JPH07228840A - 耐食品汚染性塗料 - Google Patents
耐食品汚染性塗料Info
- Publication number
- JPH07228840A JPH07228840A JP2143194A JP2143194A JPH07228840A JP H07228840 A JPH07228840 A JP H07228840A JP 2143194 A JP2143194 A JP 2143194A JP 2143194 A JP2143194 A JP 2143194A JP H07228840 A JPH07228840 A JP H07228840A
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- JP
- Japan
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- coating
- coating film
- food
- pts
- alkyl
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Abstract
(57)【要約】
【目的】耐熱性、硬度及び耐食品汚染性に優れた塗料を
提供する。 【構成】テトラアルコキシシラン、アルキルアルコキシ
シラン、コロイダルシリカ、金属硝酸塩、シリコ−ン系
架橋剤、及び無機充填材が溶媒に溶解又は分散された塗
料。
提供する。 【構成】テトラアルコキシシラン、アルキルアルコキシ
シラン、コロイダルシリカ、金属硝酸塩、シリコ−ン系
架橋剤、及び無機充填材が溶媒に溶解又は分散された塗
料。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高い硬度を有すると共
に、食品の焦げつきあるいはしみが強固に付着すること
のない塗膜を形成することができる塗料に関する。
に、食品の焦げつきあるいはしみが強固に付着すること
のない塗膜を形成することができる塗料に関する。
【0002】
【従来の技術】電子レンジ、ホットプレ−トのような食
品の加熱調理器の内壁あるいは表面には、耐熱性塗料か
ら形成される塗膜が一般に施されている。この塗膜に
は、調理用の器具と接触しても引っかき傷がつかないよ
うな高い硬度が要求されると同時に、食品の調理によっ
て発生する焦げつきあるいはしみが強固に付着しないこ
と、いわゆるセルフクリ−ニング性が必要とされてい
る。
品の加熱調理器の内壁あるいは表面には、耐熱性塗料か
ら形成される塗膜が一般に施されている。この塗膜に
は、調理用の器具と接触しても引っかき傷がつかないよ
うな高い硬度が要求されると同時に、食品の調理によっ
て発生する焦げつきあるいはしみが強固に付着しないこ
と、いわゆるセルフクリ−ニング性が必要とされてい
る。
【0003】耐熱性と共にセルフクリ−ニング性を有す
る塗膜を形成する塗料としては、有機ケイ素重合体を一
成分として含有する塗料あるいは塗膜が数多く提案され
ている。例えば、特開平2−282636号公報には、
下層がポリチタノカルボシランからなり、上層がフッ素
樹脂からなる塗膜が開示されている。また、特開平3−
45666号公報には、ポリボロシロキサン、フッ素樹
脂、二硫化モリブデンのような硫化物、及びガラス粉末
からなる塗料が記載されている。
る塗膜を形成する塗料としては、有機ケイ素重合体を一
成分として含有する塗料あるいは塗膜が数多く提案され
ている。例えば、特開平2−282636号公報には、
下層がポリチタノカルボシランからなり、上層がフッ素
樹脂からなる塗膜が開示されている。また、特開平3−
45666号公報には、ポリボロシロキサン、フッ素樹
脂、二硫化モリブデンのような硫化物、及びガラス粉末
からなる塗料が記載されている。
【0004】耐熱性に加えて高い硬度を有する塗膜を形
成する塗料についても、有機ケイ素重合体を一成分とし
て含有する塗料が種々提案されている。例えば、特開平
4−91177号公報には、ポリメタロカルボシラン、
シリコ−ン樹脂、無機充填材、及びチタン、ジルコニウ
ム、アルミニウムのような金属のアルコキシドが有機溶
剤に分散又は溶解された塗料が開示されている。
成する塗料についても、有機ケイ素重合体を一成分とし
て含有する塗料が種々提案されている。例えば、特開平
4−91177号公報には、ポリメタロカルボシラン、
シリコ−ン樹脂、無機充填材、及びチタン、ジルコニウ
ム、アルミニウムのような金属のアルコキシドが有機溶
剤に分散又は溶解された塗料が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】食品の加熱調理器に施
