JPH072274A - 乳用バッグインボックス用袋体 - Google Patents

乳用バッグインボックス用袋体

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JPH072274A
JPH072274A JP22238093A JP22238093A JPH072274A JP H072274 A JPH072274 A JP H072274A JP 22238093 A JP22238093 A JP 22238093A JP 22238093 A JP22238093 A JP 22238093A JP H072274 A JPH072274 A JP H072274A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生乳、牛乳等の容器に要求される安全性、強
度等の諸特性を充分に満たした乳用バッグインボックス
用袋体を提供する。 【構成】 高密度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポ
リエチレン(LDPE)との共押出フィルムを含む2枚
以上のポリエチレンフィルム11,12…を四方シール
により重ね合わせて袋本体1を形成し、この袋本体1に
低密度ポリエチレン(LDPE)製のスパウト21と該
スパウト21に取り付けられる高密度ポリエチレン(H
DPE)製のキャップ22とからなる注入注出具2を取
り付けて乳用バッグインボックス用袋体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバッグインボックス(Bag
in Box )用袋体に係り、特に生乳、牛乳、加工乳等、
乳等省令上、「乳」に分類される液体の輸送・保管に好
適に利用される乳用バッグインボックス用袋体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えばミネラルウォーター等の飲料や工
業用薬品などの種々の液体の輸送・保管には使い捨ての
いわゆるワンウェイ容器であるバッグインボックスが広
く用いられるに至っている。
【0003】このバッグインボックスは、プラスチック
製で折り畳み可能な袋または容器を内装に用い、これに
段ボール箱を外装したものであり、内容液体に対する耐
水性、耐薬品性、ガスバリヤー性等を内装のプラスチッ
クに受け持たせる一方、輸送・保管上必要な剛性は外装
に受け持たせるように構成されている。このように構成
されるバッグインボックスは、従来のガラス壜、ブリキ
缶等に比べ、回収が不要であるため省力化・経費節減に
役立つとともに折り畳み可能であることから空容器の輸
送・保管が容易で流通コストの低減が図れる等の利点を
有している。
【0004】一方、生乳、牛乳、加工乳等、乳等省令
上、「乳」に分類される液体の容器としては、いわゆる
ミルクカートンと呼ばれるポリエチレン加工紙製容器が
広く用いられるに至っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ミルクカートンは、主に家庭用の小型容器としては優れ
た性質を有するものではあるが、例えば業務用あるいは
工場間輸送等の用途には、その容量、強度等の点で必ず
しも適当ではないという欠点がある。
【0006】そこで、例えば業務用あるいは工場間輸送
等の用途に適した大型容器としてバッグインボックスの
利用が考えられるのであるが、従来のバッグインボック
スには、生乳、牛乳等の容器に要求される安全性、強度
等の諸特性を充分に満足するものは未だ開発されていな
い。
【0007】本発明は、かかる事情に基づいてなされた
ものであり、本発明の目的は生乳、牛乳等の容器に要求
される安全性、強度等の諸特性を充分に満たし、特に、
乳等省令上、「乳」に分類されるものの輸送・保存に好
適に利用可能な乳用バッグインボックス用袋体を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成は、ポリエチレン(PE)フィルムから
なる袋本体と、この袋本体に取付けられた注入注出口と
を備えるバッグインボックス用袋体であって、前記袋本
体が高密度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポリエチ
レン(LDPE)との共押出フィルムを少なくとも1枚
含む2枚以上のポリエチレン(PE)フィルムが四方シ
ールにより重ね合わされて形成されているとともに最外
