮して、液
体、粉体等のうち、適切な形態で行なう。
適宜選択して使用し、混合分散の容易さを考慮して、液
体、粉体等のうち、適切な形態で行なう。
【0019】上記の団粒形成剤は土壌粒子を凝集させる
ことができるが、さらに、団粒形成剤内に微粒子を混入
させてもよい。微粒子は微小団粒を形成するとともに団
粒内に微小孔隙を形成し、分解微生物の活性維持可能な
環境を与える。分解微生物への原生動物からの攻撃を避
け、保水性が高く、かつ分解微生物の生育可能な孔隙径
は1μm〜6μmであることから、微粒子は10μm以
下好ましくは6μm以下のサイズの粒子を50%以上含
むもので分解微生物の吸着しやすい物質で構成されてい
るものを選択するのがよい。例えば、セラミックス、ア
ルミナ、カオリン、モンモリロナイト、アロフェン、ポ
ドソル土、ベントナイトなどの無機系材料や、ポリスチ
レン、ポリエステル、その他のイオン交換樹脂などの有
機系材料が用いられ、汚染物質分解微生物の適合性によ
って適宜選択する。
ことができるが、さらに、団粒形成剤内に微粒子を混入
させてもよい。微粒子は微小団粒を形成するとともに団
粒内に微小孔隙を形成し、分解微生物の活性維持可能な
環境を与える。分解微生物への原生動物からの攻撃を避
け、保水性が高く、かつ分解微生物の生育可能な孔隙径
は1μm〜6μmであることから、微粒子は10μm以
下好ましくは6μm以下のサイズの粒子を50%以上含
むもので分解微生物の吸着しやすい物質で構成されてい
るものを選択するのがよい。例えば、セラミックス、ア
ルミナ、カオリン、モンモリロナイト、アロフェン、ポ
ドソル土、ベントナイトなどの無機系材料や、ポリスチ
レン、ポリエステル、その他のイオン交換樹脂などの有
機系材料が用いられ、汚染物質分解微生物の適合性によ
って適宜選択する。
【0020】汚染物質分解微生物と上述した団粒形成剤
を汚染土壌に散布した後、物理的外乱を加えると、土壌
粒子と団粒形成剤が均一に混合されるため、土壌の団粒
形成は促進される。この外乱の例として、次の4つがあ
る。
を汚染土壌に散布した後、物理的外乱を加えると、土壌
粒子と団粒形成剤が均一に混合されるため、土壌の団粒
形成は促進される。この外乱の例として、次の4つがあ
る。
【0021】(1)土壌の加熱 土壌温度を上昇させることにより、散布された接着剤の
溶解性が増し、土壌粒子の表面をまんべんなく被い、さ
らに温度上昇による粘着性増大により、粒子同士の結合
が促進される。土壌を加熱するためには、ヒーター、温
水、温風等のどのような手段を用いてもよく、それらの
方法に限定されるものではない。加熱温度は、20℃〜
50℃が好ましく、より好ましくは30℃〜40℃であ
る。
溶解性が増し、土壌粒子の表面をまんべんなく被い、さ
らに温度上昇による粘着性増大により、粒子同士の結合
が促進される。土壌を加熱するためには、ヒーター、温
水、温風等のどのような手段を用いてもよく、それらの
方法に限定されるものではない。加熱温度は、20℃〜
50℃が好ましく、より好ましくは30℃〜40℃であ
る。
【0022】(2)土壌の攪拌 土壌の攪拌は非常に簡便で、コスト的にも有利である。
攪拌には、シャベルや耕運機などを用いてもよく、その
方法に限定はない。特に、地表から数メートル下部のよ
うな土壌深部においても、攪拌ジャイロを備えた掘削機
を到達させることにより、容易に土壌を攪拌することが
できる。
攪拌には、シャベルや耕運機などを用いてもよく、その
方法に限定はない。特に、地表から数メートル下部のよ
うな土壌深部においても、攪拌ジャイロを備えた掘削機
を到達させることにより、容易に土壌を攪拌することが
できる。
【0023】(3)土壌の振動 土壌の振動も非常に簡便で、コスト的な有利さを持つ。
振動には、振動ドリルやバイブレーションランマーやコ
ンクリートバイブレーターなどの土木建設機械を用いて
もよく、その方法に限定はない。特に、地表から数メー
トル下部のような土壌深部においても、振動モーターを
備えた掘削機を到達させることにより容易に土壌に振動
を与えることができる。
振動には、振動ドリルやバイブレーションランマーやコ
ンクリートバイブレーターなどの土木建設機械を用いて
もよく、その方法に限定はない。特に、地表から数メー
トル下部のような土壌深部においても、振動モーターを
備えた掘削機を到達させることにより容易に土壌に振動
を与えることができる。
【0024】(4)土壌の超音波処理 土壌を超音波処理することにより、凝集した土壌粒子が
ほぐされ、土壌粒子と団粒形成剤との均一な混合が促進
される。超音波処理には、超音波ホモジナイザーを挿入
した井戸などを用いればよく、その方法に特に限定はな
い。
ほぐされ、土壌粒子と団粒形成剤との均一な混合が促進
される。超音波処理には、超音波ホモジナイザーを挿入
した井戸などを用いればよく、その方法に特に限定はな
い。
【0025】汚染土壌に散布された団粒形成剤は、上記
の(1)〜(4)のいずれかの処理により徐々に土壌粒
子または添加された微粒子を凝集させて土壌団粒を形成
させ、形成された団粒は、粘着物質を含有することから
強固であり、降水等では崩れにくい。同時に分解微生物
はその団粒内の生育環境として好適な微細孔隙内に取り
込まれ、マイクロハビタットを形成する。この時、降雨
による水の透過や土着微生物の働き等が次第に団粒形成
を加速していく。
の(1)〜(4)のいずれかの処理により徐々に土壌粒
子または添加された微粒子を凝集させて土壌団粒を形成
させ、形成された団粒は、粘着物質を含有することから
強固であり、降水等では崩れにくい。同時に分解微生物
はその団粒内の生育環境として好適な微細孔隙内に取り
込まれ、マイクロハビタットを形成する。この時、降雨
による水の透過や土着微生物の働き等が次第に団粒形成
を加速していく。
【0026】さらにその他に、団粒形成剤を汚染土壌に
散布した後、物理的外乱を加え、その後に汚染物質分解
微生物を注入するという手順でも、上記手順同様の効果
が得られる。その場合の物理的外乱には上記の(1)〜
(4)の方法の他に、例えば (5)土壌内部で氷晶を形成し、その後その土壌を乾燥
させるという方法などが挙げられる。この(5)の処理
の場合、土壌内部で氷晶が成長すると土壌粒子の疎密構
造が形成され、その氷晶が低温に保たれたまま乾燥する
過程で、微小孔隙を持つ団粒が形成される。氷晶を作る
には、団粒形成剤を散布した後、冷却機、ドライアイス
等を用いてもよく、その方法に限定はない。低温地域で
あればそのまま放置すれば容易に氷晶を形成することが
できる。乾燥は、除湿機、吸引ポンプ等を用いてもよ
く、低温で乾燥した気候であれば、そのまま放置しても
よく、その方法に限定はない。
散布した後、物理的外乱を加え、その後に汚染物質分解
微生物を注入するという手順でも、上記手順同様の効果
が得られる。その場合の物理的外乱には上記の(1)〜
(4)の方法の他に、例えば (5)土壌内部で氷晶を形成し、その後その土壌を乾燥
させるという方法などが挙げられる。この(5)の処理
の場合、土壌内部で氷晶が成長すると土壌粒子の疎密構
造が形成され、その氷晶が低温に保たれたまま乾燥する
過程で、微小孔隙を持つ団粒が形成される。氷晶を作る
には、団粒形成剤を散布した後、冷却機、ドライアイス
等を用いてもよく、その方法に限定はない。低温地域で
あればそのまま放置すれば容易に氷晶を形成することが
できる。乾燥は、除湿機、吸引ポンプ等を用いてもよ
く、低温で乾燥した気候であれば、そのまま放置しても
よく、その方法に限定はない。
【0027】この(5)の方法の場合は、団粒形成等は
上記の(1)〜(4)と同様であるが、団粒形成時の冷
却・乾燥の工程で、土着菌や原生動物数が減少している
ため、汚染物質分解微生物を注入すると、その分解微生
物が速やかに団粒内に吸収され、汚染物質分解微生物が
優先的に取り込まれたマイクロハビタットとなって、活
性維持が良好となる。
上記の(1)〜(4)と同様であるが、団粒形成時の冷
却・乾燥の工程で、土着菌や原生動物数が減少している
ため、汚染物質分解微生物を注入すると、その分解微生
物が速やかに団粒内に吸収され、汚染物質分解微生物が
優先的に取り込まれたマイクロハビタットとなって、活
性維持が良好となる。
【0028】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、これらは本
発明の範囲をなんら限定するものではない。
発明の範囲をなんら限定するものではない。
【0029】なお、以下の実施例に用いるKK01菌株
は次の方法で取得したものである。タカサゴシロアリの
ハタラキシロアリを10匹シャーレにとり、エチルアル
コール(95%)をこれに注ぎシロアリ表面を殺菌し
た。次に、95%フェノールを0.05%含有する下記
の組成(1リットル中)のM9培地でシロアリを2回洗
い、その表面からエチルアルコールを除去した。
は次の方法で取得したものである。タカサゴシロアリの
ハタラキシロアリを10匹シャーレにとり、エチルアル
コール(95%)をこれに注ぎシロアリ表面を殺菌し
た。次に、95%フェノールを0.05%含有する下記
の組成(1リットル中)のM9培地でシロアリを2回洗
い、その表面からエチルアルコールを除去した。
【0030】Na2HPO4 6.2g KH2PO4 3.0g NaCl 0.5g NH4 Cl 1.0g 水 残部 (pH7.0) 洗浄後、シロアリの腸をピンセットで摘み出し、それを
フェノール0.05%を含有するM9培地中ですり潰
し、腸破砕物を含む液状混合物を得た。この混合物の一
部を、フェノール0.05%及び酵母エキストラクト
0.05%を含有するM9培地に接種し、30℃で好気
条件下に15日間培養した。培養前後の培地中のフェノ
ール量を測定して、培地中でのフェノール分解性微生物
の存在を確認した。なお、フェノール量の変化の測定
は、培地を0.22μmのフィルターで濾過して菌体等
を除去し、その吸光度(270nm付近)を分光光度計
によって測定することにより行った。
フェノール0.05%を含有するM9培地中ですり潰
し、腸破砕物を含む液状混合物を得た。この混合物の一
部を、フェノール0.05%及び酵母エキストラクト
0.05%を含有するM9培地に接種し、30℃で好気
条件下に15日間培養した。培養前後の培地中のフェノ
ール量を測定して、培地中でのフェノール分解性微生物
の存在を確認した。なお、フェノール量の変化の測定
は、培地を0.22μmのフィルターで濾過して菌体等
を除去し、その吸光度(270nm付近)を分光光度計
によって測定することにより行った。
【0031】上記の培養により得られた培地(増殖菌体
を含む)を、フェノール含有M9寒天培地(フェノール
0.05%及び寒天1.2%を含む)の表面に塗布し、
