JPH0722244A - 共振回路ユニット - Google Patents

共振回路ユニット

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Publication number
JPH0722244A
JPH0722244A JP5147768A JP14776893A JPH0722244A JP H0722244 A JPH0722244 A JP H0722244A JP 5147768 A JP5147768 A JP 5147768A JP 14776893 A JP14776893 A JP 14776893A JP H0722244 A JPH0722244 A JP H0722244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
discrete component
circuit unit
coil
inductance element
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5147768A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Hirahara
原 健 一 平
Yuji Wakimoto
本 雄 二 脇
Jiro Toyama
山 二 郎 外
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mektron KK filed Critical Nippon Mektron KK
Priority to JP5147768A priority Critical patent/JPH0722244A/ja
Publication of JPH0722244A publication Critical patent/JPH0722244A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低コストで製造できる共振回路ユニットを提
供すること。 【構成】 インダクタンス要素10とキャパシタンス要
素20とを有し、これら両要素により定まる共振周波数
を有する共振回路ユニットにおいて、前記インダクタン
ス要素10は、平板状導体を切り抜いて形成された巻線
により構成され、かつこの巻線の内周側および外周側の
各端部にはディスクリート部品の取付部12a,12b
が設けられていて、前記内周側のディスクリート部品の
取付部12a,12bは前記インダクタンス要素の外周
外に突出するように折り曲げられており、前記キャパシ
タンス要素は、ディスクリート部品として構成されてお
り、前記インダクタンス要素におけるディスクリート部
品の取付部12a,12bに固定されることを特徴とす
る共振回路ユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、商品の管理および盗難
防止に用いられるタグコイルとしての共振回路ユニット
に関する。
【0002】
【従来の技術】商品の管理および盗難防止のために、電
磁界と組み合わせて用いられるタグコイルと称するもの
がある。これは、インダクタンス要素とキャパシタンス
要素とにより構成されていて特定周波数に共振する特性
を有し、特定周波数の電磁界中で共振するものであり、
これを利用してタグコイルを付けた商品の動きを知るも
のである。
【0003】このタグコイルに要求されるのは、共振Q
値が高いこと、共振周波数のばらつきが少ないことも勿
論であるが、それ以上に商品コストを引き上げないため
に低コストであることが重要である。
【0004】従来、このような要請に沿って構成された
タグコイルとして図4に示すようなものがある。これは
初期のもので、エナメル銅線1をコイル状に巻回し、こ
れにディスクリート部品のコンデンサ2を接続したもの
を紙袋(図示せず)に収容した構成が採られたものであ
る。
【0005】その後、図5に示すような絶縁シート3に
金属箔4を貼着したものを用い、エッチング技術を利用
して金属箔4を部分的に除去し、タグコイルを形成する
ことが行われている。すなわち、銅やアルミニウム等の
金属箔をポリエチレンテレフタレート・シート等に接着
剤で貼り合わせたシートを用いるものであり、ホト・リ
ソグラフィにより金属箔4をエッチングして導体コイル
1とキャパシタンス形成のための電極対2を一体的に形
成し、その一方の電極を他方の電極に対向するように折
曲げ、両電極間にポリエチレンのような誘電体を挟んで
加圧融着した構造の共振ユニットが提供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような金属箔を貼
付したシートを用いると、量産性が高く、コスト低減に
は有利である。
【0007】しかし、金属箔を貼付したシートを製作す
るのに多数の工程を必要とし、コスト低減を妨げる傾向
がある。つまり、金属箔を貼る工程では、接着剤塗布ロ
ール、樹脂基板ロール、金属材ロールおよび大型乾燥炉
を含む大型の貼り合わせ装置が必要であり、その加工に
はかなりのコストが掛かる。
【0008】また、金属箔をエッチングしてパターンを
形成するホト・リソグラフィ工程でもエッチング液を管
理、供給する大型のエッチング装置が必要で、これに伴
いエッチング液、水洗水、とりわけ高価なホトレジスト
材料等の最終製品としては直接関連しない余分な材料費
が発生し、不都合である上に、加工時間が長いという問
題がある。
【0009】本発明は上述の点を考慮してなされたもの
