JPH07220594A - 磁気近接スイッチ - Google Patents

磁気近接スイッチ

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JPH07220594A
JPH07220594A JP3201894A JP3201894A JPH07220594A JP H07220594 A JPH07220594 A JP H07220594A JP 3201894 A JP3201894 A JP 3201894A JP 3201894 A JP3201894 A JP 3201894A JP H07220594 A JPH07220594 A JP H07220594A
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JP
Japan
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magnetic
magnet member
reed switch
magnetic body
magnetized
Prior art date
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Pending
Application number
JP3201894A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Ema
勇 江間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON AUTOM KK
Nippon Automation Co Ltd
Original Assignee
NIPPON AUTOM KK
Nippon Automation Co Ltd
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Publication date
Application filed by NIPPON AUTOM KK, Nippon Automation Co Ltd filed Critical NIPPON AUTOM KK
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構造で容易に製造でき、低コスト、小型
化を実現する。 【構成】マグネット部材1として、片面2極構造で、着
磁面である片面1aが検出対象である磁性体3に当接し
得るように配設されるものを用いる。マグネット部材1
の非着磁面である他面1b側にリードスイッチ2を配設
する。磁性体3の非接近時においては、マグネット部材
1からはリードスイッチ2を動作させるだけの磁界が作
用しないため、リードスイッチ2はOFF状態である。
扉等を閉め、磁性体3が接近してくると、マグネット部
材1からの磁界が強くなり、所定の距離まで接近すると
リードスイッチ2の感動値以上となりONする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コピー機などの扉や蓋
等を閉成状態で吸着し保持するマグネットキャッチ機能
を備えた磁気近接スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】扉や蓋等を閉成状態で吸着して保持し、
かつ閉成したことを検出するマグネットキャッチ機能を
備えた磁気近接スイッチとしては、例えば、実公平4−
22681号公報に開示されているものが知られてい
る。これは、図6に示したように永久磁石51の両磁極
面に、一方の端縁52c,53cに突片52a,53a
を有しかつ各端縁52b,52c,53b,53cが永
久磁石51の磁軸xと平行な各面から僅かに突出するよ
うなヨーク52,53をそれぞれ積層し、該永久磁石5
1の磁軸xと平行な一方の面51aを扉等に設けられる
磁性体と略対面し得るようにケーシング54内に配設す
ると共に、ケーシング54内において該永久磁石51の
磁軸xと平行な他方の面51b側であって前記ヨーク5
2,53の突片52a,53a側にリードスイッチ55
を配設した構造である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た磁気近接スイッチは、永久磁石の磁軸と平行な面を磁
性体に対面させているため、磁性体を吸着するためには
必ずヨークを必要とする。また、リードスイッチの動作
を円滑にする意味からもヨークを必要とする。したがっ
て、構造が複雑で製造コストが高いという問題がある。
【0004】また、上記した磁気近接スイッチでは、リ
ードスイッチが誤作動しないよう、磁性体離間時の磁束
密度がリードスイッチの感動値以下となるように、リー
ドスイッチとヨーク等との間に所定の間隔を保つよう、
その距離を調節したりする必要がある。したがって、リ
ードスイッチの配設が面倒である。しかも、リードスイ
ッチとヨーク等との間に所定の間隔を設ける必要がある
