JPH0722689A - 半導体レーザ素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ素子およびその製造方法

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JPH0722689A
JPH0722689A JP15882293A JP15882293A JPH0722689A JP H0722689 A JPH0722689 A JP H0722689A JP 15882293 A JP15882293 A JP 15882293A JP 15882293 A JP15882293 A JP 15882293A JP H0722689 A JPH0722689 A JP H0722689A
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JP
Japan
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layer
forming
insulating film
compound semiconductor
semiconductor
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JP15882293A
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English (en)
Inventor
Takeshi Miura
猛 三浦
Yasuhiro Kunitsugu
恭宏 國次
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の水平共振器構造の半導体レーザ素子製
造技術を用いて垂直共振器構造の面発光レーザ素子を得
ることを目的とする。 【構成】 n型GaAs基板15の上に、高反射絶縁膜
16を形成した後、高反射絶縁膜16を選択成長マスク
としてn型GaAs基板15上に垂直方向にn型GaA
s層17を結晶成長させる。n型GaAs層17の左右
側面に垂直な方向に、n型AlGaAsクラッド層3、
AlGaAs活性層18、p型AlGaAsクラッド層
5、p型GaAsコンタクト層19を順に結晶成長さ
せ、その上に低反射絶縁膜20を形成し、p側電極2
1、n側電極22を形成して面発光レーザ素子が完成す
る。 【効果】 従来の水平共振器構造の半導体レーザ素子製
造技術を用いて垂直共振構造の面発光レーザ素子を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザ素子および
その製造方法に関し、特に面発光レーザ素子に適した半
導体レーザ素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図16〜図19は垂直共振器構造の面発
光レーザ素子の製造における従来の工程を順に示した断
面図である。図16〜図19を参照しつつ製造工程を順
に説明する。
【0003】まず図16に示す工程において、素子を構
築する基板となるn型GaAs基板1の上にn型GaA
sバッファ層2、n型AlGaAsクラッド層3a、p
型GaAs活性層4、p型AlGaAsクラッド層5
a、p型AlGaAsキャップ層6をMOCVD法によ
り順に連続結晶成長させる。次に図17に示す工程にお
いて、p型AlGaAsキャップ層6を除去した後、p
型AlGaAsクラッド層5の上にSiNX あるいはS
iO2 等により円形の絶縁膜7を形成し、これをマスク
としてp型GaAs活性層4を露出させない程度にp型
AlGaAsクラッド層5の一部をエッチングにより除
去する。続いて絶縁膜7をマスクとしてMOCVD法に
よる選択成長を行い、n型電流狭窄層8およびp型電流
狭窄層9を順次成長させて円形メサの埋め込みを行う。
次に図18に示す工程において、光出射側のn型GaA
s基板1の一部をエッチングにより除去して短共振器構
造を形成する。続いて、ボンディング側の円形メサの埋
め込み部分を中心として、同心円形状のAu/SiO2
/TiO2 /SiO2 多層膜10をEB蒸着法で形成す
る。次に図19に示す工程において、光出射側のn型G
aAs基板1を除去した部分に5対のTiO2 /SiO
2 誘電体多層膜11をEB蒸着法で形成する。続いて、
ボンデイング側にp型電極12を、光出射側にn型電極
13をEB蒸着法で形成して面発光レーザ素子が完成す
る。
【0004】次に動作について説明する。p型電極12
とn型電極13との間に電流を流すことにより、Au/
SiO2 /TiO2 /SiO2 多層膜10とTiO2
SiO2 誘電体多層膜11が各々反射膜となり、該2つ
の多層膜の間でファブリ・ペロー共振器となって、n型
GaAs基板1と垂直方向に発振して、図19の矢印で
示す方向にレーザ光が出射される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の面発光レーザ素
子の製造方法は以上のように構成されているので、垂直
共振器構造を形成するために、円形メサの埋め込み技術
