JPH09299497A - 防火ダンパー - Google Patents

防火ダンパー

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JPH09299497A
JPH09299497A JP11495496A JP11495496A JPH09299497A JP H09299497 A JPH09299497 A JP H09299497A JP 11495496 A JP11495496 A JP 11495496A JP 11495496 A JP11495496 A JP 11495496A JP H09299497 A JPH09299497 A JP H09299497A
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driven
switch
clutch
driving
temperature sensor
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JP11495496A
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Mitsuo Kondo
近藤光雄
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Daiei KK
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Daiei KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防火ダンパーが温度センサー及び外部の電気
信号等により作動できるようにすること。 【解決手段】 通気用ケーシング10の開閉をする防火
ダンパー20にて、原動部分61、従動部分81及び操
作部分71からなるクラッチ60を配置し、通気用ケー
シング10内の温度が所定値以上になったときに、操作
部分71との係止が外れる係止部材31を有する温度セ
ンサー30を配置し、従動部分81に連結された、通気
用ケーシング10の開閉部材21を配置し、開閉部材2
1を閉じる方向に付勢する第1付勢手段44を配置し、
操作部分71を所定方向に付勢する第2付勢手段76を
配置し、操作部分71は、温度センサー30の係止部材
31との係止が外れたときに、第2付勢手段76に付勢
されて原動部分61と従動部分81との関係を切れた状
態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火ダンパーに関
し、特に、通気用ケーシング内に設置された温度センサ
ーの作動及び外部からの電気信号により作動することが
でき、更に前記電気信号により復帰することができる防
火ダンパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からビルディングにおいて防火及び
風量調整を目的として空調及び排気用等の通気用ケーシ
ングを開閉可能な防火ダンパーが設けられている。この
防火ダンパーは、通気用ケーシングの内部に設置され、
通気用ケーシングの内部を通過する空気の量を調節し、
かつ通気用ケーシング内の空気の温度が所定値以上にな
ったときに、温度センサー(温度ヒューズ)の作動によ
って通気用ケーシングを閉じるように構成されている。
なお前記温度センサーは、防火ダンパーより空気の流れ
の下流側において該防火ダンパーの近傍に設けられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例においては、温度センサーにより防火ダンパーが
作動する(閉じる)のみであり、防火ダンパーを電気信
号により作動及び復帰させることができないので、外部
の煙感知器等の信号により防火ダンパーを作動及び復帰
させることができなかった。したがって、本発明の目的
は、上述の従来例の欠点をなくし、温度センサーによる
作動のみならず、外部の煙感知器等の電気的信号により
作動及び復帰させることができる防火ダンパーを提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、通気用ケーシングを開
閉する防火ダンパーにおいて、原動部分、従動部分及び
前記原動部分と前記従動部分との関係を切れた状態又は
接続状態にする操作部分からなるクラッチを配置し、前
記通気用ケーシング内の温度が所定値以上になったとき
に、前記操作部分との係止が外れる係止部材を有する温
度センサーを配置し、前記クラッチの前記従動部分に連
結された、通気用ケーシングの開閉部材を配置し、前記
開閉部材を閉じる方向に付勢する第1付勢手段を配置