ことから、小型化を図るにも限度がある。
【0005】本発明は上記課題を解消するためになされ
たものであり、簡単な構造で容易に製造でき、低コス
ト、小型化を実現できるマグネットキャッチ機能を備え
た磁気近接スイッチを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気近接スイッ
チは上記目的を達成するため、片面2極構造で、着磁面
が検出対象である磁性体に当接し得るように配設される
マグネット部材と、該マグネット部材の非着磁面側に配
設される磁電変換素子とを有することを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づき本発明を
さらに詳細に説明する。図において1はマグネット部
材、2はリードスイッチ、3は扉等に固定配設される磁
性体である。
【0008】マグネット部材1は、片面1aのみにN,
S極が着磁されているものであればよい。すなわち、図
1(a)に示した磁力線分布から明らかなように、着磁
面である片面1a側の磁界は強くかつ方向が同じである
が、非着磁面である他面1b側の磁界は小さくて方向が
同一ではない。マグネット部材1としては、かかる構造
のものであれば、フェライト系の永久磁石、希土類系の
永久磁石等のうちいずれであってもよい。
【0009】但し、等方性の永久磁石は片面着磁が可能
であるため、そのまま片面着磁構造のマグネット部材1
として利用できるが、異方性の永久磁石はその性質上片
面着磁できない。したがって、異方性の永久磁石を利用
する場合は、図3に示すように、異方性永久磁石部材1
1の一方の面に鉄等の磁性体片12を固着してから、該
異方性永久磁石部材11を着磁する。これにより、磁性
体片12側の外方には磁界が表われないことになり、本
実施例の片面着磁構造のマグネット部材1として利用す
ることができる。このようにして、異方性永久磁石部材
11を用いたマグネット部材1を利用すると、等方性永
久磁石よりも磁力が強いため、扉等に取り付けられた磁
性体3を吸着する力を強くすることができる、すなわち
マグネットキャッチ機能を高めることができるという利
点を有する。
【0010】磁電変換素子として本実施例ではリードス
イッチ2を用いており、これを図1(a)に示すよう
に、マグネット部材1の非着磁面である他面1b側に配
設している。この状態では、マグネット部材1の他面1
b側には、リードスイッチ2を動作させる有効な磁界が
ない。したがって、従来のように、扉等に取り付けられ
る磁性体3の非接近時における誤作動を考慮して、非接
近時におけるマグネット部材1からリードスイッチ2に
及ぼされる磁界の強さにより、リードスイッチ2の配設
位置を厳密に調整したりする必要がない。このことか
ら、リードスイッチ2をマグネット部材1の他面1bに
対して極めて近接させて配設することも可能となり、本
実施例にかかる磁気近接スイッチ全体の大きさの小型化
を図ることができる。
【0011】なお、磁電変換素子としては、リードスイ
ッチ2のほか、磁気抵抗素子、ホール素子等を用いるこ
とができる。
【0012】上記したマグネット部材1及びリードスイ
ッチ2は、扉等が当接するコピー機等の本体側に埋め込
み配設される。この場合、マグネット部材1の着磁面で
ある片面1aが、扉等に固定配設される鉄片等の磁性体
3が接近してきたときに該磁性体3に略対面するよう
に、すなわち、片面1aが該磁性体3に当接し得るよう
な向きで配設される。なお、予め、マグネット部材1及
びリードスイッチ2を箱状のプラスチックケース(図示
せず)内に配設し、これをコピー機等の本体に取り付け
るようにしてもよい。
【0013】本実施例の磁気近接スイッチはこのように
してコピー機等の本体に取り付けられて、次のように動
作する。図1(a)に示すように、扉等に取り付けられ
た磁性体3の非接近時においては、マグネット部材1か
らはリードスイッチ2を動作させるだけの磁界が作用し
ないため、リードスイッチ2はOFF状態である。扉等
を閉め、図1(b)に示すように、磁性体3が接近して
くると、マグネット部材1からの磁界が強くなり、所定
の距離まで接近するとリードスイッチ2の感動値以上と
なりONする。これと共に、マグネット部材1は磁性体
3を吸引して片面1aに当接した状態で保持する。
【0014】ここで、マグネット部材1の非着磁面であ
る他面1b側でリードスイッチ2を動作させ得る磁界が
発生する原理を図1及び図2に基づいてさらに具体的に
説明する。まず、磁性体3が接近してないとき、非着磁
面である他面1bの磁界は矢印aとbで示される方向の
ものがある(図1(a))。リードスイッチ2を動作さ
せるためには矢印x方向で同一方向の磁界を与えればよ
いが、図1(a)の状態では、非着磁面側の磁界aとb
が同一方向ではないため、互いに打ち消し合って、リー
ドスイッチ2を動作させる有効な磁界がない。
【0015】一方、磁性体3が近づくと矢印aの磁界が
大きくなり、矢印bの磁界の影響があってもリードスイ
