JPH07222257A - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

Info

Publication number
JPH07222257A
JPH07222257A JP6012356A JP1235694A JPH07222257A JP H07222257 A JPH07222257 A JP H07222257A JP 6012356 A JP6012356 A JP 6012356A JP 1235694 A JP1235694 A JP 1235694A JP H07222257 A JPH07222257 A JP H07222257A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
digital information
information
stored
standby
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6012356A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kasai
俊明 河西
Koji Terayama
孝二 寺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP6012356A priority Critical patent/JPH07222257A/ja
Publication of JPH07222257A publication Critical patent/JPH07222257A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディジタル情報を多重伝送する通信ラインに、
情報送出動作及び情報取込動作を行う複数のノード部が
接続されて構成されるもとで、各ノード部において送出
用ディジタル情報の形成及び送出が効率良く行われるも
のとなす。 【構成】通信ライン11に接続された、夫々が通信制御
部14と情報処理ユニット16とを含むものとされる複
数のノード部12A,12B,12Cを備えて成り、各
ノード部における情報処理ユニットが、演算処理部と送
出用ディジタル情報が種類別に格納される複数のバッフ
ァメモリA,B,C,Dとを内蔵し、演算処理部が、形
成した送出用ディジタル情報を、その種類に対応するバ
ッファメモリA,B,C,Dの一つに格納して、送出待
機状態をとらせるものとされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種のディジタル情
報を多重伝送する通信ラインに、各々がディジタル情報
の通信ラインへの送出もしくは通信ラインからのディジ
タル情報の取込み、あるいは、ディジタル情報の通信ラ
インへの送出及び通信ラインからのディジタル情報の取
込みを行うものとされる、複数のノード部が接続されて
構成される多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、装備される電装品ある
いは制御システムの増加、及び、各種の電装品あるいは
制御システムにおける電子化の進展に伴って、車両内に
配される配線,コネクタ及び電子制御装置の数が著しく
増加しており、その結果、車体に取り付けられるワイヤ
・ハーネスの規模の大型化及び重量増加がまねかれてい
る。そして、ワイヤ・ハーネスの大規模化は、ワイヤ・
ハーネスの車体への取り付けスペースが制限されること
になるとともに、ワイヤ・ハーネスの柔軟性が低下して
組付作業の能率低下がもたらされることになり、また、
ワイヤ・ハーネスの重量増加は、直接的に車両の重量増
加に結びつくことになる。
【0003】そこで、車両における配線,コネクタ及び
電子制御装置の数を低減させるべく、例えば、特開平 2
-16845号公報にも示されている如くに、車両に装備され
た各種の電装品,制御システム等に対する動作制御を行
うための複数種のディジタル情報を多重伝送する共通の
通信ラインが設けられるとともに、その通信ラインに、
ディジタル情報の送出及びディジタル情報の取込みを行
う複数のノード部が接続され、車両に装備された各種の
電装品,制御システム等が複数のノード部に適宜接続さ
れて構成される多重通信機構を、車両内に構築すること
が提案されている。
【0004】このようにして車両に構築される多重通信
機構にあっては、例えば、車体に配設されたワイヤ・ハ
ーネスが形成する信号伝送路によって、多重化されたデ
ィジタル情報が伝送される通信ラインが形成され、その
通信ラインに接続される複数のノード部の夫々には、各
種のセンサ及びスイッチ等の信号発生部、及び、車両の
各部に設けられる各種のランプ類,アクチュエータ類等
の作動部がグループ化されて接続される。斯かる信号発
生部もしくは作動部が接続される各ノード部は、例え
ば、通信ラインとの接続がなされた通信制御部と、信号
発生部もしくは作動部との接続がなされた入出力処理部
と、それらの間に介在せしめられた、マイクロコンピュ
ータを含んで構成される情報処理ユニットとを含んだ構
成をとるものとされる。そして、各ノード部にあって
は、情報処理ユニットが、入出力処理部により信号発生
部からの信号に応じて形成されるディジタル制御情報に
基づいて、送出用ディジタル情報を形成するとともに、
通信制御部が情報処理ユニットにより形成された送出用
ディジタル情報を通信ラインに送出する動作状態と、通
信制御部が通信ラインから他のノード部により送出され
た送出用ディジタル情報を選択的に取り込み、情報処理
ユニットが、通信制御部を通じて取り込まれた送出用デ
ィジタル情報に基づくディジルタル制御情報を入出力処
理部に供給し、入出力処理部が情報処理ユニットからの
ディジルタル制御情報に応じた制御信号を、それに接続
された作動部に供給して作動部の動作制御を行う動作状
態とが選択的にとられる。斯かるもとで通信ラインを通
じて多重伝送されるディジタル情報は、例えば、夫々が
パルスコードモジュレーション(PCM)信号によって
あらわされ、ノン・リターン・ツー・ゼロ(NRZ)変
調により得られるNRZ変調搬送波信号の形態をとるも
のとされる。
【0005】上述の如くに、車両において、通信ライン
へのディジタル情報の送出が成される動作状態と通信ラ
インからのディジタル情報の取込みが行われる動作状態
とが選択的にとられる複数のノード部が接続されて構築
される多重通信機構にあっては、各ノード部から通信ラ
インに送出されて指定されたノード部によって取り込ま
れるディジタル情報が、その取扱いが容易にされるべ
く、例えば、データフレーム単位を形成するものとされ
る。斯かるデータフレーム単位は、所定の総ビット数を
もって予め設定されたデータ形式に従うものとして構成
されるコードデータのグループとされる。
【0006】このような通信ラインに接続された複数の
ノード部の各々においては、通信ラインへのディジタル
情報の送出が行われるにあたり、例えば、特開平3-1489
36号公報にも示される如く、情報処理ユニットにおいて
形成された送出用ディジタル情報が、一旦通信制御部に
設けられた送信バッファメモリ部に順次格納されて送出
待機をとるものとされ、その後、送信バッファメモリ部
から読み出されて、通信制御部から通信ラインへと送出
されるものとされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】多重通信機構を構成す
る通信ラインに接続された複数のノード部の各々におい
て、情報処理ユニットにおいて形成された送出用ディジ
タル情報が、一旦通信制御部に設けられた送信バッファ
メモリ部に順次格納されて送出待機をとるものとされる
にあたり、通常、情報処理ユニットにおいては複数種の
送出用ディジタル情報が形成されるが、従来にあって
は、斯かる情報処理ユニットにおいて形成される複数種
の送出用ディジタル情報の夫々は、その種類の如何にか
かわらず、作成順に従って順次通信制御部に設けられた
送信バッファメモリ部に格納される。そして、送信バッ
ファメモリ部に格納されて送出待機をとるものとされる
複数種の送出用ディジタル情報の夫々は、その作成順に
従って送信バッファメモリ部から読み出されて通信制御
部から通信ラインに送出されるものとされる。斯かるも
とでは、送信バッファメモリ部が、その格納容量が送出
待機をとる送出用ディジタル情報によって占められ、新
たな送出用ディジタル情報を格納することができなくな
るものとされる事態が発生し得ることになるが、その際
には、情報処理ユニットにより形成された送出用ディジ
タル情報の送信バッファメモリ部への転送が停止され、
情報処理ユニットが新たな送出用ディジタル情報を形成
する動作を行わない休止状態をとるものとされる。
【0008】また、上述の如くに、情報処理ユニットに
おいて形成される複数種の送出用ディジタル情報の各々
がその作成順に通信制御部に設けられた送信バッファメ
