JP3513200B2 - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
い解像度を有する撮像装置に関する。
画素数化、低価格化、小型化が可能となり家庭用の小型
ビデオカメラ、スチルカメラなどに応用普及し、NTS
C等のテレビ規格では十分な画質が得られるようになっ
てきた。
用の画像やハードコピー、コンピュータグラフィックス
等に必要な解像力を得るには、現状のエリアセンサの画
素数では不十分である。固体エリアセンサの画素数は通
常40万画素、高精細用でも200万画素が限度であ
り、さらなる改善は難しいとされている。
法として、例えば特公昭50−13052号、特公昭5
9−18909号、特公昭59−43035号等が提案
している画素ズラシによる方法がある。これは撮像光学
系の像面側に光束を分割する素子、例えばダイクロイッ
クプリズムやハーフミラーを挿入し、複数のエリアセン
サを画素の半ピッチあるいはそれ以下の量だけ位置をズ
ラシして配置する方法で、得られた複数の画像からエリ
アセンサの画素数より多い情報が得られる。
は無数に可能であると記載されているが、撮影レンズの
バックフォーカスを極めて長くしなければならず、実際
には2倍、3Pプリズムを用いても3倍程度が限度であ
る。
は、撮影光学系に楔形の偏向部材を挿入し、偏向部の回
転によって生ずる画像の移動を周期的に撮像し、画素数
以上の情報を得る提案がなされている。しかしながら、
この方法では1フレームの画像を複数回の撮像によって
合成するため動画には適さず、静止被写体であっても時
間がかかる欠点があった。
は、撮影光学系の像をさらに2次結像光学系で分離して
複数の撮像素子で合成し、高解像度を得る提案がなされ
ている。光束分離鏡を1次結像面から微小にズラシて配
置し画像の境界部分の画素欠落を防止する工夫がされて
いるが、実際には分離鏡の厚み、軸外光束の瞳の問題等
があって難しい。画素数の増加も高々2倍ないし3倍程
度である。
よりシェーディングが発生するが、従来の高精細画像の
撮像装置では、簡単な回路で高精度のシェーディング補
正を行うことが出来なかった。
欠点に鑑みてなされたもので、限られた画素数の撮像素
子を用いて高精細画像が得られ、しかも撮影光学系のバ
ックフォーカスなどに制限を与えず、容易な画像合成で
高解像化できる撮像装置の提供を目的としている。
するために、本発明では被写体像を形成する第1の光学
系と、該第1の光学系の予定結像面近傍に配置された第
2の光学系と、前記第1の光学系と光軸を一致させて前
記第2の光学系の後方に配置され、前記第1の光学系が
形成する像の全領域を再結像する第3の光学系と、前記
第1の光学系と光軸を一致させずに前記第2の光学系の
後方に配置された複数のレンズ系を有し、該複数のレン
ズ系のそれぞれによって前記第1の光学系が形成する像
の一部を再結像する第4の光学系と、前記第3及び第4
の光学系の結像面のそれぞれに配置された撮像素子とを
備え、前記第3の光学系の結像面に設けられた撮像素子
により得られる映像信号で、前記第4の光学系の結像面
に設けられた撮像素子により得られる映像信号のシェー
ディング成分を補正することを特徴とする。
被写体像を1次ピント面に結像させ、前記第2の光学系
は第1の光学系の瞳を前記第3及び第4の光学系の瞳近
傍に結像させ、前記第3及び第4の光学系は光軸を一致
させずに、1次ピント面に形成された像を所望の重複
度、倍率で再度結像させることが可能となる。
系がそれぞれ形成する複数の像の和は、前記第1の光学
系が形成する像の全領域を含む構成としている。これに
より、第3の光学系に対応した撮像素子の画像は全画
面、第4の光学系に対応した撮像素子の画像は合成して
全画面となる高精細画像になる。そして、第3の光学系
に対応した撮像素子の全画面画像を用いることにより、
第4の光学系に対応した撮像素子の高精細画像のシェー
ディング補正を簡単な回路で精度良く行っている。
の分割像の和は前記第1の光学系が形成する像の全領域
を含む構成とする。これにより、隣接する分割画像は互
いに境界部分の画素を重複して持つので境界部の不都合
が生じない。
ある。1は第1の光学系で、1次結像面21に被写体の
像を形成する。2は第2の光学系で、実線Aで示した様
に前記光学系1の瞳を第3の光学系3の瞳に結像させて
いる。31は前記光学系3の2次像を撮像する撮像素子
である。4は第4の光学系で41は該光学系4の2次像
を撮像する素子であり、光軸から隔てて配置され、破線
Bは前記第1の光学系1の1次結像面21の一部を前記
撮像素子41上に撮像させ、前記光学系1の瞳の一部を
