JPH0721994A - 無電極放電ランプおよびこれを用いた照明装置 - Google Patents
無電極放電ランプおよびこれを用いた照明装置Info
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- JPH0721994A JPH0721994A JP15691893A JP15691893A JPH0721994A JP H0721994 A JPH0721994 A JP H0721994A JP 15691893 A JP15691893 A JP 15691893A JP 15691893 A JP15691893 A JP 15691893A JP H0721994 A JPH0721994 A JP H0721994A
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- discharge lamp
- electrodeless discharge
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- thin tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】始動用細管の破損を防止し、励起コイルや器具
に対する取付け位置を高精度に決めることができる無電
極放電ランプおよびこれを用いた照明器具を提供する。 【構成】発光物質を封入した発光容器2と、この発光容
器に接続され始動用希ガスを封入した細管3と、この細
管と電磁気的に結合された始動用高周波供給手段5と、
上記発光容器の外周に周回して配置されこの発光容器に
高周波電磁波を供給する高周波励起コイル10と、から
なる高周波点灯式の無電極放電ランプAにおいて、上記
細管を覆う保護部材20を設けた。 【作用】始動用細管が保護部材により覆われるから、細
管に外力が直接伝わらなくなり、破損が防止される。
に対する取付け位置を高精度に決めることができる無電
極放電ランプおよびこれを用いた照明器具を提供する。 【構成】発光物質を封入した発光容器2と、この発光容
器に接続され始動用希ガスを封入した細管3と、この細
管と電磁気的に結合された始動用高周波供給手段5と、
上記発光容器の外周に周回して配置されこの発光容器に
高周波電磁波を供給する高周波励起コイル10と、から
なる高周波点灯式の無電極放電ランプAにおいて、上記
細管を覆う保護部材20を設けた。 【作用】始動用細管が保護部材により覆われるから、細
管に外力が直接伝わらなくなり、破損が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電媒体を封入した発
光容器内に外部の励起コイルから高周波電磁波を供給し
て放電発光させるようにした高周波点灯式の無電極放電
ランプおよびこれを用いた照明器具に関する。
光容器内に外部の励起コイルから高周波電磁波を供給し
て放電発光させるようにした高周波点灯式の無電極放電
ランプおよびこれを用いた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ランプ効率が高く、発光量の多い
ランプとして高輝度放電灯、つまり高圧金属蒸気放電灯
が知られている。しかしながら、高圧金属蒸気放電灯は
発光容器の内部に電極を備えた構造をなしており、いわ
ゆる有電極放電灯であるため、電極の封止構造が複雑に
なり、部品点数が増すとともに製造に手間を要し、製品
コストが高くなり、また電極の損耗が原因してランプ寿
命が短くなる等の不具合がある。
ランプとして高輝度放電灯、つまり高圧金属蒸気放電灯
が知られている。しかしながら、高圧金属蒸気放電灯は
発光容器の内部に電極を備えた構造をなしており、いわ
ゆる有電極放電灯であるため、電極の封止構造が複雑に
なり、部品点数が増すとともに製造に手間を要し、製品
コストが高くなり、また電極の損耗が原因してランプ寿
命が短くなる等の不具合がある。
【0003】このようなことから、最近、発光容器にこ
れを取り巻く外部の励起コイルから高周波電磁波を供給
し、この高周波電磁波により発光容器内の発光媒体を高
周波放電させて発光させるようにした無電極放電ランプ
が提案されている。このものは、発光容器の内部に電極
を持たないから、従来の有電極ランプのもつ前記した不
具合が解消され、ランプ寿命が長くなる利点がある。
れを取り巻く外部の励起コイルから高周波電磁波を供給
し、この高周波電磁波により発光容器内の発光媒体を高
周波放電させて発光させるようにした無電極放電ランプ
が提案されている。このものは、発光容器の内部に電極
を持たないから、従来の有電極ランプのもつ前記した不
具合が解消され、ランプ寿命が長くなる利点がある。
【0004】上記無電極放電ランプの構造について、図
6にもとづき説明すると、図中1は外管であり、例えば
石英により構成されており、内部に発光容器2を収容し
てある。発光容器2は、例えば石英ガラスを楕円球また
