JP3016415U - 防火ダンパー - Google Patents

防火ダンパー

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JP3016415U
JP3016415U JP1995002651U JP265195U JP3016415U JP 3016415 U JP3016415 U JP 3016415U JP 1995002651 U JP1995002651 U JP 1995002651U JP 265195 U JP265195 U JP 265195U JP 3016415 U JP3016415 U JP 3016415U
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lever
pin
shaft
spring member
ventilation casing
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JP1995002651U
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Inventor
典昭 山守
Original Assignee
株式会社ダイエイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 防火ダンパーの手作動リングの誤動作をなく
すこと。 【構成】 回転シャフト22に固定され、前記通気用ケ
ーシング10を開閉可能な回転羽根21と、前記シャフ
ト22に固定されたピン28と、前記ピン28を係止す
る凹部34aを有する第1レバー34と、前記空気の温
度が所定値以上になったときに形状が変わることにより
前記係止を解除するように前記第1レバー34を回転さ
せる形状変化部材31と、前記シャフト22を回転させ
るように付勢する第1ばね部材44と、前記係止を解除
する方向に前記第1レバー34を回転させる第2レバー
63と、前記係止を解除する方向と逆の方向に前記第2
レバー63を付勢する第2ばね部材62と、引っ張られ
ることにより、前記第2ばね部材62の付勢方向と逆の
方向に前記第2レバー63を回転させる手作動リング6
1とを具備すること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、防火ダンパーに関し、特に防火ダンパーに付設されている手作動リ ングの誤動作を防ぐことができる防火ダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からビルディングにおいて空調及び排気用等の通気用ケーシングに防火を 目的として通気用ケーシングを開閉可能な防火ダンパーが設けられている。この 防火ダンパーは、通気用ケーシングの内部に設置され、通気用ケーシング内の空 気の温度が所定値になると、温度センサー(半田ヒューズ、形状記憶合金による 温度センサー等)の動作によって通気用ケーシングを閉じるように構成されてい る。 なお、この防火ダンパーは、一般的には通気用ケーシング内を流れる空気の量 を調節する機能をも有するように構成されている。 更に、手作動リングが防火ダンパーのハウジングの外側に付設されている。こ の手作動リングは施工時または必要に応じて、温風を通気用ケーシング内に送る ことなく防火ダンパーの回転羽根が通気用ケーシングを閉じることをテストする ためのものである。この場合、手作動リングを押し込むと手作動リングが作動す るようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述の従来例では、手作動リングを押し込むと手作動リングが作動す るようになっているので、誤って手作動リングを押してしまった場合にも、手作 動リングが作動してしまうという欠点があった。 更に、手作動リングの誤動作により予期しないときに防火ダンパーが作動して 通気用ケーシングが閉じることにより通気用ケーシング内で事故が発生するおそ れがあるという欠点があった。 したがって、本願考案の目的は、上述の従来例の欠点をなくし、手作動リング の誤動作を防ぐことができる防火ダンパーを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案の構成は、通気用ケーシング内の空気の温度 が所定値以上になったときに、前記通気用ケーング内の空気の流れを止める防火 ダンパーにおいて、回転可能に支持されているシャフトと、前記シャフトに固定 され、前記通気用ケーシングを開閉可能な回転羽根と、前記シャフトの側面に固 定されたピンと、前記ピンを係止する凹部を有する第1レバーと、前記空気の温 度が所定値以上になったときに形状が変わることにより前記第1レバーの凹部と 前記ピンとの係止を解除するように前記第1レバーを回転させる形状変化部材と 、前記シャフトを回転させるように付勢する第1ばね部材と、前記第1レバーの 凹部と前記ピンとの係止を解除する方向に前記第1レバーを回転させる第2レバ ーと、前記第1レバーの凹部と前記ピンとの係止を解除する方向と逆の方向に前 記第2レバーを付勢する第2ばね部材と、引っ張られることにより前記第2ばね 部材の付勢方向と逆の方向に前記第2レバーを回転させる手作動部材とを具備す ることである。