される塗膜には、耐熱性、高い硬度及び耐食品汚染性を
すべて備えていることが望まれている。上記したように
これらの要望を個別に満足する塗膜を形成する塗料は提
案されているが、同時にすべての特性を満足する塗膜あ
るいは塗料はないのが現状である。本発明の目的は上記
の三つの特性を同時に満足する塗膜を形成することがで
きる塗料を提供することにある。
される塗膜には、耐熱性、高い硬度及び耐食品汚染性を
すべて備えていることが望まれている。上記したように
これらの要望を個別に満足する塗膜を形成する塗料は提
案されているが、同時にすべての特性を満足する塗膜あ
るいは塗料はないのが現状である。本発明の目的は上記
の三つの特性を同時に満足する塗膜を形成することがで
きる塗料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、 式 (R2 )n Si(OR3 )4-n (式中、R2 及びR3 は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、nは1〜3の整数である。)で示されるアルキルシ
リケ−ト、 式 Si(OR1 )4 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基である。)で
示されるシリケ−ト、コロイダルシリカ、アルカリ金属
又はアルカリ土金属の硝酸塩、シリコ−ン系架橋剤が、
及び無機充填材が溶剤に溶解又は分散されている耐食品
汚染性塗料が提供される。
り、nは1〜3の整数である。)で示されるアルキルシ
リケ−ト、 式 Si(OR1 )4 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基である。)で
示されるシリケ−ト、コロイダルシリカ、アルカリ金属
又はアルカリ土金属の硝酸塩、シリコ−ン系架橋剤が、
及び無機充填材が溶剤に溶解又は分散されている耐食品
汚染性塗料が提供される。
【0007】アルキルシリケ−トの具体例としては、メ
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、
メチルトリブトキシシラン、エチルトリエトキシシラ
ン、エチルトリブトキシシラン、ブチルトリエトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシ
シラン、ジエチルジエトキシシラン、ジブチルジエトキ
シシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエト
キシシラン、トリエチエルエトキシシラン、トリブチル
エトキシシランが挙げられる。
チルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、
メチルトリブトキシシラン、エチルトリエトキシシラ
ン、エチルトリブトキシシラン、ブチルトリエトキシシ
ラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシ
シラン、ジエチルジエトキシシラン、ジブチルジエトキ
シシラン、トリメチルメトキシシラン、トリメチルエト
キシシラン、トリエチエルエトキシシラン、トリブチル
エトキシシランが挙げられる。
【0008】シリケ−トの具体例としては、テトラメト
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシ
シラン及びテトラブトキシシランが挙げられる。シリケ
−トの使用割合は、アルキルシリケ−ト100重量部当
たり、5〜50重量部であることが好ましい。シリケ−
トの使用割合が過度に少ない場合、逆に過度に多い場合
のいずれも、塗膜の形成が困難になり、塗膜が形成され
たとしても塗膜にピンホ−ルが発生しやくすなる。
キシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキシ
シラン及びテトラブトキシシランが挙げられる。シリケ
−トの使用割合は、アルキルシリケ−ト100重量部当
たり、5〜50重量部であることが好ましい。シリケ−
トの使用割合が過度に少ない場合、逆に過度に多い場合
のいずれも、塗膜の形成が困難になり、塗膜が形成され
たとしても塗膜にピンホ−ルが発生しやくすなる。
【0009】シリケ−トとアルキルシリケ−トとの組合
せについては特別の制限はないが、入手の容易さ、及び
形成される塗膜の性能の面から、メチルトリメトキシシ
ラン、エチルトリエトキシシラン、メチルトリブトキシ
シランのようなアルキルトリアルコキシシランと、メチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エ
