JPH07226862A - 投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正方法及び装置 - Google Patents

投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正方法及び装置

Info

Publication number
JPH07226862A
JPH07226862A JP6039267A JP3926794A JPH07226862A JP H07226862 A JPH07226862 A JP H07226862A JP 6039267 A JP6039267 A JP 6039267A JP 3926794 A JP3926794 A JP 3926794A JP H07226862 A JPH07226862 A JP H07226862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
signal
correction data
shading
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6039267A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Nakagaki
新太郎 中垣
Toshiya Sakuma
俊哉 作間
Shunichi Matsumoto
俊一 松本
Yuichi Koga
祐一 古賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP6039267A priority Critical patent/JPH07226862A/ja
Publication of JPH07226862A publication Critical patent/JPH07226862A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シェーディングの無い表示画像を映出できる
投射型画像表示装置を提供する。 【構成】 投射型画像表示装置PJAの投射レンズLp
でスクリーンSに結像された表示画像を撮像装置12に
より撮像して得た画像信号の内で、表示画像について選
定された特定な複数の個所と対応する信号と、予め設定
されている基準信号とを比較し、前記の両信号の差信号
に基づいて、前記の特定な複数の個所における個々の個
所毎の補正データを生成してメモリ11に記憶し、前記
のメモリ11に記憶された補正データにより画像信号を
補正し、その補正された画像信号と対応して投射型画像
表示装置の投射レンズによりスクリーン上に結像された
表示画像を撮像装置によって撮像する、という一連の動
作を繰返えし行なって、スクリーン上の出力光と対応す
る信号と前記の基準信号とが略々一致する状態において
前記したメモリに個別に記憶された補正データを、個々
の個所についてのシェーディングの補正用データとし
て、シェーディングの補正を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投射型画像表示装置にお
けるシェーディングの補正方法及び投射型画像表示装置
におけるシェーディングの補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョンカメラの構成に用いられて
いる撮像素子の特性によっては、陰極線管の表示面中に
映出される再生画像の横方向や縦方向に明るさの傾斜を
生じさせる(シェーディングを生じさせる)ことがあ
り、また、前記した再生画像に生じるシェーディング
は、撮像対象物の照明に用いられる光源の特性や、光学
系の性能等に原因することもある。図6はテレビジョン
カメラにおいて従来から実施されて来ている撮像管のシ
ェーディング補正装置の概略構成を示すブロック図であ
り、図6において1は撮像管、2は撮像レンズ、3は前
置増幅器、4は加算器、5は補正波形信号発生器であ
り、前記した補正波形信号発生器5では、撮像管1のシ
ェーディング特性と逆特性の信号、すなわち、補正波形
信号を発生して、それを加算器5に供給して、前記した
加算器4からシェーディングの生じていない状態の映像
信号が出力されるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さて、明るく、しかも
高い解像度の表示画像をスクリーン上に映出できるよう
な投射型画像表示装置として、近年になって、液晶を構
成要素に用いて構成されている画像表示素子を備えてい
る投射型画像表示装置が提供されるようになったが、前
記した投射型画像表示装置は、例えば表示の対象にされ
ている画像を映像面上に映出させる陰極線管と、前記し
た陰極線管の映像面上に映出された再生画像の光を書込
み光として与えて表示の対象にされている画像情報が書
込まれる光変調材層部材に、読出し光源から放射された
強力な読出し光を与えて前記の画像情報が読出せるよう
に構成されている光書込み型空間光変調素子による画像
表示素子と、前記の画像表示素子から射出された光をス
クリーンに結像させる投射レンズなどを備えて構成され
ている。
【0004】ところで、前記した投射型画像表示装置に
よってスクリーン上に投射された表示画像中には、投射
型画像表示装置の構成に用いられている陰極線管、光書
込み型空間光変調素子、投射レンズ系の特性を原因とし
て生じるシェーディングと、読出し光の光強度分布に基
づくシェーディング等により、表示画像の横方向や縦方
向に明るさの傾斜が生じるが、前記した投射型画像表示
装置によってスクリーン上に投射された表示画像中に生
じるシェーディングは、投射型画像表示装置の構成部材
として用いられている陰極線管や光書込み型空間光変調
素子等が非直線的な入出力特性を有しているために、図
6を参照して既述した解決手段のように予め用意した静
的な補正データを用いて補正動作を行なったところで、
良好な表示画像を得ることができないことが問題にな
り、それの解決策が求められた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は少なくとも液晶
を構成要素に用いて構成されている画像表示素子を備え
ている投射型画像表示装置における投射レンズからスク
リーン上に結像された、表示の対象にされている画像信
号による出力光の光強度と対応する信号と、予め設定さ
れている基準信号とを比較して、前記の両信号の差信号
に基づいて補正データを生成してそれを記憶し、前記の
記憶された補正データによって補正した表示の対象にさ
れている画像信号と対応する出力光をスクリーン上に結
像させるという動作を繰返して、前記したスクリーン上
に結像された出力光の光強度と対応する信号と前記の基
準信号とが略々一致する状態でシェーディングの補正用
データを得て、前記のシェーディングの補正用データに
よって補正された状態の表示の対象にされている画像信
号により投射型画像表示装置の出力光が得られるように
した投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正
方法、及び少なくとも液晶を構成要素に用いて構成され
ている画像表示素子を備えている投射型画像表示装置に
おける投射レンズからスクリーン上に結像された表示の
対象にされている画像信号による出力光の光強度と対応
する信号を発生する光検出手段と、基準信号の発生手段
と、前記した光検出手段からの出力信号と基準信号とを
比較して前記の両信号の差信号を出力する信号比較手段
と、前記の信号比較手段から出力された差信号に基づい
て補正データを生成し、前記の補正データを記憶する手
段と、前記した補正データによって表示の対象にされて
いる画像信号を補正する手段とによって一巡の閉ループ
を構成することにより、シェーディングの補正用データ
を前記した補正データを記憶する手段に記憶させるよう
にする手段と、前記のシェーディングの補正用データに
よって補正された状態の表示の対象にされている画像信
号によって投射型画像表示装置の出力光を得るようにし