モリ部に順次格納されるもとにあっては、情報処理ユニ
ットにおいて同種の送出用ディジタル情報が連続的に、
あるいは、比較的短い時間間隔をおいて形成される場合
においても、情報処理ユニットからの同種の送出用ディ
ジタル情報の夫々についての、通信制御部に設けられた
送信バッファメモリ部の格納、及び、送信バッファメモ
リ部から読み出されての通信制御部から通信ラインへ送
出が個別に行われることになる。
【0009】それゆえ、従来の多重通信機構を構成する
複数のノード部の各々にあっては、情報処理ユニットに
よる送出用ディジタル情報の形成及び通信制御部から通
信ラインへの送出用ディジタル情報の送出が、効率良く
行われる状態とはされていず、情報形成動作及び情報送
出動作における効率改善が望まれる状態にある。
【0010】また、多重通信機構を構成する通信ライン
に接続された複数のノード部の各々においては、他のノ
ード部に予め指定された種類の送出用ディジタル情報の
送出を要求する送出要求ディジタル情報を通信ラインに
送出する動作も行われるが、それに伴って、他のノード
部から通信ラインに送出された送出要求ディジタル情報
が通信ラインから取り込まれた場合には、情報処理ユニ
ットにおいて、取り込まれた送出要求ディジタル情報の
要求に応じた送出用ディジタル情報が新たに形成され、
それが通信制御部に設けられた送信バッファメモリ部に
一旦格納された後、送信バッファメモリ部から読み出さ
れて、通信制御部から通信ラインへと送出される。従っ
て、このような他のノード部からの送出要求ディジタル
情報に応答しての送出用ディジタル情報の通信ラインへ
の送出も、効率良く行われるものとはされていない。
【0011】斯かる点に鑑み、本発明は、複数種のディ
ジタル情報を多重伝送する通信ラインに、各々がディジ
タル情報を通信ラインに送出する動作に関わる通信制御
部と通信ラインに送出されるべき送出用ディジタル情報
を形成する動作に関わる情報処理部とを内蔵するものと
される複数のノード部が接続されて構成され、各ノード
部において、情報処理部による送出用ディジタル情報の
形成及び通信制御部から通信ラインへの送出用ディジタ
ル情報の送出が効率良く行われることになり、さらに
は、情報処理部により形成される複数種の送出用ディジ
タル情報の各々が、形成順とは異なって設定される優先
順位に従って、通信制御部から通信ラインに送出される
状態もとられ得ることになる多重伝送装置を提供するこ
とを目的とする。
【0012】また、本発明は、複数種のディジタル情報
を多重伝送する通信ラインに、各々がディジタル情報の
通信ラインへの送出及び通信ラインからのディジタル情
報の取込みを選択的に行うものとされる複数のノード部
が接続されて構成され、各ノード部において、他のノー
ド部からの送出要求ディジタル情報に応答しての、要求
された送出用ディジタル情報の通信ラインへの送出が、
効率良く行われることになる多重伝送装置を提供するこ
とも目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る多重伝送装置は、複数種のディジタル
情報が多重伝送される通信ラインと、通信ラインに接続
され、各々がディジタル情報を通信ラインに送出する情
報送出動作に関わる通信制御部、及び、通信制御部に接
続されて通信ラインに送出されるべき送出用ディジタル
情報を形成する情報形成動作に関わる情報処理部を内蔵
したものとされる複数のノード部とを備え、複数のノー
ド部の各々における情報処理部が、送出用ディジタル情
報が種類別に格納される複数のメモリ手段を備え、新た
に形成した送出用ディジタル情報を、その種類に対応す
る複数のメモリ手段のうちの一つに、新規にもしくは既
に格納されて送出待機状態におかれている送出用ディジ
タル情報に加えて格納して送出待機状態をとらせるもの
とされて、構成される。
【0014】また、本発明に係る多重伝送装置の一例に
あっては、複数のノード部の各々における情報処理部
が、複数のメモリ手段の夫々に格納されて送出待機状態
をとる送出用ディジタル情報を順次通信制御部に転送
し、転送された送出用ディジタル情報についての情報送
出動作が行われる状態を設定するものとされ、さらに
は、複数のメモリ手段の夫々に格納されて送出待機状態
をとる送出用ディジタル情報の通信制御部への転送の順
序を、各送出用ディジタル情報の形成順とは異なる送出
順位に従うものとなす。
【0015】さらに、本発明に係る多重伝送装置の一例
にあっては、複数のノード部の各々における通信制御部
が、情報送出動作に加えて、通信ラインからディジタル
情報を選択的に取り込む情報取込動作に関わるものとさ
れ、複数のノード部の各々における情報処理部が、通信
制御部を通じて送出要求ディジタル情報が取り込まれた
とき、複数のメモリ手段の夫々に格納された送出用ディ
ジタル情報のうちの送出要求ディジタル情報により要求
されているものを通信制御部に転送し、転送された送出
用ディジタル情報についての情報送出動作が行われる状
態を設定するものとされる。
【0016】
【作用】上述の如くに構成される本発明に係る多重伝送
装置においては、通信ラインに接続された複数のノード
部の夫々における情報処理部が、複数種の送出用ディジ
タル情報を順次形成するとともに、それらの各々を送出
用ディジタル情報が種類別に格納されるものとされた複
数のメモリ手段のうちの、その種類に対応するものに格
納して送出待機状態をとらせるものとされ、その送出用
ディジタル情報のメモリ手段への格納にあたっては、そ
のメモリ手段に既に格納されて送出待機状態におかれて
いる送出用ディジタル情報が在る場合には、その既に送
出待機状態におかれている送出用ディジタル情報に新た
な送出用ディジタル情報を加えて格納するようになす。
それにより、情報処理部により形成された送出用ディジ
タル情報がメモリ手段に格納されず送出待機状態とされ
ないことになって情報処理部が休止状態をとらざるを得
ないという事態が回避されて、情報処理部による送出用
ディジタル情報の形成が効率よく行われることになる。
また、送出用ディジタル情報が通信制御部を通じて通信
ラインに送出されるにあたっては、複数のメモリ手段に
種類毎に格納されて送出待機状態をとるものとされた送
出用ディジタル情報が、複数のメモリ手段の夫々から読
み出されて送出される状態がとられ得るので、通信制御
部から通信ラインへの送出用ディジタル情報の送出も効
率良く行われることになる。
【0017】なお、本発明に係る多重伝送装置の一例に
あっては、複数のノード部の各々における情報処理部に
より、複数のメモリ手段の夫々に格納されて送出待機状
態をとるものとされた送出用ディジタル情報が、順次通
信制御部に転送されて、通信制御部により転送された送
出用ディジタル情報についての情報送出動作が行われ、
それにより、通信制御部から通信ラインへの送出用ディ
ジタル情報の送出効率が一層良好なものとされる。ま
た、複数のメモリ手段の夫々に格納されて送出待機状態
をとるものとされた送出用ディジタル情報の通信制御部
への転送にあたっては、その順序が、例えば、複数のメ
モリ手段の夫々に送出用ディジタル情報に加えて格納さ
れる待機番号データに応じて、あるいは、待機番号デー
タと送出用ディジタル情報に含まれるものとされる優先
順位データとに応じて設定され、各送出用ディジタル情
報の形成順とは異なるものとされる、所望の送出順位が
得られることになる。
【0018】さらに、本発明に係る多重伝送装置の一例
にあっては、通信制御部を通じて取り込まれた他のノー
ドからの送出要求ディジタル情報により要求された送出
用ディジタル情報が、複数のメモリ手段の夫々に格納さ
れた送出用ディジタル情報のうちから選定されて通信制
御部に転送され、通信制御部によって送出要求ディジタ
ル情報により要求された送出用ディジタル情報について
の情報送出動作が行われ、それにより、他のノード部か
らの送出要求ディジタル情報に応答しての、要求された
送出用ディジタル情報の通信ラインへの送出が、効率良
く行われることになる。
【0019】
【実施例】図2は、本発明に係る多重伝送装置の一例を
示し、この例は車両に適用されたものとされている。
【0020】図2に示される例においては、車体に配さ
れた複数種のディジタル情報が多重伝送される通信ライ
ン11に、ノード部12A,12B及び12Cを含む複
数のノード部が接続されている。ノード部12Aは、通
信ライン11に双方向引込みライン13を通じて通信用
入出力端子が接続された通信制御部14と、通信制御部
14にデータバス15を通じて接続された情報処理ユニ
ット16と、情報処理ユニット16にデータバス17を
通じて接続された入出力処理部18とを内蔵して構成さ
れている。入出力処理部18の入出力端子には、ランプ
駆動部19,モータあるいはプランジャ等のアクチュー
タ20及びその他の車両における被動作制御部が接続さ
れるとともに、例えば、リトラクタブル・ヘッドランプ
操作用等とされるスイッチ21,空調装置の作動状態検
