JPH07225847A - 画像抽出方法 - Google Patents

画像抽出方法

Info

Publication number
JPH07225847A
JPH07225847A JP6037614A JP3761494A JPH07225847A JP H07225847 A JPH07225847 A JP H07225847A JP 6037614 A JP6037614 A JP 6037614A JP 3761494 A JP3761494 A JP 3761494A JP H07225847 A JPH07225847 A JP H07225847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracking
pixel
point
pixels
contour line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6037614A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Niitsuma
規夫 新妻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP6037614A priority Critical patent/JPH07225847A/ja
Publication of JPH07225847A publication Critical patent/JPH07225847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Analysis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 抽出対象画像領域を囲む大まかな粗輪郭線2
2を入力するだけで、境界に細かい凹凸があっても、対
象画像を正確、確実に抽出できること。 【構成】 粗輪郭線22を入力して、図(b)に示すよ
うに原画像12に粗輪郭線22を重畳表示し、この粗輪
郭線22に含まれる画素のエッジ強度とエッジ勾配方向
(エッジ連続性)とを求め、このエッジ勾配方向に基づ
いて図(d)に示すような連続性を有する複数の画素3
3を求め、この連続画素33について、エッジ強度が最
大の画素(例えばピーク画素)を追跡の開始点T0
し、追跡点Tiの近傍画素のうちのエッジ強度が最大の
画素を次の追跡点Ti(i=i+1)とする追跡を繰り
返すことによって図の(f)に示すような細線化輪郭線
40を求める。このため、ピーク画素に沿った正確な細
線化輪郭線40が得られ、この細線化輪郭線40で囲ま
れた対象画像12aを正確、確実に抽出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、景観シミュレーション
やデザインシミュレーション等のイメージシミュレーシ
ョン、画像データベースシステムまたは電子カタログ等
の展示システム等で用いられる画像抽出方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像抽出方法には、抽出
対象領域の輪郭線を求め、その内部を抽出する方法や、
いわゆるクロマキー手法を用いた方法が知られている。
【0003】前者の輪郭線を求めて画像を抽出するもの
には、図7に示すような装置を用いて図8に示すような
方法で画像を抽出するものが知られている。すなわち、
画像入力部(例えばテレビカメラやイメージスキャナ)
10を用いて取り込んだ図8の(a)に示すような原画
像(または元画像ともいう)12を、画像処理部として
のマイクロプロセッサ14で画像処理してRAM(例え
ばVRAM)16内の原画像記憶部16aに記憶すると
ともに画像表示部としてのCRTディスプレイ18で表
示する。
【0004】ついで、ポインティングデバイスの一例と
してのタブレット20からの位置情報入力によって、C
RTディスプレイ18が表示中の原画像12の中に図8
の(b)に示すような粗輪郭線(例えば線幅が数画素の
輪郭線)22を描くとともに、マイクロプロセッサ14
内の内部メモリ(図示省略)やRAM16内の輪郭線記
憶部16bに同図の(c)に示すような粗輪郭線画像情
報23を書き込む。すなわち、粗輪郭線22の存在する
領域の画素のデータを全て論理「1」とし、その他の領
域の画素のデータを論理「0」として表したパターン情
報としての粗輪郭線画像情報23を書き込む。
【0005】ついで、ROM25に格納された細線化処
理用プログラムを実行するマイクロプロセッサ14の細
線化処理機能によって、原画像12の中の粗輪郭線22
を図8の(d)に示すような細線化処理された細線化輪
郭線(例えば線幅が1画素の輪郭線)24にするととも
に、マイクロプロセッサ14の内部メモリや輪郭線記憶
部16b内の粗輪郭線画像情報23を細線化処理し、つ
いで同図の(e)に示すようなラベル付けをする。
【0006】すなわち、細線化輪郭線24の存在する領
域の画素にはラベル「1」を付与し、細線化輪郭線24
で囲まれた領域内の画素にはラベル「2」を付与し、そ
の他の領域の画素にはラベル「0」を付与した、図8の
(e)に示す細線化輪郭線情報27を輪郭線記憶部16
bに記憶する。
【0007】ついで、ROM25に格納された画像抽出
処理用プログラムを実行するマイクロプロセッサ14の
画像抽出機能によって、原画像12の中から細線化輪郭
線24内に含まれる画像(すなわち抽出対象画像)を抽
出し、CRTディスプレイ18は図8の(f)に示すよ
うな抽出画像12aを表示する。すなわち、図8の
(e)にラベル付けして表した細線化輪郭線情報27の
ラベル「2」の部分に対応した領域を、同図の(a)ま
たは(d)に示した原画像12の中から切り出して抽出
し、その抽出画像12aを表示する。
【0008】また、後者のクロマキー手法を用いて画像
を抽出するものには、予め抽出すべき対象を特定の色
