JPH07223177A - ロボット移動装置 - Google Patents

ロボット移動装置

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JPH07223177A
JPH07223177A JP1513894A JP1513894A JPH07223177A JP H07223177 A JPH07223177 A JP H07223177A JP 1513894 A JP1513894 A JP 1513894A JP 1513894 A JP1513894 A JP 1513894A JP H07223177 A JPH07223177 A JP H07223177A
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JP
Japan
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arm
cylinder
robot
moving device
tip
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1513894A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kususe
正 楠瀬
Hidenori Tsuruta
秀紀 鶴田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 閉鎖的ブロック室空間内の路面が不整値でも
適用可能な高精度の溶接及び塗装作業用ロボット位置決
め機能を有するロボット移動装置を提供する。 【構成】 油圧又は空圧等アクチュエータにより伸縮可
能な多段式アーム6a,6b,6cの先端に溶接又は塗
装等のロボット7を設置したロボット移動装置におい
て、先端アーム6cにクローラ12により走行可能な無
限軌道走行車10(11)を取付け、前記先端アーム6
cと無限軌道走行車10とを油圧又は空気圧で駆動する
シリンダ9で連結すると共に、同シリンダ9内を前記伸
縮アーム長に応じて適正な値にコントローラによって制
御するように構成したことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はVLCCダブルハル船体
ブロック内等における閉鎖区間内の溶接及び塗装作業用
ロボットの移動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長胴船における船体ブロック内等の上下
の空間が閉じている閉鎖的ブロック内部空間の溶接及び
塗装作業等において、従来は作業者が装置を持込んで作
業を行っていた。しかし、近年は作業効率の向上及び作
業者に対する作業環境の改善のために、ロボットの導入
による溶接及び塗装作業の自動化が要求されている。こ
のような自動化案の1つとして図4に示す方式が提案さ
れている。この方式では、ロボット102が多段式の伸
縮アーム101の先端部に設置され、同多段式の伸縮ア
ーム101を閉じたブロック1の横から内部に挿入し、
溶接等のロボット102を作業位置に移動するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが図4に示した
ような従来の方式では、ある程度の重量のある溶接及び
塗装作業用のロボット102を支持する多段アーム10
1を伸長させた場合には、重量物を先端で支持する片持
ち梁となり、アーム重量及び撓みの増大、アーム梁の剛
性の低減によって、多段アーム梁の先端がブロック1内
のT型梁2上に着床してしまい、それ以上の多段アーム
梁の伸長を不可能にしたり、振動の発生を招き、結果と
して高精度の位置決めが期待できず、溶接及び塗装作業
にも支障を来しかねないものであった。本発明は前記従
来の装置の有していた諸課題を解決して、閉鎖的ブロッ
ク室空間内の路面が不整地でも適用可能な高精度の溶接
及び塗装作業用ロボット位置決め機能を有するロボット
移動装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、油圧
又は空圧等のアクチュエータにより伸縮可能な多段式ア
ームの先端に、溶接又は塗装等のロボットを設置したロ
ボット移動装置において、先端アームにクローラにより
走行可能な無限軌道走行車を取付け、前記先端アームと
無限軌道走行車とを油圧又は空気圧で駆動するシリンダ
で連結すると共に、同シリンダ内の圧力を前記伸縮アー
ム長に応じて適正な値に制御するコントローラを設けて
なるものであり、また油圧又は空気圧で駆動する第1の
シリンダが前記無限軌道走行車における一方の車軸に連
結されると共に、油圧又は空気圧で駆動する第2のシリ
ンダが前記無限軌道走行車における他方の車軸に連結し
てなるもので、これらを課題解決のための手段とするも
のである。
【0005】
【作用】本発明は前記手段によって、先端アームの先端
のロボット台に載置した溶接及び塗装用ロボットを上下
が閉じたブロックの空間内に伸縮アームを伸長させて挿
入していく。このとき、伸縮アームの伸長に伴い伸長に
比例して先端アームには伸縮アーム全体の荷重の一部が
作用するが、先端アームの下部にはクローラにより走行
可能な無限軌道走行車が、前記伸縮アームのアーム長に
応じて適正な値に制御される油圧又は空気圧で駆動され
るシリンダにより連結されているので、伸縮アーム全体
の長さが長くなっても、アーム全体を水平に保ち、かつ
高剛性を有する梁として作用し、先端アーム上に載置し
た溶接及び塗装等のためのロボットの位置決めを高精度
にすることが可能となる。しかも先端アームを支持する
走行車が前後車軸間距離の長い無限軌道であり、ブロッ
ク室の路面がT型梁を並べて構成された不整路面であっ
ても、これらT型梁間の複数を同時に跨ぐことになるの
で、伸縮アームの伸縮時に格別の振動を伴うことなく滑
らかに伸縮するのみならず、クローラが有する接地圧が
低い特性によって、伸縮アーム伸長時の荷重を無理なく
負担することができる。またシリンダBの存在によっ
て、無限軌道走行車が転倒することなく安定して走行す
ることができる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面について説明する
と、図1は本発明の実施例を示し、上下が閉じており、
かつ路面が間隔を置かれて設置されたT型の梁2を多数
並べた床から構成される「不整地」を有するブロック1
の内部に、溶接及び塗装作業用のロボット7を移動する
装置を挿入した場合の実施例である。図において3段に
伸縮可能なアーム6の先端の先端アーム6cにはロボッ
ト7を載置して取付けられており、中間アーム6bを介
在させた伸縮アーム6の基部の基部アーム6aは、サポ
