JPH0722047A - 固体高分子型燃料電池の制御方法および燃料電池 - Google Patents
固体高分子型燃料電池の制御方法および燃料電池Info
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Abstract
膜および電極の状態を適切な状態に維持する固体高分子
型燃料電池の制御方法および燃料電池を提供することを
目的とする。 【構成】単位電池11が積層された燃料電池10におい
て、単位電池11に参照電極を設け、当該単位電池11
のアノードとカソードの単極電位をコンピュータ76で
算出する。前記単極電位の変化に基づき、単位電池11
の出力低下の原因を推定する。前記推定に基づき、流量
制御弁82a、82bあるいは加湿器84a、84bに
制御信号を出力することにより、水素ガスあるいは酸素
ガスの流量、あるいは前記ガスに対する加湿量を調節す
る。したがって、単位電池11の出力が素早く回復す
る。
Description
の制御方法および燃料電池に関し、一層詳細には、固体
高分子型燃料電池における湿度と温度を好適に制御する
ための方法および単位電池の単極電位を検出できる機構
を備えた燃料電池に関する。
解質膜の両側に電極触媒を接合して構成されている。前
記電極触媒に燃料ガスと反応ガス、例えば、酸素と水素
を供給し、前記電解質膜中を水素イオンが移動すること
により、前記燃料電池で発電作用を営ませる。
は、前記ガスの供給量を増加させることになるが、この
ガス流により前記電解質膜の水分が蒸発するため、ま
た、反応に伴う発熱量の増加により電解質膜が乾燥して
イオン導電度を低下させるおそれがある。この結果、所
望の出力電圧を取り出すことが困難となる。
2774号公報には、前記電極にガスを供給するガスセ
パレータにガス供給溝の他に冷却水を流す水供給溝を設
ける技術的思想が開示されている。したがって、この公
報の技術的思想では、通常時には、ガスに水蒸気を添加
して前記電解質膜に対する水分の補給を行うが、高負荷
運転時には、前記水供給溝から、冷却水を供給すること
により電解質膜を冷却するとともに、水分を補給して当
該電解質膜を適度な湿度に維持する。さらに、前記供給
溝に連通する導入管に供給水の温度調節器および流量調
節弁を設け、温度センサを電極もしくは固体高分子電解
質膜の近傍に配置し、また、水分センサを固体高分子電
解質膜の近傍に配置し、両センサの出力信号により温度
調節器および流量調節弁を制御することにより、自動的
に制御することができるとしている。また、燃料電池か
ら離間させて冷却用の部材を設けることにより、燃料電
池を冷却する技術的思想も提案されている(特開平2−
260371号公報)。
た水分が凝縮した場合には、前記ガスが電極に均一に分
布されないために、発電力が損なわれる。
175,165号公報には、燃料電池中の適切な位置に
親水性塗膜を塗布して生成水の流出を助長する方法が開
示されている。
特開平3−102774号公報の如く前記ガスセパレー
タに水供給溝を設ける場合には、ガスセパレータの構造
が複雑になるとともに、この水の供給用通路も増やす必
要がある等の問題がある。また、冷却用の部材を燃料電
池から離間させて設ける場合には、構成が大型化してし
まう。
5号公報に開示されるように燃料電池中の適切な場所に
親水性塗膜を塗布して、生成水の流出を行うだけでは、
固体高分子電解質膜の状態を適切な状態に制御できな
い。
動制御を行う場合でも、生成水がどこで過剰になってい
るかを検出するためには、少なくとも1つの単位電池を
構成する2つの電極触媒に、それぞれ水分センサを設け
なければならない。
なされたものであって、簡単な構成で、燃料電池中の固
体高分子電解質膜および電極の状態を適切な状態に維持
することが可能な固体高分子型燃料電池の制御方法およ
び燃料電池を提供することを目的とする。
めに、本発明は、電解質膜の両側に接合されているアノ
ードおよびカソードに対して、それぞれ第1反応体およ
び第2反応体を供給し、参照電極を用いてアノードとカ
ソードの単極電位を検出する固体高分子型燃料電池の制