(例えば青色)の背景に置いた画像を作っておき、その
画像から色情報に基づいて対象画像を切り出すようにし
たものが知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の輪郭線を求めて画像を抽出するものは、タブレ
ット20を用いた手入力で表示中の原画像12の中に粗
輪郭線22を描いてしまえば、後はマイクロプロセッサ
14の細線化処理機能によって自動的に画像抽出用の細
線化輪郭線24が得られ、パラメータの調整が不要であ
るという特徴を有るが、手入力の手間と時間を省くため
に線幅の広い粗輪郭線22を入力し、この粗輪郭線22
の中心線を残す方法や、エッジ強度の小さい順に連続性
を考慮して不要画素を削除していく方法によって、自動
的に細線化するようにしていたので、次のような問題点
があった。
【0010】図9の(a)に示すような原画像の抽出対
象領域28aを、真の輪郭線29aを境界として抽出す
るときに、入力した粗輪郭線22aの中心線30の位置
が、同図の(b)に示すように真の輪郭線29aからず
れた場合に、同図の(c)に示すように、細線化した輪
郭線24aと真の輪郭線30との間にずれDができて、
両者が一致しないことがあるという問題点があった。
【0011】また、図10の(a)に示すような、原画
像の抽出対象領域28bのエッジ形状が複雑なときに真
の輪郭線29bを境界として抽出する場合に、同図の
(b)に示すように、入力した粗輪郭線22bの中心線
を真の輪郭線29bと一致させたとしても、同図の
(c)に示すように、角部において細線化した輪郭線2
4bと真の輪郭線29bが一致せず、角部分を忠実に抽
出できないという問題点があった。
【0012】なお、上述の粗輪郭線の細線化法による画
像抽出において、手入力による粗輪郭線の線幅を細くす
ればするほど、結果として得られる細線化輪郭線を真の
輪郭線に近ずけることができるが、手入力に手間と時間
がかかり過ぎるという問題点があった。
【0013】また、従来のクロマキー手法を用いて画像
を抽出するものは、対象と背景の色空間での分布が完全
に分離していれば、細かい部分の抽出も問題なく行なう
ことができるが、予め対象を特定の背景においた画像を
作っておく必要があり、自然画像に適用できないという
大きな問題点があった。
【0014】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、抽出対象画像領域の境界に大まかな粗輪郭線を入力
するだけで、境界に細かい凹凸領域があっても、対象画
像を正確、確実に抽出することのできる画像抽出方法を
提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像抽出方法
は、抽出対象画像領域を囲むとともに前記抽出対象画像
領域の内側と外側に跨る線幅の粗輪郭線を入力し、この
粗輪郭線に含まれる画素(粗輪郭画素)のエッジ強度と
エッジ勾配方向とを求め、このエッジ勾配方向に基づい
て前記粗輪郭画素の中から連続性を有する複数の画素
(連続画素)を求め、この連続画素について、エッジ強
度が最大の画素を追跡の開始点とし、追跡点の近傍画素
のうちのエッジ強度が最大の画素を次の追跡点とする追
跡を繰り返すことによって細線化した輪郭線を求め、こ
の細線化輪郭線で囲まれた画素にラベル付けして対象画
像を抽出してなることを特徴とするものである。
【0016】請求項2の画像抽出方法は、請求項1の発
明において、粗輪郭画素のエッジ強度とエッジ勾配方向
を、画像自体の濃度とその近傍画素の濃度とを用いたエ
ッジ検出オペレータによって求めてなるものである。
【0017】請求項3の画像抽出方法は、請求項1の発
明において、エッジ追跡の追跡中において、次の追跡点
が複数のときはその直前の追跡点を分岐点として記録す
るとともに、予め設定した選択順序によって複数の追跡
点のうちから1つを選択して追跡を行い、次の追跡点が
端点のときは直前の分岐点まで戻り設定選択順序によっ
て次の追跡点を選択して追跡を行い、次の追跡点が追跡
開始点に至ったときに追跡を終了してなるものである。
【0018】請求項4の画像抽出方法は、請求項2の発
明において、エッジ追跡の追跡中において、次の追跡点
が複数のときはその直前の追跡点を分岐点として記録す
るとともに、予め設定した選択順序によって複数の追跡
点のうちから1つを選択して追跡を行い、次の追跡点が
端点のときは直前の分岐点まで戻り設定選択順序によっ
て次の追跡点を選択して追跡を行い、次の追跡点が追跡
開始点に至ったときに追跡を終了してなるものである。
【0019】
【作用】請求項1の画像抽出方法では、まず手入力によ
って粗輪郭線を入力する。ついで、この粗輪郭線に含ま
れる画素(粗輪郭画素)のエッジ強度とエッジ勾配方向
とを求め、エッジ勾配方向に基づいて粗輪郭画素の中か
ら連続性を有する複数の画素(連続画素)を求める。つ
いで、この連続画素について、エッジ強度が最大の画素
を追跡の開始点とし、追跡点の近傍画素のうちのエッジ
強度が最大の画素を次の追跡点とする追跡を繰り返すこ
とによって細線化した輪郭線を求める。ついで、この細
線化輪郭線で囲まれた画素にラベル付けし、そのラベル
に従って対象画像を切り出し抽出画像とする。
【0020】請求項2の画像抽出方法では、請求項1の
発明において、粗輪郭画素の各画素についてのエッジ強
度とエッジ勾配方向を、画素自体の濃度とその近傍画素
の濃度とを用いたエッジ検出オペレータ(例えばRob
insonのエッジ検出オペレータ)によって求める。
【0021】請求項3の画像抽出方法では、請求項1の
発明において、エッジ追跡中において、次の追跡点が複
数のときはその直前の追跡点を分岐点として記録すると
ともに、予め設定した選択順序によって複数の追跡点の
うちから1つを選択して追跡を行い、次の追跡点が端点
のときは直前の分岐点まで戻り設定選択順序によって次
の追跡点を選択して追跡を行い、次の追跡点が追跡開始
