JPH07221973A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH07221973A JPH07221973A JP6024868A JP2486894A JPH07221973A JP H07221973 A JPH07221973 A JP H07221973A JP 6024868 A JP6024868 A JP 6024868A JP 2486894 A JP2486894 A JP 2486894A JP H07221973 A JPH07221973 A JP H07221973A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パターン情報の欠落しやすい条件下で最適な
パターン情報を付加する。 【構成】 画像読取装置3で読取られた画像情報を画像
処理装置4で画像処理した後、パターン付加装置7によ
って決定された特定のパターンを、画像出力装置によっ
て処理された用紙に付加する。即ち画像形成部6の感光
体のキズを検出するキズ検出センサS1からのキズ検出
値に基づいて特定のパターンを付加パターン選択装置8
が選択し、その切替信号をパターン付加装置7に送っ
て、複数の特定のパターンの中から付加するパターンを
決定する。このパターン信号をレーザ書込装置5に送っ
て、画像にパターンを付加し、出力する。この構成によ
れば、感光体のキズの多少によって、付加されたパター
ンが見え過ぎたり、判読できなかったりなどがなくな
り、常に安定した付加パターンが作成できる。
パターン情報を付加する。 【構成】 画像読取装置3で読取られた画像情報を画像
処理装置4で画像処理した後、パターン付加装置7によ
って決定された特定のパターンを、画像出力装置によっ
て処理された用紙に付加する。即ち画像形成部6の感光
体のキズを検出するキズ検出センサS1からのキズ検出
値に基づいて特定のパターンを付加パターン選択装置8
が選択し、その切替信号をパターン付加装置7に送っ
て、複数の特定のパターンの中から付加するパターンを
決定する。このパターン信号をレーザ書込装置5に送っ
て、画像にパターンを付加し、出力する。この構成によ
れば、感光体のキズの多少によって、付加されたパター
ンが見え過ぎたり、判読できなかったりなどがなくな
り、常に安定した付加パターンが作成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は紙幣、有価証券等のカラ
ー原稿を忠実に複写することを防ぐための悪用複写防止
機能を備えた画像処理装置に関する。
ー原稿を忠実に複写することを防ぐための悪用複写防止
機能を備えた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー複写機の性能の向上と共
に、紙幣あるいは株券、債券等の有価証券、定期券、催
しものの入場券、金券等の複写を防止する機能を有する
複写機の開発の必要性が高くなっている。従来の複写機
の複写防止機能に関する技術としては、大きく分けて、
原稿側に正常な複写を防止する機能を付与する技術と画
像読取/検出装置にて複写禁止原稿を検知し、正常に複
写動作させない機能を付与する技術に分けられる。前者
の原稿側に正常な複写を防止する機能としては、例えば
金属粉を原稿に混入させて、原稿画像面照射ランプの金
属粉による原稿画像以外の金属粉に基づく複写画像を形
成させるもの、原稿記録画像のバックグランドパターン
と複写時に網点をかけることで生じるモアレとかホログ
ラフィーを利用して加工したものあるいはインクに複写
で鮮明な画像形成ができない蛍光色を利用したもの、セ
レン感光体を用いる複写機で再現しにくい青色インキを
利用させるもの等の技術が知られている。後者の画像読
取/検出装置にて複写禁止原稿を検知し、正常に複写動
作させない機能を付与する技術は原稿の読取りデータと
メモリ内の基本データを比較して、複写をして良い原稿
かどうかを判断して、複写を禁止する、出力用紙を未定
着にする、用紙の出力状態を正常時とは変える等の処理
をする方法が知られている。
に、紙幣あるいは株券、債券等の有価証券、定期券、催
しものの入場券、金券等の複写を防止する機能を有する
複写機の開発の必要性が高くなっている。従来の複写機
の複写防止機能に関する技術としては、大きく分けて、
原稿側に正常な複写を防止する機能を付与する技術と画
像読取/検出装置にて複写禁止原稿を検知し、正常に複
