JPH0722781Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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JPH0722781Y2
JPH0722781Y2 JP7005889U JP7005889U JPH0722781Y2 JP H0722781 Y2 JPH0722781 Y2 JP H0722781Y2 JP 7005889 U JP7005889 U JP 7005889U JP 7005889 U JP7005889 U JP 7005889U JP H0722781 Y2 JPH0722781 Y2 JP H0722781Y2
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JP
Japan
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window
transparent
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tape cartridge
opaque
Prior art date
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JP7005889U
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JPH0310383U (ja
Inventor
克生 前原
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Hitachi Maxell Energy Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Energy Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、テープ巻き量を視認するための透明窓に特徴
を有するテープカートリッジに関し、広窓化した透明窓
の形状に特徴を有する。
〔従来の技術〕
この種の透明窓を有するテープカートリッジとして、テ
ープ巻き量が見易いように本体ケースの主面壁に、透明
窓を大きく形成することが知られている(例えば実開昭
62-15187号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、標準仕様のフィリップス型テープカートリッジ
では、本体ケースの主面壁の前側中央部に台形突部を有
する。
そのため従来の透明窓は、台形突部を避けて形成しよう
とすると、デザイン的に平面的で変化に乏しくなる。透
明窓の見掛け上の大きさや形に制約があり、デザイン上
の自由度に欠ける。
そこで本考案の目的は、かかる台形突部を有するテープ
カートリッジにおいて、立体的で変化に富み、またワイ
ドなイメージを与える透明窓を得るにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1図に例示するごとく本体ケース1の主面
壁には、左右の駆動軸挿入孔5・5まわりを囲む透明窓
10を有するとともに、両駆動軸挿入孔5・5間の前側中
央部に台形突部6が突出形成されたテープカートリッジ
において、前記透明窓10の見掛け上の窓輪郭線11が、前
記台形突部6に一部引っ掛かる大きさに設けられている
こと、本体ケース1の主面壁において、窓輪郭線11内の
全表面が窓輪郭線11の外側の外表面よりも凹設してある
こと、本体ケース1は窓輪郭線11の外側部分と窓輪郭線
11内の台形突部6に引っ掛かる領域部12とが、透明樹脂
に着色剤を加えた不透明樹脂で成形され、窓輪郭線11内
の前記不透明領域部12を除く透明窓10の実質部分が前記
透明樹脂だけで前記不透明壁部分と一体に成形されてい
ることを要件とする。
〔実施例〕
第1図および第2図は標準仕様のフィリップス型のテー
プカートリッジを例示している。
これの本体ケース1は上ケース1aと下ケース1bとを突き
合わせてねじ2で一体的に結合してなる。
本体ケース1の内部には、テープ3が巻かれる左右一対
のハブ4が、上ケース1aおよび下ケース1bのそれぞれの
主面壁に開口した左右の駆動軸挿入孔5・5上の位置に
おいて回転自在に収容されている。
上下ケース1a・1bのそれぞれの主面壁には、両駆動軸挿
入孔5・5間の前側中央部に平面視で台形状の突部6が
突出形成されており、この台形突部6の前面にヘッド挿
入窓8を有し、台形突部6に位置決め用の基準孔9など
が上下貫通状に形成されている。
上ケース1aおよび下ケース1bの各主面壁には、左右の両
駆動軸挿入孔5・5まわりを囲む広窓化した透明窓10が
形成されている。
この透明窓10の見掛け上の窓輪郭線11は、平面視で楕円
形を呈しており、その楕円の長軸が左右の駆動軸挿入孔
5・5の各中心を通る線X上に合致し、左右の実質曲線
部11a・11bが各ハブ4への最大テープ巻径にほぼ合致し
ていて、前部の見掛け曲線部11cが台形突部6の一部に
引っ掛かるよう大きく形成してある。図においてF・
F′はその焦点を示す。
前記窓輪郭線11は際立って見えるように、第3図および
第5図に示すごとく窓輪郭線11で囲まれる内側の全表面
が窓輪郭線11の外側のケース主面壁の外表面よりも凹設
してあり、窓輪郭線11の内外に段差をつけた。その段差
は0.2〜0.3mmとした。
透明窓10を含む上ケース1aと下ケース1bとは、それぞれ