出用等とされるセンサ22及びその他の車両における信
号発生部が接続されている。
【0021】また、ノード部12B,ノード部12C及
びその他のノード部の各々も、図示が省略されている
が、ノード部12Aと同様に、通信ライン11に双方向
引込みライン13を通じて通信用入出力端子が接続され
た通信制御部と、通信制御部にデータバスを通じて接続
された情報処理ユニットと、情報処理ユニットにデータ
バスを通じて接続された入出力処理部とを内蔵して構成
されており、入出力処理部には、車両の各部に配置され
た被動作制御部あるいは信号発生部が接続されている。
【0022】斯かるもとで、ノード部12Aにあって
は、入出力処理部18においてそれに接続された信号発
生部からの信号に基づくディジタル制御情報が形成され
て、そのディジタル制御情報が入出力処理部18からデ
ータバス17を通じて情報処理ユニット16に供給さ
れ、情報処理ユニット16により入出力処理部18から
のディジタル制御情報に基づいて形成された送出用ディ
ジタル情報が、情報処理ユニット16からデータバス1
5を通じて通信制御部14に供給されて、通信制御部1
4により送出用ディジタル情報が双方向引込みライン1
3を通じて通信ライン11へと送出される情報送出動作
が行われる状態と、通信制御部14により通信ライン1
1から双方向引込みライン13を通じて到来する送出用
ディジタル情報が選択的に取り込まれる情報取込動作が
行われ、通信制御部14を通じて取り込まれた送出用デ
ィジタル情報がデータバス15を通じて情報処理ユニッ
ト16に供給されて、情報処理ユニット16からデータ
バス17を通じて入出力処理部18に、取り込まれた送
出用ディジタル情報に基づくディジタル制御情報が供給
され、入出力処理部18からそのディジタル制御情報に
応じた制御信号が入出力処理部18に接続された被動作
制御部に供給される状態と、さらには、通信制御部14
による情報取込動作が行われて取り込まれた送出用ディ
ジタル情報が、予め指定された種類の送出用ディジタル
情報の送出を供給する送出要求ディジタル情報である場
合に、情報処理ユニット16によって送出要求ディジタ
ル情報により要求された送出用ディジタル情報が形成さ
れ、その要求された送出用ディジタル情報が情報処理ユ
ニット16からデータバス15を通じて通信制御部14
に供給されて、要求された送出用ディジタル情報が双方
向引込みライン13を通じて通信ライン11へと送出さ
れる情報送出動作が通信制御部14により行われる状態
と、情報処理ユニット16によって、他のノード部に予
め指定された種類の送出用ディジタル情報の送出を要求
する送出要求ディジタル情報が形成され、その形成され
た送出要求ディジタル情報が双方向引込みライン13を
通じて通信ライン11へと送出される情報送出動作が通
信制御部14により行われる状態とが、選択的にとられ
る。
【0023】また、ノード部12B,ノード部12C及
びその他のノード部の夫々にあっても、ノード部12A
の場合と同様に、入出力処理部から情報処理ユニットに
信号発生部からの信号に基づくディジタル制御情報が供
給され、それに基づいて情報処理ユニットにより形成さ
れた送出用ディジタル情報が通信制御部に供給されて、
通信制御部により送出用ディジタル情報が双方向引込み
ライン13を通じて通信ライン11へと送出される情報
送出動作が行われる状態と、通信制御部により通信ライ
ン11から双方向引込みライン13を通じて到来する送
出用ディジタル情報が選択的に取り込まれる情報取込動
作が行われ、情報処理ユニットから入出力処理部18に
取り込まれた送出用ディジタル情報に基づくディジタル
制御情報が供給されて、入出力処理部からそのディジタ
ル制御情報に応じた制御信号が被動作制御部に供給され
る状態と、さらには、通信制御部による情報取込動作が
行われて取り込まれた送出用ディジタル情報が、予め指
定された種類の送出用ディジタル情報の送出を供給する
送出要求ディジタル情報である場合に、情報処理ユニッ
トによって送出要求ディジタル情報により要求された送
出用ディジタル情報が形成され、その要求された送出用
ディジタル情報が双方向引込みライン13を通じて通信
ライン11へと送出される情報送出動作が通信制御部に
より行われる状態と、情報処理ユニットによって、他の
ノード部に予め指定された種類の送出用ディジタル情報
の送出を要求する送出要求ディジタル情報が形成され、
その形成された送出要求ディジタル情報が双方向引込み
ライン13を通じて通信ライン11へと送出される情報
送出動作が通信制御部により行われる状態とが、選択的
にとられる。
【0024】このように、通信ライン11に複数のノー
ド部12A,12B及び12Cを含む複数のノード部が
接続されて構成される本発明に係る多重伝送装置の一例
にあっては、ノード部12Aにおける情報処理ユニット
16及びノード部12B,ノード部12C及びその他の
ノード部の各々における情報処理ユニットの夫々が、ノ
ード部12Aにおける情報処理ユニット16がそれらを
代表するものとして取り上げられて図1に示される如
く、演算処理部と、それに加えて、例えば4個とされる
複数のバッファメモリ(バッファメモリA,B,C及び
D)と送出待機カウンタとを内蔵するものとされる。演
算処理部は、例えば、4種とされる複数種の送出用ディ
ジタル情報を選択的に形成するものとされ、また、バッ
ファメモリA,B,C及びDは、それらの各々に演算処
理部によって形成される4種の送出用ディジタル情報の
夫々がその種類別に分類されて格納され、格納された送
出用ディジタル情報が送出待機状態におかれるものとさ
れる。また、送出待機カウンタは、バッファメモリA,
B,C及びDのうちの格納された送出用ディジタル情報
が送出待機状態におかれているものの個数をあらわすカ
ウント値CTWを発生するものとされる。
【0025】ノード部12Aにおける情報処理ユニット
16及びノード部12B,ノード部12C及びその他の
ノード部の各々における情報処理ユニットの夫々におけ
る演算処理部により形成される送出用ディジタル情報
は、図3に示される如くの、複数のコードデータから成
り、通信制御部14あるいは他の通信制御部から双方向
引込みライン13を通じて通信ライン11へと送出され
るに際しては、さらに幾つかのコードデータが付加され
て成るデータフレーム単位を形成するものとされる。図
3に示される送出用ディジタル情報の例は、8ビット構
成の優先順位に関するデータPR,8ビット構成とされ
た、後に形成されるデータフレーム単位のタイプをあら
わすデータTYP,8ビット構成とされた、送出用ディ
ジタル情報の種類をあらわす情報識別データID,各々
が8ビット構成とされた、伝送されるべき情報をあらわ
すデータDT0,DT1,DT2及びDT3を含むもの
とされている。
【0026】データTYPは、例えば、送出用ディジタ
ル情報が、データDT0,DT1,DT2及びDT3の
夫々の内容が制御情報とされる通常の動作制御用のもの
であるか、データDT0,DT1,DT2及びDT3の
夫々の内容が、送出が要求される送出用ディジタル情報
の種類をあらわす要求情報とされる送出要求ディジタル
情報であるかをあらわす。また、情報識別データID
が、データDT0,DT1,DT2及びDT3の夫々の
内容に応じて区分される4種の送出用ディジタル情報の
種類、例えば、種類IDA,IDB,IDC及びIDD
のいづれかをあらわす。これらの種類IDA,IDB,
IDC及びIDDは、例えば、データDT0,DT1,
DT2及びDT3の夫々の内容である制御情報が制御機
能別に4種に区分されて得られる各制御機能区分に対応
するものとして設定される。
【0027】斯かるもとで、演算処理部は、送出用ディ
ジタル情報を形成したときには、その新たに形成された
送出用ディジタル情報を、それに含まれる情報識別デー
タIDがあらわす種類IDA,IDB,IDCもしくは
IDDに応じて、バッファメモリA,B,C及びDのい
ずれかに格納して、格納された送出用ディジタル情報に
送出待機状態をとらせ、その後、送出待機状態をとるも
のとされた送出用ディジタル情報(送出待機ディジタル
情報)を、通信制御部14もしくは他の通信制御部によ
り双方向引込みライン13を通じて通信ライン11へと
送出されるようにすべく、通信制御部14もしくは他の
通信制御部に転送する。また、演算処理部は、バッファ
メモリA,B,C及びDの夫々に送出用ディジタル情報
を格納する際、バッファメモリA,B,C及びDの各々
における送出待機ディジタル情報についての通信制御部
14もしくは他の通信制御部への転送の順序をあらわす
8ビット構成の待機番号データWNOのバッファメモリ
A,B,C及びDの夫々への格納、あるいは、バッファ
メモリA,B,C及びDの夫々に格納されている待機番
号データWNOの修正を必要に応じて行う。
【0028】バッファメモリA,B,C及びDの夫々
は、図4に示される如く、送出用ディジタル情報に含ま
れる優先順位に関するデータPR,データフレーム単位