30℃で培養した。寒天培地上に良好に生育してきたコ
ロニーを単離株として得た。その単離株の1つがPseudo
monas cepacia に属するKK01株(BP−4235)
である。
を含む)を、フェノール含有M9寒天培地(フェノール
0.05%及び寒天1.2%を含む)の表面に塗布し、
30℃で培養した。寒天培地上に良好に生育してきたコ
ロニーを単離株として得た。その単離株の1つがPseudo
monas cepacia に属するKK01株(BP−4235)
である。
【0032】(実施例1)Pseudomonas cepacia KK01
(BP−4235)をM9培地10ml(酵母エキス
0.05%含有)に接種し、30℃で前培養した後、3
リットルに移して本培養を行なった。OD(600n
m)約0.7に達した後、この溶液に微粒子としてベン
トナイトの主成分である粘土鉱物モンモリロナイト(ク
ニピアF:粒度分布0.5〜10μm、平均粒径2μ
m、クニミネ工業社製)を0.01%になるよう添加し
た。
(BP−4235)をM9培地10ml(酵母エキス
0.05%含有)に接種し、30℃で前培養した後、3
リットルに移して本培養を行なった。OD(600n
m)約0.7に達した後、この溶液に微粒子としてベン
トナイトの主成分である粘土鉱物モンモリロナイト(ク
ニピアF:粒度分布0.5〜10μm、平均粒径2μ
m、クニミネ工業社製)を0.01%になるよう添加し
た。
【0033】次に、上記の菌を吸着したモンモリロナイ
トが懸濁した溶液に、接着剤としてショ糖、小麦粉を各
々0.1%となるように添加して、団粒形成剤とした。
トが懸濁した溶液に、接着剤としてショ糖、小麦粉を各
々0.1%となるように添加して、団粒形成剤とした。
【0034】土壌での実験には、縦横1m×1mで深さ
1mで底部にドレインを具えたステンレス製のライシメ
ーターを土壌槽として用いた。この土壌槽に、粘土鉱物
を37.5〜50%含む埴壌土を、土の組成が均一にな
るようによく攪拌しながら積層し、試験土壌とした。
1mで底部にドレインを具えたステンレス製のライシメ
ーターを土壌槽として用いた。この土壌槽に、粘土鉱物
を37.5〜50%含む埴壌土を、土の組成が均一にな
るようによく攪拌しながら積層し、試験土壌とした。
【0035】この試験土壌に、1回/7日の間隔で、シ
ョ糖0.1%、小麦粉0.1%を含む上記団粒形成剤3
リットルを散布した。散布後、人工降雨として2mm/
日となるようにジョウロで水を散布した。
ョ糖0.1%、小麦粉0.1%を含む上記団粒形成剤3
リットルを散布した。散布後、人工降雨として2mm/
日となるようにジョウロで水を散布した。
【0036】試験土壌槽は、ビニールシートで被った状
態で放置し、7日ごとに上記降雨を施した。この操作の
後、7日ごとに団粒の粒度分布を測定した。
態で放置し、7日ごとに上記降雨を施した。この操作の
後、7日ごとに団粒の粒度分布を測定した。
【0037】団粒の粒度分布は土壌槽から50gの土の
サンプリングを行ない、8.6メッシュ(2mm)、3
0メッシュ(500μm)、100メッシュ(150μ
m)および440メッシュ(32μm)の順でふるい分
けし、各粒度の重量を測定した。粒度分布測定は5回行
いその平均をとった。
サンプリングを行ない、8.6メッシュ(2mm)、3
0メッシュ(500μm)、100メッシュ(150μ
m)および440メッシュ(32μm)の順でふるい分
けし、各粒度の重量を測定した。粒度分布測定は5回行
いその平均をとった。
【0038】その結果、粒径32μm〜500μmの土
壌団粒の重量比が増加し、団粒化を確認することができ
た。増加した粒径範囲の重量比(%)の結果を図1に示
す。
壌団粒の重量比が増加し、団粒化を確認することができ
た。増加した粒径範囲の重量比(%)の結果を図1に示
す。
【0039】(実施例2)Bacillus subtilis ISW1214
について実施例1と同様の実験を行なった。この場合、
団粒形成剤中の微粒子はポドソル土0.01%であり、
接着剤はショ糖0.1%およびセルロース0.1%であ
った。実施例1と同様に団粒形成剤3リットルを試験土
壌槽(埴壌土)に散布し、土壌の粒径分布を測定した。
測定は5回行いその平均をとった。この結果を図2に示
すが、実施例1と同様の団粒化を確認できた。
について実施例1と同様の実験を行なった。この場合、
団粒形成剤中の微粒子はポドソル土0.01%であり、
接着剤はショ糖0.1%およびセルロース0.1%であ
った。実施例1と同様に団粒形成剤3リットルを試験土
壌槽(埴壌土)に散布し、土壌の粒径分布を測定した。
測定は5回行いその平均をとった。この結果を図2に示
すが、実施例1と同様の団粒化を確認できた。
【0040】(実施例3)Saccharomyces cerevisiae Y
PH 499接合型MAT について実施例1と同様の実験を行っ
た。団粒形成剤中の微粒子はモンモリロナイト0.01
%であり、接着剤としてショ糖0.1%およびセルロー
ス0.1%を用いた。実施例1と同様に団粒形成剤3リ
ットルを試験土壌に3日ごとに散布し、団粒の粒径分布
を測定した。なお、ここで用いた試験土壌の砂壌土は粘
土鉱物含有量が12.5〜25%であった。粒度分布の
測定は5回行いその平均をとった。結果を図3に示す
が、実施例1同様に団粒化が確認できた。
PH 499接合型MAT について実施例1と同様の実験を行っ
た。団粒形成剤中の微粒子はモンモリロナイト0.01
%であり、接着剤としてショ糖0.1%およびセルロー
ス0.1%を用いた。実施例1と同様に団粒形成剤3リ
ットルを試験土壌に3日ごとに散布し、団粒の粒径分布
を測定した。なお、ここで用いた試験土壌の砂壌土は粘
土鉱物含有量が12.5〜25%であった。粒度分布の
測定は5回行いその平均をとった。結果を図3に示す
が、実施例1同様に団粒化が確認できた。
【0041】(実施例4)Pseudomonas putida BH(橋
本、藤田:下水道協会誌、24巻、27〜33、198
7:M . Fujita et al, Wat. Res. 27. p9-13, 1993)
をL培地(ペプトン10g/リットル、酵母エキス5g
/リットル、グルコース1g/リットル、NaCl5g
/リットル)で前培養の後、3リットルに接種し、30
℃で24時間培養した。この菌液を実施例1と同様にし
て団粒形成剤とともに試験土壌槽に散布し、団粒の粒径
分布を測定した。粒度分布の測定は5回行いその平均を
とった。結果を図4に示すが、実施例1同様の団粒化が
確認できた。
本、藤田:下水道協会誌、24巻、27〜33、198
7:M . Fujita et al, Wat. Res. 27. p9-13, 1993)
をL培地(ペプトン10g/リットル、酵母エキス5g
/リットル、グルコース1g/リットル、NaCl5g
/リットル)で前培養の後、3リットルに接種し、30
℃で24時間培養した。この菌液を実施例1と同様にし
て団粒形成剤とともに試験土壌槽に散布し、団粒の粒径
分布を測定した。粒度分布の測定は5回行いその平均を
とった。結果を図4に示すが、実施例1同様の団粒化が
確認できた。
【0042】(実施例5)実施例1で団粒形成を行った
土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μmの
ものを2週間ごとに5gサンプリングし、酵母エキスを
0.05%含有するM9培地5mlを加えホモジナイザ
ーで撹拌した後、MPN法によりPseudomonas cepacia
の菌数を求めた。
土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μmの
ものを2週間ごとに5gサンプリングし、酵母エキスを
0.05%含有するM9培地5mlを加えホモジナイザ
ーで撹拌した後、MPN法によりPseudomonas cepacia
の菌数を求めた。
【0043】ここで、モンモリロナイトに吸着した菌数
は吸光度−菌数直線から菌数を求め、次にモンモリロナ
イトを添加した後沈澱させ、上澄み液の菌数を同様に求
めた。前者から後者を差し引いた菌数がモンモリロナイ
トに吸着した菌数である。なお、吸光度−菌数直線は適
当な吸光度の懸濁液をフェノール単一炭素源寒天培地に
まき、平板希釈法により菌数測定することで求めたもの
である。
は吸光度−菌数直線から菌数を求め、次にモンモリロナ
イトを添加した後沈澱させ、上澄み液の菌数を同様に求
めた。前者から後者を差し引いた菌数がモンモリロナイ
トに吸着した菌数である。なお、吸光度−菌数直線は適
当な吸光度の懸濁液をフェノール単一炭素源寒天培地に
まき、平板希釈法により菌数測定することで求めたもの
である。
【0044】実験は5連で行ない、菌数はその平均をと
った。1グラム乾土当りの菌数の結果を図5に示す。
った。1グラム乾土当りの菌数の結果を図5に示す。
【0045】(比較例1)吸光度測定により、菌数が実
施例1の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌槽
に散布した。人工降雨を2mm/日で試験土壌に施し、
その作業以外の期間はビニールシートで被った状態で放
置し、実施例5と同様に土壌5gのサンプリング・菌数
測定を行なった。実験は5連で行い菌数はその平均をと
った。結果を図5に示す。
施例1の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌槽
に散布した。人工降雨を2mm/日で試験土壌に施し、
その作業以外の期間はビニールシートで被った状態で放
置し、実施例5と同様に土壌5gのサンプリング・菌数
測定を行なった。実験は5連で行い菌数はその平均をと
った。結果を図5に示す。
【0046】(実施例6)実施例2で団粒形成を行なっ
た土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μm
のものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例5と
同様の方法で菌数を測定した。実験は5連で行ない、菌
数はその平均をとった。結果を図6に示す。
た土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μm
のものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例5と
同様の方法で菌数を測定した。実験は5連で行ない、菌
数はその平均をとった。結果を図6に示す。
【0047】(比較例2)吸光度測定により、菌数が実
施例2の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを埴壌土の試験土壌槽に散布した。土壌