層が前記共押出フィルムの高密度ポリエチレン(HDP
E)層により形成され、さらに前記注入注出口が前記袋
本体の内面に熱融着される低密度ポリエチレン(LDP
E)製のスパウトと該スパウトに取付けられる高密度ポ
リエチレン(HDPE)製のキャップとからなることを
特徴とする乳用バッグインボックス用袋体である。
【0009】また、本発明の乳用バッグインボックス用
袋体は、上記袋本体が、高密度ポリエチレン(HDP
E)と低密度ポリエチレン(LDPE)からなる複数の
共押出フィルムを各共押出フィルム間を接着することな
く重ね合わせてて得られる共押出フィルム群を四方シー
ルにより重ね合わせて形成されているとともに、この共
押出フィルム群の最外層をHDPE層とし、各共押出フ
ィルム間の対面層をそれぞれLDPE層とし、共押出フ
ィルム群の最内層をLDPE層としたことを特徴とする
乳用バッグインボックス用袋体である。
【0010】さらに、本発明の乳用バッグインボックス
用袋体は、上記乳用バッグインボックス用袋体におい
て、四方シール部分の内側をさらに四方シールにより重
ね合わせたことを特徴とする乳用バッグインボックス用
袋体であり、あるいは、上記乳用バッグインボックス用
袋体において、四方シール部分の内側を部分的にシール
により重ね合わせたことを特徴とする乳用バッグインボ
ックス用袋体である。
【0011】
【作用】本発明の乳用バッグインボックス用袋体は、ポ
リエチレン(PE)フィルムからなる袋本体と、この袋
本体に取付けられた注入注出口とを備えるものである。
ここで、袋本体は高密度ポリエチレン(HDPE)と低
密度ポリエチレン(LDPE)との共押出フィルムを少
なくとも1枚含む2枚以上のポリエチレン(PE)フィ
ルムが四方シールにより重ね合わされて形成されている
とともに最外層が前記共押出フィルムの高密度ポリエチ
レン(HDPE)層により形成されている。すなわち、
内容物である「乳」と直接に接触する袋本体および注入
注出口がいずれもポリエチレン(PE)により形成され
ているため、乳等省令上の規格を満足する充分な安全性
および強度が確保されるとともにリサイクルが容易であ
る。また、袋本体が少なくとも2枚のポリエチレン(P
E)フィルムが四方シールにより重ね合わされて形成さ
れているとともに袋本体の少なくとも最外層を形成する
ポリエチレン(PE)フィルムが、高密度ポリエチレン
(HDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)との共
押出フィルムを構成する高密度ポリエチレン(HDP
E)層により形成されている。したがって、袋本体の最
外層は耐熱性に優れているとともに強度に優れ、しかも
伸び難い高密度ポリエチレン(HDPE)層からなり、
その内側の層は伸び易い低密度ポリエチレン(LDP
E)層からなるため、袋本体を構成する2枚以上のポリ
エチレン(PE)フィルム間の滑りが良好であって緩衝
効果に優れ、しかも袋本体に穴が開きにくいという流通
上好ましい性質を有している。しかも、注入注出口を構
成するキャップおよびスパウトのうち、袋本体の内面に
熱融着されるスパウトが低密度ポリエチレン(LDP
E)により形成されているので、ヒートシール性が良好
である。
【0012】また、本発明の他の構成は、上記本発明の
乳用バッグインボックス用袋体において、四方シール部
分の内側をさらに四方シールにより重ね合わせているの
で、乳用バッグインボックス用袋体に外部からの衝撃が
加わった場合、内側に位置する四方シール部分が衝撃吸
収の役目を果たし内部液体からの衝撃を吸収し、内側に
位置する四方シール部分の外側に位置するシール部分が
破れにくくなる。また、万一、内側に位置する四方シー
ル部分が破れた場合であっても外側に位置するシール部
分があるので外部に牛乳等が漏れることがない。
【0013】
【実施例】次に本発明の第一実施例を示し、本発明につ
いてさらに具体的に説明する。図1は第一実施例に係る
乳用バッグインボックス用袋体を示す説明図であり、図
2はその袋本体の構成を示す説明図である。
【0014】図1に示されるように、第一実施例に係る
乳用バッグインボックス用袋体は、ポリエチレン(P
E)フィルムからなる袋本体1と、この袋本体1に取付
けられた注入注出口2とを備えるものである。
【0015】図2に示されるように、この実施例におけ
る袋本体1は、いずれも高密度ポリエチレン(HDP
E)と低密度ポリエチレン(LDPE)とを共押出して
なる3枚の共押出フィルム11,12,13が外側から
