JPH07224100A - 新規トロンボモジュリン類 - Google Patents

新規トロンボモジュリン類

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JPH07224100A
JPH07224100A JP6017442A JP1744294A JPH07224100A JP H07224100 A JPH07224100 A JP H07224100A JP 6017442 A JP6017442 A JP 6017442A JP 1744294 A JP1744294 A JP 1744294A JP H07224100 A JPH07224100 A JP H07224100A
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JP
Japan
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ala
gly
thrombomodulin
cys
pro
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Application number
JP6017442A
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English (en)
Inventor
Masao Oguchi
正夫 大口
Toshimi Mizoguchi
俊美 溝口
Tomoyuki Koshi
朋之 古志
Hideki Kimata
秀樹 木全
Susumu Yamamoto
進 山本
Toshiyuki Edano
敏行 枝野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kowa Co Ltd
Original Assignee
Kowa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シアル酸を実質的に含まないトロンボモジュ
リン類、トロンボモジュリンにシアリダーゼ又は希酸を
作用させる該トロンボモジュリン類の製造法、及び該ト
ロンボモジュリン類を含有する抗血液凝固剤。 【効果】 従来のトロンボモジュリンに比べ血中の半減
期が著しく短くなるため、人工透析の際に用いる抗凝固
剤の有効成分として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天然のトロンボモジュ
リンとは異った糖鎖構造を有するトロンボモジュリン
類、この製造法及びこれを含有する医薬に関する。
【0002】
【従来の技術】血液凝固系の中で、蛋白分解酵素として
のトロンビンの果たす役割については種々の研究が行わ
れ、凝固系のメカニズムに関してはほぼ解明されてい
る。
【0003】生体内において、抗凝固系及び線溶系に作
用するといわれているプロテインCをトロンビンが活性
化すること、並びにその機構に補酵素的に働く因子がウ
サギ肺組織抽出物中に存在することが報告されており、
この因子はトロンボモジュリンと命名されている〔N.
L.Esmon et al.,J.Biol.Che
m.,257,(2),859−864(198
2)〕。青木らは、ヒト胎盤より分離した同様な性質を
有する分子量約71,000(非還元状態)のヒト・ト
ロンボモジュリンを報告している〔Thromb.Re
s.,37,353−364(1985)〕。また、
H.Ishiiらはヒト血漿中及び尿中にトロンボモジ
ュリンと同じ活性を有する物質が存在すること、そして
血漿中の当該物質の分子量が約63,000と約54,
000であることを報告している〔J.Clin.In
vest.,76,2178−2181(198
5)〕。尿由来のトロンボモジュリンについてはその
後、分子量約39,000及び約31,000のもの
(特開昭63−146898号公報)、分子量約56,
000及び約63,000のもの(特開平3−8690
0号公報)、分子量約72,000及び約79,000
のもの:UTM(特開平3−218399号公報)、な
どが報告されている。
【0004】一方、K.Suzukiらは遺伝子工学の
手法を用いてヒト肺cDNAライブラリーから、シグナ
ルペプチドを含むヒトトロンボモジュリン前駆体の遺伝
子をクローニングし、トロンボモジュリンの全遺伝子構
造を解明し、557残基のアミノ酸配列を明らかにした
〔EMBO J.6,1891−1897(198
7)、配列番号1参照〕。その後、アミノ酸の数が異な
る各種のヒト・トロンボモジュリンが遺伝子操作によっ
て製造され、報告されている〔WO 88/5053
(全長のヒト・トロンボモジュリン、N末端のAlaか
