JPH07223538A - 車両用換気装置 - Google Patents
車両用換気装置Info
- Publication number
- JPH07223538A JPH07223538A JP6015067A JP1506794A JPH07223538A JP H07223538 A JPH07223538 A JP H07223538A JP 6015067 A JP6015067 A JP 6015067A JP 1506794 A JP1506794 A JP 1506794A JP H07223538 A JPH07223538 A JP H07223538A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- air
- outside
- heat exchanger
- duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、排気すなわち調和空気を無駄
に車外に捨てることなく、車外から取り込む新鮮気と有
効に熱交換させ、新鮮気の取込温度を夏は低く、冬は高
くすることにより空調装置の負荷を低減することにあ
る。 【構成】車外の新鮮空気を車内に取り入れる給気ファン
4、車内の汚染空気を車外に排出する排気ファン3と、
給気ファン4と排気ファン3の共通流路部に全熱交換器
8を設け、前記全熱交換器8で給気と排気を熱交換させ
ることにより、空調装置の熱負荷を軽減する。
に車外に捨てることなく、車外から取り込む新鮮気と有
効に熱交換させ、新鮮気の取込温度を夏は低く、冬は高
くすることにより空調装置の負荷を低減することにあ
る。 【構成】車外の新鮮空気を車内に取り入れる給気ファン
4、車内の汚染空気を車外に排出する排気ファン3と、
給気ファン4と排気ファン3の共通流路部に全熱交換器
8を設け、前記全熱交換器8で給気と排気を熱交換させ
ることにより、空調装置の熱負荷を軽減する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用換気装置に係り、
特に空調の熱負荷を低減させることに好適な車両用換気
装置に関する。
特に空調の熱負荷を低減させることに好適な車両用換気
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高速で走行する鉄道車両に用いら
れる車両用換気装置としては、1975年3月発行「日
立評論Vol.57No.3」に記載された給気用ファンと排気
用ファンを備えた構造のものが知られている。
れる車両用換気装置としては、1975年3月発行「日
立評論Vol.57No.3」に記載された給気用ファンと排気
用ファンを備えた構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、給気
ファンによって新鮮外気を車外から取り入れ、車体に設
置された空調装置に供給する。一方、排気ファンによっ
て客室内を循環した調和空気の一部を車外に排出する。
この時、給気ファンの新鮮気風道と排気ファンの排気風
道はそれぞれ独立しておりお互いを熱交換させることな
く取り込み、排出している。
ファンによって新鮮外気を車外から取り入れ、車体に設
置された空調装置に供給する。一方、排気ファンによっ
て客室内を循環した調和空気の一部を車外に排出する。
この時、給気ファンの新鮮気風道と排気ファンの排気風
道はそれぞれ独立しておりお互いを熱交換させることな
く取り込み、排出している。
【0004】本発明の目的とするところは、排気すなわ
ち調和空気を無駄に車外に捨てることなく、車外から取
り込む新鮮気と有効に熱交換させ、新鮮気の取込温度を
夏は低く、冬は高くすることにより空調装置の負荷を低
減する車両用換気装置を提供することにある。
ち調和空気を無駄に車外に捨てることなく、車外から取
り込む新鮮気と有効に熱交換させ、新鮮気の取込温度を
夏は低く、冬は高くすることにより空調装置の負荷を低
減する車両用換気装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、車外の新鮮気を車内に取り入れる給気ファンと、車
内の汚染空気を車外に排出する排気ファン、給気と排気
の間で有効に熱交換させるための全熱交換器、給気ファ
ンと排気ファンの間を全熱交換器を介して結ぶダクトお
よび全熱交換器を介さないダクトとこの両ダクトを切換
える切換装置、切換装置を制御する制御装置から構成し
たものである。
に、車外の新鮮気を車内に取り入れる給気ファンと、車
内の汚染空気を車外に排出する排気ファン、給気と排気
の間で有効に熱交換させるための全熱交換器、給気ファ
ンと排気ファンの間を全熱交換器を介して結ぶダクトお
よび全熱交換器を介さないダクトとこの両ダクトを切換
える切換装置、切換装置を制御する制御装置から構成し
たものである。
【0006】
【作用】給気ファンと排気ファン、全熱交換器を介する
ダクトと全熱交換器を介さないダクトの2系統のダクト
で接続され、この2系統のダクトの切換装置を有する。
この切換装置は、制御装置によって制御され、制御装置
は車内外のエンタルピを計算し、冷房時は車内のエンタ
ルピが車外のエンタルピより小さい場合のみ、暖房時は
車内のエンタルピが車外のエンタルピより大きい場合の
み全熱交換器を通過するダクトで熱交換させ、そうでな
い場合は全熱交換器を介さないダクトを通すことにより
空調装置の熱負荷を低減する。
ダクトと全熱交換器を介さないダクトの2系統のダクト
で接続され、この2系統のダクトの切換装置を有する。
この切換装置は、制御装置によって制御され、制御装置
