JPH0722357Y2 - 自動車の荷室カバー装置 - Google Patents

自動車の荷室カバー装置

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JPH0722357Y2
JPH0722357Y2 JP1987090757U JP9075787U JPH0722357Y2 JP H0722357 Y2 JPH0722357 Y2 JP H0722357Y2 JP 1987090757 U JP1987090757 U JP 1987090757U JP 9075787 U JP9075787 U JP 9075787U JP H0722357 Y2 JPH0722357 Y2 JP H0722357Y2
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JP
Japan
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cover sheet
cover
luggage compartment
core material
automobile
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JP1987090757U
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拓司 大内
昭宏 田中
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Ashimori Industry Co Ltd
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Ashimori Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車の荷室を必要に応じてカバーシートに
より被覆する自動車の荷室カバー装置に係り、特に、カ
バーシートの巻取り状態において芯材が安定的に保持さ
れるようにした自動車の荷室カバー装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般にトノカバーと称される自動車の荷室カバー装置
は、巻取り軸からばねに抗して引出されたカバーシート
の先端部に芯材を取付け、この芯材をフック部材に係合
してカバーシートの下方の荷室を被覆するようになって
いる。
ところで、このようなカバーシートの先端部には、カバ
ーシートに剛性を与えるためにカバーシートの幅方向に
延在する棒状の芯材が取付けられており、この芯材はカ
バーシートの両側から突出し、この突出部には円筒形状
に形成された筒状カバーが装着されている。一方、前記
巻取軸の両端を支持するケーシングホルダはその外周面
がほぼ円筒形に形成されており、カバーシートの巻取り
時にはこのケーシングホルダの外周面に前記筒状カバー
が当接するようになっている。
しかしながら、このようにカバーシートの巻取り時にケ
ーシングホルダのほぼ円筒形の外周面に同じく円筒形の
筒状カバーが当接していると、筒状カバーの位置が不安
定であるため自動車の振動に伴なって筒状カバーが振動
を発生し、異音の原因となったり、あるいは、ケーシン
グホルダや筒状カバーが破損するおそれがあった。
〔考案の目的〕
本考案は、前述した従来のものにおける問題点を克服
し、カバーシート巻取り時に芯材を安定的に保持して異
音の発生や、芯材、ケーシングホルダなどの破損を防止
した自動車の荷室カバー装置を提供することを目的とす
る。
〔考案の概要〕
本考案は、両端をほぼ円筒形をなすケーシングホルダに
支持された巻取り軸から引出されるカバーシートの先端
部にカバーシートの両側から突出する芯材を取付けてな
る自動車の荷室カバー装置において、円弧状に陥没した
凹部をほぼ下方に形成するとともに、少なくとも前記カ
バーシート引出側水平位置から下方鉛直位置にわたって
カバーシートの引出開口を形成したことを特徴としてい
る。
このような構成の本考案によれば、カバーシートの巻取
り時にカバーシートの先端部に取付けられた芯材がケー
シングホルダに形成された凹部内に受容されて安定的に
保持されるので、自動車の振動によっても芯材が振動す
ることがなく、したがって異音が発生したり、あるいは
ケーシングホルダや芯材が破損したりするおそれがな
い。また、カバーシートの引出開口を少なくともカバー
シート引出側水平位置から下方鉛直位置にわたって大き
く形成したので、カバーシートから手を離してカバーシ
ートを巻取るようにしても、カバーシートは引出開口の
縁部と干渉することなく円滑に巻取られる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例により説明する。
第5図は本考案に係る自動車の荷室カバー装置の実施例
を示すものであり、本実施例における自動車の荷室カバ
ー装置は、トラックの車室1内の運転席2および図示し
ない助手席の後方に形成された簡易座席3の周囲の空間
を荷室として使用する際に用いられるものである。前記
車室1の後壁4にはガラス窓5が形成され、このガラス
窓5の下方の後壁4には横長の背凭れ6が形成されてお
り、この背凭れ6のさらに下方の後壁4には、前記自動
車の荷室カバー装置の巻取り部7が取付けられている。
前記巻取り部7は、横方向に間隔を隔てた1対のケーシ
ングホルダ8,8を有しており、各ケーシングホルダ8に
垂設されたブラケット9が前記後壁4にねじ(図示せ
