JPH07227381A - 生体情報入力コード用コネクタ及び該コネクタを用いる生体情報処理装置及び生体情報処理方法 - Google Patents

生体情報入力コード用コネクタ及び該コネクタを用いる生体情報処理装置及び生体情報処理方法

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JPH07227381A
JPH07227381A JP2046394A JP2046394A JPH07227381A JP H07227381 A JPH07227381 A JP H07227381A JP 2046394 A JP2046394 A JP 2046394A JP 2046394 A JP2046394 A JP 2046394A JP H07227381 A JPH07227381 A JP H07227381A
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JP
Japan
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input code
connector
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information input
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Application number
JP2046394A
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English (en)
Inventor
Takeyasu Yamamura
剛康 山村
Takanari Muraki
能也 村木
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Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者の移動に伴って患者監視装置を変えた場
合においても、移動先の患者監視装置において改めて条
件等を設定し直す作業を不要とし、データの断絶時間を
最小限に食い止めることにある。 【構成】 最初に生体情報入力コードを接続した生体情
報処理装置において、被測定者の生体情報測定に必要な
設定値、例えば患者名、感度、血圧ゼロバランス等を初
期設定し、同時に当該設定値を生体情報処理装置側より
入力コードに備えているメモリ141記憶させる。そし
て、被測定者を移動させるときは生体情報処理装置から
入力コードを抜き取り、該入力コードと共に被測定者を
移動させた後、移動先生体情報処理装置に入力コードを
接続してメモリ141に記憶している設定値等を移動先
装置に送信して速やかな測定再開を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は生体より導出した生体信
号を生体情報処理装置に入力するための生体情報入力コ
ード用コネクタ及び該コード用コネクタを用いる生体情
報処理装置及び生体情報処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、患者の生体情報を監視処理す
る装置としては患者監視装置等の生体情報処理装置があ
る。かかる装置は、手術室、ICU、或いはベッドサイ
ド等に設置して、患者の生体に装着した各種の生体セン
サ等より導出した生体信号を生体情報入力コード、増幅
回路等を介して取り出した後に、当該信号を所定処理し
て、表示画面に波形等として表示したり、また記録紙に
当該信号の波形等を印刷して患者の監視及び診断に供す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の患
者監視装置には以下に述べるような問題点が存在する。
即ち、上記患者監視装置等を使用して継続した患者監視
が必要な患者の場合は、往々にして重症患者が多い。そ
のため、かかる患者は病室のみならず手術室、ICU等
を頻繁に移動し、場合によってはベッドを変えるのが常
である。
【0004】一方、かかる場合に使用する患者監視装置
等は、据え置き型のものが大部分であるために、患者が
移動する度毎に患者とともに移動させるのは作業効率の
上からも好ましくない。そこで一般的には、患者を移動
させる場合には、患者や監視装置等に指し込んでいた生
体情報入力コード先端のコネクタプラグを装置本体から
引き抜き、そして移動が完了した後に移動先の患者監視
