JP3380612B2 - 多重伝送装置 - Google Patents
多重伝送装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数種のディジタル制
御情報を多重伝送する通信ラインに、ディジタル制御情
報の通信ラインへの送出もしくは通信ラインからのディ
ジタル制御情報の取込み、あるいは、ディジタル制御情
報の通信ラインへの送出及び通信ラインからのディジタ
ル制御情報の取込みを行う複数のノード部が接続されて
構成される多重伝送装置に関する。
御情報を多重伝送する通信ラインに、ディジタル制御情
報の通信ラインへの送出もしくは通信ラインからのディ
ジタル制御情報の取込み、あるいは、ディジタル制御情
報の通信ラインへの送出及び通信ラインからのディジタ
ル制御情報の取込みを行う複数のノード部が接続されて
構成される多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、装備される電装品ある
いは制御システムの増加、及び、各種の電装品あるいは
制御システムにおける電子化の進展に伴って、車両内に
配される配線,コネクタ及び電子制御装置の数が著しく
増加しており、その結果、車体に取り付けられるワイヤ
・ハーネスの規模の大型化及び重量増加がまねかれてい
る。そして、ワイヤ・ハーネスの大規模化は、ワイヤ・
ハーネスの車体への取り付けスペースが制限されること
になるとともに、ワイヤ・ハーネスの柔軟性が低下して
組付作業の能率低下がもたらされることになり、また、
ワイヤ・ハーネスの重量増加は、直接的に車両の重量増
加に結びつくことになる。
いは制御システムの増加、及び、各種の電装品あるいは
制御システムにおける電子化の進展に伴って、車両内に
配される配線,コネクタ及び電子制御装置の数が著しく
増加しており、その結果、車体に取り付けられるワイヤ
・ハーネスの規模の大型化及び重量増加がまねかれてい
る。そして、ワイヤ・ハーネスの大規模化は、ワイヤ・
ハーネスの車体への取り付けスペースが制限されること
になるとともに、ワイヤ・ハーネスの柔軟性が低下して
組付作業の能率低下がもたらされることになり、また、
ワイヤ・ハーネスの重量増加は、直接的に車両の重量増
加に結びつくことになる。
【0003】そこで、車両における配線,コネクタ及び
電子制御装置の数を低減させるべく、例えば、特開平 2
-16845号公報にも示されている如くに、車両に装備され
た各種の電装品,制御システム等に対する動作制御を行
うための複数種のディジタル制御情報を多重伝送する共
通の通信ラインが設けられるとともに、その通信ライン
に、ディジタル制御情報の送出もしくはディジタル制御
情報の取込みを行う複数のノード部が接続され、車両に
装備された各種の電装品,制御システム等が複数のノー
ド部に適宜接続されて構成される多重通信機構を、車両
内に構築することが提案されている。
電子制御装置の数を低減させるべく、例えば、特開平 2
-16845号公報にも示されている如くに、車両に装備され
た各種の電装品,制御システム等に対する動作制御を行
うための複数種のディジタル制御情報を多重伝送する共
通の通信ラインが設けられるとともに、その通信ライン
に、ディジタル制御情報の送出もしくはディジタル制御
情報の取込みを行う複数のノード部が接続され、車両に
装備された各種の電装品,制御システム等が複数のノー
ド部に適宜接続されて構成される多重通信機構を、車両
内に構築することが提案されている。
【0004】このようにして車両に構築される多重通信
機構にあっては、例えば、車体に配設されたワイヤ・ハ
ーネスが形成する信号伝送路によって、多重化されたデ
ィジタル制御情報が伝送される通信ラインが形成され、
その通信ラインに接続される複数のノード部の夫々に
は、各種のセンサ及びスイッチ等の信号発生部、及び、
車両の各部に設けられる各種のランプ類,アクチュエー
タ類,モータ類等の作動部がグループ化されて連結され
る。斯かる信号発生部もしくは作動部が接続されるノー
ド部は、通信ラインとの接続がなされた通信部と、信号
発生部もしくは作動部との接続がなされた入出力処理部
と、それらの間に介在せしめられた、例えば、マイクロ
コンピュータをもって構成される演算処理ユニットとを
含んだ構成をとるものとされ、入出力処理部及び演算処
理ユニットが、信号発生部からの信号に基づいてディジ
タル制御情報を形成する情報形成部を構成するととも
に、通信部が情報形成部により形成されたディジタル制
御情報を通信ラインに送出する動作、もしくは、通信部
が通信ラインから選択されたディジタル制御情報を取り
込み、演算処理ユニット及び入出力処理部が、通信部を
通じて取り込まれたディジタル制御情報に基づく動作制
御信号を形成し、それを接続された作動部に供給して作
動部の動作制御が行われるようにする動作を行う。そし
て、通信ラインにより多重伝送されるディジタル制御情
報は、例えば、夫々がパルスコードモジュレーション
(PCM)信号によってあらわされ、ノン・リターン・
ツー・ゼロ(NRZ)変調により得られるNRZ変調搬
送波信号の形態をとるものとされる。
機構にあっては、例えば、車体に配設されたワイヤ・ハ
ーネスが形成する信号伝送路によって、多重化されたデ
ィジタル制御情報が伝送される通信ラインが形成され、
その通信ラインに接続される複数のノード部の夫々に
は、各種のセンサ及びスイッチ等の信号発生部、及び、
車両の各部に設けられる各種のランプ類,アクチュエー
タ類,モータ類等の作動部がグループ化されて連結され
る。斯かる信号発生部もしくは作動部が接続されるノー
ド部は、通信ラインとの接続がなされた通信部と、信号
発生部もしくは作動部との接続がなされた入出力処理部
と、それらの間に介在せしめられた、例えば、マイクロ
コンピュータをもって構成される演算処理ユニットとを
含んだ構成をとるものとされ、入出力処理部及び演算処
理ユニットが、信号発生部からの信号に基づいてディジ
タル制御情報を形成する情報形成部を構成するととも
に、通信部が情報形成部により形成されたディジタル制
御情報を通信ラインに送出する動作、もしくは、通信部
が通信ラインから選択されたディジタル制御情報を取り
込み、演算処理ユニット及び入出力処理部が、通信部を
通じて取り込まれたディジタル制御情報に基づく動作制
御信号を形成し、それを接続された作動部に供給して作
動部の動作制御が行われるようにする動作を行う。そし
て、通信ラインにより多重伝送されるディジタル制御情
報は、例えば、夫々がパルスコードモジュレーション
(PCM)信号によってあらわされ、ノン・リターン・
ツー・ゼロ(NRZ)変調により得られるNRZ変調搬
送波信号の形態をとるものとされる。
【0005】このような、車両において、通信ラインに
ディジタル制御情報の送出もしくは通信ラインからのデ
ィジタル制御情報の取込み、あるいは、ディジタル制御
情報の送出及びディジタル制御情報の取込みを行う複数
のノード部が接続されて構築される多重通信機構にあっ
ては、各ノード部から通信ラインに送出されて予め指定
されたノード部によって取り込まれるディジタル制御情
報が、その取扱いを容易にすべく、例えば、データフレ
ーム単位を形成するものとされる。データフレーム単位
は、所定の総ビット数をもって予め設定されたデータ形
式に従うものとして構成されたコードデータのグループ
とされる。
ディジタル制御情報の送出もしくは通信ラインからのデ
ィジタル制御情報の取込み、あるいは、ディジタル制御
情報の送出及びディジタル制御情報の取込みを行う複数
のノード部が接続されて構築される多重通信機構にあっ
ては、各ノード部から通信ラインに送出されて予め指定
されたノード部によって取り込まれるディジタル制御情
報が、その取扱いを容易にすべく、例えば、データフレ
ーム単位を形成するものとされる。データフレーム単位
は、所定の総ビット数をもって予め設定されたデータ形
式に従うものとして構成されたコードデータのグループ
とされる。
【0006】データフレーム単位は、例えば、図3に示
される如くの、所定の総ビット数、例えば、99ビット
をもって構成されたコードデータのグループとされ、そ
の内容は、8ビット構成のフレームスタート・マーカS
OF,8ビット構成の優先順位に関するデータPR,8
ビット構成とされた、データフレーム単位のタイプをあ
らわすデータTYP,8ビット構成とされた、伝送され
るべきディジタル情報の種類をあらわす情報識別データ
ID,各々が8ビット構成とされた、伝送されるべきデ
ィジタル情報をあらわすデータDT0,DT1,DT2
及びDT3,8ビット構成のエラー訂正用データCR
C,16ビット構成とされた情報受信確認データAN
C、10ビット構成のフレームエンド・マーカEOF、
及び、1ビット構成のアイドリング・マーカIDLが順
次連なるものとされる。
される如くの、所定の総ビット数、例えば、99ビット
をもって構成されたコードデータのグループとされ、そ
の内容は、8ビット構成のフレームスタート・マーカS
OF,8ビット構成の優先順位に関するデータPR,8
ビット構成とされた、データフレーム単位のタイプをあ
らわすデータTYP,8ビット構成とされた、伝送され
るべきディジタル情報の種類をあらわす情報識別データ
ID,各々が8ビット構成とされた、伝送されるべきデ
ィジタル情報をあらわすデータDT0,DT1,DT2
及びDT3,8ビット構成のエラー訂正用データCR
C,16ビット構成とされた情報受信確認データAN
C、10ビット構成のフレームエンド・マーカEOF、
及び、1ビット構成のアイドリング・マーカIDLが順
次連なるものとされる。
【0007】そして、図3に示される如くのコードデー
タのグループとされるデータフレーム単位において、8
ビット構成の優先順位に関するデータPRは、その上位
4ビットが、データDT0,DT1,DT2及びDT3
の全部もしくは一部によりあらわされるディジタル情報
についての、その内容に応じた優先順位をあらわすコー
ドデータである情報優先順位データIPRとされるとと
もに、その下位4ビットが、当該データフレーム単位を
形成する情報形成部が属するノード部をあらわすととも
に予め優先順位が定められているものとされるコードデ
ータであるノードアドレスデータNADとされる。従っ
て、各データフレーム単位は、データDT0,DT1,
DT2及びDT3の全部もしくは一部によりあらわされ
るディジタル制御情報に、情報優先順位データIPRと
ノードアドレスデータNADとから成る優先順位に関す
るデータPR,情報識別データID及び他のコードデー
タが付加されて成るものとされる。
タのグループとされるデータフレーム単位において、8
ビット構成の優先順位に関するデータPRは、その上位
4ビットが、データDT0,DT1,DT2及びDT3
の全部もしくは一部によりあらわされるディジタル情報