た投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正装
置を提供する。
【0006】
【作用】少なくとも液晶を構成要素に用いて構成されて
いる画像表示素子、例えば光書込み型空間光変調素子を
備えている投射型画像表示装置の投射レンズによってス
クリーン上に結像された、表示の対象にされている画像
信号による表示画像を撮像装置によって撮像する。前記
の撮像装置によって撮像して得た画像信号の内で、表示
画像について選定された特定な複数の個所における個々
の個所の光強度と対応してそれぞれ得られた信号と、予
め設定されている基準信号とを比較して、前記の両信号
の差信号に基づいて、前記のように表示画像について選
定された特定な複数の個所における個々の個所毎の補正
データを生成して、それをメモリに記憶する。
【0007】表示画像について選定された特定な複数の
個所における個々の個所について、その個所と対応して
いる画像信号を、前記のメモリに記憶された補正データ
の内で対応するものを用いて補正し、その補正された画
像信号と対応して投射型画像表示装置の投射レンズによ
りスクリーン上に結像された表示画像を撮像装置によっ
て撮像する、という一連の動作を繰返えし行なって、ス
クリーン上に結像された出力光の光強度と対応する信号
と前記の基準信号とが略々一致する状態において前記し
たメモリに個別に記憶された補正データを、表示画像に
ついて選定された特定な複数の個所における個々の個所
についてのシェーディングの補正用データとする。
【0008】前記した表示画像について選定された特定
な複数の個所における個々の個所についてのシェーディ
ングの補正用データとしては、出力光の光強度が小さい
状態で得たシェーディングの補正データと、出力光の光
強度が大き状態で得たシェーディングの補正データとの
2種類の補正データを求めて、それをメモリに記憶して
おく。そして、前記のメモリに記憶されている表示画像
について選定された特定な複数の個所における個々の個
所についてのシェーディングの補正用データは、スクリ
ーン上に表示させるために画像信号源から投射型画像表
示装置に供給された画像信号における所定の信号部分、
すなわち、表示画像について選定された特定な複数の個
所における個々の個所と対応している信号部分を補正す
るために、前記した画像信号源から投射型画像表示装置
に供給される画像信号に同期した状態でメモリから読出
される。メモリから読出された前記の補正データは、表
示画像のシェーデングの補正のために、前記した表示の
対象にされている画像信号に対して加算あるいは乗算さ
れるようにして使用される。
【0009】前記した表示画像について選定された特定
な複数の個所における個々の個所についてのシェーディ
ングの補正用データを得るための具体的な手段は、投射
型画像表示装置における投射レンズからスクリーン上に
結像された表示の対象にされている画像信号による出力
光の光強度と対応する信号を、撮像装置(例えばCCD
カメラ)で発生させ、前記の撮像装置で発生させた画像
信号において、表示画像について選定された特定な複数
の個所における個々の個所と対応する信号部分と、予め
設定しておいた基準信号とを比較して、前記の両信号の
差信号に基づいて補正データを生成し、その補正データ
をメモリに記憶し、メモリに記憶された補正データによ
って表示の対象にされている画像信号を補正するという
動作が、繰返して行なわれるように、前記した各動作を
行なう各構成部分によって一巡の閉ループを構成させる
ことにより容易に実現できる。
【0010】また、画像表示素子を除くシェーディング
発生要素によって発生するシェーディング特性を有する
信号を、予め設定する基準信号として用いることによ
り、液晶を構成要素に用いて構成されている画像表示素
子、例えば光書込み型空間光変調素子によるシェーディ
ングを、手軽に補正することができ、また、前記の場合
に、加法混色の3原色の内の任意の1原色の光における
シェーディング特性を有する信号を予め設定する基準信
号として用いることにより、表示画像の品質に最も大き
な影響を及ぼす色シェーデングが生じないようにでき
る。
【0011】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の投射型画
像表示装置の具体的な内容を詳細に説明する。図1は本
発明の投射型画像表示装置におけるシェーディングの補
正方法及び投射型画像表示装置におけるシェーディング
の補正装置を説明するためのブロック図であり、また、
図2はシェーディングの補正用データを得るために、表
示画像について選定された特定な複数の個所の説明に用
いるための平面図、図3は光書込み型空間光変調素子の
概略構成を示す側断面図、図4は光書込み型空間光変調
素子のバイアス電圧に対する透過率特性例を示す曲線
図、図5は光源光の色シェーディングの例を示す曲線
図、図6は撮像管のシェーディング補正装置の概略構成
を示すブロック図である。
【0012】本発明の投射型画像表示装置におけるシェ
ーディングの補正方法及び投射型画像表示装置における
シェーディングの補正装置を説明するための図1のブロ
ック図において、一点鎖線枠PJAは、少なくとも液晶
を構成要素に用いて構成されている画像表示素子を備え
ている投射型画像表示装置であって、6は表示の対象に
されている画像信号の入力端子、7は乗算器、8は加算
器、9はガンマ補正回路、10は陰極線管、11は補正
データ用メモリ、12は撮像装置(CCDカメラ)、1
3は画像処理及び演算処理部、SLMは光書込み型空間
光変調素子、Eはバイアス電源、PBSは偏光ビームス
プリッタ、Lrはレンズ、LSrは読出し光の光源、L
pは投射レンズである。
【0013】まず、反射型の光書込み型空間光変調素子
(以下、単に空間光変調素子)SLMの一例構成を示す
図3を参照して空間光変調素子SLMについて説明す
る。図3に示す空間光変調素子SLMは、透明基板BP
1と、透明電極Et1と、光導電層部材PCLと、遮光膜
SPLと、誘電体ミラーDMLと、光変調材層部材PM
Lと、透明電極Et2と、透明基板BP2とを積層して構
成されている。前記の透明電極Et1,Et2は透明導電物
質の薄膜で構成されており、また、光導電層部材PCL
は使用される光の波長域において光導電性を示す物質を
用いて構成され、さらに誘電体ミラーDMLは所定の波
長帯の光を反射させうるように多層膜として構成された
周知形態のものが使用され、さらにまた光変調材層部材
PMLは、印加されている電界強度に応じて光の状態
(光の偏光状態、光の旋光状態)を変化させる光変調材
(例えば、ネマティック液晶)が用いられる。Eは透明電
極Et1,Et2間に所定のバイアス電圧を印加するための
電源である。
【0014】図3中のWLは空間光変調素子SLMにお
ける基板BP1側から入射されて光導電層部材PCLに
集光される書込み光であって、この書込み光WLは表示
の対象にされている情報によって強度変調されている。
さて透明電極Et1,Et2間に電源Eから所定のバイアス
電圧が供給されている空間光変調素子SLMの透明基板
Et1側から、表示の対象にされている情報によって強度
変調されている書込み光WLが入射され、透明基板BP
1と透明電極Et1とを通して光導電層部材PCLに集光
されると、前記した書込み光WLが集光された部分の光
導電層部材PCLの電気抵抗値が前記の入射光の光量に
応じて変化して、光変調材層部材PMLの両端には、表
示の対象にされている情報によって強度変調されている
書込み光WLの光量に対応して変化している電界が加え
られる。
【0015】それで、空間光変調素子SLMにおける光
変調材層部材PMLには、光導電層部材PCLの電気抵
抗値の変化と対応して変化している電界が印加されるこ
とになる。前記のような状態において、空間光変調素子
SLMにおける透明基板BP2側から読出し光RLを入
射させると、その読出し光RLは透明基板BP2→電極
Et2→光変調材層部材PML→誘電体ミラーDMLの経
路により誘電体ミラーDMLに達してそこで反射し、読