写動作させない機能を付与する技術に分けられる。前者
の原稿側に正常な複写を防止する機能としては、例えば
金属粉を原稿に混入させて、原稿画像面照射ランプの金
属粉による原稿画像以外の金属粉に基づく複写画像を形
成させるもの、原稿記録画像のバックグランドパターン
と複写時に網点をかけることで生じるモアレとかホログ
ラフィーを利用して加工したものあるいはインクに複写
で鮮明な画像形成ができない蛍光色を利用したもの、セ
レン感光体を用いる複写機で再現しにくい青色インキを
利用させるもの等の技術が知られている。後者の画像読
取/検出装置にて複写禁止原稿を検知し、正常に複写動
作させない機能を付与する技術は原稿の読取りデータと
メモリ内の基本データを比較して、複写をして良い原稿
かどうかを判断して、複写を禁止する、出力用紙を未定
着にする、用紙の出力状態を正常時とは変える等の処理
をする方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
のいずれの原稿の悪用複写防止技術も一長一短があり、
広く普及していない。また、画像読取/検出装置側の正
常な複写防止機能は特定の原稿の基本データを記憶する
膨大な容量を持つメモリと読取り原稿画像との比較判断
のための手段等が必要であり、コストが高くなる。さら
に、特定のパターンを付加することで偽造を防止する機
能を持つ画像処理装置においては、パターン付加手段か
らのパターン情報がコピーに画像と共に印字される。こ
のパターン情報は決して欠落してはならないが、低い印
字濃度、小さいドット形状、キズのある感光体、用紙が
パターン印字の色と同じであるなどによって欠落し易い
という問題があった。本発明の目的は、パターン情報の
欠落しやすい条件下で最適なパターン情報を付加するこ
とができる画像処理装置を提供することである。
のいずれの原稿の悪用複写防止技術も一長一短があり、
広く普及していない。また、画像読取/検出装置側の正
常な複写防止機能は特定の原稿の基本データを記憶する
膨大な容量を持つメモリと読取り原稿画像との比較判断
のための手段等が必要であり、コストが高くなる。さら
に、特定のパターンを付加することで偽造を防止する機
能を持つ画像処理装置においては、パターン付加手段か
らのパターン情報がコピーに画像と共に印字される。こ
のパターン情報は決して欠落してはならないが、低い印
字濃度、小さいドット形状、キズのある感光体、用紙が
パターン印字の色と同じであるなどによって欠落し易い
という問題があった。本発明の目的は、パターン情報の
欠落しやすい条件下で最適なパターン情報を付加するこ
とができる画像処理装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載された本発明の画像処理装置は、
デシタル画像データを処理する画像処理手段と、感光体
のキズを検出する検知手段と、該キズ検知手段にて検出
され検出値によって付加するパターンの形状および/ま
たは濃さを切替えるパターン選択手段と、該パターン選
択手段にて選択された特定のパータンを付加するパター
ン付加手段と、該パターン付加手段からのパータン情報
を含む画像を出力する画像出力手段とを具備した構成に
ある。また請求項2に記載された発明は、上記請求項1
に記載の発明において、検知手段が用紙の色を検出する
手段で構成されている。
めに、請求項1に記載された本発明の画像処理装置は、
デシタル画像データを処理する画像処理手段と、感光体
のキズを検出する検知手段と、該キズ検知手段にて検出
され検出値によって付加するパターンの形状および/ま
たは濃さを切替えるパターン選択手段と、該パターン選
択手段にて選択された特定のパータンを付加するパター
ン付加手段と、該パターン付加手段からのパータン情報
を含む画像を出力する画像出力手段とを具備した構成に
ある。また請求項2に記載された発明は、上記請求項1
に記載の発明において、検知手段が用紙の色を検出する
手段で構成されている。
【0005】
【作用】請求項1に記載された発明によれば、パターン
選択手段はキズ検出手段からのキズ検出値に基づいて形
状、または濃度、あるいは形状と濃度の異なる特定のパ
ターンを選択する。パターン付加手段は、予め用意され
たパターンの中から選択されたパターンを決定し、この
パターンに切替える。切替えられたパターン信号を画像
出力手段に送って、処理された画像に特定のパターンを
付加することにより、パターンが見え過ぎたり、あるい
