JPH0722847Y2 - 偏向ヨーク - Google Patents

偏向ヨーク

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JPH0722847Y2
JPH0722847Y2 JP1989118890U JP11889089U JPH0722847Y2 JP H0722847 Y2 JPH0722847 Y2 JP H0722847Y2 JP 1989118890 U JP1989118890 U JP 1989118890U JP 11889089 U JP11889089 U JP 11889089U JP H0722847 Y2 JPH0722847 Y2 JP H0722847Y2
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JP
Japan
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bobbin
core
differential coil
inductance
coil
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JP1989118890U
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JPH0357854U (ja
Inventor
雅彦 宮崎
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はテレビジョン受像機等に用いられる偏向ヨーク
に関し、特に、一対の水平偏向コイルのインダクタンス
を実効的に制御する差動コイルに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、例えば実開昭61−177355号公報(H01J29/76)の
開示されているような差動コイルを備えた偏向ヨークが
ある。斯る差動コイル(1)は第3図に示すように水平
偏向コイル(2)に接続される。この偏向ヨークは、差
動コイル(1)の内側に配された軸方向に伸びるコア
(3)を軸方向に動かすことにより、一対の水平偏向コ
イル(2)のインダクタンスを実効的に制御し、これに
より水平偏向コイル(2)による磁界の不均等をなく
し、ミスコンバーゼンスを補正する。
しかしながら、斯る従来の差動コイル(1)は、コア
(3)の位置により差動コイル(1)全体のインダクタ
ンスが変化し、これにより動作画面の水平振幅が変化す
るという問題がある。
以下、この問題について説明する。
第4図、第5図は差動コイルの模式的側断面図(a)及
び磁界分布(b)である。(4)はボビン、(5)
(6)はボビン(4)外周面に2分割して巻回された巻
線である。(7)は軸方向に伸びるコアであり、ボビン
(4)内で軸方向に動かされる。
第4図はコア(7)がボビン(4)の略中央部にある時
を示している。このときの差動コイル(7)のインダク
タンスは同図(b)に示す磁界分布の斜線で示す面積で
表わされる。(A)は巻線(5)のインダクタンス、
(B)は巻線(6)のインダクタンスを示す。
第5図はコア(7)がボビン(4)の端部にあるときを
示している。このときの差動コイルのインダクタンスは
同図(b)の斜線部分(A)′(B)′の面積で表わさ
れる。巻線(5)の内側全体に亘ってコア(7)が位置
し、巻線(6)の内側にはコア(7)はないので、巻線
(5)と巻線(6)とのインダクタンスの差は最も大き
くなる。
ここで、第4図と第5図の差動コイル全体のインダクタ
ンス(A+B)、(A′+B′)を比較すると、第5図
の時の方が大きくなっている。これは、巻線(5)と巻
線(6)に流れる電流の向きが逆方向であるため、巻線
(5)(6)間において、互いに磁界が打ち消し合うこ
とに起因する。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案は上述の問題に鑑み、コアの位置によらず差動コ
イル全体のインダクタンスが常に一定となる差動コイル
を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、差動コイルの二分割されて巻回された巻線の
相隣る部分の巻線密度を他の部分よりも高くしたもので
ある。
(ホ)作用 本考案は上記のように構成したので、差動コイル内のボ
ビンに対するコアの位置に拘わらず差動コイル全体のイ
ンダクタンスが略一定となる。
(ヘ)実施例 本考案の一実施例を第1図及び第2図に基づき説明す
る。
第1図、第2図は実施例の差動コイルの模式的側断面図
(a)、及び磁界分布(b)である。(8)はボビン、
(9)(10)はボビン(8)に所定間隔離れて二分割さ
れて巻回された巻線である。この巻線(9)(10)は相
隣る部分の巻線密度が端部から次第に高くなるように成
されている。(11)はボビン(8)内に配されるコアで
ある。
第1図はコア(11)がボビン(8)の略中央部にあると
きを示している。このときの磁界分布は同図(b)の如
くなり、差動コイル全体のインダクタンスは斜線で示す
面積(C)(D)で表わされる。
第2図はコア(11)がボビン(8)の端部にあるときで
あり、磁界分布は同図(b)の如くなり、差動コイル全
体のインダクタンスは斜線で示す面積(C)′(D)′
で表わされる。
而して、第1図(コア(11)が中央にある時)と第2図
(コア(11)が端部にあ時)のインダクタンスを比較す
ると、略等しくなっている。これは、巻線(9)(10)
の相隣る部分の巻線密度を高くしたので、第1図におけ
るインダクタンスが従来例の第4図の場合よりも大とな
るからである。従って、ボビン(8)内におけるコア
(11)の位置に拘わらず差動コイル全体のインダクタン
スは略一定になる。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によると、差動コイルの内
側に配設されるコアの位置に依らず、差動コイル全体の
インダクタンスが略一定になるので、コアを差動コイル
内で動かして行うミスコンバーゼンス補正の際、動作画
面の水平振幅が変化することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)(b)、第2図(a)(b)は本考案の一
実施例を示す図、第3図は水平偏向コイルと差動コイル
の配線図、第4図(a)(b)、第5図(a)(b)は
従来例を示す図である。(8)……ボビン、(9)(1
0)……巻線、(11)……コア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の水平偏向コイルと組合せられ、巻線
    がボビンに所定間隔離れて二分割されて巻回されてな
    り、かつ該ボビン内に軸方向に伸びるコアを備え、該コ
    アを前記軸方向に動かすことにより前記水平偏向コイル
    のインダクタンスを実効的に制御する差動コイルを備え
    た偏向ヨークであって、前記差動コイルは前記ボビン内
    における前記コアの位置に拘わらず該差動コイル全体の
    インダクタンスが略一定になるよう相隣る部分の巻線密
    度を他の部分よりも高くしたことを特徴とする偏向ヨー
    ク。
JP1989118890U 1989-10-11 1989-10-11 偏向ヨーク Expired - Lifetime JPH0722847Y2 (ja)

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JP1989118890U JPH0722847Y2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 偏向ヨーク

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JP1989118890U JPH0722847Y2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 偏向ヨーク

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JPH0357854U JPH0357854U (ja) 1991-06-04
JPH0722847Y2 true JPH0722847Y2 (ja) 1995-05-24

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ID=31667033

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JP1989118890U Expired - Lifetime JPH0722847Y2 (ja) 1989-10-11 1989-10-11 偏向ヨーク

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62158806U (ja) * 1986-03-31 1987-10-08

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JPH0357854U (ja) 1991-06-04

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