点に至ったときに追跡を終了する。
【0022】請求項4の画像抽出方法では、請求項2の
発明において、エッジ追跡中において、次の追跡点が複
数のときはその直前の追跡点を分岐点として記録すると
ともに、予め設定した選択順序によって複数の追跡点の
うちから1つを選択して追跡を行い、次の追跡点が端点
のときは直前の分岐点まで戻り設定選択順序によって次
の追跡点を選択して追跡を行い、次の追跡点が追跡開始
点に至ったときに追跡を終了する。
【0023】
【実施例】以下、本発明による画像抽出方法の一実施例
を図1から図6までを用いて説明する。これらの図にお
いて図7、図8と同一部分は同一符号とする。図2は本
発明方法を実施する装置の概略構成図を示すもので、こ
の図において、10はテレビカメラやイメージスキャナ
等を主体としてなる画像入力部で、この画像入力部10
は、図3の(a)に示すような原画像を取り込んで、対
応した画像データを出力するように構成されている。
【0024】14は画像処理部の一例としてのマイクロ
プロセッサで、このマイクロプロセッサ14には、画像
表示部としてのCRTディスプレイ18と、ポインティ
ングデバイスとしてのタブレット20とが結合されると
ともに、RAM(例えばVRAM)34が結合されてい
る。このRAM34内には、原画像記憶部34a、粗輪
郭線記憶部34b、細線化輪郭線記憶部34c、エッジ
強度記憶部34d、エッジ勾配方向記憶部34eおよび
分岐点記憶部34fが設けられている。
【0025】38は前記マイクロプロセッサ14に結合
したROMで、このROM38内には、前記マイクロプ
ロセッサ14によって従来例と同様な処理(例えば画像
デ−タの読み書き処理、抽出処理など)を行なわせるた
めのプログラムが格納されている。前記ROM38内に
は、さらに、前記マイクロプロセッサ14によって、本
発明に特有の処理を行なわせるためのプログラムが格納
されている。
【0026】つぎに、図2の装置の作用を図1、図3、
図4〜図6を併用して説明する。まず、従来例と同様に
して、マイクロプロセッサ14は、ROM38の対応し
たプログラムに基づく機能によって、画像入力部10で
取り込んだ原画像12についての画像情報をRAM34
内の原画像記憶部34aに書き込み、図3の(a)に示
すように、CRTディスプレイ18で原画像12を表示
せしめる。
【0027】(イ)ついで、従来例と同様にして、マイ
クロプロセッサ14は、ROM38の対応したプログラ
ムに基づく機能によって、タブレット20からの入力に
基づく粗輪郭線22を、図3の(b)に示すように、C
RTディスプレイ18で原画像12に重畳表示せしめ
る。この粗輪郭線22は、タブレット20によって、抽
出対象画像の領域を囲み、真の輪郭線と思われる部分を
含み、かつ抽出対象画像領域の内側と外側に跨る線幅を
有するように入力される。また、粗輪郭線画像情報23
は、図3の(c)に示すように、粗輪郭線記憶部34b
に書き込まれる。
【0028】(ロ)ついで、マイクロプロセッサ14
は、ROM38の演算処理用プログラムに基づく演算処
理機能によって、粗輪郭線22に含まれる画素(粗輪郭
画素)のエッジ強度Gとエッジ勾配方向Kとを求め、エ
ッジ強度記憶部34dとエッジ勾配方向記憶部34eに
記憶する。この演算は、例えば、RobinsonやK
irschのエッジ検出オペレータによって行われる。
【0029】(ハ)ついで、マイクロプロセッサ14
は、ROM38の連続画素処理用プログラムに基づく処
理機能により、前記(ロ)で求めたエッジ勾配方向Kに
基づいて粗輪郭画素の中からエッジ連続性のある画素
(連続画素)33を求める。この連続画素33に関する
連続画素情報35は、図3の(d)に示すように、粗輪
郭線記憶部34bに書き込まれる。例えば、図3の
(c)に示す粗輪郭線画像情報23の識別用ラベル
「1」に対応する複数の画素のうち、エッジ連続性のな
い画素(すなわち不連続となる画素)を除去することに
よって、粗輪郭線記憶部34bに連続画素情報35が残
る。
【0030】(ニ)ついで、マイクロプロセッサ14
は、ROM38のエッジ追跡処理用プログラムの処理機
能によって、連続画素33について、図3の(e)に示
すような、エッジ強度が最大の画素を追跡の開始点T0
とし、追跡点Ti(i=1、2、3、…、n)の近傍画
素のうちのエッジ強度が最大の画素を次の追跡点Ti
(i=i+1)とする追跡を繰り返すエッジ追跡によっ
て、図3の(f)に示すような細線化輪郭線40を求め
る。例えば、図3の(d)に示す連続画素情報35のラ
ベル「1」に対応する複数の画素のうち、エッジ追跡処
理で不適格な画素を除去することによって、粗輪郭線記
憶部34bに細線化輪郭線情報42が残る。
【0031】(ホ)ついで、マイクロプロセッサ14
は、ROM38のラベル付け処理および画像抽出処理用
のプログラムに基づく処理機能によって、図3の(f)
に示すように、前記(ニ)で求めた細線化輪郭線40で
囲まれた領域内の画素に識別用ラベル「2」を付与し、
このラベル付けした画素を抽出対象画像として抽出し、
同図の(g)に示すように、CRTディスプレイ18で
抽出画像12aを表示する。
【0032】つぎに、前記(ロ)のエッジ強度Gとエッ
ジ勾配方向Kを求める作用を、図4を併用して詳述す
る。説明の便宜上、粗輪郭線22に含まれる画素(粗輪
郭画素)のうち、エッジ強度Gとエッジ勾配方向Kを求
める画素を、図4の(a)に示すX0とし、その周辺の
(近傍の)8個の画素をX1〜X8とし、対応する画素濃
度を同図の(b)に示すx0、x1〜x8とし、Robi
nsonのエッジ検出オペレータOeを、同図の(c)
に示すように、9個の画素に対応してA、a、b、c、
d、e、f、g、hであるとする。
【0033】すると、対象となる画素X0のエッジ強度
G(X0)は次のようにして求められる。まず、予め所
定のエッジ勾配方向(エッジ方向に垂直な方向)(例え
ば8方向)毎に決められたエッジ検出オペレータOe