装置等に当該コネクタプラグを指し込む、という手法が
取られていた。
【0005】しかし、かかる手法を採用すると、新たな
患者監視装置に生体情報入力コード先端のコネクタプラ
グを指し込んだ後に、あらためて患者名、感度、血圧ゼ
ロバランス、アラーム閾値等の生体情報測定時の測定に
必要な設定値を再度設定しなおさなければならず、移動
中のデータのみならず移動完了後初期設定が終了するま
でのデータが失われてしまう。
【0006】従って、その間に患者の容体が急変したよ
うな場合には迅速かつ的確な処置を施すことが困難にな
る危険性も考えられる。そのため従来からかかるデータ
の遮断時間の短縮を図る手法が待望されていた。かかる
問題点を解決する手法として、最近になって、患者監視
装置本体に挿入してある入力増幅回路部に記憶機能を持
たせ、患者を移動する際には入力増幅回路部を装置本体
より引き抜いて患者とともに移動させるものが考え出さ
れている。かかる手法によれば、当該入力増幅回路部を
移動先の患者監視装置に指し込むだけで自動的に初期設
定が可能となる利点も考えられる。
【0007】しかしながら、入力増幅回路を装置本体か
ら抜き取って患者とともに移動させる構成では、入力増
幅回路の重量や形状が大きいために作業者に過度の負担
を強いることにもなる。また、手術室やICUはいわゆ
る清潔領域であるため、外部から持ち込むものは必要最
小限にしなければならないという制約や、移動される装
置が紛失しないように管理をより以上に強化しなければ
ならない問題も存在する。
【0008】更に、生体情報入力コードのコネクタプラ
グと入力増幅回路側のコネクタとの間に無理な応力が加
わる場合も考えられ、信頼性に疑問を残す。更にまた、
装置によっては入力増幅回路部の抜き取りが不可能なも
のや、これらが装置内部に分散して組み込まれて取り出
すことができない装置もある。そこで本発明は、被測定
者が移動する場合にも、過度の負担無く生体信号データ
の断絶を最小限度に食い止め、さらに装置の信頼性をお
とすことなく再度の装置の設定を簡便にすることを目的
になされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決することを目的としてなされたもので、上述の課題を
解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、生体
より導出した生体信号を生体情報処理装置に入力するた
めの生体情報入力コード用コネクタであって、生体情報
測定時の測定に必要な設定値を記憶する設定値記憶手段
と、前記設定値記憶手段に記憶された前記設定値を接続
生体情報処理装置に出力する設定値出力手段とを備え
る。
【0010】そして例えば前記生体情報入力コード用コ
ネクタは、更に前記接続生体情報処理装置より前記生体
情報測定時の測定に必要な設定値を入力する入力手段を
備える。あるいは、前記設定値記憶手段は生体情報入力
コード用コネクタの生体情報処理装置との接続コネクタ
プラグに、又は生体情報入力コードの途中に備えられて
いる。
【0011】
【作用】以上の構成において、被測定者よりの生体情報
を処理すべき生体情報処理装置の変更時に、前記被測定
者の生体情報測定に必要な設定値を記憶する生体情報入
力コード用コネクタを備えた生体情報入力コードのみを
変更前の生体情報処理装置より取り外して、変更後の生
体情報処理装置に接続するのみで、前記被測定者の生体
情報測定に必要な設定値を再設定することなく変更後の
生体情報測定開始を可能とする。
【0012】そして例えば、かかる機能を有する生体情
報入力コードを使用する際には、まず最初に生体情報入
力コードを接続した生体情報処理装置(例えば患者監視
装置)において、被測定者の生体情報測定に必要な設定
値、例えば患者名、感度、血圧ゼロバランス等を初期設
定し、同時に当該設定値を生体情報処理装置側より生体
情報入力コード用コネクタに備えている記憶手段に送信
して一時記憶可能とする。
【0013】そして、被測定者を移動させるときは生体
情報処理装置から生体情報入力コードを抜き取り、該生
体情報入力コードと共に被測定者を移動させた後、移動
先生体情報処理装置に生体情報入力コードを接続した後
に前記記憶手段に一時記憶している設定値等を移動先装
置に送信して速やかな測定再開を可能とする。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。以下の説明は、生体情報処理装置
が、生体情報として心電図波形及び血圧情報等を収集