に人工降雨2mm/日を施し、その作業以外の期間はビ
ニールシートで被った状態で放置し、2週間ごとに土壌
5gをサンプリングし、実施例5と同様の菌数測定を行
なった。実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結
果を図6に示す。
施例2の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを埴壌土の試験土壌槽に散布した。土壌
に人工降雨2mm/日を施し、その作業以外の期間はビ
ニールシートで被った状態で放置し、2週間ごとに土壌
5gをサンプリングし、実施例5と同様の菌数測定を行
なった。実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結
果を図6に示す。
【0048】(実施例7)実施例3で団粒形成を行なっ
た土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μm
のものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例4と
同様の方法で菌数を測定した。実験は5連で行ない、菌
数はその平均をとった。結果を図7に示す。
た土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μm
のものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例4と
同様の方法で菌数を測定した。実験は5連で行ない、菌
数はその平均をとった。結果を図7に示す。
【0049】(比較例3)吸光度測定により、菌数が実
施例3の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例3で用いたものと同じ土壌の
試験土壌槽に散布した。土壌に人工降雨2mm/日を施
し、その作業以外の期間はビニールシートで被った状態
で放置し、2週間ごとに土壌5gをサンプリングし、実
施例5と同様の菌数測定を行なった。実験は5連で行い
菌数はその平均をとった。結果を図7に示す。
施例3の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例3で用いたものと同じ土壌の
試験土壌槽に散布した。土壌に人工降雨2mm/日を施
し、その作業以外の期間はビニールシートで被った状態
で放置し、2週間ごとに土壌5gをサンプリングし、実
施例5と同様の菌数測定を行なった。実験は5連で行い
菌数はその平均をとった。結果を図7に示す。
【0050】(実施例8)実施例4で団粒形成を行なっ
た土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μm
のものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例5と
同様の方法で菌数を測定した。実験は5連で行ない、菌
数はその平均をとった。結果を図8に示す。
た土壌のうち粒度分布が増加した粒径32〜500μm
のものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例5と
同様の方法で菌数を測定した。実験は5連で行ない、菌
数はその平均をとった。結果を図8に示す。
【0051】(比較例4)吸光度測定により、菌数が実
施例1の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌槽
に散布した。試験土壌に人工降雨2mm/日を施し、そ
の作業以外の期間はビニールシートで被った状態で放置
し、実施例5と同様に土壌5gのサンプリング・菌数測
定を行なった。実験は5連で行い菌数はその平均をとっ
た。結果を図8に示す。
施例1の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌槽
に散布した。試験土壌に人工降雨2mm/日を施し、そ
の作業以外の期間はビニールシートで被った状態で放置
し、実施例5と同様に土壌5gのサンプリング・菌数測
定を行なった。実験は5連で行い菌数はその平均をとっ
た。結果を図8に示す。
【0052】(実施例9)実施例1で調製した試験土壌
と同様にして土壌を準備し、この土壌にp−クレゾール
を200ppmとなるように散布し、p−クレゾール汚
染土を試験土壌槽に積層する。この試験土壌に、実施例
1と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌に人工
降雨を施す。
と同様にして土壌を準備し、この土壌にp−クレゾール
を200ppmとなるように散布し、p−クレゾール汚
染土を試験土壌槽に積層する。この試験土壌に、実施例
1と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌に人工
降雨を施す。
【0053】この土壌を1週間ごとに10gサンプリン
グし、p−ヒドラジノベンゼンスルホン酸吸光光度法
(JIS K 0102に定める方法)によってp−ク
レゾールの定量を行なった。実験は5連で行ない、濃度
はその平均をとった。残留p−クレゾール濃度の経過を
図9に示す。
グし、p−ヒドラジノベンゼンスルホン酸吸光光度法
(JIS K 0102に定める方法)によってp−ク
レゾールの定量を行なった。実験は5連で行ない、濃度
はその平均をとった。残留p−クレゾール濃度の経過を
図9に示す。
【0054】(比較例5)吸光度測定により、菌数が実
施例9の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌槽
に散布した。試験土壌に人工降雨2mm/日を施し、そ
の作業以外の期間はビニールシートで被った状態で放置
し、実施例9と同様に土壌10gのサンプリング・p−
クレゾール濃度測定を行なった。実験は5連で行い、濃
度はその平均をとった。結果を図9に示す。
施例9の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌懸
濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌槽
に散布した。試験土壌に人工降雨2mm/日を施し、そ
の作業以外の期間はビニールシートで被った状態で放置
し、実施例9と同様に土壌10gのサンプリング・p−
クレゾール濃度測定を行なった。実験は5連で行い、濃
度はその平均をとった。結果を図9に示す。
【0055】(実施例10)実施例4で調製した試験土
壌と同様にして土壌を準備し、この土壌にp−クレゾー
ルを200ppmとなるように散布し、p−クレゾール
汚染土を試験土壌槽に積層する。この試験土壌に、実施
例4と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌に人
工降雨を施す。
壌と同様にして土壌を準備し、この土壌にp−クレゾー
ルを200ppmとなるように散布し、p−クレゾール
汚染土を試験土壌槽に積層する。この試験土壌に、実施
例4と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌に人
工降雨を施す。
【0056】この土壌を1週間ごとに10gサンプリン
グし、p−ヒドラジノベンゼンスルホン酸吸光光度法に
よってp−クレゾールの定量を行なった。実験は5連で
行ない、濃度はその平均をとった。結果を図10に示
す。
グし、p−ヒドラジノベンゼンスルホン酸吸光光度法に
よってp−クレゾールの定量を行なった。実験は5連で
行ない、濃度はその平均をとった。結果を図10に示
す。
【0057】(比較例6)吸光度測定により、菌数が実
施例10の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌
懸濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌
槽に散布した。試験土壌に人工降雨2mm/日および攪
拌1回/7日を施し、それらの作業以外の期間はビニー
ルシートで被った状態で放置し、実施例10と同様に土
壌10gのサンプリング・p−クレゾール濃度測定を行
なった。実験は5連で行い、濃度はその平均をとった。
結果を図10に示す。
施例10の団粒形成剤と同程度となるように調製した菌
懸濁液3リットルを、実施例1と同じ埴壌土の試験土壌
槽に散布した。試験土壌に人工降雨2mm/日および攪
拌1回/7日を施し、それらの作業以外の期間はビニー
ルシートで被った状態で放置し、実施例10と同様に土
壌10gのサンプリング・p−クレゾール濃度測定を行
なった。実験は5連で行い、濃度はその平均をとった。
結果を図10に示す。
【0058】(実施例11)Pseudomonas cepacia KK01
(BP−4235)をM9培地10ml(酵母エキス
0.05%含有)に接種し、30℃で前培養した後、3
リットルに移して本培養を行なった。OD(600n
m)約0.7に達した後、この溶液に微粒子としてベン
トナイトの主成分である粘土鉱物モンモリロナイト(ク
ニピアF:粒度分布0.5〜10μm、平均粒径2μ
m、クニミネ工業社製)を0.01%になるよう添加し
た。
(BP−4235)をM9培地10ml(酵母エキス
0.05%含有)に接種し、30℃で前培養した後、3
リットルに移して本培養を行なった。OD(600n
m)約0.7に達した後、この溶液に微粒子としてベン
トナイトの主成分である粘土鉱物モンモリロナイト(ク
ニピアF:粒度分布0.5〜10μm、平均粒径2μ
m、クニミネ工業社製)を0.01%になるよう添加し
た。
【0059】次に、上記の菌を吸着したモンモリロナイ
トが懸濁した溶液に、接着剤としてショ糖、小麦粉を各
々0.1%となるように添加して、団粒形成剤とした。
トが懸濁した溶液に、接着剤としてショ糖、小麦粉を各
々0.1%となるように添加して、団粒形成剤とした。
【0060】土壌での実験には、縦横1m×1mで深さ
1mで底部にドレインを具えたステンレス製のライシメ
ーターに直径20mmのステンレス製パイプを通し、恒
温循環装置(ヤマト科学サーモエリートBH81型)に
接続し、それを土壌槽として用いた。土壌槽および加熱
装置を図11に示す。この土壌槽に、粘土鉱物を37.
5〜50%含む埴壌土を、土の組成が均一になるように
よく攪拌しながら積層し、試験土壌とした。
1mで底部にドレインを具えたステンレス製のライシメ
ーターに直径20mmのステンレス製パイプを通し、恒
温循環装置(ヤマト科学サーモエリートBH81型)に
接続し、それを土壌槽として用いた。土壌槽および加熱
装置を図11に示す。この土壌槽に、粘土鉱物を37.