(A、a、b、c、d、e、f、g、h)を用いた次式
(1)の演算が行われ、ついで、複数(例えば8)の演
算結果のうちから最大値を選択することによって求めら
れる。この最大値を与えるOeに対応した方向が対象画
素X0のエッジ勾配方向Kである。 G(X0)=Ax0+ax1+bx2+cx3+dx4+ex
5+fx6+gx7+hx8…(1)
【0034】前述の予め決められたエッジ勾配方向は、
Robinsonのエッジ検出オペレータOeの場合に
は、例えば、図4の(d)に示すような8方向となる。
すなわち、エッジ勾配方向が上向き(0°)の場合(K
=0で表わす)には、エッジ検出オペレータOeのA、
a、b、c、d、e、f、g、hは、0、0、1、2、
1、0、−1、−2、−1で与えられる。また、エッジ
勾配方向が45°左回転した左斜め上向き(45°)の
場合(K=1で表わす)には、エッジ検出オペレータO
eのA、a、b、c、d、e、f、g、hは、0、−
1、0、1、2、1、0、−1、−2で与えられる。以
下、左横向き(90°)(K=1で表わす)の場合、
…、右斜め上向き(315°)(K=7で表わす)の場
合にも、同様にして与えられる。
【0035】つぎに、前記(ロ)で求めたエッジ勾配方
向Kに基づいて、前記(ハ)の連続画素を求める作用を
詳述する。図3の(c)に示すような粗輪郭画素情報2
3に対応した粗輪郭線22の画素について、そのうちの
任意の画素(例えばエッジ強度最大の画素)X0に注目
し、その画素X0のエッジ勾配方向をK0(例えばK=
2)とすると、X0のK0に対応した方向に隣接する2つ
の画素(例えばX1とX5)の少なくとも一方がK0+1
(例えばK=3)、K0、K0−1、のいずれかのエッジ
勾配方向をもてば、その画素X0を連続性のある画素と
して残し、そうでなければ画素X0を削除するという操
作を繰り返すことによって、連続画素33が求められ
る。
【0036】つぎに、前記(ニ)のエッジ追跡作用を、
図5及び図6を併用して詳述する。 (1)粗輪郭線記憶部34bに記憶された、図3の
(d)に示すような連続画素33について、エッジ強度
記憶部34dのエッジ強度を用いて、エッジ強度が最大
の画素を求め、これを追跡点Tiの開始点T0(i=
0)とする。
【0037】例えば、連続画素Xa、Xb、Xc、X
d、Xe、Xf、Xg、Xh、Xi、…が、図6の
(a)に示すように画素Xdで分岐して連続し、全ての
連続画素の中で画素Xgのエッジ強度が最大であるとす
ると、この画素Xgを、同図の(b)に示すように、追
跡の開始点T0として対応したラベル付けをする。
【0038】(2)ついで、開始点T0の近傍の連続画
素33のうちにエッジ強度がピーク(局所的な最大)の
画素が有るか否かを判断する。ピークの画素が2以上有
れば、「T0の近傍の連続画素中にエッジ強度がピーク
の画素有か?」が「YES」、「ピーク画素1つか?」
が「NO」となって、T0を分岐点として分岐点記憶部
34fに記録するとともに、予めピーク画素用に設定し
た選択基準(例えばエッジ強度が大きい方の画素を優先
させる選択基準)に基づいて複数のピーク画素の中から
1つを選択する。そして、この選択画素を次の追跡点T
1(i=1)とする。
【0039】例えば、図6の場合には、開始点T0(T
g)の近傍の画素Xd、Xhがいずれもピーク画素であ
るとすると、ピーク画素用に設定した選択基準、例え
ば、両者を比較してエッジ強度の大きい方を選択すると
いう選択基準に従って、一方を選択する。便宜上、ピー
ク画素Xdのエッジ強度の方がピーク画素Xhのエッジ
強度より大きいものとすると、図6の(b)に示すよう
に、Xdを次の追跡点T1(i=1)として追跡を続け
る。
【0040】(3)前記(2)において、ピークの画素
が1つの場合には、「ピーク画素1つか?」が「YE
S」となり、このピーク画素を次の追跡点T1(i=
1)とする。
【0041】(4)前記(2)において、ピーク画素が
存在しない場合には、「T0の近傍の連続画素中にエッ
ジ強度がピークの画素有か?」が「NO」となる。この
ときには、T0の近傍の連続画素についてエッジ強度が
最大の画素を求める。このエッジ強度最大の画素が1つ
のときには、「強度最大画素1つか?」が「YES」と
なって、その画素を追跡点T1(i=1)とする。
【0042】(5)前記(4)において、エッジ強度最
大の画素が複数のときには、「強度最大画素1つか?」
が「NO」となって、T0を分岐点として分岐点記憶部
34fに記録するとともに、予め強度最大画素用に設定
した選択基準(例えばエッジ方向がT0に近い画素を優
先させる選択基準)に基づいて複数の強度最大画素の中
から1つを選択する。そして、この選択画素を次の追跡
点T1(i=1)とする。
【0043】(6)前記(2)〜(5)によって次の追
跡点T1(i=1)が決まったら、この追跡点T1を基に
して前記(2)〜(5)と同様の追跡処理(T0をT1
置き換えたと同様の追跡処理を行う)を行うことによっ
て、次の追跡点T2(i=2)を求める。すなわち、T1
は端点や開始点T0でないので、「Tiは端点か?」が
「NO」、「Ti=T0か?」が「NO」となって、前
記(2)〜(5)と同様の追跡処理を行う。以下、同様
の追跡を繰り返すことによって追跡点T3、T4、…を求
める。
【0044】例えば、図6の場合、追跡点T1(Td)
の近傍の画素Xc、Xe(Xgは既に追跡点T0として
対応したラベル付けされているので対象から除外す
る。)がいずれもピーク画素であるとすると、前記
(2)の追跡処理と同様にして、このT1を分岐点とし
て分岐点記憶部34fに記録するとともに、ピーク画素
用に設定した選択基準に従って、エッジ強度の大きいX
cを選択して次の追跡点T2(i=2)とする。以下、
同様にして連続画素中の画素Xb、Xaを追跡点T3
4とする。
【0045】(7)前記(6)の追跡中において、追跡
点Tiが端点の場合には、「Tiは端点か?」が「YE