し、被測定者の状態を監視する患者監視装置である場合
を例に説明する。しかし、本発明は係る患者監視装置に
限定されるものでは無く、心電図波形を処理する心電図
解析装置等、生体情報を処理する装置であれば任意の情
報処理装置に応用可能なことは勿論である。
【0015】図1は本発明に係る一実施例の生体情報入
力コードを採用した生体情報処理装置の構成を示すブロ
ツク構成図である。同図において、1は例えば図4に示
す動作制御を行うためのROM2に格納されたプログラ
ムに従い、本実施例全体の制御を司るCPU、2は上述
のプログラムのほか本実施例で使用する固定的パラメー
タ等を記憶するROM、3は処理経過等を一時記憶する
ためのRAM、22は操作パネル250とのインタフエ
ース及びスイツチ部150とのインタフエースを司る操
作パネルインタフエースで構成される。
【0016】30は生体アンプモジュール40,50,
60よりのアナログ信号としての収集生体情報をデジタ
ル信号に変換してCPU1等に出力する入力ボツクス、
40,50,60は生体アンプモジユール、41,5
1,61は生体アンプモジユールA40,B50,C6
0の接続コネクタである。
【0017】101,121,151は生体アンプモジ
ユールA40,B50,C60の接続コネクタ41,5
1,61に接続される生体情報入力コードのコネクタ、
102,122,152は生体情報を生体情報処理装置
に入力するための生体情報入力コード、103〜10
5,123〜125,150は生体情報入力コード10
2,122,152の先端部に配設されている生体情報
を検出する心電図用誘導電極、血圧トランスデユーサ等
の検出部である。
【0018】入力ボツクス30には生体アンプモジユー
ルA40,B50,C60が接続可能であり、生体アン
プモジユールA40,B50,C60のコネクタ41,
51,61、生体情報入力コード側のコネクタ101,
121,151を介して各々心電図用誘導電極、血圧ト
ランスデユーサ等の接続された生体情報入力コード10
2,122,152が接続される。例えば、生体情報入
力コード102は心電図情報を検出する心電図誘導コー
ドであり、先端部の検出部としては心電図用電極103
〜105が配設されている。生体情報入力コード152
は血圧情報を検出する血圧トランスジューサ150が配
設されている血圧入力コードである。此の血圧トランス
ジューサ150は例えばIBPトランスジューサで構成
できる。
【0019】また、120はスピーカ、150は各種動
作中に固定的指示入力を行なうためのスイツチ部、20
0はカラーCRT、250はカラーCRT200の表示
面に配設された操作パネルであり、感圧式座標入力装置
であるタツチパネルとなつており、表示機能に対応した
キー機能が割当てられる。
【0020】図1に示す生体アンプモジュールのコネク
タ部及び生体情報入力コード部の詳細構成の例を図2及
び図3に示す。図2は本実施例の生体情報入力コードが
心電信号を送信する心電図誘導コードである場合の生体
アンプモジュール部の一部構成を含む生体情報入力コー
ドの詳細構成を示し、図3は血圧信号を送信する血圧コ
ードである場合の生体アンプモジュール部の一部構成を
含む生体情報入力コードの詳細構成を示す。
【0021】本実施例の生体情報入力コードは、図1に
示す様にコネクタを介して生体アンプモジュールに接続
されており、生体情報入力コード側のコネクタ内に後述
する各種設定情報を記憶するメモリ回路を内蔵してい
る。図2における生体情報入力コード102は、先端部
に心電信号を検出する心電図誘導電極103〜105が
配設された心電図誘導コードの場合を示している。心電
図誘導電極103〜105は、周知の通り生体皮膚表面
に装着し、生体表面に発生する心電図信号を取り出すも
のであり、通常、心電図電極は四肢及び胸部に装着す
る。そして、心電図誘導電極103〜105により取り
出された心電図信号は、心電図誘導コード102を介し
て本実施例の生体情報入力コード側コネクタ101、生
体アンプモジュール40側のコネクタ41を介して生体
アンプモジュールに送られ、入力心電図信号を増幅する
アンプ回路42により所定レベルに増幅され、信号処理
部43で所定信号処理、例えば対応するデジタル信号に
変換される等の必要な信号処理を施して生体情報処理装
置本体に送り込まれ、生体情報処理装置のCPU1等に
より所定の信号処理がされたのちにカラーCRT200
での画面表示等が行われる。
【0022】本実施例の心電図誘導コード基部のコネク