5〜50%含む埴壌土を、土の組成が均一になるように
よく攪拌しながら積層し、試験土壌とした。
【0061】この試験土壌に、1回/7日の間隔で、シ
ョ糖0.1%、小麦粉0.1%を含む上記団粒形成剤3
リットルを散布し、給水パイプに35℃の温水を約5リ
ットル/時で常時供給した。2日ごとに5リットルの水
をジョウロで散布し、それ以外は通気の良い状態で雨の
かからない屋外に放置し、7日ごとに団粒の粒度分布を
測定した。
ョ糖0.1%、小麦粉0.1%を含む上記団粒形成剤3
リットルを散布し、給水パイプに35℃の温水を約5リ
ットル/時で常時供給した。2日ごとに5リットルの水
をジョウロで散布し、それ以外は通気の良い状態で雨の
かからない屋外に放置し、7日ごとに団粒の粒度分布を
測定した。
【0062】団粒の粒度分布は試験土壌から50gの土
のサンプリングを行ない、8.6メッシュ(2mm)、
30メッシュ(500μm)、100メッシュ(150
μm)および440メッシュ(32μm)の順でふるい
分けし、各粒度の重量を測定した。粒度分布測定は5回
行いその平均をとった。
のサンプリングを行ない、8.6メッシュ(2mm)、
30メッシュ(500μm)、100メッシュ(150
μm)および440メッシュ(32μm)の順でふるい
分けし、各粒度の重量を測定した。粒度分布測定は5回
行いその平均をとった。
【0063】その結果、粒径32μm〜500μmの土
壌団粒の重量比が増加し、団粒化を確認することができ
た。増加した粒径範囲の重量比(%)の結果を図12に
示す。
壌団粒の重量比が増加し、団粒化を確認することができ
た。増加した粒径範囲の重量比(%)の結果を図12に
示す。
【0064】(実施例12)団粒形成剤として小麦粉の
含有率を0.5%とする以外は、実施例11と同様の試
験土壌に同様の方法で散布した後、土壌の攪拌を行なっ
た。攪拌には、シャベルで試験土壌を掘り返すことと、
攪拌羽の付いた電動ジャイロによる攪拌の2通りを施し
た。攪拌後、人工降雨として5mm/日となるようにジ
ョウロで水を散布した。
含有率を0.5%とする以外は、実施例11と同様の試
験土壌に同様の方法で散布した後、土壌の攪拌を行なっ
た。攪拌には、シャベルで試験土壌を掘り返すことと、
攪拌羽の付いた電動ジャイロによる攪拌の2通りを施し
た。攪拌後、人工降雨として5mm/日となるようにジ
ョウロで水を散布した。
【0065】試験土壌槽は、ビニールシートで被った状
態で放置し、7日ごとに上記攪拌と降雨を施した。この
操作の後、7日ごとに団粒の粒度分布を測定した。団粒
の粒度分布は土壌槽から50gの土をサンプリングし、
実施例11同様の粒度分布測定を行なったところ、粒径
32μm〜500μmの土壌団粒の重量比が増加し、団
粒化を確認することができた。増加した粒径範囲の重量
比(%)の結果を図13に示す。
態で放置し、7日ごとに上記攪拌と降雨を施した。この
操作の後、7日ごとに団粒の粒度分布を測定した。団粒
の粒度分布は土壌槽から50gの土をサンプリングし、
実施例11同様の粒度分布測定を行なったところ、粒径
32μm〜500μmの土壌団粒の重量比が増加し、団
粒化を確認することができた。増加した粒径範囲の重量
比(%)の結果を図13に示す。
【0066】(実施例13)M9培地の量を8mlと
し、モンモリロナイトの含有率を0.02%とし、ショ
糖および小麦粉の含有率を0.2%ずつとする以外は実
施例11と同様にして団粒形成剤を調製し、土壌槽の側
部に2つのバイブノッカー(エクセン社製、WK100
P)を具え(図64)、その土壌槽に入れる埴壌土を粘
土鉱物含有量37.5〜50%のものとする以外は実施
例11同様の試験土壌を得た。
し、モンモリロナイトの含有率を0.02%とし、ショ
糖および小麦粉の含有率を0.2%ずつとする以外は実
施例11と同様にして団粒形成剤を調製し、土壌槽の側
部に2つのバイブノッカー(エクセン社製、WK100
P)を具え(図64)、その土壌槽に入れる埴壌土を粘
土鉱物含有量37.5〜50%のものとする以外は実施
例11同様の試験土壌を得た。
【0067】この試験土壌に実施例11同様に上記団粒
形成剤を散布した後、土壌に振動を加えた。振動には、
上記バイブノッカーを使用圧力7kgf/cm2、打撃
サイクル60回/min、打撃エネルギー20.5kg
fmで20分間施した。振動後、人工降雨として5mm
/日となるようにジョウロで水を散布した。
形成剤を散布した後、土壌に振動を加えた。振動には、
上記バイブノッカーを使用圧力7kgf/cm2、打撃
サイクル60回/min、打撃エネルギー20.5kg
fmで20分間施した。振動後、人工降雨として5mm
/日となるようにジョウロで水を散布した。
【0068】その後、試験土壌槽はビニールシートで被
った状態で放置し、7日ごとに実施例12と同様にして
団粒の粒度分布測定を行なった。結果は図14に示す。
った状態で放置し、7日ごとに実施例12と同様にして
団粒の粒度分布測定を行なった。結果は図14に示す。
【0069】(実施例14)M9培地の量を8mlと
し、モンモリロナイトの代わりにカオリンを添加し、小
麦粉の代わりにデキストリンを使用した以外は、実施例
13と同様に団粒形成剤を調製し、ライシメーターの縦
寸法を2mとしバイブノッカーを取り付けない(図6
5)以外は実施例13同様に試験土壌を得た。この試験
土壌層内に50cm間隔で50cm深さの井戸(Φ10
cm)を設置し、満水にした井戸内部には超音波ホモジ
ナイザー;ソニファイヤーII(BRANSON社製、
model900)を挿入した。
し、モンモリロナイトの代わりにカオリンを添加し、小
麦粉の代わりにデキストリンを使用した以外は、実施例
13と同様に団粒形成剤を調製し、ライシメーターの縦
寸法を2mとしバイブノッカーを取り付けない(図6
5)以外は実施例13同様に試験土壌を得た。この試験
土壌層内に50cm間隔で50cm深さの井戸(Φ10
cm)を設置し、満水にした井戸内部には超音波ホモジ
ナイザー;ソニファイヤーII(BRANSON社製、
model900)を挿入した。
【0070】この試験土壌に、1回/7日の間隔で、上
記団粒形成剤3リットルを散布した後、人工降雨として
20mm/日となるようにジョウロで散水した。散水
後、上記超音波ホモジナイザーを用いて周波数20KH
z、出力900Wで30分間超音波処理を施した。
記団粒形成剤3リットルを散布した後、人工降雨として
20mm/日となるようにジョウロで散水した。散水
後、上記超音波ホモジナイザーを用いて周波数20KH
z、出力900Wで30分間超音波処理を施した。
【0071】その後、試験土壌槽はビニールシートで被
った状態で放置し、7日ごとに実施例12と同様にして
団粒の粒度分布測定を行なった。結果は図15に示す。
った状態で放置し、7日ごとに実施例12と同様にして
団粒の粒度分布測定を行なった。結果は図15に示す。
【0072】(実施例15)水に微粒子としてアロフェ
ンを0.2%懸濁し、接着剤としてショ糖およびデキス
トリンをそれぞれ0.1%となるように添加し、団粒形
成剤とした。
ンを0.2%懸濁し、接着剤としてショ糖およびデキス
トリンをそれぞれ0.1%となるように添加し、団粒形
成剤とした。
【0073】土壌の実験では、実施例11同様のライシ
メーターを設置し、それを土壌槽として用いた。この土
壌槽に、粘土鉱物を37.5〜50%含む埴壌土を、土
の組成が均一になるように攪拌しながら積層し、試験土
壌とした。
メーターを設置し、それを土壌槽として用いた。この土
壌槽に、粘土鉱物を37.5〜50%含む埴壌土を、土
の組成が均一になるように攪拌しながら積層し、試験土
壌とした。
【0074】この試験土壌に上記団粒形成剤20リット
ルをジョウロでまんべんなく散布し、20℃で24時間
放置した後、低温室の温度を−5℃に下げ、24時間放
置した。その後、−5℃を保ったまま低温室の湿度を1
0%に設定し、5日間放置し、6日目に湿度は10%を
保ったまま設定温度を20℃に上げ、24時間放置し
た。団粒形成剤散布から乾燥工程に至る8日間の作業を
4回繰返し、各団粒形成剤散布直前の土壌を8日ごとに
サンプリングし、実施例11同様の方法で団粒の粒度分
布を測定した。その結果、粒径32μm〜500μmの
土壌団粒の重量比が増加し、団粒化を確認することがで
きた。増加した粒径範囲の重量比(%)の結果を図16
に示す。
ルをジョウロでまんべんなく散布し、20℃で24時間
放置した後、低温室の温度を−5℃に下げ、24時間放
置した。その後、−5℃を保ったまま低温室の湿度を1
0%に設定し、5日間放置し、6日目に湿度は10%を
保ったまま設定温度を20℃に上げ、24時間放置し
た。団粒形成剤散布から乾燥工程に至る8日間の作業を
4回繰返し、各団粒形成剤散布直前の土壌を8日ごとに
サンプリングし、実施例11同様の方法で団粒の粒度分
布を測定した。その結果、粒径32μm〜500μmの
土壌団粒の重量比が増加し、団粒化を確認することがで
きた。増加した粒径範囲の重量比(%)の結果を図16
に示す。
【0075】(実施例16)団粒形成剤中の微粒子とし
てモンモリロナイト0.1%、接着剤としてデキストリ
ン0.1%およびエチルセルロース0.1%とし、他は
実施例15と同様にして団粒形成剤20リットルを試験
土壌槽(埴壌土)に散布し、土壌の粒径分布を測定し
た。結果を図17に示す。
てモンモリロナイト0.1%、接着剤としてデキストリ
ン0.1%およびエチルセルロース0.1%とし、他は
実施例15と同様にして団粒形成剤20リットルを試験
土壌槽(埴壌土)に散布し、土壌の粒径分布を測定し
た。結果を図17に示す。
【0076】(実施例17)微粒子としてゼオライトを
1%、接着剤として乳糖0.1%およびビスコース0.
1%となるように添加し、団粒形成剤とした。
1%、接着剤として乳糖0.1%およびビスコース0.