は車内外のエンタルピを計算し、冷房時は車内のエンタ
ルピが車外のエンタルピより小さい場合のみ、暖房時は
車内のエンタルピが車外のエンタルピより大きい場合の
み全熱交換器を通過するダクトで熱交換させ、そうでな
い場合は全熱交換器を介さないダクトを通すことにより
空調装置の熱負荷を低減する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2に
より説明する。車両に搭載された制御装置2と給気ファ
ン4、排気ファン3、給気ダクト5、排気ダクト6、切
換装置7から構成されている。
より説明する。車両に搭載された制御装置2と給気ファ
ン4、排気ファン3、給気ダクト5、排気ダクト6、切
換装置7から構成されている。
【0008】給気ファン4は、外気を取り込み給気ダク
ト5を経て車体にその外気を供給、排気ファン3は車体
内の空気の一部を排気ダクト6を介して車外に排出す
る。給気、排気ダクト5、6の詳細を図2に示す。
ト5を経て車体にその外気を供給、排気ファン3は車体
内の空気の一部を排気ダクト6を介して車外に排出す
る。給気、排気ダクト5、6の詳細を図2に示す。
【0009】給気ダクト5と排気ダクト6は交差した部
分を有し、その交差した部分の半分に全熱交換器8を設
けるものとする。残りの半分は空洞である。この全熱交
換器8を通る経路と空洞を通る経路を区分するために、
ダクト内に仕切9、10を設ける。また、給気ダクト5
内で全熱交換器8を通る経路と空洞を通る経路を切換え
るためのモータ11と切換板12を設け、制御装置2に
より全熱交換器8を使った方が省エネルギになる場合
は、全熱交換器8のあるダクトに、使わない方が良い場
合は、空洞側のダクトに切換える。
分を有し、その交差した部分の半分に全熱交換器8を設
けるものとする。残りの半分は空洞である。この全熱交
換器8を通る経路と空洞を通る経路を区分するために、
ダクト内に仕切9、10を設ける。また、給気ダクト5
内で全熱交換器8を通る経路と空洞を通る経路を切換え
るためのモータ11と切換板12を設け、制御装置2に
より全熱交換器8を使った方が省エネルギになる場合
は、全熱交換器8のあるダクトに、使わない方が良い場
合は、空洞側のダクトに切換える。
【0010】本実施例によれば、車内・外が省エネルギ
ーになる空気条件の時に全熱交換器を利用し、それ以外
の時は全熱交換器による圧力損失を生じさせないので空
調の負荷軽減に寄与できるとともに、給気・排気ファン
の圧損抑制もできる。
ーになる空気条件の時に全熱交換器を利用し、それ以外
の時は全熱交換器による圧力損失を生じさせないので空
調の負荷軽減に寄与できるとともに、給気・排気ファン
の圧損抑制もできる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明にれば、車外
への排気を有効に利用し新鮮気と熱交換させることがで
き空調の熱負荷を低減することができる。また、車内外
の空気条件が熱交換するに値しない場合はバイパスダク
トを介して風を流すことにより不必要な圧損を防ぐこと
ができる。
への排気を有効に利用し新鮮気と熱交換させることがで
き空調の熱負荷を低減することができる。また、車内外
の空気条件が熱交換するに値しない場合はバイパスダク
トを介して風を流すことにより不必要な圧損を防ぐこと
ができる。
【図1】本発明による車両用換気装置の一実施例の車両
搭載時の全体概略図出ある。
搭載時の全体概略図出ある。
【図2】図1の給気ダクトおよび排気ダクトの構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1・・・車体、2・・・制御装置、3・・・排気ファン、4・・・給
気ファン、5・・・給気ダクト、6・・・排気ダクト、7・・・
切換装置、8・・・全熱交換器、9・・・仕切板、10・・・仕
切板、11・・・モータ、12・・・切換板。
気ファン、5・・・給気ダクト、6・・・排気ダクト、7・・・
切換装置、8・・・全熱交換器、9・・・仕切板、10・・・仕
切板、11・・・モータ、12・・・切換板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 壱岐尾 篤 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 原 義雄 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 五十嵐 一弘 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道 株式会社内 (72)発明者 保坂 史郎 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道 株式会社内 (72)発明者 鈴木 康文 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人 鉄道総合技術研究所内 (72)発明者 小林 實 東京都国分寺市光町二丁目8番地38 財団 法人 鉄道総合技術研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】車外の新鮮空気を車内に取り入れる給気フ
ァンと、車内の汚染空気を車外に排出する排気ファン
と、給気ファンと排気ファンの共通流路部に全熱交換器
を設けたダクトおよび全熱交換器を設けないダクトを有
し、全熱交換器を通過するダクトと全熱交換器を介さな
いダクトを切換える切換装置を設けたことを特徴とする