およびそれに伴うリング電極形成技術の開発、さらに、
レーザ反射鏡の高反射率化を図るためTiO2 /SiO
2 誘電体多層膜11およびAu/SiO2 /TiO2
SiO2 多層膜10の形成技術の開発など、水平共振器
構造の半導体レーザ素子製造技術とは全く異なる新規な
技術の開発を要するという問題があった。
【0006】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、従来の水平共振器構造の半導体レー
ザ素子製造技術を用いて垂直共振器構造の面発光レーザ
素子を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体レー
ザ素子の第1の態様は、化合物半導体基板上に形成さ
れ、平面輪郭が左右対称な直線成分で構成された開口部
を有する高反射絶縁膜と、前記化合物半導体基板上に前
記高反射絶縁膜をマスクとして形成された化合物半導体
層と、前記化合物半導体層の左右側面に平行に、前記高
反射絶縁膜に対して垂直に形成された活性層を含む垂直
多層半導体層と、前記垂直多層半導体層の上面全域に形
成された低反射絶縁膜と、前記垂直多層半導体層の左右
側面に沿って形成された第1の電位を与える第1電極
と、前記化合物半導体層の上面に沿って形成された第2
の電位を与える第2電極とを備えている。
【0008】本発明に係る半導体レーザ素子の第2の態
様は、前記高反射絶縁膜の開口部が、左右対称な凹状あ
るいは凸状のパターンが交互に繰り返す平面輪郭形状を
有している。
【0009】本発明に係る半導体レーザ素子の第3の態
様は、前記垂直多層半導体層の前記活性層上部の端面を
最表面として、前記垂直多層半導体層所定の領域に形成
された拡散領域をさらに備えている。
【0010】本発明に係る半導体レーザ素子の第4の態
様は、前記垂直多層半導体層の上面と前記低反射絶縁膜
との間に形成された半導体層をさらに備えている。
【0011】本発明に係る半導体レーザ素子の第5の態
様は、前記化合物半導体基板上面を最表面として、前記
化合物半導体基板内部の前記高反射絶縁膜に対応した所
定の領域に形成された半導体領域と、前記半導体領域に
密接して形成され、前記半導体領域に第1の電位を与え
る第3電極と、前記化合物半導体基板に密接して形成さ
れ、前記半導体領域に第2の電位を与える第4電極とを
さらに備えている。
【0012】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第1の態様は、第1導電型の化合物半導体基板上に高
反射絶縁膜を形成する工程と、前記高反射絶縁膜に平面
輪郭が直線状の開口部を形成する工程と、前記開口部
に、前記化合物半導体基板表面の結晶面方位に沿って第
1導電型の化合物半導体層を形成する工程と、前記化合
物半導体層の左右側面のラテラル方向の結晶面方位に沿
って、前記高反射絶縁膜に対して垂直に、第1導電型の
化合物半導体クラッド層、および活性層、および第2導
電型の化合物半導体クラッド層、および第2導電型の化
合物半導体コンタクト層を順に形成して垂直多層半導体
層を形成する工程と、前記左右の垂直多層半導体層の上
面に低反射絶縁膜を形成する工程と、前記化合物半導体
層の上面に第1の電極を形成する工程と、前記左右の化
合物半導体コンタクト層の側面に第2の電極を形成する
工程とを備えている。
【0013】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第2の態様は、第1導電型の化合物半導体基板上に高
反射絶縁膜を形成する工程と、前記高反射絶縁膜に左右
対称な凹状あるいは凸状のパターンが交互に繰り返す平
面輪郭形状の開口部を形成する工程と、前記開口部に、
前記化合物半導体基板表面の結晶面方位に沿って第1導
電型の化合物半導体層を形成する工程と、前記化合物半
導体層の凹部あるいは凸部側面のラテラル方向の結晶面
方位に沿って、前記高反射絶縁膜に対して垂直に、第1
導電型の化合物半導体クラッド層、および活性層、およ
び第2導電型の化合物半導体クラッド層、および第2導
電型の化合物半導体コンタクト層を順に形成して垂直多
層半導体層を形成する工程と、前記左右の垂直多層半導
体層および前記化合物半導体層の上面に低反射絶縁膜を
形成する工程と、前記化合物半導体層の上面に第1の電
極を形成する工程と、前記左右の化合物半導体コンタク
ト層の側面に第2の電極を形成する工程とを備えてい
る。
【0014】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第3の態様は、前記低反射絶縁膜を形成する工程の前
に、前記左右の垂直多層半導体層の上面に、前記活性層
に対応した部分に開口部を有する拡散マスク層を形成す
る工程と、前記拡散マスク層の上面全域に不純物層を形
成する工程と、熱拡散法により前記不純物層の不純物
を、前記開口部を通して拡散し、前記垂直多層半導体層
内に拡散領域を形成する工程と、前記拡散領域形成後
に、前記拡散マスク層および不純物層を除去する工程と
をさらに備えている。