御方法であって、前記アノードと前記カソードの単極電
位を検出する過程と、前記単極電位に基づいて、燃料電
池内部の状況を判定する過程と、前記判定に基づいてア
ノードおよびカソードに供給する第1反応体および第2
反応体の流量および前記反応体に対する加湿量を調節す
る過程と、を有することを特徴とする。
に反応体を供給する燃料電池において、電解質の両側に
接合されているアノードおよびカソードと、前記反応体
供給通路に連通し、第1反応体をアノードに供給する第
1反応部材と、前記反応体供給通路に連通し、第2反応
体をカソードに供給する第2反応部材と、前記反応体供
給通路の第1反応部材に対する連通部分とアノードとの
間に設けられる参照電極と、を備えることを特徴とす
る。
では、参照電極を用いてアノードとカソードの単極電位
をそれぞれ検出し、前記単極電位の変動に基づいて燃料
電池内部の状況を判定し、アノードおよびカソードに供
給する第1反応体および第2反応体の流量および前記反
応体に対する加湿量を調節している。例えば、燃料電池
の負荷を増大させた場合、燃料電池のアノードの単極電
位が上昇していれば、あるいはカソードの単極電位が低
下していれば、当該電極で生成水が溢れていると判定
し、当該電極に供給する反応体の流量を増加させるとと
もに、前記反応体への加湿を停止させる。これに対し
て、アノードの単極電位が上昇し、カソードの単極電位
が低下していれば、先ず、両電極に生成水が溢れている
と判定して、第1および第2反応体に対する加湿を停止
させ、前記第1および第2反応体の流量を増加させる。
それでも状況が改善しなければ、電解質膜が乾燥してい
ると判定して、前記第1および第2反応体への加湿量を
増加させる。
極を反応体供給通路の第1反応部材に対する連通部分と
アノードとの間に設けたため、参照電極に作用する第1
反応体の濃度がほぼ一定となり、参照電極が安定した基
準電位を示す。したがって、アノードおよびカソード、
それぞれの単極電位を精度良く検出できる。
法および燃料電池について、好適な実施例を挙げ、添付
の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
を説明し、次にその燃料電池の制御方法について説明す
る。
電池11を複数積層することによって構成されている。
前記単位電池11は、図2および図3に示すように、発
電部12と保持部14とから構成される。
の板体16と、第2の板体18とを積層してなる。第1
板体16の中央部には、略正四角形状の大孔20が画成
され、この大孔20を囲繞するように、前記第1板体1
6の上枠16a、下枠16b、側枠16c、16dに
は、それぞれ直方体状の貫通孔22、24、26、28
が画成されている。この場合、貫通孔26は大孔20と
複数の細孔30を介して連通し、一方、貫通孔28は、
同様に複数の細孔32を介して大孔20と連通してい
る。
2板体18の中央部には、第1板体16と同様の大孔3
4が画成され、その大孔34を囲繞するように、上枠1
8a、下枠18b、側枠18c、18dには、それぞれ
直方体状の貫通孔36、38、40、42が画成されて
いる。この第2板体18では、大孔34と貫通孔36と
は複数の細孔44によって連通されており、一方、該大
孔34と貫通孔38とは、同様に、複数の細孔46によ
って連通されている。
50、52と、前記集電体50と52との間で挟持され
る電極一体型電解質膜54とから構成される。集電体5
0と52は、カーボンを素材とした剛体として形成され
る。
1板体16の大孔20に若干の隙間をもって嵌合される
べく略正四角形状でかつ前記第1板体16と略同じ厚さ
の板体からなる。
すように、前記第1板体16の細孔30、32と連通し
且つ反応ガスを吸収するために表面積を拡大すべく複数
の溝56が形成される。従って、前記集電体50が第1
板体16の大孔20に嵌合されると、溝56が細孔3
0、32を介してそれぞれ貫通孔26、28と連通す
る。
対応する略正四角形状でかつこの第2板体18と略同じ
厚さの板体からなる。前記集電体52には、該第2板体
18に画成されている細孔44、46に連通する複数の