S」となり、分岐点記憶部34fを用いて直前の分岐点
に戻って、予め設定した選択基準(この分岐点の近傍の
画素が複数のピーク画素のときにはピーク画素用の、複
数の強度最大画素のときには強度最大画素用の選択基
準)に基づいて対象画素の中から1つを選択する。そし
て、この選択画素を次の追跡点Ti(i=i+1)とす
る。
【0046】例えば、図6の場合、追跡点T4(Xa)
が端点なので、直前の分岐点T1に戻り、既に追跡点と
してラベル付けした追跡点T2〜T4をエッジ追跡から削
除し、設定選択基準に基づいて未選択画素の中から画素
Xeを選択し、このXeを改めて分岐点T1の次の追跡
点T2とする。以下、前記(2)〜(5)と同様の追跡
処理を行うことによって、連続画素中の画素Xf、…を
追跡点T3、…とする。
【0047】(8)前記(6)の追跡中において、追跡
点Tiが追跡の開始点T0に至ったら、追跡が途中で終
わらないようにするために、この追跡点Tiの次の追跡
点Ti(i=i+1)が追跡点T1に等しいか否かを調
べる。すなわち、「Ti=T0か?」が「YES」とな
ったら、「Ti(i=i+1)=T1か?」を調べ、
「NO」ならば前記(2)〜(5)と同様の追跡処理に
戻り、「YES」ならばエッジ追跡を終了する。
【0048】例えば、図6の場合、追跡点Ti(i=
n)で追跡の開始点T0に至ったものとすると、その次
の追跡点Ti(i=n+1)が追跡点T1に等しいか否
かを調べる。等しければエッジ追跡を終了する。
【0049】前記実施例では、粗輪郭画素の各画素につ
いてのエッジ強度とエッジ勾配方向を、画素自体の濃度
とその周辺の8個の画素の濃度とを用いたエッジ検出オ
ペレータによって求めるようにしたが、本発明はこれに
限るものでなく、画素自体の濃度とその近傍の8個以外
の複数の画素の濃度とを用いたエッジ検出オペレータに
よって求めるようにしてもよい。
【0050】前記実施例では、粗輪郭画素のエッジ強
度、エッジ勾配方向をRobinsonのエッジ検出オ
ペレータによる演算で求めるようにしたが、本発明はこ
れに限るものでない。例えば、Kirschのエッジ検
出オペレータによる演算で求めるようにしてもよい。ま
たは、RobinsonやKirsch以外のエッジ検
出オペレータによる演算で求めるようにしてもよい。
【0051】前記実施例では、近傍画素のうちから次の
追跡点を選択する場合に、まずピーク画素を、ついでエ
ッジ強度を優先させるエッジ追跡を行い、このエッジ追
跡中において、次の追跡点の候補が複数あるときの設定
選択基準を、複数のピーク画素が候補のときはエッジ強
度の大きい方を優先させ、エッジ強度最大の候補画素が
複数のときは設定順番を優先させて細線化輪郭線を求め
るようにしたが、本発明はこれに限るものでない。エッ
ジ強度とエッジ勾配方向を用いて「エッジ追跡」によっ
て細線化輪郭線を求めるものであればよい。
【0052】前記実施例では、ポインティングデバイス
はタブレットとしたが、本発明はこれに限るものでな
く、タブレット以外のポインティングデバイス(例えば
マウス、トラックボール)であってもよい。
【0053】前記実施例では、画像表示部をCRTディ
スプレイで形成するようにしたが、本発明はこれに限る
ものでなく、画像表示部を液晶ディスプレイ、プラズマ
ディスプレイまたはエレクトロルミネッセントディスプ
レイ等で形成するようにしてもよい。
【0054】前記実施例では、ROMに各種処理用のプ
ログラムを格納し、これらのプログラムを実行すること
によって対応した機能を達成させるようにしたが、本発
明はこれに限るものでなく、ROM以外の記憶媒体(例
えばハードディスク、フロッピーディスクなど)に各種
処理用のプログラムを格納し、これらのプログラムの実
行で対応した機能を達成させるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1の画像抽出方法は、粗輪郭画素
(粗輪郭線に含まれる画素)のエッジ強度とエッジ勾配
方向とを求め、このエッジ勾配方向に基づいて粗輪郭画
素の中から連続画素を求め、この連続画素について、エ
ッジ強度が最大の画素を追跡の開始点とし、追跡点の近
傍画素のうちのエッジ強度が最大の画素を次の追跡点と
する追跡を繰り返すことによって細線化した輪郭線を求
め、この細線化輪郭線で囲まれた画素にラベル付けし、
そのラベルに従って対象画像を切り出し抽出画像とする
ようにしたので、入力の手間が簡単な粗輪郭線入力を用
いて、複雑なエッジ形状を有する抽出対象画像を正確、
確実に抽出することができる。
【0056】また、請求項2の画像抽出方法は、請求項
1の発明において、粗輪郭画素の各画素についてのエッ
ジ強度とエッジ勾配方向を、画素自体の濃度とその近傍
画素の濃度とを用いたエッジ検出オペレータ(例えばR
obinsonのエッジ検出オペレータ)によって求め
るようにしたので、請求項1の発明の効果を有するとと
もに、エッジ強度とエッジ勾配方向を簡単かつ確実に求
めることができる。
【0057】また、請求項3の画像抽出方法は、請求項
1の発明において、エッジ追跡中に、次の追跡点が複数
のときはその直前の追跡点を分岐点として記録するとと
もに、予め設定した選択順序によって複数の追跡点のう
ちから1つを選択して追跡を行い、次の追跡点が端点の
ときは直前の分岐点まで戻り設定選択順序によって次の
追跡点を選択して追跡を行い、次の追跡点が追跡開始点
に至ったときに追跡を終了するようにしたので、請求項
1の発明の効果を有するとともに、さらに正確、確実な
エッジ追跡を行うことができる。
【0058】また、請求項4の画像抽出方法は、請求項
2の発明において、エッジ追跡中に、次の追跡点が複数
のときはその直前の追跡点を分岐点として記録するとと
もに、予め設定した選択順序によって複数の追跡点のう
ちから1つを選択して追跡を行い、次の追跡点が端点の
ときは直前の分岐点まで戻り設定選択順序によって次の
追跡点を選択して追跡を行い、次の追跡点が追跡開始点