【0015】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第4の態様は、前記低反射絶縁膜を形成する工程の前
に、前記左右の垂直多層半導体層の上面に、前記活性層
に対応した所定部分に開口部を有するイオン注入マスク
層を形成する工程と、イオン注入法により、前記開口部
を通してイオン注入し、前記垂直多層半導体層の所定領
域に半導体領域を形成する工程と、前記半導体領域形成
後に、前記イオン注入マスク層を除去する工程とをさら
に備えている。
【0016】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第5の態様は、前記低反射絶縁膜を形成する工程の前
に、前記化合物半導体層の上面に選択成長マスク層を形
成する工程と、前記左右の垂直多層半導体層の上面に、
半導体層を形成する工程と、前記半導体層形成後に、前
記選択成長マスク層を除去する工程とをさらに備えてい
る。
【0017】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第6の態様は、前記高反射絶縁膜を形成する工程の前
に、前記化合物半導体基板上面の前記垂直多層半導体層
に対応する所定部分に選択的に不純物を拡散して、前記
化合物半導体基板内に拡散領域を形成する工程とをさら
に備え、前記第2の電極を形成する工程に続いて、前記
拡散領域に密接して形成され、前記拡散領域に第1の電
位を与える第3電極を形成する工程と、前記化合物半導
体基板上に密接して形成され、前記拡散領域に第2の電
位を与える第4電極を形成する工程とをさらに備えてい
る。
【0018】
【作用】本発明に係る半導体レーザ素子の第1の態様に
よれば、化合物半導体基板に対して垂直に形成された活
性層を含む垂直多層半導体層と該半導体層の上面および
下面に各々形成された高反射絶縁膜および低反射絶縁膜
とにより、レーザ光を化合物半導体基板に対して垂直に
取り出すことができる。
【0019】本発明に係る半導体レーザ素子の第2の態
様によれば、高反射絶縁膜の開口部を、左右対称に凹あ
るいは凸のパターンが交互に繰り返して前後に連なった
平面輪郭形状とすることにより、化合物半導体層も凹あ
るいは凸のパターンが交互に繰り返す平面輪郭形状とな
り、凹部あるいは凸部の側面ごとにラテラル方向の結晶
面方位に沿って活性層を含む半導体層を形成することが
できる。よって、該半導体層の上面および下面に各々高
反射絶縁膜および低反射絶縁膜を形成することにより、
少なくとも2以上のレーザ発光点が得られる。
【0020】本発明に係る半導体レーザ素子の第3の態
様によれば、垂直多層半導体層の活性層上部を含む領域
に拡散領域を形成することにより、量子井戸構造を持つ
活性層においては該活性層が無秩序化され、レーザ光の
吸収が少ない窓構造となる。よって、レーザ光の高出力
化を図ることができる。
【0021】本発明に係る半導体レーザ素子の第4の態
様によれば、垂直多層半導体層の上面に半導体層を形成
することにより、窓構造が形成される。よって、レーザ
光の高出力化を図ることができる。
【0022】本発明に係る半導体レーザ素子の第5の態
様によれば、化合物半導体基板内部の高反射絶縁膜に対
応した領域に半導体領域を形成し、該半導体領域に電位
を与える電極を形成することで、該半導体領域を受光素
子とすることができ、高反射絶縁膜を透過するレーザ光
を受けて半導体レーザ素子の出力特性を調べることがで
きる。
【0023】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第1の態様によれば、化合物半導体基板表面の結晶面
方位に沿って形成された化合物半導体層の、左右側面の
ラテラル方向の結晶面方位に沿って活性層を含む半導体
層を形成することにより、化合物半導体基板に垂直な垂
直多層半導体層を形成することができ、該半導体層の上
面および下面に各々低反射絶縁膜および高反射絶縁膜と
を形成することにより、垂直共振器構造の半導体レーザ
素子を得ることができる。
【0024】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第2の態様によれば、高反射絶縁膜に、左右対称に凹
状あるいは凸状のパターンが交互に繰り返す平面輪郭形
状の開口部を形成することにより、左右対称な凹部ある
いは凸部を有した化合物半導体層が形成され、個々の凹
部あるいは凸部の側面ごとにラテラル方向に活性層を含
む半導体層を形成することにより、少なくとも2つ以上
の化合物半導体基板に垂直な垂直多層半導体層を形成す
ることができ、該半導体層の上面および下面に各々低反
射絶縁膜および高反射絶縁膜とを形成することにより、
少なくとも2つ以上の垂直共振器構造の半導体レーザ素
子を得ることができる。
【0025】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第3の態様によれば、左右の垂直多層半導体層の上面
に形成した拡散マスク層の開口部から熱拡散法により不
純物を拡散することで、垂直多層半導体層に与えるダメ
ージを抑制して半導体領域を形成することができ、レー