は判読できなかったりすることがなくなり、常に安定し
た付加パターンを作成することができる。また請求項2
に記載された発明によれば、用紙の色情報に基づいて選
択された最適なパターンが、処理された画像に付加する
ことにより、上記同様の作用効果が得られる。
選択手段はキズ検出手段からのキズ検出値に基づいて形
状、または濃度、あるいは形状と濃度の異なる特定のパ
ターンを選択する。パターン付加手段は、予め用意され
たパターンの中から選択されたパターンを決定し、この
パターンに切替える。切替えられたパターン信号を画像
出力手段に送って、処理された画像に特定のパターンを
付加することにより、パターンが見え過ぎたり、あるい
は判読できなかったりすることがなくなり、常に安定し
た付加パターンを作成することができる。また請求項2
に記載された発明によれば、用紙の色情報に基づいて選
択された最適なパターンが、処理された画像に付加する
ことにより、上記同様の作用効果が得られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明を適用する画像処理装置の一例で
あるデジタルカラー複写機の全体構成を示す。図1にお
いて、カラー複写機1は、原稿を載置する原稿台2、原
稿画像を読取るスキャナ部3、読取られた画像を編集処
理する画像処理部4、処理された画像データを感光体に
レーザで書込むレーザ(ROS)光学部5、書込まれた
画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成部6、およ
び図示を省略した画像形成後の用紙を処理するフニッシ
ャー、複写条件を設定するユーザインタフェースから構
成されている。
する。図1は、本発明を適用する画像処理装置の一例で
あるデジタルカラー複写機の全体構成を示す。図1にお
いて、カラー複写機1は、原稿を載置する原稿台2、原
稿画像を読取るスキャナ部3、読取られた画像を編集処
理する画像処理部4、処理された画像データを感光体に
レーザで書込むレーザ(ROS)光学部5、書込まれた
画像情報に基づいて画像形成を行う画像形成部6、およ
び図示を省略した画像形成後の用紙を処理するフニッシ
ャー、複写条件を設定するユーザインタフェースから構
成されている。
【0007】スキャナ部3は、イメージングユニット、
イメージングユニット駆動装置等からなり、イメージン
グユニット内のカラーフィルタで光の原色B(青)、G
(緑)、R(赤)に色分解してCCDラインセンサを用
いて読取ったカラー原稿の画像情報を多階調のデジタル
画像信号BGRに変換して画像処理部4に出力する。画
像処理部4は、BGRの画像信号を入力して色や階調、
精細度その他画質、再現性を高めるために各種の変換、
補正処理、さらには編集処理等の種々の処理を行ない、
また、前記処理信号に基づきトナーの原色Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒または
墨)へ変換し、プロセスカラーの階調トナー信号をオン
/オフの2値化トナー信号に変換してROS光学部5に
出力する。ROS光学部5は、レーザ出力部において画
像信号を光信号に変換し、ポリゴンミラー、F/θレン
ズ及び反射ミラーを介して感光体9上に原稿画像に対応
した潜像を形成させる。
イメージングユニット駆動装置等からなり、イメージン
グユニット内のカラーフィルタで光の原色B(青)、G
(緑)、R(赤)に色分解してCCDラインセンサを用
いて読取ったカラー原稿の画像情報を多階調のデジタル
画像信号BGRに変換して画像処理部4に出力する。画
像処理部4は、BGRの画像信号を入力して色や階調、
精細度その他画質、再現性を高めるために各種の変換、
補正処理、さらには編集処理等の種々の処理を行ない、
また、前記処理信号に基づきトナーの原色Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(黒または
墨)へ変換し、プロセスカラーの階調トナー信号をオン
/オフの2値化トナー信号に変換してROS光学部5に
出力する。ROS光学部5は、レーザ出力部において画
像信号を光信号に変換し、ポリゴンミラー、F/θレン
ズ及び反射ミラーを介して感光体9上に原稿画像に対応
した潜像を形成させる。
【0008】感光体9の周囲には、帯電装置10、電位
計11、ロータリ現像装置12、転写装置14、クリー
ナー装置15、除電装置16が配置されており、トナー
ディスペンス装置13によりBK,Y,M,Cの各トナ