のタイプをあらわすデータTYP,情報識別データI
D、及び、伝送されるべき情報をあらわすデータDT
0,DT1,DT2及びDT3が夫々格納されるメモリ
領域25a,25b,25c,25d,25e,25f
及び25gが設けられ、さらに、待機番号データWNO
が格納されるメモリ領域26が設けられたものとされ
る。待機番号データWNOは、バッファメモリA,B,
C及びDの各々における送出待機ディジタル情報につい
ての転送の順序を、0〜3までの数字を用いてあらわ
し、0を最優先順位に対応させるとともに小なる数字ほ
ど高い(早い)優先順位に対応させるものとされ、ま
た、一旦送出待機ディジタル情報の通信制御部14もし
くは他の通信制御部への転送がなされ、その結果、送出
待機ディジタル情報であったものが送出待機状態をとら
ない送出用ディジタル情報とされて格納される状態とさ
れ、送出待機ディジタル情報が無いものとされたバッフ
ァメモリA,B,C及びDの夫々にあっては、最大値F
FHをあらわすものとされる。
【0029】演算処理部は、新たに形成された送出用デ
ィジタル情報のバッファメモリA〜Dのいずれかへの格
納にあたっては、情報識別データIDが種類IDAをあ
らわす送出用ディジタル情報をバッファメモリAに、情
報識別データIDが種類IDBをあらわす送出用ディジ
タル情報をバッファメモリBに、情報識別データIDが
種類IDCをあらわす送出用ディジタル情報をバッファ
メモリCに、情報識別データIDが種類IDDをあらわ
す送出用ディジタル情報をバッファメモリDに格納し
て、夫々を送出待機状態におかれるものとなす。また、
新たに形成された送出用ディジタル情報が格納されるべ
きバッファメモリA〜Dのうちの一つに、既に格納され
た送出待機ディジタル情報が存在する場合には、新たに
形成された送出用ディジタル情報を、既に格納された送
出待機ディジタル情報に加えて格納する。
【0030】そのため、演算処理部は、新たに形成され
た送出用ディジタル情報をバッファメモリA〜Dのいず
れかへ格納するに際しては、新たに形成された送出用デ
ィジタル情報に含まれる情報識別データIDがあらわす
種類IDA〜IDDのうちのいずれかに対応するバッフ
ァメモリA〜Dのうちの一つを検出し、検出されたバッ
ファメモリA〜Dのうちの一つからの、送出待機ディジ
タル情報の読出しを行う。そして、検出されたバッファ
メモリA〜Dのうちの一つに送出待機ディジタル情報が
無く、検出されたバッファメモリA〜Dのうちの一つか
ら送出待機ディジタル情報が読み出されない場合には、
新たに形成された送出用ディジタル情報を、そのまま、
検出されたバッファメモリA〜Dのうちの一つに書換格
納して送出待機ディジタル情報となし、また、検出され
たバッファメモリA〜Dのうちの一つから送出待機ディ
ジタル情報が読み出される場合には、読み出された送出
待機ディジタル情報及び新たに形成された送出用ディジ
タル情報(両者の夫々に含まれる情報識別データIDは
同じ種類をあらわす。)についてのデータDT0,DT
1,DT2及びDT3に関する相互加算を行って、読み
出された送出待機ディジタル情報に新たに形成された送
出用ディジタル情報が加えられて得られる修正された送
出用ディジタル情報を形成し、その修正された送出用デ
ィジタル情報を検出されたバッファメモリA〜Dのうち
の一つに格納して、修正された送出待機ディジタル情報
となす。
【0031】そして、演算処理部は、送出用ディジタル
情報の格納を行ったバッファメモリA〜Dのうちの一つ
のメモリ領域26における待機番号データWNOが最大
値FFHをあらわすものであるときには、そのバッファ
メモリA〜Dのうちの一つのメモリ領域26における待
機番号データWNOを、そのときの送出待機カウンタの
カウント値CTWをあらわすものに変化させるととも
に、その後、送出待機カウンタのカウント値CTWを1
だけ増加させ、また、送出用ディジタル情報の格納を行
ったバッファメモリA〜Dのうちの一つのメモリ領域2
6における待機番号データWNOが最大値FFHでない
値をあらわすものであるときには、そのバッファメモリ
A〜Dのうちの一つのメモリ領域26における待機番号
データWNOを変化させないものとなす。
【0032】また、演算処理部によって、バッファメモ
リA〜Dの夫々において送出待機ディジタル情報が、通
信制御部14もしくは他の通信制御部へ転送されるに際
しては、例えば、第1の転送態様あるいは第2の転送態
様がとられる。そして、演算処理部により第1の転送態
様がとられるもとにおいては、演算処理部は、バッファ
メモリA〜Dの夫々に種類別に格納された送出待機ディ
ジタル情報を、バッファメモリA〜Dの夫々のメモリ領
域26に格納された待機番号データWNOがあらわす転
送の順序に従って、順次、通信制御部14もしくは他の
通信制御部に転送する。また、それとともに、演算処理
部は、待機番号データWNOがあらわす転送の順序に従
っての転送を行う毎に、バッファメモリA〜Dの夫々の
メモリ領域26に格納された待機番号データWNOの全
部を1だけ減少させるとともに、送出待機カウンタのカ
ウント値CTWを1だけ減少させる。但し、待機番号デ
ータWNOの全部を1だけ減少させるにあたり、0をあ
らわす待機番号データWNOについては最大値FFHを
あらわすものとなし、また、最大値FFHをあらわす待
機番号データWNOについてはそのまま最大値FFHを
あらわすものに維持する。
【0033】一方、演算処理部により第2の転送態様が
とられるもとにおいては、演算処理部は、バッファメモ
リA〜Dの夫々のメモリ領域26に格納された待機番号
データWNOとそれに格納された送出待機ディジタル情
報における優先順位に関するデータPRとを、予め用意
された待機番号データWNOがあらわす転送の順序と優
先順位に関するデータPRがあらわす優先順位との組合
せにより定められる特定転送順序を示す特定転送順序テ
ーブルに照合して、バッファメモリA〜Dの夫々に種類
別に格納された送出待機ディジタル情報の各々について
の特定転送順序を設定し、バッファメモリA〜Dの夫々
に種類別に格納された送出待機ディジタル情報を、設定
された特定転送順序に従って、順次、通信制御部14も
しくは他の通信制御部に転送する。また、それととも、
演算処理部は、設定された特定転送順序に従っての転送
を行う毎に、バッファメモリA〜Dの夫々のメモリ領域
26に格納された待機番号データWNOの全部を1だけ
減少させるとともに、送出待機カウンタのカウント値C
TWを1だけ減少させる。但し、待機番号データWNO
の全部を1だけ減少させるにあたり、0をあらわす待機
番号データWNOについては最大値FFHをあらわすも
のとなし、また、最大値FFHをあらわす待機番号デー
タWNOについてはそのまま最大値FFHをあらわすも
のに維持する。
【0034】演算処理部により第1の転送態様もしくは
第2の転送態様がとられるもとで、バッファメモリA〜
Dから通信制御部14もしくは他の通信制御部に順次転
送された送信待機ディジタル情報は、通信制御部14も
しくは他の通信制御部において、図5に示される如く
の、データフレーム単位を形成するものとされる。斯か
る図5に示されるデータフレーム単位は、送信待機ディ
ジタル情報として転送された送出用ディジタル情報の始
端側に8ビット構成のフレームスタート・マーカSOF
が付加されるとともに、送出用ディジタル情報の終端側
に8ビット構成のエラー訂正用データCRC,16ビッ
ト構成の情報受信確認データANC,10ビット構成の
フレームエンド・マーカEOF、及び、1ビット構成の
アイドリング・マーカIDLが順次付加されて構成され
る。そして、通信制御部14もしくは他の通信制御部か
ら、送出用ディジタル情報に基づいて形成されたデータ
フレーム単位が、例えば、NRZ変調搬送波信号の形態
をとるものとされて、双方向引込みライン13を通じて
通信ライン11へと送出される。
【0035】このようにして、ノード部12A,12B
及び12C及びその他のノード部の各々において、情報
処理ユニット16もしくは他の情報処理ユニットが内蔵
する演算処理部により形成される4種の送出用ディジタ
ル情報が、情報処理ユニット16もしくは他の情報処理
ユニットが内蔵するバッファメモリA〜Dに、それらの
種類別に順次格納されて送出待機ディジタル情報とさ
れ、その際、新たに形成された送出用ディジタル情報が
その種類に対応するバッファメモリA〜Dのうちの一つ
に格納されるにあたり、そのバッファメモリA〜Dのう
ちの一つに既に格納された送出待機ディジタル情報が在
る場合には、その既に送出待機ディジタル情報に新たに
形成された送出用ディジタル情報が加えられて格納され
る。従って、情報処理部により形成された送出用ディジ
タル情報がバッファメモリA〜Dに格納されず送出待機
状態とされないことになって情報処理部が休止状態をと
らざるを得なくなるという事態が回避されて、情報処理
部による送出用ディジタル情報の形成が効率よく行われ
ることになる。
【0036】また、それとともに、バッファメモリA〜