は球形に形成した中空形状をなしており、内部に発光物
質を封入してある。この発光容器2の一側には、始動用
の細管3が接合されている。この始動用細管3は発光容
器1の内部と連通しないように仕切壁4で区画されてお
り、この細管3内には始動放電を促す希ガス、例えばク
リプトンが封入されている。そして、この細管3の先端
は上記外管1の端部壁を気密に貫通し、外部に導出され
ている。この細管3の導出端部には始動用高周波供給手
段としての始動用電極5が取着されている。
6にもとづき説明すると、図中1は外管であり、例えば
石英により構成されており、内部に発光容器2を収容し
てある。発光容器2は、例えば石英ガラスを楕円球また
は球形に形成した中空形状をなしており、内部に発光物
質を封入してある。この発光容器2の一側には、始動用
の細管3が接合されている。この始動用細管3は発光容
器1の内部と連通しないように仕切壁4で区画されてお
り、この細管3内には始動放電を促す希ガス、例えばク
リプトンが封入されている。そして、この細管3の先端
は上記外管1の端部壁を気密に貫通し、外部に導出され
ている。この細管3の導出端部には始動用高周波供給手
段としての始動用電極5が取着されている。
【0005】このような発光容器2を収容した外管1の
周囲には、この発光容器2の内部に高周波電磁波を供給
して電磁場を形成させる高周波励起コイル10が配置さ
れている。この高周波励起コイル10は、例えば偏平な
2枚の導電プレートを向かい合わせ、電気的に2回巻き
したと同様な構成をなしており、これら偏平プレート1
1、11は放射方向に向けて末拡がり状に配置されてい
る。このような高周波励起コイル10の両端は、高周波
発振回路15に接続されている。
周囲には、この発光容器2の内部に高周波電磁波を供給
して電磁場を形成させる高周波励起コイル10が配置さ
れている。この高周波励起コイル10は、例えば偏平な
2枚の導電プレートを向かい合わせ、電気的に2回巻き
したと同様な構成をなしており、これら偏平プレート1
1、11は放射方向に向けて末拡がり状に配置されてい
る。このような高周波励起コイル10の両端は、高周波
発振回路15に接続されている。
【0006】高周波発振回路15は、例えば商用周波数
を高周波、例えば13.56MHzまたはそれ以上の高
周波に変換する。このような高周波電磁波は励起コイル
10に供給され、これにより発光容器2内には高周波電
磁場を誘起し、この高周波電磁場により発光容器2内に
アーク放電が発生し、よって発光物質を発光させるよう
になっている。
を高周波、例えば13.56MHzまたはそれ以上の高
周波に変換する。このような高周波電磁波は励起コイル
10に供給され、これにより発光容器2内には高周波電
磁場を誘起し、この高周波電磁場により発光容器2内に
アーク放電が発生し、よって発光物質を発光させるよう
になっている。
【0007】また、上記高周波発振回路15は始動回路
16にも接続されており、この始動回路16は上記始動
用電極5に接続されている。ランプを起動する場合は、
始動回路16より始動電極5に始動用高周波電磁波を供
給すると、細管3内で始動用グロー放電が発生する。細
管3内のグロー放電は、高周波励起コイル10により高
周波電磁場を生じている発光容器2内に高周波のアーク
放電を誘起させる。
16にも接続されており、この始動回路16は上記始動
用電極5に接続されている。ランプを起動する場合は、
始動回路16より始動電極5に始動用高周波電磁波を供
給すると、細管3内で始動用グロー放電が発生する。細
管3内のグロー放電は、高周波励起コイル10により高
周波電磁場を生じている発光容器2内に高周波のアーク
放電を誘起させる。
【0008】このアーク放電は発光容器2の内部壁に沿
ってリング形6に発生し、これにより発光容器2に封入
した発光媒体が発光する。したがって、この光が発光容
器2および外管1を通じて外部に放出される。
ってリング形6に発生し、これにより発光容器2に封入
した発光媒体が発光する。したがって、この光が発光容
器2および外管1を通じて外部に放出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無電極放電
ランプにおいては、始動を促すために発光容器2から細
管3を突出させてあり、この細管3は外管1の外部に導
出されている。この細管3は石英などのガラスにより形
成されているので機械的強度が低く、この細管3に直接
何等かの衝撃が加えられると破損し易い。にも拘らず、
従来の場合は、この細管3を器具側に連結して外管1お
よび発光容器2の荷重を支える構造であっため、器具に
衝撃や振動が生じると細管3が破損する心配がある。
ランプにおいては、始動を促すために発光容器2から細
管3を突出させてあり、この細管3は外管1の外部に導
出されている。この細管3は石英などのガラスにより形
成されているので機械的強度が低く、この細管3に直接
何等かの衝撃が加えられると破損し易い。にも拘らず、