ーが現像装置12に供給され、帯電装置10で帯電され
た静電潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像
形成タイミングに合わせて、搬送されてくる用紙にトナ
ー像を転写装置14によって転写する。転写後に感光体
表面に残ったトナーはクリーナー装置15で除去され、
また感光体表面の残留電荷は除電ランプ16にて除去さ
れる。一方トナー像が転写された用紙は定着装置22で
定着され、フィニッシャーに排出される。
計11、ロータリ現像装置12、転写装置14、クリー
ナー装置15、除電装置16が配置されており、トナー
ディスペンス装置13によりBK,Y,M,Cの各トナ
ーが現像装置12に供給され、帯電装置10で帯電され
た静電潜像を現像してトナー像を形成し、このトナー像
形成タイミングに合わせて、搬送されてくる用紙にトナ
ー像を転写装置14によって転写する。転写後に感光体
表面に残ったトナーはクリーナー装置15で除去され、
また感光体表面の残留電荷は除電ランプ16にて除去さ
れる。一方トナー像が転写された用紙は定着装置22で
定着され、フィニッシャーに排出される。
【0009】転写装置14の転写ドラムの周囲には、転
写コロトロン17、剥離コロトロン18、除電コロトロ
ン19が配置されており、用紙トレイ20から用紙搬送
装置21により送られてくる用紙を転写ドラムにくわえ
込み、4色フルカラーコピーの場合には、転写ドラムを
4回転させて用紙にYMCKの各トナー像を転写させた
後、定着装置22に送る。符号23は湿度センサであ
る。
写コロトロン17、剥離コロトロン18、除電コロトロ
ン19が配置されており、用紙トレイ20から用紙搬送
装置21により送られてくる用紙を転写ドラムにくわえ
込み、4色フルカラーコピーの場合には、転写ドラムを
4回転させて用紙にYMCKの各トナー像を転写させた
後、定着装置22に送る。符号23は湿度センサであ
る。
【0010】次に読取ったデジタル画像データに対し
て、特定のパターン情報を付加して印字するようにした
原稿の悪用画像処理防止機能を備えた画像処理装置の実
施例を説明する。処理された複写用紙には、複写画像を
形成する複写画像形成エリアに重ねてパターン情報印刷
エリアが設けられており、このパターン情報印刷エリア
に、装置に内蔵されたパターン情報が印刷される。ここ
で、パターン情報印刷エリアは、読取った画像データの
すべてに付加して印刷する複写画像形成エリアに設定す
るか、あるいは複写画像形成エリアの中で特定エリアを
設定するかを装置仕様に合わせて取捨選択できる。
て、特定のパターン情報を付加して印字するようにした
原稿の悪用画像処理防止機能を備えた画像処理装置の実
施例を説明する。処理された複写用紙には、複写画像を
形成する複写画像形成エリアに重ねてパターン情報印刷
エリアが設けられており、このパターン情報印刷エリア
に、装置に内蔵されたパターン情報が印刷される。ここ
で、パターン情報印刷エリアは、読取った画像データの
すべてに付加して印刷する複写画像形成エリアに設定す
るか、あるいは複写画像形成エリアの中で特定エリアを
設定するかを装置仕様に合わせて取捨選択できる。
【0011】パターン情報としての符号化情報は、ドッ
トの組合わせによる有意情報によって構成される。これ
らの情報は、人間の目の検知限界以下、すなわち目視限
界以下の面積、濃度あるいは面積と濃度の組合わせによ
って構成される。符号化情報に用いる個々のドットの面
積や濃度を目視限界以下にする。通常カラー複写機は、
印刷と一緒でイエロー、マジェンタ、シアン、黒の4色
の版で印刷されるので、その中の特定色として、例えば
単一色または複数色を組合わせた色にてパターン情報を
印刷する。好ましくは、特定色は人間の目で一番検知し
ずらいイエローを使用する。
トの組合わせによる有意情報によって構成される。これ
らの情報は、人間の目の検知限界以下、すなわち目視限
界以下の面積、濃度あるいは面積と濃度の組合わせによ
って構成される。符号化情報に用いる個々のドットの面
積や濃度を目視限界以下にする。通常カラー複写機は、
印刷と一緒でイエロー、マジェンタ、シアン、黒の4色
の版で印刷されるので、その中の特定色として、例えば
単一色または複数色を組合わせた色にてパターン情報を
印刷する。好ましくは、特定色は人間の目で一番検知し
ずらいイエローを使用する。
【0012】符号化情報は、文字列をコード変換し、こ