ら498番目のGlyまでなど)、特開昭63−301
791号(シグナルペプチドを含む全長のヒト・トロン
ボモジュリン)、WO 88/09811(307番目
のAspから497番目のSerまで、307番目のA
spから469番目のGlyまで)、WO 90/10
081(216番目のHisから468番目のAspま
で、216番目のHisから464番目のSerまでな
ど)、特開平2−255699号(365番目のGln
から462番目のCysまで)、特開平3−25908
4号(N末端のAlaから468番目のAspまで:r
−UTM)、WO 92/325(N末端付近から44
7番目のIle付近まで)等参照〕。
【0005】また、遺伝子操作によってトロンボモジュ
リンを製造すると、グリコサミノグリカンで修飾された
トロンボモジュリンが同時に生成され、このものはアン
チトロンビンIII 活性増強作用を示すことが報告されて
いる〔EP412841(N末端のAlaから497番
目のSerまで)、WO 91/4276(N末端のA
laから498番目のGlyまでなど)、WO 91/
5803(N末端のAlaから491番目のAlaま
で)等参照〕。
【0006】更に、本出願人は上記のr−UTMをコー
ドするDNA断片の3′−末端に特定のDNA断片を組
み込んだ組換えベクターを用いて宿主細胞を形質転換
し、当該DNAを発現することによりアンチトロンビン
III 活性増強作用及び血小板凝集抑制作用を有するトロ
ンボモジュリン(r−GAG−UTM)が得られること
を見いだし特許出願した(EP公開488317)。
【0007】更にまた、糖蛋白質であるトロンボモジュ
リンの蛋白構造は既に解明されている。すなわち、トロ
ンボモジュリンの分子は5つの領域、つまり1〜244
番目のN末端領域、245〜480番目のEGF様ドメ
インに富む領域、481〜514番目のO型糖鎖を有す
る領域、515〜537番目の膜通過領域及び残りの3
8残基よりなる細胞質領域から構成されている。トロン
ボモジュリンの糖構造のうちには、グリコサミノグリカ
ンが存在する場合、この糖鎖によって活性が増強される
ことが知られている。しかしながら、その他の糖鎖につ
いてはその詳細及び機能等について報告がない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、医薬品を疾病の
治療に使用する際、投与された医薬品の血中濃度が有効
濃度に達し、完治後は速やかに代謝されることは極めて
重要である。特に人工透析における抗血液凝固剤として
トロンボモジュリンを使用する場合には、透析中は有効
濃度を保ち、透析後は速やかに血中から消失することが
望ましい。しかしながら、従来のトロンボモジュリン類
は比較的血中半減期が長く、DIC等の治療に使用する
場合には適しているが、人工透析の際に抗血液凝固剤と
して使用するためには、更に血中半減期の短いトロンボ
モジュリンが望まれていた。従って、本発明の目的は、
血中半減期が短く抗血液凝固活性を保持したトロンボモ
ジュリン誘導体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる実情に鑑み、トロ
ンボモジュリンのグリコサミノグリカン以外の糖鎖の機
能等について鋭意研究を行ったところ、トロンボモジュ
リンにシアリダーゼを作用させ、その糖鎖からシアル酸
を除去したトロンボモジュリン類が、血中半減期が短
く、抗血液凝固活性を保持していることを見出し本発明
を完成した。
【0010】すなわち本発明は、シアル酸を実質的に含
まないトロンボモジュリン類の第一の発明;トロンボモ
ジュリンにシアリダーゼを作用させることを特徴とする
該トロンボモジュリン類の製造法の第二の発明;及びこ
れを有効成分とする抗血液凝固剤又は血小板凝集抑制剤
の第三の発明を提供するものである。
【0011】本発明のトロンボモジュリン類は、シアル
酸を実質的に含まないものであるが、その含量は0.5
μg/mg以下であるのが好ましい。
【0012】本発明のトロンボモジュリン類は、シアル
酸を含む糖鎖を有するトロンボモジュリン、例えばヒト
組織から抽出したトロンボモジュリン、ヒト尿から抽出
したトロンボモジュリン又は遺伝子組換えによって得ら
れたトロンボモジュリンにシアリダーゼを作用させるこ
とにより製造される。
【0013】ここで原料トロンボモジュリンのうち、ヒ
ト組織から抽出したトロンボモジュリンとしてはヒト胎
盤、ヒト肺等から抽出したものが挙げられる。また、遺
伝子組換えによって得られたトロンボモジュリンとして
は、N末端のAlaより468番目のAspまで、N末
端のAlaより491番目のAlaまで、N末端のAl
aより497番目のSerまで又はN末端のAlaより
498番目のGlyまでのアミノ酸配列を含むもの、及