車両用換気装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の車両用換気装置におい
て、車内に設置された制御装置により車内および車外の
エンタルピを計算し、冷房時は車内のエンタルピが車外
のエンタルピよりも小さい場合のみ、暖房時は車内のエ
ンタルピが車外のエンタルピよりも大きい場合のみ全熱
交換器を通過するダクトに風を供給して熱交換させ、そ
うではない場合は全熱交換器を介さないバイパスダクト
に風を通すことを特徴とする車両用換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6015067A JPH07223538A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 車両用換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6015067A JPH07223538A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 車両用換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07223538A true JPH07223538A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11878507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6015067A Pending JPH07223538A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 車両用換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07223538A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004243873A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用換気及び空気調和装置 |
JP2006199218A (ja) * | 2005-01-24 | 2006-08-03 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 高速鉄道車両の空調換気システム |
KR100808789B1 (ko) * | 2007-01-11 | 2008-03-03 | 장용기 | 차량용 폐열회수형 청정 환기장치 |
WO2014002137A1 (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-03 | 三菱電機株式会社 | 鉄道車両用全熱交換換気システム |
JP2015051680A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 三菱電機株式会社 | 車両用空気調和装置、及び、その制御方法 |
WO2019202731A1 (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-24 | 三菱電機株式会社 | 車両用熱交換システムおよび車両用空調システム |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP6015067A patent/JPH07223538A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004243873A (ja) * | 2003-02-13 | 2004-09-02 | Mitsubishi Electric Corp | 車両用換気及び空気調和装置 |
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JP4526397B2 (ja) * | 2005-01-24 | 2010-08-18 | 川崎重工業株式会社 | 高速鉄道車両の空調換気システム |
KR100808789B1 (ko) * | 2007-01-11 | 2008-03-03 | 장용기 | 차량용 폐열회수형 청정 환기장치 |
WO2014002137A1 (ja) * | 2012-06-27 | 2014-01-03 | 三菱電機株式会社 | 鉄道車両用全熱交換換気システム |
JPWO2014002137A1 (ja) * | 2012-06-27 | 2016-05-26 | 三菱電機株式会社 | 鉄道車両用全熱交換換気システム |
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EP3782830A4 (en) * | 2018-04-20 | 2022-01-12 | Mitsubishi Electric Corporation | VEHICLE HEAT EXCHANGE SYSTEM AND VEHICLE AIR CONDITIONING SYSTEM |
US11833884B2 (en) | 2018-04-20 | 2023-12-05 | Mitsubishi Electric Corporation | Heat exchange system for vehicle and air conditioning system for vehicle |
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