れを1行のビット列で表すパターン情報に変換してデジ
タル画像データに付加する。図2は特定のパターンを付
加するための画像処理システムのハードウエア構成を示
す。本システムは画像読取装置が原稿画像を画素単位で
読取り、該読取り画像データを画像処理装置で画像処理
した後、パターン付加装置によって決定された特定のパ
ターンを付加し、その画像が画像出力装置から出力され
るように構成されている。ここで、ROS光学部(L
D)、帯電器、感光体、現像器、転写ドラムなどの要素
は画像出力装置を構成している。
れを1行のビット列で表すパターン情報に変換してデジ
タル画像データに付加する。図2は特定のパターンを付
加するための画像処理システムのハードウエア構成を示
す。本システムは画像読取装置が原稿画像を画素単位で
読取り、該読取り画像データを画像処理装置で画像処理
した後、パターン付加装置によって決定された特定のパ
ターンを付加し、その画像が画像出力装置から出力され
るように構成されている。ここで、ROS光学部(L
D)、帯電器、感光体、現像器、転写ドラムなどの要素
は画像出力装置を構成している。
【0013】特に、図2に示す画像処理装置は、感光体
のキズ検出値によって特定のパターンの形状および/ま
たは濃さを切替える機能を備えている。画像読取装置3
にて読取られた画像信号は画像処理装置4において処理
された後、レーザ書込装置(LD)5にて変換されたレ
ーザ光により感光体に画像が書込まれる。同時にパター
ン付加装置7が動作し、検出されたキズ情報に基づいて
選択されたパターンの形状および/または濃さが制御さ
れ、このパータンがレーザ書込装置5によって付加され
る。
のキズ検出値によって特定のパターンの形状および/ま
たは濃さを切替える機能を備えている。画像読取装置3
にて読取られた画像信号は画像処理装置4において処理
された後、レーザ書込装置(LD)5にて変換されたレ
ーザ光により感光体に画像が書込まれる。同時にパター
ン付加装置7が動作し、検出されたキズ情報に基づいて
選択されたパターンの形状および/または濃さが制御さ
れ、このパータンがレーザ書込装置5によって付加され
る。
【0014】さらに、特定のパータンの付加について詳
しく説明すると、キズ検出センサS1からのキズ検出値
に基づいて特定のパターンを付加パターン選択装置8が
選択し、この選択されたパターンに対応した切替信号を
パターン付加装置7に送る。パターン付加装置7では、
予め用意された複数の特定のパターンの中から付加パタ
ーン選択装置8からの切替信号によってパターンを決定
し、このパターン信号をレーザ書込装置5に送って、処
理された画像に特定のパターンを付加する。
しく説明すると、キズ検出センサS1からのキズ検出値
に基づいて特定のパターンを付加パターン選択装置8が
選択し、この選択されたパターンに対応した切替信号を
パターン付加装置7に送る。パターン付加装置7では、
予め用意された複数の特定のパターンの中から付加パタ
ーン選択装置8からの切替信号によってパターンを決定
し、このパターン信号をレーザ書込装置5に送って、処
理された画像に特定のパターンを付加する。
【0015】図3は符号化パターンが印刷された用紙を
示す。図4は感光体のキズ情報に応じて切替えられる符
号化パターンの例示である。用紙に印刷された符号化さ
れた特定のパターンは、感光体にキズが多くある時には
判読ができなくなる傾向にある。そのため、感光体にキ
ズが多くある時にはドット形状を大きく、一方少ない時
にはドット形状を小さくして印刷する。図示の例ではキ
ズが多くある時は2ドット、少ない時は1ドットにより
特定のパターンが構成されている。図5(1)はドット
形状に対するキズの大きさと判読性の関係を表す。また
図5(2)はドット形状に対するキズの大きさとドット
の見え易さを表す。なお、図5において、判読性はスキ
ャナーと画像処理によるものであり、ドットの見え易さ
は人間の目で見える程度によるものである。
示す。図4は感光体のキズ情報に応じて切替えられる符
号化パターンの例示である。用紙に印刷された符号化さ
れた特定のパターンは、感光体にキズが多くある時には
判読ができなくなる傾向にある。そのため、感光体にキ
ズが多くある時にはドット形状を大きく、一方少ない時
にはドット形状を小さくして印刷する。図示の例ではキ
ズが多くある時は2ドット、少ない時は1ドットにより
特定のパターンが構成されている。図5(1)はドット
形状に対するキズの大きさと判読性の関係を表す。また