タ101内には、記憶手段であるメモリ141が組み込
まれている。メモリ141は例えばスタティックRAM
で構成されており、全ての記憶内容を読み出し、また全
ての記憶内容を更新することができる。そして、生体ア
ンプモジュール40のインタフェース部44を介して生
体情報処理装置本体のCPU1等により直接的にアクセ
ス可能に構成されている。即ち、メモリ141に対する
書き込み/読み出しのクロック信号である「CK」信
号、メモリ141の読み出し/書き込みを制御するチッ
プセレクト信号である「CS」信号、及び読み出し/書
き込みデータ信号が生体アンプモジュール40との間で
インタフェースされている。CS信号は、ハイレベル時
にメモリ141を読み出しモードに、ローレベル時にメ
モリ141を書き込みモードに制御する。また、142
はメモリ141の記憶内容を保持するための充電型のバ
ックアップ電池であり、メモリ141を不揮発性のメモ
リで構成した場合には不要となる。
【0023】次に図3を参照して本実施例の生体情報入
力コードが先端部に血圧信号を検出する血圧トランスジ
ューサ150が配設され、血圧信号を送信する血圧入力
コードである場合の生体アンプモジュール部の一部構成
を含む生体情報入力コードの詳細構成を説明する。図3
において、図2と同様構成には同一番号を付し詳細説明
を省略する。
【0024】生体情報入力コードが血圧信号を送信する
血圧入力コードである場合には、血圧トランスジューサ
150の先端部のカテーテルを動脈内に位置させて基部
の感圧室に血液を導出し、ここに配設された圧力センサ
が血圧値に対応する電気信号を出力する。この血圧トラ
ンスジューサ150よりの検出血圧信号は、イコライザ
回路を兼ねるアンプ回路52で所定レベルに増幅された
後A/D変換回路53に送られ、後述する基準信号(R
EF)に基づいて対応するデジタル信号に変換され、生
体情報処理装置のCPU1等に出力される。
【0025】また、コネクタ151は、血圧トランスジ
ューサ150の圧力センサに所定電圧を印加する(エキ
サイテーション)ための基準信号を生成する定電圧回路
143を備え、定電圧回路143よりの所定電圧信号
(基準信号)は生体アンプモジュール50に送られ、コ
ネクタ51、入力回路55を介してA/D変換回路53
に入力されて上述したA/D変換時の基準値(REF)
となると共に、出力回路54、コネクタ51を介してエ
キサイテーション信号として血圧トランスジューサ15
0にも送られ、血圧トランスジューサ150の圧力セン
サに所定電圧を印加する。この結果、上述した圧力セン
サよりの検出血圧値に対応した電気信号が出力されるこ
とになる。
【0026】以上の構成を備える本実施例の生体情報測
定処理を図4のフローチャートを参照して以下に説明す
る。先ず生体情報処理装置に電源が投入されると、CP
U1はステップS1で所定の初期処理を行い、各構成を
イニシャライズする。そして続くステップS2で測定開
始を待つ。ここで被測定者(被検者)に対する測定を開
始する場合にはステップS3に進み、入力ボックス30
に接続されている生体アンプモジュール(40,50,
60)に、測定に用いる生体情報入力コード、例えば心
電信号を送信する図2に示す心電図誘導コードや図3に
示す血圧コード等を選択して接続する。
【0027】そしてステップS4で必要な生体情報入力
コードの検出部の装着を行う。例えば、誘導電極103
〜105を上述した生体の所定位置に装着し、また血圧
センサ150等の他の生体情報入力コードも同様に所定
測定部位に装着する。このステップS4の処理は後述す
るステップS10の処理の前に行う様に制御してもよ
い。なお、被検者が他の装置を用いて生体情報の測定処
理を行っていたような場合で、既に必要な生体情報入力
コードを生体の所定部位に装着した状態で当該生体情報
処理装置設置場所に移動してきたような場合には、この
生体情報入力コード装着処理は行う必要が無く、ステッ
プS3のコネクタの接続に続いて直ちにステップS6の
処理に移行することになる。
【0028】生体情報入力コードの装着処理が終了する
と続いてステップS5で当該心電図誘導コードや血圧コ
ード等での測定がこれから測定する被検者に対する最初
の測定であるか否かを調べる。最初の測定である場合に
はステップS6に進み、操作パネル250等を用いて被
検者のIDコード、氏名、年齢、性別、感度、血圧ゼロ
バランス、アラーム閾値等の監視開始に必要な各種の設
定情報を設定入力する。
【0029】そして監視情報の入力が終了するとCPU