についての、その内容に応じた優先順位をあらわすコー
ドデータである情報優先順位データIPRとされるとと
もに、その下位4ビットが、当該データフレーム単位を
形成する情報形成部が属するノード部をあらわすととも
に予め優先順位が定められているものとされるコードデ
ータであるノードアドレスデータNADとされる。従っ
て、各データフレーム単位は、データDT0,DT1,
DT2及びDT3の全部もしくは一部によりあらわされ
るディジタル制御情報に、情報優先順位データIPRと
ノードアドレスデータNADとから成る優先順位に関す
るデータPR,情報識別データID及び他のコードデー
タが付加されて成るものとされる。
【0008】斯かるもとで、各ノード部において通信ラ
インからのデータフレーム単位の取込みがなされるにあ
たっては、各ノード部は、当該ノード部に関連するもの
として予め設定された1個もしくは複数個の特定のノー
ド部から送出された、当該ノード部について予め設定さ
れた1種もしくは複数種の特定のディジタル情報を伴う
データフレーム単位のみを、通信部を通じて演算処理ユ
ニットへと取り込むものとされる。従って、各ノード部
にあっては、通信ラインを通じて到来するデータフレー
ム単位が、演算処理ユニットへの取込みを行うべき、特
定のノード部から送出された特定のディジタル情報を伴
ったデータフレーム単位であるか否かを判別して、演算
処理ユニットへの取込みを行うべきデータフレーム単位
のみを選択するデータフレーム単位選択が行われる。そ
して、そのデータフレーム単位選択における、通信ライ
ンを通じて到来するデータフレーム単位が特定のノード
部から送出された特定のディジタル情報を伴ったデータ
フレーム単位であるか否かの判別、即ち、取込データフ
レーム判別が、各データフレーム単位に含まれるノード
アドレスデータNADと情報識別データIDとに基づい
て行われる。
インからのデータフレーム単位の取込みがなされるにあ
たっては、各ノード部は、当該ノード部に関連するもの
として予め設定された1個もしくは複数個の特定のノー
ド部から送出された、当該ノード部について予め設定さ
れた1種もしくは複数種の特定のディジタル情報を伴う
データフレーム単位のみを、通信部を通じて演算処理ユ
ニットへと取り込むものとされる。従って、各ノード部
にあっては、通信ラインを通じて到来するデータフレー
ム単位が、演算処理ユニットへの取込みを行うべき、特
定のノード部から送出された特定のディジタル情報を伴
ったデータフレーム単位であるか否かを判別して、演算
処理ユニットへの取込みを行うべきデータフレーム単位
のみを選択するデータフレーム単位選択が行われる。そ
して、そのデータフレーム単位選択における、通信ライ
ンを通じて到来するデータフレーム単位が特定のノード
部から送出された特定のディジタル情報を伴ったデータ
フレーム単位であるか否かの判別、即ち、取込データフ
レーム判別が、各データフレーム単位に含まれるノード
アドレスデータNADと情報識別データIDとに基づい
て行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの取込デー
タフレーム判別は、各ノード部における通信部において
行われる。そのため各ノード部の通信部において、通信
ラインを通じて到来する各データフレーム単位につい
て、それに含まれるノードアドレスデータNAD及び情
報識別データIDが、そのノード部について予め設定さ
れた特定のノード部をあらわすノードアドレスデータN
ADに対応する参照ノードアドレスデータ及びそのノー
ド部について予め設定された特定のディジタル情報の種
類をあらわす情報識別データIDに対応する参照情報識
別データと夫々比較され、到来する各データフレーム単
位に含まれるノードアドレスデータNADと参照ノード
アドレスデータとが一致するか否か、及び、到来する各
データフレーム単位に含まれる情報識別データIDと参
照情報識別データとが一致するか否かが判別される。
タフレーム判別は、各ノード部における通信部において
行われる。そのため各ノード部の通信部において、通信
ラインを通じて到来する各データフレーム単位につい
て、それに含まれるノードアドレスデータNAD及び情
報識別データIDが、そのノード部について予め設定さ
れた特定のノード部をあらわすノードアドレスデータN
ADに対応する参照ノードアドレスデータ及びそのノー
ド部について予め設定された特定のディジタル情報の種
類をあらわす情報識別データIDに対応する参照情報識
別データと夫々比較され、到来する各データフレーム単
位に含まれるノードアドレスデータNADと参照ノード
アドレスデータとが一致するか否か、及び、到来する各
データフレーム単位に含まれる情報識別データIDと参
照情報識別データとが一致するか否かが判別される。
【0010】即ち、各ノード部の通信部にあっては、通
信ラインを通じて到来する各データフレーム単位が一旦
受信バッファに留められ、それに含まれるノードアドレ
スデータNADが参照ノードアドレスデータを比較基準
データとするデータ比較部に供給されてのデータ比較、
及び、それに含まれる情報識別データIDが参照情報識
別データを比較基準データとするデータ比較部に供給さ
れてのデータ比較が行われ、各データ比較部から一致出
力が得られるとき、受信バッファに留められたデータフ
レーム単位が演算処理ユニットへの取込みを行うべきデ
ータフレーム単位であるとされて、受信バッファから演
算処理ユニットへと転送され、演算処理ユニットに取り
込まれる。
信ラインを通じて到来する各データフレーム単位が一旦
受信バッファに留められ、それに含まれるノードアドレ
スデータNADが参照ノードアドレスデータを比較基準
データとするデータ比較部に供給されてのデータ比較、
及び、それに含まれる情報識別データIDが参照情報識
別データを比較基準データとするデータ比較部に供給さ
れてのデータ比較が行われ、各データ比較部から一致出
力が得られるとき、受信バッファに留められたデータフ
レーム単位が演算処理ユニットへの取込みを行うべきデ
ータフレーム単位であるとされて、受信バッファから演
算処理ユニットへと転送され、演算処理ユニットに取り
込まれる。
【0011】その際、1個のノード部において予め設定
される参照ノードアドレスデータ及び参照情報識別デー
タの夫々の数は、通常、複数とされるが、それが比較的
多数とされると、各参照ノードアドレスデータ及び各参
照情報識別データを比較基準データとするデータ比較部
が多数要されることになってしまう。そして、多数のデ
ータ比較部が必要とされることになると、それを実現す
る回路構成の規模の増大がまねかれ、さらに、各データ
比較部の出力を処理して比較結果を判定する比較出力処
理回路も、構成が複雑化されるとともにその規模の増大
がまねかれるものとされることになって、ノード部にお
ける通信部が、構成が複雑で、回路規模の小型化が難し
く、比較的高価なものとされてしまうという不都合が生
じる。
される参照ノードアドレスデータ及び参照情報識別デー
タの夫々の数は、通常、複数とされるが、それが比較的
多数とされると、各参照ノードアドレスデータ及び各参
照情報識別データを比較基準データとするデータ比較部
が多数要されることになってしまう。そして、多数のデ
ータ比較部が必要とされることになると、それを実現す
る回路構成の規模の増大がまねかれ、さらに、各データ
比較部の出力を処理して比較結果を判定する比較出力処
理回路も、構成が複雑化されるとともにその規模の増大
がまねかれるものとされることになって、ノード部にお
ける通信部が、構成が複雑で、回路規模の小型化が難し
く、比較的高価なものとされてしまうという不都合が生
じる。
【0012】斯かる点に鑑み、本発明は、複数種のディ
ジタル制御情報を多重伝送する通信ラインに複数のノー
ド部が接続されて構成され、通信ラインからディジタル
制御情報を選択的に取り込むノード部において、通信ラ
インを通じて到来するディジタル制御情報が取り込まれ
るべきものであるか否かの判別を各ディジタル制御情報
に含まれるノードアドレスデータ及び情報識別データ等
の付加コードデータに基づいて行うに要されるデータ比
較部の数が、的確な判別結果が確保されるもとで低減さ
れ、それにより、ノード部における構成の簡略化,回路
規模の小型化,低廉化等が図られることになる多重伝送
装置を提供することを目的とする。
ジタル制御情報を多重伝送する通信ラインに複数のノー
ド部が接続されて構成され、通信ラインからディジタル
制御情報を選択的に取り込むノード部において、通信ラ
インを通じて到来するディジタル制御情報が取り込まれ
るべきものであるか否かの判別を各ディジタル制御情報
に含まれるノードアドレスデータ及び情報識別データ等
の付加コードデータに基づいて行うに要されるデータ比
較部の数が、的確な判別結果が確保されるもとで低減さ
れ、それにより、ノード部における構成の簡略化,回路
規模の小型化,低廉化等が図られることになる多重伝送
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明の第1の態様に係る多重伝送装置は、複数種
のディジタル制御情報が多重伝送される通信ラインと、
各々が通信ラインに接続され、ディジタル制御情報を通
信ラインに送出する情報送出動作、もしくは、通信ライ
ンからディジタル制御情報を選択的に取り込む情報取込
動作に関わる通信部及びその通信部に接続された情報処
理部を内蔵したものとされる複数のノード部とが備えら
れて成り、複数のノード部のうちの少なくとも1個にお
ける通信部が、通信ラインを通じて到来するディジタル
制御情報に含まれるノードアドレスデータ及び情報識別
データ、即ち、到来ノードアドレスデータ及び到来情報
識別データに基づいて、到来情報識別データに対応する
第1のデータ区分と複数のノード部のうちの情報送出動
作を行うものの数に対応するビット数をもって構成され
るとともに到来ノードアドレスデータの内容を、例え
ば、“1”とされる特定の値をとるビットの配列順位を
もってあらわす第2のデータ区分とからなる比較データ
を形成する比較データ形成部と、比較データ形成部によ
り形成された比較データを、当該ノード部において取り
込まれるべき各ディジタル制御情報に含まれる情報識別
データに対応する第3のデータ区分と、複数のノード部
のうちの情報送出動作を行うものの数に対応するビット
数をもって構成されるとともに、当該ノード部において
取り込まれるべきディジタル制御情報のうちの第3のデ
ータ区分が対応する情報識別データを含むものの夫々に
含まれるノードアドレスデータの内容を、例えば、
“1”とされる特定の値をとるビットの配列順位をもっ
てあらわす第4のデータ区分とからなる比較基準データ
と比較するデータ比較部と、データ比較部におけるデー
タ比較の結果に応じて、通信ラインを通じて到来したデ
