JPH0722697Y2 - 荷 札 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はあて先・送り主を書いて荷物に付ける荷札に関
する。

〔従来の技術〕

荷札は、あて先等を書く札本体（１）の上部に荷物へ結
着する細い針金（５）を取り付けてある。

そして、札本体（１）は紙材であるから、針金（５）を
そのまま札本体（１）の通し札（４）に挿通して取り付
けたのでは、取り扱い中に紙が破れ針金（５）と離脱す
るから、取り付け部の両面に力紙（２）を貼着し、補強
して該力紙（２）と共に札本体（１）を突き抜けて針金
（５）を取り付けている。

〔考案が解決しようとする問題点〕

荷札はあて先及び送り先を書くものであるから、その目
的のために構成されており、それ以上の目的を達成する
ために使用されるものでない。

従つて、荷札は前記の通りの構成であり、札本体（１）
は白色の紙であり、力紙（２）も何等加工等をせず、そ
のまま使用し、更に針金（５）も通常のもので画一的な
構造、色合いのものである。

ゆえに、荷物の内容と荷札との関係は無縁であつた。

本考案は斯る点に鑑み、本来の荷札の機能に加え、荷物
の内容についても示唆を与える荷札を提供せんとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案は上記の目的を達成するため、札本体（１）の力
紙（２）を各種の着色（３）し目印としたものである。

〔作用〕

作用を説明するに、札本体（１）の力紙（２）を各種の
色に着色（３）したため、同一色の力紙（２）を有する
特定の商品の荷物に使用すれば、受取人は荷を解き、内
容を見なくとも内容物が確認できる。

又、同一の送り主の商品種類に応じて特定の色を継続使
用すると共に、多数の送り主より荷物を送付される受取
人にとつて、送り主により特定着色（３）の力紙（２）
の札を使用してもらうことで、荷札を読み取ることな
く、即座に送り主を受取人が判別できるのである。

力紙（２）を着色（３）しても本来の荷札の機能に全く
影響を与えるものでなく、札本体（１）への必要事項の
記入、読み取りに支障はない。

そして、力紙（２）は札本体（１）の表裏にあるため、
目印として確認容易で見逃すことはない。

〔実施例〕

実施例を示す図面の第１図は正面図、第２図は一部縦断
面図であり、札本体（１）の上部表裏面に力紙（２）を
貼着し、力紙（２）及び札本体（１）の連続通し札
（４）に荷への結着用針金（５）を挿通して取り付けて
ある。表裏の力紙（２）には任意の一色を塗布し着色
（３）してある。

又、力紙（２）の着色は塗布に限定されず、彩色紙を力
紙（２）として用いて、多様の色を有する力紙（２）の
荷札を形成することも自由である。

〔考案の効果〕

以上の様に、力紙（２）を各種の着色（３）をしてある
から、特定色の力紙（２）を選択使用することで、力紙
（２）の着色（３）を見るだけで荷内容或は送り主を即
座に確認できる効果があり、本来の荷札に新たな機能を
付加した荷札を得ることができるのである。そして、力
紙（２）は表裏にあり、しかも目立つ場所であるから目
印部としては最適である。

更に、従来よりある力紙（２）を利用したものであっ
て、従来の荷札の機能を損なうこともないのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す正面図、第２図は同一部
縦断面図である。 符号 （１）は札本体 （２）は力紙 （３）は着色

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】札本体（１）の力紙（２）を各種の色に着
   色（３）して目印とした荷札。