従来の場合は、この細管3を器具側に連結して外管1お
よび発光容器2の荷重を支える構造であっため、器具に
衝撃や振動が生じると細管3が破損する心配がある。
【0010】また、細管3は加工ばらつきが大きく、こ
の細管3を介して外管1および発光容器2を器具に連結
した場合に発光容器2の位置が一定せず、励起コイル1
0との対応位置関係がばらついたり、器具に対する取付
け位置が一定しない不具合もある。
の細管3を介して外管1および発光容器2を器具に連結
した場合に発光容器2の位置が一定せず、励起コイル1
0との対応位置関係がばらついたり、器具に対する取付
け位置が一定しない不具合もある。
【0011】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、細管の破損を防止
し、励起コイルや器具に対する取付け位置を高精度に決
めることができる無電極放電ランプおよびこれを用いた
照明器具を提供しようとするものである。
たもので、その目的とするところは、細管の破損を防止
し、励起コイルや器具に対する取付け位置を高精度に決
めることができる無電極放電ランプおよびこれを用いた
照明器具を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、発光
物質を封入した発光容器と、この発光容器に接続され始
動用希ガスを封入した細管と、この細管と電磁気的に結
合された始動用高周波供給手段と、上記発光容器の外周
に周回して配置されこの発光容器に高周波電磁波を供給
する高周波励起コイルと、上記細管を覆う保護部材をと
を設けたことを特徴とする。請求項2の発明は、保護部
材は上記始動用高周波供給手段に接続される外部端子を
有することを特徴とする。請求項3の発明は、保護部材
は、ソケットに係合する係合手段を備えていることを特
徴とする。請求項4の発明は、保護部材に、始動回路部
品を収容したことを特徴とする。
物質を封入した発光容器と、この発光容器に接続され始
動用希ガスを封入した細管と、この細管と電磁気的に結
合された始動用高周波供給手段と、上記発光容器の外周
に周回して配置されこの発光容器に高周波電磁波を供給
する高周波励起コイルと、上記細管を覆う保護部材をと
を設けたことを特徴とする。請求項2の発明は、保護部
材は上記始動用高周波供給手段に接続される外部端子を
有することを特徴とする。請求項3の発明は、保護部材
は、ソケットに係合する係合手段を備えていることを特
徴とする。請求項4の発明は、保護部材に、始動回路部
品を収容したことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、照明器具の本体にソケ
ットを設け、このソケットに上記請求項3に記載の無電
極放電ランプを、上記保護部材の係合手段を介して取付
けたことを特徴とする。
ットを設け、このソケットに上記請求項3に記載の無電
極放電ランプを、上記保護部材の係合手段を介して取付
けたことを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の発明によれば、始動用の細管が保護
部材により覆われるから、細管に何等かの外力が直接伝
わらなくなり、破損が防止される。請求項2の発明によ
れば、保護部材に外部端子を設けたので、始動用高周波
供給手段と外部電源との接続が容易になる。請求項3の
発明によれば、保護部材にソケットと係合する係合手段
を設けたので、器具側にソケットを設ければランプの取
付けが容易になるとともに、位置決めが高精度になる。
請求項4の発明によれば、保護部材に、始動回路部品を
収容したから、外部に余分な部品を必要としない。請求
項5の発明によれば、照明器具にソケットを設け、この
ソケットに上記請求項3に記載の無電極放電ランプを、
上記保護部材の係合手段を介して取付けたので、器具に
対するランプの取付けが容易になるとともに、位置決め
が高精度になる。
部材により覆われるから、細管に何等かの外力が直接伝
わらなくなり、破損が防止される。請求項2の発明によ
れば、保護部材に外部端子を設けたので、始動用高周波
供給手段と外部電源との接続が容易になる。請求項3の
発明によれば、保護部材にソケットと係合する係合手段
を設けたので、器具側にソケットを設ければランプの取
付けが容易になるとともに、位置決めが高精度になる。
請求項4の発明によれば、保護部材に、始動回路部品を
収容したから、外部に余分な部品を必要としない。請求
項5の発明によれば、照明器具にソケットを設け、この
ソケットに上記請求項3に記載の無電極放電ランプを、
上記保護部材の係合手段を介して取付けたので、器具に
対するランプの取付けが容易になるとともに、位置決め
が高精度になる。
【0015】
【実施例】以下本発明について、図1および図2に示す
第1の実施例にもとづき説明する。図において20は細
管3を覆う保護部材であり、本実施例はこの保護部材2
0を設けた点が図6に示す従来構造の場合と異なり、し