ッチ2を動作させることができる(図1(b))。これ
は、図2に示すように、磁性体3が接近すると、マグネ
ット部材1のパーミアンスが変化し、磁極の境めが変化
するためである(図2においてAで示した部分)。すな
わち、磁極の境めが変化することで、仮想線で示したよ
うにL方向に長くなった磁石と想定することができ、非
着磁面(他面1b)側の磁力が大きくなるためである。
【0016】図5は実際に非着磁面(他面1b)側のガ
ウス量を測定した結果を示す図であり、16×10×
3.5の等方性片面着磁のマグネット部材1を用い、非
着磁面表面の矢印方向のガウス量を測定した。図におい
て、実線は磁性体3が着磁面(片面1a)側に接近して
いないときのガウス量の変化を示し、二点鎖線は磁性体
3が着磁面に当接したときのガウス量の変化を示す。
【0017】図5から明らかなように、磁性体3が接近
してないときは、図1(a)の矢印a付近のガウス量は
約200ガウスであり、矢印b付近のガウス量も約20
0ガウスである。磁性体3が当接したときは、図1
(b)の矢印a付近のガウス量が約300ガウスである
のに対し、矢印b付近のガウス量は約200ガウスであ
る。
【0018】リードスイッチは、有効な磁界が約30ガ
ウス加われば動作する。この例では、図1(a)(b)
の矢印a付近の磁界が磁性体3の接近前と接近後とでは
約100ガウス大きくなり、矢印a付近の磁界と矢印b
付近の磁界との差が磁性体3の接近前では約0であった
のに対し、接近後では約100ガウスに変化している。
したがって、確実にリードスイッチが動作する。
【0019】なお、片面2極構造のマグネット部材1を
用いているため、両面着磁のマグネットと比較して、検
出対象である扉や蓋等の種類などに応じて着磁磁力の調
整を簡単に行うことができる。着磁磁力の調整方法とし
ては、図4に示したように着磁ピッチを変更したり、図
3に示した異方性永久磁石部材11を用いた場合には透
磁率や磁性体片12の厚みの変更等により行うことがで
きる。
【0020】
【発明の効果】本発明の磁気近接スイッチによれば、マ
グネット部材と磁電変換素子のみで構成されているた
め、構造が簡単であり、従来にものよりも磁気回路の簡
略化、製造工程の簡略化により製造コストダウンを図る
ことができる。また、片面2極構造のマグネット部材を
用いているため、磁電変換素子をマグネット部材に近接
させて配設することができ、小型化を図ることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる磁気近接スイッチの
構造を模式的に示す図であって、(a)は扉等に取り付
けられた磁性体が接近してない状態を示す図で、(b)
は該磁性体が接近している状態を示す図である。
【図2】同実施例で用いたマグネット部材の非着磁面側
の磁力変化を説明するための図である。
【図3】異方性永久磁石部材を用いたマグネット部材を
模式的に示す図である。
【図4】着磁ピッチを変更したマグネット部材を模式的
に示す図である。
【図5】マグネット部材の非着磁面側のガウス量を、磁
性体の接近前と接近後とで測定した結果を示す図であ
る。
【図6】従来の磁気近接スイッチの一例を概略的に示す
断面図である。
【符号の説明】
1 マグネット部材 2 リードスイッチ 3 磁性体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面2極構造で、着磁面が検出対象であ
    る磁性体に当接し得るように配設されるマグネット部材
    と、該マグネット部材の非着磁面側に配設される磁電変
    換素子とを有することを特徴とする磁気近接スイッチ。
JP3201894A 1994-02-04 1994-02-04 磁気近接スイッチ Pending JPH07220594A (ja)

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JP3201894A JPH07220594A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 磁気近接スイッチ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003011734A1 (fr) * 2001-07-31 2003-02-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Detecteur de position d'ascenseur
CN1322523C (zh) * 2003-05-09 2007-06-20 赵舜培 磁性控制开关装置
EP1867820A1 (de) * 2006-06-01 2007-12-19 ELESTA relays GmbH Überwachbare Zuhalteeinrichtung

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