び図1に示すアミノ酸配列を有するものが挙げられる。
このうち、図1に示すアミノ酸配列を有するトロンボモ
ジュリンはヨーロッパ公開第488317号公報記載の
ものであり、その具体例としては配列番号2及び配列番
号3のアミノ酸配列を有するものが挙げられるが、更に
配列番号2、すなわちN末端のAlaより468番目の
Aspまでを含むトロンボモジュリンのC末端にGlu
−Asp−Tyr−Ser−Gly−Ser−Gly−
Gluが結合したアミノ酸配列を有するものが特に好ま
しい。
【0014】ここで用いるシアリダーゼはシアル酸と他
の糖鎖を分解する酵素であり、これには、ウイルスや細
菌、例えばビブリオコレラ(Vibrio chole
rae)、クロストリディウム・パフリンジェンス(C
lostridium pefringens)、連鎖
球菌等を由来とするシアリダーゼ、動物臓器例えば、ラ
ット肝臓、ブタ肝臓、ヒト胎盤、ブタ顎下線等を由来と
するシアリダーゼなどが挙げられるが、ノイラミニダー
ゼとして市販されているものが好ましい。
【0015】上記、トロンボモジュリンとシアリダーゼ
を溶媒中で、60℃以下、好ましくは20〜50℃で1
〜50時間反応させれば、本発明のトロンボモジュリン
類が得られる。ここで用いる溶媒としては、pH3〜10
特に、pH6〜8の緩衝液が好ましく、具体的にはこの範
囲のトリス緩衝液が例示される。
【0016】得られた反応液から本発明のトロンボモジ
ュリン類を単離、精製する方法としては、特に限定され
ないが、例えば反応液を種々のカラムクロマトグラフィ
ーに付すことによって行うことが好ましい。カラムクロ
マトグラフィーとしてはイオン交換クロマトグラフィ
ー、アフィニティークロマトグラフィー(例えば特開平
1−45398号公報記載のモノクローナル抗体を使
用)、ゲルフィルトレイションクロマトグラフィーなど
を単独又は組み合わせて用いることができる。
【0017】このようにして得られた本発明のトロンボ
モジュリン類にはシアル酸が実質的に含まれていない。
通常糖蛋白質中の糖鎖構造におけるシアル酸は非還元末
端に結合しているものであることから、本発明トロンボ
モジュリン類においても糖鎖の非還元末端のシアル酸が
除去されているものと推定される。
【0018】また、本発明のトロンボモジュリン類は、
原料として用いたトロンボモジュリンと同様の抗血液凝
固作用、血小板凝集抑制作用及びアンチトロンビンIII
増強作用を有し、血中半減期が短縮されている。従っ
て、抗血液凝固活性をコントロールすることが望まれる
疾患の予防及び治療において、抗血液凝固剤、血小板凝
固抑制剤として有用である。
【0019】本発明のトロンボモジュリン類を上記薬剤
の有効成分として使用する場合の剤型としては、例えば
注射剤が挙げられる。注射剤としては、凍結乾燥粉末を
用時、注射用蒸留水、生理食塩水などに溶解して投与す
る形態が好ましい。投与部位としては、静脈内が好まし
い。投与量は患者の体重、透析時間などにより異なる
が、通常10μg〜10mg/回であることが好ましい。
なお、本発明のトロンボモジュリン類は、上記投与量の
範囲においては全く異常が認められず安全である。
【0020】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はこれに何ら制限されるものではない。
【0021】実施例1 GAG−UTM(配列番号2記載のアミノ酸配列を有す
るEP公開488317号公報記載のr−GAG−UT
M1)を0.1M NaClを含む20mM トリス緩衝
液(pH7.4)で500μg/mlに調整した。この溶液
2mlに連鎖球菌由来のシアリダーゼ〔ノイラミニダー
ゼ,生化学工業社製〕0.2単位を加え、37℃で16
時間反応した。反応液の全量をモノクローナル抗体A−
73(特開平1−45398号公報)を結合させたセフ
ァロース4B(2mg IgC/ml樹脂)1mlに吸着させ
た。カラムを1M NaClを含む20mM トリス緩衝
液(pH7.4)20mlで洗浄したのち、2Mチオシアン
酸ナトリウム、5mM EDTA及び0.1M NaCl
を含む20mM トリス緩衝液(pH7.4)5mlで溶出し
た。溶出液を0.1MNaClを含む20mM トリス緩
衝液(pH7.4)で透析し、750μgの目的物を得
た。
【0022】実施例2 r−UTM(N末端のAlaより468番目のAspま
でのアミノ酸配列を有する遺伝子組換えによって得られ
るトロンボモジュリン,特開平3−259084号公報
記載)及びGAG−UTM5(N末端のAlaより49
7番目のSerまでのアミノ酸配列を有する、遺伝子組
換えによって得られるトロンボモジュリン)を用いて実
施例1と同様に反応及び処理し、それぞれ770μg及