ザ光の吸収が少ない窓構造を得ることができる。
【0026】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第4の態様によれば、左右の垂直多層半導体層の上面
に形成したイオン注入マスク層の開口部からイオン注入
法により不純物を注入することで、垂直多層半導体層の
所望の領域に制御性良く半導体領域を形成することがで
き、レーザ光の吸収が少ない窓構造を得ることができ
る。
【0027】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第5の態様によれば、左右の垂直多層半導体層と低反
射絶縁膜との間に半導体層を形成することができ、窓構
造を得ることができる。
【0028】本発明に係る半導体レーザ素子の製造方法
の第6の態様によれば、化合物半導体基板内に高反射絶
縁膜に対応して受光素子を形成することができ、高反射
絶縁膜を透過するレーザ光を受けて半導体レーザ素子の
出力特性を調べることができる。
【0029】
【実施例】図1〜図4は本発明に係る面発光レーザ素子
の製造方法の第1の実施例を工程順に示した図である。
以下図1〜図4を参照しつつ本発明に係る面発光レーザ
素子の製造方法の第1の実施例を説明する。図1に示す
工程では、表面の結晶面方位が(−1−1−1)B面で
あるn型GaAs基板15の上に、スパッタ成膜法ある
いはプラズマCVD法によりSiO2 等の高反射絶縁膜
16を形成した後、該絶縁膜の一部を削除して開口部を
形成する。次に図2に示す工程では、高反射絶縁膜16
を選択成長マスクとしてMOCVD法により高温(例え
ば800℃)条件下で、露出したn型GaAs基板15
上に垂直方向にn型GaAs層17を結晶成長させる。
この場合n型GaAs層17は、高反射絶縁膜16の開
口部に合わせて成長し、左右側面(図2に示す断面に対
して左右面を左右側面と呼称)の結晶面方位が(−11
0)となる。次に図3に示す工程では、MOCVD法に
より低温(例えば650℃)条件下で、n型GaAs層
17の左右側面に垂直な方向、いわゆるラテラル方向
に、n型AlGaAsクラッド層3、AlGaAs活性
層18、p型AlGaAsクラッド層5、p型GaAs
コンタクト層19を順に結晶成長させる。これは、MO
CVD法により選択的に結晶成長を行う場合、成長温度
により結晶面ごとに結晶成長速度が異なるという特性を
利用したもので、本実施例では、高温条件下では(−1
−1−1)方向の成長速度が非常に速く、低温条件下で
は(−110)方向の成長速度が非常に速いということ
になる。詳しくは文献 Appl.Phys.Lett.57(12),17 Semp
1990 P1209-P1211 を参照。
【0030】最後に図4に示す工程では、n型GaAs
層17を除く半導体多層膜の上面に、SiO2 とTiの
酸化膜とを組み合わせた低反射絶縁膜20を形成し、p
型GaAsコンタクト層19の側面に密接してp側電極
21を形成し、また、n型GaAs層17の上面にn側
電極22を形成して面発光レーザ素子が完成する。p側
電極21およびn側電極22の材質には各々Cr/Ar
およびAu・Ge/Ni/Auなどを使用する。次に動
作について説明する。p側電極21とn側電極22との
間に電流を流すことにより、低反射絶縁膜20と高反射
絶縁膜16との間で垂直方向にレーザ発振が起きて反射
率の低い低反射絶縁膜20側にレーザ光が出射される。
本実施例ではn型GaAs層17の左右にAlGaAs
活性層18が存在するので、同時に2つのレーザ発光点
を得ることになる。
【0031】図5および図6は本発明に係る面発光レー
ザ素子の製造方法の第2の実施例を工程順に示した斜視
図である。以下図5および図6を参照しつつ本発明に係
る面発光レーザ素子の製造方法の第2の実施例を説明す
る。図5に示す工程では、表面の結晶面方位が(−1−
1−1)B面であるn型GaAs基板15の上に、Si
2 等により高反射絶縁膜23を形成する。該絶縁膜の
開口部は、平面輪郭が左右対称に凹状あるいは凸状のパ
ターンが交互に繰り返す形状に加工される。次に、第1
の実施例の図2の工程で説明したように、高反射絶縁膜
23を選択成長マスクとしてMOCVD法により高温条
件下で、露出したn型GaAs基板15の上にn型Ga
As層17を形成する。続いて第1の実施例の図3およ
び図4で説明した工程を経て、n型GaAs層17の左
右側面に沿ってn型AlGaAsクラッド層3、AlG
aAs活性層18、p型AlGaAsクラッド層5、p
型GaAsコンタクト層19が順に形成される。次にp
型GaAsコンタクト層19の左右側面に沿って密接し
てp側電極21を形成し、また、n型GaAs層17の
上面にn側電極22を形成して図6に示されるように凹
状あるいは凸状に入り組んだ形状の面発光レーザ素子が
完成する。
【0032】動作は第1の実施例と同様に、p側電極2
1とn側電極22との間に電流を流すことにより低反射
絶縁膜20側にレーザ光が出射される。本実施例によれ
ば、n型GaAs層17の両側にレーザ発振を起こす多
層構造が交互に多数形成されることになるので、同時に