たがって従来構造と同一部材であってよいものは同一番
号を付して説明を省略する。すなわち、1は外管、2は
発光容器、3は細管、5は始動用高周波供給手段として
の始動用電極、10は励起コイルである。
第1の実施例にもとづき説明する。図において20は細
管3を覆う保護部材であり、本実施例はこの保護部材2
0を設けた点が図6に示す従来構造の場合と異なり、し
たがって従来構造と同一部材であってよいものは同一番
号を付して説明を省略する。すなわち、1は外管、2は
発光容器、3は細管、5は始動用高周波供給手段として
の始動用電極、10は励起コイルである。
【0016】細管3を覆う上記保護部材20は、例えば
セラミックス製の保護カバー21に係合手段として金属
製の口金22を取付けて構成されている。セラミックス
製の保護カバー21はほぼ円筒形をなし、内部に細管3
を収容するのに充分な大きさを有している。この保護カ
バー21の基端は外管1の外側面に接着剤23を用いて
接合されている。この保護カバー21の周側面には上記
口金22が捩じ込みと接着とを用いて固定されている。
口金22は捩じ込み形(E形)であり、図2に示すソケ
ット30に螺合可能となっている。
セラミックス製の保護カバー21に係合手段として金属
製の口金22を取付けて構成されている。セラミックス
製の保護カバー21はほぼ円筒形をなし、内部に細管3
を収容するのに充分な大きさを有している。この保護カ
バー21の基端は外管1の外側面に接着剤23を用いて
接合されている。この保護カバー21の周側面には上記
口金22が捩じ込みと接着とを用いて固定されている。
口金22は捩じ込み形(E形)であり、図2に示すソケ
ット30に螺合可能となっている。
【0017】保護カバー21の先端には、アイレット端
子などから外部端子24が設けられており、この外部端
子24はリード線25を介して細管3に固定した始動用
電極5に電気的に接続されている。
子などから外部端子24が設けられており、この外部端
子24はリード線25を介して細管3に固定した始動用
電極5に電気的に接続されている。
【0018】上記のような構成の無電極放電ランプA
は、図2に示す照明器具Bに取付けられる。照明器具B
は、例えば筐体31に反射体32を取付けて構成されて
おり、この反射体32または筐体31にソケット30を
取付けてある。ソケット30は、従来のランプを螺合す
る公知の構造のものであってよく、上記保護部材20の
口金22が螺合されるようになっている。このソケット
30には上記保護カバー21の外部端子24が接触する
供給端子33が設けられており、この供給端子33は始
動回路16に接続されている。そして、本実施例の筐体
31には、上記始動回路16および図6に示した高周波
発振回路15が収容されている。
は、図2に示す照明器具Bに取付けられる。照明器具B
は、例えば筐体31に反射体32を取付けて構成されて
おり、この反射体32または筐体31にソケット30を
取付けてある。ソケット30は、従来のランプを螺合す
る公知の構造のものであってよく、上記保護部材20の
口金22が螺合されるようになっている。このソケット
30には上記保護カバー21の外部端子24が接触する
供給端子33が設けられており、この供給端子33は始
動回路16に接続されている。そして、本実施例の筐体
31には、上記始動回路16および図6に示した高周波
発振回路15が収容されている。
【0019】上記の構成による実施例の作用について説
明する。高周波発振回路15から高周波電磁波を発する
と、高周波励起コイル10に伝達されるとともに始動回
路16にも伝達され、この始動回路16はソケット30
の供給端子23から保護部材20の外部電極24および
リード線25を通じて始動用電極5に始動用高周波電磁
波を供給する。これにより細管3内で始動用グロー放電
が発生し、この細管3内のグロー放電は、高周波励起コ
イル10により高周波電磁場を生じている発光容器2内
に、高周波のアーク放電を誘起させる。
明する。高周波発振回路15から高周波電磁波を発する
と、高周波励起コイル10に伝達されるとともに始動回
路16にも伝達され、この始動回路16はソケット30
の供給端子23から保護部材20の外部電極24および
リード線25を通じて始動用電極5に始動用高周波電磁
波を供給する。これにより細管3内で始動用グロー放電
が発生し、この細管3内のグロー放電は、高周波励起コ
イル10により高周波電磁場を生じている発光容器2内
に、高周波のアーク放電を誘起させる。
【0020】このアーク放電は発光容器2の内部壁に沿
ってリング形6に発生し、これにより発光容器2に封入
した発光媒体が発光する。したがって、この光が発光容
器2および外管1を通じて外部に放出される。
ってリング形6に発生し、これにより発光容器2に封入
した発光媒体が発光する。したがって、この光が発光容
器2および外管1を通じて外部に放出される。
【0021】そして、図1に示す無電極放電ランプA
