JPH07228465A - エスカレータの非常停止ボタン - Google Patents

エスカレータの非常停止ボタン

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Publication number
JPH07228465A
JPH07228465A JP2171194A JP2171194A JPH07228465A JP H07228465 A JPH07228465 A JP H07228465A JP 2171194 A JP2171194 A JP 2171194A JP 2171194 A JP2171194 A JP 2171194A JP H07228465 A JPH07228465 A JP H07228465A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
emergency stop
switch
cover plate
stop button
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2171194A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kondo
利男 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority to JP2171194A priority Critical patent/JPH07228465A/ja
Publication of JPH07228465A publication Critical patent/JPH07228465A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤った緊急停止操作を防止できる非常停止ボ
タンを提供する。 【構成】 エスカレータを緊急停止させる押しボタンス
イッチ13とそれを取り囲むキャップ15とからなる非
常停止ボタンにおいて、取付台16の上端面に、押しボ
タンスイッチ13を取り込むよう弾性体21を取り付け
る。これにより、カバー板18が外された後も、弾性体
21による付勢力が働くため、このような状態でも押し
ボタンスイッチ13を押しにくく、幼児のいたずら等に
よりスイッチが安易に作動しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエスカレータを緊急停止
させる非常停止ボタン、特に誤った緊急停止操作を防ぐ
ことのできる非常停止ボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレータの周囲には、緊急事態が生
じた時にそれを停止させるための非常停止ボタンが設け
られており、そのような事態が発生した場合にはこのボ
タンが押されることによりエスカレータが緊急停止させ
られる。
【0003】図4は従来の非常停止ボタン11の構成を
示す外観図であり、図5はその断面図である。図におい
て、非常停止ボタン11は、エレベータを緊急停止させ
る押しボタンスイッチ13と、それを取り囲むキャップ
15と、から構成されている。ここで、キャップ15
は、壁面に取り付けるための取付台16とこの取付台1
6に固定される筒体17と、この筒体の端部に取り付け
られるカバー板18と、から構成されている。この例に
おいては、取付台16は壁面にねじで固定されており、
筒体17は、この壁面に取り付けられた取付台16に、
ねじにより嵌め合わされるようにされている。
【0004】図7に示されているように、通常の非常停
止ボタン11において、カバー板18は、筒体17の端
部にその内側から嵌め込まれている。そして、図6に示
されているように、外から強く押されると、その端部か
ら外れて押しボタンまで到達する。一般的な非常停止ボ
タン11がこのような構成をとっているのは、通常の状
態でエスカレータが緊急停止させられないようにするた
めである。もし、非常停止ボタンが押しやすい状態にさ
れていると、非常停止ボタン11への単なる接触やその
他押し間違い等により容易にエスカレータが停止させら
れてしまい、混乱等が生じてしまう。ところが、通常よ
りも強い力で押さなければスイッチが入らないようにす
ることにより、通常の状態でエスカレータが緊急停止さ
せられるようなことが防止できるのである。
【0005】なお、一度外れたカバー板18は、筒体1
7の内側からその端部に押し当てられて、元通りの状態
に復元され、再び強く押さなければ押しボタンスイッチ
13が作動しないようにされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いつも
早急にカバー板が復元されるとは限らない。そして、そ
れが外れた状態で放置された場合には、容易に押しボタ
ンスイッチを作動させることができてしまうことにな
る。このような場合には、幼児などが間違ってこれを押
してしまう場合もあり得る。また、押し間違いのみなら
ず、子供のいたずら等によってもエスカレータが容易に
緊急停止させられ、混乱が生じる場合も考えられる。
【0007】この場合に、ボタンの位置を変更すること
により、いたずら等による誤動作を防止することも考え
られるが、非常停止ボタンは、緊急時に容易に押すこと
ができる位置に設定する必要があるという制約がある。
【0008】本発明は以上のような課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、復元されない状態でも容易に