多数のレーザ発光を得ることができる。
【0033】図7および図8は本発明に係る面発光レー
ザ素子の製造方法の第3の実施例を工程順に示した断面
図である。以下図7および図8を参照しつつ本発明に係
る面発光レーザ素子の製造方法の第3の実施例を説明す
る。第1の実施例の図1〜図3で説明した工程を経て、
n型GaAs層17の左右側面にn型AlGaAsクラ
ッド層3、量子井戸構造を有する活性層18a、p型A
lGaAsクラッド層5、p型GaAsコンタクト層1
9が順に形成される。次に図7に示す工程ではn型Ga
As層17を含む半導体多層膜の上面に、量子井戸構造
を有する活性層18aの上部が露出するような拡散マス
ク24をパターニングして形成する。該マスクにはSi
X 膜やAl2 3 膜等が使用される。その後拡散マス
ク24の上面全域にZnとAsを含むp型拡散源25を
形成し、熱処理を行うことにより量子井戸構造を有する
活性層18aの上部開口部からp型不純物が熱拡散し
て、レーザ光出射側端面部にp型拡散領域26が形成さ
れる。次に、図8に示す工程ではp型拡散源25および
拡散マスク24を除去した後、図4で説明した第1の実
施例の工程と同様にn型GaAs層17を除く半導体多
層膜の上面に低反射絶縁膜20を形成し、p型GaAs
コンタクト層19の側面に密接してp側電極21を形成
し、また、n型GaAs層17の上面にn側電極22を
形成して面発光レーザ素子が完成する。
【0034】動作は第1の実施例と同様に、p側電極2
1とn側電極22との間に電流を流すことにより低反射
絶縁膜20側にレーザ光が出射される。本実施例によれ
ば、レーザ光出射側端面部にp型拡散領域26が形成さ
れ、活性層18aの量子井戸構造が無秩序な状態になっ
て、いわゆる窓構造を有することになるので、高出力の
レーザ光を得ることができる。
【0035】図9および図10は本発明に係る面発光レ
ーザ素子の製造方法の第4の実施例を工程順に示した断
面図である。以下図9および図10を参照しつつ本発明
に係る面発光レーザ素子の製造方法の第4の実施例を説
明する。第1の実施例の図1〜図3に説明した工程を経
て、n型GaAs層17の左右側面にn型AlGaAs
クラッド層3、量子井戸構造を有する活性層18a、p
型AlGaAsクラッド層5、p型GaAsコンタクト
層19が順に形成される。次に図9に示す工程ではn型
GaAs層17を含む半導体多層膜の上面に、量子井戸
構造を有する活性層18aの上部が露出するようなイオ
ン注入マスク27をパターニングにより形成する。その
後、イオン注入マスク27の上部からp型不純物となる
イオン28を注入することにより、イオン注入マスク2
7の開口部からp型不純物が注入され、レーザ光出射側
端面部にp型半導体領域29が形成される。次に、図1
0に示す工程ではイオン注入マスク27を除去した後、
第1の実施例の図4で説明した工程と同様にn型GaA
s層17の左右に形成された半導体多層膜の上面全域に
低反射絶縁膜20を形成し、p型GaAsコンタクト層
19の側面に密接してp側電極21を形成し、また、n
型GaAs層17の上面にn側電極22を形成して面発
光レーザ素子が完成する。
【0036】動作は第1の実施例と同様に、p側電極2
1とn側電極22との間に電流を流すことにより低反射
絶縁膜20側にレーザ光が出射される。本実施例によれ
ば、レーザ光出射側端面部にp型半導体領域29が形成
され、活性層18aの量子井戸構造が無秩序な状態にな
って、いわゆる窓構造を有することになるので、高出力
のレーザ光を得ることができる。
【0037】図11および図12は本発明に係る面発光
レーザ素子の製造方法の第5の実施例を工程順に示した
断面図である。以下図11および図12を参照しつつ本
発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第5の実施例
を説明する。第1の実施例の図1〜図3に説明した工程
を経て、n型GaAs層17の左右側面にn型AlGa
Asクラッド層3、AlGaAs活性層18、p型Al
GaAsクラッド層5、p型GaAsコンタクト層19
が順に形成される。次に図11に示す工程では、n型G
aAs層17の上面全域を覆うように選択成長マスク3
0をパターニングにより形成し、続いてn型GaAs層
17の左右に形成された半導体多層膜の上面全域にAl
GaAs層31を結晶成長させる。次に図12に示す工
程では、選択成長マスク30を除去した後、AlGaA
s層31の上面に低反射絶縁膜20を形成し、p型Ga
Asコンタクト層19の側面に密接してp側電極21を
形成し、また、n型GaAs層17の上面にn側電極2
2を形成して面発光レーザ素子が完成する。動作は第1
の実施例と同様に、p側電極21とn側電極22との間
に電流を流すことにより低反射絶縁膜20側にレーザ光
が出射される。本実施例によれば、レーザ光出射側の半
導体多層膜の上にAlGaAs層31が形成され、窓構
造を有することになるので、高出力のレーザ光を得るこ
とができる。
【0038】図13〜図15は本発明に係る面発光レー
ザ素子の製造方法の第6の実施例を工程順に示した断面