は、外管1から突出した細管3を保護部材20により覆
ってあるから、外力はこの保護部材20で受けることに
なり、細管3に直接外力が加わることがなくなる。よっ
て細管3に応力が生じることがなく、細管3の破損が防
止される。
は、外管1から突出した細管3を保護部材20により覆
ってあるから、外力はこの保護部材20で受けることに
なり、細管3に直接外力が加わることがなくなる。よっ
て細管3に応力が生じることがなく、細管3の破損が防
止される。
【0022】また、上記保護部材20には係合手段とし
て金属製の口金22を取付け、この口金22を照明器具
Bのソケット30に螺合するようにしたから、ランプA
の機械的支持が保護部材20によりなされ、細管3で支
持する場合に比べて支持強度が大きく、信頼性が向上す
る。しかも、口金22とソケット30との係合であれば
反射体32に対するランプAの位置決めを高精度に行う
ことができ、配光特性が一定になるとともに、外管1を
励起コイル10の所定位置に配置することが容易にな
り、コイル10と発光容器2との電磁気的結合のばらつ
きも少なくなる。
て金属製の口金22を取付け、この口金22を照明器具
Bのソケット30に螺合するようにしたから、ランプA
の機械的支持が保護部材20によりなされ、細管3で支
持する場合に比べて支持強度が大きく、信頼性が向上す
る。しかも、口金22とソケット30との係合であれば
反射体32に対するランプAの位置決めを高精度に行う
ことができ、配光特性が一定になるとともに、外管1を
励起コイル10の所定位置に配置することが容易にな
り、コイル10と発光容器2との電磁気的結合のばらつ
きも少なくなる。
【0023】さらに、細管3に取着した始動用電極5
は、保護カバー21に設けた外部端子24に対してリー
ド線25を介して接続されているので、細管3に対して
始動用電極5の位置および電磁気的結合を一定にするこ
とができ、始動特性のばらつきを防止することができ
る。また、金属製の口金22は、高周波のシールド作用
をなす。
は、保護カバー21に設けた外部端子24に対してリー
ド線25を介して接続されているので、細管3に対して
始動用電極5の位置および電磁気的結合を一定にするこ
とができ、始動特性のばらつきを防止することができ
る。また、金属製の口金22は、高周波のシールド作用
をなす。
【0024】なお、本発明は上記実施例に制約されるも
のではない。すなわち、上記実施例の場合、係合手段と
して捩じ込み形口金22を用いた例を示したが、捩じ込
み形口金22に代わって、図3に示すようなスワンベー
ス(バヨネット式)40であってもよい。このスワンベ
ース40は、金属筒体41の側面に係合ピン42、42
を突出したものであり、この係合ピン42、42を図示
しないソケットに機械的に係合させることにより、ラン
プAを器具側に取着するようにしたものである。
のではない。すなわち、上記実施例の場合、係合手段と
して捩じ込み形口金22を用いた例を示したが、捩じ込
み形口金22に代わって、図3に示すようなスワンベー
ス(バヨネット式)40であってもよい。このスワンベ
ース40は、金属筒体41の側面に係合ピン42、42
を突出したものであり、この係合ピン42、42を図示
しないソケットに機械的に係合させることにより、ラン
プAを器具側に取着するようにしたものである。
【0025】また、上記実施例の場合、ランプAは発光
容器2を外管1に収容した2重管構造の例を示したが、
この種の高周波電磁式放電ランプの場合、図4に示すよ
うに、外管1を用いないランプがあり、このような構造
のランプでは、図示のように発光容器2に直接保護部材
20を取付けてもよい。
容器2を外管1に収容した2重管構造の例を示したが、
この種の高周波電磁式放電ランプの場合、図4に示すよ
うに、外管1を用いないランプがあり、このような構造
のランプでは、図示のように発光容器2に直接保護部材
20を取付けてもよい。
【0026】さらに、保護部材20は絶縁体からなる保
護カバ−21に口金22、40を取着した構造に限ら
ず、絶縁体からなる保護カバーのみ、または金属製カバ
ーのみで構成してもよく、これらの場合は絶縁体からな
る保護カバーまたは金属製カバーに直接捩じ込み用ねじ
部を形成してもよい。
護カバ−21に口金22、40を取着した構造に限ら
ず、絶縁体からなる保護カバーのみ、または金属製カバ
ーのみで構成してもよく、これらの場合は絶縁体からな
る保護カバーまたは金属製カバーに直接捩じ込み用ねじ
部を形成してもよい。
【0027】そして、金属製の口金22、40を用いる
場合、この口金が供給端子23を兼用してもよい。さら
に、図2に示す照明器具Bは、筐体31に始動回路16
を収容したが、本発明は、保護部材20に始動回路部品
を収容してもよい。この場合の構成を図5に示す。図5
の(a)図は、始動回路の構成図であり、図5および図
2に示すと同様な高周波発振回路16に、整合用コンデ
ンサ51、52を介して高周波励起コイル10が接合さ