1%となるように添加し、団粒形成剤とした。
【0077】実施例15と同様のライシメーターに、冷
媒用タンクとして外径100mm、長さ800mmの蓋
付きステンレス製容器4本を入れ、さらに外径50m
m、長さ1000mmで通気孔ピットを多数設けたポリ
塩化ビニル製のチューブ4本を設けて土壌槽とした。
媒用タンクとして外径100mm、長さ800mmの蓋
付きステンレス製容器4本を入れ、さらに外径50m
m、長さ1000mmで通気孔ピットを多数設けたポリ
塩化ビニル製のチューブ4本を設けて土壌槽とした。
【0078】試験土壌は粘土鉱物含有量が12.5〜2
5%の砂壌土を用い、実施例15と同様に土壌槽に積層
し、試験土壌とした。上記した団粒形成剤20リットル
を試験土壌槽に散布し、24時間放置後、冷媒用タンク
にドライアイスを1本当り約5kg詰め、24時間放置
した。その後、土壌槽上部に乾燥機を設置し、土壌槽お
よび乾燥機全体をビニールシートで被い、5日間乾燥さ
せた。この間、ドライアイスは絶やさないように常時補
給し、6日目にドライアイスを抜き取って、24時間室
温で放置した。この8日間の一連の工程を4回繰返し、
各団粒形成剤散布直前の土壌をサンプリングして団粒の
粒径分布を測定した。
5%の砂壌土を用い、実施例15と同様に土壌槽に積層
し、試験土壌とした。上記した団粒形成剤20リットル
を試験土壌槽に散布し、24時間放置後、冷媒用タンク
にドライアイスを1本当り約5kg詰め、24時間放置
した。その後、土壌槽上部に乾燥機を設置し、土壌槽お
よび乾燥機全体をビニールシートで被い、5日間乾燥さ
せた。この間、ドライアイスは絶やさないように常時補
給し、6日目にドライアイスを抜き取って、24時間室
温で放置した。この8日間の一連の工程を4回繰返し、
各団粒形成剤散布直前の土壌をサンプリングして団粒の
粒径分布を測定した。
【0079】粒度分布の測定は、実施例15と同様に行
なった。ここで用いた土壌槽を図18に、結果を図19
に示す。
なった。ここで用いた土壌槽を図18に、結果を図19
に示す。
【0080】(実施例18)微粒子としてモンモリロナ
イト1%、接着剤としてショ糖およびデキストリン各々
0.1%を含む団粒形成剤を用いて、実施例17と同様
の実験を行なった。ここで用いた試験土壌は、粘土鉱物
含有量が25〜37.5%であり、冷媒タンク1本を土
壌槽中央に設置し、冷媒として液体窒素を用いた。土壌
槽に20リットルの団粒形成剤を散布し、液体窒素がな
くならない程度に冷媒用タンクへの液体窒素補給(約3
0リットル/日)を行ない、実施例17と同様の実験を
行なって団粒の粒径分布を測定した。粒度分布の測定は
5回行ない、その平均をとった。結果を図20に示す。
イト1%、接着剤としてショ糖およびデキストリン各々
0.1%を含む団粒形成剤を用いて、実施例17と同様
の実験を行なった。ここで用いた試験土壌は、粘土鉱物
含有量が25〜37.5%であり、冷媒タンク1本を土
壌槽中央に設置し、冷媒として液体窒素を用いた。土壌
槽に20リットルの団粒形成剤を散布し、液体窒素がな
くならない程度に冷媒用タンクへの液体窒素補給(約3
0リットル/日)を行ない、実施例17と同様の実験を
行なって団粒の粒径分布を測定した。粒度分布の測定は
5回行ない、その平均をとった。結果を図20に示す。
【0081】(実施例19〜22)Bacillus subtilis
ISW1214 について実施例11、12、13および14と
同様の実験を行なった(それぞれ、実施例19、20、
21および22)。これら実験における団粒形成剤中の
微粒子はポドソル土0.01%であり、接着剤は実施例
19および20ではショ糖0.1%およびセルロース
0.1%であり、実施例21ではデキストリン0.1%
およびセルロース0.1%であり、実施例22ではデキ
ストリン0.1%およびエチルセルロース0.1%であ
った。
ISW1214 について実施例11、12、13および14と
同様の実験を行なった(それぞれ、実施例19、20、
21および22)。これら実験における団粒形成剤中の
微粒子はポドソル土0.01%であり、接着剤は実施例
19および20ではショ糖0.1%およびセルロース
0.1%であり、実施例21ではデキストリン0.1%
およびセルロース0.1%であり、実施例22ではデキ
ストリン0.1%およびエチルセルロース0.1%であ
った。
【0082】それぞれ実施例11〜14と同様に団粒形
成剤3リットルを試験土壌槽(埴壌土)に散布し(但
し、実施例15では水の散布を10リットル/3日とし
た)、土壌の粒径分布を測定した。測定は5回行いその
平均をとった。この結果をそれぞれ図21〜24に示す
が、それぞれ実施例11〜14と同様の団粒化を確認で
きた。
成剤3リットルを試験土壌槽(埴壌土)に散布し(但
し、実施例15では水の散布を10リットル/3日とし
た)、土壌の粒径分布を測定した。測定は5回行いその
平均をとった。この結果をそれぞれ図21〜24に示す
が、それぞれ実施例11〜14と同様の団粒化を確認で
きた。
【0083】(実施例23)Saccharomyces cerevisiae
YPH 499接合型MAT について実施例11と同様の実験を
行った。実施例11で用いた給水用のステンレスパイプ
を取り除いた土壌槽に、粘土鉱物含有量が12.5%〜
25%である砂壌土を土の組成が均一になるようによく
攪拌しながら積層し、試験土壌とした。土を入れた土壌
槽にパネル型ヒーター(井内製、水中ヒーター、200
V−2K、340×750mm)を20cm間隔で埋め
込み、常時30℃で加温した。ヒーターによる加熱実験
を図25に示す。
YPH 499接合型MAT について実施例11と同様の実験を
行った。実施例11で用いた給水用のステンレスパイプ
を取り除いた土壌槽に、粘土鉱物含有量が12.5%〜
25%である砂壌土を土の組成が均一になるようによく
攪拌しながら積層し、試験土壌とした。土を入れた土壌
槽にパネル型ヒーター(井内製、水中ヒーター、200
V−2K、340×750mm)を20cm間隔で埋め
込み、常時30℃で加温した。ヒーターによる加熱実験
を図25に示す。
【0084】団粒形成剤中の微粒子はモンモリロナイト
0.01%であり接着剤としてショ糖0.1%およびセ
ルロース0.1%を用いた。実施例11と同様に団粒形
成剤3リットルを試験土壌に3日ごとに約5リットルの
水をジョウロで散布し、それ以外は通気の良い状態で雨
のかからない屋外に放置し、団粒の粒径分布を測定し
た。粒度分布の測定は5回行いその平均をとった。結果
を図26に示す。
0.01%であり接着剤としてショ糖0.1%およびセ
ルロース0.1%を用いた。実施例11と同様に団粒形
成剤3リットルを試験土壌に3日ごとに約5リットルの
水をジョウロで散布し、それ以外は通気の良い状態で雨
のかからない屋外に放置し、団粒の粒径分布を測定し
た。粒度分布の測定は5回行いその平均をとった。結果
を図26に示す。
【0085】(実施例24)Saccharomyces cerevisiae
YPH 499接合型MAT について実施例12と同様の実験を
行った。団粒形成剤中の微粒子はモンモリロナイト0.
05%であり、接着剤としてはセルロース0.6%を用
いた。団粒形成剤を実施例12と同様に試験土壌に散布
して、団粒の粒径を同様に測定した。なお、この場合の
試験土壌の粘土鉱物含有量は12.5〜25%であっ
た。結果は図27に示す。この図より、実施例12同様
の団粒化が確認できた。
YPH 499接合型MAT について実施例12と同様の実験を
行った。団粒形成剤中の微粒子はモンモリロナイト0.
05%であり、接着剤としてはセルロース0.6%を用
いた。団粒形成剤を実施例12と同様に試験土壌に散布
して、団粒の粒径を同様に測定した。なお、この場合の
試験土壌の粘土鉱物含有量は12.5〜25%であっ
た。結果は図27に示す。この図より、実施例12同様
の団粒化が確認できた。
【0086】(実施例25)Saccharomyces cerevisiae
YPH 499接合型MAT について、M9培地を15mlと
し、本培養を5リットルで行ない、接着剤を乳糖0.1
%およびメチルセルロース0.2%となるように添加し
た以外は、実施例13と同様の団粒形成剤を調製した。
YPH 499接合型MAT について、M9培地を15mlと
し、本培養を5リットルで行ない、接着剤を乳糖0.1
%およびメチルセルロース0.2%となるように添加し
た以外は、実施例13と同様の団粒形成剤を調製した。
【0087】2m四方、深さ3mの地下土壌層に深さ
2.5mまで砂壌土(粘土鉱物含有量12.5〜25
%)を満たした。
2.5mまで砂壌土(粘土鉱物含有量12.5〜25
%)を満たした。
【0088】この試験土壌に、上記団粒形成剤5リット
ルを1回/7日の間隔で散布した後、バイブレーション
ランマー(LJ−2E、メイホー社製)で、打撃数60
0V.P.M.、打撃ストローク60mmで30分間振
動を加えた。振動後、人工降雨として10mm/日とな
るようにスプリンクラーで水を散布した。粒度分布測定
は実施例13と同様に行ない、結果は図28に示した。
ルを1回/7日の間隔で散布した後、バイブレーション
ランマー(LJ−2E、メイホー社製)で、打撃数60
0V.P.M.、打撃ストローク60mmで30分間振
動を加えた。振動後、人工降雨として10mm/日とな
るようにスプリンクラーで水を散布した。粒度分布測定
は実施例13と同様に行ない、結果は図28に示した。
【0089】(実施例26〜29)Pseudomonas putida
BH(橋本、藤田:下水道協会誌、24巻、27〜3
3、1987:M . Fujita et al, Wat. Res. 27. p9-1
3, 1993)をL培地(ペプトン10g/リットル、酵母
エキス5g/リットル、グルコース1g/リットル、N
aCl5g/リットル)で前培養の後、3リットルに接
種し、30℃で24時間培養した。この菌液をそれぞれ
実施例11、12、13および14と同様にして団粒形
成剤とともに試験土壌槽に散布し、団粒の粒径分布を測
定した(それぞれ、実施例26、27、28および2
9)。粒度分布の測定は5回行いその平均をとった。結
果を図29〜32に示す。
BH(橋本、藤田:下水道協会誌、24巻、27〜3
3、1987:M . Fujita et al, Wat. Res. 27. p9-1
3, 1993)をL培地(ペプトン10g/リットル、酵母
エキス5g/リットル、グルコース1g/リットル、N
aCl5g/リットル)で前培養の後、3リットルに接
種し、30℃で24時間培養した。この菌液をそれぞれ
実施例11、12、13および14と同様にして団粒形
成剤とともに試験土壌槽に散布し、団粒の粒径分布を測
定した(それぞれ、実施例26、27、28および2
9)。粒度分布の測定は5回行いその平均をとった。結
果を図29〜32に示す。
【0090】(実施例30および31)実施例11およ
び12で団粒形成を行った土壌のうち粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、酵母エキスを0.05%含有するM9培地
5mlを加えホモジナイザーで撹拌した後、MPN法に
よりPseudomonas cepacia の菌数を求めた(それぞれ、
実施例30および31)。
び12で団粒形成を行った土壌のうち粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、酵母エキスを0.05%含有するM9培地
5mlを加えホモジナイザーで撹拌した後、MPN法に
よりPseudomonas cepacia の菌数を求めた(それぞれ、
実施例30および31)。
【0091】ここで、モンモリロナイトに吸着した菌数
は吸光度−菌数直線から菌数を求め、次にモンモリロナ
イトを添加した後沈澱させ、上澄み液の菌数を同様に求
めた。前者から後者を差し引いた菌数がモンモリロナイ
トに吸着した菌数である。なお、吸光度−菌数直線は適
当な吸光度の懸濁液をフェノール単一炭素源寒天培地に
まき、平板希釈法により菌数測定することで求めたもの
である。
は吸光度−菌数直線から菌数を求め、次にモンモリロナ
イトを添加した後沈澱させ、上澄み液の菌数を同様に求
めた。前者から後者を差し引いた菌数がモンモリロナイ
トに吸着した菌数である。なお、吸光度−菌数直線は適
当な吸光度の懸濁液をフェノール単一炭素源寒天培地に
まき、平板希釈法により菌数測定することで求めたもの
である。
【0092】実験は5連で行ない、菌数はその平均をと
った。その結果を図33および34に示す。
った。その結果を図33および34に示す。
【0093】(実施例32および33)実施例13およ
び14で団粒形成を行なった土壌を、2週間ごとに5g
サンプリングし、それぞれ、酵母エキスを0.05%含
有するM9培地5mlを加えホモジナイザーで撹拌した
後、MPN法によりPseudomonas cepacia の菌数を求め
た(それぞれ、実施例32および33)。菌数測定法に
ついては実施例30および31と同様である。結果は図
35および36に示した。
び14で団粒形成を行なった土壌を、2週間ごとに5g
サンプリングし、それぞれ、酵母エキスを0.05%含
有するM9培地5mlを加えホモジナイザーで撹拌した
後、MPN法によりPseudomonas cepacia の菌数を求め