出し光の反射光は誘電体ミラーDML→光変調材層部材
PML→電極Et2→透明基板BP2→の経路で空間光変
調素子SLMから射出する。空間光変調素子SLMから
射出した読出し光の光束は、表示の対象にされている画
像の画素情報と対応した状態の電界が印加されている光
変調材層部材PMLを往復した光束であるから、その光
束は表示の対象にされている画像の画素情報と対応して
光の状態が変化しているものになっている。
【0016】そして、前記した空間光変調素子SLMに
おける光変調材層部材PMLの構成材料が、それに印加
された電界強度に応じてその中を通過する光の偏光の状
態、あるいは複屈折の状態を変化させるようなものであ
った場合には、前記のようにして空間光変調素子SLM
から射出された読出し光の反射光束は、表示の対象にさ
れている画像の画素情報における順次の画素情報と対応
して偏光の状態が変化している状態のものになってお
り、空間光変調素子SLMから射出した光束を検光子
(画像表示装置の構成においては、検光子として偏光ビ
ームスプリッタが使用される)に通過させることによ
り、空間光変調素子SLMから射出された読出し光の反
射光束を、表示の対象にされている画像の画素情報にお
ける順次の画素情報と対応して光の強度が変化している
状態のものにすることができる。そして空間光変調素子
SLMから射出された読出し光は、高い解像度の表示画
像の形成に使用できるのであり、投射光学系を介して画
像がスクリーンに投射されて表示が行なわれるのであ
る。
【0017】それで、図1に示す投射画像表示装置中に
使用されている図3に示されているような構成を有して
いる空間光変調素子SLMにおける透明電極Et1,Et2
間に電源Eから所定のバイアス電圧を供給しておいて、
その透明基板BP1側から表示の対象にされる画像情報
を有する書込み光WLを、陰極線管10から入射させ
て、空間光変調素子SLMにおける光導電層部材PCL
に、前記した書込み光WLが集光されると、書込み光W
Lが集光された部分の光導電層部材PCLの電気抵抗値
が照射された光量に応じて変化して、光変調材層部材P
MLの両端には、表示の対象にされている情報によって
強度変調されている書込み光WLの光量に対応して変化
している電界が加えられる。
【0018】前記した空間光変調素子SLMからの画像
情報の読出しは、読出し光の光源LSrからの光をレン
ズLrを介して偏光ビームスプリッタPBSに入射さ
せ、前記の偏光ビームスプリッタPBSから射出した読
出し光におけるS偏光成分を、空間光変調素子SLMの
読出し側に入射させることにより行なわれるのであり、
空間光変調素子SLMにおける透明基板BP2側から入
射した前記したS偏光成分の読出し光は、透明基板BP
2→透明電極Et2→光変調材層部材PML→誘電体ミラ
ーDMLの経路により誘電体ミラーDMLに達してそこ
で反射し、読出し光の反射光は誘電体ミラーDML→光
変調材層部材PML→透明電極Et2→透明基板BP2→
の経路で空間光変調素子SLMから射出して投射レンズ
Lpに入射し、スクリーンSに表示画像が表示されるこ
とになる。
【0019】図1中に例示してある投射画像表示装置P
JAは、1個の空間光変調素子SLMを用いた構成態様
のものであり、表示の対象にされている画像信号の入力
端子6に輝度信号が供給されれば、スクリーンSには白
黒の表示画像が表示されることになり、また前記の表示
の対象にされている画像信号の入力端子6に対して、加
法混色の3原色と対応する3原色信号における特定な1
つの原色信号が供給された場合には、スクリーンSに前
記した特定な1つの原色信号の表示画像が表示されるこ
とになる。投射画像表示装置PJAを、カラー画像が表
示できるものとして構成させるのには、図1中に示され
ている表示の対象にされている画像信号の入力端子6、
乗算器7、加算器8、ガンマ補正回路9、陰極線管1
0、補正データ用メモリ11、光書込み型空間光変調素
子SLM、バイアス電源E、偏光ビームスプリッタPB
S、読出し光の光源LSr、レンズL、投射レンズLp
の部分を、各原色毎に設けて、各原色毎の表示画像をス
クリーンS上で重ね合わせるようにすればよい。また、
図1には投射画像表示装置PJAに対して、撮像装置1
2や画像処理及び演算処理部13等が別構成のものとし
て用意されている場合の構成例が示されているが、投射
画像表示装置PJAに、撮像装置12や画像処理及び演
算処理部13等を内蔵させた構成態様のものが使用され
てもよいことは勿論である。
【0020】さて、図1において、陰極線管10から空
間光変調素子SLMに与えられる書込み光WLは、表示
の対象にされている画像信号の入力端子6に供給された
画像信号が、補正データ用メモリ11から読出された補
正データが与えられている乗算器7と加算器8とを介し
てガンマ補正回路9に与えられ、ガンマ補正回路9から
出力された画像信号によって陰極線管10が駆動される
ことによって発生されるものであるが、前記した補正デ
ータ用メモリ11に記憶されていた補正データが適正で
あって、その補正データが供給されている乗算器7及び
加算器8によって画像信号が補正されるとともに、ガン
マ補正回路9において適正なガンマ補正が行なわれてい
た場合には、シェーディングが無い状態で良好な画質の
表示画像をスクリーンSに映出させることができる。
【0021】前記のように、シェーディンの無い状態の
表示画像を、スクリーンS上に投射させることができる
ようにするための補正データは、投射画像表示装置PJ
Aの使用に先立って、予め、適正な補正用データを生成
して、それを補正データ用メモリ11に記憶させておく
のであるが、ここで、前記の補正データ用メモリ11に
対して、どのようにして適正な補正用データが記憶され
るものであるのかについて説明する。まず、シェーディ
ング補正用データを生成する際に使用される撮像装置1
2や画像処理及び演算処理部13等が、投射画像表示装
置PJAとは別構成のものとして用意されている場合に
は、図1に示されているように、投射画像表示装置PJ
Aと画像処理及び演算処理部13とを端子14で接続す
る。図1では図示の簡略化のために、投射画像表示装置
PJAと、画像処理及び演算処理部13との接続態様
を、単に1本の線で結んだ状態のものとして示している
が、実際にはデジタルデータ、各種の制御信号等が伝送
できるような伝送路が用いられている。図1中の信号処
理部15は、例えばマイクロプロセッサやリードオンリ
ーメモリ、ランダムアクセスメモリ等を含んで構成され
ていて、入力端子6から供給される画像情報に付随して
いる同期信号や、前記した画像処理及び演算処理部13
から端子14を介して供給されたデシタルデータや制御
信号等に基づいて、補正データ用メモリ11への補正デ
ータの書込み動作及び補正データ用メモリ11からの補
正データの読出し動作の制御や、投射型画像表示装置P
JAの各構成部分の動作の制御を行なったりする。
【0022】補正データ用メモリ11に、所定のシェー
ディング補正用データを記憶させようとする場合には、
投射型画像表示装置PJAにおける画像信号の入力端子
6に対して、シェーディング補正データを得るために用
意しておいた複数種類の特定な信号レベルの画像信号の
内から選択された特定な信号レベルの画像信号を入力さ
せる。前記の予め用意しておくべき複数種類の特定な信
号レベルの画像信号としては、例えば、暗い画像と対応
する低い信号レベルの画像信号と、明るい画像と対応す
る高い信号レベルの画像信号との2種類の画像信号であ
ってもよい。シェーディング補正データを得るために用
意した複数種類の特定な信号レベルの画像信号が、前記
のように暗い画像と対応する低い信号レベルの画像信号
と、明るい画像と対応する高い信号レベルの画像信号と
の2種類の画像信号であったとした場合には、投射型画
像表示装置PJAにおける画像信号の入力端子6に対し
て、前記した2種類の画像信号の一方の画像信号、例え
ば、暗い画像と対応する低い信号レベルの画像信号を供
給した状態において、低い信号レベルの画像信号時にお
けるシェーディングの補正データを得て補正データ用メ