に至ったときに追跡を終了するようにしたので、請求項
2の発明の効果を有するとともに、さらに正確、確実な
エッジ追跡を行うことができる。
【0059】請求項1、2、3または4の画像抽出方法
において、近傍画素のうちから次の追跡点を選択する場
合に、第1にピーク画素を、第2にエッジ強度を優先さ
せるようにした場合には、エッジ強度のピーク(局所的
な最大点)の部分(尾根線)に沿った形で細線化輪郭線
(例えば線幅1画素の輪郭線)を得ることができるの
で、抽出対象画像境界の細かい形状部分にそれほど忠実
に粗輪郭線を入力する必要がなくなり、大まかな粗輪郭
線の入力で、さらに正確、確実な画像抽出が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像抽出方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。
【図2】本発明方法を実施する装置の概略構成図であ
る。
【図3】図2の作用を説明する説明図で、(a)はCR
Tディスプレイで原画像を表示している状態を説明する
説明図、(b)は(a)の表示画像中に粗輪郭線を重畳
表示した状態を説明する説明図、(c)はマイクロプロ
セッサの内部メモリや輪郭線記憶部に記憶された粗輪郭
線情報(パターン情報)を説明する説明図、(d)は
(c)の粗輪郭画素の中から求めた連続画素情報(パタ
ーン情報)を説明する説明図、(e)は(d)の連続画
素を対象としたエッジ追跡を説明する説明図、(f)は
(e)のエッジ追跡で求めた細線化輪郭線にラベル付け
したパターン情報を説明する説明図、(g)は最終的な
抽出画像をCRTディスプレイで表示している状態を説
明する説明図である。
【図4】図1のエッジ強度、エッジ勾配方向を求めるた
めの演算に用いるエッジ検出オペレータを説明する説明
図で、(a)は画素の配置を説明する説明図、(b)は
(a)の各画素に対応する画素の濃度を説明する説明
図、(c)はRobinsonのエッジ検出オペレータ
を説明する説明図である。
【図5】図1のエッジ追跡の一例を示すフローチャート
である。
【図6】図5のエッジ追跡の具体的な一例を説明するも
ので、(a)はエッジ追跡前の連続画素の一部を表示し
ている状態を説明する説明図、(b)は(a)の連続画
素を対象とするエッジ追跡を行った後の画素を表示して
いる状態を説明する説明図である。
【図7】従来の画像抽出方法を実施する装置の概略構成
図である。
【図8】図7を用いた従来の画像抽出方法を説明する説
明図で、(a)は原画像を表示している状態を説明する
説明図、(b)は原画像上に画像抽出用の粗輪郭線を重
畳表示している状態を説明する説明図、(c)は粗輪郭
線情報(パターン情報)を説明する説明図、(d)は
(b)の粗輪郭線を細線化した状態を説明する説明図、
(e)は(c)の粗輪郭線を細線化しラベル付けしたパ
ターン情報を説明する説明図、(f)は抽出画像を表示
している状態を説明する説明図である。
【図9】図7の装置を用いた従来の画像抽出方法の実施
において、粗輪郭線の中心線と真の輪郭線との間にずれ
が生じた場合の説明図で、(a)は原画像を表示してい
る状態を説明する説明図、(b)は(a)の原画像に粗
輪郭線を重畳表示した状態を説明する説明図、(c)は
(b)の粗輪郭線を細線化した状態を説明する説明図で
ある。
【図10】図7の装置を用いた従来の画像抽出方法の実
施において、抽出対象画像の境界部に複雑な形状を有す
るエッジがある場合の説明図で、(a)は原画像を表示
している状態を説明する説明図、(b)は(a)の原画
像に粗輪郭線を重畳して表示した状態を説明する説明
図、(c)は(b)の粗輪郭線を細線化した状態を説明
する説明図である。
【符号の説明】 10…画像入力部、 12…原画像、 12a…抽出画
像、14…マイクロプロセッサ、 16、34…RA
M、16a、34a…原画像記憶部、 16b…輪郭線
記憶部、18…CRTディスプレイ 20…タブレッ
ト、22、22a、22b…粗輪郭線、23…粗輪郭線
情報(パターン情報)、24、40…細線化輪郭線、
25…ROM、33…連続画素、 34b…粗輪郭線記
憶部、34c…細線化輪郭線記憶部、 34d…エッジ
強度記憶部、34e…エッジ勾配方向記憶部、 34f
…分岐点記憶部、35…連続画素情報(パターン情
報)、 38…ROM、42…細線化輪郭線にラベル付
けしたパターン情報、G(X)…エッジ強度、 K…エ
ッジ勾配方向、Oe…エッジ検出オペレータ、 T0
追跡の開始点、T1〜T4、Ti(i=1、2、3、…、
n)…追跡点、X0〜X8、Xa〜Xi…画素、x0〜x8
…画素の濃度(例えば階調)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抽出対象画像領域を囲むとともに前記抽出
    対象画像領域の内側と外側に跨る線幅の粗輪郭線を入力
    し、この粗輪郭線に含まれる画素(粗輪郭画素)のエッ
    ジ強度とエッジ勾配方向とを求め、このエッジ勾配方向
    に基づいて前記粗輪郭画素の中から連続性を有する複数
    の画素(連続画素)を求め、この連続画素について、エ
    ッジ強度が最大の画素を追跡の開始点とし、追跡点の近
    傍画素のうちのエッジ強度が最大の画素を次の追跡点と
    する追跡を繰り返すことによって細線化した輪郭線を求
    め、この細線化輪郭線で囲まれた画素にラベル付けして
    対象画像を抽出してなることを特徴とする画像抽出方
    法。
  2. 【請求項2】抽出対象画像領域を囲むとともに前記抽出
    対象画像領域の内側と外側に跨る線幅の粗輪郭線を入力
    し、この粗輪郭線に含まれる画素(粗輪郭画素)につい
    て、画素自体の濃度とその近傍画素の濃度とを用いたエ
    ッジ検出オペレータによってエッジ強度とエッジ勾配方
    向とを求め、このエッジ勾配方向に基づいて前記粗輪郭