で、低コストで製造できる共振回路ユニットを提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明では、インダクタンス要素とキャパシタンス要素と
を有し、これら両要素により定まる共振周波数を有する
共振回路ユニットにおいて、前記インダクタンス要素
は、平板状導体を切り抜いて形成された巻線により構成
され、かつこの巻線の各端部にはディスクリート部品の
取付部が設けられ、前記キャパシタンス要素は、ディス
クリート部品として構成されており、前記インダクタン
ス要素におけるディスクリート部品の取付部に固定され
ることを特徴とする共振回路ユニット、上記ユニットに
おいて、前記ディスクリート部品の取付部は、かしめ構
造である共振回路ユニット、上記ユニットにおいて、前
記ディスクリート部品の取付部は、スポット溶接構造で
ある共振回路ユニット、およびインダクタンス要素とキ
ャパシタンス要素とを有し、これら両要素により定まる
共振周波数を有する共振回路ユニットにおいて、前記イ
ンダクタンス要素は、平板状導体を切り抜いて形成され
た巻線により構成され、かつこの巻線の内周側および外
周側の各端部にはディスクリート部品の取付部が設けら
れていて、前記内周側のディスクリート部品の取付部は
前記インダクタンス要素の外周外に突出するように折り
曲げられており、前記キャパシタンス要素は、ディスク
リート部品として構成されており、前記インダクタンス
要素におけるディスクリート部品の取付部に固定される
ことを特徴とする共振回路ユニット、を提供するもので
ある。
【0011】
【作用】平板状導体を切り抜いて形成された巻線の各端
部に設けられたディスクリート部品の取付部に、キャパ
シタンス要素を固定することにより平板的な形状の共振
回路が形成される。キャパシタンス要素の固定は、かし
めでもよいし、スポット溶接でもよい。
【0012】また、平板状導体で形成した巻線の内周側
端部を外周外に折り曲げることによりインダクタンス要
素の外側にディスクリート部品を取り付けて平板的な形
状の共振回路を構成する。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、平板状導体を切
り抜いて形成された巻線の各端部にディスクリート部品
としてのキャパシタンス要素を固定するようにしたた
め、タグコイルに好適な平板状の共振回路ユニットを簡
単に製造することができる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を製造工程的に示
したものであり、図における左側がインダクタンス要素
としての平面導体コイル10のみの段階を示し、同図の
右側がさらにキャパシタンス要素として市販の円盤型コ
ンデンサ20を付加した状態を示している。
【0015】平面導体コイル10は、平板状導体から切
り抜くことにより製作される。切り抜きは、打ち抜きプ
レス加工またはワイヤソー加工により行われる。プレス
加工では、短冊状シートを多数個取りするとか、フープ
材を用いて高速連続打ち抜きで製作することができる。
そして、コイルの内周端および外周端には、コンデンサ
20の各端子を固定するためのかしめ構造部12a,1
2bを設ける。
【0016】平板状導体としては、鉄、アルミニウム、
銅、銅合金、ニッケルなど一般的な安価な金属シートを
利用すればよい。そして、電気的特性とか防錆のために
導体表面に金、銀、亜鉛、錫、銅などの金属メッキを施
したり、エナメルなどの樹脂薄膜を塗布した材料を用い
て性能を向上させることができる。
【0017】このように構成された平面導体コイル10
のかしめ構造部12a,12bにコンデンサ20の各端
子を挿入してかしめると、同図の右側に示す共振ユニッ
トとなる。
【0018】図2は、本発明の他の実施例を示したもの
で、平面導体コイル10の内、外周各端部に溶接用チッ
プを設けている点、円筒型コンデンサを用いているが図
1の実施例と異なる。すなわち、平面導体コイル10の
内周端12bを線X−Xに沿って外周に向け折り返した
とき、その先端が平面導体コイル10の外周に突出して
外周端12aとの間にコンデンサ20を固定するのに適
度の間隔を形成するようにする。内周端12bを折り返
すに当たっては、コイル10お巻線同士が接触しないよ
うに絶縁体30を挿入する。
【0019】この状態の内周端12bと外周端12aと
の間にコンデンサ20を置き、スポット溶接によって接
続、固定する。
【0020】図3は、図1または図2に示したような共
振ユニットを保護するために、その両面に補強材40を
貼付した状態を示したものである。補強材4は、誘電体
より低融点の樹脂を熱圧着することにより、または紙を
接着材でコイルの矩形平面の表、裏の一方または双方の
両側部に貼付する。補強材40は、必要とする強度およ
び箇所に応じて適当なものを適当箇所に配すればよい。
【0021】上記実施例では、図1のかしめ構造に円盤
型コンデンサを用い、図2の溶接型構造に円筒型コンデ
ンサを用いたが、この組み合わせは自由に行うことがで
きるのは云うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の製造工程を示す図。
【図2】本発明の他の実施例の製造工程を示す図。
【図3】本発明の実施例に補強材を貼付した状態の斜視
図。
【図4】従来のエナメル線による平面状タグコイルの平
面図。
【図5】従来の金属箔を貼付したシートを用いた平面状
タグコイルの平面図。
【符号の説明】