ィジタル制御情報を取り込むための動作を行う比較出力
判別部とを備えるものとされる。
く、本発明の第1の態様に係る多重伝送装置は、複数種
のディジタル制御情報が多重伝送される通信ラインと、
各々が通信ラインに接続され、ディジタル制御情報を通
信ラインに送出する情報送出動作、もしくは、通信ライ
ンからディジタル制御情報を選択的に取り込む情報取込
動作に関わる通信部及びその通信部に接続された情報処
理部を内蔵したものとされる複数のノード部とが備えら
れて成り、複数のノード部のうちの少なくとも1個にお
ける通信部が、通信ラインを通じて到来するディジタル
制御情報に含まれるノードアドレスデータ及び情報識別
データ、即ち、到来ノードアドレスデータ及び到来情報
識別データに基づいて、到来情報識別データに対応する
第1のデータ区分と複数のノード部のうちの情報送出動
作を行うものの数に対応するビット数をもって構成され
るとともに到来ノードアドレスデータの内容を、例え
ば、“1”とされる特定の値をとるビットの配列順位を
もってあらわす第2のデータ区分とからなる比較データ
を形成する比較データ形成部と、比較データ形成部によ
り形成された比較データを、当該ノード部において取り
込まれるべき各ディジタル制御情報に含まれる情報識別
データに対応する第3のデータ区分と、複数のノード部
のうちの情報送出動作を行うものの数に対応するビット
数をもって構成されるとともに、当該ノード部において
取り込まれるべきディジタル制御情報のうちの第3のデ
ータ区分が対応する情報識別データを含むものの夫々に
含まれるノードアドレスデータの内容を、例えば、
“1”とされる特定の値をとるビットの配列順位をもっ
てあらわす第4のデータ区分とからなる比較基準データ
と比較するデータ比較部と、データ比較部におけるデー
タ比較の結果に応じて、通信ラインを通じて到来したデ
ィジタル制御情報を取り込むための動作を行う比較出力
判別部とを備えるものとされる。
【0014】また、本発明の第2の態様に係る多重伝送
装置は、複数種のディジタル制御情報が多重伝送される
通信ラインと、各々が通信ラインに接続され、ディジタ
ル制御情報を通信ラインに送出する情報送出動作、もし
くは、通信ラインからディジタル制御情報を選択的に取
り込む情報取込動作に関わる通信部及びその通信部に接
続された情報処理部を内蔵したものとされる複数のノー
ド部とが備えられて成り、複数のノード部のうちの少な
くとも1個における通信部が、通信ラインを通じて到来
するディジタル制御情報に含まれるノードアドレスデー
タ及び情報識別データ、即ち、到来ノードアドレスデー
タ及び到来情報識別データに基づいて、到来ノードアド
レスデータに対応する第1のデータ区分と情報識別デー
タがあらわし得る情報の種類の数に対応するビット数を
もって構成されるとともに到来情報識別データの実際の
内容を、例えば、“1”とされる特定の値をとるビット
の配列順位をもってあらわす第2のデータ区分とからな
る比較データを形成する比較データ形成部と、比較デー
タ形成部により形成された比較データを、当該ノード部
において取り込まれるべき各ディジタル制御情報に含ま
れるノードアドレスデータに対応する第3のデータ区分
と、情報識別データがあらわし得る情報の種類の数に対
応するビット数をもって構成されるとともに当該ノード
部において取り込まれるべきディジタル制御情報のうち
の第3のデータ区分が対応するノードアドレスデータを
含むものの夫々に含まれる情報識別データの内容を、例
えば、“1”とされる特定の値をとるビットの配列順位
をもってあらわす第4のデータ区分とからなる比較基準
データと比較するデータ比較部と、データ比較部におけ
るデータ比較の結果に応じて、通信ラインを通じて到来
するディジタル制御情報を取り込むための動作を行う比
較出力判別部とを備えたものとされる。
装置は、複数種のディジタル制御情報が多重伝送される
通信ラインと、各々が通信ラインに接続され、ディジタ
ル制御情報を通信ラインに送出する情報送出動作、もし
くは、通信ラインからディジタル制御情報を選択的に取
り込む情報取込動作に関わる通信部及びその通信部に接
続された情報処理部を内蔵したものとされる複数のノー
ド部とが備えられて成り、複数のノード部のうちの少な
くとも1個における通信部が、通信ラインを通じて到来
するディジタル制御情報に含まれるノードアドレスデー
タ及び情報識別データ、即ち、到来ノードアドレスデー
タ及び到来情報識別データに基づいて、到来ノードアド
レスデータに対応する第1のデータ区分と情報識別デー
タがあらわし得る情報の種類の数に対応するビット数を
もって構成されるとともに到来情報識別データの実際の
内容を、例えば、“1”とされる特定の値をとるビット
の配列順位をもってあらわす第2のデータ区分とからな
る比較データを形成する比較データ形成部と、比較デー
タ形成部により形成された比較データを、当該ノード部
において取り込まれるべき各ディジタル制御情報に含ま
れるノードアドレスデータに対応する第3のデータ区分
と、情報識別データがあらわし得る情報の種類の数に対
応するビット数をもって構成されるとともに当該ノード
部において取り込まれるべきディジタル制御情報のうち
の第3のデータ区分が対応するノードアドレスデータを
含むものの夫々に含まれる情報識別データの内容を、例
えば、“1”とされる特定の値をとるビットの配列順位
をもってあらわす第4のデータ区分とからなる比較基準
データと比較するデータ比較部と、データ比較部におけ
るデータ比較の結果に応じて、通信ラインを通じて到来
するディジタル制御情報を取り込むための動作を行う比
較出力判別部とを備えたものとされる。
【0015】
【作用】上述の如くに構成される本発明の第1の態様に
係る多重伝送装置及び第2の態様に係る多重伝送装置の
夫々においては、通信ラインに接続された複数のノード
部のうちの少なくとも1個における通信部において、上
述の如くにして到来ノードアドレスデータ及び到来情報
識別データに基づく比較データが形成され、その比較デ
ータが、当該ノード部において取り込まれるべきディジ
タル制御情報に応じて設定された比較基準データと比較
されるものとされ、その比較結果に基づいて、到来ノー
ドアドレスデータ及び到来情報識別データを含んだディ
ジタル制御情報が取り込まれるべきものか否かの判別が
行われることにより、本発明の第1の態様に係る多重伝
送装置にあっては、通信ラインを通じて到来するディジ
タル制御情報が取り込まれるべきものか否かの判別のた
め要されるデータ比較が、当該ノード部において取り込
まれるべきディジタル制御情報の送出元となる可能性が
あるノード部の数と同数通りとされ、また、本発明の第
2の態様に係る多重伝送装置にあっては、通信ラインを
通じて到来するディジタル制御情報が取り込まれるべき
ものか否かの判別のため要されるデータ比較が、当該ノ
ード部において取り込まれるべきディジタル制御情報が
伴う可能性があるディジタル情報の種類の数と同数通り
とされる。
係る多重伝送装置及び第2の態様に係る多重伝送装置の
夫々においては、通信ラインに接続された複数のノード
部のうちの少なくとも1個における通信部において、上
述の如くにして到来ノードアドレスデータ及び到来情報
識別データに基づく比較データが形成され、その比較デ
ータが、当該ノード部において取り込まれるべきディジ
タル制御情報に応じて設定された比較基準データと比較
されるものとされ、その比較結果に基づいて、到来ノー
ドアドレスデータ及び到来情報識別データを含んだディ
ジタル制御情報が取り込まれるべきものか否かの判別が
行われることにより、本発明の第1の態様に係る多重伝
送装置にあっては、通信ラインを通じて到来するディジ
タル制御情報が取り込まれるべきものか否かの判別のた
め要されるデータ比較が、当該ノード部において取り込
まれるべきディジタル制御情報の送出元となる可能性が
あるノード部の数と同数通りとされ、また、本発明の第
2の態様に係る多重伝送装置にあっては、通信ラインを
通じて到来するディジタル制御情報が取り込まれるべき
ものか否かの判別のため要されるデータ比較が、当該ノ
ード部において取り込まれるべきディジタル制御情報が
伴う可能性があるディジタル情報の種類の数と同数通り
とされる。
【0016】それにより、通信ラインを通じて到来する
ディジタル制御情報が取り込まれるべきものであるか否
かの判別を各ディジタル制御情報に含まれるノードアド
レスデータ及び情報識別データ等の付加コードデータに
基づいて行うに要されるデータ比較部の数が、従来に比
して効果的に低減され、しかも、的確な判別結果が確保
される。その結果、通信ラインを通じて到来するディジ
タル制御情報の取込みを行うノード部における構成の簡
略化,回路規模の小型化,低廉化等が図られることにな
る。
ディジタル制御情報が取り込まれるべきものであるか否
かの判別を各ディジタル制御情報に含まれるノードアド
レスデータ及び情報識別データ等の付加コードデータに
基づいて行うに要されるデータ比較部の数が、従来に比
して効果的に低減され、しかも、的確な判別結果が確保
される。その結果、通信ラインを通じて到来するディジ
タル制御情報の取込みを行うノード部における構成の簡
略化,回路規模の小型化,低廉化等が図られることにな
る。
【0017】
【実施例】図2は、本発明に係る多重伝送装置の一例を
車両に適用された状態をもって示す。
車両に適用された状態をもって示す。
【0018】図2に示される例においては、車体に配さ
れた複数種の制御情報が多重伝送される通信ライン11
に、複数のノード部12A,12B,12C等が接続さ
れている。ノード部12Aは、例えば、インスツルメン
トパネルノードとされ、通信ライン11に双方向引込み
ライン13を通じて通信用入出力端子が接続された多重
通信部14と、多重通信部14にデータバス15を通じ
て接続された演算処理ユニット16と、演算処理ユニッ
ト16にデータバス17を通じて接続された入出力処理
部18とを内蔵して構成されている。そして、入出力処
理部18の入出力端子には、車両における被動作制御部
であるランプ駆動部19,その他の図示が省略されたも
の等が接続されるとともに、車両における信号発生部で
ある、例えば、リトラクタブル・ヘッドランプ操作用等
とされるスイッチ20,空調装置の作動状態検出用等と
されるセンサ21,その他の図示が省略されたもの等が
接続されている。
れた複数種の制御情報が多重伝送される通信ライン11
に、複数のノード部12A,12B,12C等が接続さ
れている。ノード部12Aは、例えば、インスツルメン
トパネルノードとされ、通信ライン11に双方向引込み
ライン13を通じて通信用入出力端子が接続された多重
通信部14と、多重通信部14にデータバス15を通じ
て接続された演算処理ユニット16と、演算処理ユニッ
ト16にデータバス17を通じて接続された入出力処理