前記光学系4の瞳に結像させていることを示している。
り、第4の光学系4は、第2の光学系2の後方に光軸を
中心として円周方向に配置された複数個、例えば4個の
レンズ4A,4B,4C,4Dから成り、これらのレン
ズにはそれぞれ撮像素子41A,41B,41C,41
Dが設けられ、前記1次結像面21をこれら撮像素子4
1A〜41Dに分割して結像するようにされている。第
3の光学系3は第4の光学系の後方に光軸上に配置され
ており、該光学系3およびその撮像素子31は前記1次
結像面21の全領域を結像し、そして撮像するように配
されている。
シェーディング特性を示す図で領域32が面上のレベル
分布を示す。又図3(b)は撮像素子41A,41B,
41C,41Dの面上のシェーディング特性を示す図で
42A,42B,42C,42Dの各領域が撮像素子4
1A,41B,41C,41Dに対応している。この図
において、XY方向の平面は撮像素子の受光面を示し、
高さ方向は周辺光量落ちなどで生じるシェーディング成
分の輝度分布を示している。例えば、第1の光学系1の
周辺光量落ちにより生じたシェーディングの場合、撮像
素子31で生じるシェーディングは領域32に示すよう
に中央部の輝度が高く、周辺部が低くなる。これに対
し、撮像素子41で生じるシェーディングは、撮像素子
31で生じるシェーディングを4分割したものである。
よって前記各分割撮像素子41A,41B,41C,4
1Dで生じるシェーディングは、同図3(b)の各領域
42A,42B,42C,42Dに示す通りとなる。そ
してこの領域42A〜Dのシェーディングは、前記撮像
素子31の出力の低域成分である領域32のシェーディ
ング成分にて補正することが出来る。
搭載したビデオカメラのシステムブロック図を示す。同
図において、100は、前記第1〜4の光学系や撮像素
子31,41などで構成される光学系である。200
は、光学系1からの映像信号からRGB信号や輝度
(Y),色差信号(R−Y,B−Y)を作り出すプロセ
ス回路である。300は、プロセス回路200からのア
ナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器
である。400は、メモリやその他種々の信号処理回路
で構成されるデジタル信号処理回路であり、後述するシ
ェーディング補正回路も含まれる。500は、デジタル
信号処理回路400からのデジタル信号をメモリカード
やハードディスクに記録するデジタル記録系である。6
00は、デジタル信号処理回路400からのデジタル信
号をアナログ信号に変換するD/A変換器である。更に
700は、D/A変換器600からのアナログ信号出力
をテープやディスクなどに変調して記録する記録系であ
る。800は、D/A変換器600の出力を外部のモニ
タなどに出力するためのビデオ出力回路である。
1の映像出力の出力方法の例を示す。図中410は、図
4の光学系100の特に受光素子部分の電気的回路を示
している。31,41A,41B,41C,41Dは、
図2に示される撮像素子と同一のもので有り、その受光
部と転送部を示している。これらは、クロックジェネレ
ータ44によりドライブされ信号電荷が読みだされる。
読み出された電荷は、それに続くバッファ33、43A
〜43Dにより夫々電圧に変換されバッファ33からの
信号は直接プロセス回路200に入力され、一方、バッ
ファ43A〜43Dからの信号はアナログスイッチ45
に送られる。アナログスイッチ45は、クロックジェネ
レータ44からの切り替えパルスによって順次切り替え
られていく。次に撮像素子41A〜41Dの読み出し動
作について説明する。まず撮像素子41Aの水平方向の
第1ラインが読み出される。このときアナログスイッチ
45では、スイッチ45AがONされ、そのほかはOF
F状態となる。つづいて撮像素子41Bの水平方向の第
1ラインが読み出され、このときアナログスイッチ45
ではスイッチ45BがONされ、そのほかはOFF状態
となる。これ以後は撮像素子41Aと41Bとの読み出
し動作が1ライン毎に交互に行われる。後段のプロセス
回路200は、クロックジェネレータ44からのクロッ
クパルスに基づいて同期信号を発生するが、撮像素子4
1Aと41Bの両方で1水平ラインとなるように水平同
期信号を発生させる。更に撮像素子41Aと41Bのす
べてのラインが読み出されたら、次には撮像素子41C
と41Dとを1ライン毎に交互に読み出していく。そし
て、後段のプロセス回路200は、撮像素子41Aと4
1Bのときと同様に撮像素子41Cと41Dの両方で1
水平ラインとなるように水平同期信号を発生させる。そ
して撮像素子41Cと41Dのすべてのラインが読み出
