JPH0722346U - 防火兼風量調整ダンパー - Google Patents

防火兼風量調整ダンパー

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JPH0722346U
JPH0722346U JP5005593U JP5005593U JPH0722346U JP H0722346 U JPH0722346 U JP H0722346U JP 5005593 U JP5005593 U JP 5005593U JP 5005593 U JP5005593 U JP 5005593U JP H0722346 U JPH0722346 U JP H0722346U
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air
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典昭 山守
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株式会社ダイエイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防火兼風量調整ダンパーにおいて、温度セン
サーが確実に動作するようにすること。 【構成】 通気用ケーシング10内に設置され、この通
気用ケーシング10内の空気の温度が所定値以上になっ
たときに、温度センサー30が作動して空気の流れを止
める防火兼風量調整ダンパー20において、通気用ケー
シング10内の温度センサー30の設置個所16近傍に
空気の流れを制限するガイド15を設けたこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防火兼風量調整ダンパーに関し、特に温度センサーの動作を確実に した防火兼風量調整ダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からビルディングにおいて空調及び排気用等の通気用ケーシングに防火及 び風量調整を目的として通気用ケーシングを開閉可能な防火兼風量調整ダンパー が設けられている。この防火兼風量調整ダンパーは、通気用ケーシングの内部に 設置され、通気用ケーシングの内部を通過する空気の量を調節し、かつ通気用ケ ーシング内の空気の温度が所定値以上になると、温度センサー(温度ヒューズ) の作動によって通気用ケーシングを閉じるように構成されている。なお前記温度 センサーは、防火兼風量調整ダンパーより空気の流れの下流側において防火兼風 量調整ダンパーの近傍に設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来例においては、防火兼風量調整ダンパーの回転羽根 の開いた角度が36°前後でほぼ半開状態では、風速1m/秒の温風(90℃) において、回転羽根のために空気の流れが温度センサーに十分に熱を与えること ができなくて、60秒以内に温度センサーが動作しないという欠点があった。 なお、防火兼風量調整ダンパーの回転羽根の開いた角度が36°前後で、風速 1m/秒の温風(90℃)において60秒以内に温度センサーが動作して、回転 羽根が閉じることは、防火兼風量調整ダンパーが「評定品」の資格を得るための 条件である。 したがって、本考案の目的は、上述の従来例の欠点をなくし、回転羽根の開い た角度が36°前後の状態で、風速1m/秒の温風(90℃)において、60秒 以内の温度センサーの動作によって閉じる防火兼風量調整ダンパーを提供するこ とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の構成は、通気用ケーシング内に設置され、 この通気用ケーシング内の空気の温度が所定値以上になったときに、温度センサ ーが作動して空気の流れを止める防火兼風量調整ダンパーにおいて、前記通気用 ケーシング内の前記温度センサーの設置個所近傍に空気の流れを制限するガイド を設けたことである。
【0005】
【作用】
上記構成によって、ガイドが温度センサー近傍の空気の流れを制限するので、 温度センサー近傍の空気の流れが速くなるため、空気が温度センサーに熱を与え やすくなる。このため、防火兼風量調整ダンパーの回転羽根の開いた角度が36 °前後となり、防火兼風量調整ダンパーがほぼ半開状態になっても、通気用ケー シング内の風速1m/秒で90℃の温風において、60秒以内に温度センサーが 動作して、防火兼風量調整ダンパーが閉じる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1は、本考案の一実施例 の正面を示し、図2は図1の断面構造を示す。図1及び図2において、空調の排 気用ダクトに用いられる円筒状通気用ケーシング10に防火兼風量調整ダンパー 20が設置されている。防火兼風量調整ダンパー20の回転羽根21は、通気用 ケーシング10を開閉するために回転可能に通気用ケーシング10の内面12内 に固定されている。 内面12には、ストッパー14及びガイド15が取り付けられている。ストッ パー14は、回転羽根21が閉じた状態で停止するようにしている。ガイド15 は、半月状であり、回転羽根21より空気の流れの下流側の温度センサー設置個 所16近傍に配設され、温度センサー設置個所16近傍の空気の流れを制限して いる。なお、図2におけるガイド15の通気用ケーシング10の軸方向に直角な 面への投影面積は、ストッパー14のそれと等しく形成されている。また、矢印 18は空気の通過方向を示し、11は通気用ケーシング10の外面である。