部18とを内蔵して構成されている。そして、入出力処
理部18の入出力端子には、車両における被動作制御部
であるランプ駆動部19,その他の図示が省略されたも
の等が接続されるとともに、車両における信号発生部で
ある、例えば、リトラクタブル・ヘッドランプ操作用等
とされるスイッチ20,空調装置の作動状態検出用等と
されるセンサ21,その他の図示が省略されたもの等が
接続されている。
【0019】また、ノード部12Cは、例えば、フロン
トライトノードとされ、通信ライン11に双方向引込み
ライン13を通じて通信用入出力端子が接続された多重
通信部22と、多重通信部22にデータバス23を通じ
て接続された演算処理ユニット24と、演算処理ユニッ
ト24にデータバス25を通じて接続された入出力処理
部26とを内蔵して構成されている。そして、入出力処
理部26の入出力端子には、車両における被動作制御部
である、例えば、リトラクタブル・ヘッドランプ用等と
されるアクチュエータ27,ランプ駆動部28,その他
の図示が省略されたもの等が接続されるとともに、車両
における信号発生部である、例えば、ボンネット開状態
検出用等とされるスイッチ29,その他の図示が省略さ
れたもの等が接続されている。
トライトノードとされ、通信ライン11に双方向引込み
ライン13を通じて通信用入出力端子が接続された多重
通信部22と、多重通信部22にデータバス23を通じ
て接続された演算処理ユニット24と、演算処理ユニッ
ト24にデータバス25を通じて接続された入出力処理
部26とを内蔵して構成されている。そして、入出力処
理部26の入出力端子には、車両における被動作制御部
である、例えば、リトラクタブル・ヘッドランプ用等と
されるアクチュエータ27,ランプ駆動部28,その他
の図示が省略されたもの等が接続されるとともに、車両
における信号発生部である、例えば、ボンネット開状態
検出用等とされるスイッチ29,その他の図示が省略さ
れたもの等が接続されている。
【0020】さらに、ノード部12B及びその他のノー
ド部の各々も、図示が省略されているが、ノード部12
Aあるいはノード部12Cと同様に、通信ライン11に
双方向引込みライン13を通じて通信用入出力端子が接
続された多重通信部と、多重通信部にデータバスを通じ
て接続された演算処理ユニットと、演算処理ユニットに
データバスを通じて接続された入出力処理部とを内蔵し
て構成されており、入出力処理部には、車両の各部に配
置された被動作制御部あるいは信号発生部が接続されて
いる。
ド部の各々も、図示が省略されているが、ノード部12
Aあるいはノード部12Cと同様に、通信ライン11に
双方向引込みライン13を通じて通信用入出力端子が接
続された多重通信部と、多重通信部にデータバスを通じ
て接続された演算処理ユニットと、演算処理ユニットに
データバスを通じて接続された入出力処理部とを内蔵し
て構成されており、入出力処理部には、車両の各部に配
置された被動作制御部あるいは信号発生部が接続されて
いる。
【0021】そして、ノード部12Aにあっては、入出
力処理部18に接続されたスイッチ20,センサ21等
からの信号に基づくディジタル情報が入出力処理部18
から演算処理ユニット16に供給され、演算処理ユニッ
ト16により入出力処理部18からのディジタル情報に
基づいて形成されたディジタル制御情報が、多重通信部
14により、双方向引込みライン13を通じて通信ライ
ン11に送出される情報送出動作、及び、通信ライン1
1から双方向引込みライン13を通じて到来するディジ
タル制御情報が、多重通信部14を通じて選択的に演算
処理ユニット16に取り込まれ、演算処理ユニット16
から入出力処理部18に、演算処理ユニット16に取り
込まれたディジタル制御情報に基づくディジタル情報が
供給されて、入出力処理部18からディジタル制御情報
に応じた制御信号がランプ駆動部19等に供給される情
報取込動作が、選択的に行われる。
力処理部18に接続されたスイッチ20,センサ21等
からの信号に基づくディジタル情報が入出力処理部18
から演算処理ユニット16に供給され、演算処理ユニッ
ト16により入出力処理部18からのディジタル情報に
基づいて形成されたディジタル制御情報が、多重通信部
14により、双方向引込みライン13を通じて通信ライ
ン11に送出される情報送出動作、及び、通信ライン1
1から双方向引込みライン13を通じて到来するディジ
タル制御情報が、多重通信部14を通じて選択的に演算
処理ユニット16に取り込まれ、演算処理ユニット16
から入出力処理部18に、演算処理ユニット16に取り
込まれたディジタル制御情報に基づくディジタル情報が
供給されて、入出力処理部18からディジタル制御情報
に応じた制御信号がランプ駆動部19等に供給される情
報取込動作が、選択的に行われる。
【0022】また、ノード部12Cにあっても、入出力
処理部26に接続されたスイッチ29等からの信号に基
づくディジタル情報が入出力処理部26から演算処理ユ
ニット24に供給され、演算処理ユニット24により入
出力処理部26からのディジタル情報に基づいて形成さ
れたディジタル制御情報が、多重通信部22により、双
方向引込みライン13を通じて通信ライン11に送出さ
れる情報送出動作、及び、通信ライン11から双方向引
込みライン13を通じて到来するディジタル制御情報
が、多重通信部22を通じて選択的に演算処理ユニット
24に取り込まれ、演算処理ユニット24から入出力処
理部26に、演算処理ユニット24に取り込まれたディ
ジタル制御情報に基づくディジタル情報が供給されて、
入出力処理部26からディジタル制御情報に応じた制御
信号がアクチュエータ27,ランプ駆動部28等に供給
される情報取込動作が、選択的に行われる。
処理部26に接続されたスイッチ29等からの信号に基
づくディジタル情報が入出力処理部26から演算処理ユ
ニット24に供給され、演算処理ユニット24により入
出力処理部26からのディジタル情報に基づいて形成さ
れたディジタル制御情報が、多重通信部22により、双
方向引込みライン13を通じて通信ライン11に送出さ
れる情報送出動作、及び、通信ライン11から双方向引
込みライン13を通じて到来するディジタル制御情報
が、多重通信部22を通じて選択的に演算処理ユニット
24に取り込まれ、演算処理ユニット24から入出力処
理部26に、演算処理ユニット24に取り込まれたディ
ジタル制御情報に基づくディジタル情報が供給されて、
入出力処理部26からディジタル制御情報に応じた制御
信号がアクチュエータ27,ランプ駆動部28等に供給
される情報取込動作が、選択的に行われる。
【0023】ノード部12B及びその他のノード部の各
々は、ノード部12Aあるいはノード部12Cと同様に
して、情報送出動作及び情報取込動作が選択的に行われ
るもの、あるいは、情報送出動作のみ、もしくは、情報
取込動作のみが行われるものとされる。
々は、ノード部12Aあるいはノード部12Cと同様に
して、情報送出動作及び情報取込動作が選択的に行われ
るもの、あるいは、情報送出動作のみ、もしくは、情報
取込動作のみが行われるものとされる。
【0024】このように、通信ライン11に複数のノー
ド部12A,12B,12C等が接続されて構成される
本発明に係る多重伝送装置の一例にあっては、通信ライ
ン11を通じての多重通信が行われるものとされるディ
ジタル制御情報の各々が、それらを通信ライン11に送
出する各ノード部における入出力処理部及び演算処理ユ
ニットによって、前述された図3に示される如くの、デ
ータフレーム単位を形成するものとして形成され、当該
ノード部における多重通信部により、データフレーム単
位の形態をもって通信ライン11に送出される。
ド部12A,12B,12C等が接続されて構成される
本発明に係る多重伝送装置の一例にあっては、通信ライ
ン11を通じての多重通信が行われるものとされるディ
ジタル制御情報の各々が、それらを通信ライン11に送
出する各ノード部における入出力処理部及び演算処理ユ
ニットによって、前述された図3に示される如くの、デ
ータフレーム単位を形成するものとして形成され、当該
ノード部における多重通信部により、データフレーム単
位の形態をもって通信ライン11に送出される。
【0025】斯かるもとで、ノード部12A,ノード部
12C、及び、ノード部12B及びその他のノード部の
うちの情報取込動作を行うもの、即ち、少なくともノー
ド部12A及びノード部12Cの夫々における多重通信
部14及び22は、例えば、図1に示される如くに構成
される。
12C、及び、ノード部12B及びその他のノード部の
うちの情報取込動作を行うもの、即ち、少なくともノー
ド部12A及びノード部12Cの夫々における多重通信
部14及び22は、例えば、図1に示される如くに構成
される。
【0026】図1に示される如くに構成される多重通信
部の例にあっては、通信ライン11に連結された双方向
引込みライン13の一端が接続される通信用入出力端子
31に送受信端が接続された送受信部32が備えられて
いる。そして、情報送出動作が行われる際には、送受信
部32の送信入力端に、演算処理ユニット(16;2
4)からの、図3に示される如くのデータフレーム単位
を形成するものとされたディジタル制御情報DCIが供
給され、それにより、送受信部32において、ディジタ
ル制御情報DCIに応じて、それによるNRZ変調によ
って得られるNRZ変調搬送波信号SCIが形成され、
NRZ変調搬送波信号SCIの形態をとるものとされた
ディジタル制御情報DCIが、送受信部32から通信用
入出力端子31及び双方向引込みライン13を通じて通
信ライン11に送出される。
部の例にあっては、通信ライン11に連結された双方向
引込みライン13の一端が接続される通信用入出力端子
31に送受信端が接続された送受信部32が備えられて
いる。そして、情報送出動作が行われる際には、送受信
部32の送信入力端に、演算処理ユニット(16;2
4)からの、図3に示される如くのデータフレーム単位
を形成するものとされたディジタル制御情報DCIが供
給され、それにより、送受信部32において、ディジタ
ル制御情報DCIに応じて、それによるNRZ変調によ
って得られるNRZ変調搬送波信号SCIが形成され、
NRZ変調搬送波信号SCIの形態をとるものとされた
ディジタル制御情報DCIが、送受信部32から通信用
入出力端子31及び双方向引込みライン13を通じて通
信ライン11に送出される。
【0027】一方、情報取込動作が行われる際には、通
信ライン11を通じて到来し、通信ライン11から双方
向引込みライン13及び通信用入出力端子31を通じ
た、NRZ変調搬送波信号SCI’の形態をとるものと
された、図3に示される如くのデータフレーム単位を形
成するディジタル制御情報DCI’が、送受信部32に
供給される。それにより、送受信部32において、NR