1はステップS7の処理に移行し、設定入力された監視
情報を入力ボックス30、生体アンプモジュールのイン
タフェース部44,56を介して生体情報入力ケーブル
のメモリ141中に書き込む。この書き込みデータは、
各生体情報入力コードに共通の被検者情報(被検者のI
Dコード、氏名、年齢、性別、アラーム閾値等)とその
生体情報入力コードに特有の設定情報(感度、血圧ゼロ
バランス等)があり、それぞれの生体情報入力コード毎
に振り分けられて記憶される。そしてステップS10に
進む。
【0030】一方、ステップS5で心電図誘導コードや
血圧トランスジューサコード等での測定がこれから測定
する被検者に対する最初の測定でない場合にはステップ
S8に進み、CPU1は入力ボックス30、生体アンプ
モジュールのインタフェース部44,56を介して入力
ケーブルのメモリ141中に記憶されている各種の設定
情報を読み出し、ステップS10に進む。
【0031】ステップS10では、以上の処理により測
定に必要な準備が整ったため生体情報の測定を開始す
る。これにより、例えば誘導電極103〜105よりの
測定心電図情報や血圧モジュール150よりの血圧情報
は、生体情報入力コードのコネクタ101,151を介
して生体アンプモジュールのアンプ回路42,52に送
られ、ここで所定レベルの信号に変換され、信号処理部
43、A/D変換回路53で所定の信号処理を施されて
入力ボックス30に出力され、バスを介してCPU1に
送られる。CPU1では所定の解析処理等が行われ、測
定結果として例えばリアルタイムでカラーCRT20に
表示され、被検者の状態を監視等することが可能とな
る。そしてステップS11で測定を続行するか、又はこ
の装置での測定を終了するかを判断し、測定を続ける場
合にはステップS10に戻り測定を続行する。
【0032】一方、この装置での測定を終了する場合に
はステップS11よりステップS12に進み、装置の電
源をオフして一連の測定処理を終了する。なお、この状
態においては、生体情報入力コードのメモリ141には
今まで測定をしていた被検者に関する各種情報が記憶さ
れており、再び同一被検者での測定を開始する場合には
生体情報入力コードのみを生体情報処理装置より取り外
し、新たに測定を開始する生体情報処理装置に生体情報
入力コードを接続することにより、上述したステップS
8の処理でこのメモリ141に記憶した被検者に関する
各種情報を読み出してきて利用することができる。この
ため、測定開始時に上述したステップS6での設定入力
を行う必要が無くなり、速やかに測定を再開することが
できる。
【0033】以上説明した様に、被検者が継続した患者
監視が必要な患者の場合等で、病室より例えば手術室や
ICU等に移動したり、ベッドを変える場合において
も、今まで測定していた装置より生体情報入力コードの
みを取り外し、新たに測定を行う装置にこの生体情報入
力コードを接続するのみで、測定開始時に上述したステ
ップS6での設定入力を行う必要が無くなり、速やかに
測定を再開することができる。
【0034】この場合においても、患者等と共に移動さ
せなければならないのは、小型且つ軽量の生体情報入力
コード部分のみであり、作業者に過度の負担を強いるこ
となく生体信号データの断絶を最小限度に食い止めるこ
とができる。更に、手術室やICUはいわゆる清潔領域
であるため、外部から持ち込むものは必要最小限にしな
ければならないという制約があるが、このような要請に
も十分答えることができ、更に、移動する量も少ないた
め、移動中に装置が紛失する虞れも少ない。
【0035】以上説明した様に本実施例によれば、かか
る機能を有する生体情報入力コードを使用する際に、ま
ず最初に生体情報入力コードを接続した生体情報処理装
置(例えば患者監視装置)において、被測定者の生体情
報測定に必要な設定値例えば患者名、感度、血圧ゼロバ
ランス等を初期設定し、同時に当該設定値を生体情報処
理装置側より生体情報入力コードに備えている記憶手段
に送信して一時記憶をさせる。そして、被測定者を移動
させるときは生体情報処理装置から生体情報入力コード
を抜き取り、該生体情報入力コードと共に被測定者を移
動させた後、移動先生体情報処理装置に生体情報入力コ
ードのコネクタプラグを指し込んだ後に前記記憶手段に
一時記憶させておいた設定値等を移動先装置に送信する
ことにより、作業者に過度の負担を強いることなく生体
信号データの断絶を最小限度に食い止めることができ
る。
【0036】[他の実施例]以上の説明は、生体情報入