び720μgの目的物を得た。
【0023】試験例1 トロンボモジュリンに含まれるシアル酸量の測定:原料
のトロンボモジュリン及び実施例1、2又は3で得られ
た本発明のトロンボモジュリン類を50mM HCl中8
0℃で1時間加熱してシアル酸を遊離させた。次いでシ
アル酸測定キット(宝酒造社製)を用い、DMB(1,
2−ジアミノ−4,5−メチレンジオキシベンゼン)法
〔Hara,S.et al.Anal.Bioche
m.179,162−166(1989)〕でシアル酸
の分析を行い、結果を表1に示した。
【0024】
【表1】
【0025】試験例2 血中半減期の測定 ラット(Wistar系、雄)に麻酔下、右大腿静脈内
にカテーテルを挿入し、被験薬物(原料のトロンボモジ
ュリン及び本発明トロンボモジュリン類を0.15Mの
食塩を含むリン酸緩衝液に溶解し、1mg/mlとした)1
mg/ml/kgをこのカテーテルより急速投与した。薬物投
与前及び投与後2,5,10,20,30,60,9
0,120分に各0.1ml採血し、ヘパリンと混和後血
漿を分取して血中濃度測定用に供した。
【0026】血中濃度はモノクローナル抗体を用いたサ
ンドイッチELISA法にて行った。その結果、いずれ
のトロンボモジュリンもシアリダーゼ処理前はTwo−
compertment modelで、シアリダーゼ
処理後はOne−compertment model
で解析可能であった。結果を図2〜4及び表2に示す。
【0027】
【表2】
【0028】以上の結果よりシアリダーゼ処理によって
得られた本発明トロンボモジュリン類は血中半減期が有
為に短縮されたことが認められた。
【0029】試験例3 ヒト・フィブリノーゲン(2mg/ml)100μlをあら
かじめ37℃で2分間保温した後、各トロンボモジュリ
ン(原料及び本発明トロンボモジュリン類)50μlを
加えて37℃で1分間保温した。反応液にヒト・トロン
ビン(4U/ml)50μlを加え、凝固時間を測定し
た。抗血液凝固活性の結果を図5〜7に示す。以上の結
果より、シアリダーゼ処理によって得られた本発明トロ
ンボモジュリン類は、処理前のトロンボモジュリンと同
様な抗血液凝固活性を示すことが認められた。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明のトロンボモジュ
リン類は従来のトロンボモジュリンに比較して血中半減
期が著しく短くなるが、抗血液凝固活性を保持している
ので、例えば人工透析の際に用いる抗血液凝固剤の有効
成分として有用である。
【0031】
【配列表】配列番号:1 配列の長さ:557 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Ala Pro Ala Glu Pro Gln Pro Gly Gly Ser Gln Cys Val Glu His Asp 5 10 15 Cys Phe Ala Leu Tyr Pro Gly Pro Ala Thr Phe Leu Asn Ala Ser Gln 20 25 30 Ile Cys Asp Gly Leu Arg Gly His Leu Met Thr Val Arg Ser Ser Val 35 40 45 Ala Ala Asp Val Ile Ser Leu Leu Leu Asn Gly Asp Gly Gly Val Gly 50 55 60 Arg Arg Arg Leu Trp Ile Gly Leu Gln Leu Pro Pro Gly Cys Gly Asp 65 70 75 80 Pro Lys Arg Leu Gly Pro Leu Arg Gly Phe Gln Trp Val Thr Gly Asp 85 90 95 Asn Asn Thr Ser Tyr Ser Arg Trp Ala Arg Leu Asp Leu Asn Gly Ala 100 105 110 Pro Leu Cys Gly Pro Leu Cys Val Ala Val Ser Ala Ala Glu Ala Thr 115 120 125 Val Pro Ser Glu Pro Ile Trp Glu Glu Gln Gln Cys Glu Val Lys Ala 130 135 140 Asp Gly Phe Leu Cys Glu Phe His Phe Pro Ala Thr Cys Arg Pro Leu 145 150 155 160 Ala Val Glu Pro Gly Ala Ala Ala Ala Ala Val Ser Ile Thr Tyr Gly 165 170 175 Thr Pro Phe Ala Ala Arg Gly Ala Asp Phe Gln Ala Leu Pro Val Gly 180 