図である。以下図13〜図15を参照しつつ本発明に係
る面発光レーザ素子の製造方法の第6の実施例を説明す
る。図13に示す工程において、n型GaAs基板15
の上に2つの開口部を有する拡散マスク24aをパター
ニングにより形成する。続いて拡散マスク24aの上面
全域にp型拡散源25aを形成し、熱処理を行うことに
より拡散マスク24aの開口部からn型GaAs基板1
5の中にp型不純物が熱拡散して、2つのフォトダイオ
ード用p型拡散領域32が形成される。次に図14に示
す工程において、n型GaAs基板15上面のフォトダ
イオード用p型拡散領域32に対応する部分に高反射絶
縁膜16を形成した後、2つのフォトダイオード用p型
拡散領域32の中間の未拡散部分に対応する該絶縁膜を
除去する。続いて第1の実施例の図2および図3に説明
した工程を経て、n型GaAs層17の左右側面にn型
AlGaAsクラッド層3、AlGaAs活性層18、
p型AlGaAsクラッド層5、p型GaAsコンタク
ト層19が順に形成される。次に図15に示す工程にお
いて、n型GaAs層17の左右に形成された半導体多
層膜の上面に低反射絶縁膜20を形成し、p型GaAs
コンタクト層19の左右側面に密接してp側電極21を
形成し、また、n型GaAs層17の上面にn側電極2
2を形成する。続いてフォトダイオード用のp型拡散領
域32の領域外のn型GaAs基板15上にフォトダイ
オード用p側電極33を形成し、左右のp側電極21の
外側に沿って、フォトダイオード用p型拡散領域32の
上部にフォトダイオード用n側電極34を形成してフォ
トダイオードを有する面発光レーザ素子が完成する。
【0039】動作は第1の実施例と同様に、p側電極2
1とn側電極22との間に電流を流すことにより低反射
絶縁膜20側にレーザ光が出射される。本実施例によれ
ば、素子分割前のウェハ上にてレーザ発振を行い、高反
射絶縁膜16を透過するレーザ光をフォトダイオードで
検出することでレーザ特性の測定が可能となる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の半導体レーザ素子によれ
ば、レーザ光を化合物半導体基板に対して垂直に取り出
す垂直共振構造の極低しきい値を持つ面発光レーザ素子
を得ることができる。
【0041】請求項2記載の半導体レーザ素子によれ
ば、同一基板上に少なくとも2つ以上の発光点を有する
面発光レーザ素子を得ることができるので、レーザアレ
イなどの実装密度の向上を図ることができる。
【0042】請求項3記載の半導体レーザ素子によれ
ば、レーザ光の吸収が少ない窓構造を有することになる
ので、高出力な面発光レーザ素子を得ることができる。
【0043】請求項4記載の半導体レーザ素子によれ
ば、レーザ光の吸収が少ない窓構造を有することになる
ので、高出力な面発光レーザ素子を得ることができる。
【0044】請求項5記載の半導体レーザ素子によれ
ば、受光素子を備えた面発光レーザ素子を得ることがで
きるので、素子分割前にウェハ上で特性試験を行うこと
ができる。
【0045】請求項6記載の半導体レーザ素子の製造方
法によれば、従来の水平共振器構造の半導体レーザ素子
の製造技術を利用して垂直共振器構造の面発光レーザ素
子を得ることができる。
【0046】請求項7記載の半導体レーザ素子の製造方
法によれば、従来の水平共振器構造の半導体レーザ素子
の製造技術を利用して、同一基板上に少なくとも2つ以
上の垂直共振器構造の面発光レーザ素子を得ることがで
きる。
【0047】請求項8記載の半導体レーザ素子の製造方
法によれば、熱拡散法により不純物を拡散するので、垂
直多層半導体層に与えるダメージが抑制でき、ダメージ
による特性劣化を低減した窓構造を有する面発光レーザ
素子を得ることができる。
【0048】請求項9記載の半導体レーザ素子の製造方
法によれば、イオン注入法により不純物を注入するの
で、垂直多層半導体層の所望の領域に制御性良く拡散領
域を形成でき、不要な部分への不純物拡散による特性劣
化を低減した窓構造を有する面発光レーザ素子を得るこ
とができる。
【0049】請求項10記載の半導体レーザ素子の製造
方法によれば、垂直多層半導体層と低反射絶縁膜との間
に半導体層を形成することで垂直多層半導体層にダメー
ジを与えることなく容易に、窓構造を有する面発光レー
ザ素子を得ることができる。
【0050】請求項11記載の半導体レーザ素子の製造
方法によれば、化合物半導体基板内に受光素子を備えた
面発光レーザ素子を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
1の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図2】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
1の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図3】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