ず)により取付けられている。前記ブラケット9の壁面
取付側の反対側となる前部には、傾斜状の案内面9aが上
部ほど前方に突出し下向きの斜面をなすように形成され
ている。第2図は、本考案の荷室カバー装置のカバーシ
ート17の引き出し状態の断面図であって、各ケーシング
ホルダ8は、ひとつの端壁10と、この端壁10に連設され
た筒体11とにより構成されている。この筒体11はほぼ円
筒形に形成されており、この筒体11の中心から斜め下方
の前部には円弧状に陥没した凹部12が、その下端を前記
ブラケット9の案内面9aの上端と連続するように形成さ
れている。また、前記筒体11の内側の後部には筒体11と
同心的に円弧状の補助壁13が上部から下部にわたり筒体
11と間隔をもって形成されており、両ケーシングホルダ
8,8の筒体11と補助壁13との間には円弧状で長尺の板状
のケーシング14の両端部が挿入され、ねじ15により固定
されてカバーシート17の引出開口41を少なくとも水平位
置から下方鉛直位置間において大きく確保している。
前記両ケーシングホルダ8,8間には巻取り軸16が回転自
在に支持されており、この巻取り軸16は図示しないばね
により第2図において時計方向への回転習性を与えられ
ている。前記両ケーシングホルダ8,8間において露出し
ている部位の巻取り軸16にはカバーシート17の基端が取
付けられており、このカバーシート17は自由状態におい
ては、前記ばねの作用によりそのほぼ全長を巻取り軸16
に巻取られている。
第1図に示すように、前記カバーシート17の先端の軸方
向中央部にはほぼコ字状の切欠き18が形成されており、
またカバーシート17の先端部にはカバーシート17の幅方
向に延在する円筒形の芯材19が挿通支持されている。こ
の芯材19の軸方向中央部は前記切欠き18内に露出してお
り、また、芯材19の両端部はカバーシート17の両側から
突出し、この突出部20にはそれぞれ円筒形状に形成され
た筒状カバー21が装着され被覆されている。また、前記
切欠き18内に露出している芯材19には、剛性を有する把
手22が比較的密に嵌合されており、この把手22は自重に
より芯材19の周囲を回動し得るようになっている。
前記カバーシート17を巻取り部7の巻取り軸16から引出
して荷室を覆う状態において保持するためのフック部材
23は、第5図に示すように車室1の両側壁24(一方のみ
図示)に取付けられている。このフック部材23は、第3
図および第4図に詳示するように、側壁24にねじ25によ
り取付けられる基板26を有しており、前記巻取り部7に
近い側の基板26には、ブロック状の支持体27が突設され
ており、この支持体27の先端には、前記基板26に平行に
延在する支持板28が突設されている。この支持板28の、
前記巻取り部7から離間している側の直立面29には円弧
状に陥没する受容部30が形成されており、この受容部30
内に前記筒状カバー21が保持されるようになっている。
前記基板26の後部には、前記基板28と間隔を有し基板28
より上方に突出するガイド板31が突設されており、基板
28の受容部30に対向し筒状カバー21を受容部30に導入す
るための円弧状でかつ凹形のガイド面33が形成されてい
る。支持体27およびガイド板31間には、筒状カバー21を
フック部材23から外部に脱出させるための開口34が形成
されており、また、前記ガイド板31の下部には、開口34
内に臨み筒状カバー21の開口34からの脱出を阻止する板
ばね35がねじ36により取付けられている。したがって、
カバーシート17を介するなどして筒状カバー21に作用す
る荷重が、板ばね35により設定される設定値を越える
と、板ばね35を下方に撓ませるようにして筒状カバー21
がフック部材23の開口34から外部に脱出することにな
る。
第1図および第2図に戻って、前記カバーシート17の先
端部の下面には、幅方向に間隔を隔てて複数の面ファス
ナ37の第1接着部38が縫着されており、これらの第1接
着部38には、荷室の前方を被覆するシート状のカーテン
部材39に縫着されている第2接着部40が着脱自在に接着
されるようになっている。
つぎに、前述した実施例の作用について説明する。
カバーシート17が図示しないばねの作用により巻取り部
7の巻取り軸16に巻取られている状態においては、カバ
ーシート17の先端部に支持されている芯材19の両端部の
筒状カバー21はケーシングホルダ8に形成されている凹
部12内に受容されているため、自動車が振動しても筒状
カバー21は安定的に凹部12内に保持されることになり、
したがって、異音が発生するおそれはない。
このような状態から把手22を手に取って前方に回動せし
めて巻取り軸16のばねに抗してカバーシート17を引出
し、両筒状カバー21を両フック部材23のガイド板31のガ
イド面33に沿わせるようにして、その受容部30に嵌合せ
しめ把手22から手を離すと、カバーシート17は巻取り方
向にばねにより付勢されているので、カバーシート17は
緊張状態に保持され、荷室の上方を被覆する。このと
き、カバーシート17により荷室の端まで被覆することが
可能であるし、また、カバーシート17に形成されている
唯一の開口である先端の切欠き18内には把手22が嵌合し
ているので、上方から荷室内を見ることができない。ま
た必要に応じてカーテン部材39をカバーシート17に取付
けておくことにより、前方から荷室内を見ることもでき
なくなる。
前述したようにカバーシート17により荷室を被覆してい
る状態においてカバーシート17上に誤って重い荷物を載