し、前記操作部分を所定方向に付勢する第2付勢手段を
配置し、前記操作部分は、前記温度センサーの係止部材
との係止が外れたときに、前記第2付勢手段に付勢され
て前記原動部分と前記従動部分との関係を切れた状態に
するものであることを特徴とする防火ダンパーである。
【0005】上記第1の発明の構成により、通気用ケー
シング内の温度が所定値以上になったときに、温度セン
サーの係止部材がクラッチの操作部分から外れる。この
ため、操作部分が第2付勢手段に付勢されてクラッチの
原動部分と従動部分との関係を「切れた状態」にする。
この結果、前記従動部分に連結された通気用ケーシング
の開閉部材が第1付勢手段に付勢されて前記通気用ケー
シングを閉じる。
【0006】更に、第2の発明の構成は、上記第1の発
明の構成において、原動部分又は従動部分の一方にばね
部材が固定され、原動部分又は従動部分の他方に前記ば
ね部材に係止する切欠が形成され、操作部分に形成され
たカムにより前記ばね部材と前記切欠との係止を外すこ
とである。
【0007】上記第2の発明の構成により、上記第1の
発明による作用とともに、原動部分又は従動部分の一方
に固定されたばね部材が前記原動部分又は従動部分の他
方に形成された切欠に係止し、操作部分に形成されたカ
ムが前記ばね部材と切欠との係止を外すので、上記第1
の発明を実施するのに最適で、最も簡単な構造を実現ず
ることができる。
【0008】更に、第3の発明の構成は、上記第2の発
明の構成において、ばね部材と切欠との係止を外すよう
に前記ばね部材を撓ませる手動レバーを具備することで
ある。
【0009】上記第3の発明の構成により、上記第2の
発明の作用とともに、手動により手動レバーを作動させ
てばね部材と切欠との係止を外すこともできる。
【0010】更に、第4の発明の構成は、上記第1、第
2又は第3の発明の構成において、クラッチの原動部分
と従動部分との関係が接続状態にあるときに、モータの
回転により前記原動部分を回転させて、通気用ケーシン
グの開閉部材を閉じた状態又は開いた状態にすることで
ある。
【0011】上記第4の発明の構成により、上記第1、
第2又は第3の発明の作用とともに、モータの回転によ
り通気用ケーシングの開閉部材を閉じた状態又は開いた
状態にすることができるので、外部に設置した煙感知器
の煙検出信号等の電気信号によりモータの回転を制御し
て、開閉部材の閉じた状態又は開いた状態を切り換える
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本願発明の実施の形態の
平面を示し、図2は図1のA−A断面構造を示し、図3
は図1のB視状態を示し、図4及び図5は該実施の形態
の一部分の分解した状態を示す。更に、図6は該実施の
形態のクラッチを斜めに見た状態を示し、図7は該実施
の形態の端子板等を斜めに見た状態を示している。図1
〜図7において、空調及び排気用等のダクトに用いられ
る円筒状通気用ケーシング10に防火ダンパー(防煙ダ
ンパーを含む。)20が設置されている。防火ダンパー
20の開閉部材となる回転羽根21は通気用ケーシング
10を開閉するために回転可能に通気用ケーシング10
の内面12内に固定されている。内面12には、ストッ
パー14及びガイド15が取り付けられている。ストッ
ッパー14は、回転羽根21が閉じた状態で停止するよ
うにしている。ガイド15は、半月状であり、回転羽根
21より空気の流れの下流側の温度センサー設置個所1
6近傍の空気の流れを制限している。
【0013】なお、ガイド15の通気用ケーシング10
の軸方向に垂直な面への投影面積は、ストッパー14の
それと等しく形成されている。また、矢印18は空気の
通過方向を示し、11は通気用ケーシング10の外面で
ある。防火ダンパー20の回転羽根21は、シャフト2
2にねじ23で固定されている。シャフト22は回転ブ
ッシュ24及び軸受ブッシュ25によって回転自在に通
気用ケーシング10に固定されている。温度センサー3
0は、スットパー用シャフト31、固定パイプ32及び
ケース33からなる。シャフト31は、後述する操作部
分71との係止部材となるものであり、固定パイプ32
に摺動可能に挿入され、感熱部(通気用ケーシング10
側先端部分)において温度ヒューズとしての低温ハンダ
(融点が70℃)で固定パイプ32の内面に固定されて
いる。ケース33は温度センサー30全体のカバーであ
り、温度センサー30を通気用ケーシング10に固定し
ている。なお、矢印31aはシャフト31が図示しない
コイルバネ(ケース33内に装着されている)によって
付勢されている方向を示す。
【0014】通気用ケーシング10の外面11には、ハ
ウジング17が固定されている。また第1付勢手段とな