モリ11に記憶させ、次に、前記した2種類の画像信号
の他方の画像信号、例えば、明るい画像と対応する高い
信号レベルの画像信号を供給した状態において、高い信
号レベルの画像信号時におけるシェーディングの補正デ
ータを得て補正データ用メモリ11に記憶させるように
する。なお、前記のように複数種類の特定な信号レベル
の画像信号を用意してあっても、それらの個々のものと
対応するシェーディングの補正データを得なければなら
ないということはない。
【0023】図1中に示されている補正データ用メモリ
11には、投射型画像表示装置PJAにおける画像信号
の入力端子6に対して、暗い画像と対応する低い信号レ
ベルの画像信号を供給した状態で得たシェーディング補
正データ、すなわち、画像信号の信号レベルに関係なく
一定なシェーディングを補正するための第1の補正デー
タと、投射型画像表示装置PJAにおける画像信号の入
力端子6に対して、明るい画像と対応する高い信号レベ
ルの画像信号を供給した状態で得たシェーディング補正
データ、すなわち、画像信号の信号レベルと対応して変
化するシェーディングを補正するための第2の補正デー
タ(係数データ)とが記憶されているものとして示され
ており、補正データ用メモリ11から読出された前記し
た第1の補正データは加算器8に供給され、また補正デ
ータ用メモリ11から読出された前記した第2の補正デ
ータ(係数データ)は乗算器7に供給されている。
【0024】所定のシェーディング補正用データを、補
正データ用メモリ11に記憶させようとする場合には、
投射型画像表示装置PJAからスクリーンSに投射され
た画像が撮像装置12によって画像信号に変換されて、
それが画像処理及び演算処理部13で、基準信号と比較
される信号処理等が行なわれた後に、補正データ用メモ
リ11に記憶され、前記の補正データ用メモリ11から
読出された補正データによって補正された画像信号と対
応する投射画像が投射型画像表示装置PJAからスクリ
ーンSに投射される、というように、一巡の閉ループを
循環する動作が行なわれことによって、最終的に所定の
シェーディング補正用データが得られ、それが補正デー
タ用メモリ11に記憶されるものであるから、補正デー
タ用メモリ11に、所定のシェーディング補正用データ
を記憶させようとする動作を行なう場合における補正デ
ータ用メモリ11に記憶されている補正用データの初期
値は、どうであってもよいのであるが、以下の説明にお
いては補正データ用メモリ11に記憶されている第1の
補正データが零、第2の補正データが1であるとされて
いる。
【0025】次に、投射型画像表示装置PJAにおける
画像信号の入力端子6に、暗い画像と対応する低い信号
レベルの画像信号を供給した状態でのシェーディング補
正データ、すなわち、画像信号の信号レベルに関係なく
一定なシェーディングを補正するための第1の補正デー
タを補正データ用メモリ11に記憶させる動作が行なわ
れる場合について説明する。投射型画像表示装置PJA
における画像信号の入力端子6に供給された暗い画像と
対応する低い信号レベルの画像信号には、乗算器7で係
数1が乗算された後に加算器7で零が加算されてからγ
補正回路9に供給されて、前記のγ補正回路9において
陰極線管10と空間光変調素子SLMとのガンマ補正が
行なわれる。
【0026】ガンマ補正回路9から出力された画像信号
が供給された陰極線管10の蛍光面に映出された画像情
報は、書込み光WLとして空間光変調素子SLMにおけ
る光導電層部材PCLに結像される(図1中には陰極線
管10の蛍光面と空間光変調素子SLMとの間に設けら
れるレンズ系…光学系…の図示が省略されている)。前
記した空間光変調素子SLMの基板BP2側には、読出
し光の光源LSrからレンズLrと偏光ビームスプリッ
タPBSとを介して読出し光が入射されており、前記の
空間光変調素子SLMは、図3を参照して既述したよう
な書込み動作と読出し動作とを行なって、前記の空間光
変調素子SLMから射出した読出し光は偏光ビームスプ
リッタPBSを透過した後に、投射レンズLpによって
スクリーンSに結像される。
【0027】撮像装置12は前記のようにスクリーンS
に映出された画像を画像信号(映像信号)に変換して出
力し、撮像装置12から出力された画像信号は画像処理
及び演算処理部13に供給される。前記した画像処理及
び演算処理部13では、スクリーンSに映出された表示
画像中に選定された特定な個所毎の画像情報と、予め設
定されていた基準値とを比較して、スクリーンSに映出
された表示画像中に選定された特定な個所毎の差信号を
発生し、それに基づいてスクリーンSに映出された表示
画像中に選定された特定な個所毎の補正データを生成し
て、それを投射型画像表示装置PJAに設けられてい補
正データ用メモリ11に記憶させる。
【0028】図2は表示画像中に選定される特定な個所
を例示している図であり、この図2では表示画像中の横
方向に並ぶn本の線と、縦方向に並ぶm本の線との交点
として得られるnm個の交点の位置が表示画像中に選定
された特定な個所である。前記の表示画像中に選定され
る特定な個所は、空間光変調素子SLMにおける表示画
像、スクリーンSにおける表示画像、撮像装置12で撮
像した画像等について対応しているものであり、また、
既述した補正データ用メモリ11に記憶されるべき補正
データは、前記の表示画像中に選定される特定な個所毎
に生成されて、補正データ用メモリ11に記憶されるも
のである。
【0029】投射型画像表示装置PJAにおける画像信
号の入力端子6に、前記した暗い画像と対応する低い信
号レベルの画像信号が供給され続けている状態におい
て、投射型画像表示装置PJAからスクリーンSに投射
された画像が撮像装置12によって画像信号に変換され
て、それが画像処理及び演算処理部13で、基準信号と
比較される信号処理等が行なわれた後に、補正データ用
メモリ11に記憶され、前記の補正データ用メモリ11
から読出された補正データによって補正された画像信号
と対応する投射画像が投射型画像表示装置PJAからス
クリーンSに投射される、というように、一巡の閉ルー
プを循環する動作が行なわれことにより、前記した表示
画像中に選定された特定な個所毎に得られた所定の第1
の補正データが補正データ用メモリ11に記憶されるこ
とになる。
【0030】また、投射型画像表示装置PJAにおける
画像信号の入力端子6に、明るい画像と対応する高い信
号レベルの画像信号を供給した状態でのシェーディング
補正データ、すなわち、画像信号の信号レベルに関係な
く一定なシェーディングを補正するための第2の補正デ
ータを補正データ用メモリ11に記憶させる動作が行な
われる場合には、投射型画像表示装置PJAにおける画
像信号の入力端子6に供給された明るい画像と対応する
高い信号レベルの画像信号に対して、乗算器7で係数1
が乗算された後に加算器7で零が加算されてからγ補正
回路9に供給されて、前記のγ補正回路9において陰極
線管10と空間光変調素子SLMとのガンマ補正が行な
われる。
【0031】ガンマ補正回路9から出力された画像信号
が供給された陰極線管10の蛍光面に映出された画像情
報は、書込み光WLとして空間光変調素子SLMにおけ
る光導電層部材PCLに結像される。前記した空間光変
調素子SLMの基板BP2側には、読出し光の光源LS
rからレンズLrと偏光ビームスプリッタPBSとを介
して読出し光が入射されており、前記の空間光変調素子
SLMは、図3を参照して既述したような書込み動作と
読出し動作とを行なって前記の空間光変調素子SLMか
ら射出した読出し光は偏光ビームスプリッタPBSを透
過した後に、投射レンズLpによってスクリーンSに結
像される。撮像装置12は前記のようにスクリーンSに
映出された画像を画像信号(映像信号)に変換して出力
し、撮像装置12から出力された画像信号は画像処理及
び演算処理部13に供給される。
【0032】前記した画像処理及び演算処理部13で
は、スクリーンSに映出された表示画像中に選定された
特定な個所毎の画像情報と、予め設定されていた基準値
とを比較して、スクリーンSに映出された表示画像中に
選定された特定な個所毎の差信号を発生し、それに基づ
いてスクリーンSに映出された表示画像中に選定された
特定な個所毎の補正データを生成して、それを投射型画
像表示装置PJAに設けられてい補正データ用メモリ1
1に記憶させる。投射型画像表示装置PJAにおける画
像信号の入力端子6に、前記した明るい画像と対応する
高い信号レベルの画像信号が供給され続けている状態に
おいて、投射型画像表示装置PJAからスクリーンSに
投射された画像が撮像装置12によって画像信号に変換
されて、それが画像処理及び演算処理部13で、基準信
号と比較される信号処理等が行なわれた後に、補正デー
タ用メモリ11に記憶され、前記の補正データ用メモリ
11から読出された補正データによって補正された画像
信号と対応する投射画像が投射型画像表示装置PJAか
らスクリーンSに投射される、というように、一巡の閉
ループを循環する動作が行なわれことにより、前記した
表示画像中に選定された特定な個所毎に得られた所定の
第2の補正データが補正データ用メモリ11に記憶され
ることになる。
【0033】前記のようにして補正用データ用メモリ1
1に記憶される補正データは、画像処理及び演算処理部
13中へ、表示画像中に選定された特定な個所毎に予め
設定されていた基準信号(基準値)と、投射型画像表示
装置PJAからスクリーンSに投射された画像が撮像装
置12によって画像信号に変換された表示画像中に選定
された特定な個所毎の画像情報とが略々同一になる状態
において得られたものであるから、前記した補正用デー
タメモリ11に記憶されていた補正データを読出して乗
算器7と加算器8とに供給するタイミングと、前記の補
正データによって補正されるべき画像信号が乗算器7と
加算器8とに供給されるタイミングとを同期させること
により、入力端子6に供給されている画像信号は、前記
のように補正用データ用メモリ11から読出された補正
データが供給されている乗算器7及び加算器8によっ
て、表示画像中に選定された特定な個所毎に予め設定さ
れていた基準信号(基準値)と同一な状態、すなわち、
所定の状態となるように補正された表示画像がスクリー
ンSに映出できることになる。
【0034】前述したところから明らかなように、本発
明の投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正
方法及び投射型画像表示装置におけるシェーディングの
補正装置では、表示画像中に選定された特定な個所毎
に、画像処理及び演算処理部13中へ予め設定して置い
た基準信号(基準値)のとおりに、投射画像のシェーデ
ィングの状態を補正できるから、例えば、前記した画像
処理及び演算処理部13中に予め設定しておく基準信号
(基準値)として、各種の原因によって表示画像中に発
生するシェーディングの何れのものについても、それら
が良好に補正されている状態の表示画像をスクリーンS
上に映出させうるような基準信号(基準値)が採用され
た場合には、各種の原因に基づいて発生したシェーディ
ングが無い状態の表示画像を投射型画像表示装置によっ
てスクリーンS上に映出させうることになる。
【0035】ところで、投射型表示装置によってスクリ
ーンS上に映出される表示画像中のシェーディングは、
既述もしたように、空間光変調素子、投射レンズ系、読
出し光の光強度分布、陰極線管、リレーレンズ系、等の
各種の原因に基づいて生じているのであるが、前記のよ
うな各種の原因によって表示画像中に生じるシェーディ
ングの内で、陰極線管、リレーレンズ系に基づいて生じ
るシェーディングが、表示画像のシェーディングの全体
に及ぼす影響は少なく、また、投射レンズ系、読出し光
の光強度分布によるシェーディングは、例えば図5に例
示してあるように光の波長域毎に、それぞれ異なった変
化態様を示すものになってはいるが、前記の互いに異な
っている変化態様としても、小さなレベル範囲内におい
て概ね同様な傾向を示しているものになっているから、
前記した各波長域毎に異なる変化態様の内のどれれか1
つの波長域の変化態様に、他の波長域の変化態様を合わ
せるように補正することも容易である。
【0036】前記のことから、投射型表示装置によって
スクリーンS上に映出される表示画像中のシェーディン
グは、主として空間光変調素子に基づいて発生するシェ
ーディングを補正すれば、表示画像に大きな影響を及ぼ
すシェーディングを除去できることになるが判かる。そ
れで、例えば空間光変調素子(液晶を構成要素に用いて
構成されている画像表示素子)を除くシェーディング発
生要素によって発生するシェーディング特性を有する信
号を、既述した画像処理及び演算処理部13中に、予め
設定しておくべき基準信号として用いて、表示画像に大
きな影響を及ぼす空間光変調素子によるシェーディング
を補正するようにすれば、読出し光の光源をも含めた投
射型表示装置の全体を低価格で提供できるようにするこ
とも容易となる。また、その場合に、加法混色の3原色
の内の任意の1原色の光におけるシェーディング特性を
有する信号を予め設定する基準信号として用いることに
より、表示画像の品質に最も大きな影響を及ぼす色シェ
ーデングが生じないようにすることも容易となる。
【0037】次に、読出し光の光源をも含めた投射型表
示装置におけるシェーディング補正を行なうのに、既述
のように空間光変調素子(液晶を構成要素に用いて構成
されている画像表示素子)を除くシェーディング発生要
素によって発生するシェーディング特性によるシェーデ
ィングは、表示画像中にそのまま残されているが、表示
画像中に大きな影響を及ぼす空間光変調素子によるシェ
ーディングに対する補正だけは完全に行なわれている状
態にさせることができるような補正データを補正データ
用メモリ11に記憶させるようにする場合について説明
する。まず、投射型画像表示装置PJAにおける画像信
号の入力端子6に対して、シェーディング補正データを
得るために用意しておいた複数種類の特定な信号レベル
の画像信号の内から選択された特定な信号レベルの画像
信号を入力させる。前記のシェーディング補正データを
得るために用意した複数種類の特定な信号レベルの画像
信号が、暗い画像と対応する低い信号レベルの画像信号
と、明るい画像と対応する高い信号レベルの画像信号と
の2種類の画像信号であったとした場合には、投射型画
像表示装置PJAにおける画像信号の入力端子6に対し
て、前記した2種類の画像信号の一方の画像信号、例え
ば暗い画像と対応する低い信号レベルの画像信号を供給
する。
【0038】投射型画像表示装置PJAにおける画像信
号の入力端子6に供給された暗い画像と対応する低い信
号レベルの画像信号に対して、乗算器7で初期値の係数
1が乗算された後に加算器7で初期値の零が加算されて
からγ補正回路9に供給されて、前記のγ補正回路9に
おいて陰極線管10と空間光変調素子SLMとのガンマ
補正が行なわれる。前記のガンマ補正回路9から出力さ
れた画像信号が供給された陰極線管10の蛍光面に映出
された画像情報は、図示されていない結像レンズ系を介
して書込み光WLとして空間光変調素子SLMにおける
光導電層部材PCLに結像される。そして、前記した空
間光変調素子SLMの基板BP2側には、読出し光の光
源LSrからレンズLrと偏光ビームスプリッタPBS
とを介して読出し光が入射されており、前記の空間光変
調素子SLMでは、図3を参照して既述したような書込
み動作と読出し動作とを行なう。
【0039】ところで、空間光変調素子SLMにおける
2つの透明電極Et1,Et2間に印加されるバイアス電
圧Eの大きさと、空間光変調素子SLMから射出される
読出し光の光量との関係は、空間光変調素子SLMにお
ける表示面(表示画像と表現してもよい)中の位置を異
にしているのにつれて、例えば図4にa,bとして例示
してある曲線のように異なっているから、空間光変調素
子SLMに入射させる書込み光の光量を一定に保ち、か
つ空間光変調素子SLMに入射させる読出し光の光量も
一定に保っている状態においても、前記のバイアス電圧
Eを一定にしてある場合には、空間光変調素子SLMに
おける表示面(表示画像と表現してもよい)中の位置を