れているとともに、始動用コンデンサ55および始動用
高周波供給手段としての始動用コイル56が接続されて
いる。すなわち、始動用コンデンサ55および始動用コ
イル56は、前述した始動回路16を構成している。図
5の(b)図は、保護部材20に上記始動回路16を組
み込んだ場合の構成を示し、細管3の回りに始動用コイ
ル56を巻回してある。始動用コイル56の一端は、外
部端子24に接続してあり、他端は保護部材20に収容
したコンデンサ電極55aに接続してある。コンデンサ
電極55aは金属製口金22に対し所定絶縁ギャップを
存して対向されており、これらコンデンサ電極55aと
金属製口金22とで始動用コンデンサ55を構成してい
る。そして、図示しないソケットに設けた受け金具に上
記口金22を螺合するようになっており、この受け金具
は高周波発振回路15に電気的に接続されている。
場合、この口金が供給端子23を兼用してもよい。さら
に、図2に示す照明器具Bは、筐体31に始動回路16
を収容したが、本発明は、保護部材20に始動回路部品
を収容してもよい。この場合の構成を図5に示す。図5
の(a)図は、始動回路の構成図であり、図5および図
2に示すと同様な高周波発振回路16に、整合用コンデ
ンサ51、52を介して高周波励起コイル10が接合さ
れているとともに、始動用コンデンサ55および始動用
高周波供給手段としての始動用コイル56が接続されて
いる。すなわち、始動用コンデンサ55および始動用コ
イル56は、前述した始動回路16を構成している。図
5の(b)図は、保護部材20に上記始動回路16を組
み込んだ場合の構成を示し、細管3の回りに始動用コイ
ル56を巻回してある。始動用コイル56の一端は、外
部端子24に接続してあり、他端は保護部材20に収容
したコンデンサ電極55aに接続してある。コンデンサ
電極55aは金属製口金22に対し所定絶縁ギャップを
存して対向されており、これらコンデンサ電極55aと
金属製口金22とで始動用コンデンサ55を構成してい
る。そして、図示しないソケットに設けた受け金具に上
記口金22を螺合するようになっており、この受け金具
は高周波発振回路15に電気的に接続されている。
【0028】したがって、上記の構成は、保護部材20
に始動用コンデンサ55および始動用コイル56からな
る始動回路16が収容された構造になっており、このよ
うにすれば外部に格別な始動回路を設ける必要がなくな
り、照明器具などを小形化できる。
に始動用コンデンサ55および始動用コイル56からな
る始動回路16が収容された構造になっており、このよ
うにすれば外部に格別な始動回路を設ける必要がなくな
り、照明器具などを小形化できる。
【0029】なお、保護部材20に金属製口金を用いず
に絶縁体により構成した場合は、ソケット側にコンデン
サの他方の電極を収容し、保護部材を該ソケットに螺合
した場合に、これら保護部材20内のコンデンサ電極5
5aと、ソケット側のコンデンサ電極とで始動用コンデ
ンサを構成するようにしてもよい。
に絶縁体により構成した場合は、ソケット側にコンデン
サの他方の電極を収容し、保護部材を該ソケットに螺合
した場合に、これら保護部材20内のコンデンサ電極5
5aと、ソケット側のコンデンサ電極とで始動用コンデ
ンサを構成するようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、始動
用細管を保護部材により覆ったので、細管に外力が伝わ
らなくなり、細管の破損が防止される。そして、保護部
材を口金として用いた場合は、この保護部材を通じて発
光容器を器具に取付けることができるので、発光容器を
励起コイルや器具に対して高精度に位置決めして取付け
ることができる。
用細管を保護部材により覆ったので、細管に外力が伝わ
らなくなり、細管の破損が防止される。そして、保護部
材を口金として用いた場合は、この保護部材を通じて発
光容器を器具に取付けることができるので、発光容器を
励起コイルや器具に対して高精度に位置決めして取付け
ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示し、高周波点灯式無
電極放電ランプの断面図。
電極放電ランプの断面図。
【図2】同実施例の無電極放電ランプを照明器具に取付
けた状態の断面図。
けた状態の断面図。
【図3】本発明の第2の実施例を示し、高周波点灯式無
電極放電ランプの断面図。
電極放電ランプの断面図。
【図4】本発明の第3の実施例を示し、高周波点灯式無
電極放電ランプの断面図。
電極放電ランプの断面図。
【図5】本発明の第4の実施例を示し、(a)図は高周
波点灯式無電極放電ランプの点灯回路を示す図、(b)
図はその高周波点灯式無電極放電ランプの断面図。
波点灯式無電極放電ランプの点灯回路を示す図、(b)
図はその高周波点灯式無電極放電ランプの断面図。
【図6】従来の高周波点灯式無電極放電ランプの断面
図。
図。
1…外管 2…発光容器 3…