1の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
1の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
2の実施例の製造工程を示す斜視図である。
【図6】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
2の実施例の製造工程を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
3の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
3の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図9】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の第
4の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図10】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の
第4の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図11】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の
第5の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図12】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の
第5の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図13】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の
第6の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図14】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の
第6の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図15】本発明に係る面発光レーザ素子の製造方法の
第6の実施例の製造工程を示す断面図である。
【図16】従来の面発光レーザ素子の製造工程を示す断
面図である。
【図17】従来の面発光レーザ素子の製造工程を示す断
面図である。
【図18】従来の面発光レーザ素子の製造工程を示す断
面図である。
【図19】従来の面発光レーザ素子の製造工程を示す断
面図である。
【符号の説明】
3 n型AlGaAsクラッド層 5 p型AlGaAsクラッド層 15 n型GaAs基板 16、23 高反射絶縁膜 17 n型GaAs層 18 AlGaAs活性層 18a 活性層 19 p型GaAsコンタクト層 20 低反射絶縁膜 21 p側電極 22 n側電極 24 拡散マスク 25、29 p型拡散源 26 p型拡散領域 27 イオン注入マスク 28 イオン 30 選択成長マスク 31 AlGaAs層 32 p型拡散領域 33 フォトダイオード用p側電極 34 フォトダイオード用n側電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物半導体基板上に形成され、平面輪
    郭が左右対称な直線成分で構成された開口部を有する高
    反射絶縁膜と、 前記化合物半導体基板上に前記高反射絶縁膜をマスクと
    して形成された化合物半導体層と、 前記化合物半導体層の左右側面に平行に、前記高反射絶
    縁膜に対して垂直に形成された活性層を含む垂直多層半
    導体層と、 前記垂直多層半導体層の上面全域に形成された低反射絶
    縁膜と、 前記垂直多層半導体層の左右側面に沿って形成された第
    1の電位を与える第1電極と、 前記化合物半導体層の上面に沿って形成された第2の電
    位を与える第2電極とを備える半導体レーザ素子。
  2. 【請求項2】 前記高反射絶縁膜の開口部は、左右対称
    な凹状あるいは凸状のパターンが交互に繰り返す平面輪
    郭形状であることを特徴とする請求項1記載の半導体レ
    ーザ素子。
  3. 【請求項3】前記垂直多層半導体層の前記活性層上部の
    端面を最表面として、前記垂直多層半導体層所定の領域
    に形成された拡散領域をさらに備える、請求項1記載の
    半導体レーザ素子。
  4. 【請求項4】前記垂直多層半導体層の上面と前記低反射
    絶縁膜との間に形成された半導体層をさらに備える、請
    求項1記載の半導体レーザ素子。
  5. 【請求項5】前記化合物半導体基板上面を最表面とし
    て、前記化合物半導体基板内部の前記高反射絶縁膜に対
    応した所定の領域に形成された半導体領域と、 前記半導体領域に密接して形成され、前記半導体領域に
