JPH0722396U - マッフル炉のシール装置 - Google Patents

マッフル炉のシール装置

Info

Publication number
JPH0722396U
JPH0722396U JP5151693U JP5151693U JPH0722396U JP H0722396 U JPH0722396 U JP H0722396U JP 5151693 U JP5151693 U JP 5151693U JP 5151693 U JP5151693 U JP 5151693U JP H0722396 U JPH0722396 U JP H0722396U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffle
furnace body
furnace
heat
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5151693U
Other languages
English (en)
Inventor
幸夫 森本
昇 竹内
潔 川辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP5151693U priority Critical patent/JPH0722396U/ja
Publication of JPH0722396U publication Critical patent/JPH0722396U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tunnel Furnaces (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
  • Furnace Details (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マッフル炉の炉体とマッフルとの間の間隙を
シールすることで、マッフルおよび電気ヒーターの酸化
を防止して寿命を延長させ、また酸化スケールによる帯
板の疵付きを防止する。 【構成】 内周面に電気ヒーター3が設けられた筒状の
炉体2と、炉体2に挿入されて上端部を支持された筒状
のマッフル1とを備え、炉体2とマッフル1との間に筒
状の間隙Gが設けられたマッフル炉において、炉体2の
下端部全周とマッフル1の下端部全周とがマッフルの熱
膨張を吸収する弛みを持った耐熱シール材14によって
接続されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、筒状の炉体と炉体に挿入されて上端部を支持された筒状のマッフル とを備えた所謂マッフル型焼鈍炉に関し、特にマッフルと炉体とのシール構造に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鋼帯等の金属帯板を、その表面に酸化スケールを生成させることなく連続的に 熱処理する装置として、マッフル型焼鈍炉が例えば実公平3−3257号公報に よって知られている。このマッフル型焼鈍炉(以下単にマッフル炉という)は、 図4に示す縦断面図のように、内周面に電気ヒーター3が設けられた筒状の炉体 2に、耐熱鋼等を用いた筒状のマッフル1が挿入されて上端部を炉体2に支持さ れている。マッフル1は電気ヒーター3によって加熱されて熱膨張するために、 マッフル1と炉体2との間には筒状の間隙Gが設けられており、またマッフル1 とシール装置4の間には、熱膨張によるマッフル1の伸縮を吸収するために、耐 熱ベローズ5によって接続されている。
【0003】 シール装置4および炉体2の上方に設置された冷却装置6には、配管7が接続 されてAXガス等の雰囲気ガスが導入されている。シール装置4、冷却装置6お よび帯板搬出チャンバー8の各出入口部には、遮熱板9が設置されてマッフル1 側からの輻射熱が遮蔽されている。10はガイドロール、11はシールロールを 示す。
【0004】 熱処理される金属帯板Sは、矢印Aの方向に通板され、シール装置4を通って マッフル1内に導入されて加熱され、冷却装置6によって冷却されて熱処理され た後、帯板搬出チャンバー8内に設置されたガイドロール10により下方向に搬 送され、出側のシールロール11、ガイドロール10を経て搬出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このようなマッフル炉においてマッフル1は、前記のように電気ヒーター3に よって加熱されて熱膨張するが、このときマッフル1がスムーズに伸縮できるよ うに、マッフル1と炉体2との間隙Gはマッフル1が最大に膨張しても、なお間 隙が存在するように大きめに設けられている。このため熱処理中に間隙Gの下端 部から外気が進入して、マッフル1および電気ヒーター3が酸化して寿命が短く なる他に、酸化スケールが金属帯板Sに落下して、これがシールロール11等に よって金属帯板Sに押し付けられて疵が生じるという問題があった。 本考案は、かかる問題点に鑑み、炉体とマッフルとの間の間隙をシールしてマ ッフルおよび電気ヒーターの酸化を防止することで寿命を延長させ、また酸化ス ケールによる金属帯板の疵付きを防止することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によるマッフル炉のシール装置は、内周面に電気ヒーターが設けられた 筒状の炉体と、該炉体に挿入されて上端部を支持された筒状のマッフルとを備え 、前記炉体とマッフルとの間に筒状の間隙が設けられたマッフル炉において、前 記炉体の下端部全周とマッフルの下端部全周とがマッフルの熱膨張を吸収する弛 みを持った耐熱クロス等の耐熱シール材によって接続されていることを特徴とす る。
【0007】
【作用】
本考案は、マッフル炉の炉体の下端部全周とマッフルの下端部全周とがマッフ ルの熱膨張を吸収する弛みを持った耐熱シール材によって接続されているので、 この耐熱シール材によって炉体は外気と遮断され、炉体内への外気の進入を防止 することができる。これによって、炉体に挿入されたマッフルおよび炉体内周面 に設けられた電気ヒーターの外気による酸化を防止して、これらの寿命を延長さ せ、また酸化スケールの落下による金属帯板の疵付きを防止することができる。
【0008】
【実施例】 図1は、本考案の実施例によるマッフル炉の縦断面図を示し、図2は図1のX −X線平面図を示している。各図において、図4に示した従来のマッフル炉と同 じ符号は、名称および機能が同じであるため、その説明を省略するとともに図1 ではマッフル炉の下部のみを示す。
【0009】 図1および図2に示すように、炉体の鉄皮2aおよびマッフル1の下端部全周 には、それぞれ円筒状のリブ12,12が溶接付けされており、リブ12,12 の周方向複数箇所(図では8箇所)にはボルト13が取り付けられている。14 は、例えばセラミックファイバーまたはステンレス鋼ファイバー等の繊維を布状 に編んで製作された耐熱クロス等の耐熱シール材であり、図3に示すように耐熱 シール材14および押さえプレート15に開けられた孔(図示せず)がボルト1 3に装着され、耐熱シール材14および押さえプレート15はナット16によっ て締め付け固定されている。
【0010】 本装置を用いて金属帯板を熱処理するときは、図4に示すマッフル1および冷 却装置6に配管7を通して雰囲気ガスを供給するとともに、マッフル1内の雰囲 気を電気ヒーター3によって所定温度に加熱した後、金属帯板Sを下方から上方 へ送る。 マッフル1は加熱にともなって、図3に鎖線で示す位置から実線で示す位置に 熱膨張する。このとき耐熱シール材14は、弛みを持たせてあるため、マッフル 1の熱膨張を吸収して炉体2とマッフル1との間を確実にシールし、炉体2内に は外気が進入しない。このため外気の進入によるマッフル1および電気ヒーター 3の酸化を防止し、また、これらの酸化スケールの落下による金属帯板Sの疵付 きを防止することができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案のマッフル炉は、炉体とマッフルとの間をマッフルの熱膨張を吸収して シールすることができる。このため炉体内への外気の進入によるマッフルおよび 電気ヒーターの酸化を大幅に低減することで電気ヒーターおよびマッフルの寿命 を従来と比べて1.5〜2倍に延長することができた。 また電気ヒーターおよびマッフルの酸化を防止することで、酸化スケールの落 下による金属帯板の疵付きを防止して表面品質を大幅に向上することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のマッフル炉を示す縦断面図である。
【図2】図1のX−X線視平面図である。
【図3】本考案のマッフル炉のシール部を拡大して示す
縦断面図である。
【図4】従来のマッフル炉を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 マッフル 2 炉体 3 電気ヒーター 4 シール装置 5 耐熱ベローズ 6 冷却装置 7 配管 8 帯板搬出チャンバー 9 遮熱版 10 ガイドロール 11 シールロール 12 リブ 13 ボルト 14 耐熱シール材 15 押さえプレート 16 ナット G 筒状の間隙 S 金属帯板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に電気ヒーター3が設けられた筒
    状の炉体2と、該炉体2に挿入されて上端部を支持され
    た筒状のマッフル1とを備え、前記炉体2とマッフル1
    との間に筒状の間隙Gが設けられたマッフル炉におい
    て、前記炉体2の下端部全周とマッフル1の下端部全周
    とがマッフルの熱膨張を吸収する弛みを持った耐熱シー
    ル材14によって接続されていることを特徴とするマッ
    フル炉のシール装置。
JP5151693U 1993-09-22 1993-09-22 マッフル炉のシール装置 Withdrawn JPH0722396U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5151693U JPH0722396U (ja) 1993-09-22 1993-09-22 マッフル炉のシール装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5151693U JPH0722396U (ja) 1993-09-22 1993-09-22 マッフル炉のシール装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0722396U true JPH0722396U (ja) 1995-04-21