185 190 Ser Ser Ala Ala Val Ala Pro Leu Gly Leu Gln Leu Met Cys Thr Ala 195 200 205 Pro Pro Gly Ala Val Gln Gly His Trp Ala Arg Glu Ala Pro Gly Ala 210 215 220 Trp Asp Cys Ser Val Glu Asn Gly Gly Cys Glu His Ala Cys Asn Ala 225 230 235 240 Ile Pro Gly Ala Pro Arg Cys Gln Cys Pro Ala Gly Ala Ala Leu Gln 245 250 255 Ala Asp Gly Arg Ser Cys Thr Ala Ser Ala Thr Gln Ser Cys Asn Asp 260 265 270 Leu Cys Glu His Phe Cys Val Pro Asn Pro Asp Gln Pro Gly Ser Tyr 275 280 285 Ser Cys Met Cys Glu Thr Gly Tyr Arg Leu Ala Ala Asp Gln His Arg 290 295 300 Cys Glu Asp Val Asp Asp Cys Ile Leu Glu Pro Ser Pro Cys Pro Gln 305 310 315 320 Arg Cys Val Asn Thr Gln Gly Gly Phe Glu Cys His Cys Tyr Pro Asn 325 330 335 Tyr Asp Leu Val Asp Gly Glu Cys Val Glu Pro Val Asp Pro Cys Phe 340 345 350 Arg Ala Asn Cys Glu Tyr Gln Cys Gln Pro Leu Asn Gln Thr Ser Tyr 355 360 365 Leu Cys Val Cys Ala Glu Gly Phe Ala Pro Ile Pro His Glu Pro His 370 375 380 Arg Cys Gln Met Phe Cys Asn Gln Thr Ala Cys Pro Ala Asp Cys Asp 385 390 395 400 Pro Asn Thr Gln Ala Ser Cys Glu Cys Pro Glu Gly Tyr Ile Leu Asp 405 410 415 Asp Gly Phe Ile Cys Thr Asp Ile Asp Glu Cys Glu Asn Gly Gly Phe 420 425 430 Cys Ser Gly Val Cys His Asn Leu Pro Gly Thr Phe Glu Cys Ile Cys 435 440 445 Gly Pro Asp Ser Ala Leu Val Arg His Ile Gly Thr Asp Cys Asp Ser 450 455 460 Gly Lys Val Asp Gly Gly Asp Ser Gly Ser Gly Glu Pro Pro Pro Ser 465 470 475 480 Pro Thr Pro Gly Ser Thr Leu Thr Pro Pro Ala Val Gly Leu Val His 485 490 495 Ser Gly Leu Leu Ile Gly Ile Ser Ile Ala Ser Leu Cys Leu Val Val 500 505 510 Ala Leu Leu Ala Leu Leu Cys His Leu Arg Lys Lys Gln Gly Ala Ala 515 520 525 Arg Ala Lys Met Glu Try Lys Cys Ala Ala Pro Ser Lys Glu Val Val 530 535 540 Leu Gln His Val Arg Thr Glu Arg Thr Pro Gln Arg Leu 545 550 555
【0032】配列番号:2 配列の長さ:476 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Ala Pro Ala Glu Pro Gln Pro Gly Gly Ser Gln Cys Val Glu His Asp 5 10 15 Cys Phe Ala Leu Tyr Pro Gly Pro Ala Thr Phe Leu Asn Ala Ser Gln 20 25 30 Ile Cys Asp Gly Leu Arg Gly His Leu Met Thr Val Arg Ser Ser Val 35 40 45 Ala Ala Asp Val Ile Ser Leu Leu Leu Asn