共押出フィルム11/共押出フィルム12/共押出フィ
ルム13の順に四方シールにより重ね合わされて形成さ
れている。なお、図1において、3は外側四方シール部
である。
【0016】ここで、本発明において、高密度ポリエチ
レン(HDPE)とは、密度が0.94以上のポリエチ
レンをいい、低密度ポリエチレン(LDPE)とは密度
が0.94未満のポリエチレンをいう。また、これらの
高密度ポリエチレン(HDPE)および低密度ポリエチ
レン(LDPE)は、いずれも重金属、蒸発残留物およ
び過マンガン酸カリウム消費量についての溶出試験につ
いて以下の基準を満足することが必要である。
【0017】すなわち、溶出試験(60℃、30分間)
中、重金属(浸出溶液4%酢酸)については1ppm以
下、蒸発残留物(浸出溶液4%酢酸)については15p
pm以下、過マンガン酸カリウム消費量(浸出溶液水)
については5ppmである。
【0018】破裂強度ならびにピンホールについては乳
等省令上の特例申請により一定の基準を満足することは
要求されない。ただ、破裂強度については、これらのポ
リエチレンを用いて形成される袋本体1の内容物である
「乳」が、低温流通品である場合には5kgf/cm2
以上、常温流通品である場合には8kgf/cm2 以上
であることが好ましい。また、ピンホールについては、
ピンホールがないことが好ましい。
【0019】最外層を構成する共押出フィルム11は高
密度ポリエチレン(HDPE)層11aと低密度ポリエ
チレン(LDPE)層11bとの2層構成からなり、高
密度ポリエチレン(HDPE)層11aの厚さは、通
常、30μm〜50μmである。また、低密度ポリエチ
レン(LDPE)層11bの厚さは、通常、70μm〜
120μmである。この実施例では、高密度ポリエチレ
ン(HDPE)層11aの厚さが30μmであり、低密
度ポリエチレン層11bの厚さが100μmである。
【0020】この最外層を構成する共押出フィルム11
には、これに隣接して共押出フィルム12が重ね合わせ
られている。中層を構成する共押出フィルム12は低密
度ポリエチレン(LDPE)層12aと高密度ポリエチ
レン(HDPE)層12bと低密度ポリエチレン(LD
PE)層12cとの3層構成からなるものである。
【0021】ここで、低密度ポリエチレン(LDPE)
層12a,12cおよび高密度ポリエチレン層(HDP
E)層12bの厚さは、いずれも、通常、20〜40μ
mである。この実施例では各層の厚さをいずれも20μ
mとしてある。
【0022】この中層を構成する共押出フィルム13に
は、これに隣接して共押出フィルム13が重ね合わせら
れている。最内層を構成する共押出フィルム13の層構
成および各層の厚さは、いずれも共押出フィルム12と
同様である。
【0023】以上より、この袋本体1の層構成は、外側
から内側に向けて[高密度ポリエチレン(HDPE)層
11a/低密度ポリエチレン(LDPE)層11b]/
[低密度ポリエチレン(LDPE)層12a/高密度ポ
リエチレン(HDPE)層12b/低密度ポリエチレン
(LDPE)層12c]/[低密度ポリエチレン(LD
PE)層13a/高密度ポリエチレン(HDPE)層1
3b/低密度ポリエチレン(LDPE)層13c]とな
り、最外層は高密度ポリエチレン(HDPE)により形
成され、最内層は低密度ポリエチレン(LDPE)によ
り形成されることになる。
【0024】ここで、最外層を高密度ポリエチレン(H
DPE)により形成するのは、高密度ポリエチレン(H
DPE)は低密度ポリエチレン(LDPE)に比較して
耐熱性および機械的強度に優れ、ヒートシール時の熱の
影響を受けないとともに伸びにくくて穴が開きにくいか
らであり、最内層を低密度ポリエチレン(LDPE)に
より形成するのはヒートシール性を確保するためであ
る。
【0025】また、各共押出フィルム11,12,13
は四方シールされて重ね合わされたものであり、各共押
出フィルム同士は全面が貼り合わせられたものではな
い。したがって、各共押出フィルム間ではいずれも対向
する層(対面層)の間で滑りが生じることになるが、各
共押出フィルム間で対向する層はいずれも低密度ポリエ
チレン(LDPE)層であるため、滑りが良好であり、
流通上、好ましい緩衝効果が奏されることになる。
【0026】このような構成の袋本体1には低密度ポリ
エチレン(LDPE)製のスパウト21と高密度ポリエ
チレン(HDPE)製のキャップ22とからなる注入注
出口2が取り付けられる。
【0027】具体的には、袋本体1の最内層を構成する