図5(2)はドット形状に対するキズの大きさとドット
の見え易さを表す。なお、図5において、判読性はスキ
ャナーと画像処理によるものであり、ドットの見え易さ
は人間の目で見える程度によるものである。
【0016】このようにキズによる見えにくさは1ドッ
トを2ドットとすること、すなわちドット形状を大きく
することで解決できるが、さらに濃度を制御することに
より信頼性を向上させることができる。すなわち、特定
のパータンの濃さは人間ではあまり気づかないが、スキ
ャナーと画像処理にて判読できるパターンを画像に付加
する時に、付加するパターンの濃度が高すぎると人間の
目にカブリとして認識され、逆に低すぎるとスキャナー
と画像処理にて判読できないという問題があるため、ド
ットの形状が小さいときには高い濃度を、またドットの
形状が大きいときは低い濃度に切替え制御を行う。図示
の例では1ドットのとき高い濃度とし、2ドットのとき
低い濃度にて特定のパターンを付加する。
トを2ドットとすること、すなわちドット形状を大きく
することで解決できるが、さらに濃度を制御することに
より信頼性を向上させることができる。すなわち、特定
のパータンの濃さは人間ではあまり気づかないが、スキ
ャナーと画像処理にて判読できるパターンを画像に付加
する時に、付加するパターンの濃度が高すぎると人間の
目にカブリとして認識され、逆に低すぎるとスキャナー
と画像処理にて判読できないという問題があるため、ド
ットの形状が小さいときには高い濃度を、またドットの
形状が大きいときは低い濃度に切替え制御を行う。図示
の例では1ドットのとき高い濃度とし、2ドットのとき
低い濃度にて特定のパターンを付加する。
【0017】本実施例によれば、符号化パターンは感光
体のキズが多くなると判読ができなくなる傾向にある
が、上記のように符号化パターンを切替えることによ
り、感光体にキズが多くなっても符号化パターンの判読
ができると共に、画像の品質低下をきたすことなく、原
稿の悪用画像処理が防止できる。ところで、感光体の全
面に大きいキズが多く発生していない場合は、ドットが
キズに一致する確率も少ない、つまりドットがキズの中
に入りにくい状態ではキズによって印字されないドット
も少なくなることにより、印字されたドットが大きいと
人間の目に見易くなる。このようなケースでは、大きい
ドットのとき濃度を下げると有効である。
体のキズが多くなると判読ができなくなる傾向にある
が、上記のように符号化パターンを切替えることによ
り、感光体にキズが多くなっても符号化パターンの判読
ができると共に、画像の品質低下をきたすことなく、原
稿の悪用画像処理が防止できる。ところで、感光体の全
面に大きいキズが多く発生していない場合は、ドットが
キズに一致する確率も少ない、つまりドットがキズの中
に入りにくい状態ではキズによって印字されないドット
も少なくなることにより、印字されたドットが大きいと
人間の目に見易くなる。このようなケースでは、大きい
ドットのとき濃度を下げると有効である。
【0018】図6は用紙の色によって特定のパターンの
形状および/または濃さを切替える機能を備えた画像処
理装置の基本構成を示す。画像読取装置3にて読み取ら
れた画像信号は画像処理装置4において処理された後、
レーザ書込装置(LD)5にて変換されたレーザ光によ
り感光体に画像が書込まれる。付加パターン選択装置8
は用紙色検出センサS2からの用紙色検出値に基づいて
特定のパターンを選択し、この切替信号をパターン付加
装置7に送る。パターン付加装置7は、予め用意された
複数の特定のパターンの中から付加パターン選択装置8
からの切替信号によってパターンを決定し、このパター
ン信号をレーザ書込装置5に送って、処理された画像に
符号化パターンを上記同様に付加する。
形状および/または濃さを切替える機能を備えた画像処
理装置の基本構成を示す。画像読取装置3にて読み取ら
れた画像信号は画像処理装置4において処理された後、
レーザ書込装置(LD)5にて変換されたレーザ光によ
り感光体に画像が書込まれる。付加パターン選択装置8
は用紙色検出センサS2からの用紙色検出値に基づいて
特定のパターンを選択し、この切替信号をパターン付加
装置7に送る。パターン付加装置7は、予め用意された
複数の特定のパターンの中から付加パターン選択装置8
からの切替信号によってパターンを決定し、このパター
ン信号をレーザ書込装置5に送って、処理された画像に
符号化パターンを上記同様に付加する。
