JPH072285Y2 - タンク内燃料ポンプ支持装置 - Google Patents

タンク内燃料ポンプ支持装置

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JPH072285Y2
JPH072285Y2 JP1232589U JP1232589U JPH072285Y2 JP H072285 Y2 JPH072285 Y2 JP H072285Y2 JP 1232589 U JP1232589 U JP 1232589U JP 1232589 U JP1232589 U JP 1232589U JP H072285 Y2 JPH072285 Y2 JP H072285Y2
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gas
tank
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liquid
fuel
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JP1232589U
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JPH02103825U (ja
Inventor
和生 宮城
Original Assignee
三恵工業株式会社
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車等の燃料タンク内に設けられる燃料ポ
ンプの支基(支持部)となると共に、燃料タンク内に発
生するガスを気液分離してガスのみを浄化装置へ排出す
る機能を有するタンク内燃料ポンプの支持装置に関する
ものである。
〈従来の技術〉 第6図及び第7図にタンク内燃料ポンプ支持装置の従来
品の一例を示した。燃料ポンプ(10)を支持するために
左右2枚の断面円弧状のポンプ支持ブラケット(21)
(21)が略5角形の保持プレート(22)から下方へ向け
て固定されている。ポンプ支持ブラケット(21)(21)
の下端部は水平に燃料ポンプ受プレート(29)が設けら
れており、燃料ポンプ(10)の胴部を固定する締結バン
ド(23)と共に、燃料ポンプ(10)を固定する。2枚の
断面円弧状のポンプ支持ブラケット(21)(21)の間は
燃料ポンプ(10)の組付けや、配管、配線、これらの保
守等の作業を可能とするために間が設けられている。燃
料は燃料ポンプ(10)により燃料送りパイプ(24)を経
てエンジン方向へ送られるが、そのためのパイプ(2
4)、気化器における余剰燃料の燃料返しパイプ(25)
等の保持も、この保持プレート(22)によりなされる。
この他に、保持プレート(22)の下方で二枚のポンプ支
持ブラケット(21)(21)間上部にセパレータタンク
(26)が設けられているが、その上部の排気パイプ
(4)の接続ブロック(27)も保持プレート(22)に固
定されている。
セパレータタンク(26)は、排気パイプ(4)へ燃料が
液状で送られるのを防ぎ、燃料ガスのみ排気パイプ
(4)へ送り出す気液分離機能をもたせたものである。
このセパレータタンク(26)は、従来は予め形成された
2個のカップ状のもので、一方は前述した排気パイプ接
続ブロック(27)のガス通過孔に見合う排気孔を有し、
もう一方のものはガス通過孔を有した構造の2個を上下
突合せて重合部全周をハンダ付けすることによってタン
ク状に製造していた。更に、セパレータタンク(26)は
底面を支持部材(28)によって支持している。
〈考案が解決しようとする課題〉 以上の説明で明らかなように、従来のタンク内燃料ポン
プ支持装置は、これを構成するための部材が非常に多い
ので、それらの部材を製造し、それぞれを組付けるには
大変な作業と時間を必要としていた。特に、セパレータ
タンクの製作には手間とハンダ付け等の熟練した作業者
を必要としていたのである。そこで、タンク内燃料ポン
プ支持装置において、製造を簡略化し、製造を容易なも
のとすることが課題とされていたものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を本考案者は以下に示すような構造とすること
によって解決したのである。すなわち、本考案のタンク
内燃料ポンプ支持装置は、下方の燃料ポンプ(10)に添
う略円弧状断面のポンプ保持部(1)と上方の円筒状気
液分離部(2)とを連続して設け、その円筒状気液分離
部(2)へガス侵入孔(3)を設けると共に、ガス侵入
孔(3)と排気パイプ(4)接続口(5)との間に気液
分離壁(6)を設けてセパレータタンク(7)とし、気
液分離壁(6)下方の円筒状気液分離部(2)を液排出
部(8)としたことを特徴とするものである。
ガス侵入孔(3)と排気パイプ(4)接続口(5)との
間に気液分離壁(6)を設けてセパレータタンク(7)
とするための具体的な構造例としては、円筒状気液分離
部(2)の上端部へフランジ部を有した平鍋状のセパレ
ータタンク(7)部材を嵌め、その底部に通気孔(9)
を設けて気液分離壁(6)としたものとか、円筒状気液
分離部(2)の上端部へフランジ部を形成しておいて、
それより下方で円筒部内へ通気孔(9)を有した気液分
離壁(6)を取付けて、その上部空間をセパレータタン
クとするなどの例を示すことができる。
〈作用〉 このような構造のタンク内燃料ポンプ支持装置は、下方
のポンプ保持部(1)が略円弧状断面となっており、こ
れは上部の円筒状気液分離部(2)をパイプ径とする1
本のパイプの下方を単にプレス押圧成形することにより
得られる。セパレータタンクも単に気液分離壁(6)に
より上部へ空間を設けるだけの簡略化されたものである
から、従来のような手間と熟練を必要としない。更に、
タンク内燃料ポンプを下方のポンプ保持部(1)で露出
した状態に保持するため、燃料ポンプ(10)の組付け
や、配管、配線、これらの保守等の作業を容易なものと