Gly Asp Gly Gly Val Gly 50 55 60 Arg Arg Arg Leu Trp Ile Gly Leu Gln Leu Pro Pro Gly Cys Gly Asp 65 70 75 80 Pro Lys Arg Leu Gly Pro Leu Arg Gly Phe Gln Trp Val Thr Gly Asp 85 90 95 Asn Asn Thr Ser Tyr Ser Arg Trp Ala Arg Leu Asp Leu Asn Gly Ala 100 105 110 Pro Leu Cys Gly Pro Leu Cys Val Ala Val Ser Ala Ala Glu Ala Thr 115 120 125 Val Pro Ser Glu Pro Ile Trp Glu Glu Gln Gln Cys Glu Val Lys Ala 130 135 140 Asp Gly Phe Leu Cys Glu Phe His Phe Pro Ala Thr Cys Arg Pro Leu 145 150 155 160 Ala Val Glu Pro Gly Ala Ala Ala Ala Ala Val Ser Ile Thr Tyr Gly 165 170 175 Thr Pro Phe Ala Ala Arg Gly Ala Asp Phe Gln Ala Leu Pro Val Gly 180 185 190 Ser Ser Ala Ala Val Ala Pro Leu Gly Leu Gln Leu Met Cys Thr Ala 195 200 205 Pro Pro Gly Ala Val Gln Gly His Trp Ala Arg Glu Ala Pro Gly Ala 210 215 220 Trp Asp Cys Ser Val Glu Asn Gly Gly Cys Glu His Ala Cys Asn Ala 225 230 235 240 Ile Pro Gly Ala Pro Arg Cys Gln Cys Pro Ala Gly Ala Ala Leu Gln 245 250 255 Ala Asp Gly Arg Ser Cys Thr Ala Ser Ala Thr Gln Ser Cys Asn Asp 260 265 270 Leu Cys Glu His Phe Cys Val Pro Asn Pro Asp Gln Pro Gly Ser Tyr 275 280 285 Ser Cys Met Cys Glu Thr Gly Tyr Arg Leu Ala Ala Asp Gln His Arg 290 295 300 Cys Glu Asp Val Asp Asp Cys Ile Leu Glu Pro Ser Pro Cys Pro Gln 305 310 315 320 Arg Cys Val Asn Thr Gln Gly Gly Phe Glu Cys His Cys Tyr Pro Asn 325 330 335 Tyr Asp Leu Val Asp Gly Glu Cys Val Glu Pro Val Asp Pro Cys Phe 340 345 350 Arg Ala Asn Cys Glu Tyr Gln Cys Gln Pro Leu Asn Gln Thr Ser Tyr 355 360 365 Leu Cys Val Cys Ala Glu Gly Phe Ala Pro Ile Pro His Glu Pro His 370 375 380 Arg Cys Gln Met Phe Cys Asn Gln Thr Ala Cys Pro Ala Asp Cys Asp 385 390 395 400 Pro Asn Thr Gln Ala Ser Cys Glu Cys Pro Glu Gly Tyr Ile Leu Asp 405 410 415 Asp Gly Phe Ile Cys Thr Asp Ile Asp Glu Cys Glu Asn Gly Gly Phe 420 425 430 Cys Ser Gly Val Cys His Asn Leu Pro Gly Thr Phe Glu Cys Ile Cys 435 440 445 Gly Pro Asp Ser Ala Leu Val Arg His Ile Gly Thr Asp Cys Asp Ser 450 455 460 Gly Lys Val Asp Glu Asp Tyr Ser Gly Ser Gly Glu 465 470 475