されたら、垂直同期信号を発生させる。これによりプロ
セス回路200の出力では、分割撮像素子41の映像は
合成され、高精細画像を得ることができる。
00において所定のプロセス処理を施された後、水平垂
直同期信号を付加される。
グを補正するための回路を示す。51は、前記撮像素子
31の出力をプロセス回路200で処理した全画面映像
信号が入力される端子であり、52は前記端子51から
の全画面映像信号をデジタル信号に変換するためのA/
D変換器であり、53は前記A/D変換器52の出力を
記憶するためのメモリ回路である。更に54は前記撮像
素子41の出力をプロセス回路200で処理した高精細
映像信号が入力される端子であり、55は前記端子54
からの高精細映像信号をデジタル信号に変換するための
A/D変換器であり、56は前記A/D変換器55の出
力を記憶するためのメモリ回路である。そして60はシ
ェーディング補正回路である。この補正回路60は、シ
ェーディングの成分を取り出すためのローパスフィルタ
(LPF)61と、メモリ回路53のデータを高精細セ
ンサたる前記撮像素子41の総画素数に合わせるための
補間回路62と、高精細映像信号からシェーディング成
分を差し引くための引算回路63とからなる。このよう
に前記撮像素子31の全領域映像信号のシェーディング
成分データで、前記撮像素子41の高精細映像信号から
シェーディングデータを差し引くことにより、高精細画
像のシェーディング補正を行うことが出来る。
場合について図7に示す。61から63迄は図6のシェ
ーディング補正回路60と同一のものであり同一符号で
示してある。又、乗算器64とレベル検出器65が追加
されている。この回路では、LPF61の出力の補正レ
ベルをコントロールして精度良く補正できるようにゲイ
ン調整を行っている。前記乗算器64の乗算値は前記レ
ベル検出器65の出力により決定される。該レベル検出
器65では、前記端子54からの高精細映像信号から信
号レベルを検出して、そのレベルにあわせるように前記
乗算器64の乗算値(すなわちシェーディング補正レベ
ル)をコントロールする。
ェーディング補正を行うことが出来る。
1,53,54,56は、図6と同一のものであり同一
符号で示してある。又、71は前記端子51と端子54
からの入力を切り替えるアナログスイッチであり、72
はリファレンス電圧の調整が出来るA/D変換器であ
り、73は該A/D変換器72の出力をメモリ回路53
とメモリ回路56に切り替えるためのデータセレクタ、
80は前記A/D変換器72のリファレンス電圧により
シェーディング補正するためのシエーディング補正回路
である。該シェーディング補正回路80は、LPF81
とリファレンス電圧の調整をするためのD/A変換器8
2とリファレンス定電圧83とリファレンス電圧の切り
替えスイッチ84とで構成されている。
ず通常モードでは、アナログスイッチ71は前記端子5
1の出力を選択している。この時、A/D変換器72の
リファレンス電圧にはリファレンス定電圧83の定電圧
が供給されており、前記A/D変換器72の出力はデー
タセレクタ73を通してメモリ回路53に供給されてい
る。そして高精細モードでは、前記アナログスイッチ7
1は前記端子54の出力を選択する。前記データセレク
タ73はメモリ回路56に切り替わり、リファレンス電
圧の切り替えスイッチ84もD/A変換器82側に切り
替わる。この時、メモリ回路53の出力はLPF81に
入力されてシェーディング成分が取り出され、更にD/
A変換器82にてアナログ電圧に変換され、シェーディ
ング補正用の電圧にされて前記A/D変換器72のリフ
ァレンス電圧端子に供給される。これにより前記端子5
4のデータはA/D変換時にシェーディング補正される
ことになる。
場合について図9に示す。この回路では、レベル検出回
路85が追加されている。このレベル検出回路85の動
作は、高精細モード時にA/D変換器72の出力レベル
から、補正すべきシェーディングレベルを換算して、そ
の大きさに従ってD/A変換器82のリファレンス電圧
レベルを変えシェーディングの精度を向上させたもので
ある。このレベル検出回路85は、通常モード時の前記
端子51の出力レベルの積分値と高精細モード時の前記
端子54の出力レベルの積分値とを比較して、その差に
応じて出力電圧をコントロールする。例えば、前記レベ
ル検出回路85は、前記端子51の出力レベルの積分値
が高精細モード時の前記端子54の出力レベルの積分値
より大きいときは、この出力を大きくして前記D/A変
換器82のリファレンス電圧を上げて補正すべきシェー
ディングレベルを下げる。逆に、前記端子51の出力レ
