JPH07222045A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

Info

Publication number
JPH07222045A
JPH07222045A JP6027475A JP2747594A JPH07222045A JP H07222045 A JPH07222045 A JP H07222045A JP 6027475 A JP6027475 A JP 6027475A JP 2747594 A JP2747594 A JP 2747594A JP H07222045 A JPH07222045 A JP H07222045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image pickup
image
optical system
focus detection
subject
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6027475A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Ogura
栄夫 小倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6027475A priority Critical patent/JPH07222045A/ja
Priority to US08/326,095 priority patent/US5757423A/en
Publication of JPH07222045A publication Critical patent/JPH07222045A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/40Extracting pixel data from image sensors by controlling scanning circuits, e.g. by modifying the number of pixels sampled or to be sampled
    • H04N25/41Extracting pixel data from a plurality of image sensors simultaneously picking up an image, e.g. for increasing the field of view by combining the outputs of a plurality of sensors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 限られた画素数の撮像素子を複数個用いて高
解像度の画像が容易に得られるようにし、かつ高精度な
焦点検出を行なうことができる撮像装置を得ること。 【構成】 被写体像の一部を互いに光軸が異なる複数の
レンズ系を介して該複数のレンズ系に対応する複数の撮
像素子を有する撮像手段の該複数の撮像素子面上に結像
させ、該複数の撮像素子からの画像情報を合成して全被
写体像に関する画像情報を得るようにした撮像装置であ
って、該複数の撮像素子のうち少なくとも1つの撮像素
子の撮像領域の一部は他の1つの撮像素子の撮像領域の
一部と重複し、かつ該被写体像の焦点状態に応じて相対
的な位置関係が変化し、その重複した撮像領域のうち一
部の撮像領域に対する複数の撮像素子からの出力信号を
それぞれ比較することにより焦点検出を行なうようにし
たこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は撮像装置に関し、特に撮
像素子の画素数を増やすことなく限られた画素数の撮像
素子を複数個用いて高解像度の画像情報が容易に得られ
るようにし、かつ複数の撮像素子の撮像領域が互いに重
複する任意の領域の撮像素子(画素)からの出力信号を
利用して焦点検出を行なうようにした、例えば小型ビデ
オカメラやスチルビデオカメラ等に好適な撮像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型ビデオカメラやスチルビデオ
カメラ等の撮像装置に用いられている撮像素子としての
固体エリアセンサ(画素を2次元的に配列したイメージ
センサ)は、高画素化、低価格化、そして小型化である
為、多くの撮像装置に用いられている。
【0003】現在実用化されている撮像素子の画素数は
40万画素程度であり、これはNTSC等の現行規格の
テレビ用程度の解像度を有している。しかしながら、例
えばこれで入力した画像を大画面用の画像やハードコピ
ーそしてコンピュータグラフィック等に表示した場合、
画素の粗さが目立ってきて、高精細な画像として出力す
ることは難かしい。
【0004】又、最近ではHDTV用の200万画素の
固体エリアセンサも開発されつつある。しかしながら、
この画素数でも超大画面表示用の入力として用いるには
解像度が十分でない。より高精細(高解像度)な解像度
の画像を得るには現状のエリアセンサの画素数は必ずし