2色射出成形法で別々に一体成形する。
すなわち上下ケース1a・1bは、それぞれの窓輪郭線11よ
りも外側のケース部分と、窓輪郭線11内の台形突部6に
引っ掛かる領域部12とを、透明樹脂に着色剤を加えた不
透明樹脂で一次成形する。その後に、窓輪郭線11内の前
記不透明領域部12を除く透明窓10の実質部分を着色剤な
しの同じ透明樹脂で二次成形した。その透明樹脂として
はGPPSを用いた。
窓輪郭線11内の台形突部6にかかる不透明領域部12は、
窓輪郭線11の前部の見掛け曲線部11cと、この曲線部11c
の両端を結ぶ弦13とで囲まれる形に形成した。この不透
明領域部12は、見掛け上は透明窓10の一部をなしている
が、その実体は台形突部6内の目障りなテープガイド部
をカバーする役目を果たす。また、不透明領域部12は窓
輪郭線11内の前部寄りに偏した位置にあるので、テープ
巻き量などの視認に際し支障がなく、従って、その外表
面上にテープ種類やメーカー名などの表示を施せること
にもなる。
第1図および第4図に示すように、窓輪郭線11の後部の
見掛け曲線部11dと、この曲線部11dの両端を結ぶ弦14で
囲まれる箇所にも、前述したと同じ不透明樹脂からなる
不透明領域部15を前方の不透明領域部12と対称になるよ
う形成している。この後方側の不透明領域部15にも、テ
ープ種類やメーカー名などの表示を同じく施せる。
後方の不透明領域部15の外表面は、第4図に示すごとく
不透明領域部12・15以外の透明窓10の外表面よりも高
く、各ケース1a・1bの外表面よりも低く、例えば0.02〜
0.03mmほど沈む凹み状態に形成することによって、透明
窓10および各ケース1a・1bの外表面とよく見分けられ、
また前方の不透明領域部12と相まって窓10の額縁的機能
を有効に発揮することにもなる。
〔別実施例〕
透明窓10の見掛け線11c・11dを含む前述の窓輪郭線11は
楕円に代えて、例えば円形や多角形でもよい。
本考案で用いる透明と不透明の概念は比較の上でのこと
であり、例えば不透明が有色半透明を含むことは言うま
でもない。
オートリバース形式のテープカートリッジにおいては、
上ケース1aの主面壁のみ透明窓10が形成されていてもよ
い。
〔考案の効果〕
本考案のテープカートリッジによれば、本体ケース1の
主面壁に透明窓10の見掛け窓輪郭線11を、これの見掛け
部(不透明領域部12)が台形突部6の一部にかかる大き
さにまで形成した。従って見掛け上は透明窓10がワイド
なイメージを与え、その大きさや形に制約がないので、
それだけデザインの自由度が得られる。
その窓輪郭線11は、これより内側の全表面を窓輪郭線11
の外側の外表面よりも凹設してあるから、はっきりと見
えることができ、ワイドな透明窓10のイメージを出すア
ウトラインを明確に形づくることができる。
窓輪郭線11内の台形突部6に引っ掛かる不透明領域部12
は、台形突部6内の目障りなテープガイド部をカバーし
たうえで、透明窓10に立体的な額縁機能を与えることに
もなる。
加えて、本体ケース1と透明窓10とはその一方を透明樹
脂で、他方を同じ透明樹脂に着色剤を加えたもので一体
成形するので、接合部での結着性を確保できるととも
に、双方に同じ透明樹脂を用いることで成形材料コスト
の低減化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はテープカートリッジの平面図、 第2図はその正面図、 第3図は第1図のA−A線拡大断面図、 第4図は第1図のB−B線拡大断面図、ある。 第5図は第1図のC−C線拡大断面図である。 1……本体ケース、1a……上ケース、1b……下ケース、
3……テープ、4……ハブ、5……駆動軸挿入孔、6…
…台形突部、10……透明窓、11……窓輪郭線、12・15…
…不透明領域部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース1の主面壁には、左右の駆動軸
    挿入孔5・5まわりを囲む透明窓10を有するとともに、
    両駆動軸挿入孔5・5間の前側中央部に台形突部6が突
    出形成されたテープカートリッジにおいて、 前記透明窓10の見掛け上の窓輪郭線11が、前記台形突部
    6に一部引っ掛かる大きさに設けられており、 本体ケース1の主面壁において、窓輪郭線11内の全表面
    が窓輪郭線11の外側の外表面よりも凹設してあり、 本体ケース1は、窓輪郭線11の外側部分と窓輪郭線11内
    の台形突部6に引っ掛かる領域部12とが、透明樹脂に着
    色剤を加えた不透明樹脂で成形され、窓輪郭線11内の前
    記不透明領域部12を除く透明窓10の実質部分が前記透明
    樹脂だけで前記不透明壁部分と一体に成形されているこ
    とを特徴とするテープカートリッジ。
  2. 【請求項2】窓輪郭線11が左右の駆動軸挿入孔5・5の
    両中心を通る線を長軸とする楕円形状に形成されている
    請求項1記載のテープカートリッジ。
JP7005889U 1989-06-15 1989-06-15 テープカートリッジ Expired - Lifetime JPH0722781Y2 (ja)

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JPH0310383U JPH0310383U (ja) 1991-01-31
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