【0033】配列番号:3 配列の長さ:476 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質 配列 Ala Pro Ala Glu Pro Gln Pro Gly Gly Ser Gln Cys Val Glu His Asp 5 10 15 Cys Phe Ala Leu Tyr Pro Gly Pro Ala Thr Phe Leu Asn Ala Ser Gln 20 25 30 Ile Cys Asp Gly Leu Arg Gly His Leu Met Thr Val Arg Ser Ser Val 35 40 45 Ala Ala Asp Val Ile Ser Leu Leu Leu Asn Gly Asp Gly Gly Val Gly 50 55 60 Arg Arg Arg Leu Trp Ile Gly Leu Gln Leu Pro Pro Gly Cys Gly Asp 65 70 75 80 Pro Lys Arg Leu Gly Pro Leu Arg Gly Phe Gln Trp Val Thr Gly Asp 85 90 95 Asn Asn Thr Ser Tyr Ser Arg Trp Ala Arg Leu Asp Leu Asn Gly Ala 100 105 110 Pro Leu Cys Gly Pro Leu Cys Val Ala Val Ser Ala Ala Glu Ala Thr 115 120 125 Val Pro Ser Glu Pro Ile Trp Glu Glu Gln Gln Cys Glu Val Lys Ala 130 135 140 Asp Gly Phe Leu Cys Glu Phe His Phe Pro Ala Thr Cys Arg Pro Leu 145 150 155 160 Ala Val Glu Pro Gly Ala Ala Ala Ala Ala Val Ser Ile Thr Tyr Gly 165 170 175 Thr Pro Phe Ala Ala Arg Gly Ala Asp Phe Gln Ala Leu Pro Val Gly Ser Ser Ala Ala Val Ala Pro Leu Gly Leu Gln Leu Met Cys Thr Ala 195 200 205 Pro Pro Gly Ala Val Gln Gly His Trp Ala Arg Glu Ala Pro Gly Ala 210 215 220 Trp Asp Cys Ser Val Glu Asn Gly Gly Cys Glu His Ala Cys Asn Ala 225 230 235 240 Ile Pro Gly Ala Pro Arg Cys Gln Cys Pro Ala Gly Ala Ala Leu Gln 245 250 255 Ala Asp Gly Arg Ser Cys Thr Ala Ser Ala Thr Gln Ser Cys Asn Asp 260 265 270 Leu Cys Glu His Phe Cys Val Pro Asn Pro Asp Gln Pro Gly Ser Tyr 275 280 285 Ser Cys Met Cys Glu Thr Gly Tyr Arg Leu Ala Ala Asp Gln His Arg 290 295 300 Cys Glu Asp Val Asp Asp Cys Ile Leu Glu Pro Ser Pro Cys Pro Gln 305 310 315 320 Arg Cys Val Asn Thr Gln Gly Gly Phe Glu Cys His Cys Tyr Pro Asn 325 330 335 Tyr Asp Leu Val Asp Gly Glu Cys Val Glu Pro Val Asp Pro Cys Phe 340 345 350 Arg Ala Asn Cys Glu Tyr Gln Cys Gln Pro Leu Asn Gln Thr Ser Tyr 355 360 365 Leu Cys Val Cys Ala Glu Gly Phe Ala Pro Ile Pro His Glu Pro His 370 375 380 Arg Cys Gln Met Phe Cys Asn Gln Thr Ala Cys Pro Ala Asp Cys Asp 385 390 395 400 Pro Asn Thr Gln Ala Ser Cys Glu Cys Pro Glu Gly Tyr Ile Leu Asp 405 410 415 Asp Gly Phe Ile Cys Thr Asp Ile Asp Glu Cys Glu Asn Gly Gly Phe 420 425 430 Cys Ser Gly Val Cys His Asn Leu Pro Gly Thr Phe Glu Cys Ile Cys 435 440 445 Gly Pro Asp Ser Ala Leu Val Arg His Ile Gly Thr Asp Cys Asp Ser 450 455 460 Gly Lys Val Asp Asp Glu Ala Ser Gly Ser Gly Asp 465 470 475