    画素の中から連続性を有する複数の画素(連続画素)を
    求め、この連続画素について、エッジ強度が最大の画素
    を追跡の開始点とし、追跡点の近傍画素のうちのエッジ
    強度が最大の画素を次の追跡点とする追跡を繰り返すこ
    とによって細線化した輪郭線を求め、この細線化輪郭線
    で囲まれた画素にラベル付けして対象画像を抽出してな
    ることを特徴とする画像抽出方法。
  3. 【請求項3】抽出対象画像領域を囲むとともに前記抽出
    対象画像領域の内側と外側に跨る線幅の粗輪郭線を入力
    し、この粗輪郭線に含まれる画素(粗輪郭画素)のエッ
    ジ強度とエッジ勾配方向とを求め、このエッジ勾配方向
    に基づいて前記粗輪郭画素の中から連続性を有する複数
    の画素(連続画素)を求め、この連続画素について、エ
    ッジ強度が最大の画素を追跡の開始点とし、追跡点の近
    傍画素のうちのエッジ強度が最大の画素を次の追跡点と
    する追跡を繰り返し、この追跡中において、前記次の追
    跡点が複数のときはその直前の追跡点を分岐点として記
    録するとともに、予め設定した選択順序によって複数の
    追跡点のうちから1つを選択して追跡を行い、前記次の
    追跡点が端点のときは直前の分岐点まで戻り前記設定選
    択順序によって次の追跡点を選択して追跡を行い、前記
    次の追跡点が追跡開始点に至ったときに追跡を終了する
    エッジ追跡によって細線化した輪郭線を求め、この細線
    化輪郭線で囲まれた画素にラベル付けして対象画像を抽
    出してなることを特徴とする画像抽出方法。
  4. 【請求項4】抽出対象画像領域を囲むとともに前記抽出
    対象画像領域の内側と外側に跨る線幅の粗輪郭線を入力
    し、この粗輪郭線に含まれる画素(粗輪郭画素)につい
    て、画素自体の濃度とその近傍画素の濃度とを用いたエ
    ッジ検出オペレータによってエッジ強度とエッジ勾配方
    向とを求め、このエッジ勾配方向に基づいて前記粗輪郭
    画素の中から連続性を有する複数の画素(連続画素)を
    求め、この連続画素について、エッジ強度が最大の画素
    を追跡の開始点とし、追跡点の近傍画素のうちのエッジ
    強度が最大の画素を次の追跡点とする追跡を繰り返し、
    この追跡中において、前記次の追跡点が複数のときはそ
    の直前の追跡点を分岐点として記録するとともに、予め
    設定した選択順序によって複数の追跡点のうちから1つ
    を選択して追跡を行い、前記次の追跡点が端点のときは
    直前の分岐点まで戻り前記設定選択順序によって次の追
    跡点を選択して追跡を行い、前記次の追跡点が追跡開始
    点に至ったときに追跡を終了するエッジ追跡によって細
    線化した輪郭線を求め、この細線化輪郭線で囲まれた画
    素にラベル付けして対象画像を抽出してなることを特徴
    とする画像抽出方法。
JP6037614A 1994-02-10 1994-02-10 画像抽出方法 Pending JPH07225847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6037614A JPH07225847A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 画像抽出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6037614A JPH07225847A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 画像抽出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07225847A true JPH07225847A (ja) 1995-08-22

Family

ID=12502502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6037614A Pending JPH07225847A (ja) 1994-02-10 1994-02-10 画像抽出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07225847A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6190811B1 (en) 1998-07-31 2001-02-20 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member process cartridge and electrophotographic apparatus
KR100396357B1 (ko) * 1999-05-17 2003-09-02 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 윤곽을 따르는 트래커를 자동적으로 결정하기 위한 방법및 그 방법을 실시하는 프로그램을 기억한 기억 매체
US6674902B1 (en) 1998-07-31 2004-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus image processing method, and storage medium
CN100446544C (zh) * 2005-08-26 2008-12-24 电子科技大学 一种视频对象外边界提取方法
EP2437215A1 (en) 2010-09-29 2012-04-04 Olympus Corporation Detection of a contour edge of an object in an image