再作動しない非常停止ボタンを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために本発明に係る非常停止ボタンにおいては、エ
スカレータの動きを緊急停止させるスイッチと、このス
イッチを覆うキャップと、からなる非常停止ボタンであ
って、前記キャップは、前記スイッチを取り囲む枠体
と、この枠体の端部に前記スイッチを蓋するよう取り付
けられているカバー板であって所定の押圧力が加えられ
ることにより該端部から外れて前記スイッチまで到達す
るカバー板と、前記枠体の端部から外れたカバー板に対
してスイッチ操作に所定の抵抗を与える弾性体と、を含
むことを特徴とする。
【0010】
【作用】以上のような構成を有する本発明の非常停止ボ
タンにおいては、緊急の際に強く押されると、カバー板
がキャップの端部から内側に外れて前記スイッチまで到
達し、スイッチが押される。この際に、枠体の内側に取
り付けられた弾性体はカバー板の強い押圧力により縮む
ため、当該カバー板の押圧力によりキャップ内のスイッ
チを押すことができる。このため、緊急の際には、この
非常停止ボタンを押すことにより、従来と同様にエスカ
レータを緊急停止させることができる。
【0011】一方、一旦非常停止ボタンが押されカバー
板が外れたままとされても、カバー板は、枠体の内側に
取り付けられた弾性体により外向きに(即ち、キャップ
内のスイッチの押圧を阻止する方向に)付勢されるた
め、弱い力ではスイッチを押すことができなくなる。言
い換えれば、一旦非常停止ボタンが押された後でも、前
記弾性体が存在しない場合よりもスイッチが押し難くな
るため、非常停止ボタン作動後そのまま放置された場合
でも、いたずらなどによりエスカレータが緊急停止させ
られることがない。
【0012】
【実施例】以下本発明の好適な実施例について図を参照
しながら説明していく。
【0013】[全体構成]図1は、本発明の好適な実施
例に係る非常停止ボタン20の構成を示す断面図であ
る。この実施例に係る非常停止ボタン20において特徴
的なことは、取付台16の上端に弾性体21が取り付け
られていることである。この弾性体21は、実施例にお
いて、筒体17及び取付台16の構造に一致させるよう
リング状に構成されている(図2)。この弾性体21
は、カバー板18が外れた状態でも当該カバー板が押し
ボタンスイッチ13の操作のスイッチ抵抗となり、それ
を押すのを制限する働きをする。即ち、この非常停止ボ
タン20では、弾性体21の付勢力に逆らってカバー板
18を押さなければ押しボタンスイッチ13を押すこと
はできない。このため、幼児や子供などが弱い力でカバ
ー板18を押した場合には非常停止ボタン20は作動せ
ず、エスカレータは緊急停止することはない。このよう
に、本実施例に係る非常停止ボタン20においては、弾
性体21を設けるという単純な構成により、安易なエス
カレータの緊急停止による混乱を容易に防止することが
可能となる。なお、緊急事態が生じた場合には、その周
囲の緊急を察した成人は必然的にカバー板18を強く押
すことになるであろうから、この力により押しボタンス
イッチ13が作動するので問題はない。
【0014】[弾性体]弾性体21の高さtは、外れた
カバー板18が押しボタンスイッチ13に到達しないよ
う適度な高さに設定される。また、弾性体21は、取付
台16の上端面に接着されていてもよいし、載置されて
いるだけのものでもよい。
【0015】ところで、従来からカバー板18は、通常
2.5kgf〜5.0kgfの力で外れるように設定さ
れている。このため、カバー板18が元通りの状態に復
元された後は、非常停止ボタン20は、通常状態では
(弱い力で押された場合には)作動しないという機能を
有する。これに着目すれば、弾性体21の付勢力は、前
記力と同程度、即ち2.5kgf〜5.0kgf付近に
設定することが望ましい。しかしながら、カバー板18
が外れた状態での安易な作動を防止するという観点に鑑
みれば、この目的を達成できるものであればどのような
範囲に設定をしてもよいことは明らかである。
【0016】弾性体21の形状は、図2に示されるよう
に、断面が多角形状のものでもよく、図3に示されるよ
うな略円形のものでもよい。また、その材質は本実施例
では発砲ゴム材が用いられているものの、これに限られ
ることなく他のゴム材やプラスチック等でもよく、ま
た、内部に空気を充填した浮き輪状のものであってもよ
い。更には、この弾性体は、カバー板を押し戻すもので
あればどのようなものであってもよいため、バネ等によ
り代用することもできる。
【0017】[カバー板の復元]本実施例に係る非常停
止ボタン20の構成は、弾性体21を設けた以外は従来
の非常停止ボタン11と殆ど変わらず、カバー板18が
外れていない状態の外観は図4に示されるようなもので
ある。従って、一度外れたカバー板18を再度嵌め込む
場合には、従来と同様に、取付台16から筒体17を取
り外し、その内側からカバー板18を先端部分に押し込
むことにより元の状態に復元させることができる(図
7)。
【0018】なお、この実施例では、請求の範囲に記載
されている枠体を、取付台16と筒体17とが組み合わ
さったものとして構成しているが、これらは一体成型さ
れているものであってもよい。また、本実施例において
は、取付台及び筒体とも円筒形状に構成されているが、
これはこの形状に限られるものでなく、多角形状或いは