るコイル状トルクバネ44がハウジング17の外側に固
定されている。なお、シャフト22がトルクバネ44内
を挿通している。ハウジング17の外側において、回転
板41は、シャフト22に回転可能に装着されている。
目盛板42は、回転板41に重ねてシャフト22に固定
されている。目盛板42は、長孔42cを介してねじ4
2d(回転板41の孔41aに螺合している)により回
転板41に固定されている。回転羽根21の位置を示す
目盛り42a(回転板41に形成されている)が長孔4
2cに表されている。なお、長孔42cとねじ42dと
の相互位置関係を変えることによって、回転板41と目
盛板42との回転方向(シャフト22の回転方向)の相
互位置を調整することができるので、開いた状態の回転
羽根21の角度を変えることができるため、通気用ケー
シング10内の風量を調整することができる。なお、1
3はケーシング10の支持部材であり、19はハウジン
グ17の検査口キャップである。また、42bは目盛板
42のハンドルである。
【0015】ケース50がハウジング17の外側に止め
ねじにより固定されている。なお、ケース50の外側に
はケース50を支持する図示しない支持部材が付設され
ている。ケース50内には、ギアドモータ51及びクラ
ッチ60が配設されている。ギアドモータ51の回転軸
54はクラッチ60の後述する原動軸62に連結されて
いる。なお、ギアドモータ51では、直流モータ本体5
2の回転出力がギア部53により減速され、回転軸54
に伝えられる。ダイオードブリッジ(B1 )56は電源
の極性にかかわらずモータ本体52を一定方向に回転さ
せるための整流回路である。更に、ギアドモータ51に
並列に保護用ダイオード(D1 )57が接続されてい
る。また55、58は配線である。
【0016】クラッチ60の主要部は、原動部分61、
操作部分71及び従動部分81である。原動部分61の
主要部は、原動軸62、カム63、板ばね取付部64、
ばね部材となる板ばね65及びストッパー66からな
る。原動軸62は、スリーブ状であり、上述のようにギ
アドモータ51の回転軸54にピン62aにより固定さ
れている。カム63は、ほぼ円板状であり、原動軸62
の図示下端に固定されている。板ばね取付部64は、ほ
ぼ円板状であり、原動軸62が板ばね取付部64を挿通
するように固定されている。板ばね65は、板ばね取付
部64に取付られている。なお、板ばね取付部64の切
欠64aはストッパー66に当接可能で、板ばね取付部
64が逆転しないようにしている。
【0017】操作部分71の主要部は回転板72、アー
ム73及び係止部74からなる。アーム73及びばね取
付部72bは回転板72と一体に形成され、回転板72
の外周の一部分がカム72aとなっている。係止部74
はピン73aにより回動自在にアーム73に連結されて
いる。係止部74の凹部74aが温度センサー30のス
トッパー用シャフト31に係止可能である。引っ張り用
ばね76は、第2付勢手段となるものであり、ばね取付
部72bとケース50のばね取付部50dとの間に取り
付けられ、回転板72を所定回転方向に付勢している。
なお、ブッシュ75は回転板72と原動軸62との間に
回動自在に装着され、回転板72の回転を円滑にしてい
る。手動レバー77は、手動によりクラッチ60を「切
れた状態」にするものであり、紐79を引くと、ばね7
8の付勢力に抗して手動レバー77が回転(回転中心7
7a)し、手動レバー77の曲がった先端が板ばね65
を外側に撓ませて、板ばね65とクラッチ板83の切欠
83aとの係止を外す。
【0018】従動部分81の主要部は、従動軸82、ク
ラッチ板83及びベース84である。従動軸82は、ス
リーブ状であり、原動軸62が従動軸82の内部(中心
孔)を挿通している。クラッチ板83は、従動軸82の
下端に固定されている。切欠83aがクラッチ板83の
外周に形成され、板ばね65がこの切欠83aに係止可
能である。ベース84は、従動軸82の上端に固定され
ている。ボルト85がベース84の上面に植設され、こ
のボルト85にチェーン取付具91が係合され、ナット
86がボルト85に螺合してチェーン取付具91を固定
している。更に、ピン87がベース84の上面に植設さ
れている。このピン87はベース84の回転による防火
ダンパーの開閉状態を第2リミットスイッチ(LS2
102に伝える働きをするものである。ボルト89が、
ブッシュ88を介して原動軸62に螺合することによ
り、回転板72及び従動部分81を回動自在に原動部分
61に連結している。
【0019】チェーン90の一端は、チェーン取付具9
1及びボルト85によりベース84に連結され、チェー
ン90の他端は、チェーン取付具92によりチェーン止