溝58が画成されている。従って、前記集電体52が第
2板体18の大孔34に嵌合されると、溝58が細孔4
4、46を介してそれぞれ貫通孔36、38と連通す
る。
子電解質膜60の両面に電極触媒層62a、62bを備
えている。前記固体高分子電解質膜60は、第1板体1
6に関連して説明すると、その大きさが貫通孔22、2
4、26、28の内側端縁と略同じであり、一方、電極
触媒層62a、62bの大きさは集電体50、52と略
同じである。
の間には、ガスケット64が介装されている。
積層することにより、燃料電池10が構成されている。
前記燃料電池10からの出力は、出力端子66a、66
bから導出される(図1参照)。また、隣接する単位電
池11との間には、前記第1板体16、第2板体18の
貫通孔部分に対応する孔部が画成されたガスケット68
が挟持されている。なお、単位電池11が積層された
際、貫通孔22、36は酸素ガス供給通路として、貫通
孔24、38は酸素ガス排出通路として、貫通孔26、
40は水素ガス供給通路として、貫通孔28、42は水
素ガス排出通路として用いられる。
池11において、図4に示すように、第1板体16の細
孔30にガス拡散電極からなる参照電極70が設けら
れ、電極触媒層62a、62bとともに、リード線74
を介してコンピュータ76に信号が出力されている。
に、制御信号をガス供給ユニット78に供給する。前記
ガス供給ユニット78は、それぞれ水素供給源80aと
酸素供給源80bを備え、前記制御信号によって流量を
制御する流量制御弁82a、82b、前記制御信号によ
って温度を変更して加湿量を変化させる加湿器84a、
84bを備える。
の制御方法を以下、説明する。
基づき、それぞれ水素供給源80aと酸素供給源80b
から供給される酸素ガスと水素ガスの流量を流量制御弁
82a、82bによって所定量に制御し、さらに、加湿
器84a、84bを所定の温度に制御することによって
前記酸素ガスと水素ガスに所定量の水蒸気を加えて加湿
する。
量加湿された酸素ガスと水素ガスは、燃料電池10の内
部に導入される。燃料電池10において、水素ガスは、
各単位電池11の第1板体16の水素ガス供給通路であ
る貫通孔26に達し、細孔30を介して集電体50の溝
56に供給される。水素ガスは、前記集電体50から電
極触媒層62aに達する。酸素ガスは、各単位電池11
の第2板体18の酸素供給通路である貫通孔36に達
し、細孔44から集電体52の溝58に供給される。前
記酸素ガスは、前記集電体52から電極触媒層62bに
達する。したがって、固体高分子電解質膜60中を水素
イオンが移動し、各単位電池11の出力の総和が出力端
子66a、66bから取り出される。
2a、62bからの出力信号がリード線74を介してコ
ンピュータ76に導入される。コンピュータ76では、
前記参照電極70と電極触媒層62aの出力信号に基づ
き、水素ガスが供給される電極触媒層(以下、アノード
という)62aの単極電位を検出する。同様に、前記参
照電極70と電極触媒層62bの出力信号に基づき、酸
素ガスが供給される電極触媒層(以下、カソードとい
う)62bの単極電位を検出する。この際、参照電極7
0が細孔30に設けられているため、アノード62aに
供給される水素ガスのみが前記参照電極70を通過し、
通過するガスの組成が変化しないため、基準電位を安定
的に出力している。したがって、アノード62aとカソ
ード62bの単極電位を精度良く検出できる。
カソード62bの単極電位との関係を図5〜図8に示
す。図5は正常な状態の電流密度と単極電位との関係を
示す図である。なお、複数の単位電池11のアノード6
2aとカソード62bの単極電位を検出している場合に
は、アノード62aとカソード62b、それぞれ複数の
単極電位値の平均値、最大値あるいは最小値の中、いず
れかの値をコンピュータ76で求め、求めた値によって
以下の制御を行う。
すようなアノード62a、カソード62bの単極電位が
検出されることがある。すなわち、アノード62aの単
極電位のみが大幅に上昇して、単位電池11の出力電圧
を低下させている。この場合、コンピュータ76では、