た(それぞれ、実施例32および33)。菌数測定法に
ついては実施例30および31と同様である。結果は図
35および36に示した。
【0094】(実施例34)Pseudomonas cepacia KK01
を実施例11同様に前培養し、10リットルに移して本
培養した。OD(600nm)約0.7に達したものを
菌液として用いた。実施例15で団粒形成を行なった土
壌にこの菌液10リットルを散布し、人工降雨10mm
/日を施し、それ以外はビニールシートで被った状態で
放置した。実施例15で団粒形成を行った土壌のうち粒
度分布が増加した粒径32〜500μmのものを2週間
ごとに5gサンプリングし、酵母エキスを0.05%含
有するM9培地5mlを加えホモジナイザーで撹拌した
後、MPN法によりPseudomonas cepacia の菌数を求め
た。菌数測定法は、実施例30および31と同様であ
る。結果は図37に示した。
を実施例11同様に前培養し、10リットルに移して本
培養した。OD(600nm)約0.7に達したものを
菌液として用いた。実施例15で団粒形成を行なった土
壌にこの菌液10リットルを散布し、人工降雨10mm
/日を施し、それ以外はビニールシートで被った状態で
放置した。実施例15で団粒形成を行った土壌のうち粒
度分布が増加した粒径32〜500μmのものを2週間
ごとに5gサンプリングし、酵母エキスを0.05%含
有するM9培地5mlを加えホモジナイザーで撹拌した
後、MPN法によりPseudomonas cepacia の菌数を求め
た。菌数測定法は、実施例30および31と同様であ
る。結果は図37に示した。
【0095】(実施例35)Bacillus subtilis ISW121
4 について実施例34と同様に培養を行ない、菌液を得
た。この菌液10リットルを実施例16で団粒形成させ
た土壌に散布し、粒度分布が増加した粒径32〜500
μmのものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例
18と同様の方法で菌数を測定した。結果を図38に示
す。
4 について実施例34と同様に培養を行ない、菌液を得
た。この菌液10リットルを実施例16で団粒形成させ
た土壌に散布し、粒度分布が増加した粒径32〜500
μmのものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例
18と同様の方法で菌数を測定した。結果を図38に示
す。
【0096】(実施例36〜39)実施例19、20、
21および22で団粒形成を行った土壌を、2週間ごと
に5gサンプリングし、それぞれ実施例19、20、2
1および22と同様の方法にて菌数を測定した(それぞ
れ、実施例36、37、38およ39。ただし、実施例
37では、粒度分布が増加した粒径32〜500μmの
土壌。)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとっ
た。結果を図39〜42に示す。
21および22で団粒形成を行った土壌を、2週間ごと
に5gサンプリングし、それぞれ実施例19、20、2
1および22と同様の方法にて菌数を測定した(それぞ
れ、実施例36、37、38およ39。ただし、実施例
37では、粒度分布が増加した粒径32〜500μmの
土壌。)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとっ
た。結果を図39〜42に示す。
【0097】(実施例40)MethylosinusをMethylosin
us trichosporium OB3b(Cornish, A. et al., 1984,
J. Gen. Microbiol. 130, pp2565-2575; Park, S. et a
l., 1991, Bioeng. 38, pp423-433)をHigginのNMS
培地15ml(但し、Cuを除く)に接種し、30℃で
前培養した後、5リットルに移し、本培養を行なった。
OD(600nm)約0.7に達した後、この溶液に微
粒子としてモンモリロナイトを0.02%となるように
添加した。
us trichosporium OB3b(Cornish, A. et al., 1984,
J. Gen. Microbiol. 130, pp2565-2575; Park, S. et a
l., 1991, Bioeng. 38, pp423-433)をHigginのNMS
培地15ml(但し、Cuを除く)に接種し、30℃で
前培養した後、5リットルに移し、本培養を行なった。
OD(600nm)約0.7に達した後、この溶液に微
粒子としてモンモリロナイトを0.02%となるように
添加した。
【0098】次に、その懸濁液に接着剤として乳糖0.
1%およびビスコース0.1%となるように添加し、団
粒形成剤とした。実施例14と同様に団粒形成剤3リッ
トルを試験土壌に散布し、団粒の粒径分布を測定した。
なお、ここで用いた試験土壌は砂壌土であって、粘土鉱
物含有量が12.5〜25%であった。結果を図43に
示す。
1%およびビスコース0.1%となるように添加し、団
粒形成剤とした。実施例14と同様に団粒形成剤3リッ
トルを試験土壌に散布し、団粒の粒径分布を測定した。
なお、ここで用いた試験土壌は砂壌土であって、粘土鉱
物含有量が12.5〜25%であった。結果を図43に
示す。
【0099】(実施例41)MethylosinusをM9培地1
5ml(酵母エキス0.05%含有)に接種し、実施例
34同様に菌液10リットルを得た。この菌液10リッ
トルを実施例17で団粒形成した土壌に散布し、人工降
雨10mm/日を施し、それ以外はビニールシートで被
った状態で放置した。この土壌から、粒径32〜500
μmのものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例
34と同様の方法で菌数を測定した。結果を図44に示
す。
5ml(酵母エキス0.05%含有)に接種し、実施例
34同様に菌液10リットルを得た。この菌液10リッ
トルを実施例17で団粒形成した土壌に散布し、人工降
雨10mm/日を施し、それ以外はビニールシートで被
った状態で放置した。この土壌から、粒径32〜500
μmのものを2週間ごとに5gサンプリングし、実施例
34と同様の方法で菌数を測定した。結果を図44に示
す。
【0100】(実施例42)Pseudomonas putida BHを
L培地で前培養の後、10リットルに接種し、30℃で
24時間培養した。この菌液10リットルを実施例18
で団粒形成を行なった土壌に散布し、粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、実施例34と同様の方法で菌数を測定し
た。結果を図45に示す。
L培地で前培養の後、10リットルに接種し、30℃で
24時間培養した。この菌液10リットルを実施例18
で団粒形成を行なった土壌に散布し、粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、実施例34と同様の方法で菌数を測定し
た。結果を図45に示す。
【0101】(実施例43および44)実施例23およ
び26で団粒形成を行った土壌のうち粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、実施例30の方法と同様に菌数を測定した
(それぞれ、実施例43および44)。実験は5連で行
い、菌数はその平均をとった。結果を図46および47
に示す。
び26で団粒形成を行った土壌のうち粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、実施例30の方法と同様に菌数を測定した
(それぞれ、実施例43および44)。実験は5連で行
い、菌数はその平均をとった。結果を図46および47
に示す。
【0102】(実施例45および46)実施例24およ
び27で団粒形成を行った土壌のうち粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、それぞれ実施例27および31の方法と同
様に菌数を測定した(それぞれ、実施例45および4
6)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとった。結
果を図48および49に示す。
び27で団粒形成を行った土壌のうち粒度分布が増加し
た粒径32〜500μmのものを2週間ごとに5gサン
プリングし、それぞれ実施例27および31の方法と同
様に菌数を測定した(それぞれ、実施例45および4
6)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとった。結
果を図48および49に示す。
【0103】(実施例47および48)実施例25およ
び28で団粒形成を行った土壌を2週間ごとに5gサン
プリングし、それぞれ実施例28および実施例32の方
法と同様に菌数を測定した(それぞれ、実施例47およ
び48)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとっ
た。結果を図50および51に示す。
び28で団粒形成を行った土壌を2週間ごとに5gサン
プリングし、それぞれ実施例28および実施例32の方
法と同様に菌数を測定した(それぞれ、実施例47およ
び48)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとっ
た。結果を図50および51に示す。
【0104】(実施例49および50)実施例40およ
び29で団粒形成を行った土壌を2週間ごとに5gサン
プリングし、それぞれ実施例29および実施例33の方
法と同様に菌数を測定した(それぞれ、実施例49およ
び50)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとっ
た。結果を図52および53に示す。
び29で団粒形成を行った土壌を2週間ごとに5gサン
プリングし、それぞれ実施例29および実施例33の方
法と同様に菌数を測定した(それぞれ、実施例49およ
び50)。実験は5連で行い、菌数はその平均をとっ
た。結果を図52および53に示す。
【0105】(比較例7〜10)吸光度測定により、菌
数が実施例11、19、23および11の団粒形成剤と
同程度となるようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リット
ルずつを、それぞれ実施例11、19、23および11
の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例
7、8、9および10)。次に、それぞれ下記の表の条
件でジョウロによる水散布・加熱を行ない、それらの作
業以外の期間は雨のかからない通気のよい屋外で放置
し、実施例30と同様にサンプリング・菌数測定を行な
った。実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結果
をそれぞれ図33、39、46および47に示す。
数が実施例11、19、23および11の団粒形成剤と
同程度となるようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リット
ルずつを、それぞれ実施例11、19、23および11
の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例
7、8、9および10)。次に、それぞれ下記の表の条
件でジョウロによる水散布・加熱を行ない、それらの作
業以外の期間は雨のかからない通気のよい屋外で放置
し、実施例30と同様にサンプリング・菌数測定を行な
った。実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結果
をそれぞれ図33、39、46および47に示す。
【0106】
【表1】 (比較例11〜14)吸光度測定により、菌数が実施例
12、20、24および12の団粒形成剤と同程度とな
るようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リットルずつを、
それぞれ実施例12、20、24および12の埴壌土の
試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例11、12、
13および14)。次に、人工降雨5mm/日、試験土
壌の攪拌1回/7日を施し、それらの作業以外の期間は
ビニールシートで被った状態で放置し、実施例31と同
様にサンプリング・菌数測定を行なった。実験は5連で
行い菌数はその平均をとった。結果をそれぞれ図34、
40、48および49に示す。
12、20、24および12の団粒形成剤と同程度とな
るようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リットルずつを、
それぞれ実施例12、20、24および12の埴壌土の
試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例11、12、
13および14)。次に、人工降雨5mm/日、試験土
壌の攪拌1回/7日を施し、それらの作業以外の期間は
ビニールシートで被った状態で放置し、実施例31と同
様にサンプリング・菌数測定を行なった。実験は5連で