め部45に連結されている。なお、チェーン取付具92
の雄ねじが形成された部分はチェーン止め部45の孔4
5aを挿通し、ワッシャ94を介してナット93で固定
されている。
【0020】図6はクラッチ60の全体を示す。図6に
おいて、カム63は第1リミットスイッチ(LS1 )1
01を作動させ、ピン87は第2リミットスイッチ(L
2)102を作動させる。なお、ケース50におい
て、第1リミットスイッチ(LS1 )101は、第1リ
ミットスイッチ取付部50bに固定され、第2リミット
スイッチ(LS2 )102は第2リミットスイチ取付部
50cに固定されている。
【0021】図7は、端子板103及び補助板104を
示す。図7において、端子板103及び補助板104は
ケース50の端子板取付部50aに固定されている。な
お、図1〜図3においては、端子板103及び補助板1
04の図示が省略されている。
【0022】図8は、実施の形態に使用される電気回路
を示している。図8において、直流電源Eはギアドモー
タ51となる直流モータM、パイロットランプPL1
PL 2 、PL3 の電源となるように接続されている。自
動復帰型プッシュボタンスイッチPB1 、PB2 、PB
3 のうち、PB1 はリセット用スイッチであり、PB 2
は作動用スイッチであり、PB3 は復帰用スイッチであ
る。R1 は第1リレーコイルであり、Sa1 、Sb1
第1リレーの常閉スイッチである。R2 は第2リレーコ
イルであり、Sa2 及びSc2 は第2リレーの常開スイ
ッチ、Sb2 は第2リレーの常閉スイッチである。R3
は第3リレーコイルであり、Sa3 及びSc3 は第3リ
レーの常開スイッチ、Sb3 は第3リレーの常閉スイッ
チである。リミットスイッチLS1 は連動する2極双投
スイッチであり、第1双投スイッチS1 及び第2双投ス
イッチS2 からなる。リミットスイッチLS2 は双投ス
イッチである。
【0023】直流電源E、スイッチSb1 、モータMに
所定の極性の直流電圧を供給するブリッジB1 、第1双
投スイッチS1 の接点a1 、c1 、スイッチSc2 及び
スイッチSa1 は順次ループ状に接続され、ブリッジB
1 、第2双投スイッチS1 の接点b2 、c2 、スイッチ
Sc3 及びスイッチSa1 が順次直列に接続されてい
る。スイッチSa1 、PB2 、スイッチSb3 、R2
びスイッチSb1 が順次直列に接続され、スイッチSa
1 、PB3 、スイッチSb2 、R3 及びスイッチSb1
が順次直列に接続されている。なお、PB2 とスイッチ
Sa2 が並列に接続され、PB3 とスイッチSa3 が並
列に接続されている。更に、PL1 がスイッチSb1
LS2 の接点b3 との間に接続され、PL2がスイッチ
Sb1 とS1 の接点b1 との間に接続され、PL3 がス
イッチSb1とS2 の接点a2 との間に接続されてい
る。
【0024】このため、PB2 を一度オンにすると、
2 が通電され、スイッチSa2 がオンとなるので、R
2 が自己保持され、同時にスイッチSc2 がオンとなる
ので、モータMがLS1 のS1 (接点a1 と接点c1
オン)を介して通電されて回転し、防火ダンパーが作動
する。防火ダンパーの作動が完了(回転羽根21が閉じ
た状態になる)すると、カム63によりLS1 が切り替
わり、S1 にて接点a 1 がオフとなり接点b1 と接点c
1 がオンとなる(同時に接点b2 と接点c2 がオンにな
る)ので、モータMの回転が停止するとともに、PL2
が点灯する。 次に、PB1 を一度オンにするとR1 が通電され、ス
イッチSa1 及びスイッチSb1 がオフになるので、R
2 が通電されなくなり、R2 の自己保持が解除され、ス
イッチSc2 がオフとなる。このため、PL2 が消灯す
る。 次に、PB3 を一度オンにすると、R3 が通電され、
スイッチSa3 がオンとなるので、R3 が自己保持され
る。同時に、スイッチSc3 がオンとなるので、モータ
MがS2 の接点b2 を介して通電されて回転するので、
防火ダンパーが復帰動作をする。即ち回転羽根21が開
く。防火ダンパーの復帰が完了すると、カム63によ
り、S2 の接点b2 がオフとなり、接点a2 がオンとな
るので、モータMの回転は停止するとともに、PL3
点灯する。 次に、PB1 をオンにするとと同様にしてR3 の自
己保持が解除され、スイッチSc3 がオフになる。この
ため、PL3 が消灯する。防火ダンパーが作動すると、
LS2 の接点b3 がオンとなるので、PL1 が点灯す
る。
【0025】なお、図8において、記号「C」、
「S」、「Y」、「V」、「U」、「X」、「O」は端
子板103の記号(図7参照)に対応している。また、
図8に示されている電源E、プッシュボタンスイッチP