力コード基部のコネクタ部分にメモリを備える例につい
て説明した。しかし、本発明は以上の例に限定されるも
のではなく、このメモリを生体情報入力コード基部のコ
ネクタ部分でなく、生体情報入力コードの途中部分に設
ける構成であってもよい。この様に構成することによ
り、コネクタ部分を小型化できる。更に、このメモリを
入力ケーブルの先端部近傍に配設してもよい。
【0037】メモリをケーブル途中に配設する場合の例
を図5に示す。図5に示すのは、入力ケーブルが血圧入
力ケーブルである場合の例である。図5において、15
5が生体アンプモジュール側コネクタに接続されるコネ
クタ部分であり、ここには接続端子部が配設されている
のみである。156は生体情報入力コードの途中に設け
られたメモリ部、157はコネクタ部155とメモリ部
156との間の接続コードであり、血圧トランスジュー
サ150関係の信号線の他にメモリアクセス関係の信号
線を含んでいる。158はメモリ部と血圧トランスジュ
ーサ150間の接続ケーブルであり、血圧トランスジュ
ーサ150関係の信号線のみより構成されている。
【0038】以上のような構成とすることにより、コネ
クタ部を小型軽量化でき、コネクタ部を安定的に装置に
接続でき、接続が楽になると共に、コネクタ部分の接続
状態がより確実となり、信頼性も向上する。なお、以上
で説明した各実施例では各生体情報入力コードで記憶内
容が異なる場合を説明したが、全ての生体情報入力コー
ド毎に全ての被検者情報と設定情報を記憶させ、一つの
生体情報入力コードのメモリを読み出せば全ての設定情
報等を読み出せる様に構成してもよい。この様に構成す
ることにより、CPU1は一つの生体情報入力コードよ
り設定情報等を読み出せば測定を開始できる。このた
め、例えば、複数の生体情報入力コード中の一つの生体
情報入力コードについてのみ上述したメモリ内蔵のコネ
クタとし、他はメモリを有しない構成であったとして
も、この一つの生体情報入力コードのメモリより設定情
報を読み出すのみで、設定情報の入力等無しに直ちに測
定を開始できる。
【0039】以上説明した様に上述した各実施例によれ
ば、患者の移動に伴って患者監視装置を変えた場合にお
いても、移動先の患者監視装置において改めて条件等を
設定し直す作業が不要となるために操作が簡便となり、
データの断絶時間を最小限に食い止めることができ、更
には、迅速・的確な診断・処置が可能となるという効果
がある。
【0040】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、被測
定者よりの生体情報を処理すべき生体情報処理装置の変
更時に、前記被測定者の生体情報測定に必要な設定値を
記憶する生体情報入力コードのみを変更前の生体情報処
理装置より取り外して変更後の生体情報処理装置に接続
するのみで、前記被測定者の生体情報測定に必要な設定
値を再設定することなく変更後の生体情報測定開始を可
能とできる。
【0041】そして例えば、かかる機能を有する生体情
報入力コードを使用する際には、まず最初に生体情報入
力コードを接続した生体情報処理装置(例えば患者監視
装置)において、被測定者の生体情報測定に必要な設定
値、例えば患者名、感度、血圧ゼロバランス等を初期設
定し、同時に当該設定値を生体情報処理装置側より生体
情報入力コードに備えている記憶手段に送信して一時記
憶可能とできる。
【0042】そして、被測定者を移動させるときは生体
情報処理装置から生体情報入力コードを抜き取り、該生
体情報入力コードと共に被測定者を移動させた後、移動
先生体情報処理装置に生体情報入力コードを接続した後
に前記記憶手段に一時記憶している設定値等を移動先装
置に送信して速やかな測定再開を可能とできる。このよ
うな場合においても、被測定者と共に移動させなければ
ならないのは、小型且つ軽量の生体情報入力コード部分
のみであり、作業者に過度の負担を強いることなく生体
信号データの断絶を最小限度に食い止めることができ
る。
【0043】更に、手術室やICUはいわゆる清潔領域
であるため、外部から持ち込むものは必要最小限にしな
ければならないという制約があるが、このような要請に
も十分答えることができ、更に、移動する量も少ないた
め、移動中に装置が紛失する虞れも少ない。また、移動
するのは生体情報入力コードのみであるため、生体情報
入力コードと他の構成との間をコネクタで接続している
箇所等が無く、コネクタ部に不要の応力等が加わる虞も
ない信頼性の高いものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の生体情報入力コードを