アノード62aにおける物質の移動遅れが原因と判定す
る。すなわち、酸素ガスと水素ガスとの反応による生成
水がアノード62aに滞留し、水素ガスの移動を阻むた
め、アノード62aの単極電位が大幅に上昇したと判定
する。したがって、コンピュータ76から流量制御弁8
2aに水素ガス流量を増加させる信号が出力されるとと
もに、加湿器84aには、加湿を停止する信号が出力さ
れる。この結果、前記水素ガス流によってアノード62
aの水分が蒸発されるとともに、前記水素ガスに対する
加湿を停止するため、アノード62aに滞留している水
分が除去される。したがって、アノード62aの単極電
位が低下して所定の出力電圧に回復する。
bの単極電位が大幅に低下した場合には、コンピュータ
76がカソード62bにおける物質の移動遅れが原因と
判定する。すなわち、生成水がカソード62bに滞留し
ていると判定する。したがって、コンピュータ76から
流量制御弁82bに酸素ガス量を増加させる制御信号が
出力されるとともに、加湿器84bに酸素ガスに対する
加湿を停止させる制御信号が出力される。これにより、
カソード62bに単極電位が上昇して、単位電池11の
出力電圧を回復する。
aとカソード62b、双方の単極電位が大幅に低下した
場合には、上記のようにアノード62aとカソード62
bの双方に生成水が滞留した可能性も考えられるが、発
電作用による発熱、あるいは水素または酸素のガス流に
よって固体高分子電解質膜60の水分が減少し、イオン
導電度が低下した可能性も考えられる。
6、図7の場合と同様に、水素ガス、酸素ガスの流量を
増加させ、前記ガスに対する加湿を停止する。この結
果、アノード62aの単極電位が低下し、カソード62
bの単極電位が上昇して出力電圧が回復すれば、この状
態を継続させる。
ード62bの単極電位が回復しない場合には、固体高分
子電解質膜60の乾燥が原因であると判定して、制御信
号を加湿器84a、84bに出力して当該加湿器84
a、84bの温度を上昇させることにより、水素ガス、
酸素ガスに対する加湿量を増大させる。この結果、固体
高分子電解質膜60に充分に水分が供給され、イオン導
電度が回復する。したがって、アノード62aの単極電
位が低下し、カソード62bの単極電位が上昇して単位
電池11の出力電圧が回復する。
では、参照電極70を細孔30に設け、アノード62a
とカソード62bの出力信号とともに、コンピュータ7
6に出力したため、コンピュータ76でアノード62a
とカソード62bの単極電位が求められた。この単極電
位の変動に基づいて、前記アノード62aあるいはカソ
ード62bに対する生成水の滞留、固体高分子電解質膜
60の乾燥等の原因が判定され、前記判定に基づいて水
素ガス、酸素ガスの流量を制御する、あるいは前記ガス
に対する加湿量を制御することにより、単位電池の出力
電圧を定常状態に維持することができる。
る細孔30に、参照電極70を設けたため、水素ガスの
組成が変化することはなく、安定的に基準電位を検出す
ることができる。
単位電池に参照電極を設け、アノード62aおよびカソ
ード62bの単極電位を検出し、前記検出値に基づいて
全ての単位電池11に対するガス流量および当該ガスに
対する加湿量を同一に制御しているが、全ての単位電池
に参照電極を設けるとともに、各単位電池に供給される
ガスの流量制御弁および加湿器を設ければ、さらに好適
である。すなわち、各単位電池では、それぞれの単位電
池の単極電位に基づいてそれぞれの単位電池に対するガ
スの流量およびガスに対する加湿量を制御することがで
き、各単位電池毎に精緻な制御が可能となる。
御方法および燃料電池によれば、以下の効果が得られ
る。
電池の制御方法では、参照電極を用いてアノードとカソ
ードの単極電位をそれぞれ検出し、前記単極電位の変動
に基づいて燃料電池内部の状況を判定し、アノードおよ
びカソードに供給する第1反応体および第2反応体の流
量および前記反応体に対する加湿量を調節している。例
えば、燃料電池の負荷を増大させた場合、アノードの単
極電位が上昇していれば、あるいはカソードの単極電位
が低下していれば、当該電極で生成水が溢れていると判