行い菌数はその平均をとった。結果をそれぞれ図34、
40、48および49に示す。
【0107】(比較例15〜18)吸光度測定により、
菌数が実施例13、21、25および13の団粒形成剤
と同程度となるようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リッ
トルずつを、それぞれ実施例13、21、25および1
3の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例
15、16、17および18)。次に、人工降雨5mm
/日、試験土壌の攪拌1回/7日を施し、それらの作業
以外の期間はビニールシートで被った状態で放置し、実
施例32と同様にサンプリング・菌数測定を行なった。
実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結果をそれ
ぞれ図35、41、50および51に示す。
菌数が実施例13、21、25および13の団粒形成剤
と同程度となるようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リッ
トルずつを、それぞれ実施例13、21、25および1
3の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例
15、16、17および18)。次に、人工降雨5mm
/日、試験土壌の攪拌1回/7日を施し、それらの作業
以外の期間はビニールシートで被った状態で放置し、実
施例32と同様にサンプリング・菌数測定を行なった。
実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結果をそれ
ぞれ図35、41、50および51に示す。
【0108】(比較例19〜22)吸光度測定により、
菌数が実施例14、22、40および14の団粒形成剤
と同程度となるようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リッ
トルずつを、それぞれ実施例14、22、40および1
4の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例
19、20、21および22)。次に、人工降雨5mm
/日、試験土壌の攪拌1回/7日を施し、それらの作業
以外の期間はビニールシートで被った状態で放置し、実
施例33と同様にサンプリング・菌数測定を行なった。
実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結果をそれ
ぞれ図36、42、52および53に示す。
菌数が実施例14、22、40および14の団粒形成剤
と同程度となるようにそれぞれ調製した菌懸濁液3リッ
トルずつを、それぞれ実施例14、22、40および1
4の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例
19、20、21および22)。次に、人工降雨5mm
/日、試験土壌の攪拌1回/7日を施し、それらの作業
以外の期間はビニールシートで被った状態で放置し、実
施例33と同様にサンプリング・菌数測定を行なった。
実験は5連で行い菌数はその平均をとった。結果をそれ
ぞれ図36、42、52および53に示す。
【0109】(比較例23〜26)吸光度測定により、
菌数が実施例35、35、41および42の団粒形成剤
と同程度となるようにそれぞれ調製した菌液10リット
ルずつを、それぞれ実施例15、16、17および18
の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例2
3、24、25および26)。次に、人工降雨10mm
/日を施し、それらの作業以外の期間はビニールシート
で被った状態で放置し、実施例34と同様にサンプリン
グ・菌数測定を行なった。実験は5連で行い菌数はその
平均をとった。結果をそれぞれ図37、38、44およ
び45に示す。
菌数が実施例35、35、41および42の団粒形成剤
と同程度となるようにそれぞれ調製した菌液10リット
ルずつを、それぞれ実施例15、16、17および18
の埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例2
3、24、25および26)。次に、人工降雨10mm
/日を施し、それらの作業以外の期間はビニールシート
で被った状態で放置し、実施例34と同様にサンプリン
グ・菌数測定を行なった。実験は5連で行い菌数はその
平均をとった。結果をそれぞれ図37、38、44およ
び45に示す。
【0110】(実施例51〜55)実施例11、12、
13、14および15で調製した試験土壌と同様にし
て、土壌を準備し(それぞれ、実施例51、52、5
3、54および55)、この土壌にフェノールをそれぞ
れ、0.2g/g乾土、200ppm、0.2g/g乾
土、0.2g/g乾土、200ppmとなるように散布
し、フェノール汚染土を試験土壌槽に積層する。この試
験土壌に、それぞれ実施例11、12、13、14およ
び34と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌の
処理等を施す。
13、14および15で調製した試験土壌と同様にし
て、土壌を準備し(それぞれ、実施例51、52、5
3、54および55)、この土壌にフェノールをそれぞ
れ、0.2g/g乾土、200ppm、0.2g/g乾
土、0.2g/g乾土、200ppmとなるように散布
し、フェノール汚染土を試験土壌槽に積層する。この試
験土壌に、それぞれ実施例11、12、13、14およ
び34と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌の
処理等を施す。
【0111】この土壌を1週間ごとに10gサンプリン
グし、アミノアンチピリン吸光光度法(JIS規格28
の1に定める方法)によってフェノールの定量を行なっ
た。実験は5連で行ないはその平均をとった。結果を図
54〜58に示す。
グし、アミノアンチピリン吸光光度法(JIS規格28
の1に定める方法)によってフェノールの定量を行なっ
た。実験は5連で行ないはその平均をとった。結果を図
54〜58に示す。
【0112】(比較例27〜30)吸光度測定により、
菌数が実施例51、52、53および54の団粒形成剤
と同程度となるように調製した菌懸濁液3リットルずつ
を、それぞれ実施例11、12、13および14と同じ
埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例2
7、28、29および30)。比較例27では、ジョウ
ロで5リットル/2日の水を散布し、35℃の温水を5
リットル/時で循環させ、その作業以外の期間は雨のか
からない通気のよい屋外で放置し、比較例28〜30で
は人工降雨5mm/日、試験土壌の攪拌1回/7日を施
し、それらの作業以外の期間はビニールシートで被った
状態で放置した。これら土壌について、それぞれ実施例
51、52、53および54と同様にサンプリング・フ
ェノール濃度測定を行なった。実験は5連で行ない、値
はその平均をとった。結果を図54、55、56および
57に示す。
菌数が実施例51、52、53および54の団粒形成剤
と同程度となるように調製した菌懸濁液3リットルずつ
を、それぞれ実施例11、12、13および14と同じ
埴壌土の試験土壌槽に散布した(それぞれ、比較例2
7、28、29および30)。比較例27では、ジョウ
ロで5リットル/2日の水を散布し、35℃の温水を5
リットル/時で循環させ、その作業以外の期間は雨のか
からない通気のよい屋外で放置し、比較例28〜30で
は人工降雨5mm/日、試験土壌の攪拌1回/7日を施
し、それらの作業以外の期間はビニールシートで被った
状態で放置した。これら土壌について、それぞれ実施例
51、52、53および54と同様にサンプリング・フ
ェノール濃度測定を行なった。実験は5連で行ない、値
はその平均をとった。結果を図54、55、56および
57に示す。
【0113】(比較例31)吸光度測定により、菌数が
実施例55の団粒形成剤と同程度となるように調製した
菌懸濁液10リットルを、実施例15と同じ埴壌土の試
験土壌槽に散布した。人工降雨10mm/日を施し、そ
れらの作業以外の期間はビニールシートで被った状態で
放置し、実施例55と同様にサンプリング・フェノール
濃度測定を行なった。実験は5連で行ない、値はその平
均をとった。結果を図58に示す。
実施例55の団粒形成剤と同程度となるように調製した
菌懸濁液10リットルを、実施例15と同じ埴壌土の試
験土壌槽に散布した。人工降雨10mm/日を施し、そ
れらの作業以外の期間はビニールシートで被った状態で
放置し、実施例55と同様にサンプリング・フェノール
濃度測定を行なった。実験は5連で行ない、値はその平
均をとった。結果を図58に示す。
【0114】(実施例56〜60)実施例26、27、
28、29および18で調製した試験土壌と同様にし
て、土壌を準備し(実施例56〜60)、これら土壌に
フェノールを、それぞれ0.2g/g乾土、200pp
m、0.2g/g乾土、0.2g/g乾土および200
ppmとなるように散布し、フェノール汚染土を試験土
壌槽に積層する。実施例56、57、58および59の
試験土壌に、それぞれ実施例26、27、28および2
9と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌の処理
等を施した(ただし、実施例56では、3日ごとに5リ
ットルの水を散布し、パネル型ヒーターにより30℃に
加温。)。実施例60では、実施例42と同様に菌液お
よび団粒形成剤を散布し、10mm/日の人工降雨を施
し、それ以外の期間はビニールシートで被った状態で放
置した。
28、29および18で調製した試験土壌と同様にし
て、土壌を準備し(実施例56〜60)、これら土壌に
フェノールを、それぞれ0.2g/g乾土、200pp
m、0.2g/g乾土、0.2g/g乾土および200
ppmとなるように散布し、フェノール汚染土を試験土
壌槽に積層する。実施例56、57、58および59の
試験土壌に、それぞれ実施例26、27、28および2
9と同様に菌液および団粒形成剤を散布し、土壌の処理
等を施した(ただし、実施例56では、3日ごとに5リ
ットルの水を散布し、パネル型ヒーターにより30℃に
加温。)。実施例60では、実施例42と同様に菌液お
よび団粒形成剤を散布し、10mm/日の人工降雨を施
し、それ以外の期間はビニールシートで被った状態で放
置した。
【0115】これら実施例56〜60の土壌を、それぞ
れ1週間ごとに5g、5g、10g、5gおよび10g
サンプリングし、アミノアンチピリン吸光光度法によっ
てフェノールの定量を行なった。実験は5連で行ない、
濃度はその平均をとった。結果を図59〜63に示す。
れ1週間ごとに5g、5g、10g、5gおよび10g
サンプリングし、アミノアンチピリン吸光光度法によっ
てフェノールの定量を行なった。実験は5連で行ない、
濃度はその平均をとった。結果を図59〜63に示す。
【0116】(比較例32〜36)吸光度測定により、
菌数が実施例56、57、58、59および60の団粒
形成剤と同程度となるように調製した菌懸濁液3リット
ルずつ(それぞれ、比較例32、33、34、35およ
び36)を、それぞれ実施例11、12、13、14お
よび18と同じ土壌の試験土壌槽に散布した。比較例3
2では3日ごとに5リットルの水を散布し、パネルヒー
ターにより常時30℃に加温し、それらの作業以外の期
間は、雨のかからない通気のよい屋外で放置し、比較例
33〜35では人工降雨5mm/日、試験土壌の攪拌1
回/7日を施し、それらの作業以外の期間はビニールシ
ートで被った状態で放置し、比較例36では人工降雨1
0mm/日を施した。
菌数が実施例56、57、58、59および60の団粒
形成剤と同程度となるように調製した菌懸濁液3リット
ルずつ(それぞれ、比較例32、33、34、35およ
び36)を、それぞれ実施例11、12、13、14お
よび18と同じ土壌の試験土壌槽に散布した。比較例3
2では3日ごとに5リットルの水を散布し、パネルヒー
ターにより常時30℃に加温し、それらの作業以外の期
間は、雨のかからない通気のよい屋外で放置し、比較例
33〜35では人工降雨5mm/日、試験土壌の攪拌1
回/7日を施し、それらの作業以外の期間はビニールシ
ートで被った状態で放置し、比較例36では人工降雨1
0mm/日を施した。
【0117】これらの比較例32、33、34、35お
よび36の土壌を、それぞれ実施例56、57、58、
59および60と同様にサンプリング・フェノール濃度
測定を行なった。結果は図59、60、61、62およ
び63に示す。
よび36の土壌を、それぞれ実施例56、57、58、
59および60と同様にサンプリング・フェノール濃度
測定を行なった。結果は図59、60、61、62およ
び63に示す。
【0118】
【発明の効果】本発明の方法により、土壌の団粒化が促
進され汚染物質分解微生物の生残率が向上し、汚染土壌
の良好かつ安定的な修復が行なえる。
進され汚染物質分解微生物の生残率が向上し、汚染土壌
の良好かつ安定的な修復が行なえる。
【図1】実施例1における土壌粒子径分布変化のグラフ
である。
である。