Z変調搬送波信号SCI’が復調されてディジタル制御
情報DCI’が再生され、その再生されたディジタル制
御情報DCI’が、受信バッファ部33に供給されると
ともに、比較データ形成部34に供給される。受信バッ
ファ部33に供給されたディジタル制御情報DCI’
は、受信バッファ部33に一時的に留められる。
信ライン11を通じて到来し、通信ライン11から双方
向引込みライン13及び通信用入出力端子31を通じ
た、NRZ変調搬送波信号SCI’の形態をとるものと
された、図3に示される如くのデータフレーム単位を形
成するディジタル制御情報DCI’が、送受信部32に
供給される。それにより、送受信部32において、NR
Z変調搬送波信号SCI’が復調されてディジタル制御
情報DCI’が再生され、その再生されたディジタル制
御情報DCI’が、受信バッファ部33に供給されると
ともに、比較データ形成部34に供給される。受信バッ
ファ部33に供給されたディジタル制御情報DCI’
は、受信バッファ部33に一時的に留められる。
【0028】このように通信ライン11を通じて到来す
るNRZ変調搬送波信号SCI’が送受信部32におけ
る復調を受けて再生されるディジタル制御情報DCI’
は、図3に示される如くのデータフレーム単位を形成
し、斯かるデータフレーム単位はノードアドレスデータ
NAD及び情報識別データIDを含んでいる。ノードア
ドレスデータNADは、4ビット構成のコードデータで
あって16通りの内容を有し、16個の情報送出動作を
行うノード部の夫々をあらわすものとし、また、情報識
別データIDは、本来8ビット構成とされるが、ここで
は、8ビットのうちの下位5ビットが用いられて、32
個の異種のディジタル情報の夫々をあらわすものとす
る。
るNRZ変調搬送波信号SCI’が送受信部32におけ
る復調を受けて再生されるディジタル制御情報DCI’
は、図3に示される如くのデータフレーム単位を形成
し、斯かるデータフレーム単位はノードアドレスデータ
NAD及び情報識別データIDを含んでいる。ノードア
ドレスデータNADは、4ビット構成のコードデータで
あって16通りの内容を有し、16個の情報送出動作を
行うノード部の夫々をあらわすものとし、また、情報識
別データIDは、本来8ビット構成とされるが、ここで
は、8ビットのうちの下位5ビットが用いられて、32
個の異種のディジタル情報の夫々をあらわすものとす
る。
【0029】ディジタル制御情報DCI’が供給された
比較データ形成部34においては、ディジタル制御情報
DCI’が形成するデータフレーム単位に含まれたノー
ドアドレスデータNAD及び情報識別データIDに基づ
く比較データDCMが形成され、その比較データDCM
がデータレジスタ35に送出されてデータレジスタ35
により保持される。比較データ形成部34において形成
される比較データDCMの第1の例(DCM−1)は、
ディジタル制御情報DCI’における情報識別データI
Dに対応するものとされる下位5ビットのデータ区分
と、情報送出動作を行うノード部の数(16)に対応す
る16ビットをもって構成されるとともにディジタル制
御情報DCI’におけるノードアドレスデータNADの
内容を“1”をとるビットの配列順位をもってあらわす
データ区分とからなるもの、即ち、下位5ビットをディ
ジタル制御情報DCI’における情報識別データIDと
同一のものとし、上位16ビットをディジタル制御情報
DCI’におけるノードアドレスデータNADの内容を
“1”をとるビットの配列順位をもってあらわすものと
される、21ビット構成のデータとされる。
比較データ形成部34においては、ディジタル制御情報
DCI’が形成するデータフレーム単位に含まれたノー
ドアドレスデータNAD及び情報識別データIDに基づ
く比較データDCMが形成され、その比較データDCM
がデータレジスタ35に送出されてデータレジスタ35
により保持される。比較データ形成部34において形成
される比較データDCMの第1の例(DCM−1)は、
ディジタル制御情報DCI’における情報識別データI
Dに対応するものとされる下位5ビットのデータ区分
と、情報送出動作を行うノード部の数(16)に対応す
る16ビットをもって構成されるとともにディジタル制
御情報DCI’におけるノードアドレスデータNADの
内容を“1”をとるビットの配列順位をもってあらわす
データ区分とからなるもの、即ち、下位5ビットをディ
ジタル制御情報DCI’における情報識別データIDと
同一のものとし、上位16ビットをディジタル制御情報
DCI’におけるノードアドレスデータNADの内容を
“1”をとるビットの配列順位をもってあらわすものと
される、21ビット構成のデータとされる。
【0030】このような比較データDCMの第1の例
(DCM−1)とディジタル制御情報DCI’における
ノードアドレスデータNAD及び情報識別データIDと
の対応関係は、下記の表1及び表2に示される如くとさ
れる。なお、表1及び表2においては、 A0 〜 A31, B
0 〜 B31, - - - , P0 〜 P31 の各々が、比較データ
DCMの第1の例(DCM−1)を示す。
(DCM−1)とディジタル制御情報DCI’における
ノードアドレスデータNAD及び情報識別データIDと
の対応関係は、下記の表1及び表2に示される如くとさ
れる。なお、表1及び表2においては、 A0 〜 A31, B
0 〜 B31, - - - , P0 〜 P31 の各々が、比較データ
DCMの第1の例(DCM−1)を示す。
【0031】
【表1】
下線は、ノードアドレスデータNADがあらわす内容が
「0」とされる0番ノード部において取り込まれるべき
ディジタル制御情報DCI’が形成するデータフレーム
単位に含まれるノードアドレスデータNAD及び情報識
別データIDに対応する比較データDCMの第1の例
(DCM−1)を示す。
「0」とされる0番ノード部において取り込まれるべき
ディジタル制御情報DCI’が形成するデータフレーム
単位に含まれるノードアドレスデータNAD及び情報識
別データIDに対応する比較データDCMの第1の例
(DCM−1)を示す。
【0032】
【表2】
【0033】また、比較データ形成部34において形成
される比較データDCMの第2の例(DCM−2)は、
ディジタル制御情報DCI’におけるノードアドレスデ
ータNADに対応するものとされる上位4ビットのデー
タ区分と、情報識別データIDがあらわし得るディジタ
ル情報の種類の数(32)に対応する32ビットをもっ
て構成されるとともにディジタル制御情報DCI’にお
ける情報識別データIDの内容を“1”をとるビットの
配列順位をもってあらわすデータ区分とからなるもの、
即ち、上位4ビットをディジタル制御情報DCI’にお
けるノードアドレスデータNADと同一のものとし、下
位32ビットをディジタル制御情報DCI’における情
報識別データIDの内容を“1”をとるビットの配列順
位をもってあらわすものとされる、36ビット構成のデ
ータとされる。
される比較データDCMの第2の例(DCM−2)は、
ディジタル制御情報DCI’におけるノードアドレスデ
ータNADに対応するものとされる上位4ビットのデー
タ区分と、情報識別データIDがあらわし得るディジタ
ル情報の種類の数(32)に対応する32ビットをもっ
て構成されるとともにディジタル制御情報DCI’にお
ける情報識別データIDの内容を“1”をとるビットの
配列順位をもってあらわすデータ区分とからなるもの、
即ち、上位4ビットをディジタル制御情報DCI’にお
けるノードアドレスデータNADと同一のものとし、下
位32ビットをディジタル制御情報DCI’における情
報識別データIDの内容を“1”をとるビットの配列順
位をもってあらわすものとされる、36ビット構成のデ
ータとされる。
【0034】このような比較データDCMの第2の例
(DCM−2)とディジタル制御情報DCI’における
ノードアドレスデータNAD及び情報識別データIDと
の対応関係は、下記の表3及び表4に示される如くとさ
れる。なお、表3及び表4においては、 a0 〜 a31, b
0 〜 b31, - - - , p0 〜 p31 の各々が、比較データ
DCMの第2の例(DCM−2)を示す。
(DCM−2)とディジタル制御情報DCI’における
ノードアドレスデータNAD及び情報識別データIDと
の対応関係は、下記の表3及び表4に示される如くとさ
れる。なお、表3及び表4においては、 a0 〜 a31, b
0 〜 b31, - - - , p0 〜 p31 の各々が、比較データ
DCMの第2の例(DCM−2)を示す。
【0035】
【表3】
下線は、ノードアドレスデータNADがあらわす内容が
「0」とされる0番ノード部において取り込まれるべき
ディジタル制御情報DCI’が形成するデータフレーム
単位に含まれるノードアドレスデータNAD及び情報識
別データIDに対応する比較データDCMの第2の例
(DCM−2)を示す。
「0」とされる0番ノード部において取り込まれるべき
ディジタル制御情報DCI’が形成するデータフレーム
単位に含まれるノードアドレスデータNAD及び情報識
別データIDに対応する比較データDCMの第2の例
(DCM−2)を示す。
【0036】
【表4】
【0037】比較データ形成部34からは、比較データ
DCMのデータレジスタ35への送出が終了したとき、
制御信号CCが受信制御ユニット36に送出される。制
御信号CCが供給された受信制御ユニット36は、制御
信号CCに応じて、比較基準データ格納部37に、そこ
に格納された複数の比較基準データDCRを順次送出さ
せる比較基準データ送出制御信号CRを供給する。この
比較基準データ送出制御信号CRに応じて比較基準デー
タ格納部37から送出される複数の比較基準データDC
Rの夫々は、順次データレジスタ38に供給され、デー
タレジスタ38において所定の時間だけ保持される。
DCMのデータレジスタ35への送出が終了したとき、
制御信号CCが受信制御ユニット36に送出される。制
御信号CCが供給された受信制御ユニット36は、制御
信号CCに応じて、比較基準データ格納部37に、そこ
に格納された複数の比較基準データDCRを順次送出さ
せる比較基準データ送出制御信号CRを供給する。この
比較基準データ送出制御信号CRに応じて比較基準デー
タ格納部37から送出される複数の比較基準データDC
Rの夫々は、順次データレジスタ38に供給され、デー
タレジスタ38において所定の時間だけ保持される。
【0038】比較基準データ格納部37に格納される複
数の比較基準データDCRは、その比較基準データ格納
部37が属するノード部により取り込まれるべきディジ
タル制御情報DCI’の夫々が形成するデータフレーム
単位に含まれるノードアドレスデータNAD及び情報識
別データIDに応じて、それらのノードアドレスデータ
NAD及び情報識別データIDに対応する比較データD