JP2013108671A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Mitsubishi Electric Corp 部屋形状認識方法および装置、ならびにこれを用いた空気調和機
JP2014197243A (ja) * 2012-05-22 2014-10-16 株式会社リコー パターン処理装置、パターン処理方法、パターン処理プログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6190811B1 (en) 1998-07-31 2001-02-20 Canon Kabushiki Kaisha Electrophotographic photosensitive member process cartridge and electrophotographic apparatus
US6674902B1 (en) 1998-07-31 2004-01-06 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus image processing method, and storage medium
US7076099B2 (en) 1998-07-31 2006-07-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and storage medium
KR100396357B1 (ko) * 1999-05-17 2003-09-02 인터내셔널 비지네스 머신즈 코포레이션 윤곽을 따르는 트래커를 자동적으로 결정하기 위한 방법및 그 방법을 실시하는 프로그램을 기억한 기억 매체
CN100446544C (zh) * 2005-08-26 2008-12-24 电子科技大学 一种视频对象外边界提取方法
EP2437215A1 (en) 2010-09-29 2012-04-04 Olympus Corporation Detection of a contour edge of an object in an image
US8670622B2 (en) 2010-09-29 2014-03-11 Olympus Corporation Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable recording medium
JP2013108671A (ja) * 2011-11-21 2013-06-06 Mitsubishi Electric Corp 部屋形状認識方法および装置、ならびにこれを用いた空気調和機
JP2014197243A (ja) * 2012-05-22 2014-10-16 株式会社リコー パターン処理装置、パターン処理方法、パターン処理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3189870B2 (ja) 画像処理装置
US6724946B1 (en) Image processing method, apparatus and storage medium therefor
US20220270232A1 (en) Apparatus for adjusting parameter related to defect detection for image processing for image processing, method for information processing, and program
JPH07225847A (ja) 画像抽出方法
US6816633B1 (en) Image retrieval apparatus and method
JP4908867B2 (ja) 地理画像処理システム
JPH07225848A (ja) 画像抽出方法
CN115953783A (zh) 基于图片的工程数据转换方法、装置、设备及存储介质
US20080052053A1 (en) Information processing apparatus and method thereof
JPH0395684A (ja) 図形処理システム
JP2004272357A (ja) 画像認識結果提示装置、画像認識結果表示方法、画像認識結果提示プログラムおよび記録媒体
JP5074622B2 (ja) 地理画像処理システム
JP2018088223A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム
KR102045753B1 (ko) 이미지의 배경 영역에 대한 투명화 처리를 지원하는 이미지 편집 처리 장치 및 그 동작 방법
JPH0249587B2 (ja)
CN115761045B (zh) 一种户型图生成方法、装置、设备及存储介质
JP2000200359A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法及び画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2773127B2 (ja) 画像編集方法
EP0585610B1 (en) Method and apparatus for inputting handwritten alphanumeric characters and for displaying the input character
JP3209003B2 (ja) 立体形状の自動生成方法および装置
JP4482779B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体
JPH07121710A (ja) 画像セグメンテーション方法及び装置
JP2701056B2 (ja) 三次元物体の二次表現方法
JP2846319B2 (ja) 画像処理方法
JPH1145345A (ja) 画像処理装置