低密度ポリエチレン(LDPE)層13cと低密度ポリ
エチレン(LDPE)製のスパウト21とが熱融着さ
れ、このスパウト21にねじキャップ22が取り付けら
れる。なお、スパウト21は袋本体1に設けられた図示
しないスパウト穴に取り付けられる。
【0028】このように形成される袋体の封かん強度に
ついては、破損、空気漏れがないことが必要である。な
お、袋本体1の構成については、図示したものに限られ
るものではなく、例えば、外側から順に[高密度ポリエ
チレン(HDPE)層(厚さ30〜50μm)/低密度
ポリエチレン(LDPE)層(厚さ70〜120μ
m)]+低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム(厚
さ40〜80μm)+低密度ポリエチレン(LDPE)
フィルム(厚さ40〜80μm)からなる3重袋、[高
密度ポリエチレン(HDPE)層(厚さ30〜50μ
m)/低密度ポリエチレン(LDPE)層(厚さ70〜
120μm)]+[低密度ポリエチレン(LDPE)層
(厚さ20〜40μm)/高密度ポリエチレン(HDP
E)層(厚さ20〜40μm)/低密度ポリエチレン
(LDPE)層(厚さ20〜40μm)]からなる2重
袋、あるいは[高密度ポリエチレン(HDPE)層(厚
さ30〜50μm)/低密度ポリエチレン(LDPE)
層(厚さ70〜120μm)]+[低密度ポリエチレン
(LDPE)層(厚さ20〜40μm)/高密度ポリエ
チレン(HDPE)層(厚さ20〜40μm)/低密度
ポリエチレン(LDPE)層(厚さ20〜40μm)]
+[低密度ポリエチレン(LDPE)層(厚さ20〜4
0μm)/高密度ポリエチレン(HDPE)層(厚さ2
0〜40μm)/低密度ポリエチレン(LDPE)層
(厚さ20〜40μm)]+[低密度ポリエチレン(L
DPE)層(厚さ20〜40μm)/高密度ポリエチレ
ン(HDPE)層(厚さ20〜40μm)/低密度ポリ
エチレン(LDPE)層(厚さ20〜40μm)]から
なる4重袋などであってもよい。
【0029】この乳用バッグインボックス用袋体は、た
とえば生乳、牛乳、加工乳等の乳等省令上、「乳」に分
類される製品の容器として特に好適に利用可能であり、
外装段ボール箱に収納された状態で使用される。
【0030】次に本発明の第二実施例を示す。第二実施
例は上述した第一実施例を改良したものである。図3は
本発明の第二実施例に係る乳用バッグインボックス用袋
体を示す説明図である。
【0031】図3に示されるように、第二実施例に係る
乳用バッグインボックス用袋体1は、四方シール部分3
の内側をさらに四方シールにより重ね合わせてある。こ
こで、外側の四方シール部分3は、シール強度4〜5k
g/15mm幅 程度の完全シール(樹脂フィルムが完
全に溶融する状態におけるシール)とし、内側の四方シ
ール部分4は、シール強度2〜3kg/15mm幅 程
度のシール面剥離を生じるようなシールとすることが好
ましい。内側の四方シール部分4を、シール面剥離が生
じるようなシールとすることにより、内部液体からの衝
撃をシール面剥離により吸収できる。内側の四方シール
部分4を完全シールとすると、内側の四方シール部分4
の内側のエッジ(内側の線)4aに沿って、袋が破れる
ことがある。
【0032】また、外側の四方シール部分3と内側の四
方シール部分4との間には空気等を介在させることがで
きる。このようにすることよりクッション性が高まる。
外側の四方シール部分3と内側の四方シール部分4との
間隔、各四方シール部分のシール幅、シール強度等は適
宜設計変更される。
【0033】なお、上記第二実施例に係る乳用バッグイ
ンボックス用袋体の他の構成は、上述した本発明の乳用
バッグインボックス用袋体と同様である。上記構成から
なる第二実施例に係る乳用バッグインボックス用袋体に
外部からの衝撃が加わると、外部からの衝撃が袋内部の
液体に伝わり、この内部液体からの衝撃がシール部分に
伝わる。この場合、内側に位置する四方シール部分4が
衝撃吸収の役目を果たし内部液体からの衝撃を吸収する
ので、外側に位置するシール部分3が破れにくくなる。
また、万一、内側に位置する四方シール部分4が破れた
場合であっても外側に位置するシール部分3があるので
外部に牛乳等が漏れることがない。
【0034】なお、上記第二実施例に係る乳用バッグイ
ンボックス用袋体は、図4に示すように、外側に位置す
る四方シール部分3の内側を部分的にシール5により重
ね合わせたものとしてもよい。これは、乳用バッグイン