CMに相当するものとして予め設定される。そして、比
較データ形成部34において形成される比較データDC
Mがその第1の例(DCM−1)とされるもとにあって
は、複数の比較基準データDCRの夫々がその第1の例
(DCR−1)とされ、それが格納される比較基準デー
タ格納部37が属するノード部において取り込まれるべ
き各ディジタル制御情報に含まれる情報識別データID
に対応する下位5ビットのデータ区分と、情報送出動作
を行うノード部の数(16)に対応する16ビットをも
って構成されるとともに、当該比較基準データ格納部3
7が属するノード部において取り込まれるべきディジタ
ル制御情報DCI’のうちの上記の下位5ビットのデー
タ区分が対応する情報識別データIDを含むものの夫々
に含まれるノードアドレスデータNADの内容を、
“1”をとるビットの配列順位をもってあらわすデータ
区分とから成るものとされる。
数の比較基準データDCRは、その比較基準データ格納
部37が属するノード部により取り込まれるべきディジ
タル制御情報DCI’の夫々が形成するデータフレーム
単位に含まれるノードアドレスデータNAD及び情報識
別データIDに応じて、それらのノードアドレスデータ
NAD及び情報識別データIDに対応する比較データD
CMに相当するものとして予め設定される。そして、比
較データ形成部34において形成される比較データDC
Mがその第1の例(DCM−1)とされるもとにあって
は、複数の比較基準データDCRの夫々がその第1の例
(DCR−1)とされ、それが格納される比較基準デー
タ格納部37が属するノード部において取り込まれるべ
き各ディジタル制御情報に含まれる情報識別データID
に対応する下位5ビットのデータ区分と、情報送出動作
を行うノード部の数(16)に対応する16ビットをも
って構成されるとともに、当該比較基準データ格納部3
7が属するノード部において取り込まれるべきディジタ
ル制御情報DCI’のうちの上記の下位5ビットのデー
タ区分が対応する情報識別データIDを含むものの夫々
に含まれるノードアドレスデータNADの内容を、
“1”をとるビットの配列順位をもってあらわすデータ
区分とから成るものとされる。
【0039】例えば、ノードアドレスデータNADがあ
らわす内容が「0」とされる0番ノード部における比較
基準データ格納部37に格納される複数の比較基準デー
タDCRの夫々の第1の例(DCR−1)は、0番ノー
ド部において取り込まれるべきディジタル制御情報DC
I’が形成するデータフレーム単位に含まれるノードア
ドレスデータNAD及び情報識別データIDに対応する
比較データDCMの第1の例(DCM−1)が、上述の
表1において下線が付されたものとされるのに応じて、
下記の表5において R1 〜 Rn により示されるものとさ
れる。
らわす内容が「0」とされる0番ノード部における比較
基準データ格納部37に格納される複数の比較基準デー
タDCRの夫々の第1の例(DCR−1)は、0番ノー
ド部において取り込まれるべきディジタル制御情報DC
I’が形成するデータフレーム単位に含まれるノードア
ドレスデータNAD及び情報識別データIDに対応する
比較データDCMの第1の例(DCM−1)が、上述の
表1において下線が付されたものとされるのに応じて、
下記の表5において R1 〜 Rn により示されるものとさ
れる。
【0040】
【表5】 DCR−1
│ ( 1 6 ビット) │(ID)│
R1 : 0 0 0 0 - - - - 0 0 1 0 0 0 0 0 0
R2 : 0 0 0 0 - - - - 0 0 1 0 0 0 1 0 0
R3 : 0 0 0 0 - - - - 0 1 0 0 0 0 0 0 1
R4 : 0 0 0 0 - - - - 0 1 0 0 0 0 1 0 1
- -
- -
Rn : 1 0 0 0 - - - - 0 0 0 0 0 0 1 0 0
──────────────────────
【0041】また、比較データ形成部34において形成
される比較データDCMがその第2の例(DCM−2)
とされるもとにあっては、複数の比較基準データDCR
の夫々がその第2の例(DCR−2)とされ、それが格
納される比較基準データ格納部37が属するノード部に
おいて取り込まれるべき各ディジタル制御情報DCI’
に含まれるノードアドレスデータNADに対応する上位
4ビットのデータ区分と、情報識別データIDがあらわ
し得るディジタル情報の種類の数(32)に対応する3
2ビットをもって構成されるとともに、当該比較基準デ
ータ格納部37が属するノード部において取り込まれる
べきディジタル制御情報DCI’のうちの上位4ビット
のデータ区分が対応するノードアドレスデータNADを
含むものの夫々に含まれる情報識別データIDの内容
を、“1”をとるビットの配列順位をもってあらわすデ
ータ区分とから成るものとされる。
される比較データDCMがその第2の例(DCM−2)
とされるもとにあっては、複数の比較基準データDCR
の夫々がその第2の例(DCR−2)とされ、それが格
納される比較基準データ格納部37が属するノード部に
おいて取り込まれるべき各ディジタル制御情報DCI’
に含まれるノードアドレスデータNADに対応する上位
4ビットのデータ区分と、情報識別データIDがあらわ
し得るディジタル情報の種類の数(32)に対応する3
2ビットをもって構成されるとともに、当該比較基準デ
ータ格納部37が属するノード部において取り込まれる
べきディジタル制御情報DCI’のうちの上位4ビット
のデータ区分が対応するノードアドレスデータNADを
含むものの夫々に含まれる情報識別データIDの内容
を、“1”をとるビットの配列順位をもってあらわすデ
ータ区分とから成るものとされる。
【0042】例えば、ノードアドレスデータNADがあ
らわす内容が「0」とされる0番ノード部における比較
基準データ格納部37に格納される複数の比較基準デー
タDCRの夫々の第2の例(DCR−2)は、0番ノー
ド部において取り込まれるべきディジタル制御情報DC
I’が形成するデータフレーム単位に含まれるノードア
ドレスデータNAD及び情報識別データIDに対応する
比較データDCMの第2の例(DCM−2)が、上述の
表3において下線が付されたものとされるのに応じて、
下記の表6において r1 〜 rn により示されるものとさ
れる。
らわす内容が「0」とされる0番ノード部における比較
基準データ格納部37に格納される複数の比較基準デー
タDCRの夫々の第2の例(DCR−2)は、0番ノー
ド部において取り込まれるべきディジタル制御情報DC
I’が形成するデータフレーム単位に含まれるノードア
ドレスデータNAD及び情報識別データIDに対応する
比較データDCMの第2の例(DCM−2)が、上述の
表3において下線が付されたものとされるのに応じて、
下記の表6において r1 〜 rn により示されるものとさ
れる。
【0043】
【表6】 DCR−2
│(NAD) │ (32ビット) │
r1 : 0 0 0 1 0 0 0 0 0 - - - 0 0 0 0 0 1
r2 : 0 0 0 1 0 0 0 0 0 - - - 0 1 0 0 0 0
r3 : 0 0 1 0 0 0 0 0 0 - - - 0 0 0 0 1 0
r4 : 0 0 1 0 0 0 0 0 0 - - - 1 0 0 0 0 0
r5 : 0 0 1 1 0 0 0 0 0 - - - 1 0 0 0 0 0
- -
- -
rn : 1 1 1 1 0 0 0 0 0 - - - 0 1 0 0 0 0
───────────────────────
【0044】比較データ形成部34からの比較データD
CMを保持するデータレジスタ35は、比較データDC
Mがその第1の例(DCM−1)とされるときには21
ビット構成をとるものとされ、また、比較データDCM
がその第2の例(DCM−2)とされるときには36ビ
ット構成をとるものとされる。同様に、比較基準データ
格納部37からの複数の比較基準データDCRを順次所
定の時間ずつ保持するデータレジスタ38は、比較基準
データDCRがその第1の例(DCR−1)とされると
きには21ビット構成をとるものとされ、また、比較基
準データDCRがその第2の例(DCR−2)とされる
ときには36ビット構成をとるものとされる。
CMを保持するデータレジスタ35は、比較データDC
Mがその第1の例(DCM−1)とされるときには21
ビット構成をとるものとされ、また、比較データDCM
がその第2の例(DCM−2)とされるときには36ビ
ット構成をとるものとされる。同様に、比較基準データ
格納部37からの複数の比較基準データDCRを順次所
定の時間ずつ保持するデータレジスタ38は、比較基準
データDCRがその第1の例(DCR−1)とされると
きには21ビット構成をとるものとされ、また、比較基
準データDCRがその第2の例(DCR−2)とされる
ときには36ビット構成をとるものとされる。
【0045】そして、データレジスタ35に保持された
比較データDCMとデータレジスタ38に順次供給され
て所定の時間だけ保持される複数の比較基準データDC
Rの夫々とは、各比較基準データDCRがデータレジス
タ38に保持されている期間に、データ比較部39にお
いて比較される。斯かるデータ比較部39における比較
データDCMと比較基準データDCRとの比較は、デー
タレジスタ35に保持された1個の比較データDCMに
ついて、データレジスタ38に順次保持される比較基準
データDCRの数に応じた回数、従って、比較データD
CMがその第1の例(DCM−1)とされ、かつ、比較
基準データDCRがその第1の例(DCR−1)とされ
るときには、n回、また、比較データDCMがその第2
の例(DCM−2)とされ、かつ、比較基準データDC
Rがその第2の例(DCR−2)とされるときにも、n
回行われることになる。
比較データDCMとデータレジスタ38に順次供給され
て所定の時間だけ保持される複数の比較基準データDC
Rの夫々とは、各比較基準データDCRがデータレジス
タ38に保持されている期間に、データ比較部39にお
いて比較される。斯かるデータ比較部39における比較
データDCMと比較基準データDCRとの比較は、デー
タレジスタ35に保持された1個の比較データDCMに
ついて、データレジスタ38に順次保持される比較基準
データDCRの数に応じた回数、従って、比較データD
CMがその第1の例(DCM−1)とされ、かつ、比較
基準データDCRがその第1の例(DCR−1)とされ
るときには、n回、また、比較データDCMがその第2
の例(DCM−2)とされ、かつ、比較基準データDC
Rがその第2の例(DCR−2)とされるときにも、n
回行われることになる。
【0046】比較データDCMがその第1の例(DCM
−1)とされ、かつ、比較基準データDCRがその第1