Dの夫々に種類別に格納された送出待機ディジタル情報
が、情報処理部により、バッファメモリA〜Dの夫々に
送出用ディジタル情報と共に格納された待機番号データ
WNOがあらわす転送の順序、あるいは、待機番号デー
タWNOと送出待機ディジタル情報における優先順位に
関するデータPRとに応じて設定される特定転送順序に
従って、順次通信制御部14もしくは他の通信制御部に
順次転送され、その後、通信制御部14もしくは他の通
信制御部から、データフレーム単位を形成するものとさ
れて通信ライン11に送出される。従って、情報処理ユ
ニット16もしくは他の情報処理ユニットにおいて形成
される送出用ディジタル情報が、それらの形成順に、あ
るいは、それらの形成順とは異なるものとされる所望の
送出順位をもって、通信制御部14もしくは他の通信制
御部から通信ライン11へと効率よく送出されることに
なる。
【0037】ノード部12A,12B及び12C及びそ
の他のノード部の各々において、情報処理ユニット16
もしくは他の情報処理ユニットが内蔵する演算処理部
は、データDT0,DT1,DT2及びDT3の夫々の
内容が、送出が要求される送出用ディジタル情報の種類
をあらわす要求情報とされる送出要求ディジタル情報を
形成し、それを通信制御部14もしくは他の通信制御部
に転送して、通信制御部14もしくは他の通信制御部か
らデータフレーム単位を形成するものとされて通信ライ
ン11に送出されるようになす動作も行う。さらに、そ
れに伴って、演算処理部は、通信制御部14もしくは他
の通信制御部によって通信ライン11から他のノード部
により送出された送出要求ディジタル情報が取り込まれ
た場合には、その送出要求ディジタル情報におけるデー
タDT0,DT1,DT2及びDT3の内容である要求
情報が応答を要するものであるとき、要求情報があらわ
す送出が要求されている送出用ディジタル情報を、通信
制御部14もしくは他の通信制御部に転送し、通信制御
部14もしくは他の通信制御部からデータフレーム単位
を形成するものとされて通信ライン11に送出されるよ
うになす動作を行う。
【0038】斯かる送出が要求された送出用ディジタル
情報が通信ライン11に送出されるようになす動作にあ
たっては、演算処理部は、先ず、バッファメモリA〜D
のうちの取り込まれた送出要求ディジタル情報により送
出が要求されている送出用ディジタル情報が格納されて
いるもの(要求情報格納メモリ)を検出する。そして、
検出された要求情報格納メモリのメモリ領域26に格納
された待機番号データWNOが、最大値FFHをあらわ
すものか否かを判断する。その結果、要求情報格納メモ
リのメモリ領域26に格納された待機番号データWNO
が最大値FFHでない値をあらわすものであるときに
は、要求情報格納メモリに格納された送出が要求されて
いる送出用ディジタル情報が送出待機ディジタル情報と
なされている状態にあるので、別段の処理はせず、要求
情報格納メモリに格納された送出が要求されている送出
用ディジタル情報を通信制御部14もしくは他の通信制
御部に転送するタイミングを待つ。
【0039】それに対して、要求情報格納メモリのメモ
リ領域26に格納された待機番号データWNOが最大値
FFHをあらわすものであるときには、要求情報格納メ
モリに格納された送出が要求されている送出用ディジタ
ル情報が送出待機状態をとるものとされていないので、
要求情報格納メモリのメモリ領域26に格納された待機
番号データWNOを、最大値FFHをあらわすものか
ら、そのときの送出待機カウンタのカウント値CTWを
あらわすものに変化させて、要求情報格納メモリに格納
された送出が要求されている送出用ディジタル情報に送
出待機状態をとらせるとともに、その後、送出待機カウ
ンタのカウント値CTWを1だけ増加させる。そして、
要求情報格納メモリにおける待機番号データWNOがあ
らわす転送の順序に従って、要求情報格納メモリに格納
された送出が要求されている送出用ディジタル情報を通
信制御部14もしくは他の通信制御部に転送する。
【0040】このようにして、ノード部12A,12B
及び12C及びその他のノード部の各々において、通信
ライン11から取り込まれた他のノード部により送出さ
れた送出要求ディジタル情報によって送出が要求された
送出用ディジタル情報が、情報処理ユニット16もしく
は他の情報処理ユニットが内蔵するバッファメモリA〜
Dに格納された送出用ディジタル情報の中から選定され
て、通信ライン11に送出されるようになされることに
より、送出要求ディジタル情報に応答しての送出用ディ
ジタル情報の送出が、効率よく迅速に行われることにな
る。
【0041】上述の例を構成するノード部12Aにおけ
る情報処理ユニット16、及び、ノード部12B,ノー
ド部12C及びその他のノード部の各々における情報処
理ユニットの夫々に内蔵された演算処理部は、例えば、
マイクロコンピュータが用いられて構成され、斯かるマ
イクロコンピュータが、送出用ディジタル情報を形成し
て情報処理ユニット16もしくは他の情報処理ユニット
に内蔵されたバッファメモリA〜Dに格納する動作を行
うにあたって実行する制御プログラムの一例を図6に示
されるフローチャートを参照して,バッファメモリA〜
Dに格納された送出待機ディジタル情報を、ノード部1
2Aにおける通信制御部14もしくはノード部12B,
ノード部12C及びその他のノード部の各々における通
信制御部に、第1の転送態様をとるもとで転送する動作
を行うにあたって実行する制御プログラムの一例を図7
に示されるフローチャートを参照して,バッファメモリ
A〜Dに格納された送出待機ディジタル情報を、ノード
部12Aにおける通信制御部14もしくはノード部12
B,ノード部12C及びその他のノード部の各々におけ
る通信制御部に、第2の転送態様をとるもとで転送する
動作を行うにあたって実行する制御プログラムの一例を
図8に示されるフローチャートを参照して、さらには、
通信制御部14もしくは他の通信制御部によって通信ラ
イン11から取り込まれた送出要求ディジタル情報に応
じて、送出が要求された送出用ディジタル情報が通信制
御部14もしくは他の通信制御部に転送されるようにな
す動作の夫々を行うにあたって実行する制御プログラム
の一例を図9に示されるフローチャートを参照して、夫
々説明する。なお、以下の説明において当該情報処理ユ
ニットとは、各演算処理部が属する情報処理ユニットを
いい、また、当該ノード部とは、各演算処理部が属する
情報処理ユニットを含むノード部をいう。
【0042】図6のフローチャートによりあらわされる
制御プログラムにあっては、スタート後、ステップ31
において、新たな送出用ディジタル情報を形成したか否
かを判断し、新たな送出用ディジタル情報を形成しなか
った場合には、ステップ31での判断を繰り返し、ま
た、新たな送出用ディジタル情報を形成した場合には、
ステップ32において、新たに形成された送出用ディジ
タル情報に含まれる情報識別データIDがあらわす種類
IDA,IDB,IDCもしくはIDDに対応するバッ
ファメモリA,B,C及びDのうちの一つを検出する。
【0043】次に、ステップ33において、検出された
バッファメモリA〜Dのうちの一つのメモリ領域26に
格納された待機番号データWNOにより、その検出され
たバッファメモリA〜Dのうちの一つに送出待機ディジ
タル情報が在るか否かを判断する。その結果、送出待機
ディジタル情報が在る場合には、ステップ34におい
て、検出されたバッファメモリA〜Dのうちの一つから
送出待機ディジタル情報の読出しを行い、続くステップ
35において、読み出された送出待機ディジタル情報及
び新たに形成された送出用ディジタル情報についてのデ
ータDT0,DT1,DT2及びDT3に関する相互加
算を行って、読み出された送出用ディジタル情報に新た
に形成された送出用ディジタル情報が加えられて得られ
る修正された送出用ディジタル情報を形成し、さらに、
ステップ36において、ステップ36で修正された送出
用ディジタル情報を、検出されたバッファメモリA〜D
のうちの一つに、修正された送出待機ディジタル情報と
して格納する。
【0044】また、ステップ33での判断の結果、検出
されたバッファメモリA〜Dのうちの一つに送出待機デ
ィジタル情報が無い場合には、ステップ33から直接に
ステップ36に進み、ステップ36において、新たに形
成された送出用ディジタル情報を、検出されたバッファ
メモリA〜Dのうちの一つに、修正された送出待機ディ
ジタル情報として格納する。
【0045】続いて、ステップ37において、検出され
たバッファメモリA〜Dのうちの一つのメモリ領域26
における待機番号データWNOが最大値FFHをあらわ
すものか否かを判断し、最大値FFHをあらわすもので
あるときには、ステップ38において、検出されたバッ
ファメモリA〜Dのうちの一つのメモリ領域26におけ
る待機番号データWNOを、そのときの送出待機カウン
タのカウント値CTWをあらわすものに変化させるとと