ドーム状など様々な形状を採用することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る非常
停止ボタンにおいては、カバー板が元の状態に復元され
ない状態でも、いたずら等により誤動作しないという効
果がある。これは、簡単に押されるべきものではないに
も拘らず、見付け易い位置に設けられている非常停止ボ
タンにとって有為な効果である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る非常停止ボタンの
構成を示す断面図である。
【図2】弾性体の一例を示す斜視図である。
【図3】弾性体の別の例を示す斜視図である。
【図4】非常停止ボタンの外観図である。
【図5】従来の非常停止ボタンの構造を説明する断面図
である。
【図6】従来の非常停止ボタンの動作を示すための断面
図である。
【図7】カバー板の取り付けを説明するための図であ
る。
【符号の説明】
11、20 非常停止ボタン 13 押しボタンスイッチ 15 キャップ 16 取付台 17 筒体 18 カバー板 21 弾性体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】図7に示されているように、通常の非常停
止ボタン11において、カバー板18は、筒体17の端
部にその内側から嵌め込まれている。そして、図6に示
されているように、外から強く押されると、その端部か
ら外れて押しボタンまで到達する。一般的な非常停止ボ
タン11がこのような構成をとっているのは、通常の状
態でエスカレータが緊急停止させられないようにするた
めである。もし、非常停止ボタンが押しやすい状態にさ
れていると、非常停止ボタン11への単なる接触やその
他押し間違い等により容易にエスカレータが停止させら
れてしまい、混乱等が生じてしまう。ところが、押しや
すい状態にされた時でも設計上の数値に近い力で押さな
ければスイッチが入らないようにする事により、通常の
状態でエスカレータが緊急停止させられるようなことが
防止できるのである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの動きを緊急停止させるス
    イッチと、このスイッチを覆うキャップと、からなる非
    常停止ボタンであって、 前記キャップは、 前記スイッチを取り囲む枠体と、 この枠体の端部に前記スイッチを蓋するよう取り付けら
    れているカバー板であって、所定の押圧力が加えられる
    ことにより該端部から外れて前記スイッチまで到達する
    カバー板と、 前記枠体の端部から外れたカバー板に対してスイッチ操
    作に所定の抵抗を与える弾性体と、 を含むことを特徴とするエスカレータの非常停止ボタ
    ン。
JP2171194A 1994-02-21 1994-02-21 エスカレータの非常停止ボタン Pending JPH07228465A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2171194A JPH07228465A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 エスカレータの非常停止ボタン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2171194A JPH07228465A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 エスカレータの非常停止ボタン

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JPH07228465A true JPH07228465A (ja) 1995-08-29

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ID=12062654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2171194A Pending JPH07228465A (ja) 1994-02-21 1994-02-21 エスカレータの非常停止ボタン

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JP (1) JPH07228465A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102442603A (zh) * 2010-10-08 2012-05-09 苏州帝奥电梯有限公司 自动扶梯的安全装置
DE19934482C5 (de) * 1999-07-27 2013-04-18 Dorma Gmbh + Co. Kg Türterminal mit Nottasterabdeckung
JP5474223B1 (ja) * 2013-01-25 2014-04-16 東芝エレベータ株式会社 乗客コンベアの操作盤
CN104925611A (zh) * 2015-07-06 2015-09-23 康力电梯股份有限公司 一种紧急停梯按钮防护罩
JP2020086199A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 株式会社リコー 画像形成装置

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