細管 5…始動用電極 10…高周波励起コイル A…高周波点灯式無電極放電ランプ 15…高周波発振回路 16…始動回路 20…保護部材 21…絶縁性保護カバー 22、40…口金 23…外部端子 B…照明器具 30…ソケット 31…筐体 32
…反射体 55…始動用コンデンサ 56…始動用コイル。
細管 5…始動用電極 10…高周波励起コイル A…高周波点灯式無電極放電ランプ 15…高周波発振回路 16…始動回路 20…保護部材 21…絶縁性保護カバー 22、40…口金 23…外部端子 B…照明器具 30…ソケット 31…筐体 32
…反射体 55…始動用コンデンサ 56…始動用コイル。
Claims (5)
- 【請求項1】 発光物質を封入した発光容器と、 この発光容器に接続され始動用希ガスを封入した細管
と、 この細管と電磁気的に結合された始動用高周波供給手段
と、 上記発光容器の外周に周回して配置されこの発光容器に
高周波電磁波を供給する高周波励起コイルと、 上記細管を覆う保護部材と、を備えたことを特徴とする
無電極放電ランプ。 - 【請求項2】 上記保護部材は上記始動用高周波供給手
段に接続される外部端子を有することを特徴とする請求
項1に記載の無電極放電ランプ。 - 【請求項3】 上記保護部材は、ソケットに係合する係
合手段を備えていることを特徴とする請求項1または請
求項2に記載の無電極放電ランプ。 - 【請求項4】 上記保護部材に、始動回路部品を収容し
たことを特徴とする請求項1または請求項2にに記載の
無電極放電ランプ。 - 【請求項5】 照明器具にソケットを設け、このソケッ
トに上記請求項3に記載の無電極放電ランプを、上記保
護部材の係合手段を介して取付けたことを特徴とする照
明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15691893A JPH0721994A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 無電極放電ランプおよびこれを用いた照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15691893A JPH0721994A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 無電極放電ランプおよびこれを用いた照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721994A true JPH0721994A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15638225
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15691893A Pending JPH0721994A (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 無電極放電ランプおよびこれを用いた照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0721994A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010129199A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | トンネル用照明器具及びそれを用いたトンネル用照明システム |
US8316335B2 (en) | 2010-12-09 | 2012-11-20 | International Business Machines Corporation | Multistage, hybrid synthesis processing facilitating integrated circuit layout |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP15691893A patent/JPH0721994A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010129199A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | トンネル用照明器具及びそれを用いたトンネル用照明システム |
US8316335B2 (en) | 2010-12-09 | 2012-11-20 | International Business Machines Corporation | Multistage, hybrid synthesis processing facilitating integrated circuit layout |
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