ボックス用袋体1は段ボール箱に入れられて使用するた
めコーナー部には衝撃があまり加わらないが、四方シー
ル部分のコーナー以外の部分には衝撃が加わるため、図
4に示すように外側に位置する四方シール部分3に沿っ
てその内側を部分的にシール5することにより、四方シ
ール部分のコーナー以外の部分に加わる衝撃を吸収する
ためである。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、以上のように構成した
ので、生乳、牛乳、加工乳等の容器として充分な安全
性、強度を有するとともに、緩衝効果等の流通上好まし
い性質を有する乳用バッグインボックス用袋体が提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッグインボックス用袋体の第一実施
例を示す説明図である。
【図2】本発明のバッグインボックス用袋体を構成する
袋本体の構成例を示す説明図である。
【図3】本発明のバッグインボックス用袋体の第二実施
例を示す説明図である。
【図4】本発明のバッグインボックス用袋体の第二実施
例の他の態様を示す説明図である。
【符号の説明】
1…袋本体 2…注入注出具 3…外側の四方シール部 4…内側の四方シール部 11…共押出フィルム 11a…高密度ポリエチレン(HDPE)層 11b…低密度ポリエチレン(LDPE)層 12…共押出フィルム 13…共押出フィルム 21…スパウト 22…キャップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレン(PE)フィルムからなる
    袋本体と、この袋本体に取付けられた注入注出口とを備
    えるバッグインボックス用袋体であって、前記袋本体が
    高密度ポリエチレン(HDPE)と低密度ポリエチレン
    (LDPE)との共押出フィルムを少なくとも1枚含む
    2枚以上のポリエチレン(PE)フィルムが四方シール
    により重ね合わされて形成されているとともに最外層が
    前記共押出フィルムの高密度ポリエチレン(HDPE)
    層により形成され、さらに前記注入注出口が前記袋本体
    の内面に熱融着される低密度ポリエチレン(LDPE)
    製のスパウトと該スパウトに取付けられる高密度ポリエ
    チレン(HDPE)製のキャップとからなることを特徴
    とする乳用バッグインボックス用袋体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乳用バッグインボックス
    用袋体において、前記袋本体が、高密度ポリエチレン
    (HDPE)と低密度ポリエチレン(LDPE)からな
    る複数の共押出フィルムを各共押出フィルム間を接着す
    ることなく重ね合わせてて得られる共押出フィルム群を
    四方シールにより重ね合わせて形成されているととも
    に、この共押出フィルム群の最外層をHDPE層とし、
    各共押出フィルム間の対面層をそれぞれLDPE層と
    し、共押出フィルム群の最内層をLDPE層としたこと
    を特徴とする乳用バッグインボックス用袋体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の乳用バッグイン
    ボックス用袋体において、四方シール部分の内側をさら
    に四方シールにより重ね合わたことを特徴とする乳用バ
    ッグインボックス用袋体。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の乳用バッグイン
    ボックス用袋体において、四方シール部分の内側を部分
    的にシールにより重ね合わたことを特徴とする乳用バッ
    グインボックス用袋体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002074654A1 (en) * 2001-03-16 2002-09-26 Prism Packaging Pty Ltd Bag for a bag-in-carton & a bag-in-carton incorporating same
WO2022092276A1 (ja) * 2020-10-30 2022-05-05 藤森工業株式会社 注出口付き包装袋及び注出口付き包装袋の製造方法

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