10 インダクタンス要素(コイル) 11 平面導体コイル 12 コイル端部 20 キャパシタンス要素 30 絶縁体 40 補強材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 5/00 8321−5J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インダクタンス要素とキャパシタンス要素
    とを有し、これら両要素により定まる共振周波数を有す
    る共振回路ユニットにおいて、 前記インダクタンス要素は、平板状導体を切り抜いて形
    成された巻線により構成され、かつこの巻線の各端部に
    はディスクリート部品の取付部が設けられ、 前記キャパシタンス要素は、ディスクリート部品として
    構成されており、前記インダクタンス要素におけるディ
    スクリート部品の取付部に固定されることを特徴とする
    共振回路ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1記載のユニットにおいて、 前記ディスクリート部品の取付部は、かしめ構造である
    共振回路ユニット。
  3. 【請求項3】請求項1記載のユニットにおいて、 前記ディスクリート部品の取付部は、スポット溶接構造
    である共振回路ユニット。
  4. 【請求項4】インダクタンス要素とキャパシタンス要素
    とを有し、これら両要素により定まる共振周波数を有す
    る共振回路ユニットにおいて、 前記インダクタンス要素は、平板状導体を切り抜いて形
    成された巻線により構成され、かつこの巻線の内周側お
    よび外周側の各端部にはディスクリート部品の取付部が
    設けられていて、前記内周側のディスクリート部品の取
    付部は前記インダクタンス要素の外周外に突出するよう
    に折り曲げられており、 前記キャパシタンス要素は、ディスクリート部品として
    構成されており、前記インダクタンス要素におけるディ
    スクリート部品の取付部に固定されることを特徴とする
    共振回路ユニット。
JP5147768A 1993-06-18 1993-06-18 共振回路ユニット Pending JPH0722244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5147768A JPH0722244A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 共振回路ユニット

Applications Claiming Priority (1)

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JP5147768A JPH0722244A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 共振回路ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0722244A true JPH0722244A (ja) 1995-01-24

Family

ID=15437741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5147768A Pending JPH0722244A (ja) 1993-06-18 1993-06-18 共振回路ユニット

Country Status (1)

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JP (1) JPH0722244A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1141019A (ja) * 1997-07-23 1999-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヘリカルアンテナ及びその製造方法
US6624536B1 (en) 1998-07-29 2003-09-23 Hitachi, Ltd. Electromagnetic noise reducing device, noise reducing electronic component and electronic appliance manufacturing method
JP2013523363A (ja) * 2010-04-15 2013-06-17 エーゲーオー エレクトロ・ゲレーテバウ ゲーエムベーハー 調理容器、加熱装置及び調理システム
JP2020038940A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 新光電気工業株式会社 インダクタ及びその製造方法

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US6624536B1 (en) 1998-07-29 2003-09-23 Hitachi, Ltd. Electromagnetic noise reducing device, noise reducing electronic component and electronic appliance manufacturing method
JP2013523363A (ja) * 2010-04-15 2013-06-17 エーゲーオー エレクトロ・ゲレーテバウ ゲーエムベーハー 調理容器、加熱装置及び調理システム
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