定し、当該電極に供給する反応体の流量を増加させると
ともに、前記反応体への加湿を停止させる。これに対し
て、アノードの単極電位が上昇し、カソードの単極電位
が低下していれば、先ず、両電極に生成水が溢れている
と判定して第1および第2反応体に対する加湿を停止さ
せ、流量を増加させる。それでも状況が改善しなけれ
ば、電解質膜が乾燥していると判定して、前記第1およ
び第2反応体への加湿量を増加させる。このようにし
て、単位電池の単極電位に基づいて単位電池内部の状況
を判定し、素早く反応体の流量および反応体に対する加
湿量の調節を行うことができる。
極を反応体供給通路の第1反応部材に対する連通部分と
アノードとの間に設けたため、参照電極に作用する第1
反応体の濃度がほぼ一定となり、参照電極が安定した基
準電位を示す。したがって、アノードおよびカソード、
それぞれの単極電位を精度良く検出できる。
説明図である。
斜視図である。
である。
ある。
における電流密度と単極電位の相関関係を示す図であ
る。
における電流密度と単極電位の相関関係を示す図であ
る。
における電流密度と単極電位の相関関係を示す図であ
る。
における電流密度と単極電位の相関関係を示す図であ
る。
池 12…発電部 14…保持部 62a、62b…電極触媒層 70…参照電
極 74…リード線 76…コンピ
ュータ 78…ガス供給ユニット 82a、82
b…流量制御弁 84a、84b…加湿器
Claims (2)
- 【請求項1】電解質膜の両側に接合されているアノード
およびカソードに対して、それぞれ第1反応体および第
2反応体を供給し、参照電極を用いてアノードとカソー
ドの単極電位を検出する固体高分子型燃料電池の制御方
法であって、 前記アノードと前記カソードの単極電位を検出する過程
と、 前記単極電位に基づいて、燃料電池内部の状況を判定す
る過程と、 前記判定に基づいてアノードおよびカソードに供給する
第1反応体および第2反応体の流量および前記反応体に
対する加湿量を調節する過程と、 を有することを特徴とする固体高分子型燃料電池の制御
方法。 - 【請求項2】反応体供給通路から電極に反応体を供給す
る燃料電池において、 電解質の両側に接合されているアノードおよびカソード
と、 前記反応体供給通路に連通し、第1反応体をアノードに
供給する第1反応部材と、 前記反応体供給通路に連通し、第2反応体をカソードに
供給する第2反応部材と、 前記反応体供給通路の第1反応部材に対する連通部分と
アノードとの間に設けられる参照電極と、 を備えることを特徴とする燃料電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15904493A JP3451111B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 固体高分子型燃料電池の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15904493A JP3451111B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 固体高分子型燃料電池の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722047A true JPH0722047A (ja) | 1995-01-24 |
JP3451111B2 JP3451111B2 (ja) | 2003-09-29 |
Family
ID=15685008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15904493A Expired - Lifetime JP3451111B2 (ja) | 1993-06-29 | 1993-06-29 | 固体高分子型燃料電池の制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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