も十分でない。
【0005】従来より撮像素子を用いて高精細な画像を
得る方法として、撮像素子の画素密度を高め、画素数を
増やすことによって高解像度の画像を得る方法がある。
【0006】一般に画素密度を高める為に画素面積を縮
小すると出力信号が小さくなりS/N比が劣化してく
る。このS/N比の低下を考慮した場合、200万の画
素数はもはや限界に近く、現状ではさらに画素数を増加
させ解像度を向上させることは大変難しい。
【0007】そこで従来より画素数を増やすことなく高
精細な画像を得る方法が種々と提案されている。例えば
特公昭50−13052号公報や、特公昭59−189
09号公報や、そして特公昭59−43035号公報等
では画素ズラシによる方法が提案されている。
【0008】この画素ズラシによる方法では、例えば図
8(A),(B)に示すように撮像光学系101の像面
側に被写体像に基づく光束を分割する光学素子104、
例えばダイクロイックプリズムやハーフミラー等を配置
し、該光学素子104で分割された光束を画素の半ピッ
チあるいはそれ以下の量だけ位置ズラシして配置した複
数の固体エリアセンサ103A,103B,103Cで
撮像することにより、高解像度の画像を得ている。
【0009】又、特開平4−286480号公報では結
像レンズの後方に1つ以上の光路分割手段を配置し、該
光路分割手段で被写体像を複数に分割し、分割した複数
の被写体像を各々結像面位置に配置した複数の固体エリ
アセンサ面上にそれぞれ結像させ、互いに他の結像位置
でのセンサで撮像できない領域を補間しあうようにして
全被写体像を撮像して、これにより高解像度の画像を得
ている。
【0010】又、特開平1−184410号公報では撮
影光学系の光路中に楔形の偏向部材を配置し、該偏向部
材の回転によって画像を移動させ、その画像を周期的に
撮像素子で撮像し、これにより画素数以上の画像情報を
得ている。
【0011】又、特開昭60−250789号公報で
は、撮影光学系で形成した被写体像を2次結像光学系で
複数の画像に分離し、該分離した複数の画像を各々複数
の撮像素子面上に結像させ、該複数の撮像素子からの撮
像信号を合成して出力することにより高解像度の画像を
得ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】高精細な画像を得る方
法として画素ズラシによる方法は、撮像光学系101の
像面側にダイクロイックプリズムやハーフミラー等の光
学素子104を配置して被写体像に基づく光束を分割し
ている為、該撮像光学系101のバックフォーカスが極
めて長くなり、装置全体が大型化してしまうという問題
点があった。又これらのダイクロイックプリズムやハー
フミラー等の光学素子104は高価であり、低コスト化
を図るのが難しかった。
【0013】又、特開平4−286480号公報で提案
されている方法は、光路の分割数を無数に増やすことに
より高解像度の画像を得ることができるが、その為には
撮影レンズのバックフォーカスを極めて長くしなければ
ならず、装置全体が大型化してしまうという問題点があ
った。その為実際には2板式、又は3Pプリズム等を用
いても3板式程度が限度であった。
【0014】又、特開昭63−193678号公報で提
案されている方法は、1フレームの画像を複数回の撮像
によって合成するため、動画には適さず、又静止画像で
あっても出力画像を得る為には時間がかかりすぎるとい
う問題点があった。
【0015】又、特開昭60−250789号公報で提
案されている方法は、光束分割手段としての光束分離鏡
を1次結像面から微小にズラして配置することにより画
像の境界部分の画素欠落を防止しているが、実際には該
光束分離鏡の厚みや軸外光束の瞳等の問題があって構成
上大変難しいという問題点があった。又画素数の増加も
高々2倍ないし3倍程度であって高解像度の画像を得る
には難しかった。
【0016】本発明は限られた画素数を有する撮像素子
を複数個用いて各撮像素子の配置及び各撮像素子に被写
体像を形成する際の撮影系を構成する各光学要素を適切
に設定することにより高精細な画像情報を容易に得られ
ることができ、かつ複数の撮像素子の撮像領域の一部が
互いに重複する領域のうち任意の領域の撮像素子(画
素)からの信号を利用して焦点検出を行なうことにより
簡易な構成で高精度な焦点検出を行なうことができる撮
像装置の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、 (1−イ)被写体像の一部を互いに光軸が異なる複数の
レンズ系を介して該複数のレンズ系に対応する複数の撮
像素子を有する撮像手段の該複数の撮像素子面上に結像
させ、該複数の撮像素子からの画像情報を合成して全被
写体像に関する画像情報を得るようにした撮像装置であ
って、該複数の撮像素子のうち少なくとも1つの撮像素
子の撮像領域の一部は他の1つの撮像素子の撮像領域の
一部と重複し、かつ該被写体像の焦点状態に応じて相対
的な位置関係が変化し、その重複した撮像領域のうち一
部の撮像領域に対する複数の撮像素子からの出力信号を
それぞれ比較することにより焦点検出を行なうようにし
たことを特徴としている。
【0018】(1−ロ)第1の光学系により被写体像を
予定結像面に形成し、該第1の光学系の光軸上であって
該予定結像面近傍に配置した第2の光学系と、該第1の
光学系の光軸外に光軸を有し、該第2の光学系の後方に
配置した複数のレンズ系を有する第3の光学系とで、該
予定結像面に形成した被写体像の一部を該複数のレンズ
系に対応する複数の撮像素子を有する撮像手段の該複数
の撮像素子に再結像し、該複数の撮像素子で得られる画
像情報を利用して高精細な画像情報を得るようにした撮
像装置であって、該複数の撮像素子のうち少なくとも1
つの撮像素子の撮像領域の一部は他の1つの撮像素子の
撮像領域の一部と重複し、かつ該被写体像の焦点状態に
応じて相対的な位置関係が変化し、その重複した撮像領
域のうち一部の撮像領域に対する複数の撮像素子からの
出力信号をそれぞれ比較することにより焦点検出を行な
うようにしたことを特徴としている。
【0019】
【実施例】図1は本発明の実施例1の要部斜視図、図2
は本発明の実施例1の光学系の要部断面図である。
【0020】図中、1は第1の光学系であり、被写体像
を1次結像面(予定結像面)21上に結像させている。
【0021】22は1次結像面21上に形成された被写
体像の中心部の像であり、後述する第3の光学系3の4
つのレンズ系3A,3B,3C,3Dにより互いに撮像
領域が重複する撮像素子31A面上の領域32Aと撮像
素子31B面上の領域32Bと撮像素子31C面上の領
域32Cと撮像素子31D面上の領域32Dに再結像し
ている。
【0022】23は1次結像面21上に形成された被写
体像の端部の像であり、第3の光学系3の2つのレンズ
系3A,3Bにより互いに撮像領域が重複する撮像素子
31A面上の領域33Aと撮像素子31B面上の領域3
3Bに再結像している。
【0023】本実施例では後述するように、この重複す
る撮像領域の任意の領域に結像された任意の像に対して
焦点検出の為の計算を行なっている。
【0024】2は第2の光学系であり、第1の光学系1
の光軸上であって、1次結像面21近傍に配置してお
り、該1次結像面21に形成した被写体像からの光束を
集光して後続するレンズ系に導光している。
【0025】3は第3の光学系であり、第31レンズ系
3A、第32レンズ系3B、第33レンズ系3C、第3
4レンズ系3Dの4つのレンズ系を有している。4つの
レンズ系3A,3B,3C,3Dは第1の光学系1の光
軸外に光軸を有し、第2の光学系2の後方に配置してい
る。
【0026】31は撮像手段であり、例えば固体エリア
センサから成る4つの撮像素子31A,31B,31
C,31Dを有し、各々4つのレンズ系3A,3B,3
C,3Dの結像面に配置している。
【0027】本実施例における複数の撮像素子31A,
31B,31C,31Dは後述するように互いに撮像領
域の一部が重複し、かつ被写体像の焦点状態に応じて相
対的な位置関係が変化する撮像領域を有し、その重複し
た撮像領域のうち一部の撮像領域の撮像素子(画素)か
らの出力信号をそれぞれ比較することによって焦点検出
を行なっている。
【0028】尚、撮像手段31を構成する複数の撮像素
子は1次元ラインセンサー(CCD)で構成しても良
く、この場合は該複数の1次元ラインセンサーをそれぞ
れ副走査方向に走査することにより被写体像の一部の領
域をそれぞれ撮像するようにしている。
【0029】第3の光学系3の4つのレンズ系(3A,
3B,3C,3D)は第1の光学系1が形成した1次結
像面21上の被写体像を複数の領域に分割し、各領域の
被写体像を各々対応する撮像素子31A,31B,31
C,31D面上に再結像させている。
【0030】本実施例において第2の光学系2は図2の
点線の光路12で示すように第3の光学系3を構成する
複数のレンズ系3A,3B,3C,3Dの瞳3A1,3
B1,3C1,3D1が第1の光学系1の分割した瞳1
a領域近傍に結像するようにしている。
【0031】本実施例においては図1に示すように第1
の光学系1により被写体像を1次結像面21上に結像さ
せ、該被写体像を第2の光学系2を通して第3の光学系
3の4つのレンズ系3A,3B,3C,3Dにより1次
結像面21に形成した被写体像を4つの領域に分割して
各分割した一領域の被写体像を撮像手段31を構成する
4つの撮像素子31A,31B,31C,31D面上に
各々結像させている。
【0032】本実施例では第3の光学系3が形成する複
数の分割像の和は第1の光学系1が形成する被写体像の
全領域が含まれるように構成している。即ち後述するよ
うに隣接する分割画像が互いに境界部分(重複領域)の
画素を重複して持たせるように構成することによって画
像の境界部分に不都合が生じないようにしている。
【0033】図3は被写体像の合成に関する説明図であ
り、各撮像素子31A,31B,31C,31Dが撮像
する1次結像面21上に形成された被写体像(画面)の
領域と、各撮像素子31A,31B,31C,31Dの
重複領域中にあり、かつ画面の中心部の像22が4つの
撮像素子31A,31B,31C,31Dの領域32
A,32B,32C,32Dに結像する様子及び各撮像
素子31A,31Bの重複領域中にあり、かつ画面の端
部の像23が2つの撮像素子31A,31Bの領域33
A,33Bに結像する様子を示している。同図において
図2に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0034】同図において32A1,32B1,32C
1,32D1は各々撮像素子31A,31B,31C,
31Dの重複領域の任意の領域32A,32B,32
C,32Dに形成された被写体像の中心部の像である。
33A1,33B1は各々撮像素子31A,31Bの重
複領域の任意の領域33A,33Bに形成された被写体
像の端部の像である。
【0035】本実施例において、例えば2つの撮像素子
31A,31Bの画素の境界領域(重複領域)31Jは
各々の撮像素子31A,31Bに含まれ信号処理系で合
成する際に対応する画素を抽出することによって境界部
分の画像がとぎれないように連続して出力できるように
している。
【0036】図4は本発明の実施例1の焦点検出装置の
要部ブロック図である。
【0037】同図において41は撮像光学系であり、不
図示の第1の光学系1と第2の光学系2そして第3の光
学系3等を有している。42は駆動制御手段であり、後
述するシステムコントローラ48からの信号(情報)に
基づいて撮像光学系41の焦点検出や露光等の駆動制御
を行なっている。31は撮像手段であり、例えば固体エ
リアセンサ(1次元ラインセンサでも良い)より成る4
つの撮像素子31A,31B,31C,31Dを有して
いる。
【0038】44はA/D変換器であり、各撮像素子3
1A,31B,31C,31Dからのアナログ信号をデ
ジタル信号に変換している。45はメモリであり、A/
D変換器44で変換された画像情報や後述するデジタル
シグナルプロセッサ(DSP)46で生成された画像デ
ータ等を記憶している。デジタルシグナルプロセッサ4
6は前記図3に示した被写体像の重複領域のデータを基
に4つの撮像素子31A,31B,31C,31Dの境
界部近傍における画像合成処理等を行ない1つの高精細
の画像データ(画像情報)を生成している。
【0039】47は記録部であり、例えば半導体メモリ
カードやハードディスク等より成っており、デジタルシ
グナルプロセッサ46で生成された画像データ等をメモ
リ45を介して記録している。システムコントローラ4
8は撮影記録動作をコントロールしている。
【0040】次に上記に示した図3、図4を用いて本実
施例の焦点検出方法について説明する。
【0041】まずメモリ45に記憶された重複領域にお
ける像32A1,32B1に対応する各撮像素子31
A,31Bからのデータ(像データ)をメモリ45から
呼出しシステムコントローラ48へ転送し、両者のデー
タを比較する。そして像32A1と像32B1のズレ方
向とズレ量とから画面中心部の像22のピントのズレ方
向とズレ量とを計算し、該計算結果に基づいて駆動制御
手段42により撮像光学系41を駆動させて焦点調整を
行なっている。尚、本実施例では撮像光学系41の第1
の光学系1を駆動することで焦点調整を行なっている。
【0042】又、この焦点検出の為の計算方法について
は、例えば特開昭58−142306号公報等で提案さ
れている瞳分割方式による2像から焦点検出を行なう手
段、所謂位相差検出方式を利用して計算している。
【0043】本実施例においては上述の如く撮像素子3
1A,31Bの重複領域32A,32Bに形成された像
32A1と像32B1のデータ(像データ)とを比較す
ることによって焦点検出を行なったが、該両者のデータ
の比較後、更に撮像素子31C,31Dの重複領域32
C,32Dに形成された像32C1,32D1のデータ
との比較を行なうようにしても良い。即ち、本実施例に
おいては4つの像データのうち、任意の複数のデータと
の比較によって焦点検出が行なえるようにしている。
【0044】又、本実施例では上述の如く画面の中心部
の像22の位置で焦点検出を行なったが、例えば画面の
端部の像23の位置で焦点検出を行ないたい場合は図3
(B)に示すように撮像素子31A,31Bの重複領域
の一領域33A,33Bに各々形成された像33A1と
像33B1との像データを比較するようにすれば良い。
【0045】更に本実施例では撮像素子の重複領域内の
像データであればそのデータ長、即ち像高は自由に選択
することができるので、画面の端部から端部までのデー
タで比較することもできる。
【0046】次に本実施例の画像処理方法を図5を用い
て説明する。図5は本実施例の撮像装置の信号処理系の
要部ブロック図である。
【0047】本実施例においては各撮像素子31A,3
1B,31C,31Dからの電気信号を各サンプルホー
ルド回路(S/H回路)51A,51B,51C,51
Dでサンプルホールドし、各アナログ−デジタル変換回
路(A/D変換回路)52A,52B,52C,52D
でアナログ信号をデジタル信号に変換し、各メモリ(記
憶回路)53A,53B,52C,52Dに記憶してい
る。そして各メモリ53A,53B,52C,52Dか
ら情報を読み出し画像合成処理回路54で合成し、高解
像度の画像を得ている。
【0048】図6は本発明の実施例2の光学系の要部断
面図である。同図において図2に示した要素と同一要素
には同符番を付している。
【0049】本実施例において前述の実施例1と異なる
点は、前述の実施例1では第1の光学系によって結像さ
れた被写体像を第2、第3の光学系を通し被写体の2次
像を撮像する、所謂2次結像方式を用いて焦点検出を行
なったが、本実施例では第1の光学系を使わずに被写体
の異なった領域を複数の光学系により、それぞれ撮像素
子面上に1次的に結像させる1次結像方式を用いて焦点
検出を行なったことである。その他の構成及び光学的作
用は前述の実施例1と略同様であり、これにより同様な
効果を得ている。
【0050】即ち、本実施例においては第3の光学系3
を構成する複数のレンズ系3A,3B,3C,3Dによ
り被写体61を複数の領域に分割して各分割した一領域
の被写体61の像を複数のレンズ系3A,3B,3C,
3Dに対応する各撮像素子31A,31B,31C,3
1D面上に1次的に結像させている。そして前述の実施
例1と同様に、例えば2つの撮像素子31A,31Bの
重複領域32A,32Bに結像した被写体61の中心部
22の像32A1,32B1のズレ方向とズレ量とから
該被写体61に対するピントのズレ方向とズレ量を前述
と同様な算出方法によって算出し焦点調整を行なってい
る。
【0051】尚、各実施例1,2においては、複数の撮
像素子の全領域をそれぞれ走査することによって焦点検
出を行なったが、例えば特開平4−212577号公報
で提案されているように複数の撮像素子の比較する領域
(重複領域)だけを走査することによって焦点検出を行
なっても良く、これによれば焦点検出時間を短縮させる
ことができる。
【0052】又、ビデオカメラ等の撮像装置で用いられ
ているように撮像素子の信号(映像信号)の高周波成分
が最大となるように撮像光学系を制御する、所謂山登り
サーボ方式を用いた焦点検出方法と併用することによっ
て焦点検出を行なっても良く、これによれば複数の撮像
素子の重複領域以外での焦点検出も可能となる。
【0053】次にこの山登りサーボ方式による焦点検出
方法について図7を用いて説明する。
【0054】図7は山登りサーボ方式による焦点検出装
置の要部ブロック図である。同図において前記図4に示
した要素と同一要素には同符番を付している。
【0055】同図におけるブロック図は前記図4に示し
たブロック図に高周波成分検出回路60を付加したもの
であり、その他の構成は略同様である。
【0056】即ち、同図において焦点検出を行なう際に
は、まずメモリ45内で構成された1つの画像の中から
焦点検出を行いたい領域のデータをメモリ45から抜き
出しシステムコントローラ48を介して高周波成分検出
回路60によりそのデータの高周波成分を抽出する。そ
してそのデータの高周波成分が最大となる点、即ち合焦
状態になるまでシステムコントローラ48を介して駆動
制御手段42により撮像光学系41の駆動を続ける。
【0057】このように従来のビデオカメラ等の撮像装
置における自動焦点調節装置の方式として山登りサーボ
方式は撮像素子からの映像信号を直接評価して行なう
為、合成精度が高く、又特別なセンサーが不要である等
の長所がある。しかしながらその反面1回の測定では合
焦までのズレ方向とズレ量とが検出できない為、焦点検
出の為の演算を何度か繰り返して行なわなければなら
ず、この為合焦までの時間が長いという短所がある。
【0058】それに比べ本実施例における焦点検出方式
は1回の測定で合焦までのズレ方向とズレ量とが検出で
きる為、山登りサーボ方式に比べより高速に焦点検出を
行なうことができる利点がある。
【0059】そこで本実施例においてはまず最初に実施
例1,2に示した焦点検出方式により焦点検出を行ない
短時間でおよその焦点検出を行なった後、上記に示した
山登りサーボ方式によって同じ焦点検出領域で焦点検出
を行なうことにより高精度で、かつ高速に焦点検出を行
なっている。
【0060】尚、撮像素子の重複領域以外の被写体に合
焦させたい場合は、始めから前記した山登りサーボ方式
を用いて焦点検出を行なうようにすれば良い。
【0061】更に本実施例においては4つの撮像素子を
用いて1つの高精細な画像を得る構成としている為、前
記2方式の焦点検出方式のいずれにおいても1つの撮像
素子で焦点検出を行なう場合に比べ、約4倍の像データ
を焦点検出用の演算データとして用いることができる
為、より焦点検出精度を向上させることができる。
【0062】尚、各実施例においては第3の光学系を4
つのレンズ系より構成したが、該光学系の数とそれに対
応する撮像素子の数を更に増やせば、より高解像度化を
図ることができ、かつ焦点検出精度もより向上させるこ
とができる。
【0063】更に静止画像の場合には前述した従来の画
素ズラシ法と併用すれば更に高解像度の画像を得ること
ができる。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く限られた画素
数の撮像素子を用いて高解像度の画像を得ることがで
き、しかも撮影光学系のバックフォーカス等に制限を与
えず、容易な画像合成で高解像化を図ることができる撮
像装置を達成することができる。更に本発明によれば前
述の如く複数の撮像素子の撮像領域の一部が互いに重複
する領域のうち任意の領域の撮像素子(画素)からの出
力信号をそれぞれ比較することにより焦点検出を行なう
ようにしたことで以下に示す効果を得ることができる撮
像装置を達成することができる。
【0065】(2−イ)複数の撮像素子の重複領域の任
意の部分で任意の像に対して焦点検出の為の計算ができ
る為、所望の被写体部分に対して焦点検出を行なうこと
ができる。 (2−ロ)焦点検出用のセンサーや焦点検出ユニットを
新たに設けることなく撮像素子からの出力信号を用いて
焦点検出を行なうことができるので、コスト面やスペー
ス面で有効が図れる。 (2−ハ)山登りサーボ方式による焦点検出を併用する
ことにより複数の撮像素子の重複領域以外での焦点検出
ができる。 (2−ニ)山登りサーボ方式による焦点検出を併用する
ことにより高精度で、かつ高速の焦点検出を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の要部斜視図
【図2】 本発明の実施例1の光学系の要部断面図
【図3】 本発明の実施例1の画像合成に関する説明図
【図4】 本発明の実施例1の焦点検出装置の要部ブロ
ック図
【図5】 本発明の実施例1の信号処理部の要部ブロッ
ク図
【図6】 本発明の実施例2の光学系の要部断面図
【図7】 山登りサーボ方式による焦点検出装置の要部
ブロック図
【図8】 従来の撮像装置の要部概略図
【符号の説明】
1 第1の光学系 2 第2の光学系 3 第3の光学系 21 第1結像面 31 撮像手段 41 撮影光学系 42 駆動制御手段 44 A/D変換回路 45 メモリ 46 DSP 47 記録部 48 システムコントローラ 3A,3B,3C,3D レンズ系 31A,31B,31C,31D 撮像素子 51A,51B,51C,51D サンプルホールド
回路 52A,52B,52C,52D A/D変換回路 53A,53B,53C,53D メモリ 54 画像合成処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像の一部を互いに光軸が異なる複
    数のレンズ系を介して該複数のレンズ系に対応する複数
    の撮像素子を有する撮像手段の該複数の撮像素子面上に
    結像させ、該複数の撮像素子からの画像情報を合成して
    全被写体像に関する画像情報を得るようにした撮像装置
    であって、 該複数の撮像素子のうち少なくとも1つの撮像素子の撮
    像領域の一部は他の1つの撮像素子の撮像領域の一部と
    重複し、かつ該被写体像の焦点状態に応じて相対的な位
    置関係が変化し、その重複した撮像領域のうち一部の撮
    像領域に対する複数の撮像素子からの出力信号をそれぞ
    れ比較することにより焦点検出を行なうようにしたこと
    を特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 第1の光学系により被写体像を予定結像
    面に形成し、該第1の光学系の光軸上であって該予定結
    像面近傍に配置した第2の光学系と、該第1の光学系の
    光軸外に光軸を有し、該第2の光学系の後方に配置した
    複数のレンズ系を有する第3の光学系とで、該予定結像
    面に形成した被写体像の一部を該複数のレンズ系に対応
    する複数の撮像素子を有する撮像手段の該複数の撮像素
    子に再結像し、該複数の撮像素子で得られる画像情報を
    利用して高精細な画像情報を得るようにした撮像装置で
    あって、 該複数の撮像素子のうち少なくとも1つの撮像素子の撮
    像領域の一部は他の1つの撮像素子の撮像領域の一部と
    重複し、かつ該被写体像の焦点状態に応じて相対的な位
    置関係が変化し、その重複した撮像領域のうち一部の撮
    像領域に対する複数の撮像素子からの出力信号をそれぞ
    れ比較することにより焦点検出を行なうようにしたこと
    を特徴とする撮像装置。
JP6027475A 1993-10-22 1994-01-31 撮像装置 Pending JPH07222045A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6027475A JPH07222045A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 撮像装置
US08/326,095 US5757423A (en) 1993-10-22 1994-10-19 Image taking apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6027475A JPH07222045A (ja) 1994-01-31 1994-01-31 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07222045A true JPH07222045A (ja) 1995-08-18

Family

ID=12222148

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6027475A Pending JPH07222045A (ja) 1993-10-22 1994-01-31 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07222045A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006077777A1 (ja) * 2005-01-18 2006-07-27 Sony Corporation 撮像装置および撮像方法、並びに撮像装置の設計方法
WO2007013250A1 (ja) * 2005-07-26 2007-02-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 複眼方式の撮像装置
US7184091B2 (en) 2000-11-07 2007-02-27 Minolta Co., Ltd. Method for connecting split images and image shooting apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184091B2 (en) 2000-11-07 2007-02-27 Minolta Co., Ltd. Method for connecting split images and image shooting apparatus
WO2006077777A1 (ja) * 2005-01-18 2006-07-27 Sony Corporation 撮像装置および撮像方法、並びに撮像装置の設計方法
US8031232B2 (en) 2005-01-18 2011-10-04 Sony Corporation Image pickup apparatus including a first image formation system and a second image formation system, method for capturing image, and method for designing image pickup apparatus
WO2007013250A1 (ja) * 2005-07-26 2007-02-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 複眼方式の撮像装置
US7718940B2 (en) 2005-07-26 2010-05-18 Panasonic Corporation Compound-eye imaging apparatus
JP4903705B2 (ja) * 2005-07-26 2012-03-28 パナソニック株式会社 複眼方式の撮像装置及びその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7358999B2 (en) Focus sensing apparatus, focus sensing method using phase-differential detection and computer-readable storage medium therefor
US5694165A (en) High definition image taking apparatus having plural image sensors
US7154542B1 (en) Image pickup apparatus having an exposure control circuit
JP3604781B2 (ja) 光学機器
JP2925871B2 (ja) 固体撮像カメラ
JPH07222045A (ja) 撮像装置
JPH05236314A (ja) 電子カメラ
JP3222687B2 (ja) 固体撮像装置
JP3397401B2 (ja) 撮像装置
JPH07281080A (ja) カメラ
JPH0568666B2 (ja)
JPH07222038A (ja) 撮像装置
JP3397403B2 (ja) 撮像装置
JP3397396B2 (ja) 撮像装置
JPH0279685A (ja) 撮像装置
JPH05145822A (ja) 動体追尾装置
JPH07240932A (ja) 撮像装置
JP3397400B2 (ja) 撮像装置
JP3397398B2 (ja) 撮像装置
JP2984281B2 (ja) 電子カメラ
JPH06217186A (ja) ビデオカメラ
JP3391874B2 (ja) 撮像装置
JP3513200B2 (ja) 撮像装置
JPH06334912A (ja) 画像入力装置
JP2006222903A (ja) 撮像装置