もに、次のステップ39において、送出待機カウンタの
カウント値CTWを1だけ増加させ、その後ステップ3
1に戻る。また、ステップ37での判断の結果、検出さ
れたバッファメモリA〜Dのうちの一つのメモリ領域2
6における待機番号データWNOが最大値FFHでない
値をあらわすものであるときには、ステップ37から直
接にステップ31に戻る。
【0046】また、図7のフローチャートによりあらわ
される制御プログラムにあっては、スタート後、ステッ
プ41において、送出待機カウンタのカウント値CTW
が0であるか否かを判断し、送出待機カウンタのカウン
ト値CTWが0である場合には、バッファメモリA〜D
のいずれにも送出待機ディジタル情報が無いので、ステ
ップ41での判断を繰り返し、また、送出待機カウンタ
のカウント値CTWが0でない場合には、ステップ42
において、送出待機ディジタル情報の通信制御部14も
しくは他の通信制御部への転送が可能な状態か否かを判
断する。
【0047】ステップ42での判断の結果、送出待機デ
ィジタル情報の通信制御部14もしくは他の通信制御部
への転送が可能な状態でない場合には、ステップ41に
戻り、また、送出待機ディジタル情報の通信制御部14
もしくは他の通信制御部への転送が可能な状態である場
合には、ステップ43において、バッファメモリA〜D
のうちのメモリ領域26における待機番号データWNO
が0をあらわすものを検出する。そして、続くステップ
44において、検出されたバッファメモリA〜Dのうち
のメモリ領域26における待機番号データWNOが0の
ものに格納された送出待機ディジタル情報を、通信制御
部14もしくは他の通信制御部に転送する。
【0048】その後、ステップ45において、バッファ
メモリA〜Dの夫々のメモリ領域26に格納された待機
番号データWNOの全部を1だけ減少させる。但し、こ
のとき、0をあらわす待機番号データWNOについては
最大値FFHをあらわすものに変化させ、また、最大値
FFHをあらわす待機番号データWNOについてはその
まま最大値FFHをあらわすものに維持する。そして、
次のステップ46において、送出待機カウンタのカウン
ト値CTWを1だけ減少させ、その後、ステップ41に
戻る。
【0049】図8のフローチャートによりあらわされる
制御プログラムにあっては、スタート後、ステップ51
において、送出待機カウンタのカウント値CTWが0で
あるか否かを判断し、送出待機カウンタのカウント値C
TWが0である場合には、バッファメモリA〜Dのいず
れにも送出待機ディジタル情報が無いので、ステップ5
1での判断を繰り返し、また、送出待機カウンタのカウ
ント値CTWが0でない場合には、ステップ52におい
て、送出待機ディジタル情報の通信制御部14もしくは
他の通信制御部への転送が可能な状態か否かを判断す
る。
【0050】ステップ52での判断の結果、送出待機デ
ィジタル情報の通信制御部14もしくは他の通信制御部
への転送が可能な状態でない場合には、ステップ51に
戻り、また、送出待機ディジタル情報の通信制御部14
もしくは他の通信制御部への転送が可能な状態である場
合には、ステップ53において、バッファメモリA〜D
の夫々のメモリ領域26に格納された待機番号データW
NOがあらわす転送の順序と送出待機ディジタル情報に
おける優先順位に関するデータPRがあらわす優先順位
との組合せにより定められる特定転送順序を示す特定転
送順序フラッグFTPRの値を、最低順位(最も遅い順
位)をあらわす最大値LTPRをとるものに設定する。
【0051】続いて、ステップ54において、特定転送
順序フラッグFTPRの値と、バッファメモリA〜Dの
うちの一つのメモリ領域26に格納された待機番号デー
タWNOがあらわす転送の順序とそのバッファメモリA
〜Dのうちの一つに格納された送出待機ディジタル情報
における優先順位に関するデータPRがあらわす優先順
位を予め用意された特定転送順序テーブルに照合するこ
とにより得られる特定転送順序PTPRがあらわす値と
を比較し、特定転送順序フラッグFTPRの値が特定転
送順序PTPRがあらわす値より大であるか否か、即
ち、特定転送順序フラッグFTPRが示す特定転送順序
が特定転送順序PTPRより下位(遅い順序)であるか
否かを判断する。その結果、特定転送順序フラッグFT
PRが示す特定転送順序が特定転送順序PTPRより下
位である場合には、ステップ55において、送出待機デ
ィジタル情報の転送を行うべきバッファメモリA〜Dの
うちの一つをあらわすメモリフラッグFADを、バッフ
ァメモリA〜Dのうちのステップ54において用いられ
た特定転送順序PTPRが得られたものをあらわすデー
タPDAに設定し、さらに、続くステップ56におい
て、特定転送順序フラッグFTPRの値を特定転送順序
PTPRをあらわすものとなして、ステップ57に進
む。また、ステップ54において、特定転送順序フラッ
グFTPRが示す特定転送順序が特定転送順序PTPR
より上位である場合には、直接にステップ57に進む。
【0052】ステップ57においては、ステップ54で
の比較がバッファメモリA〜Dの夫々に格納された送出
待機ディジタル情報の全てについて行われたか否か、即
ち、バッファメモリA〜Dの全てについて特定転送順序
の点検が済んだか否かを判断し、バッファメモリA〜D
の全てについて特定転送順序の点検が済んでいない場合
にはステップ54に戻る。また、ステップ57での判断
の結果、バッファメモリA〜Dの全てについて特定転送
順序の点検が済んだことが判明した場合には、ステップ
58において、メモリフラッグFADがあらわすバッフ
ァメモリA〜Dのうちの一つから、それに格納された送
出待機ディジタル情報を通信制御部14もしくは他の通
信制御部に転送する。
【0053】その後、ステップ59において、バッファ
メモリA〜Dの夫々のメモリ領域26に格納された待機
番号データWNOの全部を1だけ減少させる。但し、こ
のとき、0をあらわす待機番号データWNOについては
最大値FFHをあらわすものに変化させ、また、最大値
FFHをあらわす待機番号データWNOについてはその
まま最大値FFHをあらわすものに維持する。そして、
次のステップ60において、送出待機カウンタのカウン
ト値CTWを1だけ減少させ、その後、ステップ51に
戻る。
【0054】さらに、図9のフローチャートによりあら
わされる制御プログラムにあっては、スタート後、ステ
ップ61において、通信ライン11から他のノード部に
より送出された送出要求ディジタル情報が取り込まれた
か否かを判断し、送出要求ディジタル情報が取り込まれ
ていない場合には、ステップ61での判断を繰り返す。
そして、ステップ61での判断の結果、送出要求ディジ
タル情報が取り込まれたことが判明した場合には、ステ
ップ62において、取り込まれた送出要求ディジタル情
報におけるデータDT0,DT1,DT2及びDT3の
うちの一つの内容である要求情報を検出する。
【0055】次に、ステップ63において、ステップ6
2で検出された要求情報が応答を要するものであるか否
かを判断し、要求情報が応答を要するものである場合に
は、ステップ64において、バッファメモリA〜Dのう
ちのステップ62で検出された要求情報により送出が要
求されている送出用ディジタル情報が格納されているも
の(要求情報格納メモリ)を検出する。続いて、ステッ
プ65において、検出された要求情報格納メモリのメモ
リ領域26に格納された待機番号データWNOが、最大
値FFHをあらわすものか否かを判断する。
【0056】ステップ65での判断の結果、検出された
要求情報格納メモリのメモリ領域26に格納された待機
番号データWNOが最大値FFHをあらわすものである
ときには、ステップ66において、検出された要求情報
格納メモリのメモリ領域26に格納された待機番号デー
タWNOを、最大値FFHをあらわすものから、そのと
きの送出待機カウンタのカウント値CTWをあらわすも
のに変化させ、さらに、次のステップ67において、送
出待機カウンタのカウント値CTWを1だけ増加させ
て、ステップ68に進む。ステップ68においては、取
り込まれた送出要求ディジタル情報におけるデータDT
0,DT1,DT2及びDT3の全てについての要求情
報の検出が済んだか否かを判断し、送出要求ディジタル
情報におけるデータDT0,DT1,DT2及びDT3
の全てについての要求情報の検出が済んでいない場合に
は、ステップ62に戻り、また、送出要求ディジタル情
報におけるデータDT0,DT1,DT2及びDT3の
全てについての要求情報の検出が済んだ場合には、ステ
ップ61に戻る。
【0057】また、ステップ63での判断の結果、ステ
ップ62で検出された要求情報が応答を要するものでな
いとき、あるいは、ステップ65での判断の結果、検出
された要求情報格納メモリのメモリ領域26に格納され
た待機番号データWNOが最大値FFHでない値をあら
わすものであるときには、ステップ63あるいはステッ
プ65から直接的にステップ68に進む。
【0058】上述の例にあっては、ノード部12Aにお
ける情報処理ユニット16、及び、ノード部12B,ノ
ード部12C及びその他のノード部の各々における情報
処理ユニットの夫々が、それに内蔵された演算処理部に
より形成される複数種の送信用ディジタル情報の各々を
その種類別に格納する複数のバッファメモリとして、4
個のバッファメモリA〜Dを内蔵するものとされている
が、斯かるノード部12Aにおける情報処理ユニット1
6、及び、ノード部12B,ノード部12C及びその他
のノード部の各々における情報処理ユニットの夫々に内
蔵される複数のバッファメモリの個数は、演算処理部に
より形成される送信用ディジタル情報の種類の数に応じ
て設定されるものであって、4個に限られるものではな
い。
【0059】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る多重伝送装置にあっては、通信ラインに接続された
複数のノード部の夫々における情報処理部が、複数種の
送出用ディジタル情報を順次形成するとともに、それら
の各々を送出用ディジタル情報が種類別に格納されるも
のとされた複数のメモリ手段のうちのその種類に対応す
るものに、そこに送出待機ディジタル情報が無い場合に
は、新たな送出用ディジタル情報を書換格納し、また、
そこに既に格納された送出待機ディジタル情報が在る場
合にはその送出待機ディジタル情報に新たな送出用ディ
ジタル情報を加えて格納するようになすので、情報処理
部により形成された送出用ディジタル情報がメモリ手段
に格納されず送出待機状態とされないことになって情報
処理部が休止状態をとらざるを得ないという事態が回避
され、情報処理部による送出用ディジタル情報の形成が
効率よく行われることになる。また、送出用ディジタル
情報が通信制御部を通じて通信ラインに送出されるにあ
たっては、複数のメモリ手段に種類毎に格納された送出
待機ディジタル情報が、複数のメモリ手段の夫々から読
み出されて送出される状態がとられ得るので、通信制御
部から通信ラインへの送出用ディジタル情報の送出も効
率良く行われることになる。
【0060】また、本発明に係る多重伝送装置の一例に
あっては、複数のノード部の各々における情報処理部に
より、複数のメモリ手段の夫々に格納された送出待機デ
ィジタル情報が、順次通信制御部に転送されて、通信制
御部により転送された送出用ディジタル情報についての
情報送出動作が行われ、それにより、通信制御部から通
信ラインへの送出用ディジタル情報の送出効率が一層良
好なものとされる。また、複数のメモリ手段の夫々に格
納された送出待機ディジタル情報の通信制御部への転送
にあたっては、その順序が、例えば、複数のメモリ手段
の夫々に送出用ディジタル情報に加えて格納される待機
番号データに応じて、あるいは、待機番号データと送出
用ディジタル情報に含まれるものとされる優先順位デー
タとに応じて設定され、各送出用ディジタル情報の形成
順とは異なるものとされる、所望の送出順位が得られる
ことになる。
【0061】さらに、本発明に係る多重伝送装置の一例
にあっては、通信制御部を通じて取り込まれた他のノー
ド部からの送出要求ディジタル情報により要求された送
出用ディジタル情報が、複数のメモリ手段の夫々に格納
された送出用ディジタル情報のうちから選定されて通信
制御部に転送され、通信制御部によって送出要求ディジ
タル情報により要求された送出用ディジタル情報につい
ての情報送出動作が行われるので、他のノード部からの
送出要求ディジタル情報に応答しての、要求された送出
用ディジタル情報の通信ラインへの送出が、効率良く行
われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重伝送装置の一例を構成する複
数のノード部のうちの一つの構成を示すブロック構成図
である。
【図2】本発明に係る多重伝送装置の一例を示すブロッ
ク構成図である。
【図3】本発明に係る多重伝送装置の一例において扱わ
れる送出用ディジタル情報を形成する複数のコードデー
タのグループを示す概念図である。
【図4】本発明に係る多重伝送装置の一例を構成する複
数のノード部の夫々に内蔵されるバッファメモリの説明
に供される概念図である。
【図5】本発明に係る多重伝送装置の一例において扱わ
れる送出用ディジタル情報に基づいて形成されるデータ
フレーム単位の説明に供される概念図である。
【図6】本発明に係る多重伝送装置の一例を構成する複
数のノード部の各々が備える情報処理ユニットに内蔵さ
れる演算処理部が、マイクロコンピュータによって構成
されるとき、それが制御動作を行うにあたって実行する
制御プログラムをあらわすフローチャートである。
【図7】本発明に係る多重伝送装置の一例を構成する複
数のノード部の各々が備える情報処理ユニットに内蔵さ
れる演算処理部が、マイクロコンピュータによって構成
されるとき、それが制御動作を行うにあたって実行する
制御プログラムをあらわすフローチャートである。
【図8】本発明に係る多重伝送装置の一例を構成する複
数のノード部の各々が備える情報処理ユニットに内蔵さ
れる演算処理部が、マイクロコンピュータによって構成
されるとき、それが制御動作を行うにあたって実行する
制御プログラムをあらわすフローチャートである。
【図9】本発明に係る多重伝送装置の一例を構成する複
数のノード部の各々が備える情報処理ユニットに内蔵さ
れる演算処理部が、マイクロコンピュータによって構成
されるとき、それが制御動作を行うにあたって実行する
制御プログラムをあらわすフローチャートである。
【符号の説明】
11 通信ライン 12A,12B,12C ノード部 13 双方向引込みライン 14 通信制御部 16 情報処理ユニット 18 入出力処理部 19 ランプ駆動部 20 アクチュエータ 21 スイッチ 22 センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種のディジタル情報が多重伝送される
    通信ラインと、 該通信ラインに接続され、各々がディジタル情報を上記
    通信ラインに送出する情報送出動作に関わる通信制御
    部、及び、該通信制御部に接続されて上記通信ラインに
    送出されるべき送出用ディジタル情報を形成する情報形
    成動作に関わる情報処理部を内蔵したものとされる複数
    のノード部と、が備えられて成り、 上記複数のノード部の各々における情報処理部が、送出
    用ディジタル情報が種類別に格納される複数のメモリ手
    段を備え、新たに形成した送出用ディジタル情報を、該
    新たに形成した送出用ディジタル情報の種類に対応する
    上記複数のメモリ手段のうちの一つに、新規にもしくは
    既に格納されて送出待機状態におかれている送出用ディ
    ジタル情報に加えて格納して、送出待機状態をとらせる
    ものとされることを特徴とする多重伝送装置。
  2. 【請求項2】複数のノード部の各々における情報処理部
    が、複数のメモリ手段の夫々に格納されて送出待機状態
    をとる送出用ディジタル情報を順次通信制御部に転送
    し、転送された送出用ディジタル情報についての情報送
    出動作が行われる状態を設定することを特徴とする請求
    項1記載の多重伝送装置。
  3. 【請求項3】複数のノード部の各々における情報処理部
    が、複数のメモリ手段の夫々に送出用ディジタル情報に
    加えて待機番号データを格納し、上記複数のメモリ手段
    の夫々に格納されて送出待機状態をとる送出用ディジタ
    ル情報の通信制御部への転送の順序を、上記複数のメモ
    リ手段の夫々に格納された待機番号データに応じたもの
    となすことを特徴とする請求項2記載の多重伝送装置。
  4. 【請求項4】複数のノード部の各々における情報処理部
    が、複数のメモリ手段のうちの送出用ディジタル情報が
    送出待機状態をとっているものの数をあらわす送出待機
    データが得られるカウンタを内蔵しており、待機番号デ
    ータを上記送出待機データに基づいて設定することを特
    徴とする請求項3記載の多重伝送装置。
  5. 【請求項5】複数のノード部の各々における情報処理部
    が、送出用ディジタル情報を送出優先順位をあらわす優
    先順位データを含むものとして形成し、複数のメモリ手
    段の夫々に格納されて送出待機状態をとる送出用ディジ
    タル情報の通信制御部への転送の順序を、該格納された
    送出用ディジタル情報に含まれる優先順位データと上記
    複数のメモリ手段の夫々に格納された待機番号データと
    に応じたものとなすことを特徴とする請求項3記載の多
    重伝送装置。
  6. 【請求項6】複数のノード部の各々における情報処理部
    が、複数のメモリ手段のうちの一つに格納された送出用
    ディジタル情報の通信制御部への転送を行う毎に、該転
    送が行われた上記複数のメモリ手段のうちの一つに格納