ート5及び取付け台4を介して架台3に設置されてい
る。そしてこれら伸縮アーム6a,6b,6cを油圧又
は空圧シリンダにより伸縮させ、前記ロボット7を目標
の作業位置に到達させる。一方、先端アーム6cの先端
部には第1のシリンダA9が垂直方向に取付けられてお
り、クローラを有する無限軌道走行車10と連結してい
る。ここで同無限軌道走行車10の構造を図2に拡大し
て示すと、無限軌道走行車10は前後一対の誘導輪13
a,13b間に張設されたゴム製のクローラ12によっ
て、T型梁2,2・・・上を走行する。一方誘導輪13
aの車輪15aは前記シリンダA9のロッド9aの下端
に連結され、他方の誘導輪13bの車輪15bは、上端
を前記先端アーム6cのシリンダ9の近傍に連結された
第2のシリンダB11のロッド11aの下端と連結して
いる。また2つの車輪15a,15bはサポートバー1
4で連結している。そしてこれらの2のシリンダ9及び
11に圧力を加えることにより、前記先端アーム6cに
てアーム全体を支えるのに必要な支持力を得ることがで
きる。
【0007】ここでシリンダ内の圧力は次のように得ら
れる。さて伸縮アーム6全体とロボット7及び同ロボッ
トを載置するロボット台8の重量和Wを前記取付け台4
とシリンダA9で支持し、力の釣合いを保つ必要があ
る。また各アーム6a,6b,6cは断面寸法が異なる
ので、アームの伸縮した長さにより重量による下向きの
力の重心位置は異なってくる。従ってアーム6を水平の
位置で釣り合うのに必要なシリンダA9の推力Fも変化
するが、この推力Fはアーム長さが決まれば前もって計
算可能な関数F(L)である。よってシリンダA9の圧
力Paを次のように設定するとアームは水平の位置で釣
り合うことになる。
【数1】Pa=F(L)/Aa L:アーム長さ Aa:シリンダAの面積 前記の計算はコントローラ16で実行され、減圧弁A1
7に指令r1 が伝えられる。ここで20は圧力源、19
はタンクである。一方シリンダB11は、走行車10が
T型の梁2,2・・・を並べた不整地を走行するときに
走行車が倒れないためにサポートするものであり、この
シリンダB11の推力はアーム長さLとは無関係であり
ほぼ一定である。従ってこの値になるように指令r2
より減圧弁B18の圧力Pbを設定する。以上の如くシ
リンダAの圧力PaとシリンダBの圧力Pbを設定すれ
ば、アーム6を水平に、かつ高剛性を有する梁とするこ
とが可能となる。従ってロボット7の位置決め精度を高
めることができる。なお、図3は図2のA〜A断面を示
しており、安定性向上のためにシリンダA9のロッド9
aの下端の左右に配置された左右のクローラ12a,1
2bの2組みで構成されている。
【0008】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明によれ
ば、伸縮アームの先端アームにクローラにより走行可能
な無限軌道台車を取付け、前記先端アームと無限軌道走
行車とを油圧又は空圧で駆動するシリンダで連結すると
共に、同シリンダ内の圧力を前記伸縮アーム長に応じて
適正な値に制御するようにしたので、伸縮アーム全体の
長さが長くなっても、アーム全体を水平に保ち、かつ高
剛性を有する梁として作用し、先端アーム上に載置した
溶接及び塗装等のためのロボットの位置決めを高精度に
行うことが可能となる。しかも先端アームを支持する走
行車が前後車軸間距離の長い無限軌道であり、ブロック
室の路面がT型梁を並べて構成された不整路面であって
も、これらT型梁間の複数を同時に跨ぐことになるの
で、伸縮アームの伸縮時に格別の振動を伴うことなく滑
らかに伸縮するのみならず、クローラが有する接地圧が
低い特性によって、伸縮アーム伸長時の荷重を無理なく
負担することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すロボット移動装置の側面
図である。
【図2】図1における要部の詳細図である。
【図3】図2のA〜A断面図である。
【図4】従来のロボット移動装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ブロック 2 T型梁 3 架台 4 取付台 6a,6b,6c 伸縮アーム 7 ロボット 8 ロボット台 9,11 シリンダ 10 無限軌道走行車 16 コントローラ 17 減圧弁A 18 減圧弁 20 圧力源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧又は空圧等のアクチュエータにより
    伸縮可能な多段式アームの先端に、溶接又は塗装等のロ
    ボットを設置したロボット移動装置において、先端アー
    ムにクローラにより走行可能な無限軌道走行車を取付
    け、前記先端アームと無限軌道走行車とを油圧又は空気
    圧で駆動するシリンダで連結すると共に、同シリンダ内
    の圧力を前記伸縮アーム長に応じて適正な値に制御する
    コントローラを設けたことを特徴とするロボット移動装
    置。
  2. 【請求項2】 油圧又は空気圧で駆動する第1のシリン
    ダが前記無限軌道走行車における一方の車軸に連結され
    ると共に、油圧又は空気圧で駆動する第2のシリンダが
    前記無限軌道走行車における他方の車軸に連結されるこ
    とにより、前記先端アームと前記無限軌道走行車とを連
    結することを特徴とする請求項1記載のロボット移動装
    置。
JP1513894A 1994-02-09 1994-02-09 ロボット移動装置 Withdrawn JPH07223177A (ja)

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JP1513894A JPH07223177A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 ロボット移動装置

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JP1513894A JPH07223177A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 ロボット移動装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016016509A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company 胴体アセンブリの内側で作業を実行するための可動式プラットフォーム

Cited By (6)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508