JPH07226805A - ガスセキュリティ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスセキュリティ盤を電池駆動方式とし、も
って、設置場所がＡＣコンセント付近に限定されること
なく、また、停電対策が不要で、しかも、ノイズに強い
ガスセキュリティ装置を提供する。 【構成】 集中監視センターIと各家庭IIに配設された
ガスセキュリティ盤２１とが電話回線IIIを介して接続
され、ガスセキュリティ盤２１より、ガスメータ２６の
検針データ、ガスセンサ２２等からのセキュリティデー
タ等を電話回線IIIを通して集中監視センターIに通報す
る。ガスセキュリティ盤２１は電池のみで動作し、しか
も、常時、スタンバイ状態にあり、電池の寿命をガスセ
キュリティ盤２１の法定使用期間以上に保てるようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、各家庭に配設されたガ
スセキュリティ盤と集中監視センターとを電話回線を介
して連結し、各家庭におけるガスメータの検針データ、
各種ガスセキュリティデータ等を前記電話回線を通して
前記集中監視センターに通報するガスセキュリティ装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】図１は、本発明が適用される従来のガス
セキュリティ装置の一例を説明するための全体構成図
で、図中、Iは集中監視センター、IIはユーザ(各家
庭)、IIIは電話回線で、集中監視センターIとユーザII
とは、電話回線IIIを介して接続されている。集中監視
センターI側には、ＣＰＵ１１、モデム１２、プリンタ
１３等を具備し、また、ユーザII側には、屋内にガスセ
キュリティ盤２１、ガスセンサ２２、電話機２３等を、
屋外にガスメータ２６、ガスボンベ２７等を具備し、集
中監視センタ−のＣＰＵ１１とユーザのガスセキュリテ
ィ盤２１とが電話回線３１を介して接続され、例えば、
ガスメータ２６の検針値をセキュリティ盤２１より集中
監視センターに通報し、例えば、ガスセンサ２２がガス
漏れを検出した時に、セキュリティ盤２１より集中監視
センターにガス漏れを知らせる。

【０００３】ガスセキュリティ盤２１は、ガスセンサ２
２からのガス漏れの信号を受け取ると、自動的にガスメ
ータ２６の遮断弁を閉じて安全性を保障するとともに、
集中監視センターにガス漏れを通報する。集中監視セン
ターはガス漏れ情報を受け取ると、検査員を当該ユーザ
のもとに派遣して、ガス漏れの事実を確認し、ガス漏れ
の事実が確認された時は、対応処置を実行する。

【０００４】而して、上記従来のガスセキュリィ装置
は、電源として商用交流電源を使用し、停電時のバック
アップ用として電池を用いている（このバックアップ電
池は、単に、メモリー等の内容を消さないためのもので
あり、装置を作動させることはできない）。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ガスセキュリティ盤は、商用交流電源を使用するもので
あるため、停電時、動作が停止してしまう。また、商用
交流（ＡＣ）電源を使用するものであるため、ＡＣコン
セントの近くに配設しなければならず、配設位置がある
程度固定されてしまい、配設位置を決めるのが困難であ
った。更に、交流回路であるため、ノイズに弱い等の問
題があった。

【０００６】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、特に、前述のガスセキュリティ盤を電池駆
動方式とし、もって、設置箇所の選定がＡＣコンセント
の位置に左右されず、しかも、停電対策が不要で、更に
は、ノイズに強いガスセキュリティ装置を提供すること
を目的としてなされたものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、（１）集中監視センターと各家庭に配設
されたガスセキュリティ盤とが電話回線を介して接続さ
れ、該ガスセキュリティ盤より、ガスメータの検針デー
タ、各種セキュリティデータを前記電話回線を通して前
記集中監視センターに通報するガスセキュリティ装置に
おいて、前記ガスセキュリティ盤が電池のみで動作する
ことを特徴としたものであり、更には、（２）前記電池
は常時はスタンバイモードにあることを特徴としたもの
である。

【０００８】

【作用】各家庭に配設され、ガスメータの検針値、ガス
漏れ情報等を集中監視センターに通報するガスセキュリ
ティ盤を電池駆動方式とし、かつ、スタンバイ方式とす
ることにより、商用交流電源を用いた場合におけるＡＣ
コンセントに対する配慮及び停電対策を不要とし、か
つ、電池の寿命を長くし、かつ、ノイズに強くする。

【０００９】

【実施例】図１は、本発明によるガスセキュリティ装置
の一実施例を示す図であるが、本発明においては、セキ
ュリティ盤２１が電池駆動方式となっている点を除け
ば、従来のガスセキュリティ盤と同じである。而して、
本発明においては、ガスセキュリティ盤２１は電池駆動
方式となっており、商用交流電源を用いた従来のガスセ
キュリティ盤に比し、バックアップ電池を設ける等の停
電対策は不要となり、また、交流回路を使用しないの
で、ノイズに対して強い回路構成とすることができる。
しかし、電池駆動方式であるので、この電池の寿命を、
ガスセキュリティ盤２１の法定使用期以上としなければ
ならない。

【００１０】そのため、本発明においては、ガスセキュ
リティ盤２１は、常時はスタンバイ状態（つまり、寝た
状態）にあり、該ガスセキュリティ盤２１から積極的に
周囲に働きかけ、例えば、各種セキュリティ用のセンサ
（例えば、ガスセンサ、火災センサ等）の状態を見に行
くようなことはせず、これらのセンサが作動した時、或
いは、ガスメータの検針データを通報する時等、外部か
ら起動がかかった時のみ、動作状態（つまり、起きた状
態）になるようになっている。

【００１１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、各家庭に配設され、ガスメータの検針値、ガ
ス漏れ情報等を集中監視センターに通報するガスセキュ
リティ盤を、電池駆動方式とし、かつ、スタンバイ方式
とすることにより、商用交流電源を用いた場合における
ＡＣコンセント付近への設置に対する配慮、停電対策等
を不要とし、かつ、電池の寿命を長くし、ノイズに強い
回路構成とすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明が商用されるるガスセキュリティ装置
の一実施例を説明するための全体構成図である。

【符号の説明】

Ｉ…集中監視センター、II…ユーザ、III…電話回線、
１１…ＣＰＵ、１２…モデム、１３…プリンタ、２１…
ガスセキュリティ盤、２２…ガスセンサ、２３…電話
機、２６…ガスメータ、２７…ガスボンベ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 集中監視センターと各家庭に配設された
   ガスセキュリティ盤とが電話回線を介して接続され、該
   ガスセキュリティ盤より、ガスメータの検針データ、各
   種セキュリティデータを前記電話回線を通して前記集中
   監視センターに通報するガスセキュリティ装置におい
   て、前記ガスセキュリティ盤が電池のみで動作すること
   を特徴とするガスセキュリティ装置。
2. 【請求項２】 前記電池は常時はスタンバイモードにあ
   ることを特徴とする請求項１記載のガスセキュリティ装
   置。