異にする毎に、異なった光量の読出し光が空間光変調素
子SLMから射出されることになり表示画像にシェーデ
ィングが発生する。
【0040】そこで、空間光変調素子SLMに入射させ
る書込み光の光量を一定に保ち、かつ空間光変調素子S
LMに入射させる読出し光の光量も一定に保たれている
状態において、空間光変調素子SLMにおける表示面
(表示画像と表現してもよい)中の位置が異なっても、
常に最大光量の読出し光が空間光変調素子SLMから射
出されるような状態に前記のバイアス電圧Eを変化させ
(例えば図4において、曲線aについては曲線a上で最
大出力光量が得られる点Paと対応するバイアス電圧E
aが印加されるように、また、曲線bについては曲線b
上で最大出力光量が得られる点Pbと対応するバイアス
電圧Ebが印加されるように、バイアス電圧Eを変化さ
せる)ながら、表示画像中に選定された特定な個所毎の
補正データを補正データ用メモリ11に記憶させるよう
にした場合には、前記の表示画像中に選定される特定な
個所(例えば図2中のnm個所)毎に生成されて、前記
した補正データ用メモリ11に最終的に記憶される補正
データは、空間光変調素子(液晶を構成要素に用いて構
成されている画像表示素子)を除くシェーディング発生
要素によって発生するシェーディング特性によるシェー
ディングは、表示画像中にそのまま残されてはいるが、
表示画像中に大きな影響を及ぼす空間光変調素子による
シェーディングに対する補正を完全に行なうことができ
るような第1の補正データとなる。
【0041】すなわち、前記した前記の空間光変調素子
SLMから射出した読出し光が偏光ビームスプリッタP
BSを透過した後に、投射レンズLpによってスクリー
ンSに映出された表示画像を、撮像装置12によって画
像信号(映像信号)に変換して出力し、撮像装置12か
ら出力された画像信号は画像処理及び演算処理部13に
供給し、前記の画像処理及び演算処理部13ではスクリ
ーンSに映出された表示画像中に選定された特定な個所
毎の画像情報と、予め設定されていた基準値とを比較し
て、スクリーンSに映出された表示画像中に選定された
特定な個所毎の差信号を発生し、それに基づいてスクリ
ーンSに映出された表示画像中に選定された特定な個所
毎の第1の補正データを生成して、それを投射型画像表
示装置PJAに設けられてい補正データ用メモリ11に
記憶させる。
【0042】そして、前記の投射型画像表示装置PJA
における画像信号の入力端子6に、前記の暗い画像と対
応する低い信号レベルの画像信号が供給され続けている
状態において、前記の動作が既述のような一巡の閉ルー
プを循環して行なわれことにより、前記した表示画像中
に選定された特定な個所毎に前記した補正データ用メモ
リ11に最終的に記憶される補正データは、空間光変調
素子(液晶を構成要素に用いて構成されている画像表示
素子)を除くシェーディング発生要素によって発生する
シェーディング特性によるシェーディングは、表示画像
中にそのまま残されているが、表示画像中に大きな影響
を及ぼす空間光変調素子によるシェーディングに対する
補正を完全に行なうことができるような第1の補正デー
タが補正データ用メモリ11に記憶されることになる。
【0043】次に、投射型画像表示装置PJAにおける
画像信号の入力端子6に対して、シェーディング補正デ
ータを得るために用意しておいた前記した2種類の画像
信号の他方の画像信号、明るい画像と対応する高い信号
レベルの画像信号を供給すると、その明るい画像と対応
する高い信号レベルの画像信号に対して、乗算器7で初
期値の係数1が乗算された後に加算器7で零が加算され
てからγ補正回路9に供給されて、前記のγ補正回路9
において陰極線管10と空間光変調素子SLMとのガン
マ補正が行なわれる。前記のガンマ補正回路9から出力
された画像信号が供給された陰極線管10の蛍光面に映
出された画像情報は、図示されていない結像レンズ系を
介して書込み光WLとして空間光変調素子SLMにおけ
る光導電層部材PCLに結像される。そして、前記した
空間光変調素子SLMの基板BP2側には、読出し光の
光源LSrからレンズLrと偏光ビームスプリッタPB
Sとを介して読出し光が入射されており、前記の空間光
変調素子SLMでは、図3を参照して既述したような書
込み動作と読出し動作とを行なう。
【0044】そして、空間光変調素子SLMに入射させ
る書込み光の光量を一定に保ち、かつ空間光変調素子S
LMに入射させる読出し光の光量も一定に保たれている
状態において、空間光変調素子SLMにおける表示面
(表示画像と表現してもよい)中の位置が異なっても、
常に最大光量の読出し光が空間光変調素子SLMから射
出されるような状態に前記のバイアス電圧Eを変化させ
ながら、表示画像中に選定された特定な個所毎の第2の
補正データを補正データ用メモリ11に記憶させるよう
にすると、前記の表示画像中に選定される特定な個所
(例えば図2中のnm個所)毎に生成されて、前記した
補正データ用メモリ11に最終的に記憶される補正デー
タは、空間光変調素子(液晶を構成要素に用いて構成さ
れている画像表示素子)を除くシェーディング発生要素
によって発生するシェーディング特性によるシェーディ
ングは、表示画像中にそのまま残されてはいるが、表示
画像中に大きな影響を及ぼす空間光変調素子によるシェ
ーディングに対する補正を完全に行なうことができるよ
うな第2の補正データとなる。
【0045】すなわち、前記した前記の空間光変調素子
SLMから射出した読出し光が偏光ビームスプリッタP
BSを透過した後に、投射レンズLpによってスクリー
ンSに映出された表示画像を、撮像装置12によって画
像信号(映像信号)に変換して出力し、撮像装置12か
ら出力された画像信号は画像処理及び演算処理部13に
供給し、前記の画像処理及び演算処理部13ではスクリ
ーンSに映出された表示画像中に選定された特定な個所
毎の画像情報と、予め設定されていた基準値とを比較し
て、スクリーンSに映出された表示画像中に選定された
特定な個所毎の差信号を発生し、それに基づいてスクリ
ーンSに映出された表示画像中に選定された特定な個所
毎の第2の補正データを生成して、それを投射型画像表
示装置PJAに設けられてい補正データ用メモリ11に
記憶させる。
【0046】そして、前記の投射型画像表示装置PJA
における画像信号の入力端子6に、前記の明るい画像と
対応する高い信号レベルの画像信号が供給され続けてい
る状態において、前記の動作が既述のような一巡の閉ル
ープを循環して行なわれことにより、前記した表示画像
中に選定された特定な個所毎に前記した補正データ用メ
モリ11に最終的に記憶される補正データは、空間光変
調素子(液晶を構成要素に用いて構成されている画像表
示素子)を除くシェーディング発生要素によって発生す
るシェーディング特性によるシェーディングは、表示画
像中にそのまま残されているが、表示画像中に大きな影
響を及ぼす空間光変調素子によるシェーディングに対す
る補正を完全に行なうことができるような第2の補正デ
ータが補正データ用メモリ11に記憶されることにな
る。
【0047】前記のようにして補正用データ用メモリ1
1に記憶させた補正データを用いて、表示の対象にされ
ている画像信号による表示画像をスクリーンS上に映出
させる場合には、空間光変調素子SLMに対して、表示
動作時の正規のバイアス電圧(例えば黒レベルと対応す
るバイアス電圧値)を供給し、また、前記した補正用デ
ータ用メモリ11に記憶させてある補正データを読出し
て乗算器7と加算器8とに供給するタイミングと、前記
の補正データによって補正されるべき画像信号が乗算器
7と加算器8とに供給されるタイミングとを同期させる
ことにより、入力端子6に供給されている画像信号は、
前記のように補正用データ用メモリ11から読出された
補正データが供給されている乗算器7及び加算器8によ
ってシェーディングが補正されて、空間光変調素子(液
晶を構成要素に用いて構成されている画像表示素子)を
除くシェーディング発生要素によって発生するシェーデ
ィング特性によるシェーディングは、表示画像中にその
まま残されてはいるが、表示画像中に大きな影響を及ぼ
す空間光変調素子によるシェーディングに対する補正を
完全に行なわれている状態の表示画像がスクリーンSに
映出できる。
【0048】
【発明の効果】以上、詳細に説明したところから明らか
なように、本発明の投射型画像表示装置におけるシェー
ディングの補正方法及び装置では、少なくとも液晶を構
成要素に用いて構成されている画像表示素子、例えば光
書込み型空間光変調素子を備えている投射型画像表示装
置の投射レンズによってスクリーン上に結像された、表
示の対象にされている画像信号による表示画像を撮像装
置によって撮像して、前記の撮像装置によって撮像して
得た画像信号の内で、表示画像について選定された特定
な複数の個所における個々の個所の光強度と対応してそ
れぞれ得られた信号と、予め設定されている基準信号と
を比較して、前記の両信号の差信号に基づいて、前記の
ように表示画像について選定された特定な複数の個所に
おける個々の個所毎の補正データを生成して、それをメ
モリに記憶し、表示画像について選定された特定な複数
の個所における個々の個所について、その個所と対応し
ている画像信号を、前記のメモリに記憶された補正デー
タの内で対応するものを用いて補正し、その補正された
画像信号と対応して投射型画像表示装置の投射レンズに
よりスクリーン上に結像された表示画像を撮像装置によ
って撮像する、という一連の動作を繰返えし行ない、ス
クリーン上に結像された出力光の光強度と対応する信号
と前記の基準信号とが略々一致する状態において前記し
たメモリに個別に記憶された補正データを、表示画像に
ついて選定された特定な複数の個所における個々の個所
についてのシェーディングの補正用データとして、前記
した表示画像について選定された特定な複数の個所にお
ける個々の個所についてのシェーディングの補正用デー
タとしては、出力光の光強度が小さい状態で得たシェー
ディングの補正データと、出力光の光強度が大き状態で
得たシェーディングの補正データとの2種類の補正デー
タを求めて、それをメモリに記憶しておき、前記のメモ
リに記憶されている表示画像について選定された特定な
複数の個所における個々の個所についてのシェーディン
グの補正用データは、スクリーン上に表示させるために
画像信号源から投射型画像表示装置に供給された画像信
号における所定の信号部分、すなわち、表示画像につい
て選定された特定な複数の個所における個々の個所と対
応している信号部分を補正するために、前記した画像信
号源から投射型画像表示装置に供給される画像信号に同
期した状態でメモリから読出して、そのめモリから読出
した前記の補正データを、前記した表示の対象にされて
いる画像信号に対して加算あるいは乗算して、表示画像
のシェーデングの補正が行なわれるようにしたから、本
発明によれば入出力特性が非直線的な構成素子や構成部
分を含んで構成されている投射型画像表示装置における
各種の原因によるシェーデングの補正が良好、かつ容易
に実現できるのであり、また、前記した表示画像につい
て選定された特定な複数の個所における個々の個所につ
いてのシェーディングの補正用データを得るための具体
的な手段としては、投射型画像表示装置における投射レ
ンズからスクリーン上に結像された表示の対象にされて
いる画像信号による出力光の光強度と対応する信号を、
撮像装置(例えばCCDカメラ)で発生させ、前記の撮
像装置で発生させた画像信号において、表示画像につい
て選定された特定な複数の個所における個々の個所と対
応する信号部分と、予め設定しておいた基準信号とを比
較して、前記の両信号の差信号に基づいて補正データを
生成し、その補正データをメモリに記憶し、メモリに記
憶された補正データによって表示の対象にされている画
像信号を補正するという動作が、繰返して行なわれるよ
うに、前記した各動作を行なう各構成部分によって一巡
の閉ループを構成させることにより容易に実現できるの
であり、さらに、画像表示素子を除くシェーディング発
生要素によって発生するシェーディング特性を有する信
号を、予め設定する基準信号として用いることにより、
液晶を構成要素に用いて構成されている画像表示素子、
例えば光書込み型空間光変調素子によるシェーディング
を、手軽に補正することができ、さらにまた、加法混色
の3原色の内の任意の1原色の光におけるシェーディン
グ特性を有する信号を予め設定する基準信号として用い
ることにより、表示画像の品質に最も大きな影響を及ぼ
す色シェーデングが生じないように容易にできるのであ
って、本発明によれば従来の問題点を良好に解決でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投射型画像表示装置におけるシェーデ
ィングの補正方法、及び投射型画像表示装置におけるシ
ェーディングの補正装置を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】シェーディングの補正用データを得るために、
表示画像について選定された特定な複数の個所の説明に
用いるための平面図である。
【図3】光書込み型空間光変調素子の概略構成を示す側
断面図である。
【図4】光書込み型空間光変調素子のバイアス電圧に対
する出力光量特性例を示す曲線図である。
【図5】光源光の色シェーディングの例を示す曲線図で
ある。
【図6】撮像管のシェーディング補正装置の概略構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1…撮像管、2…撮像レンズ、3…前置増幅器、4…加
算器、5…補正波形信号発生器、6…表示の対象にされ
ている画像信号の入力端子、7…乗算器、8…加算器、
9…ガンマ補正回路、10…陰極線管、11…補正デー
タ用メモリ、12…撮像装置(CCDカメラ)、13…
画像処理及び演算処理部、PJA…投射型画像表示装
置、E…バイアス電源、PBS…偏光ビームスプリッ
タ、Lr…レンズ、LSr…読出し光の光源、Lp…投
射レンズ、SLM…光書込み型空間光変調素子、SPL
…遮光膜、BP1,BP2…透明基板、Et1…透明電極、
PCL…光導電層部材、DML…誘電体ミラー、PML
…光変調材層部材、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/31 A (72)発明者 松本 俊一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地日本ビクター株式会社内 (72)発明者 古賀 祐一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地日本ビクター株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも液晶を構成要素に用いて構成
    されている画像表示素子を備えている投射型画像表示装
    置における投射レンズからスクリーン上に結像された、
    表示の対象にされている画像信号による出力光の光強度
    と対応する信号と、予め設定されている基準信号とを比
    較して、前記の両信号の差信号に基づいて補正データを
    生成してそれを記憶し、前記の記憶された補正データに
    よって補正した表示の対象にされている画像信号と対応
    する出力光をスクリーン上に結像させるという動作を繰
    返して、前記したスクリーン上に結像された出力光の光
    強度と対応する信号と前記の基準信号とが略々一致する
    状態でシェーディングの補正用データを得て、前記のシ
    ェーディングの補正用データによって補正された状態の
    表示の対象にされている画像信号により投射型画像表示
    装置の出力光が得られるようにした投射型画像表示装置
    におけるシェーディングの補正方法。
  2. 【請求項2】 表示画像中に選定された複数の個所のそ
    れぞれについて、個別にシェーディングの補正用データ
    を得るようにした請求項1の投射型画像表示装置におけ
    るシェーディングの補正方法。
  3. 【請求項3】 画像表示素子を除くシェーディング発生