【0007】 図3は前記一実施例の実際の装置の正面を示し、図4はこの実際の装置の断面 構造を示す。 図3及び図4において、防火兼風量調整ダンパー20の回転羽根21は、シャ フト22にねじ23で固定されている。シャフト22は回転ブッシュ24及び軸 受ブッシュ25によって回転自在に通気用ケーシング10に固定されている。 温度センサー30は、ストッパー用シャフト31、固定パイプ32及びケース 33からなる。シャフト31は、固定パイプ32に摺動可能に挿入され、感熱部 (通気用ケーシング10側先端部分)において温度ヒューズとしての低温ハンダ (融点が70℃)で固定パイプ32の内面に固定されている。ケース33は温度 センサー30全体のカバーであり、温度センサー30を通気用ケーシング10に 固定している。なお、矢印31aはシャフト31が図示しないコイルバネによっ て付勢されている方向を示す。 通気用ケーシング10の外面11には、ハウジング17が固定されている。ま たコイル状トルクバネ44がハウジング17の外側に固定されている。なお、シ ャフト22がトルクバネ44内を挿通している。 ハウジング17の外側において、回転板41は、シャフト22に固定されてい る。目盛板42は、回転板41に重ねて回転可能にシャフト22に取り付けられ ている。目盛板42には、回転羽根21の回転位置を示す目盛42aが形成され ている。また、目盛板42は、その長孔42cを介してねじ42dにより回転板 41に固定することができる。 なお、長孔42cとねじ42dとの相互位置関係を変えることによって、回転 板41と目盛板42とのシャフト22の回転方向の相互位置関係を調整すること ができるので、回転羽根21の角度θ(図1参照)を変えることができるため、 通気用ケーシング10内の風量を調整することができる。また、42bは目盛板 42のハンドルである。 アーム43は、目盛板42と一体に形成され、トルクバネ44によってシャフ ト22の回転方向に付勢されている。シャフト31の端部(図4における左端部 )は、アーム43のトルクバネ44による回転を防いでいる。 なお、13は通気用ケーシング10の支持部材である。
【0008】 以上の構成によって、ガイド15が温度センサー30近傍の空気の流れを制限 するので、温度センサー30近傍の空気の流れが速くなるため、空気が温度セン サー30の感熱部に熱を与えやすくなる。このため、防火兼風量調整ダンパー2 0の回転羽根21の開いた角度θ(図1参照)が36°前後となり、防火兼風量 調整ダンパー20がほぼ半開状態になっても、通気用ケーシング10内の風速1 m/秒の空気の温度が90℃になったときに、約30秒で温度センサー30の低 温ハンダが溶融するので、温度センサー30がが確実に動作する。 このため、ストッパー用シャフト31が矢印31a方向に瞬間的に移動するの で、アーム43からストッパー用シャフト31が外れる。 この結果、アーム43がトルクバネ44に付勢されて回転するので、目盛板4 2が回転する。このため、回転板41が回転するので、シャフト22が回転する ことによって、防火兼風量調整ダンパー20の回転羽根21が閉じる。 更に、上述のように図2におけるガイド15の通気用ケーシング10の軸方向 に直角な面への投影面積が、ストッパー14のそれと等しく形成されているので 、ストッパー14及びガイド15近傍で空気の流れが乱れることを防ぐことがで きるため、空気の流れの乱れによる音の発生等を防ぐことができる。
【0009】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案の防火兼風量調整ダンパーによれば、防火 兼風量調整ダンパーの回転羽根の開いた角度が36°前後となり、防火兼風量調 整ダンパーがほぼ半開状態になっても、風速1m/秒の温風(90℃)により6 0秒以内に温度センサーが確実に動作して、回転羽根が閉じることができる。こ のため、本考案の防火兼風量調整ダンパーは「評定品」の資格を得ることができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の正面図である。
【図2】前記一実施例の断面図である。
【図3】前記一実施例の実際の装置の一部切欠正面図で
ある。
【図4】前記実際の装置の断面図である。
【符号の説明】
10 通気用ケーシング 15 ガイド 18 矢印 20 防火兼風量調整ダンパー 21 回転羽根 30 温度センサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気用ケーシング内に設置され、この通
    気用ケーシング内の空気の温度が所定値以上になったと
    きに、温度センサーが作動して空気の流れを止める防火
    兼風量調整ダンパーにおいて、前記通気用ケーシング内
    の前記温度センサーの設置個所近傍に空気の流れを制限
    するガイドを設けたことを特徴とする防火兼風量調整ダ
    ンパー。
JP1993050055U 1993-09-14 1993-09-14 防火兼風量調整ダンパー Expired - Lifetime JP2602771Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1993050055U JP2602771Y2 (ja) 1993-09-14 1993-09-14 防火兼風量調整ダンパー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0722346U true JPH0722346U (ja) 1995-04-21
JP2602771Y2 JP2602771Y2 (ja) 2000-01-24

Family

ID=12848320

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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