    第1の電位を与える第3電極と、 前記化合物半導体基板に密接して形成され、前記半導体
    領域に第2の電位を与える第4電極とをさらに備える、
    請求項1記載の半導体レーザ素子。
  6. 【請求項6】 第1導電型の化合物半導体基板上に高反
    射絶縁膜を形成する工程と、 前記高反射絶縁膜に平面輪郭が直線状の開口部を形成す
    る工程と、 前記開口部に、前記化合物半導体基板表面の結晶面方位
    に沿って第1導電型の化合物半導体層を形成する工程
    と、 前記化合物半導体層の左右側面のラテラル方向の結晶面
    方位に沿って、前記高反射絶縁膜に対して垂直に、第1
    導電型の化合物半導体クラッド層、および活性層、およ
    び第2導電型の化合物半導体クラッド層、および第2導
    電型の化合物半導体コンタクト層を順に形成して垂直多
    層半導体層を形成する工程と、 前記左右の垂直多層半導体層の上面に低反射絶縁膜を形
    成する工程と、 前記化合物半導体層の上面に第1の電極を形成する工程
    と、 前記左右の化合物半導体コンタクト層の側面に第2の電
    極を形成する工程とを備える半導体レーザ素子の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 第1導電型の化合物半導体基板上に高反
    射絶縁膜を形成する工程と、 前記高反射絶縁膜に左右対称な凹状あるいは凸状のパタ
    ーンが交互に繰り返す平面輪郭形状の開口部を形成する
    工程と、 前記開口部に、前記化合物半導体基板表面の結晶面方位
    に沿って第1導電型の化合物半導体層を形成する工程
    と、 前記化合物半導体層の凹部あるいは凸部側面のラテラル
    方向の結晶面方位に沿って、前記高反射絶縁膜に対して
    垂直に、第1導電型の化合物半導体クラッド層、および
    活性層、および第2導電型の化合物半導体クラッド層、
    および第2導電型の化合物半導体コンタクト層を順に形
    成して垂直多層半導体層を形成する工程と、 前記左右の垂直多層半導体層および前記化合物半導体層
    の上面に低反射絶縁膜を形成する工程と、 前記化合物半導体層の上面に第1の電極を形成する工程
    と、 前記左右の化合物半導体コンタクト層の側面に第2の電
    極を形成する工程とを備える半導体レーザ素子の製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記低反射絶縁膜を形成する工程の前に、
    前記左右の垂直多層半導体層の上面に、前記活性層に対
    応した部分に開口部を有する拡散マスク層を形成する工
    程と、 前記拡散マスク層の上面全域に不純物層を形成する工程
    と、 熱拡散法により前記不純物層の不純物を、前記開口部を
    通して拡散し、前記垂直多層半導体層内に拡散領域を形
    成する工程と、 前記拡散領域形成後に、前記拡散マスク層および不純物
    層を除去する工程とをさらに備える請求項6記載の半導
    体レーザ素子の製造方法。
  9. 【請求項9】前記低反射絶縁膜を形成する工程の前に、
    前記左右の垂直多層半導体層の上面に、前記活性層に対
    応した所定部分に開口部を有するイオン注入マスク層を
    形成する工程と、 イオン注入法により、前記開口部を通してイオン注入
    し、前記垂直多層半導体層の所定領域に半導体領域を形
    成する工程と、 前記半導体領域形成後に、前記イオン注入マスク層を除
    去する工程とをさらに備える請求項6記載の半導体レー
    ザ素子の製造方法。
  10. 【請求項10】前記低反射絶縁膜を形成する工程の前
    に、前記化合物半導体層の上面に選択成長マスク層を形
    成する工程と、 前記左右の垂直多層半導体層の上面に、半導体層を形成
    する工程と、 前記半導体層形成後に、前記選択成長マスク層を除去す
    る工程とをさらに備える請求項6記載の半導体レーザ素
    子の製造方法。
  11. 【請求項11】前記高反射絶縁膜を形成する工程の前
    に、前記化合物半導体基板上面の前記垂直多層半導体層
    に対応する所定部分に選択的に不純物を拡散して、前記
    化合物半導体基板内に拡散領域を形成する工程とをさら
    に備え、 前記第2の電極を形成する工程に続いて、前記拡散領域
    に密接して形成され、前記拡散領域に第1の電位を与え
    る第3電極を形成する工程と、 前記化合物半導体基板上に密接して形成され、前記拡散
    領域に第2の電位を与える第4電極を形成する工程とを
    さらに備える、請求項6記載の半導体レーザ素子の製造
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011103382A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 光デバイスの製造方法及び光デバイス

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