【図2】実施例2における土壌粒子径分布変化のグラフ
である。
である。
【図3】実施例3における土壌粒子径分布変化のグラフ
である。
である。
【図4】実施例4における土壌粒子径分布変化のグラフ
である。
である。
【図5】実施例5および比較例1の菌数変化のグラフで
ある。
ある。
【図6】実施例6および比較例2の菌数変化のグラフで
ある。
ある。
【図7】実施例7および比較例3の菌数変化のグラフで
ある。
ある。
【図8】実施例8および比較例4の菌数変化のグラフで
ある。
ある。
【図9】実施例9および比較例5のp−クレゾール濃度
変化のグラフである。
変化のグラフである。
【図10】実施例10および比較例6のp−クレゾール
濃度変化のグラフである。
濃度変化のグラフである。
【図11】実施例11で用いる土壌槽の模式図である。
【図12】実施例11における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図13】実施例12における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図14】実施例13における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図15】実施例14における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図16】実施例15における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図17】実施例16における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図18】実施例17における実験土壌槽の模式図であ
る。
る。
【図19】実施例17における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図20】実施例18における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図21】実施例19における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図22】実施例20における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図23】実施例21における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図24】実施例22における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図25】実施例23における土壌槽およびパネルヒー
ターによる加熱実験の模式図である。
ターによる加熱実験の模式図である。
【図26】実施例23における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図27】実施例24における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図28】実施例25における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図29】実施例26における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図30】実施例27における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図31】実施例28における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図32】実施例29における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図33】実施例30と比較例7との菌数変化の比較の
グラフである。
グラフである。
【図34】実施例31と比較例11との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図35】実施例32と比較例15との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図36】実施例33と比較例19との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図37】実施例34と比較例23との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図38】実施例35と比較例24との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図39】実施例36と比較例8との菌数変化の比較の
グラフである。
グラフである。
【図40】実施例37と比較例12との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図41】実施例38と比較例16との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図42】実施例39と比較例20との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図43】実施例40における土壌粒子径分布変化のグ
ラフである。
ラフである。
【図44】実施例41と比較例25との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図45】実施例42と比較例26との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図46】実施例43と比較例9との菌数変化の比較の
グラフである。
グラフである。
【図47】実施例44と比較例10との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図48】実施例45と比較例13との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図49】実施例46と比較例14との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図50】実施例47と比較例17との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図51】実施例48と比較例18との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図52】実施例49と比較例21との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図53】実施例50と比較例22との菌数変化の比較
のグラフである。
のグラフである。
【図54】実施例51と比較例27とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図55】実施例52と比較例28とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図56】実施例53と比較例29とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図57】実施例54と比較例30とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図58】実施例55と比較例31とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図59】実施例56と比較例32とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図60】実施例57と比較例33とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図61】実施例58と比較例34とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図62】実施例59と比較例35とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図63】実施例60と比較例36とのフェノール濃度
変化の比較のグラフである。
変化の比較のグラフである。
【図64】実施例13のバイブノッカーを具えたライシ
メーターの模式図である。
メーターの模式図である。
【図65】実施例14の超音波ホモジナイザーを挿入し
た円筒を設置したライシメーターの模式図である。
た円筒を設置したライシメーターの模式図である。
1 ステンレス製ライシメーター 2 ドレイン 3 ステンレス製パイプ 5 パネル型ヒーター 7 ライシメーター 8 試験土壌 9 冷媒用タンク 10 ポリ塩化ビニル製チューブ 11 除湿機 12 ビニールシート 13 バイブノッカー 14 超音波ホモジナイザーパワーサプライ 15 超音波ホモジナイザー超音波素子 16 水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 1/20 F 8828−4B 11/00 C12S 13/00 8931−4B //(C12N 1/20 C12R 1:38) (C12N 1/20 C12R 1:125) (C12N 1/20 C12R 1:865)
Claims (31)
- 【請求項1】 汚染物質分解微生物と団粒形成剤とを汚
染土壌に加えることを特徴とする汚染土壌の修復方法。 - 【請求項2】 汚染物質分解微生物と団粒形成剤とを汚
染土壌に散布することを特徴とする汚染土壌の修復方
法。 - 【請求項3】 団粒形成剤が粒子および天然物接着剤を
含有する請求項1または2記載の方法。 - 【請求項4】 粒子が無機材料からなる請求項3記載の
方法。 - 【請求項5】 粒子が有機材料からなる請求項3記載の
方法。 - 【請求項6】 粒子の径が10μm以下である請求項3
記載の方法。 - 【請求項7】 粒子の径が6μm以下である請求項3記
載の方法。 - 【請求項8】 天然物接着剤が、蛋白質系接着剤、デン
プン系接着剤、セルロース系接着剤および複合多糖類接
着剤のいずれかである請求項3記載の方法。 - 【請求項9】 汚染物質分解微生物がシュードモナス属
の細菌である請求項1または2記載の方法。 - 【請求項10】 汚染物質分解微生物がシュードモナス
・セパシアKK01(BP−4235)である請求項1
または2記載の方法。 - 【請求項11】 汚染物質分解微生物がバチルス・スブ
チリスISW1214である請求項1または2記載の方
法。 - 【請求項12】 汚染物質分解微生物がサッカロミセス
・セレビシーYPH499接合型MATである請求項1
または2記載の方法。 - 【請求項13】 汚染物質分解微生物がシュードモナス
・プチダBHである請求項1または2記載の方法。 - 【請求項14】 汚染物質分解微生物と団粒形成剤とを
汚染土壌に加え、次いで該土壌に物理的外乱を施すこと
を特徴とする汚染土壌の修復方法。 - 【請求項15】 団粒形成剤を汚染土壌に加え、次いで
該土壌に物理的外乱を施し、さらに該土壌に汚染物質分
解微生物を加えることを特徴とする汚染土壌の修復方
法。 - 【請求項16】 物理的外乱が加熱である請求項14ま
たは15記載の方法。 - 【請求項17】 物理的外乱が攪拌である請求項14ま
たは15記載の方法。 - 【請求項18】 物理的外乱が振動印加である請求項1
4または15記載の方法。 - 【請求項19】 物理的外乱が超音波振動印加である請
求項14または15記載の方法。 - 【請求項20】 物理的外乱が、土壌内での氷晶形成と
それに続く該土壌の乾燥である請求項14または15記
載の方法。 - 【請求項21】 団粒形成剤が、粒子と天然物接着剤と
を含有する請求項14または15記載の方法。 - 【請求項22】 粒子が無機材料からなる請求項21記
載の方法。 - 【請求項23】 粒子が有機材料からなる請求項21記
載の方法。 - 【請求項24】 粒子の径が10μm以下である請求項
21記載の方法。 - 【請求項25】 粒子の径が6μm以下である請求項2
1記載の方法。 - 【請求項26】 天然物接着剤が、蛋白質系接着剤、デ
ンプン系接着剤、セルロース系接着剤および複合多糖類
接着剤のいずれかである請求項3記載の方法。 - 【請求項27】 汚染物質分解微生物がシュードモナス
属の細菌である請求項14または15記載の方法。 - 【請求項28】 汚染物質分解微生物がシュードモナス
・セパシアKK01(BP−4235)である請求項1
4または15記載の方法。 - 【請求項29】 汚染物質分解微生物がバチルス・スブ
チリスISW1214である請求項14または15記載
の方法。 - 【請求項30】 汚染物質分解微生物がサッカロミセス
・セレビシーYPH499接合型MATである請求項1
4または15記載の方法。 - 【請求項31】 汚染物質分解微生物がシュードモナス
・プチダBHである請求項14または15記載の方法。
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1994
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