チルトリエトキシラン、ブチルトリエトキシシランのよ
うなモノアルキルトリアルコキシシランとの組合せが好
ましく採用されうる。
せについては特別の制限はないが、入手の容易さ、及び
形成される塗膜の性能の面から、メチルトリメトキシシ
ラン、エチルトリエトキシシラン、メチルトリブトキシ
シランのようなアルキルトリアルコキシシランと、メチ
ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エ
チルトリエトキシラン、ブチルトリエトキシシランのよ
うなモノアルキルトリアルコキシシランとの組合せが好
ましく採用されうる。
【0010】コロイダルシリカの使用割合はアルキルシ
リケ−ト100重量部当たり、5〜50重量部であるこ
とが好ましい。コロイダルシリカの使用割合が過度に少
ないと塗膜形成時の収縮に起因する塗膜の割れが生じや
すくなり、その使用割合を過度に多くしても割れ防止機
能に差異は認められないようになる。
リケ−ト100重量部当たり、5〜50重量部であるこ
とが好ましい。コロイダルシリカの使用割合が過度に少
ないと塗膜形成時の収縮に起因する塗膜の割れが生じや
すくなり、その使用割合を過度に多くしても割れ防止機
能に差異は認められないようになる。
【0011】アルカリ金属又はアルカリ土金属の硝酸塩
(以下において両者を総称して「金属硝酸塩」という言
うことがある。)の具体例としては、硝酸ナトリウム、
硝酸カリウム、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝
酸バリウムが挙げられる。金属硝酸塩の使用割合は、ア
ルキルシリケ−ト100重量部当たり、5〜50重量部
であることが好ましい。金属硝酸塩の使用割合が過度に
少ないと、塗膜の耐食品汚染性が低下するようになり、
その使用割合を過去に多くしても、塗膜の耐食品汚染性
はより改善されることはなく、逆に塗膜の物理的特性が
低下するようになる。
(以下において両者を総称して「金属硝酸塩」という言
うことがある。)の具体例としては、硝酸ナトリウム、
硝酸カリウム、硝酸マグネシウム、硝酸カルシウム、硝
酸バリウムが挙げられる。金属硝酸塩の使用割合は、ア
ルキルシリケ−ト100重量部当たり、5〜50重量部
であることが好ましい。金属硝酸塩の使用割合が過度に
少ないと、塗膜の耐食品汚染性が低下するようになり、
その使用割合を過去に多くしても、塗膜の耐食品汚染性
はより改善されることはなく、逆に塗膜の物理的特性が
低下するようになる。
【0012】シリコ−ン系架橋剤とは、ポリシロキサン
の側鎖に水酸基、ビニル基のような官能基、エステル基
を有する重合体である。シリコ−ン系架橋剤の平均分子
量は通常200〜1000である。シリコ−ン系架橋剤
の使用割合は、アルキルアルコキシシラン100重量部
当たり、2〜25重量部であることが好ましい。架橋剤
の使用割合が過度に少ないと塗膜の耐食品汚染性が低下
するようになり、その使用割合が過度に多くしても、塗
膜の耐食品汚染性はより改善されることはなく、逆に塗
膜の物理的特性が低下するようになる。
の側鎖に水酸基、ビニル基のような官能基、エステル基
を有する重合体である。シリコ−ン系架橋剤の平均分子
量は通常200〜1000である。シリコ−ン系架橋剤
の使用割合は、アルキルアルコキシシラン100重量部
当たり、2〜25重量部であることが好ましい。架橋剤
の使用割合が過度に少ないと塗膜の耐食品汚染性が低下
するようになり、その使用割合が過度に多くしても、塗
膜の耐食品汚染性はより改善されることはなく、逆に塗
膜の物理的特性が低下するようになる。
【0013】無機充填材の具体例としては、マグネシウ
ム、カルシウム、バリウム、チタン、ジルコニウム、ク
ロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
ホウ素、アルミニウム、ケイ素の酸化物、炭化物、窒化
物、ケイ化物、ホウ化物、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛のホウ酸塩、リ
ン酸塩、ケイ酸塩が挙げられる。
ム、カルシウム、バリウム、チタン、ジルコニウム、ク
ロム、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、
ホウ素、アルミニウム、ケイ素の酸化物、炭化物、窒化
物、ケイ化物、ホウ化物、リチウム、ナトリウム、カリ
ウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛のホウ酸塩、リ
ン酸塩、ケイ酸塩が挙げられる。
【0014】無機充填材の使用割合は、アルキルアルコ