    された送出用ディジタル情報を送出待機状態から解除す
    るとともに、カウンタにより得られる送出待機データが
    あらわす数を1だけ低減させることを特徴とする請求項
    4又は5記載の多重伝送装置。
  7. 【請求項7】複数のノード部の各々における通信制御部
    が、情報送出動作に加えて、通信ラインからディジタル
    情報を選択的に取り込む情報取込動作に関わるものとさ
    れ、上記複数のノード部の各々における情報処理部が、
    上記通信制御部を通じて送出要求ディジタル情報が取り
    込まれたとき、複数のメモリ手段の夫々に格納された送
    出用ディジタル情報のうちの上記送出要求ディジタル情
    報により要求されているものを上記通信制御部に転送
    し、転送された送出用ディジタル情報についての情報送
    出動作が行われる状態を設定することを特徴とする請求
    項2記載の多重伝送装置。
  8. 【請求項8】複数のノード部の各々における情報処理部
    が、複数のメモリ手段のうちの送出用ディジタル情報が
    送出待機状態をとっているものの数をあらわす送出待機
    データが得られるカウンタを内蔵しており、上記複数の
    メモリ手段の夫々に送出用ディジタル情報に加えて上記
    送出待機データに基づいて設定される待機番号データを
    格納し、上記複数のメモリ手段の夫々に格納されて送出
    待機状態をとる送出用ディジタル情報の通信制御部への
    転送の順序を、上記複数のメモリ手段の夫々に格納され
    た待機番号データに応じたものとなすことを特徴とする
    請求項7記載の多重伝送装置。
  9. 【請求項9】複数のノード部の各々における情報処理部
    が、複数のメモリ手段のうちの一つに格納された送出用
    ディジタル情報の通信制御部への転送を行う毎に、該転
    送が行われた上記複数のメモリ手段のうちの一つに格納
    された送出用ディジタル情報を送出待機状態から解除す
    るとともに、カウンタにより得られる送出待機データが
    あらわす数を1だけ低減させることを特徴とする請求項
    8記載の多重伝送装置。
  10. 【請求項10】複数のノード部の各々における情報処理
    部が、通信制御部を通じて送出要求ディジタル情報が取
    り込まれたとき、複数のメモリ手段の夫々に格納された
    送出用ディジタル情報のうちの上記送出要求ディジタル
    情報により要求されているものが送出待機状態とされて
    いない場合には、該送出用ディジタル情報のうちの上記
    送出要求ディジタル情報により要求されているものに送
    出待機状態をとらせるとともに、カウンタにより得られ
    る送出待機データがあらわす数を1だけ増加させること
    を特徴とする請求項9記載の多重伝送装置。
JP6012356A 1994-02-04 1994-02-04 多重伝送装置 Pending JPH07222257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6012356A JPH07222257A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 多重伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6012356A JPH07222257A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 多重伝送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07222257A true JPH07222257A (ja) 1995-08-18

Family

ID=11803005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6012356A Pending JPH07222257A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 多重伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07222257A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6879563B1 (en) 1999-02-18 2005-04-12 Nippon Soken, Inc. Data repeater and multiplex communication system using the same
WO2014020779A1 (ja) 2012-08-03 2014-02-06 トヨタ自動車株式会社 データ送信装置、通信制御方法、及び通信制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6879563B1 (en) 1999-02-18 2005-04-12 Nippon Soken, Inc. Data repeater and multiplex communication system using the same
WO2014020779A1 (ja) 2012-08-03 2014-02-06 トヨタ自動車株式会社 データ送信装置、通信制御方法、及び通信制御プログラム
US9703736B2 (en) 2012-08-03 2017-07-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Data transmission apparatus, communication control method, and communication control program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6907329B2 (en) Method and device for activating and/or deactivating distributed control units
EP1839150B1 (en) Fault diagnosis data recording system and method
US5438506A (en) Collective wiring system and method of control thereof
US20030172204A1 (en) Method of data transmission and a transmission and reception device therefor
US7551999B2 (en) Vehicle-mounted communication system and connector device with communication-controlling capability
JP2008517528A (ja) 自動車用スイッチ構成ネットワークを介して標準的なバス・プロトコル・メッセージをトンネリングするためのシステム及び方法
JPH07222257A (ja) 多重伝送装置
JP2005088677A (ja) 車載用電気応用装置、車載電源制御装置、及び車載電源制御システム
JP3342156B2 (ja) 多重伝送装置
CN114731298A (zh) 车载中继装置及中继方法
JP2006192970A (ja) 車載用通信接続装置および車載通信システム
JPH11184535A (ja) 電空レギュレータシステム
EP0952707A3 (en) Serial data communication bus system
JP4849014B2 (ja) 中継ハブ及び情報通信システム
JPH0630472A (ja) 多重伝送装置
JPH06300808A (ja) ケーブル配線検査方式
US20130238736A1 (en) Communication node, communication system, and method for performing a communication
EP1843526A1 (en) Data communication system based on serial buses
JP3750636B2 (ja) データ中継装置および多重通信システム
JP3380612B2 (ja) 多重伝送装置
JPH04239836A (ja) 多重通信ネットワークシステム
JP3281472B2 (ja) 多重伝送装置
JP4007211B2 (ja) 通信コントローラ、通信システム
EP1217531B1 (en) Method of providing communication in distributed systems
JP2004350055A (ja) データ中継装置および多重通信システム