【0005】
【作用】
上記本考案の構成により、通常は、通気用ケーシング内の空気が所定温度以上 になったときに、形状変化部材の形状が変化することにより、第1レバーが回転 し、第1レバーの凹部とシャフトの側面に固定されたピンとの係止が解除される 。このため、第1ばね部材で付勢されたシャフトが回転し、シャフトに固定され た回転羽根が回転して通気用ケーングを閉じる。 更に、手作動部材を引っ張ると、第2ばね部材の付勢方向に逆らって逆の方向 に第2レバーを回転させることにより、第1レバーの凹部とピンとの係止を解除 する方向に第1レバーを回転させるので、第1レバーの凹部とピンとの係止を解 除することができる。このため、ピンにより回転を止められていたシャフトが第 1ばね部材で付勢されて回転し、シャフトに固定された回転羽根が回転して通気 用ケーシングを閉じることになる。 このため、従来例のように手作動部材を誤って押した場合に手作動部材が誤動 作することがない。
【0006】
【実施例】
次に、本願考案の実施例を図面を使用して説明する。図1は、本考案の一実施 例の正面を示し、図2〜図4は該一実施例の内部構造を示す。なお、図2及び図 4は通気用ケーシングの長手方向からみた内部構造を示し、図3はハウジングか らみた内部構造を示す。 図1〜図4において、空調の排気用ダクトに用いられる円筒状通気用ケーシン グ10に防火ダンパー20が設置されている。防火ダンパー20の回転羽根21 は、通気用ケーシング10を開閉するために回転可能に通気用ケーシング10の 内面12内に固定されている。 防火ダンパー20の回転羽根21は、シャフト22にねじ23で固定されてい る。シャフト22は回転ブッシュ24及び軸受ブッシュ25によって回動自在に 通気用ケーシング10に固定されている。 スリーブ26はシャフト22の側面22aに嵌装され、カラー27はスリーブ 26の外側面26aに嵌装されている。ピン28には雄ねじが形成され、ピン2 8はこの雄ねじによりスリーブ26及びカラー27にねじ止めされている。この ため、ピン28はスリーブ26及びカラー27を介してシャフト22の側面22 aに固定されている。
【0007】 通気用ケーシング10の外面11には、ハウジング14が固定されている。ま た、第1ばね部材としてのコイル状トルクばね44がハウジング14の外側に固 定されている。なお、シャフト22がトルクばね44内を挿通している。 形状記憶合金製コイルばね31は、その一端がコイルばね支持金具32aに連 結され、その他端がコイルばね支持金具32bに連結されている。コイルばね支 持金具32aはピン35により回動自在にホルダー33の先端に連結され、コイ ルばね支持金具32bはピン36により回動自在に第1レバー34に連結されて いる。 ホルダー33は、ねじ39によりハウジング14の内面に固定されている。第 1レバー34は、ねじ37によりホルダー33に回動自在に連結され、第1レバ ー34の凹部(切欠)34aはピン28に係止可能である。なお、ばね38が第 1レバー34をピン28側に付勢するようにねじ38に装着されている。
【0008】 ハウジング14の外側において、回転板41は、シャフト22に固定されてい る。目盛板42は、回転板41に重ねて回転可能にシャフト22に取り付けられ ている。目盛板42には、回転羽根21の回転位置を示す目盛42aが形成され ている。また、目盛板42は、その長孔42cを介してねじ42dにより回転板 41に固定することができる。 なお、長孔42cとねじ42dとの相互位置関係を変えることによって、回転 板41と目盛板42とのシャフト22の回転方向の相互位置関係を調整すること ができるので、回転羽根21の回転角度を変えることができるため、通気用ケー シング10内の風量を調整することができる。なお、42bは目盛板42のハン ドルである。 指針43は、後述する検査口キャップ52の表面に固定されている。また、取 付孔13a、13bが形成された支持部材13が通気用ケーシング10の外面1 1に固定されている。