キシシラン100重量部当たり、10〜100重量部で
あることが好ましい。無機充填材の使用割合が過度に少
ないと被塗装材への塗膜の密着性あるいは塗膜の硬度が
低下するようになり、その使用割合を過度に多くすると
塗膜の可撓性が低下するようになる。
キシシラン100重量部当たり、10〜100重量部で
あることが好ましい。無機充填材の使用割合が過度に少
ないと被塗装材への塗膜の密着性あるいは塗膜の硬度が
低下するようになり、その使用割合を過度に多くすると
塗膜の可撓性が低下するようになる。
【0015】上記の塗膜形成成分を溶解又は分散させる
溶剤の具体例としては、メタノ−ル、エタノ−ル、プロ
パノ−ル、ブタノ−ル、ペンタノ−ル、ヘキサノ−ルの
ような炭素数1〜6の脂肪族アルコ−ル、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのような脂
肪族ケトンが挙げられる。溶剤の使用割合は、塗膜形成
成分の種類及び使用割合によって種々異なるが、本発明
の開示に従って当業者が適宜決定することができ、一例
を挙げると塗膜形成成分100重量部当たり、50〜2
00重量部である。
溶剤の具体例としては、メタノ−ル、エタノ−ル、プロ
パノ−ル、ブタノ−ル、ペンタノ−ル、ヘキサノ−ルの
ような炭素数1〜6の脂肪族アルコ−ル、アセトン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトンのような脂
肪族ケトンが挙げられる。溶剤の使用割合は、塗膜形成
成分の種類及び使用割合によって種々異なるが、本発明
の開示に従って当業者が適宜決定することができ、一例
を挙げると塗膜形成成分100重量部当たり、50〜2
00重量部である。
【0016】本発明の塗料は、溶媒に塗膜形成成分を任
意の順序で溶解又は分散させることによって調製するこ
とができる。本発明の塗料は、金属基材、あるいはセラ
ミックス、耐化レンガのような非金属基材に、刷毛塗
り、ロ−ルコ−タ、スプレ−、浸漬などのそれ自体公知
の手段で塗布され、ついで乾燥され、焼き付けされる。
塗料の塗布量は20〜100g/m2 であることが好ま
しい。塗布量が過度に小さいと塗膜にピンホ−ルが発生
しやすくなり、塗布量が過度に大きいと塗膜が高温下あ
るいは冷熱サイクルに曝される際に塗膜にクラックが生
じやすくなる。
意の順序で溶解又は分散させることによって調製するこ
とができる。本発明の塗料は、金属基材、あるいはセラ
ミックス、耐化レンガのような非金属基材に、刷毛塗
り、ロ−ルコ−タ、スプレ−、浸漬などのそれ自体公知
の手段で塗布され、ついで乾燥され、焼き付けされる。
塗料の塗布量は20〜100g/m2 であることが好ま
しい。塗布量が過度に小さいと塗膜にピンホ−ルが発生
しやすくなり、塗布量が過度に大きいと塗膜が高温下あ
るいは冷熱サイクルに曝される際に塗膜にクラックが生
じやすくなる。
【0017】焼き付け温度は150℃以上、特に200
〜400℃であることが好ましい。焼き付け温度が過度
に低いと塗料成分の硬化が充分に起こらず、塗膜の強度
が低くなると共に耐衝撃性が低下するようになる。焼き
付け温度を過度に高くすると、特別の加熱装置を必要と
するようになる。なお、塗料の塗装後に被塗装物が15
0℃以上の使用環境に置かれる場合には、焼き付け工程
を省略することも可能である。
〜400℃であることが好ましい。焼き付け温度が過度
に低いと塗料成分の硬化が充分に起こらず、塗膜の強度
が低くなると共に耐衝撃性が低下するようになる。焼き
付け温度を過度に高くすると、特別の加熱装置を必要と
するようになる。なお、塗料の塗装後に被塗装物が15
0℃以上の使用環境に置かれる場合には、焼き付け工程
を省略することも可能である。
【0018】
【実施例】以下に実施例を示す。塗膜の硬度はJIS
#5400によって測定し、その耐食品汚染性は、塗膜
上にラ−ドを乗せ300℃に1時間加熱した後の焦げつ
き及びしみの有無を肉眼で観察し、以下の判定基準に従
って認定した。 良:まったく観察されない。 可:一部に観察される。 不可:顕著に観察される。 なお、以下において「部」はすべて「重量部」を示す。
#5400によって測定し、その耐食品汚染性は、塗膜
上にラ−ドを乗せ300℃に1時間加熱した後の焦げつ
き及びしみの有無を肉眼で観察し、以下の判定基準に従
って認定した。 良:まったく観察されない。 可:一部に観察される。 不可:顕著に観察される。 なお、以下において「部」はすべて「重量部」を示す。
【0019】実施例1 メチルトリメトキシシラン100部、テトラエトキシシ
ラン25部、コロイダルシリカ25部、硝酸ナトリウム
25部、側鎖にビニル基を有するポリシロキサン12.