【0019】図7は用紙の色情報に応じて切替えられる
符号化パターンの例示である。用紙の色は用紙搬送路に
配備されたセンサにて検知する。用紙に印刷された符号
化された特定のパターンは、用紙が黄色であるほど判読
ができなくなる傾向にある。そのため、用紙が黄色であ
る時はドット形状を大きく、一方黄色以外の色の時には
ドット形状を小さくして印刷する。図示の例では用紙が
黄色である時は2ドット、黄色以外の色の時は1ドット
により特定のパターンが構成されている。用紙の色に対
するパターン形状、濃さの具体例を図8に示す。
符号化パターンの例示である。用紙の色は用紙搬送路に
配備されたセンサにて検知する。用紙に印刷された符号
化された特定のパターンは、用紙が黄色であるほど判読
ができなくなる傾向にある。そのため、用紙が黄色であ
る時はドット形状を大きく、一方黄色以外の色の時には
ドット形状を小さくして印刷する。図示の例では用紙が
黄色である時は2ドット、黄色以外の色の時は1ドット
により特定のパターンが構成されている。用紙の色に対
するパターン形状、濃さの具体例を図8に示す。
【0020】本実施例によれば、符号化パターンは用紙
が黄色であるほど判読ができなくなる傾向にあるが、上
記のように符号化パターンを切替えることにより、用紙
の黄色さが増しても判読できる。本実施例では用紙の色
によって特定のパータンを付加する構成について説明し
たが、さらに用紙の色によって特定のパターンを付加を
禁止する手段を設けることもできる。例えば特定のパー
タンを禁止する用紙の色として、OHPシートや指定さ
れたカラー用紙などを対象とする。また実施例では、感
光体のキズと用紙の色を分けてパータンを付加するもの
で説明したが、感光体のキズおよび用紙の色の両方の検
出値から特定のパータンの形状、濃さを決定し、そのパ
ータンを付加するように構成することもできる。
が黄色であるほど判読ができなくなる傾向にあるが、上
記のように符号化パターンを切替えることにより、用紙
の黄色さが増しても判読できる。本実施例では用紙の色
によって特定のパータンを付加する構成について説明し
たが、さらに用紙の色によって特定のパターンを付加を
禁止する手段を設けることもできる。例えば特定のパー
タンを禁止する用紙の色として、OHPシートや指定さ
れたカラー用紙などを対象とする。また実施例では、感
光体のキズと用紙の色を分けてパータンを付加するもの
で説明したが、感光体のキズおよび用紙の色の両方の検
出値から特定のパータンの形状、濃さを決定し、そのパ
ータンを付加するように構成することもできる。
【0021】図9は感光体のキズと用紙の色に対するド
ット形状と濃さに関して有効な組み合わせの例を示した
ものである。図9において、用紙の色と感光体のキズの
両方の検出値を使用するときは用紙が黄色であれば、ス
キャナーと画像処理の判読性を良くするため2ドット濃
いを強制し、他はキズのレベルに応じて1または2ドッ
ト,濃いまたはうすいを変更する。図10にOHP,キ
ズ,濃さによるドット印字処理のフローを示す。
ット形状と濃さに関して有効な組み合わせの例を示した
ものである。図9において、用紙の色と感光体のキズの
両方の検出値を使用するときは用紙が黄色であれば、ス
キャナーと画像処理の判読性を良くするため2ドット濃
いを強制し、他はキズのレベルに応じて1または2ドッ
ト,濃いまたはうすいを変更する。図10にOHP,キ
ズ,濃さによるドット印字処理のフローを示す。
【0022】本発明の対象となる原稿は紙幣あるいは株
券、債券等の有価証券、定期券、催しものの入場券、金
券等である。本発明の画像処理装置は複写機のみなら
ず、ファクシミリ、プリンタにも適用できる。
券、債券等の有価証券、定期券、催しものの入場券、金
券等である。本発明の画像処理装置は複写機のみなら
ず、ファクシミリ、プリンタにも適用できる。
【0023】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、感光体
のキズ、用紙の色に応じて付加するパターンを切替える
ので、パターンが見え過ぎたり、あるいは判読できなか
ったりすることがなくなり、常に安定した付加パターン
を作成することができると共に、通常使用の画像の品質
低下を来すことなく、悪用を防ぐことができる。
のキズ、用紙の色に応じて付加するパターンを切替える
ので、パターンが見え過ぎたり、あるいは判読できなか
ったりすることがなくなり、常に安定した付加パターン
を作成することができると共に、通常使用の画像の品質
低下を来すことなく、悪用を防ぐことができる。
【図1】 本発明を適用するカラー複写機の模式図であ
る。
る。
【図2】 本発明をカラー複写機に適用した場合のシス
テム構成図である。
テム構成図である。
【図3】 符号化パターンを印刷した用紙の説明図であ
る。
る。
【図4】 感光体のキズ情報により選択されるパターン
の説明図である。
の説明図である。
【図5】 ドット形状に対する、感光体のキズと判読性
および感光体のキズとドットの見え易さの関係を表す図
である。
および感光体のキズとドットの見え易さの関係を表す図
である。
【図6】 本発明の他の実施例のシステム構成図であ
る。
る。
【図7】 用紙の色情報により選択されるパターンの説
明図である。
明図である。
【図8】 用紙の色に対するパターン形状、濃さの具体
例を説明する図である。
例を説明する図である。
【図9】 感光体のキズと用紙の色に対するドット形状
と濃さに関して有効な組み合わせ例を示した図である。
と濃さに関して有効な組み合わせ例を示した図である。
【図10】 OHP,キズ,濃さによるドット印字処理
のフローチャートである。
のフローチャートである。
1…カラー複写機、2…原稿台、3…スキャナー部(画
像読取装置)、4…画像処理部(画像処理装置)、5…
ROS光学部(レーザ書込装置)、6…画像形成部(画
像出力装置)、7…パターン付加装置、8…付加パター
ン選択装置、9…感光体、14…転写装置、S1…キズ
検出センサ、S2…用紙検出センサ
像読取装置)、4…画像処理部(画像処理装置)、5…
ROS光学部(レーザ書込装置)、6…画像形成部(画
像出力装置)、7…パターン付加装置、8…付加パター
ン選択装置、9…感光体、14…転写装置、S1…キズ
検出センサ、S2…用紙検出センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 デシタル画像データを処理する画像処理
手段と、 感光体のキズを検出する検知手段と、 該キズ検知手段にて検出され検出値によって付加するパ
ターンの形状および/または濃さを切替えるパターン選
択手段と、 該パターン選択手段にて選択された特定のパータンを付
加するパターン付加手段と、 該パターン付加手段からのパータン情報を含む画像を出
力する画像出力手段と、を具備する画像処理装置。 - 【請求項2】 上記検知手段が用紙の色を検出する手段
で構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024868A JPH07221973A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024868A JPH07221973A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07221973A true JPH07221973A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=12150194
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6024868A Pending JPH07221973A (ja) | 1994-01-27 | 1994-01-27 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07221973A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011008254A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Xerox Corp | 電子写真印刷装置における感光体の不良化を感知する装置およびその方法 |
-
1994
- 1994-01-27 JP JP6024868A patent/JPH07221973A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011008254A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Xerox Corp | 電子写真印刷装置における感光体の不良化を感知する装置およびその方法 |
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