の例(DCR−1)とされるもとで行われる、データ比
較部39における比較データDCMと比較基準データD
CRとの比較にあっては、比較データDCMがその第1
の例(DCM−1)とされ、かつ、比較基準データDC
Rがその第1の例(DCR−1)とされるもとにあって
は、比較データDCMにおける下位5ビットと比較基準
データDCRにおける下位5ビットとが相互比較され、
また、比較データDCMにおける上位16ビットと比較
基準データDCRにおける上位16ビットとが相互比較
される。
−1)とされ、かつ、比較基準データDCRがその第1
の例(DCR−1)とされるもとで行われる、データ比
較部39における比較データDCMと比較基準データD
CRとの比較にあっては、比較データDCMがその第1
の例(DCM−1)とされ、かつ、比較基準データDC
Rがその第1の例(DCR−1)とされるもとにあって
は、比較データDCMにおける下位5ビットと比較基準
データDCRにおける下位5ビットとが相互比較され、
また、比較データDCMにおける上位16ビットと比較
基準データDCRにおける上位16ビットとが相互比較
される。
【0047】そして、データ比較部39からは、比較デ
ータDCMにおける下位5ビットと比較基準データDC
Rにおける下位5ビットとが同一であり、かつ、比較デ
ータDCMにおける上位16ビット中における“1”を
とるビットの配列位置に対応する比較基準データDCR
の上位16ビット中のビット配列位置が、“1”をとる
ビットとされているとき、データの一致をあらわすべ
く、例えば、高レベルをとり、それ以外のとき、データ
の不一致をあらわすべく、例えば、低レベルをとる比較
出力信号SCOが送出される。
ータDCMにおける下位5ビットと比較基準データDC
Rにおける下位5ビットとが同一であり、かつ、比較デ
ータDCMにおける上位16ビット中における“1”を
とるビットの配列位置に対応する比較基準データDCR
の上位16ビット中のビット配列位置が、“1”をとる
ビットとされているとき、データの一致をあらわすべ
く、例えば、高レベルをとり、それ以外のとき、データ
の不一致をあらわすべく、例えば、低レベルをとる比較
出力信号SCOが送出される。
【0048】また、比較データDCMがその第2の例
(DCM−2)とされ、かつ、比較基準データDCRが
その第2の例(DCR−2)とされるもとで行われる、
データ比較部39における比較データDCMと比較基準
データDCRとの比較にあっては、比較データDCMに
おける上位4ビットと比較基準データDCRにおける上
位4ビットとが相互比較され、また、比較データDCM
における下位32ビットと比較基準データDCRにおけ
る下位32ビットとが相互比較される。
(DCM−2)とされ、かつ、比較基準データDCRが
その第2の例(DCR−2)とされるもとで行われる、
データ比較部39における比較データDCMと比較基準
データDCRとの比較にあっては、比較データDCMに
おける上位4ビットと比較基準データDCRにおける上
位4ビットとが相互比較され、また、比較データDCM
における下位32ビットと比較基準データDCRにおけ
る下位32ビットとが相互比較される。
【0049】そして、データ比較部39からは、比較デ
ータDCMにおける上位4ビットと比較基準データDC
Rにおける上位4ビットとが同一であり、かつ、比較デ
ータDCMにおける下位32ビット中における“1”を
とるビットの配列位置に対応する比較基準データDCR
の下位32ビット中のビット配列位置が、“1”をとる
ビットとされているとき、データの一致をあらわすべ
く、例えば、高レベルをとり、それ以外のとき、データ
の不一致をあらわすべく、例えば、低レベルをとる比較
出力信号SCOが送出される。
ータDCMにおける上位4ビットと比較基準データDC
Rにおける上位4ビットとが同一であり、かつ、比較デ
ータDCMにおける下位32ビット中における“1”を
とるビットの配列位置に対応する比較基準データDCR
の下位32ビット中のビット配列位置が、“1”をとる
ビットとされているとき、データの一致をあらわすべ
く、例えば、高レベルをとり、それ以外のとき、データ
の不一致をあらわすべく、例えば、低レベルをとる比較
出力信号SCOが送出される。
【0050】このようなデータ比較部39における比較
データDCMと比較基準データDCRとの比較の結果に
応じて得られる比較出力信号SCOは、その高レベルを
もって、そのとき受信バッファ部33に留められている
ディジタル制御情報DCI’が、そのデータ比較部39
が属するノード部において取り込まれるべきものである
ことをあらわし、また、その低レベルをもって、そのと
き受信バッファ部33に留められているディジタル制御
情報DCI’が、そのデータ比較部39が属するノード
部において取り込まれるべきものではないことをあらわ
す。そして、データ比較部39から送出される比較出力
信号SCOは、比較出力判別部40に供給される。
データDCMと比較基準データDCRとの比較の結果に
応じて得られる比較出力信号SCOは、その高レベルを
もって、そのとき受信バッファ部33に留められている
ディジタル制御情報DCI’が、そのデータ比較部39
が属するノード部において取り込まれるべきものである
ことをあらわし、また、その低レベルをもって、そのと
き受信バッファ部33に留められているディジタル制御
情報DCI’が、そのデータ比較部39が属するノード
部において取り込まれるべきものではないことをあらわ
す。そして、データ比較部39から送出される比較出力
信号SCOは、比較出力判別部40に供給される。
【0051】比較出力判別部40においては、データ比
較部39からの比較出力信号SCOが高レベルをとるも
のか低レベルをとるものかが判別され、比較出力信号S
COが高レベルをとるものであるときには、情報転送信
号SITが形成されるが、比較出力信号SCOが低レベ
ルをとるものであるときには、情報転送信号SITの形
成はなされない。高レベルをとる比較出力信号SCOに
応じて比較出力判別部40から得られる情報転送信号S
ITは、受信バッファ部33に供給され、そのとき受信
バッファ部33に留められていたディジタル制御情報D
CI’が、情報転送信号SITに応じて、選択されたデ
ィジタル制御情報SDCI’として演算処理ユニット
(16;24)へと転送され、演算処理ユニット(1
6;24)により取り込まれる。比較出力判別部40か
らの情報転送信号SITが受信バッファ部33に供給さ
れないときには、受信バッファ部33に留められていた
ディジタル制御情報DCI’は、演算処理ユニット(1
6;24)への転送が行われることなく、送受信部32
から新たなディジタル制御情報DCI’が受信バッファ
部33に供給されるとき、新たなディジタル制御情報D
CI’に置き換えられる。
較部39からの比較出力信号SCOが高レベルをとるも
のか低レベルをとるものかが判別され、比較出力信号S
COが高レベルをとるものであるときには、情報転送信
号SITが形成されるが、比較出力信号SCOが低レベ
ルをとるものであるときには、情報転送信号SITの形
成はなされない。高レベルをとる比較出力信号SCOに
応じて比較出力判別部40から得られる情報転送信号S
ITは、受信バッファ部33に供給され、そのとき受信
バッファ部33に留められていたディジタル制御情報D
CI’が、情報転送信号SITに応じて、選択されたデ
ィジタル制御情報SDCI’として演算処理ユニット
(16;24)へと転送され、演算処理ユニット(1
6;24)により取り込まれる。比較出力判別部40か
らの情報転送信号SITが受信バッファ部33に供給さ
れないときには、受信バッファ部33に留められていた
ディジタル制御情報DCI’は、演算処理ユニット(1
6;24)への転送が行われることなく、送受信部32
から新たなディジタル制御情報DCI’が受信バッファ
部33に供給されるとき、新たなディジタル制御情報D
CI’に置き換えられる。
【0052】上述のようにして、通信ライン11から双
方向引込みライン13及び通信用入出力端子31を通じ
て、NRZ変調搬送波信号SCI’の形態をとるものと
されたディジタル制御情報DCI’が送受信部32に供
給され、それにより、送受信部32から受信バッファ部
33に送られるディジタル制御情報DCI’のうちの、
これら送受信部32及び受信バッファ部33等が属する
当該ノード部において取り込まれるべきものが、選択さ
れて演算処理ユニットに取り込まれることになる。そし
て、取り込まれるべきディジタル制御情報DCI’の選
択にあたって必要とされるデータ比較が、上述の如くに
して比較データDCMと比較基準データDCRとが形成
され、形成された比較データDCMと比較基準データD
CRとが上述の如くに相互比較されることによって行わ
れることにより、各ディジタル制御情報DCI’につい
て行われるデータ比較の数が、従来に比して、著しく低
減されることになる。
方向引込みライン13及び通信用入出力端子31を通じ
て、NRZ変調搬送波信号SCI’の形態をとるものと
されたディジタル制御情報DCI’が送受信部32に供
給され、それにより、送受信部32から受信バッファ部
33に送られるディジタル制御情報DCI’のうちの、
これら送受信部32及び受信バッファ部33等が属する
当該ノード部において取り込まれるべきものが、選択さ
れて演算処理ユニットに取り込まれることになる。そし
て、取り込まれるべきディジタル制御情報DCI’の選
択にあたって必要とされるデータ比較が、上述の如くに
して比較データDCMと比較基準データDCRとが形成
され、形成された比較データDCMと比較基準データD
CRとが上述の如くに相互比較されることによって行わ
れることにより、各ディジタル制御情報DCI’につい
て行われるデータ比較の数が、従来に比して、著しく低
減されることになる。
【0053】なお、図1に示される多重通信部におい
て、比較データ形成部34が形成する比較データDCM
がその第1の例(DCM−1)とされ、かつ、比較基準
データ格納部37に格納された複数の比較基準データD
CRの各々がその第1の例(DCR−1)とされる状態
が、本発明の第1の態様に係る多重伝送装置の一例が構
成される状態であり、また、図1に示される多重通信部
において、比較データ形成部34が形成する比較データ
DCMがその第2の例(DCM−2)とされ、かつ、比
較基準データ格納部37に格納された複数の比較基準デ
ータDCRの各々がその第2の例(DCR−2)とされ
る状態が、本発明の第2の態様に係る多重伝送装置の一
例が構成される状態である。
て、比較データ形成部34が形成する比較データDCM
がその第1の例(DCM−1)とされ、かつ、比較基準
データ格納部37に格納された複数の比較基準データD
CRの各々がその第1の例(DCR−1)とされる状態