1 、PB2 、PB3 、各リレーR 1 、R2 、R3 等、
及びパイロットランプPL1 、PL2 、PL3 は図1〜
図7には表示されていない。また、図8においてブリッ
ジB1 を経由せずに直接モータMに直流電圧を印加する
ようにしてもよい。
【0026】以上の構成により、通気用ケーシング10
内の温度センサー設置個所16の温度が所定値以上にな
ると、温度センサー30が作動する。即ち、温度センサ
ー30のストッパー用シャフト31が矢印31a方向に
付勢されて瞬間的に移動する。このため、クラッチ60
の操作部分71の係止部74がストッパー用シャフト3
1から外れるので、回転板72及びアーム73がばね7
6に付勢されて図1における時計方向に回転する。この
結果、回転板72のカム72aが板ばね65の先端を外
側に押すので、板ばね65がクラッチ板83の切欠83
aから外れる。この結果、クラッチ60が「接続状態」
から「切れた状態」に変化するので、従動部分81とチ
ェーン90により連結された回転板41がトルクばね4
4に付勢されて回転するため、目盛板42が回転板41
と一緒に回転する。このため目盛板42に固定されたシ
ャフト22が目盛板42と一緒に回転し、回転羽根21
が閉じる(防火ダンパー20が作動状態になる)。
【0027】更に、手動により紐79を引くと、手動レ
バー77がばね78の付勢力に抗して回転中心77aの
回りに回転するので、手動レバー77の先端が板ばね6
5を外方に撓ませることになる。このため、板ばね65
がクラッチ板83の切欠83aから外れ、クラッチ60
が「切れた状態」になる。この結果、上述と同様に回転
羽根21が閉じる。
【0028】更に、クラッチ60の原動部分61と従動
部分81とが「接続状態」にあるときに、電気的にギア
ドモータ51を回転させることによっても、以下のよう
に、防火ダンパー20を作動状態にすることができ、更
に、作動状態の防火ダンパー20を復帰状態にすること
ができる。図8に示す回路図において、PB2 を一度オ
ンにすると、R2 が通電され、スイッチSa2 がオンと
なるので、スイッチSc2 のオン状態が続く。このた
め、LS1 の接点c1 と接点a1 が接続された状態でモ
ータMが通電されて回転する。モータMの回転により防
火ダンパー20が作動状態(回転羽根21が閉じた状
態)になると、カム63によりLS1 の接点が切り替わ
り接点c1 と接点b1 が接続される(同時に、接点c2
と接点b2 が接続される)ので、モータMが停止すると
ともに、PL2 が点灯する。したがって、PL2 はダン
パー20の作動状態を示す。
【0029】次に、PB1 を一度オンにすると、R1
通電され、スイッチSa1 及びスイッチSb1 がオフと
なる。このため、R2 が通電されなくなり、スイッチS
2及びスイッチSc2 がオフになるので、PL2 が消
灯する。即ち、PB1 のオンによりPB2 のオンによる
状態がリセットされる。
【0030】次に、PB3 を一度オンにすると、R3
通電され、スイッチSa3 がオンとなるので、スイッチ
Sc3 のオン状態が続く。このため、上述のようにLS
1 の接点c2 と接点b2 が接続された状態でモータMが
通電されて回転する。モータMの回転により防火ダンパ
ー20が復帰状態になると、前記カム63によりLS1
の接点が切り替わり接点c2 と接点a2 とが接続される
(同時に接点c1 と接点a1 とが接続される)。このた
め、モータMが停止するとともに、PL3 が点灯する。
したがって、PL3 はダンパー20の復帰状態を示す。
【0031】次に、PB1 を一度オンにすると、R1
通電され、スイッチSa1 及びスイッチSb1 がオフと
なる。このため、R3 が通電されなくなり、スイッチS
3及びスイッチSc3 がオフになるので、PL3 が消
灯する。即ち、PB1 のオンによりPB3 のオンによる
状態がリセットされる。更に、上述のように、PB2
オンにしてモータMを回転させて、防火ダンパー20を
作動状態にすることができる。なお、防火ダンパー20
が作動状態になっているときに、LS2 の接点c3 と接
点b3 が接続されるので、PL1 が点灯する。このた
め、原因の如何にかかわらず防火ダンパー20が作動状
態になるとPL1 が点灯する。また、PL1 の点灯は、
PB1 をオンにしてもリセットされない。なお、上記実
施の形態に示すクラッチ60において、板ばね65は原
動部分61に固定され、この板ばね65に係止する切欠
83aが従動部分81に形成されているが、これに限定
されず、板ばねを従動部分81に固定し、この板ばねに
係止する切欠を原動部分61に形成することもできる。
また、防火ダンパー20の風量調節機能はなくてもよ