Family

ID=12889180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5151693U Withdrawn JPH0722396U (ja) 1993-09-22 1993-09-22 マッフル炉のシール装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0722396U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3855369B2 (ja) ラジアントチューブの支持装置
JPH10183260A (ja) 炉内搬送ロール
JPH0722396U (ja) マッフル炉のシール装置
TW202340663A (zh) 加熱爐
JPS62127426A (ja) 竪形マツフル炉
JP3628858B2 (ja) ラジアントチューブ支持装置
US2468456A (en) Furnace muffle and supporting means therefor
JP2567113B2 (ja) 光輝焼鈍炉
JPH05295449A (ja) マッフルを備える竪型熱処理炉
JP2757751B2 (ja) 竪形マツフル炉
JP2000329472A (ja) 特殊耐熱フィルタ付き熱処理装置及び特殊耐熱フィルタ
JP3302580B2 (ja) 連続焼鈍炉の雰囲気ガス混合防止装置
JP2563072Y2 (ja) 竪形熱処理炉における吊り下げ式マッフル
JP2615702B2 (ja) 熱処理炉
JPH08178537A (ja) 竪型マッフル炉
JPH0236647B2 (ja) Renzokukanetsuroniokeruhaigasuryohoho
JPH073252Y2 (ja) 水冷防熱板
JPH04225780A (ja) 竪形炉
JPH06192750A (ja) 竪型熱処理炉
JPH02277727A (ja) 冷却帯ロールの熱変形を防止した連続熱処理炉
JP2901802B2 (ja) 間接加熱式連続熱処理炉の運転方法
JPS59578B2 (ja) 連続焼鈍炉のストリツプ加熱装置
JPH0734313Y2 (ja) 竪型マツフル炉
JPH09310985A (ja) 熱処理炉の伸縮管
JPH10168526A (ja) 金属ストリップの連続焼鈍炉

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305