【0009】 検査口51は、ハウジング14の前面に形成され、検査口キャップ52がパッ キン53を介して検査口51を被っている。孔52a、52bが検査口キャップ 52に形成され、検査口キャップ52は孔52a、52bを介してねじ54、5 5によりハウジング14に固定されている。 なお、円筒状通気用ケーシング10内の温度が所定値以上になり、形状記憶合 金製コイルばね31が熱影響により性能を発揮できなくなったときは、検査口5 1からこの形状記憶合金製コイルばね31を取り出し新しい形状記憶合金製コイ ルばね31と交換することができる。 手作動リング61は、検査口51及び検査口キャップ52の孔を挿通するよう に配設され、第2ばね部材としてのコイルばね62の一端に連結されている。な お、コイルばね62の他端は検査口キャップ52の内面に固定されている。 また第2レバー63はねじ64により支持板65に回動自在に連結され、支持 板65は検査口キャップ52の内面に固定されている。 第2レバー63の一端はコイルばね62の一端に連結され、第2レバー63の 他端には折曲部63aが形成されている。この折曲部63aは、第1レバー34 の凹部34aとピン28との係止を解除する方向に第1レバー34を回転させる ことができる。
【0010】 以上の構成により、通常は、通気用ケーシング10内の空気が所定温度以上に なったときに、形状記憶合金製コイルばね31がもとの形状に戻るので、第1レ バー34が回転し、第1レバー34の凹部34aとシャフト22の側面22aに 固定されたピン35との係止が解除される。 このため、トルクばね44で付勢されたシャフト22が回転し、シャフト22 に固定された回転羽根21が回転して通気用ケーング10を閉じる。 更に、防火ダンパー20のハウジング10の外側に設けられた手作動リング6 1を引っ張ると、コイルばね62の付勢方向に逆らって逆の方向に第2レバー6 3を回転させることにより、第1レバー34の凹部34aとピン28との係止を 解除する方向に第1レバー34を回転させるので、第1レバー34の凹部34a とピン28との係止を解除することができる。 このため、ピン28により回転を止められていたシャフト22がトルクばね4 4で付勢されて回転し、シャフト22に固定された回転羽根21が回転して通気 用ケーシング10を閉じることになる。 このため、従来例のように手作動リング61を誤って押した場合に手作動リン グ61が誤動作することがない。 なお、上述の実施例において、形状記憶合金製コイルが使用されているが、こ れに限定されず、空気の温度が所定値以上になったときに形状が変化する形状変 化部材(形状記憶合金製コイルを含む)であればよい。 また、上述の実施例において、手作動リングが使用されているが、これに限定 されず、手で作動できるものであればよいので、手作動リングを含む手作動部材 であればよい。
【0011】
【考案の効果】
本願考案に係わる防火ダンパーによれば、防火ダンパーのテスト用手作動部材 の誤動作を防ぐことができる。このため、防火ダンパーが予期しないときに作動 して通気用ケーシングが閉じることによる事故を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例の正面図である。
【図2】前記一実施例を通気用ケーシングの長手方向か
らみた内部構造を示す説明図である。
【図3】前記一実施例をハウジング側からみた内部構造
を示す説明図である。
【図4】前記一実施例を通気用ケーシングの長手方向か
らみた内部構造を示す他の一つの説明図である。
【符号の説明】
10 通気用ケーシング 20 防火ダンパー 21 回転羽根 22 シャフト 22a シャフトの側面 28 ピン 31 形状記憶合金製コイルばね 34 第1レバー 34a 第1レバーの凹部 44 トルクばね 61 手作動リング 62 コイルばね 63 第2レバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気用ケーシング内の空気の温度が所定
    値以上になったときに、前記通気用ケーング内の空気の
    流れを止める防火ダンパーにおいて、 回転可能に支持されているシャフトと、 前記シャフトに固定され、前記通気用ケーシングを開閉
    可能な回転羽根と、 前記シャフトの側面に固定されたピンと、 前記ピンを係止する凹部を有する第1レバーと、 前記空気の温度が所定値以上になったときに形状が変わ
    ることにより前記第1レバーの凹部と前記ピンとの係止
    を解除するように前記レバーを回転させる形状変化部材
    と、 前記シャフトを回転させるように付勢する第1ばね部材
    と、 前記第1レバーの凹部と前記ピンとの係止を解除する方
    向に前記第1レバーを回転させる第2レバーと、 前記第1レバーの凹部と前記ピンとの係止を解除する方
    向と逆の方向に前記第2レバーを付勢する第2ばね部材
    と、 引っ張られることにより前記第2ばね部材の付勢方向と
    逆の方向に前記第2レバーを回転させる手作動部材とを
    具備することを特徴とする防火ダンパー。
JP1995002651U 1995-03-31 1995-03-31 防火ダンパー Expired - Lifetime JP3016415U (ja)

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