が、本発明の第1の態様に係る多重伝送装置の一例が構
成される状態であり、また、図1に示される多重通信部
において、比較データ形成部34が形成する比較データ
DCMがその第2の例(DCM−2)とされ、かつ、比
較基準データ格納部37に格納された複数の比較基準デ
ータDCRの各々がその第2の例(DCR−2)とされ
る状態が、本発明の第2の態様に係る多重伝送装置の一
例が構成される状態である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る多重伝送装置にあっては、通信ラインに接続された
複数のノード部のうちの少なくとも1個における通信部
において、到来ノードアドレスデータ及び到来情報識別
データに基づく比較データが形成され、その比較データ
が、当該ノード部において取り込まれるべきディジタル
制御情報に応じて設定された比較基準データと比較され
るものとされ、その比較結果に基づいて、到来ノードア
ドレスデータ及び到来情報識別データを含んだディジタ
ル制御情報が取り込まれるべきものか否かの判別が行わ
れることにより、通信ラインを通じて到来するディジタ
ル制御情報が取り込まれるべきものであるか否かの判別
を各ディジタル制御情報に含まれるノードアドレスデー
タ及び情報識別データ等の付加コードデータに基づいて
行うに要されるデータ比較部の数が、従来に比して効果
的に低減され、しかも、的確な判別結果が確保される。
そして、それにより、通信ラインを通じて到来するディ
ジタル制御情報の取込みを行うノード部における構成の
簡略化,回路規模の小型化,低廉化等が図られることに
なる。
係る多重伝送装置にあっては、通信ラインに接続された
複数のノード部のうちの少なくとも1個における通信部
において、到来ノードアドレスデータ及び到来情報識別
データに基づく比較データが形成され、その比較データ
が、当該ノード部において取り込まれるべきディジタル
制御情報に応じて設定された比較基準データと比較され
るものとされ、その比較結果に基づいて、到来ノードア
ドレスデータ及び到来情報識別データを含んだディジタ
ル制御情報が取り込まれるべきものか否かの判別が行わ
れることにより、通信ラインを通じて到来するディジタ
ル制御情報が取り込まれるべきものであるか否かの判別
を各ディジタル制御情報に含まれるノードアドレスデー
タ及び情報識別データ等の付加コードデータに基づいて
行うに要されるデータ比較部の数が、従来に比して効果
的に低減され、しかも、的確な判別結果が確保される。
そして、それにより、通信ラインを通じて到来するディ
ジタル制御情報の取込みを行うノード部における構成の
簡略化,回路規模の小型化,低廉化等が図られることに
なる。
【図1】本発明に係る多重伝送装置の一例におけるノー
ド部に含まれる通信部の具体構成例を示すブロック構成
図である。
ド部に含まれる通信部の具体構成例を示すブロック構成
図である。
【図2】本発明に係る多重伝送装置の一例を車両に適用
された状態をもって示す概略構成図である。
された状態をもって示す概略構成図である。
【図3】本発明に係る多重伝送装置の一例において扱わ
れるディジタル制御情報が形成するデータフレーム単位
の説明に供される概念図である。
れるディジタル制御情報が形成するデータフレーム単位
の説明に供される概念図である。
11 通信ライン
12A,12B,12C ノード部
13 双方向引込みライン
14,22 多重通信部
16,24 演算処理ユニット
18,26 入出力処理部
31 通信用入出力端子
32 送受信部
33 受信バッファ部
34 比較データ形成部
35,38 データレジスタ
36 受信制御ユニット
37 比較基準データ格納部
39 データ比較部
40 比較出力判別部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中園 秀己
広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ
ダ株式会社内
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04Q 9/00
H04L 12/40
Claims (4)
- 【請求項1】複数種のディジタル制御情報が多重伝送さ
れる通信ラインと、各々が上記通信ラインに接続され、
ディジタル制御情報を上記通信ラインに送出する情報送
出動作、もしくは、上記通信ラインからディジタル制御
情報を選択的に取り込む情報取込動作に関わる通信部及
び該通信部に接続された情報処理部を内蔵したものとさ
れる複数のノード部と、が備えられて成り、 上記複数のノード部のうちの少なくとも1個における通
信部が、上記通信ラインを通じて到来するディジタル制
御情報に含まれるノードアドレスデータ及び情報識別デ
ータに基づいて、上記情報識別データに対応する第1の
データ区分と上記複数のノード部のうちの情報送出動作
を行うものの数に対応するビット数をもって構成される
とともに上記ノードアドレスデータの内容を特定の値を
とるビットの配列順位をもってあらわす第2のデータ区
分とから成る比較データを形成する比較データ形成部
と、該比較データ形成部により形成された比較データ
を、当該ノード部において取り込まれるべき各ディジタ
ル制御情報に含まれる情報識別データに対応する第3の
データ区分と、上記複数のノード部のうちの情報送出動
作を行うものの数に対応するビット数をもって構成され
るとともに、当該ノード部において取り込まれるべきデ
ィジタル制御情報のうちの上記第3のデータ区分が対応
する情報識別データを含むものの夫々に含まれるノード
アドレスデータの内容を特定の値をとるビットの配列順
位をもってあらわす第4のデータ区分とから成る比較基
準データと比較するデータ比較部と、該データ比較部に
おけるデータ比較の結果に応じて、上記通信ラインを通
じて到来するディジタル制御情報を取り込むための動作
を行う比較出力判別部とを備えたものとされることを特
徴とする多重伝送装置。 - 【請求項2】比較出力判別部が、上記データ比較部にお
けるデータ比較の結果が、上記比較データの第1のデー
タ区分と上記比較基準データの第3のデータ区分とが一
致し、かつ、上記比較データの第2のデータ区分におい
て特定の値をとるビットの配列順位が、上記比較基準デ
ータの第4のデータ区分において特定の値をとるビット
の配列順位のうちのいずれかに一致するとき、上記通信
ラインを通じて到来するディジタル制御情報を取り込む
ための動作を行うものとされることを特徴とする請求項
1記載の多重伝送装置。 - 【請求項3】複数種のディジタル制御情報が多重伝送さ
れる通信ラインと、各々が上記通信ラインに接続され、
ディジタル制御情報を上記通信ラインに送出する情報送
出動作、もしくは、上記通信ラインからディジタル制御
情報を選択的に取り込む情報取込動作に関わる通信部及
び該通信部に接続された情報処理部を内蔵したものとさ
れる複数のノード部と、が備えられて成り、 上記複数のノード部のうちの少なくとも1個における通
信部が、上記通信ラインを通じて到来するディジタル制
御情報に含まれるノードアドレスデータ及び情報識別デ
ータに基づいて、上記ノードアドレスデータに対応する
第1のデータ区分と情報識別データがあらわし得る情報
の種類の数に対応するビット数をもって構成されるとと
もに上記情報識別データの実際の内容を特定の値をとる
ビットの配列順位をもってあらわす第2のデータ区分と
から成る比較データを形成する比較データ形成部と、該
比較データ形成部により形成された比較データを、当該
ノード部において取り込まれるべき各ディジタル制御情
報に含まれるノードアドレスデータに対応する第3のデ
ータ区分と、情報識別データがあらわし得る情報の種類
の数に対応するビット数をもって構成されるとともに当
該ノード部において取り込まれるべきディジタル制御情
報のうちの上記第3のデータ区分が対応するノードアド
レスデータを含むものの夫々に含まれる情報識別データ
の内容を特定の値をとるビットの配列順位をもってあら
わす第4のデータ区分とから成る比較基準データと比較
するデータ比較部と、該データ比較部におけるデータ比
較の結果に応じて、上記通信ラインを通じて到来するデ
ィジタル制御情報を取り込むための動作を行う比較出力
判別部とを備えたものとされることを特徴とする多重伝
送装置。 - 【請求項4】比較出力判別部が、上記データ比較部にお
けるデータ比較の結果が、上記比較データの第1のデー
タ区分と上記比較基準データの第3のデータ区分とが一
致し、かつ、上記比較データの第2のデータ区分におい
て特定の値をとるビットの配列順位が、上記比較基準デ
ータの第4のデータ区分において特定の値をとるビット
の配列順位のうちのいずれかに一致するとき、上記通信
ラインを通じて到来するディジタル制御情報を取り込む
ための動作を行うものとされることを特徴とする請求項
3記載の多重伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33685593A JP3380612B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 多重伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33685593A JP3380612B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 多重伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203552A JPH07203552A (ja) | 1995-08-04 |
JP3380612B2 true JP3380612B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=18303284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33685593A Expired - Fee Related JP3380612B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 多重伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3380612B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP33685593A patent/JP3380612B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07203552A (ja) | 1995-08-04 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |