JPH0722186A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JPH0722186A
JPH0722186A JP19292093A JP19292093A JPH0722186A JP H0722186 A JPH0722186 A JP H0722186A JP 19292093 A JP19292093 A JP 19292093A JP 19292093 A JP19292093 A JP 19292093A JP H0722186 A JPH0722186 A JP H0722186A
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JP
Japan
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discharge lamp
lighting
starting
voltage
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP19292093A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kenmochi
芳生 釼持
Makoto Ueno
真 上野
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Eye Lighting Systems Corp
Original Assignee
Eye Lighting Systems Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放電灯8と並列に接続されたコンデンサ22
に直流充電された電荷を、スイッチング素子23のオン
作動により放出する際に発生する高圧パルスにより放電
灯8を始動させる始動手段6と、前記放電灯8の異常不
点時に前記始動手段6のコンデンサ22への供給電流を
交流電流とし、前記始動用コンデンサ22への電荷蓄積
をスイッチング素子23のオン作動電圧以下に維持する
点灯制御手段26とを備えたことを特徴とする放電灯点
灯装置1。 【効果】 新たなスイッチング素子等を設けることなく
確実に高圧パルスの発生を停止させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放電灯点灯装置、特に放
電灯異常不点時の高圧パルス停止機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に放電灯はその始動時に通常点灯時
よりはるかに高い電圧を印加する必要があり、このため
放電灯の始動時に高電圧パルスを該放電灯の両電極間に
印加し、点灯後このパルス発生を停止させる放電灯始動
回路が公知である。即ち、通常この放電灯始動回路は、
放電灯と並列接続された始動用コンデンサと、該始動用
コンデンサと放電灯の一電極間に直列接続された双方向
性スイッチング素子とを含み、放電灯始動時には前記始
動用コンデンサに電荷を蓄積し、その充電量が一定値に
達した段階で前記双方向性スイッチング素子を反転・オ
ン作動させ、前記始動用コンデンサに充電された電荷を
一挙に放電灯の電極に印加させる。この操作を通常一な
いし数度行なうことにより、放電灯の電極間の絶縁破壊
が行なわれ、放電灯の点灯が開始する。
【0003】尚、放電灯の点灯開始後は、該放電灯の導
通抵抗が著しく低下するため、前記始動用コンデンサに
は電荷が大きくは蓄積されず、従ってパルスの発生が停
止される。しかしながら、例えば放電灯の異常により、
適正な高圧パルスが供給されているにもかかわらず点灯
しない場合、放電灯の導通抵抗は低下しないため、前記
高圧パルスはそのまま発生し続け、放電灯点灯装置自体
に過大な負荷を与えるばかりでなく、誤って電源を落と
さずに放電灯の交換を行なおうとした場合に危険であ
る。
【0004】そこで、従来においてもこのような異常不
点時に前記高圧パルスの発生を停止させる機構が各種考
えられている。その一例として、例えば放電灯に近接し
て温度センサーを配置し、高圧パルスが発生しているに
もかかわらず放電灯が点灯せず、一定時間温度センサー
の検知する温度の上昇が認められない場合には、前記始
動回路を電気的に切り離す機構等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の放電灯点灯装置にあっては、異常不点時に高圧パル
スの印加を停止させるため始動回路に別個のスイッチン
グ素子を接続する必要があり、部品点数の増大及び組立
て作業の複雑化を生じるという課題があった。本発明は
前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、その目
的は簡易な構成でしかも確実に異常不点時の放電灯への
高圧パルス印加を停止することのできる放電灯点灯装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる放電灯点灯装置は、始動手段及び点灯
制御手段を備える。そして、前記始動手段は放電灯と並
列に接続されたコンデンサに直流充電された電荷を、ス
イッチング素子のオン作動により放出する際に発生する
高圧パルスにより放電灯を始動させる。
【0007】又、点灯制御手段は、前記放電灯の異常不
点時に前記始動手段のコンデンサへの供給電流を交流電
流とし、前記始動用コンデンサへの電荷蓄積をスイッチ
ング素子のオン作動電圧以下に維持させる。尚、本発明
において、放電灯の点灯時に該放電灯の矩形波点灯を行
なう矩形波点灯手段を備え、前記点灯制御手段は、放電
灯始動時には前記矩形波点灯手段を停止し始動回路に直
流電流を供給し、又、放電灯点灯時ないし放電灯異常不
点時には矩形波回路を駆動することが好適である。
【0008】
【作用】前述したように本発明にかかる放電灯点灯装置
は、放電灯の異常不点時には始動手段のコンデンサに交
流電流を供給するので、該コンデンサはスイッチング素
子をターンオンするまで電荷を蓄積することはなく、高
圧パルスの発振が停止される。このように、本発明にか
かる放電灯点灯装置によれば、始動手段の切り離し用素
子等を設けることなく、放電灯異常不点時には高圧パル
スの発生を確実に停止することができる。
【0009】又、請求項2記載の装置のように、放電灯
を矩形波点灯する矩形波点灯手段を備えた場合には、放
電灯異常不点時にも放電灯点灯時と同様の矩形波電流を
生じさせ、始動手段に供給することにより、始動手段の
高圧パルス発生を停止させることが可能となり、より簡
易な構成で確実な高圧パルス停止を行なうことができ
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好適な実施例を
説明する。図1には本発明の一実施例にかかる放電灯点
灯装置の概略回路構成が示されている。同図に示すよう
に本実施例にかかる放電灯点灯装置1は、放電灯8を点
灯させるため、商用電源2より供給される交流電流を整
流・平滑する整流回路3と、該整流回路3の出力を定電
力化する降圧チョッパ回路4と、前記降圧チョッパ回路
4の出力を矩形波状として放電灯8に供給する矩形波回
路(矩形波点灯手段)5と、前記各回路に駆動電流を供
給する制御用電源回路7を含む。
【0011】そして、前記放電灯8には始動回路(始動
手段)6が接続され、その発生する高圧パルスにより放
電灯8の点灯を行なう。ここで、前記整流回路3は、商
用交流電流を、ブリッジダイオード9により整流し、更
に電解コンデンサ10により平滑化する。一方、降圧チ
ョッパ回路4は、MOS・FET11,メインチョーク
コイル13,ダイオード14を含み、前記整流回路3の
出力する直流電流を前記FET11によるパルス幅変調
(PWM)により所望の定電力値に制御する。
【0012】即ち、前記FET11は、ICよりなるF
ET制御部12により駆動制御される。ここで、前記F
ET制御部12は、主回路上に放電灯8と直列に接続さ
れた抵抗15の両端電圧を電流検出として使用しランプ
電流値を検知するとともに、降圧チョッパ回路4の出力
する直流電圧を同時に検知している。そして、これらの
制御信号に基づき、例えばランプ点灯時にランプ電圧が
定格電圧よりも降下した時、或いはランプ電流が上昇し
た時にはFET11のゲートに加わる駆動パルスのパル
ス幅を狭くし、逆にランプ電圧が上昇した時、或いはラ
ンプ電流が減少した時には駆動パルスのパルス幅を広く
することにより放電灯8に供給される電力をほぼ一定に
保つ。
【0013】また、矩形波回路5は、MOS・FET1
7,18,19,20で構成されるフルブリッジ回路に
より、降圧チョッパ回路4より供給される直流定電力電
流を矩形波とする。即ち、ランプ点灯時には、前記4個
のFET17,18,19,20は、ICよりなる点灯
制御部(点灯制御手段)26により駆動制御される。そ
して、FET17,20がオンの時にはFET18,1
9がオフとなり、また、FET17,20がオフの時に
はFET18,19がオンとなり、約100Hzの矩形
波電圧を放電灯8に供給し、所望の点灯を行なう。
【0014】又、始動回路6は放電灯8と並列接続され
たコンデンサ21、双方向性スイッチング素子23,充
放電コンデンサ22,充電抵抗24と、直列接続された
チョークコイル25を備えている。そして、放電灯8の
始動時には、点灯制御部26により、FET17,20
がオンでFET18,19がオフ、又はこの逆の状態が
保持される。従って、放電灯8には直流電圧が供給さ
れ、図2(A)に示すように、前記始動回路6のコンデ
ンサ22には抵抗24を介して電荷が蓄積される。そし
て、コンデンサ22の両端電圧がコンデンサ22と並列
に接続された双方向性スイッチング素子23のブレーク
オーバー電圧Vbに達すると、該スイッチング素子23
がターンオンし、放電灯始動用のチョークコイル25の
巻線の一部を介して、前記コンデンサ22に蓄積された
電荷が放電される。このため、図2(B)に示すよう
に、チョークコイル25にはスイッチング素子23のブ
レークオーバー電圧(例えば約220V)が発生し、巻
数比によりチョークコイル25の両端には高電圧が発生
する。この電圧は、例えば約4000Vのピークをもっ
た始動パルスとして放電灯8に印加される。即ち、始動
時の放電灯両端には約270Vの直流電圧に、約400
0Vのピークをもつパルスが重畳された電圧が印加さ
れ、該放電灯8の電極間の放電開始が行なわれる。
【0015】そして、放電灯8が点灯すると、該放電灯
8の電極間の抵抗は著しく低下し、矩形波回路5から電
流が流れるとともに、点灯制御部26は、降圧チョッパ
回路4の出力端に接続されたコンデンサ27の電圧値を
検出し、該電圧の低下に伴い放電灯8が点灯したものと
判断してFET17,18,19,20の矩形波駆動制
御を開始する。なお、この場合にもコンデンサ22への
電荷蓄積は行なわれるが、点灯時2次電圧自体が無負荷
時2次電圧に比べて低いばかりでなく、充電量が双方向
性スイッチング素子23のブレークオーバー電圧Vb
達しない内に逆特性の電圧が印加されるので、図3
(A)に示すように双方向性スイッチング素子23がタ
ーンオンすることはなく、図2(B)に示すような高圧
パルスは発生しない。
【0016】しかしながら、放電灯8がその異常により
点灯しない場合、始動回路6による高圧パルスの発生が
継続されてしまう。そこで、本実施例においては点灯制
御部26にタイマーを設け、前記コンデンサー16を介
して検出される電圧値が高い状態、即ち放電灯8が一定
時間内に点灯しない場合には放電灯8があたかも点灯し
たように矩形波回路5を矩形波駆動制御し、放電灯8に
印加される電圧を矩形波電圧とする(図3(A))。そ
して、該矩形波の周波数を始動用コンデンサ22の充放
電時間よりも短く設定する。
【0017】この結果、各矩形波の正ないし負の極性の
電圧が印加される期間中コンデンサ22には矩形波状の
無負荷2次電圧により電荷が蓄積されるが、双方向性ス
イッチング素子23がターンオンする前に逆極性の電圧
が印加され、コンデンサ22への充電は継続されず、い
ずれにしても始動回路6は発振を停止する。従って、放
電灯8に供給されるのは、図3(B)に示すような矩形
波状の無負荷2次電圧のみとなる。
【0018】以上のように本実施例にかかる放電灯点灯
装置によれば、点灯制御部14にタイマーを設け、該タ
イマーの作動時間中(通常放電灯の点灯ないし再点灯に
要する時間)始動回路6が高圧パルスの発生を継続した
場合には、放電灯8の通常の点灯動作と同じ作動状態と
してしまうことにより、新たな部品等を要することなく
極めて簡易な構成で確実な高圧パルスの停止を行なうこ
とができる。尚、前記実施例においては放電灯8の異常
不点をコンデンサ16の電圧変化により制御することと
したが、例えば熱応動スイッチ等他の検出手段を設ける
ことも可能である。又、前記実施例においては放電灯8
の異常不点時に矩形波回路を平常点灯時と同様に動作さ
せることとしたが、出力波形或いは周波数は適宜に変更
することも可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる放電
灯点灯装置によれば始動手段が一定時間降圧パルスを発
生し続けた場合、該始動手段へ供給される電流を交流電
流とすることとしたので、新たなスイッチング素子等を
設けることなく確実に高圧パルスの発生を停止させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる放電灯点灯装置の回
路構成の説明図である。
【図2】本発明にかかる装置による点灯パルス発生状態
の説明図である。
【図3】本発明にかかる装置による放電灯点灯状態およ
び放電灯の異常不点状態時のコンデンサ充電状態および
放電灯に印加される電圧の説明図である。
【符号の説明】
1 … 放電灯点灯装置 5 … 矩形波回路(矩形波点灯手段) 6 … 始動回路 (始動手段) 8 … 放電灯 14 … 点灯制御部(点灯制御手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯と並列に接続されたコンデンサに
    直流充電された電荷を、スイッチング素子のオン作動に
    より放出する際に発生する高圧パルスにより放電灯を始
    動させる始動手段と、 前記放電灯の異常不点時に前記始動手段のコンデンサへ
    の供給電流を交流電流とし、前記始動用コンデンサへの
    電荷蓄積をスイッチング素子のオン作動電圧以下に維持
    させる点灯制御手段と、 を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 放電灯の点灯時に該放電灯の矩形波点灯を行なう矩形波
    点灯手段を備え、 前記点灯制御手段は、放電灯始動時には前記矩形波点灯
    手段を停止し始動手段に直流電流を供給し、又、放電灯
    点灯時ないし放電灯異常不点時には矩形波点灯手段を駆
    動させることを特徴とする放電灯点灯装置。
JP19292093A 1993-07-06 1993-07-06 放電灯点灯装置 Pending JPH0722186A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11508401A (ja) * 1996-04-18 1999-07-21 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ 回路集成装置
JP2002213642A (ja) 2001-01-16 2002-07-31 Neriki:Kk 流量調整装置

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JPH11508401A (ja) * 1996-04-18 1999-07-21 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ 回路集成装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040309

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02