採用した生体情報処理装置の構成を示すブロツク構成図
である。
【図2】本実施例の生体情報入力コードが心電信号を送
信する心電図誘導コードである場合の生体アンプモジュ
ール部の一部構成を含む生体情報入力コードの詳細構成
を示す図である。
【図3】本実施例の生体情報入力コードが血圧信号を送
信する血圧入力コードである場合の生体アンプモジュー
ル部の一部構成を含む生体情報入力コードの詳細構成を
示す図である。
【図4】本実施例の測定開始時の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明に係る他の実施例の生体情報入力コード
の詳細構成を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 21 デイスプレイコントローラ 22 操作パネルインタフエース 30 入力ボックス 40,50,60 生体アンプモジユール 41,51,61 生体アンプモジユール側コネクタ 42,52 アンプ回路 43 信号処理部 44,56 インタフェース部 54 出力回路 55 入力回路 101,121,151 生体情報入力コード側コネ
クタ 102,122,152 生体情報入力コード 103〜105,123〜125,150 検出部 141 メモリ 142 バックアップ電池 143 定電圧回路 150 血圧トランスジューサ 200 カラーCRT 250 操作パネル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体より導出した生体信号を生体情報処
    理装置に入力するための生体情報入力コード用コネクタ
    であって、 生体情報測定時の測定に必要な設定値を記憶する設定値
    記憶手段と、 前記設定値記憶手段に記憶された前記設定値を接続生体
    情報処理装置に出力する設定値出力手段とを備えること
    を特徴とする生体情報入力コード用コネクタ。
  2. 【請求項2】 更に前記接続生体情報処理装置より前記
    生体情報測定時の測定に必要な設定値を入力する入力手
    段を備えることを特徴とする請求項1記載の生体情報入
    力コード用コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記設定値記憶手段は生体情報入力コー
    ドの生体情報処理装置との接続コネクタ部に備えられて
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれか
    に記載の生体情報入力コード用コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記設定値記憶手段は生体情報入力コー
    ドの途中に備えられていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2のいずれかに記載の生体情報入力コード用コ
    ネクタ。
  5. 【請求項5】 前記請求項1乃至請求項4のいずれかに
    記載の生体情報入力コード用コネクタを接続して前記生
    体情報入力コード用コネクタに記憶の前記設定値を読み
    込み可能とすることを特徴とする生体情報処理装置。
  6. 【請求項6】 生体より導出した生体信号を生体情報処
    理装置に入力するための生体情報入力コード用コネクタ
    に、生体情報測定時の測定に必要な設定値を記憶する設
    定値記憶手段と前記設定値記憶手段に記憶された前記設
    定値を接続生体情報処理装置に出力する設定値出力手段
    とを備え、 被測定者よりの生体情報を処理すべき生体情報処理装置
    の変更時に、前記被測定者の生体情報測定に必要な設定
    値を記憶する生体情報入力コード用コネクタのみを変更
    前の生体情報処理装置より取り外して変更後の生体情報
    処理装置に接続するのみで、前記被測定者の生体情報測
    定に必要な設定値を再設定することなく変更後の生体情
    報測定開始を可能とすることを特徴とする生体情報処理
    方法。
JP2046394A 1994-02-17 1994-02-17 生体情報入力コード用コネクタ及び該コネクタを用いる生体情報処理装置及び生体情報処理方法 Pending JPH07227381A (ja)

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