5部、及び炭化ケイ素粉末50部をプロパノ−ル75部
に溶解及び分散させて、塗料を調製した。
ラン25部、コロイダルシリカ25部、硝酸ナトリウム
25部、側鎖にビニル基を有するポリシロキサン12.
5部、及び炭化ケイ素粉末50部をプロパノ−ル75部
に溶解及び分散させて、塗料を調製した。
【0020】この塗料をアルミニウム基材表面に塗布
し、150℃で20分間予備乾燥させた後、250℃で
20分間焼き付けて、膜厚約15μmの塗膜を形成させ
た。得られた塗膜の硬度は7Hであり、耐食品汚染性は
「良」であった。
し、150℃で20分間予備乾燥させた後、250℃で
20分間焼き付けて、膜厚約15μmの塗膜を形成させ
た。得られた塗膜の硬度は7Hであり、耐食品汚染性は
「良」であった。
【0021】実施例2 焼き付け温度を300℃に変えた以外は実施例1を繰り
返した。得られた塗膜の硬度は9Hであり、耐食品汚染
性は「良」であった。
返した。得られた塗膜の硬度は9Hであり、耐食品汚染
性は「良」であった。
【0022】実施例3 メチルトリメトキシシランに代えてジメチルジメトキシ
シラン100を使用した以外は実施例1を繰り返した。
得られた塗膜の硬度は7Hであり、耐食品汚染性は「良
〜可」であった。
シラン100を使用した以外は実施例1を繰り返した。
得られた塗膜の硬度は7Hであり、耐食品汚染性は「良
〜可」であった。
【0023】実施例4 テトラエトキシシランに代えてテトラブトキシシラン2
5部を使用した以外は実施例1を繰り返した。得られた
塗膜の硬度は7Hであり、耐食品汚染性は「良〜可」で
あった。
5部を使用した以外は実施例1を繰り返した。得られた
塗膜の硬度は7Hであり、耐食品汚染性は「良〜可」で
あった。
【0024】実施例5 硝酸ナトリウムに代えて硝酸マグネシウム25部を使用
した以外は実施例1を繰り返した。得られた塗膜の硬度
は7Hであり、耐食品汚染性は「可」であった。
した以外は実施例1を繰り返した。得られた塗膜の硬度
は7Hであり、耐食品汚染性は「可」であった。
Claims (1)
- 【請求項1】式 (R2 )n Si(OR3 )4-n (式中、R2 及びR3 は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、nは1〜3の整数である。)で示されるアルキルシ
リケ−ト、 式 Si(OR1 )4 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基である。)で
示されるシリケ−ト、コロイダルシリカ、アルカリ金属
又はアルカリ土金属の硝酸塩、シリコ−ン系架橋剤、及
び無機充填材が溶剤に溶解又は分散されている耐食品汚
染性塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143194A JPH07228840A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 耐食品汚染性塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2143194A JPH07228840A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 耐食品汚染性塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07228840A true JPH07228840A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12054805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2143194A Pending JPH07228840A (ja) | 1994-02-18 | 1994-02-18 | 耐食品汚染性塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07228840A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998045502A1 (de) * | 1997-04-10 | 1998-10-15 | Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh | Verfahren zum versehen einer metallischen oberfläche mit einer glasartigen schicht |
US9169565B2 (en) | 2004-01-05 | 2015-10-27 | Epg (Engineered Nanoproducts Germany) Ag | Metallic substrates comprising a deformable glass-type coating |
-
1994
- 1994-02-18 JP JP2143194A patent/JPH07228840A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998045502A1 (de) * | 1997-04-10 | 1998-10-15 | Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh | Verfahren zum versehen einer metallischen oberfläche mit einer glasartigen schicht |
EP1284307A1 (de) * | 1997-04-10 | 2003-02-19 | Institut Für Neue Materialien Gem. Gmbh | Verfahren zum Versehen einer metallischen Oberfläche mit einer glasartigen Schicht |
KR100587243B1 (ko) * | 1997-04-10 | 2006-06-07 | 라이브니츠-인스티투트 퓌어 노이에 마테리알리엔 게마인누찌게 게엠베하 | 금속표면에 유리층을 제공하는 방법 |
US9169565B2 (en) | 2004-01-05 | 2015-10-27 | Epg (Engineered Nanoproducts Germany) Ag | Metallic substrates comprising a deformable glass-type coating |
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