【図面の簡単な説明】
【図1】原料トロンボモジュリンの1例のアミノ酸配列
を示す図面である。
【図2】GAG−UTMの血中濃度推移を示す図面であ
る。
【図3】r−UTMの血中濃度推移を示す図面である。
【図4】GAG−UTM5の血中濃度推移を示す図面で
ある。
【図5】GAG−UTMの抗血液凝固活性を示す図面で
ある。
【図6】r−UTMの抗血液凝固活性を示す図面であ
る。
【図7】GAG−UTM5の抗血液凝固活性を示す図面
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/02 C 9282−4B (72)発明者 山本 進 東京都立川市一番町6−3−1 一番町57 −306 (72)発明者 枝野 敏行 埼玉県川越市富士見町31−21−301

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シアル酸を実質的に含有しないトロンボ
    モジュリン類。
  2. 【請求項2】 シアル酸含量が0.5μg/mg以下であ
    る請求項1記載のトロンボモジュリン類。
  3. 【請求項3】 ヒト組織から抽出したトロンボモジュリ
    ン、ヒト尿から抽出したトロンボモジュリン又は遺伝子
    組換えによって得られたトロンボモジュリンにシアリダ
    ーゼを作用させることにより得られるものである請求項
    1記載のトロンボモジュリン類。
  4. 【請求項4】 遺伝子組換えにより得られたトロンボモ
    ジュリンが、N末端のAlaより468番目のAspま
    で、N末端のAlaより491番目のAlaまで、N末
    端のAlaより497番目のSerまで又はN末端のA
    laより498番目のGlyまで含むものである請求項
    3記載のトロンボモジュリン類。
  5. 【請求項5】 遺伝子組換えにより得られたトロンボモ
    ジュリンが、N末端のAlaより468番目のAspま
    でを含むトロンボモジュリンのC末端にGlu−Asp
    −Tyr−Ser−Gly−Ser−Gly−Gluが
    結合したアミノ酸配列を有するものである請求項3記載
    のトロンボモジュリン類。
  6. 【請求項6】 トロンボモジュリンにシアリダーゼを作
    用させることを特徴とする請求項1記載のトロンボモジ
    ュリン類の製造法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のトロンボモジュリン類を
    有効成分とする抗血液凝固剤。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のトロンボモジュリン類を
    有効成分とする血小板凝集抑制剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998001153A1 (fr) * 1996-07-03 1998-01-15 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Compositions medicinales pour circuit de circulation sanguine extra-corporelle et methode pour inhiber la coagulation sanguine dans ledit circuit de circulation sanguine extra-corporelle

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998001153A1 (fr) * 1996-07-03 1998-01-15 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Compositions medicinales pour circuit de circulation sanguine extra-corporelle et methode pour inhiber la coagulation sanguine dans ledit circuit de circulation sanguine extra-corporelle

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