する。
〈実施例〉 以下図面によって本考案の実施例をより詳細に説明す
る。
第1図は本考案のタンク内燃料ポンプ支持装置の中央縦
断面図であり、第2図は第1図中A−A断面端面図、第
3図は同B−B断面端面図である。第4図は平面図であ
る。
これらの図によって明らかなように、本考案のタンク内
燃料ポンプ支持装置は、上方の円筒状気液分離部(2)
と下方のポンプ保持部(1)とが連続して形成されてい
る。第2図にみられるように、ポンプ保持部(1)は下
方に保持される燃料ポンプ(10)の外周に添う略円弧状
断面をなしている。この部分はパイプの上方を残して下
方を一方から直径方向に押圧して潰し、二重にすること
により形成される。その際に液体流下孔(11)を上下方
向に設けることにより、上方の円筒状気液分離部(2)
で分離された液体の流下を可能としている。この液体流
下孔は、ポンプ保持部(1)の上部に穿孔された小穴で
もよい。
このポンプ保持部(1)と連続している上方の気液分離
部(2)は円筒状である。この部分はパイプを変形する
ことなくそのままの状態としている。円筒状気液分離部
(2)には壁面へガス侵入孔(3)を設けている。この
ガス侵入孔(3)は気液分離壁(6)よりも下方にあ
る。気液分離壁(6)はこの例では上部にフランジ部
(12)を有した平鍋状部材(13)の底面に通気孔(9)
を設けた構造である。円筒状気液分離部(2)の上部へ
のこの平鍋状部材(13)を嵌めてセパレータタンク
(7)としたのである。
このような構造の本考案のタンク内燃料ポンプ支持装置
の下端部には水平にポンプ受プレート(14)が設けら
れ、燃料ポンプ(10)の胴部を固定する締結バンド(1
5)と共に、燃料ポンプ(10)を固定する。また、セパ
レータタンク(7)の上部のフランジ部(12)は保持プ
レート(16)の裏面へ接するが、略5角形の保持プレー
ト(16)の上面には排気パイプ(4)の接続ブロック
(17)が下方を開口しているためセパレータタンク
(7)接続口(5)と連通状態となる。保持プレート
(16)には同時に燃料をエンジン方向へ送るための燃料
送りパイプ(24)、気化器における余剰燃料の燃料返し
パイプ(5)等の保持を従来のように行っている。気液
分離壁(6)の下方へ分離された液は下方の液体落下孔
(11)を通って燃料中へと戻される。
第5図は本考案の他の実施例の円筒状気液分離部付近の
断面図である。この例では、円筒状気液分離部(2)の
上端部へフランジ部(12)が形成されており、その下方
の筒部へ気液分離壁(6)を形成すべく通気孔(9)を
有したプレートを内装して、その上部空間をセパレータ
タンク(7)としたのである。
〈考案の効果〉 本考案のタンク内燃料ポンプ支持装置は以上のような構
造であるから、これを構成するための部材の点数を極端
に少なくし、各部品の製造、それぞれを組付ける作業等
の簡略化を可能とした。特に、従来のセパレータタンク
の製作のように手間とハンダ付け等の熟練した作業者を
必要としていたのを本考案では不要とし、誰れでも簡単
に製造でき、安価で耐久性に富む製品の提供を可能とし
たのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のタンク内燃料ポンプ支持装置の中央縦
断面図であり、第2図は第1図中A−A断面端面図、第
3図は同B−B断面端面図である。第4図は平面図であ
る。第5図は本考案の他の実施例の円筒状気液分離部付
近の断面図である。第6図は従来のタンク内燃料ポンプ
支持装置の正面図であり、第7図は同側面図である。 (1)……ポンプ保持部、(2)……円筒状気液分離部 (3)……ガス侵入孔、(4)……排気パイプ (5)……排気パイプ接続口、(6)……気液分離壁 (7)……セパレータタンク、(8)……液排出部 (9)……通気孔、(10)……燃料ポンプ (11)……液体流下孔、(12)……フランジ部 (13)……平鍋状部材、(14)……ポンプ受プレート (15)……締結バンド、(16)……保持プレート (17)……排気パイプ接続ブロック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に保持される燃料ポンプ(10)に添う
    略円弧状断面のポンプ保持部(1)と上方の円筒状気液
    分離部(2)とを連続して設け、該円筒状気液分離部
    (2)へガス侵入孔(3)を設けると共に、該ガス侵入
    孔(3)と排気パイプ(4)接続口(5)との間に、気
    液分離壁(6)を設けてセパレータタンク(7)とし、
    前記気液分離壁(6)下方の円筒状気液分離部(2)を
    液排出部(8)としてなるタンク内燃料ポンプ支持装
    置。
JP1232589U 1989-02-04 1989-02-04 タンク内燃料ポンプ支持装置 Expired - Lifetime JPH072285Y2 (ja)

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JP1232589U JPH072285Y2 (ja) 1989-02-04 1989-02-04 タンク内燃料ポンプ支持装置

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JPH02103825U JPH02103825U (ja) 1990-08-17
JPH072285Y2 true JPH072285Y2 (ja) 1995-01-25

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JP1232589U Expired - Lifetime JPH072285Y2 (ja) 1989-02-04 1989-02-04 タンク内燃料ポンプ支持装置

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