ベルの積分値が高精細モード時の前記端子54の出力レ
ベルの積分値より小さいときは、この出力を小さくして
前記D/A変換器82のリファレンス電圧を下げて補正
すべきシェーディングレベルを上げる。これにより、シ
ェーディング補正の精度を高めることが出来る。
限られた画素数の撮像素子を用いて高精細画像が得ら
れ、しかも撮影光学系のバックフォーカスなどに制限を
与えず、第3の光学系で得られた画像の情報を使用して
分割画像のシェーディング補正を高精度に行えるので画
像間の境界部分に不都合が生じない撮像装置が可能であ
る。
ない場合で、第3の光学系で得られた画像と第4の光学
系で得られた合成画像を選択して使用可能となる。
した概念図である。
2次像を撮像する撮像素子の夫々の画像のシェーディン
グ特性に関する説明図である。
ムブロック図である。
説明する図で、図4の光学系の特に受光素子部分を示す
回路図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 被写体像を形成する第1の光学系と、該
第1の光学系の予定結像面近傍に配置された第2の光学
系と、前記第1の光学系と光軸を一致させて前記第2の
光学系の後方に配置され、前記第1の光学系が形成する
像の全領域を再結像する第3の光学系と、前記第1の光
学系と光軸を一致させずに前記第2の光学系の後方に配
置された複数のレンズ系を有し、該複数のレンズ系のそ
れぞれによって前記第1の光学系が形成する像の一部を
再結像する第4の光学系と、前記第3及び第4の光学系
の結像面のそれぞれに配置された撮像素子とを備え、前
記第3の光学系の結像面に設けられた撮像素子により得
られる映像信号で、前記第4の光学系の結像面に設けら
れた撮像素子により得られる映像信号のシェーディング
成分を補正することを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記第4の光学系の複数のレンズ系がそ
れぞれ形成する複数の像の和は、前記第1の光学系が形
成する像の全領域を含む構成としたことを特徴とする請
求項1記載の撮像装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP34664593A JP3513200B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 撮像装置 |
US08/326,095 US5757423A (en) | 1993-10-22 | 1994-10-19 | Image taking apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34664593A JP3513200B2 (ja) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | 撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH07184105A JPH07184105A (ja) | 1995-07-21 |
JP3513200B2 true JP3513200B2 (ja) | 2004-03-31 |
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ID=18384852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP34664593A Expired - Fee Related JP3513200B2 (ja) | 1993-10-22 | 1993-12-22 | 撮像装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
JP4023494B2 (ja) * | 2005-01-18 | 2007-12-19 | ソニー株式会社 | 撮像装置および撮像方法、並びに撮像装置の設計方法 |
JP4752733B2 (ja) * | 2005-12-02 | 2011-08-17 | ソニー株式会社 | 撮像装置および撮像方法、並びに撮像装置の設計方法 |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP34664593A patent/JP3513200B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07184105A (ja) | 1995-07-21 |
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