い。
【0032】
【発明の効果】本願の第1の発明に係わる防火ダンパー
によれば、通気用ケーシング内の温度が所定値以上にな
ったとき温度センサーが働き、回転羽根が通気用ケーシ
ングを閉じることができる。更に、第2の発明によれ
ば、上記第1の発明による効果とともに、防火ダンパー
に使用するクラッチを最適かつ最も簡単なものにするこ
とができる。更に、第3の発明によれば、上記第2の発
明による効果とともに、手動によっても開閉部材により
通気用ケーシングを閉じることができるので、防火ダン
パーの検査が容易になる。更に、第4の発明によれば、
上記第1、第2又は第3の発明の効果とともに、外部信
号によって防火ダンパーの作動状態と復帰状態を切り換
えることができる。このため、通気用ケーシングの外部
に設置した煙感知器等の信号により防火ダンパーを作動
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態の一部切欠平面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB視図である。
【図4】前記実施の形態の一部分の分解斜視図である。
【図5】前記実施の形態の他の一部分の分解斜視図であ
る。
【図6】前記実施の形態のクラッチの斜視図である。
【図7】前記実施の形態の端子板等の斜視図である。
【図8】前記実施の形態の電気回路図である。
【符号の説明】
10 通気用ケーシング 20 防火ダンパー 21 回転羽根 30 温度センサー 31 シャフト 41 回転板 42 目盛板 44 トルクばね 51 ギアドモータ 60 クラッチ 61 原動部分 65 板ばね 71 操作部分 74 係止部 81 従動部分 83 クラッチ板 83a 切欠 90 チェーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気用ケーシングを開閉する防火ダンパ
    ーにおいて、 原動部分、従動部分及び前記原動部分と前記従動部分と
    の関係を切れた状態又は接続状態にする操作部分からな
    るクラッチを配置し、 前記通気用ケーシング内の温度が所定値以上になったと
    きに、前記操作部分との係止が外れる係止部材を有する
    温度センサーを配置し、 前記クラッチの前記従動部分に連結された、通気用ケー
    シングの開閉部材を配置し、 前記開閉部材を閉じる方向に付勢する第1付勢手段を配
    置し、 前記操作部分を所定方向に付勢する第2付勢手段を配置
    し、 前記操作部分は、前記温度センサーの係止部材との係止
    が外れたときに、前記第2付勢手段に付勢されて前記原
    動部分と前記従動部分との関係を切れた状態にするもの
    であることを特徴とする防火ダンパー。
  2. 【請求項2】 原動部分又は従動部分の一方にばね部材
    が固定され、原動部分又は従動部分の他方に前記ばね部
    材に係止する切欠が形成され、操作部分に形成されたカ
    ムにより前記ばね部材と前記切欠との係止を外すことを
    特徴とする請求項1記載の防火ダンパー。
  3. 【請求項3】 ばね部材と切欠との係止を外すように前
    記ばね部材を撓ませる手動レバーを具備することを特徴
    とする請求項2記載の防火ダンパー。
  4. 【請求項4】 クラッチの原動部分と従動部分との関係
    が接続状態にあるときに、モータの回転により前記原動
    部分を回転させて、通気用ケーシングの開閉部材を閉じ
    た状態又は開いた状態にすることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の防火ダンパー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013070992A (ja) * 2011-09-26 2013-04-22 Hyundai Motor Co Ltd 電気自動車用バッテリーパック火災防止器具
CN103292987A (zh) * 2013-05-28 2013-09-11 山东省产品质量监督检验研究院 一种防火阀开闭试验装置
KR20200022272A (ko) * 2018-08-22 2020-03-03 김성군 열감응과 전기적으로 동작되는 방화 댐퍼
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KR20210030698A (ko) * 2019-09-10 2021-03-18 이성한 에어닥트용 방화 및 풍량조절댐퍼

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