    要素によって発生するシェーディング特性を有する信号
    を予め設定する基準信号として用いるようにした請求項
    1の投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正
    方法。
  4. 【請求項4】 加法混色の3原色の内の任意の1原色の
    光が示すシェーディング特性を有する信号を予め設定す
    る基準信号として用いるようにした請求項3の投射型画
    像表示装置におけるシェーディングの補正方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも液晶を構成要素に用いて構成
    されている画像表示素子を備えている投射型画像表示装
    置における投射レンズからスクリーン上に結像された表
    示の対象にされている画像信号による出力光の光強度と
    対応する信号を発生する光検出手段と、基準信号の発生
    手段と、前記した光検出手段からの出力信号と基準信号
    とを比較して前記の両信号の差信号を出力する信号比較
    手段と、前記の信号比較手段から出力された差信号に基
    づいて補正データを生成し、前記の補正データを記憶す
    る手段と、前記した補正データによって表示の対象にさ
    れている画像信号を補正する手段とによって一巡の閉ル
    ープを構成することにより、シェーディングの補正用デ
    ータを前記した補正データを記憶する手段に記憶させる
    ようにする手段と、前記のシェーディングの補正用デー
    タによって補正された状態の表示の対象にされている画
    像信号によって投射型画像表示装置の出力光を得るよう
    にした投射型画像表示装置におけるシェーディングの補
    正装置。
JP6039267A 1994-02-15 1994-02-15 投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正方法及び装置 Pending JPH07226862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6039267A JPH07226862A (ja) 1994-02-15 1994-02-15 投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6039267A JPH07226862A (ja) 1994-02-15 1994-02-15 投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07226862A true JPH07226862A (ja) 1995-08-22

Family

ID=12548374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6039267A Pending JPH07226862A (ja) 1994-02-15 1994-02-15 投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07226862A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915624A2 (en) * 1997-10-10 1999-05-12 Hughes-Jvc Technology Corporation Automatic shading in an LCLV Projector
US7129456B2 (en) 2002-02-19 2006-10-31 Olympus Corporation Method and apparatus for calculating image correction data and projection system
JP2008131099A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Ricoh Co Ltd 画像投影装置及び画像投影方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0915624A2 (en) * 1997-10-10 1999-05-12 Hughes-Jvc Technology Corporation Automatic shading in an LCLV Projector
EP0915624A3 (en) * 1997-10-10 2003-03-19 Victor Company Of Japan, Limited Automatic shading in an LCLV Projector
US7129456B2 (en) 2002-02-19 2006-10-31 Olympus Corporation Method and apparatus for calculating image correction data and projection system
JP2008131099A (ja) * 2006-11-16 2008-06-05 Ricoh Co Ltd 画像投影装置及び画像投影方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6216694A (ja) 画像ハ−ドコピ−作成装置
JP2003175641A (ja) 感光媒体の上へ画像をプリントする方法
JP2002311408A (ja) 多重反射型空間光を使用する高分解能画像を印刷する方法及び装置
JPH11305193A (ja) 表示装置および表示装置補正システム
JP2001228553A (ja) 反射型lcd変調器を用いた高解像度画像印刷方法及びその装置
KR930009521B1 (ko) 오버 헤드 프로젝터
US3984187A (en) Scanning and reproduction of pictorial images
EP0411325B1 (en) Apparatus and method utilizing LCD for printing
JPH0481714A (ja) 液晶プロジェクション装置
JPS62260467A (ja) 絵画原稿のコピ−の電子的プリント方法
US6529243B1 (en) Method for electronic reduction of the contrast of video images as early as during recording
US4740820A (en) Method of and apparatus for producing hard copy of color picture adaptive to variations in characteristics of fluorescent screen of recorder CRT
WO2020111164A1 (ja) 表示装置、表示システム、画像表示方法
JPH07226862A (ja) 投射型画像表示装置におけるシェーディングの補正方法及び装置
JP2003018502A (ja) 投射型表示装置
US5303056A (en) Dynamic gain correction for CRT printing
US6786606B2 (en) Projection-type display device
KR100188193B1 (ko) 투사형 프로젝터의 보정량생성장치
JPH09329846A (ja) 光パターン照射装置及び光パターン照射方法
JPH07294865A (ja) 画像出力装置
JPS63312781A (ja) 投影表示方法および表示装置
JP2549015B2 (ja) 投射型画像表示装置
JP3414939B2 (ja) 画像表示装置
JPH09298756A (ja) 映像表示装置
US5144415A (en) Apparatus for processing information carried by electro-magnetic radiation beam