せると、この荷重がカバーシート17から芯材19を介して
各筒状カバー21に伝達され、筒状カバー21には斜め下方
への力が作用する。そして、この力により板ばね35が下
方に撓んで筒状カバー21を開口34からフック部材23の外
部に脱出せしめる。すると、筒状カバー21が取付けられ
ているカバーシート17には巻取り軸16のばねにより巻取
り習性が与えられており、カバーシート17の引出開口41
が少なくとも水平位置から下方鉛直位置まで大きく確保
されているので、カバーシート17は引出開口41の開口縁
部との接触もなく円滑に巻取られることになる。したが
って、カバーシート17には瞬間的にしか荷物の荷重が作
用しないので、巻取り軸16、カバーシート17、芯材19、
筒状カバー21、フック部材23などが破損するおそれはな
い。また、このとき芯材19を受容する凹部12がほぼ円筒
形をなすケーシングホルダ8に円弧状に陥没した形でほ
ぼ下方に形成されているので、巻取時には、ケーシング
ホルダ8から自重によって垂下したカバーシート17の先
端の芯材19はブラケット9の案内面9aに当接し、巻取り
軸16に回転習性を与えている図示しないばねの作用によ
りその案内面9aに添って巻き上げられ、自動的に凹部12
内に収容されることになる。
このように本実施例によれば、カバーシート17の巻取り
時、各筒状カバー21がケーシングホルダ8の凹部12内に
嵌合しているので、自動車が振動しても異音の発生する
おそれがないし、またこの状態においては、把手22が自
重により垂下しているのでコンパクトである。一方、把
手22を手に取ってカバーシート17を引出し、両筒状カバ
ー21,21をそれぞれフック部材23に係合してカバーシー
ト17を引出し状態において保持すると、カバーシート17
により荷室の端まで被覆することができるし、またカバ
ーシート17の上方から内部がのぞかれるおそれもない。
さらに、カバーシート17上に荷物を置いたり運転席2の
背凭れを倒して芯材19を押動したりすると、板ばね35を
下方に撓めるようにして筒状カバー21が開口34からフッ
ク部材23の外部に脱出し、カバーシート17がばねにより
巻取り軸16に巻取られるので、巻取り軸16、カバーシー
ト17、芯材19、筒状カバー21、フック部材23などが破損
するおそれがない。さらにまた、板ばね35のばね定数を
異ならせることにより筒状カバー21を脱出させるための
設定荷重を簡単に調節することができる。また、カバー
シート17が巻取られるときには、カバーシート17の引出
開口41が少なくとも水平位置から下方鉛直位置まで大き
く確保されているので、カバーシート17は引出開口41の
開口縁部と接触することもなく円滑に巻取られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、カバーシート巻取
り時に芯材をケーシングホルダの凹部内に安定的に保持
して異音の発生や、芯材、ケーシングホルダなどの破損
を防止することができるとともに、カバーシート巻取り
時にはブラケットの案内面によって芯材の位置を規制し
つつ芯材を自動的、かつ、より確実にケーシングホルダ
の凹部内に収容することができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車の荷室カバー装置の実施例
を示す一部を省略した平面図、第2図は第1図のII-II
線による断面図、第3図および第4図は第1図および第
2図の筒状カバーを保持するフック部材の平面図および
正面図、第5図は本考案が取付けられている自動車の車
室を示す概略側面図である。 1……車室、7……巻取り部、8……ケーシングホル
ダ、9……ブラケット、9a……案内面、14……ケーシン
グ、16……巻取り軸、17……カバーシート、19……芯
材、21……筒状カバー、22……把手、23……フック部
材、28……支持板、30……受容部、31……ガイド板、33
……ガイド面、35……板ばね、37……面ファスナ、39…
…カーテン部材、41……引出開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端をほぼ円筒形をなすケーシングホルダ
    に支持された巻取り軸から引出されるカバーシートの先
    端部にカバーシートの両側から突出する芯材を取付けて
    なる自動車の荷室カバー装置において、前記ケーシング
    ホルダに、前記芯材を受容する円弧状に陥没した凹部を
    ほぼ下方に形成し、前記凹部方向に芯材を案内するブラ
    ケットを垂設するとともに、少なくとも前記カバーシー
    ト引出側水平位置から下方鉛直位置にわたってカバーシ
    ートの引出開口を形成したことを特徴とする自動車の荷
    室カバー装置。
JP1987090757U 1987-06-15 1987-06-15 自動車の荷室カバー装置 Expired - Lifetime JPH0722357Y2 (ja)

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JPS63199849U JPS63199849U (ja) 1988-12-22
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JPS5976451U (ja) * 1982-11-16 1984-05-24 日本発条株式会社 自動車用荷室カバ−装置

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